2009年09月30日

TIIDAのブログがやらかしたでっかいこと

最近はティーダネタと言っても燃費の話だけ(笑)

僕は夏の間はほとんど車に乗らないので、走行距離も伸びず、燃費報告もまばらな状態。

ということで、すっかりご無沙汰のTIIDAカテゴリなんですが、今日は久しぶりに燃費以外で投稿。というのも、TIIDAのブログが、なにやらでっかいことをやらかしたという噂を聞いたから。

で、アクセスしてみたわけですが、本当にでっかいことをやらかしていて、思わず腰を抜かしそうになりました。まぁ、TIIDAオーナーの人も、TIIDAオーナーじゃない人も、とりあえず見てやってください。ポイントは、流し読みしないできちんと読むことかな(笑)。


TIIDA BLOG 5周年を記念してでっかいことをやってみました


で、こうやってブログを書いていて思うのは、「5周年ってことは、今年車検じゃん!!」ということ。TIIDAを売ってしまうことはないと思うので、車検の準備をしておかないとだな・・・・。  

Posted by buu2 at 16:18Comments(0)TrackBack(0)TIIDA││編集

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ブログでバイオ 第65回「博士の就職難に関する今の個人的かつ現実論的考え」

まず最初に書いておくけれど、仕事がらみで精神的に参っている人は以下の文章を読んではだめです。

「キチガイ」という言葉は放送禁止になっているけれど、まことしやかにささやかれているその理由は、

1980年代に回復治療期に、テレビ・ラジオでこの語を聞いた精神障害者がショックを受けることにより、治癒を妨げる恐れが指摘されたことから、指摘を受けた関西の準キー局である毎日放送が使用の自粛を呼びかけた。

(出典:ウィキペディア「きちがい」

といったもの。テレビや新聞などのご立派なメディアが自己規制するのは勝手なのだけれど、その基準に合わせる気は全然なくて、僕はこのブログでも普通に「キチガイ」という言葉を使っている。回復治療期にある精神障害者の方々がどの程度の数いるのか僕は知らないけれど、そういう人はこのブログは読まない方が良い。同じように、仕事に関して悩みを抱えていて参っている人にとっては僕の文章は毒になるのかも知れないので、危ないな、と思うなら、これまたお勧めしない。

さて、ここまでが注意書き。続いて、前書き。

正直、僕はTwitterがそれほど面白いとも思わないし、メディアとしての長足の成長というのも微妙だと思っているのだけれど、情報消費社会の中において情報のハブとしてはそこそこに機能すると思っているし、ある特定の場面ではビジネスユースも可能だと思っている。また、RSSを使ってきっちりフォローし続けるブログと違い、要は電車で隣に座ったサラリーマン二人組の愚痴みたいなもので、聞こえてくれば面白いこともあるけれど、わざわざメモするようなことでもない、そんな情報の塊なので、スルー力さえあれば時間つぶしには格好の素材でもある。僕にとっては、少なくとも、ミクシィなんかよりはずっと使えるツールなので、ミクシィはすっかりアクセス頻度が落ちてしまった。渋谷のハチ公前交差点で信号待ちをしている人たちが何を考えているのかわかっちゃう、みたいなものだから、デスノートの余命が見えちゃうのよりもずっと混沌としているわけだけれど、「今、スペイン坂のスタジオで堀北真希がラジオ生出演しているらしいよ」なんていう情報はあっという間に伝達するわけで、ボーダーがあいまいな緩やかなクラスターの中でのムーブメントみたいなものは結構把握できる。僕はTwitterを始めたばかり(というのは正確ではないか、ずいぶん前(2007年6月(笑))にアカウントだけは取っていた。利用方法が思いつかなかったので、その後長い間放置してあって、まじめに使い始めたのが8月ぐらいから?)なので、適当に知らない人をどんどんフォロー(つぶやきをウォッチしておくリストに入れること)しているのだけれど、中にはリアルな知り合いなどもいて、どうしてもコミュニケーションの密度はそちらの方が高くなる。そんなTwitterをつらつら流し読みしつつ、ちょこっとかわしたやり取りなんかを通じて、博士の就職難については新しく見えてきたものがないわけでもない。ほとんどは以前から書いていることの繰り返しなんだけれど、整理も含め、考えをざっと書いてみる(本当はTwitterで書くべきなのかも知れないけれど、つぶやくにしては長すぎる(笑))。要は、改訂版という奴だ。

以下、理系の博士について。ここからが本論。

もう、僕は博士やポスドクの就職難問題にはあまり興味がないのだけれど、世の中の一握りの人たちはそうでもないみたいで、まだ博士の就職がどうのこうのとやっている。それで、そんな議論を見ていたら、「東大には博士の就職問題なんて存在しない」とか、「東工大には博士の就職問題は存在しない」という話があって、ほらね、という感じである。要は、就職できる、就職できないというのは、博士なのか、博士じゃないのか、というところがポイントなんじゃなくて、そいつが使えるのか、使えないのか、ということ。僕個人としては東大や東工大の博士であっても無条件に評価する気はさらさらないけれど、社会全体では評価するという方向でコンセンサスが形成されているならそれで良し。で、「優秀な博士」は、普通に就職できるわけだ。これは、博士じゃなくても一緒。東大とか東工大の学部卒や院卒はその他の大学に比較して就職しやすいという現実は、必ずあるはず。でね、東大の大学院とかは、学位取得後の就職はそれほど困らないみたいなのに、定員確保には四苦八苦しているらしい。要は、東大の博士は十分な席があり、東大は受け入れたいと思っているにも関わらず、入学するためのハードルを越えられる人が少なくて、定員が確保できないということですよね?ものすごく正論を言えば、博士課程なんてやりたい研究の内容で進学先を選ぶべきだとは思うけれど、就職のことを考えての選択も、まぁ、ありと言えばありなのだろう。というか、日本の社会の一員として生きていくことを考えるなら、将来をきちんと設計した上で進学すべきであって、現在の日本では「研究の内容で進学先を選ぶ」なんていうのは空論だということになる。

