2017年03月25日

うふふな物たち

ギャラリーソラノハコでやっていた「うふふな物たち」を見てきた。岡モータースと前川幸市の二人展である。岡モータースはうつわノートで見て以来のファンなので、日本にいる時に展示があったのはラッキーだった。ただ、残念だったのは、この二人展について知ったのがオープニング前日に岡さんのフェイスブックで読んだ時だったということ。さすがに前日に聞いて、翌日に開店突撃はできない。おかげで、僕が行った時はかなりの数の作品が売れてしまっていたようだ。残っていた中ではエビスの缶ビールが良い味を出していたのだが、良く見たらこれも赤丸完売。似たような作品にサントリー(正確にはサントニー)があったのだが、デザイン面でも、造形面でも、エビスには一歩及ばない。売れてしまったものは、売れるべくして売れていた。

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プランBでコウモリを買うという手もあったのだが、

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「これが欲しい」と思った時にそれを買うことができず、プランBで妥協すると碌なことがないのは経験上明らかである。せっかくの作品も、見るたびに「買い損ねたあれが」と思い出してしまい、購入した作品に対しても申し訳なくなる。ということで、コウモリもなかなか良かったのだが、最終的には断念。買うなら、エビスとコウモリをセットでだった。そうすれば、二つとも楽しめたのに。ところでこのコウモリ、複数購入してモビールを作ったら楽しそうだ。

同時に展示されていた前川さんの作品は初めて見たのだが、カモシカが良かった。しかし、後ろ足が浮いているのが個人的にはマイナスポイント。わざと浮かせたのなら問題ないのだが、「焼いたら浮いちゃった」感じだったのだ。僕はこういうところが気になる。あと、この作家さんは、動物たちの目付きをもっと邪悪な感じにしたら良いのに、と思った。また、それとは別に、上の方から見下ろしている猫の置物があって、これは素晴らしく可愛かった。ただ、重い。中にびっしり土が詰まっているのだろう。普通ならその重量感も評価ポイントなんだろうが、米国へ飛行機で運ばなくてはならない僕にとっては、重いことはかなり問題になる。ということで、こちらも購入せず、見るだけにとどめた。

ギャラリーソラノハコ(恵比寿)
2017.3.23thu - 3.29wed
11:00 - 19:00(最終日:17:00まで)/ 会期中無休  
Posted by buu2 at 16:49Comments(0)TrackBack(0)岡モータース

らーめん 恵本将裕

中目黒で知り合いのグループ展があったので、訪問。以下、速報レビュー。

注文:煮干しラーメン チャーシュートッピング

評価:9/AAB

コメント:麺は細めのストレート。スープの絡み、コシとも問題なく、ハンドリングも適切。

スープは魚介系のダシが効いた東京西部系しょうゆ味。脂がやや多めだが、ダシも味付けも濃いので、ちゃんと麺に味が乗ってくる。最近は味のない無化調ラーメンが横行しているが、こういう店の味をきちんと研究するべきだ。食中もわずかに苦味が感じられたし、食後も口の中に苦味が残ったものの、ベースの味が十分に強いので、食べている間は苦味が気になることはなかった。

チャーシューは普通に美味しいレベルで、トッピングしても損はない。

昼間限定の店なので、夜は別の業態の二毛作店なのだろう。この味なら、夜もラーメン屋の方が稼げそうである。  

煉瓦亭

元祖オムライスを食べに煉瓦亭へ。開店時間の少し前に行くと、約15人の行列。今も人気店らしい。

開店と同時に全員入店。僕たちは地下へ案内された。冬季限定、数量限定のカキフライもちょっと気になったのだが、初志貫徹してオムライスを注文。

しばらくしてやってきたのは、オムライスというよりはチャーハン。それも、かなり焼きが緩めの一品。これは初めて見る食べ物である。一口食べてみると、かなり薄口。ケチャップが必須である。顎が弱って噛む力が小さい人には良いかもしれないぐらいの柔らかさ。僕はもっと硬いほうが好き。

まぁ、悪くないけど、これで1500円は、さすが銀座という感じ。一度食べたら十分かな?  

