2016年05月27日

川端健太郎展 kentaro kawabata solo exhibition

京都の器館で見て以来欲しいなぁと狙っていた川端健太郎さん。そのあと、日本橋のタカシマヤで大きなオブジェを見ていて、手頃なものが出る個展があれば、と狙っていた。ちょうど日本にいるときに六本木のサボア・ヴィーブルで個展が開催とのことだったので初日に行ってきた。

表芸は土を折り重ね、しわを寄せるようにした器。裏芸というか、もう一つの表芸でガラス片を練りこむ技術があって、これが独特な表情を見せる。

これ、いいなぁ、と思う作品がたくさんあって、かなり好み。今回は米国に持っていかなくてはならないことと、あちらでは日本酒を飲まないので、小さめの食器をふたつ買ってみた。

#サボアの方に米国に持っていくことを伝えるととても丁寧かつ頑丈に梱包していただいたので、購入作品の写真は米国に帰国してから紹介します。

川端健太郎展 kentaro kawabata solo exhibition
2016年5月27日〜6月5日
東京都港区六本木 5-17-1 AXIS ビル 3F SAVOIR VIVRE  
Posted by buu2 at 14:30Comments(0)TrackBack(0)川端健太郎

2016年05月26日

山本 茜 截金ガラス展 −斎王の旅−

日本橋タカシマヤではじまった山本茜さんの個展を見てきた。截金(きりかね)ガラスというのがどういう工程で作られているのか全く知らないので、本当の価値はまだ全然わからないのだが、凄いことだけはわかる。そして、写真では何も伝わらないこともわかった。焼き物以上に、現物を見る必要がある。上下、左右、どの方向でも、少しでも見る角度を変えると、作品が見せる表情が全く違うものになってくる。その変化の過程までもが素晴らしく、所有することに大きな意味がある。そのせいか、普通の個展であればお手頃なものから売れていくところ、高いものから売れていったそうである。一番安い酒器で9万円、高い作品は500万円を軽く超えていて、個展に出品されている作品の合計金額は7000万円分ぐらいだっただろうか。そして、個展2日目の午前中で全作品完売である。「今、一番金を稼げる工芸家」という評判は伊達ではなかった。

一度工房見学をしてみたい作家さんである。

それにしても、あれ、保管もちゃんとしないとだよね。曇っちゃったら台無しだよね。  
Posted by buu2 at 16:30Comments(0)TrackBack(0)美術

塩生姜らー麺専門店 マニッシュ

昼だけラーメン屋として営業している二毛作店。食べたのは塩生姜らー麺肉増し。以下、評価。




名称:マニッシュ
種類:塩
場所:神田
注文:塩生姜らー麺肉増し
評価:4/ BB-
2016.5.26.
コメント:麺はやや細めのストレート。ちょっと茹で過ぎな感じが最初からしていたのだが、食べ進むにつれてその傾向は顕著になってきた。細めの麺の扱いになれていない印象。

スープは鶏ベースの塩味で、おろし生姜によって生姜風味を強調している。スープは丁寧に作ってはいるものの、工夫はそれほど感じられず、これなら素直に醤油味で仕上げればよかったのに、と感じた。

チャーシューは鶏肉だったので評価なし。

本業じゃなければこんなものだろうな、という感じ。

店名 塩生姜らー麺専門店 マニッシュ (塩生姜らー麺専門店 MANNISH)
TEL 03-5577-6337
住所 東京都千代田区内神田1-9-10 光正ビル別館 B1F
営業時間 11:00〜15:00
定休日 日曜日  

2016年05月25日

とんかつあさくら

知人から「名古屋には食べログで500位に入るとんかつの名店があるのに、食べたことがないのか」と言われ、「いまどき、食べログとかバカじゃないの?」と言いたかったのだけれど、食べずに批判も出来ないので食べてきた。

