2005年03月04日

こんな奴が代表で良いんですか?江戸川区の皆様

問題の農水大臣、発言を撤回することにしたそうです。以下、Yahoo!のニュースから転載。

島村農相「全頭検査は世界の非常識」発言を撤回

 島村農相は3日午後の参院予算委員会で、BSE(牛海綿状脳症)対策のため日本で実施している牛の全頭検査は「世界の非常識」とした2月25日の衆院予算委員会での発言を撤回した。

 島村農相は、「全頭検査を実施している国は日本しかないという意味で使った」と釈明した上で、「(非常識という)言葉に角が立つのであれば、その言葉を納めることに異議はない」と述べた。

 島村農相の発言については、自民党総合農政調査会の野呂田芳成会長も3日午前、「国がBSE全頭検査基準を見直しても、今後3年間は自治体に全頭検査費用を国が全額助成することになっている。島村農相の発言は政策と矛盾しかねない」などとして、農水省に抗議していた。
(読売新聞) - 3月3日21時58分更新


前回のエントリーで「議事録ないの?」と書きましたが、このままだと議事録から削られちゃうかもしれませんね。ちなみに衆議院の様子は全部ビデオ録画されており、インターネットで公開されています。→ここ

問題のシーンは

ビデオライブラリ→2月25日→予算委員会第六分科会→ 赤羽一嘉(公明党) 10時 31分 32分

でみることができます。以下、ちょこっと文字に起こしてみます。面倒なので、一部省略してますが(^^;(以下追記へ)

#詳細は自分で確認してください(^^;

関連エントリーは下記のとおり。

東京都第16選挙区
牛肉輸入再開について
赤羽(以下A):
アメリカの牛肉輸入再開問題につきまして、それとFTA交渉につきましてこういう大きな二つのテーマにつきましてお話させて、あ、質問させていただきたいとます。

中略

つねに主張してきたのは消費者の観点に立っての農政のあり方といったことを主張してきたつもりでございます。やはりあの、消費者に受け入れられないような農政ということをするということは、やはり根本的に私は間違っているのではないか、と。率直に言いまして、農林水産委員会みたいな場は、これは自民党も公明党も共産党も民主党も恐らく農村選出の議員でございまして、農林水産委員会の決議というものが国会の決議として何回か出てきましたが、私やっぱ率直にですね本当に言ってそうなのかなと違和感を感じるような局面がございました。ここで異議を唱えているわけではございませんが、ま、そんなようなことを思いまして、本当にあの、消費者のサイドにたった視点で・・・

うーーーん、面倒だ。以下、要旨。

大臣の記者会見等々を聞いて、いよいよ新しい時代がくるのかと感じた。3年前と比べて農水省、厚生労働省の答弁は随分変わってきた。
私はBSEの問題を何回も質問してきたが、繰り返しになるかもしれないが、大臣が新しくなったので、また質問させていただく。
このBSEの問題は大変大きな問題だが、食品安全委員会のリスク評価を見ても、BSE対策を講じる前の条件であっても、せいぜい見積もっても1億2000分の0.1から0.9以下である。唐木先生は200兆分の1以下の確率だと言っている。私も各国の状況を見て、冷静に考えれば限りなくゼロに近いと思う。ゼロリスクを追求しても意味はない。すでに日米合意もあり、世の中の多くの人は20月齢以下の牛は全頭検査の対象からはずれるんだと考えていたと思うが、なかなか前に進まない。農水大臣の答弁はあくまでも科学的根拠、安全委員会の最終答申を待っているというものだが、私はすでに神学論争の域に入っていると思う。お互いの学者の面子をかけて、解明されていないところがある限り、ゼロリスクというのはあり得ないと思う。そこをまってやることが本当に正しいのか、極めて疑問に思っている。
平成13年の9月に国内でBSEが発生したときは国内で大変なパニックが起きた。これを鎮めるために全頭検査をやったというのは正しいと思う。しかし、今は全頭検査に科学的根拠があったのかは冷静に問われるべきである。全頭検査のあり方と、SRMの除去について明確に線を引かなかったことがこの3年あまり、問題をこじらせていると感じている。
3年を越えて355万頭を全頭検査をした知見がある。その知見をもとに食品安全委員会が昨年の9月の中間報告で「21ヶ月以上の牛についてはBSEプリオンが存在する可能性があることがわかった、しかしその21ヶ月、23ヶ月という世界でも極めて希な感染牛のプリオンは、他の感染牛の1/500から1/1000だった」と報告があった。
私が問題だと思うのは、その微量なプリオンが食品としてリスクがどのくらいあるのかということである。それは限りなく、天文学的に、極めて低い確率、他の食品では安全の範疇にあるのではないかと強く思っている。
昨年アメリカの農務省が来たときにミーティングしたとき、彼らの主張は「全頭検査はサーベイランスである。安全性の担保ではない。安全の担保はSRMの除去である」といっていた。私はこれが極めて科学的なのではないかと考えた。安全というのはあくまでもセイフティサイエンティフィカリィである。安心というのはセイフティウィズフィーリングだと。ここをごっちゃにしているのが、国内初のパニックだったので、もう3年経ったのだから少し冷静に議論をして、議論はされていると思うので、農政のリーダーシップでことを前に進めるべきではないか。
ちょっと角度を変えて質問したい。BSEが発生しているのは日本とアメリカだけみたいに思っている人がいるが、イギリス、アイルランド、スペイン、フランスでも発生している。こうした国は25国あるが、こうした発生国で牛肉を食することを禁止している国があるのか。全頭検査をしている国があるのか。フランス、ドイツは以前は24ヶ月だったが、現在は30ヶ月にしているが、これはどういう背景があるのか。