そんなことを考えていて書き始めたのがブログでバイオの65回目である。

大学院進学は乱暴に次の4つに分類することができる。

1.やりたい研究テーマで東大の大学院
2.看板を考えて東大の大学院
3.やりたい研究テーマで東大以外の大学院
4.学力がなくて仕方なく東大以外の大学院

2や4が存在することに対して、おそらく社会の受け止め方は2に対しては嫌悪感を表明し、4については仕方ないと考えることが一般的だと思う。正直に言って、2に対して眉をひそめるような人を僕はあまり好きではない。いや、研究者としては2は駄目なんだろうけれど、人生を設計し、そのひとつの道具として「東大院卒」という看板を捉えるなら、そりゃそれでありだよな、と考えるのが僕のスタンス。僕はどちらかというと4のような存在について疑問に思う。やりたいことがあるのに学力が不足して東大に行けないなら、さっさとあきらめてしまった方が良いと思う。

東大がやっていることは、要は優秀だとわかっている人間を連れてきて、普通に教育して、社会に出しているだけ。これは、普通に考えれば当たり前のこと。難しいのは、「大して優秀じゃない奴をきちんと教育して社会に出すこと」だ。でも、東大の大学院はそういう能力(人的にも、カリキュラム的にも)がないから、優秀な人間しか取らない。このあたり、東大も「教育能力」という面ではまだまだ能力不足なのだろう。本当に「日本一の大学」と称するなら、色々人を連れてきて、凄い人間に教育してみろと思う(笑)。でも、やっぱ、難しいものは難しいよなぁ。それはもちろん僕もわかっている。能力はあるのだけれど、ちょっとしたハードルが越えられずに困っている人に、ちょこっと手助けして大きく飛躍させる、これは比較的簡単で、成果も出やすく、教える側の自己満足も得られる作業なので、僕なんかも大好きだ。一方、全然能力的に足りない人を、手取り足取りして一から教育して、最終的に一人前に仕立てることのなんと大変なことか。僕もできればそういう作業はやりたくない。

ちょっと話がそれたので戻すけれど、4つのパターンの中で、正直、困るのは3の存在。一般論的に言えばこのクラスターが一番まっとうなクラスターではある。でも、このクラスターは失業博士になる可能性が4同様非常に高いわけだ。「研究が好きなんです」という理由で進学するのはもちろん構わないし、ある意味理想的でもあるのだけれど、理想で飯は食えないという現実もある。お金持ちなら趣味で研究を続けるのも良いだろう。ただ、日本の社会で生きていくのは非常に難しい。研究で食っていこうと思うなら、現状では3は避けた方が良い。また、その現状はそう簡単には変わらない。ストレートに言えば、能力が高い人間が就職しやすいのは間違いがない。また、能力を見分けるための「人間のラベル」として、日本人は学歴を重視する。この傾向はアカデミアに近くなれば近くなるほど強くなると思う。たとえばうちの会社などは履歴書すら要求しないし、学歴などは何の参考にもしないが、大学の先生になるとかいうと当然のごとく履歴書を要求してくる。だから、将来苦労したくないならやりたい研究より東大というラベルが重要だ。世の中には「やりたいことがあるなら、それができる大学に行け」という人が大勢いそうだけれど、そういう人たちは将来仕事がなくなったときに仕事の面倒を見てくれるわけではない。無責任に理想論を提示しているだけだ。理想論は述べるのも聞くのも気持ちが良いのだが、それを唱え続けるだけで幸せになれると思ったら大間違いである。

ところで、人の能力というのはかなりの部分までが、相当に子供の頃に決まってしまっているような気もする。小学生のときに成績が良ければ、良い私立中学に入れる。良い私立中学は高校もエスカレーターで、東大、京大といった一流大学にも入れる可能性が高くなる。東大に行けば、東大卒という看板がもらえて、就職にも困らない。ちょっと外れてしまっているところからこのレールに乗るのは、かなり大変だと思う。少なくとも、最初からレールの上にいた方がずっと楽だ。

ただ、ひとつ例外があって、それは大学院からの東大デビュー。東工大、早大、理科大といった超一流じゃない大学を卒業してから大学院で東大に行く手段で、学歴ロンダリングとも言われる。でも、これだってどんどんやれば良い話。東大に入ろうと思えば、大学から入るより大学院から入る方が楽だというのなら、それで良いじゃないか。僕は東工大で学部から大学院に進学したけれど、研究室には理科大からの大学院生が相当数いた。また、東大からの大学院生も相当数いた。彼らは別にどちらが優秀というわけでもなく、一律にみんなそれなりに優秀だったと思う。一番見劣りしたのが僕も含めた内部の人間だった気もしないではない。何しろ、人生は長いのだから、大学受験という非常に短い期間に行われる単発的なイベントでその後の人生が完璧に決まってしまう必要はないはずだ。実際、日本社会はある程度まで最終学歴で見てくれるところがあるのだと思う(実際は最終学歴じゃなくて、大学入学実績で見ているところが多いかも知れない(笑))。だから、大学院から東大デビューというのはお勧めの作戦でもある。

