2008年12月13日

ダウン・ツ・ヘヴン

ダウン・ツ・ヘヴン (中公文庫)


スカイクロラシリーズの第3作。

退屈してしまった第1作、途中からガラッと面白くなった第2作だったわけだが、第3作は第2作のスピードの惰性で読ませきってしまった感じ。やや冗長な感じもしてくるのだけれど、主人公の性格設定が非常に魅力的なので、冗長な部分をさくさくっと読み飛ばして先へ、先へと読み進みたくなる。もちろんこういった読み方は作者の本意ではないと思うのだけれど。

評価は☆1つ半。  

Posted by buu2 at 21:27Comments(0)TrackBack(0)読書││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加

2008年12月12日

丸の内

07683020.jpg新丸ビルでランチ。

店の名前、わかんない(笑)。  

まるきゅう

46f3311d.jpgまるきゅうの金曜日ランチ。

ここの鶏そばを食べたのは久しぶりだけれど、味の方は相変わらず素晴らしい。この店は今のところ池袋でベストじゃないか。  

2008年12月11日

チベッタ

CA3B0418 CA3B0419

CA3B0420 CA3B0421

CA3B0423 CA3B0424

CA3B0425 CA3B0426

CA3B0431 CA3B0432

CA3B0433 CA3B0435

イタリアン強化月間(というか、週間)というわけでもないのだけれど、またイタリアン。しかも、今日はがっつり食べて飲んで来ました。場所は八王子。営業に来る機会があって、帰りに寄ってきたのが「チベッタ」。となりの讃岐うどんのお店に半年ほど前、立ち寄っていたのだけれど、今日はうどんではなくイタリアン。お酒を飲むつもりだったからもちろん電車で来てみました。まぁ、八王子って朝霞からも鴨居からも実は結構近いんですよね。

料理のほうはやや量を抑え目にした上品なもの。豪華な飾りつけというよりはかわいらしいタイプ。シェフは豪快な感じなのに出てくる料理が結構繊細なのが面白い。

誕生日のデザートまで出してもらってしまい、大満足。っていうか、料理だけじゃなくて、お酒飲みすぎ。ワインを二本あけたぐらいまでは良かったのだけれど、なぜか「お土産にもらった日本酒です」とか、「とっておきの一本です」とか、次から次へとお酒が出てきて、終電ぎりぎりまで飲みまくってしまいました(^^; 非常にアットホームなお店で、フロアのお姉さんも含め、非常に仲良くなって帰ってきました(笑)。

都心のお店とはまた違った良さがある、というか、八王子という土地柄を上手に活かしたお店でした。こういう店は地元の人たちに愛される店としてやっていって欲しいところ。スキーの帰りとか、八王子を通ることは良くあるので、これからここに寄るのを定番にしようと思う。評価は☆3つ。

店名 リストランテ・チベッタ
TEL 0426-46-7316
住所 東京都八王子市元横山町2-1-14 中島ビル 1F
営業時間 11:30〜15:00 17:30〜23:00
定休日 日曜日  

2008年12月10日

イタリアンダイニング ラルゴ

3de06168.jpg CA3B0413

CA3B0414 CA3B0415

CA3B0416

まぁ、確かにフレンチよりはイタリアンを食べることが多いのだけれど、最近凄くイタリアンの頻度が高い。もともと横浜あたりはフレンチよりもイタリアンの方が名店が多いとは思うのだけれど、別に横浜で食べているわけじゃないのに。まぁ、今はそういう巡り会わせなんだろう。ということで今日は四ツ谷のイタリアン。

お店はテーブルが一杯だったのでカウンターで。そばでタバコを吸っているお客さんがいたのであまり環境は良くなかったけれど仕方なし。はやく飲食店が全面禁煙になれば良いのにと思うのだけれど、日本の民度はまだまだ低いので諦めるしかない。

さて、料理のほうはというと、どれもこれも侮れない。ちょっと量が少な目かな、とは思うのだけれど、料理は大概にしてワインをがぶがぶ飲みなさい、ということかも知れないです。そういうお店だったので、ワインをがぶがぶ飲んで(というほど飲んでないですが)帰ってきました。

評価は☆2つ。

店名 イタリアンダイニング ラルゴ
TEL 03-3351-7498
住所 東京都新宿区四谷1-8-14 四谷一丁目ビル B1F
営業時間 【月〜金】ランチ/11:30〜(L.O.14:00)【月〜木・土】ディナー/17:30〜翌1:00(L.O.23:30)【金・祝前日】ディナー/17:30〜翌4:00(L.O.翌3:00)
定休日 日曜日・祝日・年末年始  

シワが増えた

2e3e6f5f.jpg

いや、なんとなく縦読みしてみただけです。  
Posted by buu2 at 22:33Comments(0)TrackBack(0)日記││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加

俺の空

116f68d1.jpgこの間食べに行ったときはつけ麺を食べてしまったので評価なしだった俺の空。そのうち行かなくちゃと思っていたら意外とすぐにチャンスがあった。というのも、まるきゅうに食べに行ったら行列していたので、こちらに逃げてきた次第。以下、評価。

名称:俺の空
種類:東京とんこつ
場所:池袋
評価:10/AAA
2008.12.10
コメント:麺はやや細めのストレート。腰がしっかりしていてスープの絡みも良い。この手のスープにこの手の麺を合わせるのは意外と多くないのだけれど、九州系の雰囲気を残しつつ上手に東京とんこつに仕上げたという感じで、なかなか良いと思う。

スープはとんこつベースのこってりタイプ。日によってはBに落ちることもあるかもしれないが、特に冬場は安定していい味を出しそうな店である。替玉をしてもそれほどスープが劣化しないのもなかなか。通常、この手の店で替玉をするとどうしても味に調整が必要になるのだけれど、そのままで十分楽しめた。

チャーシューも適度に美味しい。これなら十分満足。

麺、スープ、チャーシュー、全ての要素で「絶品」までいかないものの、非常に高いところでまとまっていると思う。僕はまるきゅうの方が好みなのは間違いないのだけれど、これなら5回このあたりでラーメンを食べる機会があれば1回はここで食べると思う。いや、まるきゅうが行列しているなら、結構な頻度になるかもしれない。つけ麺ではなくラーメンがお勧め。

店名 俺の空 池袋店 (おれのそら【旧店名】我空)
TEL 03-5954-2777
住所 東京都豊島区東池袋1-31-7 原ビル 1F
営業時間 11:00〜19:00
定休日 無休  