厚生労働省戸口食品安全部長(以下T):
一つ目は、各国はBSE発生後、適切なSRM除去の安全策を講じて食している。
他の国の検査がどうかということだが、国内では全頭検査をやっている。米国はサーベイランス目的で検査をやっている。EUはサーベイにあわせて「additional health protection」という形で30ヶ月以上の健康牛と24ヶ月以上のリスク牛について検査を実施している。
三点目の、24ヶ月を30ヶ月に変更した背景はBSE対策を踏まえ、変更していったと考えている。

A:
年間百頭以上発生していながら極めて冷静に、科学的に対応されているんだなと感じる。特にフランスには感じる。それだけ、日本は世界でも類例がないくらい厳しい措置をしている。
一昨年、12月24日にアメリカでBSEが発生したが、それ以前の牛について「なぜ回収しなかったのか」と質問したが、そのときの答弁は「SRMをしていたので、それでリスク低減措置として足りうる。だから回収しなかった」と答弁していますが、今2年経っても間違った発言ではなかったと考えているか。

T:
議員ご指摘の通りです。考えは変わっていません。

A:
これがサイエンティフィカリーな発言だと私は思っている。この判断は正しかった。私は安全と安心をワンフレーズで使うのはおかしいと思っている。
消費者団体の声が大きいというが、消費者団体の声は本当に消費者の声を代表しているのか、大変疑問に思っている。牛丼屋など行ったことがないような上品なご婦人などが発言しており、どうなっているのかと思う。先日、11日に吉野家が一日だけの特売セールをしたが、一日の売り上げが通常の2倍、6時間で売り切れた。こういう状況をどう認識しているのか。消費者の声というが、現実をあまりにも直視していない。危険なものに対して全国各地で行列ができる。男女関係なく行列ができる。そこにリスクを感じていたら行列などできないのではないか。政府の見解はこうした行列をみてどう変化したか。また、ベーカー大使の話には納得している。アメリカは2億人が牛肉を食べている。我々だってアメリカに行けば牛肉を食べる。アメリカに行けば平気で食べるものを、日本に輸入するのは命に大変なリスクがあるように言っていること自体、極めて、一般国民から見ても常識から相当外れている。神学論争になっているのではないかと、この神学論争に委ねて食肉について下駄を預けることが本当に正しいのか疑問である。
私は不当に上質なタンパク源が供給されない状況が続いている、その陰で焼肉屋、牛丼屋、カレー屋などがばたばたつぶれいてるのを見て、黙っていられない。大臣の見解、ご所見をいただきたい。

島村農水大臣:
冒頭から非常に現実的に良く勉強されていると聞いていた。率直に言うと、今みたいな意見がなぜテレビで聞けないのかと、あるいは新聞、週刊誌にどうしてもっと出てこないのかと思っている。いつまで臆病風を吹かせているのかと抗議されたりもする。

中略

国際社会で生きていく常識というのがあると思う。(19:20ぐらい)

中略

世界の人たちの考え方というのも一応参考にしていく必要があると思う。(20:10ぐらい)

中略

アメリカは大変苛立っている。アメリカは「日本は本気で取り組んでいるのか」と考えている。

中略

私は赤羽先生と通じていると思っている。

中略

あの吉野家現象というのは、これが本当の消費者の声だと考えている。(22:15ぐらい)