東大は定員に足りてないらしいから、博士になって活躍したい人は、みんな東大に行けば良い。簡単な話だ。東大の博士なら食いっぱぐれる心配もないらしい(ただし、Twitterで聞いたレベルだから、本当かどうかは知らない。ま、中には就職できずに困っている人もいるかも知れない。でも、多分それはマイノリティっぽい)。将来失業したり、就職で困ったりしたくないなら、悪いことを言わないから、東大に行っておけ、と、そういうこと。東大の博士課程の定員がどのくらいなのか知らないけれど、ま、1500人ぐらい?石を投げれば理一に当たるとか言われていた僕の時代でも理一だけで1000人定員があったんだから、このくらいはあると思うのだけれど、何しろ、現状定員割れしているなら、どんどん東大行けば良い。それで、「いやー、学力がなくて、東大はちょっと」という感じの人は、将来、就職で苦労するのは当たり前ってこと。そういう人は、博士課程なんか行かずに、さっさと就職すれば良い。能力ないのに無駄に時間を費やして、博士なんていう何の役にも立たない看板を手に入れても全くの逆効果。みんなが東大に行って、東大にいけない人は就職ってことになると、地方の大学が困るって?そんなの知ったことではない。

ここからはちょっと学生サイドじゃなくて大学サイドの話だけれど、「就職は難しいけれど、人は欲しい」って、それは教育の対象として学生を見ているんじゃなくて、労働力として見ているってこと。地方の大学は、「どうしてうちの学生たちは就職で苦労するんだろう」って、真剣に考えるべき。でも、簡単に思いつく解決策はある。それは、「入試を難しくしろ。定員割れでも何でも良いから、とにかく難易度を上げろ」という回答。少なくとも東大並みに難易度を上げれば、社会の評価は必ず高くなる。ただ、そういう学生のレベルに見合っただけの研究環境を提供できるのか、という問題はある。あ、あと、本当に合格者がゼロになってしまう可能性は非常に高い。でも、仕方なし。「そんなことできるわけない」という意見も当然出てくるだろうが、「それなら、大学が必死に努力して自分の大学の博士たちが就職に困らないようにしろ」ということになる。博士の就職難というのは、当然ながら大学にも責任はあるのだ。念のために書いておくけれど、努力とは、就職の世話をすることではない。「民間企業が採用したくなるような人材に育てる」努力である。

さて、大学の立場からの話は適当に終わらせて、再び大学院生の話。将来の人生設計を考えつつ、大学院への進学を考えるなら、選択肢は次の2つしかない(かなり乱暴なのは承知の上)。

1.やりたい研究テーマで東大の大学院
2.看板を考えて東大の大学院

ちなみに人生設計を考えない選択肢としては、こんなのもある。

3.モラトリアム、あるいは趣味、遊びとして大学院に進学(ただし、もちろん就職は難しくなる)

そして、どれも無理、という場合は4つめ。

4.それ以外はないから、研究職はあきらめる

注釈:実際には東大だけじゃなくて、京大、阪大、九大、東工大あたりも該当するのかも知れないけれど、ボーダーがどこにあるのかは、僕は専門家じゃないので知らない。

社会は、生産できる人間、付加価値を作り出せる人間を必要としているわけで、それは研究分野でも一緒。それができないなら、研究分野は難しいってことで、さっさとあきらめないと。

こういう話をしていると、「それじゃぁ、すそ野が育たない」とか言い出す人がいるのだけれど、そういう人たちが失業した博士の面倒を見てくれるわけじゃない。その人たちは、「この可哀想な人たちを何とかしてください」とかお願いするだけ。頑張っても、せいぜい国にお願いするレベル。でも、この国にはもっと可哀想な人たちが山ほどいる。

それでも、「死屍累々の脱落博士達の向こうにこそ科学の発展はある。だから、そういう失業博士が生じてしまうのは我々が支払うべきコストだ」という考え方もあるとは思う。ただ、今の日本ではまだそういうコンセンサスは形成されてない。どちらかといえば、社会的なコンセンサスは「裾野は広い方が望ましい、ただし、予算に限りがあるから、大学院の入り口は狭く」だと思う。そうした中、文科省が「ポスドク1万人」とか言い出したのは確かにおかしいのだけれど、上にも書いたように、博士という看板を背負った人の人数が多いのが問題ではなく、博士という看板を背負った人たちの付加価値生産者としてのレベルが低いことが問題なのだ。それは教育の質の問題かも知れず、よくよく検討する必要はあるのだけれど、目の前にいる失業博士達については「もう仕方ないですね。食っていくために何かしないとね。あなた、何ができるの?」ということになる。少なくとも、試験管やピペットマンを持つような仕事はあきらめた方が良い。それから、東大以外の大学院に行くということは、そういう失業博士生産のレールに乗っているという意味でもある。これから進学する人たちは当然そのことを理解したうえで進学すべきだ。結局のところ、日本においては東大以外の大学院は、一部のエリート研究者を生産する過程の中でこぼれ落ちた人たちを一時的にプールしておくだけの存在、ということである。問題は先送りされ、重症化するだけなので、可能ならさっさとレールを降りた方が良い。