食べたのは「選り抜き特上ロースとんかつ定食 2100円」と「選り抜きヒレとんかつ定食 1900円」のふたつ。






















さて、いつもと同じくヒレから食べてみた。すぐに感じるのは肉をちょっと叩きすぎているのではないか、ということ。肉は非常に柔らかく、代わりに水っぽい。叩きすぎたことによって肉の細胞が破壊され、肉汁が出てしまい、旨味が足りなくなってしまった感じがする。あるいは、そもそも肉に旨みが足りないのかもしれない。定食で2000円以下なので、肉の質がそもそもあまり良くない可能性もある。肉の旨みが不足していて、下味も控えめなので、塩だけで食べるのはちょっと厳しい。

衣が面白く、故意に剥がそうとしても剥がれない。接着剤のような衣を利用して、やや細かめなパン粉をまとわせている感じ。このタイプの衣は初めて見たのだが、食感は悪くないし、余計な油も感じられない。ただ、口の中でほぐれてきて広がっていくような感覚は希薄である。

ここでロースも食べてみたが、やはり旨味は不足気味である。ただ、脂がある分ヒレよりも美味しく感じた。




ご飯とキャベツは美味しい。味噌汁と漬物は普通。

名古屋で食べたトンカツの中では今の所トップだが、本に載せるのにはちょっと足りない。食べログで500位以内というのがどの程度のものなのかは知らないが、これより美味しいとんかつ屋は名古屋以外であればかなりの数が存在する。これが500位以内って、所詮は食べログ、という感じである。

店名 とんかつあさくら
TEL 052-896-1732
住所 愛知県名古屋市緑区滝の水1-809 エルパティオ滝ノ水 1F
営業時間 11:00〜14:00(L.O.13:30) 17:00〜21:00(L.O.20:30)
定休日 月曜日・火曜日

  

意匠研の奈良祐希さんの作品が面白い

新里さんの作品を見に行った意匠研だけど、卒業制作の作品が展示されていて、この中で奈良祐希さんという作家さんの作品が面白かった。










かなり綿密に設計された印象を受ける立体作品である。3Dアプリか、3Dプリンターで模型を作ってから粘土をこねているのではないか。計算し尽くされた美を焼き物で作り上げている。新里さんも同じような印象を受けるけれど、こういう、綿密な設計を高い技術によって実物に仕上げるというのがこの研究所のカラーなのだろうか。

他の作品も見手みたい作家さんである。  
Posted by buu2 at 17:30Comments(0)TrackBack(0)陶磁器

新里明士展 多治見市陶磁器意匠研究所

多治見市陶磁器意匠研究所で開催中の新里明士展を見てきた。写真撮影可ということだったので、作品を写真で紹介。































































































































例によって、実物見ないと面白さが伝わりにくい作品たち。写真をみて面白そうだな、と感じたら、意匠研へどうぞ。所内の人が元気良く対応してくれます。

「新里明士展」
期間 5/15〜6/12 #会期中無休
時間 9:00〜17:00  
Posted by buu2 at 17:00Comments(0)TrackBack(0)陶磁器

植葉香澄展 ギャラリー数寄

久しぶりにギャラリー数寄に行ってきた。開催中だったのは植葉香澄展。3万円ぐらいのキメラぐい呑などは時々見ていたのだが、今回は大物。全部で7点ぐらいあっただろうか。許可をもらってそのうちの3つを写真で紹介。










こうしてみると、植葉香澄さんの良さは大きなオブジェでこそ生きてくる感じ。動物と置物としての機能をセンス良く融合させていて、装飾もあいまって独特の個性を発揮している。誰が見ても一発で「あ、植葉香澄さんだ」とわかる作風である。

写真だと一方向からしか見ることができないので、可能なら現地で実物を見てみて欲しい。これらを見ておくと、植葉さんの小品を見る目も変わってくるかもしれない。

植葉香澄展
場所 ギャラリー数寄
2016年5月21日(土)〜 6月5日(日)
午前10:00 〜 午後6:00
#月・火曜日は休廊  
Posted by buu2 at 16:00Comments(0)TrackBack(0)陶磁器