中略

報道にも行き過ぎがあったのではないか。日本人はこれにすっかり怯えている。全頭検査というのは世界の常識ではなく、非常識の部類ですから、いつまでもこうした姿勢でいることが妥当だとは思っておりません。(22:50ぐらい)

以上。
以下、まだ続きますが問題のシーンまで議事おこししました。

ちなみに「サイエンティフィカリー」を連発する赤羽氏がどういうバックグラウンドなのかと思って略歴を調べてみたら、

東京都生まれ。三井物産勤務を経て平成5年7月、旧兵庫1区より衆議院議員に初当選。慶應義塾大学法学部卒

だそうで。この程度のバックグラウンドの人が「微量なプリオンが食品としてリスクがどのくらいあるのかということである。それは限りなく、天文学的に、極めて低い確率、他の食品では安全の範疇にあるのではないかと強く思っている」などと発言できるのであれば、専門家なんて不要だよ。あんたが論文を書きなさい。サイエンティフィックな、ね。こちらは兵庫2区とのことですが、ま、公明党の人だから放置。

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アメリカは全頭検査しないけど、アメリカ産牛肉買えと日本に圧力をかけてる。 日本がノラリクラリ(?)それを拒否してると、アメリカは「だったら日本製タイヤ買わないよ?」と脅しをかけてきてる模様。 ふざけた国だなあ。
BSE問題【あなたにトラックバック】at 2005年03月04日 15:41
この記事へのコメント
トラックバックありがとうございました。
食べ物なだけに不良品は困りますからね。
どぅなるんでしょうか。
Posted by カマエル at 2005年03月04日 16:58
結局のところ、20月齢がどうのこうのというのが問題なのではなく、米国の畜産業がきちんとした管理をしているかが問題だと思うのですが、どうもそのあたり、わざとごまかしている気がします。
Posted by buu* at 2005年03月04日 17:14
米国の畜産業がきちんとした管理をしていないという可能性は、十分にあると思います。妙な議論に時間を費やしていると、本当に重要なそのあたりの調査がうやむやにされてしまいそうです。

この島村という人は、下町の中小企業の社長というイメージだったのですが、修正の必要はないようですね。

ちなみに現在ほぼ毎日米国牛たべてます...orz
Posted by e- at 2005年03月05日 01:44
 長文の引用ごくろうさま。ともかく日本は時として「非常識」なことをする国家・民族かもしれないが、そのことが「白人だけが人間。あとは猿人もどき」ということになりかけた19〜20世紀的人類の危機を救ったのだ。
 日本の主張・日本の姿勢は正しい。
 未知なるBSEに、最大限の対応は当然だと思います。
Posted by nipponsamurai at 2005年03月05日 04:27
>e-さま

発症しないことを心よりお祈りいたします。

>nipponsamuraiさま

どうするのかを決めているのが、今さら狂牛病になってもどうってことないおじいさん達っていうのもちょっと何だかなぁという感じです。狂牛病なのか、アルツハイマーなのか、区別が難しい・・・
Posted by buu* at 2005年03月06日 23:26
コメントに対する笑える(皮肉じゃなくて)コメント、ありがとうございます。ちなみに、狂牛病は、若年層(20代まで)しか、実は罹らない病気だとも、聞いたことがあります。
ブッシュが小泉にテレホン圧力をかけてきた、という最新ニュースもあり。まだこの問題からは、目が離せませんね。
Posted by nipponsamurai at 2005年03月10日 04:17
若年層だけの病気というのは間違いです。先日BSEで死亡したことが確認された日本人は50代の男性でした。
Posted by buu* at 2005年03月10日 11:54
buu* さま、

『三菱東京UFJ銀行の名称変更をお願いするブログ』の方が
かなりアグレッシブになってきているようですが・・・、

食品安全委員会が、プリオン専門調査会を開き、
出荷するすべての食用牛をBSE検査する「全頭検査」について、
生後20カ月以下の若い牛は対象から外すことで大筋合意した・・・

と報じられている件に関して、何かひと言お願いします・・・
        
           ぶらさがり記者 まーどんな
Posted by まーどんな at 2005年03月12日 00:50
ちょびっと書いてみました。決まってしまった以上、「食べない」しかないですね。

あと、患者が出たら、きちんと責任を追及する、と。サイエンティフィックには責任を追及するのは非常に困難ですが、感情論で責任を追及されても構わない、という覚悟があるでしょうから。政治家にも、専門家にも。
Posted by buu* at 2005年03月12日 01:31