前にもこのブログで書いたけれど、大学としては学生がいた方が収入が増える。教授とすれば労働力が多いに越したことはない。文科省も予算が取りやすくなる。学生は好きな研究ができる。誰も損しないんだから、この中には「博士を量産しましょう」という考えにストップをかける人はいない。それから、もともとのところで、ポスドク1万人計画とか言ったって、1万人全員が使えるなんて、文科省だって思ってない。文科省、および研究のリーダーの考え方は、それだけいれば、使える奴も増えるはず、というだけのこと。使えない奴をどうするかなんていうのは、その存在自体は認識しているものの、処遇については念頭にない。人数増やせば、どうしたって使える奴よりも使えない奴の方が増えるのは当たり前。だって、基本は正規分布なんだもの。上のほうを切り出せば、使える奴が1人増えるなら、使えない奴は3人、4人増える。公言しなくたって、そのくらいのことは誰でもわかる。そうまでしても、優秀な人間を確保したかったということで、まぁ、それはそれで良いんじゃないかと思う(好き嫌いは別にして)。問題は使える奴1人を生み出すために生産されてしまった数名の使えない奴ということになる。文科省的な考えは、世の中は人材不足だから、働く場所はいろいろある、というぼんやりとしたものだったのかも知れない。中の人じゃないからわからないけれど。まぁ、実際のところ、今の社会には仕事はたくさんある。僕の会社でも人材は絶賛募集中だ。ただ、研究とは無縁なだけ。そりゃ、能力がないと判断されちゃったら仕方がない。研究で飯を食っていくのは絶望的だろう。以前ならともかく、今は「優秀な研究者をどんどん輩出しましょう」という政策方針なんだから、あとからあとから優秀な奴が出てきて、いつまで経っても優秀じゃない人間のスペースは生まれない。それでもどうしても研究がしたいなら、あとはもう自分で会社を作って、自分で何とかするぐらいしかないだろう。実際にそうやって会社を作った人だっているわけだし、ドクター中松なんていうのもそういう種類の人なんじゃないだろうか。詳しくは知らないけれど。

野球だけやって生きていきたい、マージャンだけやって生きていきたい、将棋だけやって生きていきたい、ラーメン食べるだけで生きていきたい、どれもこれも僕の周りにいた人たちだけれど、研究をやって生きていきたいというのもそれと全く同じレベルの話。それで生きていける人ももちろん存在するけれど、そんなの国が保障するものでもないし、それが実現しなかったからと言って誰かが面倒を見てくれるわけでもない。結局は、その人の能力次第。

ところで、中盤でちょっと触れた個人の能力について。みんなあんまり口に出さないけれど、人間の能力というのは生まれつき決まっていることってかなりあって、もちろん努力をすれば生まれつきの部分はかなりのところまでカバーできるものの、同じ努力をした場合にはやはり到達点はどうしたって違うと思う。また、同じ到達点に行くために必要な努力の量というのも、人によって違うし、その違いは生まれつきの部分がかなりあると思う。人の能力を大雑把に分けてみるとたとえば下のようになるかと思うのだけれど、その多くは子供のときに規定されてしまっているケースが多いと思う。

頭の良し悪し
ベースになるのは並行処理能力。複数の作業を同時並行でできる人は、能力の分配を適切にできる。これがいわゆる「頭の良い人」。

物覚えの良し悪し
基本的な要領の良さ。同時に過去の経験の応用力も反映される。新しい作業にあたったとき、それをすぐに身に着けること、および、過去の経験で身に着けている能力を引き出しから引っ張り出してきて、応用する。

努力できるかどうか
そのまま。性格的な問題なので、3歳ぐらいまでに決まるのかも。生まれつきの部分も少なくないはず。ただ、「飽きっぽい」というのは「固執しない」ということでもあり、どちらが良いかというのは微妙。

記憶力の良し悪し
そのまま。文系、語学系に影響力大。理系でも化学、生物などは影響を受ける。「好奇心」が記憶力に影響を及ぼすこともあり、また子供の頃のトレーニングも効果がある可能性あり。

語学力の有無
比較的基本的能力だが、幼少時に教育を受けているかどうかによって影響大。

計算能力
先天的なのか、後天的なのか、不明。ただ、そろばんやインドの子供の計算力などからも明らかなように、トレーニングでかなりのところまで到達できる。

論理的思考力
将棋などを見ていると子供の頃からのトレーニングでレベルアップ可能。しかし、大勢の将棋の棋士を見ていると、トレーニングで到達できる場所には限界がある。

調整能力の有無(微妙な手加減とか)
物覚えの良し悪しと重複する部分あり。脳みそが命令したとおりに指先や体を動かせるかどうか。「器用」「不器用」という言葉で表現される。