2008年12月09日

八千穂高原スキー場

今シーズン二日目のスキーは八千穂高原です。

CA3B0404

初めて来たんですけど、途中、道がこんな風なところもあって、ちょっと不安になります。駐車場はそこそこ大きいけれど、ゲレンデまでのアクセスがやや悪い。ここを持って歩くのかー、面倒だなー、という感じ。でも、車が3台しか止まってません。ダイジョブかな?と思いつつ支度をして、ゲレンデへ。リフト乗り場がまたちょっと登ったところにあって、「アクセスが微妙に悪いな」(苦笑)という感じ。いや、でも文句は言うまい。こんなローカルなスキー場。大事にしないと。

で、リフトに乗ってびっくり。

CA3B0405 CA3B0406

異常にガラガラ。でも、ゲレンデの広さは十分。そして斜度も急すぎず、緩すぎず、結構適度な感じ。これは良い!なんか、リフトに乗っている最中から僕のハートにびんびん響いてくるスキー場です。いやー、これは来て良かった。

CA3B0407

まだリフトは一本しか動いてないんだけれど、このゲレンデ、この客数なら全然オッケーでしょう。これは超快適。この間行った軽井沢に比べると雲泥の差というか、なんというか。

CA3B0408 CA3B0409

19日までリフト代2000円って素晴らしくないですか。いやー、ここ、良い!!

1月〜2月の毎月第2日曜日って、ピンポイントで1月11日と2月8日って書けばいい気もするけれど、そんな些細なことなんて吹っ飛んじゃうようなスキー場でした。  
Posted by buu2 at 18:44Comments(2)TrackBack(0)スキー││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加

燃費

3a3185fc.jpg5110
  
Posted by buu2 at 17:43Comments(0)TrackBack(0)モブログ││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加

2008年12月08日

西村の店

41d539b7.jpg CA3B0397

CA3B0398 CA3B0399

CA3B0400 CA3B0401

CA3B0402 CA3B0403

池袋のジュンク堂の裏にある自称フランス食堂のイタリア料理店。

食べている間、他のお客さんが誰も来なかったところを見ると穴場なんだろうか。まぁ、月曜日だったからかな?

料理はどれもこれも無難に美味しい。ちょっと味付けが濃い気もするのだけれど、ワインがどんどん進むのでそれはそれで悪くない。

ワインも比較的安いと思う。

たっぷり食べて、たっぷり飲んで、あぁ、食べた、食べた、という感じ。評価は☆2つ。

店名 フランス食堂 西村の店 (ニシムラノミセ)
TEL 03-5396-2696
住所 東京都豊島区南池袋2-14-3 池袋東宝ビル 2F
営業時間 11:30〜15:00(L.O.14:00) 18:00〜24:00(L.O.22:30)
定休日 年末年始  

ブログでバイオ 第60回「社長はやっぱり営業力」

第59回で「そろそろポスドク問題の話はやめにして、食品の話でもどうですか」と書いたのだけれど、また人材絡みに戻ります(笑)。

ちょっとその事情を説明しますと、僕は数年前から「知的財産マネジメント研究会」というところに所属していて、そこで何をやっているかって何もやっていなくて、ただMLを受信しているだけなのですが(^^;、このMLには大学関係者やら、企業関係者やら、役人やら、まぁ雑多な人たちが所属しているわけです。

知的財産マネジメント研究会

これをオーガナイズしている隅蔵康一さんとは役人時代からの知り合いで何度も意見交換をしていますし、西村由希子さんには一時期経産省系の委員会に参加してもらい、文科省と経産省の垣根を取り除くことができないものかと(勝手に)画策したこともあります。こちらについては結局経産省の方がしり込みするような形になっておじゃんになりましたが、僕はあんまり文科省に人脈がなかったため(理研を通してならあるんですが)、文科省の役人の懐の深さが垣間見えてなかなか興味深かったりしました(役所単位で経産省がどう、文科省がどう、というよりは、あくまでも個人の問題なんでしょうが)。で、まぁ知的財産マネジメント研究会っていうのがどんなもんかは上記のリンクを見てもらえばと思うわけですが、ボトムアップ形式で何かやっていけないかと考えているお手本のような組織で、個人的には非常に期待しているわけです。で、そこのMLで昨日、レクメドの松本正さんがメールを一本投げたわけです。

#ここでまたちょっと注釈をつけておくと、レクメドの松本さんは、僕が役人としてバイオベンチャーの網羅的調査を始めた一番最初の時点で、町田にある事務所にヒアリングをさせていただいた方で、この分野においては僕なんかよりもずっと大先輩です。当時松本さんに紹介していただいたバイオベンチャーはキャンバスを筆頭に、個性的な会社が多く、色々と勉強させていただきました。

さて、本題。内部的なメールなので松本さんのメールをこちらに転載するわけには行かないのですが、要は、「第1回インターカレッジ・バイオリーダーズっていうのをやるから、みんな応募してくれ」という内容でした。

第1回インターカレッジ・バイオリーダーズ

それで、僕はこのメールを読んで、次のような返事を書いたわけです。

#長いから、かなり端折ります。

僕も実地で色々と人材育成をやってきていますが、机上のトレーニ
ングにしても、バーチャルなトレーニングにしても、どれもこれも実効のないものばかりで、人材が悪いのか、カリキュラムが悪いのか、それとももっと根源的なところが駄目なのか、そこのところが見極められずにいます。

是非お願いしたいのは、このイベントの成果なり、報告なりを包み隠さずディスクローズしていただきたいということです。できれば事業が終わって1年ぐらい経ってからではなく、リアルタイムでどんどん報告してもらえたらと思います。どういう人が集まって、どういうシラバスのもと、どういったことをやって、結果、どうなったのか、可能であればさらに5年ぐらい継続的に追跡調査などもやっていただけたらと思います。

ちなみに僕自身、この手のお金を財務省から取ってきた人間ですが、追跡調査をきちんとやっているとは言えないと思っています。まぁ、報告書はここにあるわけですが。

http://www.meti.go.jp/policy/bio/jinzai/mitubishisoken.pdf

この報告書を今読んでみても、ほとんど役に立ちません。報告書が駄目なんじゃないんです。書かれていることは至極ごもっとも。しかし、それを実現できないんです。少なくともリーダーというのは教育して育成できるものではない、と考えています。どちらかといえば、たくさんいる候補の中から一番筋の良い人材を選び出すような作業だと思います。ということで、個人的には期待はほとんどしていないのですが(笑)、でも、正面から無駄だと断じる気もありません。そこで、是非、きちんとした実のある報告をお願いしたいと思います。僕達のグループはバイオネタで起業シーズをいくつか持っていて、社長人材、幹部人材を常に探しています。もしこのイベントに優秀な人材が参加するようなことがあれば、是非紹介していただきたいと思います。