2017年03月24日

インディラ

高島平のあたりって、僕の中では、横浜で言うと中山とか十日市場あたりの「一昔前の開発団地で高齢化が進みつつある街」。八王子ほどではないけれど、これから活気付くというよりは、ゆっくりと衰退していく街という認識だ。そんな街の中にも、たまプラーザのように復活する場所もあるのだが、ここは厳しそう。ともかく、街全体が暗いし、店がコンビニや大規模チェーン店ばかり目に付く。

そんなただでさえパッとしない街の、西台駅と高島平駅の中間という、さらにパッとしない道路沿いにあるのがインディラである。

この手の欧風カレーだと、僕は神田にあるガヴィアルが一番好きなんだが、ルーツを辿ると同じ店に行き着くはずで、業態の特徴として、カレーとは別皿で、ジャガイモにバターを添えて供されるというのがある。面倒臭いので、この店がその系譜の中でどの位置にあるのかは調べないが、結構古そうな見た目である。

店の前には、「平日は20:30で終了することがあります」という内容の貼り紙があったが、その時間を過ぎて新しい客が来ることは滅多にないのだろう。僕が到着したのは20:15ぐらい。先客は一人。店員が二人。

席に着くと水とおしぼりとメニューを渡された。さっと見てチキンカレーを注文すると、今日はチキンは終了とのこと。仕方なく、ビーフの辛口にした。

カレーはそれほど辛くない欧風タイプ。ライスにチーズが混ざっている。行った時間が閉店間際だったせいか、ご飯はちょっとくたびれた感じである。食べ始めて少し時間が経った頃、あのジャガイモが追加された。順番が違うけれど、ラインナップはいつものアレである。ジャガイモはところどころ小さな芽が出ていて、ソラニンが気になる。腹痛になるといけないので、芽の周辺は遠慮なく残した。あと、テーブルにはらっきょうと福神漬けが置いてあったので、いつも通り、らっきょうをたくさん食べた。途中、フロア係のお姉さんが二回、お冷やを継ぎ足してくれた。米国ではこんな気の利いたサービスにはまずお目にかかることがない。チップもないのに、すごいホスピタリティである。

一杯1360円。決して安くはないものの、特に高い気もしない。でも、この立地だと、この価格設定では厳しいかもしれない。

街と同じように、店も少しくたびれていた。もう一度この店に行くかと聞かれれば、答えは多分ノーである。そもそも、この街に、次はいつ来るのだろう。朝霞に拠点がなくなった今、ここに来ることはほとんどない。そんなことを書きながら三田線に乗っていたら、ここまで書いたところで神保町である。欧風カレーのメッカとは電車で一本。やはり、何か繋がりがあるのかもしれない。  

2017年03月23日

あか坂 わいず製麺 速報レビュー

今回の東京ステイは紀尾井レジデンスが拠点になっていたので、せっかくだから赤坂のラーメン屋に行ってみた。以下、速報レビュー。

注文:のりラーメン 麺硬め

評価:6/ABB

コメント:麺はやや太めの平打ち多加水タイプ。スープの絡み、コシともに問題ないが、好みで言えばこのタイプの、粉っぽさが希薄な食感はあまり好きではない。

スープはとんこつ鶏ガラブレンドの濃厚醤油味で、横浜ラーメン(家系)タイプ。横浜系としてはかなり濃厚で、うまく調整していると思うのだが、残念ながらスープの温度が熱すぎる。スープの温度は、濃厚になればなるほど若干低めに設定するのが料理の定石で、残念ながらこの店はその常道から外れていた。ただ、このスープのまま、ただ温度を下げてしまうと、今度はガラから出てくる苦味が気になってくるだろう。

チャーシューはそこそこ美味しかった。横浜ラーメンはまずいチャーシューが代名詞だったものだが、最近は美味しいチャーシューがでてきても違和感がない。  

2017年03月19日

銀一朗最新作

暁斎写 龍の中皿2枚
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暁斎写 海と鷹の中皿2枚
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乾山写 梅の皿5枚組
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乾山写 竹の陶板
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Posted by buu2 at 15:00Comments(0)TrackBack(0)元木屋銀一朗

2017年03月18日

不信 〜彼女が嘘をつく理由

自分でも理由は良く分からないんだけれど、僕は三谷幸喜の脚本・演出とは相性が悪い。そういう作家は何人もいて、鴻上尚史ならあまりにも上から目線の脚本と、何を言っているか分からないアンサンブルが嫌いだし、スーパーエキセントリックシアターなら最後の30分で説教臭くなるのが苦手だし、ファンのファンによるファンのためのお子様ランチ的なキャラメルボックスも好きではない。ちなみにケラは別に嫌いではないのだが、どこが良いのかも良くわからない。三谷幸喜は、面白いところもあると思うのだが、どうも波長が合わない気がする。具体的には、例えば役者との仲良しクラブ的なところが嫌いなのだが、それ以外にも、何かあるに違いない。わからないけど。ともかく、僕にとって三谷作品の打率が低いのは間違いなくて、それは芝居でも、ドラマでも、映画でも同じだ。ギャラクシー街道なんて、年間最悪の一本だった。ただ、役者がどんどん消費されても何の問題もない真田丸は、ある程度楽しめたのだが。