運動能力
ホルモンの影響が大きいか?人種間でも大きいが、どれもこれも生まれつき。ただ、その生まれつきの能力を活かすためには当然トレーニングが必要。


「人間は努力次第」という言葉は良く聞くけれど、「能力なんて、ほとんど生まれつきか、子供のときに決まっている」という話はあまり聞かない。なぜこういうことをみんな大っぴらに言わないかって、そりゃ、言ったところでどうにもならないから。「そりゃぁ、生まれつきだよ」で済ませたら、何の生産性もない。それよりは、「努力すればなんとかなる」の方が、ずっと生産的。そういうわけで、99%の汗なんていう話がいきわたる。それで、当然努力したって駄目なケースは多々あるわけだけれど、そういう場面になったとき、米国人は「運がなかったね」となる。一方で、日本人は「努力が足りないからだ」となってしまう。実際、努力が足りないケースも多々あるとは思うのだけれど、精神論じゃどうにも越えられないものもあるわけで、「運がなかったとあきらめなさい」という考え方も多くの場面で必要だと思う。今の時代は、「駄目なものは駄目。あきらめたらそこでおしまいだから、気力が続くならしがみつきなさい。でも、あきらめるのももちろんあり。能力的に足りない部分は、努力だけじゃどうにもならないところもある。自分でできる範囲で頑張って、駄目なら別の生き方をしたらどうですか?」の方が良い気もする。涓滴岩を穿つなんて頑張らせるから、うつ病になっちゃうんじゃないのかなぁ、とも思う。突き詰めて言えば、努力なんていうのは人に言われてするものじゃない。自分で必要だと思うからやるもの。そして、その見返りは過程から得られるものと結果の両方。それから、成功するには才能も運も必要。努力だけじゃどうにもならないこともある。負けたときは負けたときなりに、潔く撤退し、次に備える必要がある。このあたりで合意できるような教育を子供の頃からしておく必要がある。

#僕は生まれつき語学の才能がないので、語学はあきらめてます。

ということで、そろそろ結論。失業博士になりたくないなら、東大の大学院以外は行っちゃだめ(もちろん、家が資産家だったり、金持ちの玉の輿に乗る予定があるなら話は別)。東大の大学院に行くだけの能力がないなら、それは生まれつきだから、もう研究者はあきらめろ。間違って博士になっちゃった失業博士は、多分一生研究者としてのポジションはまわってこない。さっさとあきらめて、別の方法で食べていくことを考えろ。

念のために書いておくけれど、僕は「努力なんかしなくて良い」と言っているわけではない。少しでも良い暮らしをしたい、少しでも裕福な家庭を築きたい、少しでも会社を大きくしたい、少しでも社会貢献したい・・・・・、モチベーションは色々でも、それを実現するための努力はものすごく尊重されるべきだし、そうやって努力をしていく人たちと一緒に仕事をしていきたいと思っている。言いたいことは、「研究者」という座席は誰でも座れるように十分な数が確保されているわけではなく、そこにつくためにはかなりの部分の才能と、努力と、運が必要だということ。才能がない、努力し続けることができない、運がない、それぞれの事情はあるだろうけれど、駄目なら駄目で、どこかであきらめることも必要だ。そして、別の道に向けた努力を開始した方が、ずっと生産的だということ。そして、「俺って、研究者として通用するのかな?」というひとつのわかりやすい目安は、東大の大学院に行けるかどうか、ということだ。  

2009年09月29日

私の中のあなた

f7721afc.jpgYahoo!のオンライン試写会で観た。オンライン試写会はどうしても画質が悪いし、音響も当たり前に悪い(一応外部スピーカーを使っているのだが)。明暗の差などもわかりにくく、映画の良さは10%ぐらいにまで損なわれてしまうと思う。しかし、それでも、全体のストーリーを把握することはできる。字幕なので、セリフが聞きにくくても、意味はわかる。邦画よりはまだまともに観ることができるので、一応の評価は可能だと思う。

小児白血病に侵された娘を救うために、遺伝子操作をして妹を生んだ家族のお話。僕のように分子生物学やそれに関する倫理問題をいくつかかじっている人間にとっては非常に興味深い設定。ドナーとなるべくして生まれてきた子供が11歳になったとき、腕利きの弁護士を雇って臓器移植を強制する親を訴える、あたりまでは非常に面白いストーリー展開だった。

ところが、ここからこの話は普通のメロドラマになっていってしまう。人工的に操作されて生まれた試験管ベイビーの悲哀というものは後半にいくに従ってだんだんと希薄になっていく。挙句、最後にはそんな設定はどこかへ吹っ飛んでしまうのがいただけない。また、法廷シーンもいまひとつ踏み込みが足りない感じ。せっかく面白い設定、面白いお膳立てをしたのに、それら一つ一つが中途半端で、いつの間にか山口百恵主演の「赤い疑惑」みたいな話になってきてしまった。やはりここは先端技術によって可能になった、「既存の生命を救うためだけの目的で作られた新しい生命」について最後まできちんと物語にして欲しかったと思う。終わってみれば、その新しい生命が主人公ではなく、あくまでも小児白血病のお姉さんが主人公なのだ。結局、ありきたりなメロドラマになってしまった。

全然別のストーリーでもあるが、子供のどちらかを選ぶ、というのは古くは「ソフィーの選択」という名作がある。そこには親のものすごい苦悩が描かれていて、だからこそ、メリル・ストリープの代表作となったと思う。ところが、本作はそういったものがない。母親は、無条件に姉を支持し、溺愛する。もしかしたら、彼女の中では、愛する娘と、そのパーツを補完するための物体、ぐらいの切り分けだったのだろうか。これは母親ではない自分ではちょっと理解できないし、想像も難しいのだけれど、何しろ、母親の頭の中では妹の位置づけがはっきりしていて、葛藤がない。そのあたりが凡作になってしまった最大の理由かも知れない。出発点こそ難病の姉のドナーとなるために生まれた命だったけれど、生まれてしまえば娘であり、家族でもあるわけで、その中で姉と妹をどう扱っていくのか苦悩することになる・・・・・などといったストーリーになぜできなかったのか、不思議で仕方がない。

ちょっとした仕掛けがほどこされていて、「あぁ、そういうことだったの」というのが用意されてはいるのだけれど、それも徐々に明らかになってしまう。全体の構成を考えれば、やはりサプライズは前振りなしの方が効果が大きかったと思う。