まぁ、僕が言いたいことはほとんどこの中に織り込まれているわけですが、ストレートに言ってしまえば「リーダーなんて、育成するものじゃなくて、自然に出てくるものなんじゃないの?」ということです。さらに言えば「でも、それが出てきにくい土壌があるだろうから、出てきやすいようにしてやったらどうか」というのも余計なお世話なような気もするなぁ、と思うのです。打たれて出てこなくなってしまうような杭なら、将来も叩かれて駄目になるでしょう、という感じです。しかしまぁ、今はまだ試行錯誤の段階。「そんなの無駄」と否定してしまっては何も生まれませんから、国に多少なりとも予算があるうちに色々やってみるのは決して無駄ではないと思います。

さて、上のメールに対して松本さんは朝早くからお礼のメールを書いてくれたわけですが(これも内部情報なので出せませんが)、その中で「情報はどんどんディスクローズしていくつもり」と書いていました。そこで、MLの中で返事をしても良いのだけれど、折角だからブログでバイオの記事にしちゃおうかな、と思って、勝手にこちらに引っ張り出してみたわけです。ま、そうすればもしかしたら「第1回インターカレッジ・バイオリーダーズ」の宣伝にもなるかもしれないですし。

ここから以後が松本さんの早朝メールに対する返信になります。長くてスイマセン。いや、MLに入っている人には必要がないのですが、このブログを読んでいる人はそういう人ばかりでもないので、一応誤解のないように背景を説明したらこんなにながくなっちゃいました。さて、松本さんのメールによると、「今回のイベントは、その成果を他の大学などでも利用できるような手法の確立も求められている」、とのことでした。

正直に、かつストレートに言ってしまうと、この部分が一番駄目なところだと思います。僕はリーダーの育成というのはマニュアルが作れるようなものではなく、「レクメドの松本だからできる」という質のものだと確信しています。他の大学でも、他の誰でもできるようなことなら、もうとっくに出来ているはずです。それがなぜ出来ないのか、そんなことはみんなわかっているはず。ところが、国の予算が絡むとそういうことになりません。このあたりがトップダウン形式の限界でもあり、いつまで経っても日本の競争力がアップしてこない原因だとも思っています。僕は役所やその周辺でトップダウン形式のやり方を散々やってみて、「これでは駄目だな」と思ったので、そういったやり方を一切辞めてしまいました。では、ボトムアップならいけるのか、ということになるのですが、それはそれでなかなか難しいというのが現状です。

ただ、僕もひとつ勘違いしていたことがあって、それはお金の出所を上に求めていた点です。要は、「企画はボトムアップだが、お金がないからお金は国が出してよ」というものです。これをやっていると、自然に目線が上にばかり向いてしまい、結果としてボトムアップの手段ではなくなり、トップダウンの手先になってしまいます。そういうわけで、今はトップからのお金もあてにせず、純粋にボトムアップでやっていくことを試行錯誤中です。

#もちろんそこに勝手に上からお金が降ってくるのは構わないわけですが(笑)

##あと、お金ではなく、仕組みは利用させてもらったほうが良いと思っています。仕組みとは、大学とか、そういうものです。

さて、そんな状況にあって、僕のこれまでの経験からひとつ言えると思っていることを書かせてもらいますと、それは「社長に必要なのは営業能力である」ということです。リーダーシップとか、専門分野に関する知識とか、株主に対する説明能力とか、人材を育成する能力とか、求められるものは色々あるのかもしれません。でも、何を差し置いても、結局のところどれだけお金を稼げるのか、これに尽きてしまいます。

今まで僕は何人かの社長人材をOJTの形で育成しようと試みました。そして、失敗しています。それぞれのケースで色々なところに問題が発生しました。

振り返ってみると、その中で共通するのは、「社長がまず形から入りたがる」ということです。形とは、「会社のロゴを作る」とか、「名刺を作る」とか、「事務所を設置する」といったことです。実はこうした作業は会社の営業にあたっては全く不要で、それでいてお金さえかければ誰でもできてしまうことだったりします。これをやることによって何ができるかといえば「俺が社長だ」「ここが会社だ」ということをアピールすることです。社長であることが嬉しいわけですね。もちろん、こういう形から入るのも一概に否定は出来ません。スキーをやるにしても、まず一流の道具から揃えるタイプの人というのは少なくないですから。ただ、好ましくないのも間違いないでしょう。何しろ、小さな会社の社長なら、出費を最小限に抑えることが重要になります。

さて、一般論として社長は形から入りたがるわけですが、一方で、何ができないか。もちろん「ビジネスプランを全く作れない」とか、「経理が全くわからない」なんていうこともあったわけですが、これは実は周囲がフォローできます。致命的だったのは、「お金を稼ぐことができなかった」んです。「名刺を作るのは良いけど、そのお金はどうするの?」、「事務所を置いたら固定費が発生するけど、そのお金はどうするの?」というところに対して何の回答も出せなかったわけです。思いつきで一瞬お金を稼ぐことは出来ても、継続してお金を集めることができなければ、会社は早晩つぶれてしまいます。そのときに何が必要なのかって、結局は営業力です。

ものを売るのでも良いし、サービスを提供するのでも良いし、借金をするのでも良いし、資本金を集めてくるのでも良い(いや、本当は良くないですけど。安易な増資ほど会社を迷走させるものはないので。でも、何もないなら仕方ない)わけです。何しろ社長はお金を稼がなくちゃならない。

ところが、研究をやっていたり、学生だったりするとこの能力が決定的に欠落しています。「どうやって食べていくんですか?」ということを自己解決できず、結果として逃げ出さざるを得なくなってしまいます。そして、これまた一般論ですが、多くの日本人は営業が非常に苦手です。

だから、僕は今、経営人材を育てるときは必ず営業から入ることにしています。営業をやってきた人なら無条件でひとつめのハードルを越えているわけですが、そうじゃない人とはまず営業に行きます。

営業ができない人に経営は無理です。これが今の僕のひとつの結論です。逆に言えば、「社長はやっぱり営業力」です。  

2008年12月07日

勇吉の西京焼

cf52a157.JPG鴨居の勇吉で寿司。多分、勇吉で寿司を食べるのは今年最後。

コハダ、サバ、キスなどを〆たものが抜群に美味しいのだけれど、今日は西京焼も食べてみた。これまた美味しい。ひと手間かかっている食べ物が凄く美味しいんだよね。  
Posted by buu2 at 18:37Comments(1)TrackBack(0)グルメー寿司││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加

ナ・バ・テア

ナ・バ・テア (中公文庫)

森博嗣の「ナ・バ・テア」を読んだ。

なぜ読んだかって、スカイ・クロラがイマイチだったのだけれど、「ナ・バ・テアを読んでから評価しろ」とアマゾンの書評にあったからである。これが出版社からのコメントなら当然スルーするわけだけど、そこはウェブ2.0ですから、信用したわけです。650円ぐらいのお金と、数時間の時間を投入してみました。