でも、所属事務所が同じということもあってか、遊眠社時代から大好きな段田安則さんと三谷幸喜は手を組むことが多く、必然的に三谷・段田コンビの作品を鑑賞する頻度が高くなる。今日も、そんな理由で三谷作品を観ることになった。

しかし、結論から言えば、本作は予想に反して、なかなか面白かった。三谷幸喜が嫌いと公言して憚らない僕が言っているのだから、作品の質は高いのだろう。「それはあり得ない」という不自然な展開は数箇所あったのだが、それらを除けば、ほとんどの場面で違和感がなかったし、時々見せるブラックなユーモアも良かった。ラストの仕上げも良かった。

弱点は二つで、一つはネタバレ直結なのでここでは書けないが、突拍子もない展開に理由付けがなかったこと。登場人物の突拍子もない行動には、それが必然と感じられるような伏線なり、演出なり、展開なりが必要で、それがないと違和感が強く残ってしまう。もう一つは、演出上のポイントになっているはずの、舞台に常時設置されている6個の椅子が、全くと言って良いくらいに役に立っていなかったことである。道具にこだわって色々と多面的な見せ方をするのは野田地図結成以降の野田秀樹の十八番だが、それを見慣れていると、うーーーーん、と感じてしまう。

あちらこちらに配置したいくつかの伏線を、堂々と登場人物の台詞で回収して行くあたりは好みが分かれるところだろう。僕だと、普段なら「そんなネタバラシをやっちゃうなんて、観る側に失礼だろ。言われなくてもわかっているから!」と思ってしまうところだが、本作ではついつい「あ、なるほど、そういうことですか」と感じてしまった。

役者たちは、みんな上手に動いていた。特に、段田さんは、そこには存在しない「臭い」を見事に表現していて、花粉症で鼻が詰まっていても、あれ?なんか、臭い?という気分になってきた。これによって観客たちは一気に舞台に引き込まれたと思う。

真ん中に舞台、両サイドに観客席という農業少女タイプの舞台設定だったので、あ、こっちからは見え難いな、という場面はいくつもあったのだが、その度に役者が回り込んで反対側にも見せてみたり、演出上の細かい配慮があった。また、向こう側へ向けての声も、小さい箱ゆえ、きちんと届いていた。小さい箱で、4人という少人数のメリットを巧く活用していたと思う。

って、結構褒めてるな。三谷幸喜が嫌いだったんじゃないのか?僕は。

ともあれ、日本に来て最初に観た野田地図の「『足跡姫』〜時代錯誤冬幽霊〜」が全く乗り切れなかったので、向こうに戻る前に楽しめる芝居を観ることができて良かった。

内容は大人向けだったので、若い人には理解できないところもあるかも知れない。40代ぐらいから楽しめそう。4月30日まで、池袋芸術劇場シアターイースト。  
Posted by buu2 at 17:30Comments(0)TrackBack(0)演劇

2017年03月17日

アートフェア東京2017

今年もアートフェア東京に行ってきた。いきなりランボルギーニがかっこいい。





去年より陶磁器の出展が多い気がしたのだが、個人的に面白かったのはむしろ絵だった。2時間ぐらい見て回ったのだが、気になったのは次の3作家。

まずは、卯辰山工芸工房の今井瑠衣子さん。彼女は去年の展示でも注目したんだけど、相変わらず面白い。ガラスと真鍮を使って、革製品の使用感を表現している。








かなり欲しいと思ったんだけど、取り扱いがそこそこデリケートっぽい。本人に聞いてみたところ、故意に壊そうとしない限りは大丈夫のようだったけれど、この大きさの作品を米国まで無事に持って行く自信は持てなかった。技術的にも、アイデア的にも、一通りの完成形に到達しているように見える(というのは、前回観たものからの進化、変化が感じられなかったということでもある)ので、これからどういう進化を遂げて行くのか楽しみだ。