子役たちは熱演。それは非常に高く評価できる。でも、それを十分に活かすだけのストーリーになっていないのが本当に残念。子供と動物には弱い、というのは洋の東西を問わないのだろうが、それにおんぶにだっこでは駄目。芸達者な子供たちが出てきて、可哀想な重病を演じる、これだけで終わってしまったのが本作という感じ。評価は☆1つ。  
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2009年09月28日

カフェ・ド・リバネスでTwitterのオフ会

399d772e.jpg四ッ谷のカフェで、ということになると、ここのこと。

このお店の料理は素材がちゃんとしているので、すごくシンプルな料理なんだけれど、ちゃんと美味しく食べることができる。値段も安いし。毎月一度くらいのペースで、ここでオフ会やろうかな?そのくらいのペースでやっても、懐に響かないというのがナイス。毎月最終月曜日とか?  

コスモのカレー

d0bfa006.jpgもう、カレーライスぐらいだと別にブログに載せなくても良いかな、という感じ。今日はチキンカレー。もも肉で作ってみた。あとはにんじんとたまねぎ。例によって美味しくできた。

池袋東武で何か面白そうなルウはないかな?と思って探してみたんだけれど、見当たらず。レトルトはすごいたくさんあったけれど、なんか、もうレトルトカレーって食べる気がしない。自分で作った方が美味しくないか?

次はやっぱりルウの自作なんだろうなぁ。ちょっと面倒臭い。そこらへんはとりあえずパスして、野菜料理と圧力鍋に手を出してみようかな・・・・。  
Posted by buu2 at 14:25Comments(0)TrackBack(0)料理││編集

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エッジの存在しない完璧パクリブログ

僕も映画レビューとかでぱくられたりしているけれど、ここまですごいのはあんまり見たことがない。

まず元ネタ。

紅茶の魅力にぐぐっと迫る!(掲載日: 2004年 06月 09日)

記述はこんな感じである。

いつだったか忘れたが、親戚宅でたいへん上品な香りを持つ紅茶をいただいたことがあった。それまで紅茶と言えばトワイニングとメイソン、そして日東紅茶しか知らなかったのだが、その時の紅茶は「マリアージュ・フレール」。パリの街角にひっそりと息づく歴史ある紅茶メゾンだ。記憶に残る紅茶初体験かもしれない。

かつてパリの街を歩いていたとき、その本店をふと見つけてしまったことから、マリアージュ・フレールとの付合いが始まりまった。とはいっても自己流で時折楽しむのみ。


aashima

そんでもって、こちらがパクリの現場。

紅茶の魅力にぐぐっと迫る!

記述の内容はこんな感じ。

いつだったか忘れたが、親戚宅でたいへん上品な香りを持つ紅茶をいただいたことがあった。それまで紅茶 と言えばトワイニングとメイソン、そして日東紅茶しか知らなかったのだが、その時の紅茶は「マリアージュ・フレール」。パリの街角にひっそりと息づく歴史ある紅茶メゾンだ。記憶に残る紅茶初体験かもしれない。

かつてパリの街を歩いていたとき、その本店をふと見つけてしまったことから、マリアージュ・フレールとの付合いが始まりまった。とはいっても自己流で時折楽しむのみ。


kiriko

すばらしい。違うところは読点ひとつ(笑)。

ご丁寧に、パート2までぱくっているので、おそらく近日中にパート3もアップされるに違いない。

文章、写真をここまで忠実にパクるのは大したもの。他にもあるんだろうなぁ、と思ったんですが、

元:エッジの効いたビストロ料理の数々
パクリ:エッジの効いたビストロ料理の数々

元:華やかさの裏にホンモノあり
パクリ:華やかさの裏にホンモノあり

元:クリエーティブな料理に言葉が出ない
パクリ:クリエーティブな料理に言葉が出ない

元:西洋懐石とは?
パクリ:西洋懐石とは?

うーーーーん、きりがないぞ。っていうか、これ、全部嶋さんのパクリなんじゃない(笑)?

kiriko2

不思議なのはこのろくでもないブログが、それほどアフィリエイト満載でないこと。パクリサイトはお小遣い目当てのことが多いので、どうしてもアフィリエイトが目立つことになるのだけれど、このサイトはそういうことがない。

じゃぁ、自己顕示?とかも思う。以前、僕はミクシィの映画コミュニティで積極的にレビューをあげている流山の小地蔵とか、なんかそんな名前の人にパクられたことがある。以下、届いた謝罪文。

ご指摘の点ですが、既存のレビューを参考にして書き込みした結果、盗作とご指摘されても仕方ない内容となっていました。
早速全記事削除の上、改めて書き込み直してアップします。
小地蔵が参考にしたサイトも再建策のうえご報告したいと思います。

いずれしても、オリジナルで書かなかったことが魔人ブウ*のご指摘をかける結果になったことには違いありません。
この度のご指摘の件を真摯に受け止めまして、反省し、今後はオリジナルのレビューの書き込みを心がけます。


「サイトも再建策のうえご報告したいと思います」(原文ママ)と書いてきておいてその後何もしてないので、それはそれで腹が立つけれど、ま、それは蛇足。こういう人は、常に情報を出し続けることが存在意義になってきて、それが間に合わなくなってパクるんだと思う。

でも、今回のきりこ氏はそんな感じでもない。

そもそも、このブログはいったい何のためにあるのだろう?うーーーん、友達とか、彼氏とかに、「私って、こんなに食通なのよ、格好良いでしょ(はーと)」みたいにアピールしたいのかなぁ?ここまで完全にパクるのは、それはそれで手間だしねぇ。  