で、結論。面白かった。スカイ・クロラも読み直してみようと思います。でも、その前に残りの3冊を読んじゃおうと思う。

最初のうちはスカイ・クロラと同じで、「うーーーん、静かで退屈だなぁ」と思って読んでいたんだけれど、途中で「え?」ってことになって、そこからは一気に読めた。

スカイ・クロラから読めという人と、ナ・バ・テアから読めという人がいるみたいで、作者はどちらでも良いと言っているみたいだけれど、僕はスカイ・クロラから読むことを熱烈推奨する。映画(DVD)を見て、スカイ・クロラを読んで、それからナ・バ・テア。このルートでどうぞ。そこに至るまで、人によっては結構な忍耐力を要すると思うのだけれど。僕の場合は映画のスカイ・クロラが楽しめたので、頑張れました。  
Posted by buu2 at 17:12Comments(0)TrackBack(0)読書││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加

博多風龍

2a113bb0.jpg 32115dc3.jpg

渋谷で昼ごはん、ということになって、井の頭線のあたりをぷらぷら歩いていて見つけたお店。ふらっと入ってみた。ここ、昔は博多天神だった?以下、評価。

名称:博多風龍
種類:福岡
場所:渋谷
評価:0/CCC
2008.12.7
コメント:麺は細めの縮れたタイプ。デフォルトで頼むとやややわらかめ。そして臭い。熟成が十分でないとこういう麺になるという典型例。ノーマルでもこれだけ臭いと硬め、あるいはバリとかで頼むともっと臭くなるだろうなぁ、と心配になる。スープの絡みは標準的。

スープはとんこつベースの薄いもの。博多長浜のスープはこんな感じのものが多いのでそれほど驚かないが、うまみがあまりにも欠落していて、食べていて苦痛になってくる。「これはひどい」と思ってまずゴマを追加してみたのだけれど、全然効果がない。続いて旨み汁をちょっと追加してみたのだが、味は濃くなるものの、なんか無理やり味を調整しているような不自然な感じがしてしまい、「これは駄目だ」という感じ。最後の手段で辛子高菜を追加してみたのだが、入れても入れてもあまり辛くなってこない。うーーーん、スープが真っ赤になっちゃたゾ?

チャーシューは九州系の標準的なまずいもの。こんな豚肉どこで見つけて来るんだろう、と不思議になるのだけれど、あるところにはあるんだろう。それを見つけてくるところは立派。きっと安い肉なんだと思う。

はぁ、やっと食べ終わった、と思ったら、「替玉2回まで無料」の文字。全く気が進まなかったのだけれど、こういうサービスを標準で提供しているなら食べざるを得ない。仕方なしに替玉を頼んで食べてみた。今度は麺硬め指定。やっぱり臭い。これだけスープに手を加えれば臭みも気にならないだろうと思ったのだけれど、さにあらず。スープのとんこつ臭さはそれほど気にならないんだけどねぇ。あぁ、またつまらないものを食ってしまった。

店名 博多風龍 渋谷店 (はかたふうりゅう)
住所 東京都渋谷区道玄坂2-8-8  

魚がし 耕ちゃん

今シーズン忘年会第一弾は銀座の海鮮居酒屋で飲み会。

はしご本店の向かいのビルの地下ということで、ラーメン好きには説明のしやすいロケーション。メニューの類が存在せず、「生ビール」「日本酒、冷で」「焼酎、芋をロックで」といった感じで飲み物を頼む。銘柄が何なのかはさっぱりわからない。

そんな感じでお酒を注文すると、今度は食べ物。「今日は何なんでしょう?」と聞いたら、「今日はクエ。築地でも滅多にでない大物だよ。それから天然のとらふぐ」「あとは何があるんですか?」「あとは煮魚とか、刺身とか、あるもの出すけど、今日はクエだよ」とのこと。いったい値段はいくらなんだ、と心配になりつつも、カード使用可能とのことなので、「じゃぁ、あんまり食べたことがないからクエで」と、クエの鍋を注文。

クエが出てくるまでの間にお刺身の盛り合わせを一皿。

で、食べ終わった頃にクエの鍋が出てきました。クエは味が比較的濃い白身魚で、微妙な甘みが上品。確かに鍋は美味しかった。途中、「この肝が美味しいんだよ」と、耕ちゃん(多分)じきじきにしゃぶしゃぶのようにして食べさせてくれた。確かに美味しい。それから胃袋。こちらはきちんと火を通さないと美味しくないらしい。こちらも確かに美味。身にしまりがあって、味が濃くて、なかなか上等な白身魚である。

一通り食べ終わった後の雑炊も味が濃くて「これはうまい」という感じ。卵でとじたりすると勿体ないとのことで、そのまま食べた。

うーーーん、満足。しかし、気になるのは支払いの方。三人で予想したのだけれど、僕の予想は12000円。残りの二人の予想は15000円。そして実際のお支払いはというと3人で53000円。いやー、これは結構なお値段ですね(笑)。で、カードで支払おうとしたら、「明日現金が必要なんで、現金でお願いします」って、そりゃないよ(笑)。僕、手持ちのお金が16000円しかなかったので、友達に2000円借りちゃいました(笑)。

フランス料理、寿司、焼肉、ステーキ以外でこの金額を払ったのは久しぶり。随分前、神田の千両箱で馬鹿飲みしたときですら一人14000だったような記憶がある。ということは、飲み屋で払った支払いでは過去最高ですか(笑)。うーーーーん、鮟鱇鍋でも、トリスキでも、15000円は超えないわけで、そこへ持ってきて18000円というのはさすが銀座価格。いや、クエは高級魚だから、こんなもんなんですかね???

味の評価は☆3つ。でも、滅多に食べにいけない。っていうか、それなりに覚悟が必要。

店名 魚がし 耕ちゃん (ウオガシコウチャン)
TEL 0066-967-271679 (予約専用番号、通話料無料) 03-3569-0357 (お問合せ専用番号)
住所 東京都中央区銀座8-11-9 中銀ビル B1F
営業時間 11:30-13:45、18:00-23:30
定休日 日曜日、祝日

CA3B0388 CA3B0389

CA3B0390 CA3B0391

CA3B0392  

2008年12月06日

馬ん家

e9a4f39a.JPG最近、馬を食べさせる店が増えてきたと思う。何でなのか、理由は良くわからない。馬が余ってるのかな?熊本とか、北海道とかでは割と普通に食べる馬だけど。

で、今日は知り合いの紹介でこの店に来て飲み会。お刺身を中心に、色々試してみた。馬肉というのは臭みもあまりないけど味もあまりない、というあっさりタイプの肉が中心なので、僕みたいに臭いの上等、味が濃いの大歓迎というタイプにはちょっと物足りなく感じることがないわけでもない。馬のホルモンとか、美味しいんだけれど、そっちは臭いせいか、この店でも見当たらなかった。