今日の木屋

個人的には日本で一番美味しいと思っているひつまぶし。本日も平常運転。








  

第2回 吉島信広 立体展

吉島さんの個展が松坂屋名古屋店で始まったので、開店ダッシュしてみた。無事、一番乗り。







今回は、これまでずっと使い続けてきた転写をほとんどの作品で使っていないこと。転写は書き直しが効くので一発勝負ではなくなる。作品の完成度を安定させることができるので制作上は大きなメリットがあると思うし、吉島作品のカラーを決める大きな要素でもあったのだが、かなり勇気を持った決断を下したようだ。転写の紋様に代わって作品に纏わされたものは釉薬。こちらは完全に一発勝負だし、焼いてみないとわからないところもあるから、かなりリスキーだと想像する。そのリスクを排除するために、色々なテストを積み重ねたのではないだろうか。

たとえばこの蛇と梟の、梟本体の表現が面白い。










ふわふわとした質感が焼き物で表現されている。

かと思えば、こちらのヤモリでは鱗が表現されている。







そして、ハクタク。










ボディが志野のかいらぎっぽく仕上げてあって、これが非常に良い味を出している。ちょっと残念だったのは展示で、三つ目のはずなのに向こう側にあるもう一つの目が見えない。そのせいで、顔がゆがんでいるように見えてしまう。ぐるっと回り込むことができる形で展示されていれば作品から受ける印象が大きく変わるだろう。

そして、鳳凰。







華やかな色味の釉薬を上手に使って、鳳凰らしさを表現している。重量がかかるはずの尾の部分にすかしを用いているところも焼き物の構造を知り尽くした吉島さんならでは。

原型師として様々な立体の原型を手がけている吉島さんなので、造形の腕は超一流。その造形にどんな服を着させるかが彼の持ち味であり特徴でもあるのだが、そこに偶然性の高い「釉薬」を用いたところが意欲的だった。もちろん、これだけ大きな作品に適用しているので、完成品の背後には大量のテストが積み重ねられているのだろう。

期間 5月25日(水)〜31日(火)
場所 松坂屋名古屋店  
Posted by buu2 at 12:30Comments(0)TrackBack(0)美術

一陽軒




名称:一陽軒
種類:横浜?熊本?
場所:塩釜口
注文:特上黒チャーシュー
評価:6/ ABB
2016.5.24.
コメント:スープは豚骨ベースでやや濃厚。マー油がかかっているので熊本系に見えるが、食べた感じはかつての名店げんこつ屋に近い。ただ、げんこつ屋と違うのは味が足りないこと。ベースのスープがしっかりしているので、その分味も濃くないとバランスが取れない。自分で調整しようとしても添加物入りのおろしニンニクなので調整のしようがない。ここまでこだわるなら、なぜ毎日ニンニクをすり下ろさないのか不思議である。

麺は太めの多加水麺。こちらはなかなかの良品だが、スープの味が薄いので麺の良さが引き立たない。太麺を食べさせるにはやはり濃いめの味付けが必須である。

チャーシューはなかなかの質で、薄味のスープにもマッチしている。しかし、わざわざトッピングするほどのものでもない。

太麺は「誰が調理しても失敗がない」という理由で採用する店が多いのだが、それを使いこなすにはいくつかの課題を解決する必要がある。最大のものは「体積が増える麺をきちんと食べさせるだけの味」を与えることで、この店はそれが足りない。

店名 一陽軒 (イチヨウケン)
TEL 052-802-5525
住所 愛知県名古屋市天白区植田西2-1601
営業時間 11:00〜14:00、19:00〜22:00 (日・祝日)11:00〜14:00、18:00〜21:00
定休日 木曜日