開国博Y150が大失敗に終わった10の理由

開港博だか、開国博だか忘れてしまったけれど(途中で名前が変わった?)、Y150が今日で閉幕。関係者の皆さん、お疲れ様でした。

僕の周りにはこのイベントに非常に深く関わった人が複数いるし、実は僕自身も一時期足を突っ込みかけたので、あんまり悪く言うのも気が引けるのだけれど、失敗するべくして失敗した、典型的なだめイベントだった。なんで失敗したのか、比較的近いところで見てきた立場から考えてみる。

1.開国150周年という設定に無理がある
そもそも、「開国」とか言っても、え?それって、日米修好通商条約締結から150年?あれ?でも、それは1858だよね?えーと、あぁ、その条約で決めて、開港した年か。1859年。あれ?でも、同じ日に長崎も開港したよね?あ、ちょっと早かったの?知らなかったよ!!っていうか、ずいぶん重箱の隅をつついたようなお祝いだね!みたいなイベント。しかも、150という数字がまた微妙。あんまり聞かない、150周年。なんでそんなことをやることになったのかって、それは中田市長が自分の任期切れの前に一旗あげておきたいと思って、ぶち上げただけのことなんだろう(と、予想みたいに書いているけれど、一応複数ルートで裏は取ってあります(笑)公開はできないけれど)。中田さんはイベント大好きだから、「なんかないのかなー」と探して、無理やり見つけてきたネタなんだと思うのだけれど、やっぱ、無理がありすぎる。つまり、まず最初の「開国150」というところが筋が悪い。

2.弱い協賛各社
次に、バックについた企業。日産のサポーター(父親も含め、親戚には日産関係者が山ほどいる。僕も車は日産だけ)である僕がこういうことを認めなくちゃならないのは非常に残念なんだけれど、愛・地球博をプライドをかけて成功させたトヨタとの差が出てしまった。他にも、協賛企業には新日本石油、日本ビクターなど、本業がちょっと怪しい感じのところが多く、彼らにしても「市長が言うから仕方なく」という感じでの協賛。お金をかけないし、やる気もないから、アトラクションもひどいものばかり。ハードとしてもひどいけれど、そこで展開しているものはほとんどすべて「横浜らしさ」が微塵もなく、「横浜」という看板がなければ「未来博」でも、「アニメ博」でも、「環境博」でも、どれでもわかりゃしない、というもの。巨大なクモのロボットも、でかいのは確かだけれど、動いている状態で乗れるわけでもなく、「なんでクモ?」みたいな疑問しか残らない。まぁ、最初はクモじゃなかったんだけれど、大人の事情でクモに変更したみたいですけどね(どうでも良いけど、このクモロボも、自力で動き回るんじゃなくて、台車に乗っかっていて、宙に浮いた手足が動くだけ)。日産のハイビジョンも、これ、どこかから借りてきただけですよね?映像も別に横浜っぽくないし。っていうか、ねぶたとかやってなかった?電気自動車だって、小さいのが一台あるだけ。しかも、博覧会の前にモーターショウなどで披露目しちゃっていたし。こんなことならガンダムの一台も置いておけば良かったのに(横浜には関係ないけれど、それはクモも一緒)。

3.実はあまり特徴のない横浜
そもそも、横浜らしさって、何よ、ということにもなってくる。浜っことして言わせてもらえば、横浜らしさっていえば、そりゃマリンタワーであり、氷川丸であり、大桟橋であり、港の見える丘公園であり、外人墓地であり、最近ならみなとみらいであり、ベイブリッジであり、それから中華街、シウマイ弁当なんかがあって、でも、その程度。外から見ると横浜っていうのはおしゃれなのかも知れないけれど、関内のあたりはすっかり寂れてきているし、本牧もアウツな感じ。元町とかも、知り合いたくさんお店やっているからあんまり悪く書きたくないけれど、ちょっともう終わりつつある感じの町だったりする。もちろん、僕たちはそこで育っているから、ノスタルジーもあり、今行っても普通に楽しめるけれど、外から来たお客さんが楽しめるという感じではない。このあたりのお店のうち、繁盛しているところはどこもデパートに支店を出しちゃっているしね。結局のところ、昔も今も、横浜は東京の衛星都市でしかない。

4.折からの不景気でチケットの引き取り手がいない
チケットの引き取り手がいなかったのも痛かったみたい。景気がぱっとせず、トヨタが地球博でやったみたいな、「よし、全社員に半強制的に買わせます」みたいなこともなかなか難しかったんだろう。そもそも、景気を良くするためのイベントだったはずなのだが、そのあたりがダメダメのスパイラルに入ってしまったんだと思う。

5.税金泥棒の暗躍
それから、「イベントやるぜ」ということで、無駄に公的なお金がばら撒かれたのもイベントを寂れさせた感じ。不景気な中、ばら撒かれた税金によってたかってそれを取っていく組織がいくつも現れたんだろう。そういう組織は、基本的に上ばかりを見ていてマーケットを見ない。「仕事はボランティアを使いましょう」などとして市民参加を主張し、草の根レベルの盛り上がりを強調しつつ、補助金を拾っていく。3年ぐらい前、僕も横浜のITベンチャーということで、そういう公的なイベントに顔を出したりしていた。僕が元中央の役人ということもあって、市の関係者とかも色々僕にアクセスしてきたし、中には能力もないくせにうちの会社の役員にしろと言ってくるような勘違いNPO理事などもいた。この手の人たちの特徴は、イベントの全体像がぼんやりしているうちは威勢が良いのだけれど、だんだんアウトラインがはっきりしてくると尻すぼみになり、最終的にはどこかへ消えてしまうこと。イベントでお金をばら撒くことは必ずしも否定しないのだけれど、それはあくまでも起爆剤、今後の発展のきっかけとして使われるべき。ところが、お金だけどこかに消えてしまい、何も残らないのでは話にならない。

6.分離した会場
港地域のほかにわざわざ内陸部に別会場を設置しているのも意味不明。これまた大人の事情なんだろうか。開国博なのに、なんで内陸?って、集客が見込めるズーラシアがあるから?