焼酎も色々と充実していて、なかなか楽しめる。ただし、お金は結構高い。普通に飲んで、普通に食べて、一人1万円程度。油断してじゃんじゃん飲んだら結構「えーー」って感じの価格になっちゃうと思う。コストパフォーマンスを考えると、水道橋の仕事馬の方がちょっと上かな?でも、雰囲気が良いので、デートには使いやすいと思う。このあたり、安居酒屋が多いので、重宝するかも。

総合評価 4
料理 4
サービス 4
雰囲気 4

店名 馬ん家 (BUNKER)
TEL 03-6661-0429
住所 東京都渋谷区恵比寿南1-14-2 タイムゾーンビル2F
営業時間 [月〜土]17:30〜11:30
定休日 日曜日  

マリノスがレッズから6点取っているあいだに

千葉は0−2の後半29分から4点取って逆転したようで。ヴェルディが自動降格、ジュビロが仙台との入れ替え戦だって。  
Posted by buu2 at 16:35Comments(0)TrackBack(0)サッカー││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加

2008年12月05日

ニュース斜め読み

ホンダが来季F1撤退へ 米CNNなど報じる

ありゃ。本当なら残念。FIAも相当迷走しているしね。

波紋呼ぶ橋下大阪府知事の「ケータイ校内禁止令」

学校は勉強の場だからね。携帯禁止でも良いんじゃないの?僕も大学の教壇で学生が携帯メールとかやっているのを見つけたら「外に行ってやれ」って追い出すし。

<酒気帯び運転>一発退場 呼気0.25mgで免許取り消し

まぁ、妥当なところかと。問題は、前日深酒して翌日大丈夫なのか、とか、そういう事態。自分の呼気にどのくらいアルコールが含まれているのか、正確に把握することができないからね。「あぁ、これなら駄目だ」というのがわからないと、きちんとした対策を講ずることができない。僕の場合は翌日スキーとか釣りに行くときは飲まないことにしているけど。

<雇用対策費>2兆円に倍増…一般財源から1兆円 自公合意

いつまで経っても対症療法的なことばかり続けているから、いつまで経っても自立的回復に至らず、米国の動向に右往左往。半年ほど前に格差の話でも触れたけど、有期雇用労働者の権利が弱いんじゃない。無期雇用労働者の権利が強すぎる。でも、無期雇用労働者は「有期雇用にしてくれ」とは言わないし、有期雇用労働者は「無期雇用をやめろ」ではなく、「無期雇用にしてくれ」である。ま、きっとトップダウンではいつまで経っても変わらないでしょうね、この国は。

と言っていたらこんな記事もあるわけですが、

「派遣切るな」2千人 怒りと不安、東京・日比谷

政治の要請も、景気低迷から身を守る経営の論理にのみ込まれた格好だ。


って、当たり前だよなぁ。経営者が会社を守らないでどうする。無期雇用社員は切りにくいから有期雇用で雇うんだし、有期雇用社員に次がないのはこんな状態なら仕方ない。問題なのは、有期雇用にも無期雇用にも有能な人と無能な人がいるわけで、本来は有能な人が残り、無能な人が切られるべき。切られちゃいそうな人は切られないようにスキルアップに励めば良いわけで。ところが今は有能なのか、無能なのかで判断されていない。たまたま就職する時期が氷河期だったという不運な生まれの人はずっと苦労するし、バブルの頃に就職できた人たちはずっと無期雇用労働者として会社に所属していることができる。こうしたところに日本の社会の駄目なところがあるわけで、さっさと無期雇用も有期雇用並みに切りやすくなれば良いのに、と思うのだけれど、あぁ、いつも言っていることは一緒(笑)。

「非正規切り」の失業手当、正社員と同等に 厚労省方針

当面のお金も必要かもしれないけれど、次の仕事が見つかりやすくなるような訓練とかがあっても良い。たとえばうちの会社とか、社員はいつでも募集しているけれど、ワード、エクセル、パワーポイントの基本的な使い方ぐらいはわかってないと困る。UMPCとか、今は凄い安いんだから、こういったものを配ってくれたりすると良いんだけどね。でもまぁ、世間一般でこの手の技術がどの程度要求されているのかは良くわかりませんが。

東京・杉並区割りばし死亡事故 医師を無罪とした高裁判決について、検察側が上告断念

亡くなった子供は可哀想だけれど、医者は神様じゃないからできないことはできないしわからないことはわからない。裁判をやって、その結果医師に過失がないということになったんだから、そのとおりなんでしょう。患者は医者がブラック・ジャックやスーパードクターKやゴッドハンド・輝みたいだと思っているけど、別にそんなことないし。それに大抵の医者は手抜きなどせずベストを尽くしているとも思うのですが。いや、もちろん、裁判をやるのは良いと思います。これまでこうした手段で国民的合意が形成されてきていないのが問題だと思う。積み重ねていけば「こんなもんだ」ということになってくるでしょう。

それとは別に医者不足というのは深刻だと思うのだけれど、お金があるうちに医者の奨学金システムでも作って、誰でもなりたけりゃ医者になれるような環境を整備すれば良い。金持ちの子供だけが私立大学の医学部に行って医者になる、というのは不健全。奨学金貰って医者になったら、20年ぐらいは医者を続けてお金を返す、医者を辞めるならお金を一括して返す、その前に死んじゃったらチャラ、ぐらいのルールにして、どんどん医者を量産する。やりたい人はきっとたくさんいるでしょう。それで、医者はちゃんと評価するし、その評価データはディスクローズする。内部や第三者機関で評価できないなら・・・・って、ここにはビジネスチャンスがありそうだなぁ。ということで、仕事に戻ろう。  
Posted by buu2 at 11:38Comments(0)TrackBack(0)ニュース││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加

2008年12月04日

うえだのあごすけ

e17204a8.JPGうえだの特別メニューシリーズ。今日は「あごすけ」だそうで。あごすけというのは新潟県の上越市にあるラーメン屋。そこのインスパイア(っていうんですか?ぱくり?)ラーメンだそうで。

アゴだし(とびうお)ということで魚臭さを期待していたら、全然魚だしの気配がしない。正統的な鶏白湯という感じのスープだった。でも、良い感じのスープでとても美味しい。やはりラーメンのスープの基本は鶏だよね。

麺はいつもと違って、ソーキソバで使うようなタイプの麺だった。僕は普段のうえだの麺の方がスープにフィットすると思うけれど、まぁこのあたりは好みの範疇かも知れない。

何しろ、お手本があるケースの創作ラーメンは結構良い感じに仕上がるのがこの店の特徴。このメニューも通常メニューに追加されたら結構食べちゃうと思う。  

ハッピーフライト

68cfa413.jpg素晴らしいの一言。最初から最後までANAのプロモーションビデオのよう。ANAの会社説明会に来てしまったのかと思いましたが、明るくなって周囲を見渡したらちゃんと映画館でした。