次に気になったのは、サガキケイタさん。一見すると名画のコピーなのだが、近づいてみるとすごいことになっている。






これがビーナスのおっぱい。


いや、これはすごい。すでに有名作家さんなのか、ほとんど完売状態。








この作家さんの作品は一枚欲しい。完売で残念。米国に持っていけないけど。

最後は松島純さん。彼は昔から知っている作家さんだけど、この数年での進化がすごい。写実力がある上に抽象力があって、それを遺憾なく発揮している。


これなんかは馬鹿でかい大作なんだけれど、この大きさで、迷いなくきれいな曲線を描ける技術に驚いた。というか、前から描いていたはずで、僕自身が陶芸を通じて、彼の技術のすごさを発見できるようになったんだと思う。この線は、一本引くだけでも震える。というか、このサイズじゃ、無理。その迫力は、写真では伝わらないかもしれないし、言われなければわからないかもしれないけれど。

こっちは、ミュシャっぽい絵を、完全なオリジナリティで描いている。





残念なのは、これらの作品を米国まで持って行くのが難しいこと。誰か、買ってくれないかな。とりあえず、松島さんにはワシントンDC近郊で開催されているAlexandriaやBethesdaのアートフェスティバルを紹介しておいた。うちに二ヶ月ぐらい住んで、出展しないかな???うちに限らず、彼を支援してくれる人は、DC界隈にもたくさんいそう。そして、彼の絵は、欧米でも正当に理解されると思う。






松島さんは、こんな動画もあった。


若手から骨董まで、雑多なアートが集合していて、なかなか楽しかった。  
Posted by buu2 at 22:30Comments(0)TrackBack(0)美術

2017年03月16日

亀井消化器内科とmineo

一年半ぶりに胃カメラ。いつもの亀井消化器内科。このブログで宣伝したのが4年前くらいか。今は大人気で予約を取るのも大変。今日も、本当は休診日だった。おかげで、近所の薬局はお休み。

こういうことがあると、ブログで宣伝するものどうかと思うよね。同じように、DMM英会話の上手な先生も、ここで紹介していたら予約困難になって、紹介をやめた(笑)。

ラーメン屋とは違うのだよ。

一方で、mineoは多分紹介しても問題ない。僕の格安SIMはmineoです。今なら、下のコードを使うと2000円のamazonギフト券がもらえます。僕ももらえます。ステマじゃない。詳細は下の引用を参照してください。

http://mineo.jp/syokai/?jrp=syokai&kyb=F7W8C9X6G4

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およびそのご紹介元には特典,適用されます。ただしヨドバシカメラ店舗・ヨドバシ.comで販売しているmineoエントリーパッケージを
利用したお申し込みをされた方(ご紹介先)およびそのご紹介元には特典△適用されます。

<契約申込書でのお申し込みの場合>
キャンペーン期間中に、ご紹介元のmineoご利用番号を契約申込書に記載の上、mineo通信サービスをシングルタイプもしくはデュアルタイプで
新たにお申し込みされた方(ご紹介先)およびそのご紹介元には特典,適用されます。ただしヨドバシカメラ店舗でお申し込みをされた方(ご紹介先)
およびそのご紹介元には特典△適用されます。
○ 弊社での課金開始月を1カ月目とし、3カ月目の月末までにメールにて特典をプレゼントいたします。
ただし、ご紹介先の課金開始翌月に入金確認でき、かつ、ご紹介元が利用中である場合に限ります。
○ ご紹介元とご紹介先が同一の場合は、キャンペーンの適用対象外となります。
○ 契約内容通知書の表記は「紹介キャンペーン」となります。

  
Posted by buu2 at 22:09Comments(0)TrackBack(0)日記

2017年03月15日

懐や 速報レビュー

鷺沼に行列店が出現したというので行ってみた。以下、速報レビュー。

注文:特しょうゆ(細麺)

評価:6/BAB

コメント:麺は細めのほぼストレート。コシ、スープの絡みともに問題ないのだが、熟成不足なのか、茹で時間が短すぎるのか、かんすい臭さが気になる。食べているうちに気にならなくなってくるので、茹で時間を長くすれば解決するはずだが、そうすると麺が柔らかくなってしまうので、なかなか悩ましいところだろう。

スープは動物系のダシに適度に魚介を効かせたタイプで、ダシが濃いので、良くある「味の足りないスープ」になっていないところが素晴らしい。ほんとうに、無化調なだけで味の足りないスープを作って満足している店は、こういう味をちゃんと研究した方が良い。

チャーシューはちょっと味が濃すぎる感じだが、ちゃんと美味しい。

平打ち麺も用意されているので、多分そちらの方が高評価になると思う。少なくとも、細麺は特に飲み込む時に、不自然な臭いが残るところがいただけない。

なお、近所のコインパーキングの領収書によれば、11:23入庫、12:12精算だった。行列は僕の前に13人。