「裏ではこんな大変な思いをしているんです。だから飛行機がちょっとくらい遅れても文句言わないで下さいね」

と言うANAの思いがひしひしと伝わってきます。

ストーリーとか、ドラマ性などは皆無。飛行機運行マニュアルの映画化ですから、内容は飛行機が出発して、トラブルが発生して戻ってくるだけ。そんなつまらない内容を頑張って見せようと、細かいエピソード・コネタでつないでいるところがすさまじく涙ぐましい。たとえばグランドホステスのエピソードとか、整備士のエピソードとか、本筋に全然絡んでこない。どこかで似たようなものをみたことがあるなーと思ったら、免許証の書き換えのときに警察で見させられるビデオだった。

小学生の社会科見学の代わりにも最適と言う素晴らしい映画です。この映画を見て「私もCAになりたい」と思う子供が増えたらANAもホクホクでしょう。

役者さんでは、操縦席の二人とグランドホステス1名だけはそれなりに存在感があった。でも、彼らにしても、何が言いたいのって、何も伝わってこない。

映画のあおり文句では「コメディ」とか言っているけれど、三谷作品でもイマイチの昨今、日本の映画で笑わせてもらおうなんて贅沢な注文です。3回ぐらい「クスっ」となれれば元は取ったと思わなくてはいけません。

ということで、「飛行機の飛ばし方 初級編」とか、「ANA会社説明会」とか、「あなたも航空業界に就職できる」とか、そういうタイトルなら☆3つ。ただしこれは一応エンターテイメント作品らしいので、☆ゼロ。  
Posted by buu2 at 00:30Comments(0)TrackBack(0)映画2008││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加

2008年12月03日

たかはしのネギトロ丼定食

6c5d1774.JPG一本気が移転してしまってからというもの、朝霞界隈で夜ご飯を食べるときはどこへいったら良いのやら、と思っていたのだけれど、ちょっと前に友達に良い店を紹介してもらった。それがこの「たかはし」。今日はネギトロ丼定食を食べてみた。これで800円。コストパフォーマンスは非常に良いと思うけれど、ネギトロ丼はちょっとイマイチかな。安いなりのネギトロという感じ。これだと評価は☆1つといったところ。

いや、800円でこれだけ食べれたら、量的には十分すぎるんだけどね。  

技術立国日本

ハンバーガーの広告写真には誇大広告と言うか、そもそも存在しないものをバーチャルに作り上げていてけしからんものが多いというのは随分前から指摘しているのだけれど、

↓代表的な事例
マクドに騙される馬鹿 クォーターパウンダー報告編
ファーストキッチンに見る誇大広告の典型
ペッパーチーズダブルビーフ

その一方でたとえばこういうサイトとかを見ると、

衆議院議員 片山さつき 公式Webサイト

技術と言うものは素晴らしいな、と感心する。

文字だけだとさびしいので、ちょっとサイトの一部をキャプって載せておきます。興味を持った方は是非上記リンクからオフィシャルサイトへどうぞ。

katayama  

まるきゅう

bcfb538c.jpg池袋で会議だったので、ちょこっとまるきゅうまでラーメンを食べに行ってみた。と、「裏そば」ということで今日はインド風油そばなんていうのをやっていたので、ふらふらっとこの食券を買ってみた。800円。

油そばといえば油そば。カレーラーメンといえばカレーラーメン。これが結構悪くない。でも、ラーメンの方が美味しいかな。わざわざ食べに行くほどではないけれど、いつも同じのだと飽きちゃう、っていう向きには結構良い感じの変化球だと思う。  

2008年12月02日

中村紀洋選手のFA移籍にあたり

中村紀洋選手(以下、中村)が中日から楽天へFA移籍した。中日の日本一に大きく貢献したのは間違いないのだが、今シーズンを振り返ってみると、チャンスで打てないし、守備はイマイチだし、ちょっと下降線の選手であることも間違いがない。中日はここ数年、主力だった福留がメジャーへ出て行き、生え抜きで若手から育ってきている主軸がほとんどいない中、外から選手を連れてくるのではなく、きちんと若手を育成していかなくてはならない場面に来ている。井端、荒木といった小兵は素晴らしい活躍をしているのだが、主軸になる選手がいない。将来的にはポスト福留を若手の中から育てていかなくてはならないわけだが、しかし、選手は急に育たない。ならば外部からの戦力補強に頼るしかない。そんな転換期を支えたのがウッズであり、中村だった。

もともと、中村は中日で働いているべき選手ではなかった。彼が不本意ながらもセ・リーグにやってきたのは、彼が年俸交渉でもめ、外部に所属球団を求めた際、あるパ・リーグの有力者が、全球団に対して「中村を使わないでくれ」とお達しを出したのがそもそもの始まり(ただし、僕自身がそのお達しを受けたわけではない。あくまでも伝聞情報である)である。実際のところ、どの球団だって、中村は欲しかったわけだ。ただ、球界の有力者とつまらないコンフリクトを発生させてまで取るのはリスクが大きい。そんなムラ社会体質の中では、いつも先陣を切るのが中日である。大分前の中山裕章選手のときもそうだった。「選手個人としては魅力があるが、球団のイメージとか、他球団との兼ね合いでどうなのか」という場面で手を挙げるのはいつも中日である。この体質が良いのか悪いのかは判断が難しいところだが、個人的には実力主義の世界、くだらない人間関係を持ち込むような体質は好きではないし、犯罪を犯したからと言って村八分状態を続けていたら選手は社会復帰の機会を失ってしまう。なので、中村選手(中村選手は別に犯罪を犯したわけではないですよ)に対して手を差し伸べた中日はいつものことをやっただけだし、結果としてある程度の隙間を埋めることに成功したわけだ。

上述のあるパ・リーグ有力者はプロ野球の1リーグ化推進派でもあり、また楽天の加入によるパ・リーグ6球団化にも最後まで難色を示した人物でもあるから、その批判の対象と考えられる楽天が今回中村の獲得に最初に手を挙げたのも当然だし、逆に言えば楽天以外は手をあげるわけにはいかなかったはずだ。また、チーム事情もあって中村の活躍の可能性は中日に比較してはるかに高い。さらに、因縁の相手を直接叩く機会にも恵まれるわけで、プロ野球ファンとしては楽しみが増えるのも間違いがない。

さて、そんな状況でのFA宣言に対して、中日ファンからは「所詮はカネなのか」とか、「恩義はないのか」といった意見がちょろちょろと出ていたようである。野球を続けることができたのは中日のおかげなんだから、滅私奉公しろ、ということなのかもしれないが、こちらに関しては正直「気持ち悪いなぁ」というのが僕の思いである。確かに中村に手を差し伸べたのは間違いがない。そして、それのおかげで中村は野球を続けることができた。ただし、それは「中村がかわいそうだから」ではないはずだ。少なくとも、落合監督はそういう私情に流される人間ではない。あくまでも戦力として魅力があったから、そして、誰も手を挙げないから、獲っただけの話だろう。能力があると思ったから声をかけ、そして、その期待に中村が応えたから使った。そして、きちんと結果を残した。中村だって、別に中日が嫌いなわけはないと思う。逆にできれば中日で選手を続けたかったのではないか。しかし、中日は非常にドライなチームである。能力がなければ使わない。将来性がないならそれなりの使い方をする。立浪だって、ここ数年は代打専門である。中日、落合監督というのはそういうパーソナリティなのだから仕方がない。他球団にもっと活躍ができる場があるのなら、中村はそこへ行くべきだ。そもそも、中村に恩を売りたいのが中日や中日ファンの想いではなかったはず。ドライといえばドライだが、実力の世界なんだから、実力だけで語るべきだ。

サッカーだと、たとえばJリーグなら、資金力があって、よそから選手をどんどん獲ってきて、常に優勝を目指すチーム、生え抜きを中心にして、ときどき優勝に絡んでくるけれど、中位をキープするチーム、J1とJ2を行き来しながら、若手を育て、J2に落ちる際にはJ1に置き土産をおいていくチーム、と、役割分担がはっきりしている。レッズやアントラーズで最初から大活躍するのは非常に難しいが、下位チームで活躍を認められ、そうした名門に移籍するのはいたって普通のことだし、また、そういったチームで活躍していくのが難しくなった選手は徐々に活躍の場を下のほうへ移していくことも珍しくない。あれだけの人気を誇ったカズですらここ数年はJ2の選手で、FWなのにゴールは大して挙げていない。しかし、それでもサッカーを続けているし、存在感はきちんと示しているし、恐らくはサポーターからも愛され続けている。そうした新陳代謝や世代交代、役割分担がサッカーには存在するのだが、どうも野球にはそういったムードが希薄だ。こういう状況の一番の原因は、サッカーには「ワールドカップで優勝する」という選手共通の目標があって、それを目指すためのJリーグ、という基本姿勢があるのだが、野球にはそれがないことだろう。一応WBCなんていう大会を作っては見たものの、それは選手共通の目標にはなりえない。一丸になって何かを目指すわけではないので、結果として選手はチームのために働くし、ファンはチームだけを応援する。さらに、入れ替え戦のような仕組みもなければプロ野球12球団に入れ替えを挑戦する下部組織すら存在しない。既得権を持った組織が経営不振に陥るまで延々と居座っていられる仕組みである。こうした背景もあってか、経営者、選手、ファンの間に密なムラ社会構造が形成されてしまい、出て行く奴はけしからん、みたいな雰囲気になってしまっている。逆に言ってしまえば、そういう雰囲気が好きな人は相変わらず野球ファンで、それが嫌な人はサッカーファン、みたいな状態になってきているのかも知れない。だから、ムラ社会的な野球ファンが今回の中村のFA宣言を見て、「恩知らず」などと思うのは全く以って当然のことなのかも知れない。

しかし、サッカー的な視点、野球界全体を俯瞰して日本の野球のレベルを向上させる、という視点から考えれば、中村のFA宣言は非常に良いことだと思う。中村が守りたいサードには、中日には森野がいる。中村と森野、パンチ力、一発の魅力ということを考えれば中村に分があるが、あと何年働けるのかとか、守備力とか、バッティングの器用さとか、そういったことをトータルに考えれば森野の方が魅力がある。じゃぁ、中村さんは森野の控えでベンチにいてください、ということになれば、中村だって納得がいかないはずだ。レギュラーで活躍できる場があるなら、そちらの方が良いに決まっている。レギュラーで活躍すれば評価も上がり、給料も増える。山崎(FA移籍ではないが)の例を挙げるまでもなく、他球団に行ってそこで活躍するなら、中日にいてベンチでくすぶっているよりずっと良い。大体、中日はそういう峠を越えてしまった選手をいつまでもおいておく球団であるべきではない。カネに任せてよそからじゃかじゃか獲ってくるだけというのもいかがなものかと思うが、もうちょっと生え抜きに軸足を移しても良いはずで、中村の引き取り手がいたことを歓迎すべきだし、中村の宣言を歓迎すべきである。中村と同じような位置には西武から来た和田がいることもあって、中村の居場所はなくなりつつあった。

中日には多くの選手が移籍してきて、そして出て行ったり引退したりしているわけで、出入りが少ない球団では決してない。だから、川上が出て行っても「じゃぁ、行った先で頑張って」と思うし、福留が後半失速すれば「来年こそは頑張って欲しい」と思うわけで、FA宣言したり、移籍したりすると「踏み台にされた」とか、「ファンの気持ちを無視している」とか、「カネでごねやがって」とか言っているのを見ると自分達の球団が何をやっているのかまず良く見てみろ、という気にもなってくる。FAで中日に来た選手だけでも、金村、武田、川崎、谷繁、和田と、5人もいるのである。56例(うち国内移籍39例、数え間違いがなければ)のFA移籍数からみても平均以下ではない。

そして何より、選手はファンの財産ではない。

移籍していく選手についてはそれがどういう形であれ、「今までありがとう。次の場所でも頑張って!」と送り出したいものである。中村の場合、移籍先がセ・リーグの球団ではないから、いつもその活躍を目にすることはできない。しかし、今は交流戦もあるのだ。中日の投手陣と中村の対決は、それはそれで楽しみである。  
Posted by buu2 at 15:46Comments(0)TrackBack(0)プロ野球││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加

2008年12月01日

マクドに騙される馬鹿 クォーターパウンダー報告編

d97fd237.jpg

はいはい。もうこの写真を見てもお分かりですね。全然広告の写真と違う。どこをどうやったらこのせんべい布団二枚重ねのハンバーガーがあの写真になるんだよ。

あの写真↓(「写真は、ダブルクォーターパウンダー・チーズです」って書いてあるけれど、「写真はイメージです」の間違いじゃない(笑)?)
qp_img

パッケージを開けたとたん、貧相なハンバーガーが現れたわけで、その瞬間、また「騙された」と心の中で叫んでしまいました。でもまぁ、マクドナルドですからね、信用するほうが馬鹿。こんなものですよ、世の中。マクドナルドで何かを買うたびに「あぁ、なんて馬鹿なんだろう」といつも反省するわけですが。

それでもまぁ折角490円も払ったんだから、とりあえず食べてみました。うひゃー、まずい、この肉。ぱさぱさじゃん。マクドにしては厚さを出したおかげでパサパサ感が一層アップ。要はさ、肉は一緒なわけ。今までのバーガーと。駄目な肉を使っていれば、薄くたって厚くたってまずいんだけど、厚くしたことによってまずさが引き立つという皮肉な結果。パサパサで肉のうまみがない。で、その乾燥具合をごまかすためにケチャップを大量投入。肉のうまみは全然ないけど、ケチャップの甘みだけは凄い。ついでに言うと、この肉、パサパサの上になんかゴムみたいに硬いんですけど(笑)。これはひどいなぁ。焼き方のせいかなぁ。あ、でも、マクドナルドなら標準的なレベルかも知れません。いや、マクドナルドとしては特別まずいわけではない。マクドナルド品質。って、もうずっとマクドナルドでハンバーガーって食べてないんですけど。最後に食ったのいつだっけ、ってチェックしてみたらもう3年も前だよ(笑)。バンズも特に今までと変わったところはなく、普通にまずいバンズ。

でもまぁ、お店の中を見てみるとほとんどが学生、それも制服を着ている学生なわけで、この程度のハンバーガーでも満足できる客層ではある。大学生だとちょっと厳しいかもしれない。何しろ、クォーターパウンダーなんていう名前にせず、「アカデミック・パッケージ」とかにすればいいのに。

一応、公式サイトのコメントを読んで突っ込んでおこう。

「お肉がボリューミーで・・・・」
どこがボリューミーなんだかと突っ込む前に、ボリューミーって何語だ、馬鹿。

「肉の量が多いですが、油が良い感じ・・・」
油が良い感じって、これが良い感じだったら悪い感じはどこよ。

「チーズがたっぷり入っていて」
チーズバーガーにチーズが入ってなかったら怒るよ。っていうか、チーズが食べたいならチーズバーガー食ってろ。

「肉食べてる感じがします」
焼肉屋にいけ。

「素材ひとつひとつの味がしっかりでていて」
素材って何よ(笑)ケチャップの素材ですか?トマトと、塩と、砂糖と、酢と、あとなんでしょう?すいません、わかりませんでした。

「すごいボリューム感と手ごろな価格でサイコーです」
一生これ食ってろ。

「ポテトもさくさくでした」
単品で十分だろ。

「肉のボリューミィな感じとたまねぎのシャリシャリした感じがうまい具合にあって・・・」
だから、ボリューミィって何語だよ。偉そうにコメントする前に英語勉強しろ。

「食べた瞬間にバーっと肉汁がでてきて・・・・」
バーっと出てきたのは肉汁じゃなくてケチャップでしょ?

「中のたまねぎとかがいい感じで好きです」
たまねぎを食べたいなら別の店に行け。

「お肉がちょっと大きかった・・・・」
普通のを頼め。


そろそろ飽きてきた。

何しろ、これはまずい。これで490円はないだろう。フレッシュネスバーガーの方が10倍ぐらいうまいし、モスバーガーの方がまだうまい。またつまらないものを食ってしまった。  

マクドに騙される馬鹿 クォーターパウンダー予告編

ac7e379d.jpg公式サイトまで作って売り込もうとしているマクドナルドのクォーターパウンダーだけれど、所詮マクドナルドだから、大人が食べるものではないと思う。ないと思うけれど、一応食べてから文句を言おうと思う。いや、食べる前から文句を言うと決めておくのは良くない。何しろ、食べてみよう。

マクドに騙される馬鹿 クォーターパウンダー報告編につづく。  

国民が泣くテレビ関連ニュース

なんか、「篤姫はこれから毎週ひとつは泣き所がある」とかどこかに書いてあったらしいけれど、昨日の篤姫は別に泣く場所がなかった。

でも、篤姫は民放の時代劇に比較すると衣装とか、美術とか、凄いお金がかかっている感じで、やっぱすげぇなぁ、って思う。専門家じゃないから良くわからないけれど、この間日本テレビか何かで大奥関連のドラマをやっていて、その衣装とかと比較すると雲泥の差って言うか、民放の貧乏っぷりがかわいそうになるくらいだった。

で、それはそれでどうでも良いんだけれど、NHK、篤姫では泣かせてくれないけれど、こんなニュースでは泣かせてくれる。

「プロジェクトX」統括のNHKプロデューサー、万引で書類送検へ
「プロジェクトX」プロデューサー、万引き容疑で書類送検へ

なんか、あまりのアホらしさに国民が泣くよ。全員泣く。少なくとも僕は泣いたね。お前、アホかと。「興奮して盗んでしまった」ってなんだそりゃ(笑)。

「興奮して盗んでしまった」
男は言った。
「7000円くらいで捕まりたくない。」
カネを払わずに済ますプロジェクトが始まった。
(田口トモロヲ)

それはそうと、地デジは普及が遅れているらしいけれど、

地デジ低調、現状で世帯普及率50%超ならず

安心しろ。アナログを停波すれば、すぐに目標を達成できるから。

「万が一、(完全移行が)延期となった場合は、国が責任をとって(地方局の経営を)支援するしかない」


って、どんだけ過保護なんだよ。好きでやってるんだしすげぇ給料貰ってるテレビ局、しかも既得権者でやりたい放題のテレビ局をどうして国(=国民)が支援しなくちゃならねぇんだ。鳩山総務相はさっさと辞めたほうが良い。民放だって嫌なら辞めてくれたって全然構わないんだ。やりたい事業者はたくさんあるんだから。もうちょっとなんていうの、放送にも市場原理を働かせて欲しいね。

あ、でも、昨日のたけしの徳光夫とレバーもんたには笑ったけど。  
Posted by buu2 at 15:24Comments(3)TrackBack(0)ニュース││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加

Skix-SNSがミクシィのOpenIDに対応

当社運用のウインタースポーツ専門SNS「Skix SNS」がmixiのOpenIDに対応しました。

mixi
mixi OpenID
Skix SNS
Skix SNSのOpenID入り口

これにより、mixiのIDをお持ちの方なら誰でも面倒な登録手続きなしでSkix SNSをご利用いただけます。

なお、OpenIDを利用して登録された方については、以下の機能がご利用できませんのでご注意ください。

・PCメールアドレス、パスワードの変更
・PCメールアドレスによる各種メール通知サービス

携帯アドレスにつきましては登録可能ですので、メール通知サービスは携帯アドレスをご利用ください。このほかの機能につきましては全て一般会員と同等のサービスを利用することができます。

なお、すでにSkix SNSをご利用中の方につきましては、ミクシィのOpenIDと現在のSkix SNSのIDとの紐付けはできません。  
Posted by buu2 at 03:06Comments(0)TrackBack(0)社長││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加