7.さめてる市民
浜っこの心っていうのは、基本的に横浜に向いてない。僕が小さい子供のころは確かに遊ぶといえば横浜、桜木町、関内界隈だったけれど、ある程度大きくなってからは横浜で遊ぶことはほとんどなかった。まぁ、県外の彼女がいたりするとちょっと案内してみたりはするものの、何度も遊びに行くようなところじゃない。内陸の人たちは町田、新宿あたり、海沿いの人たちは自由が丘、渋谷に遊びに行って、あんまり横浜には遊びに行かないし、ちょっと観光、とか思えば湘南方面に出かけるのが常。横浜の汚い海を見たいという人はあまりいない。中華街で何か食べよう、なんていうことも滅多にない。浜っこは外部に対して「俺って浜っこ」とアピールはするけれど、別に横浜で遊んだりはしないのだ。それに、横浜に外部から大勢の人が来ても、大した関心もない。ホスピタリティの意識が希薄なのだ。自分では横浜に行かないし、人が横浜に来てももてなすわけでもない。それが浜っこ気質である。横浜市だけで人口350万人いるわけだが、そのうちどの程度が博覧会に行ったのか。

8.呼んでくる有名人が全然横浜にゆかりがない
Y150でやるイベントも意味不明。芸能人や有名人が盛り上げるのは一向に構わないのだけれど、そういう人たちが横浜とどういう関係があるのかわからない。たとえば日比野克彦さんとか、かなり早い時期から赤レンガ横の事務局で打ち合わせしていたのを見ていたけれど、どういう理由で日比野さん(岐阜県出身、多摩美から芸大)なんだろう。ドイツのW杯で一緒になったりして、好きなアーティストだけれど。他にも、色々なパフォーマンスを披露した人たちがどうしてそこにいるのか、その理由が良くわからない。

9.高い入場料
この手のイベントは、リピーターの確保が非常に重要になる。そのあたりを見込んでの映画の3分割(全部観ようと思ったら最低でも2回行く必要がある)とかを仕掛けたんだと思うのだけれど、では、20分の映画を観るために2400円のチケットを2回買うのか、ということである。内容がグダグダでも、入場料金が安ければ「もう一度行ってみようか」ということになるのだが、映画の料金の2倍とかだと、「あんなの見るくらいなら、映画に行こうよ」ということになってしまう。もうちょっと安い価格設定にして、リピーターをそこそこ確保できる形にして、「つまらなそうなんだけれど、人だけは入っているよね」みたいなお祭りの雰囲気を作れればもう少しまともな「失敗」で済んだかも知れない。中で提供されている料理もコストパフォーマンスが悪く、割高感を煽る。来た人たちが「高い」「まずい」「つまらない」を連発するから、一層盛り上がらない。せめてもの救いは「混んでる」という不満が出なかったこと。

10.大人無視
少なくないアトラクションが、「子供だけ」となっていた。お金を払うのは大人である。「大人はスポンサー。子供が楽しんでください」ということだと、大人はそっぽを向く。大人も子供も楽しめる、というコンセプトにしなかったのは決定的なミス。ディズニーランドで「大人はご遠慮ください」というアトラクションがどれだけあるというのか。

まぁ、失敗の原因はこんなところだと思うのだけれど、僕の周りにいる関係者たちも全員、開幕前から「失敗する」と言っていたわけで、中田市長が任期途中ですべて投げ出して逃げ出したくなる気持ちもわからないではない。このところの中田市長はすっかり橋下大阪府知事の金魚の糞みたいな感じで、ダサい格好でふらふらしているだけだったからねぇ。しかし、責任を取らずになりふり構わず逃げ出したのは本当に格好悪い。選挙がどうとか、色々後付で理由を述べているけれど、ただただみっともないだけである。何しろ、Y150は終了したので、これから民事訴訟とか色々あるのかも知れず、中田前市長が逃げ切れるのかどうかというのは、今後の、横浜市民のちょっとした興味ではある。横浜銀行とつるんで「こんなに大勢来ますよ」と大風呂敷を広げ、地元企業から協賛金を集めたわけだから、500万人だと思ったら124万人でした、というのでは、「はいそうですか」ということにはならない。

前原さんが今日のサンデープロジェクトで、田原さんに「JALとか空港とかが大変なことになっているのは、全部役人が悪いんでしょう?」というようなことを言われて、「いや、最終的に責任を取るべきなのは政治家なんです」と断言していたのは対照的。そうなんだよ、責任を取るべきなのは政治家なんだよ。その覚悟が中田前市長からは全然感じられない。期待された行動はトンズラすることではなく、「このイベントが失敗した責任は、突き詰めれば行政にも、民間企業にもなく、全て私にある。これを取り返すべく、もう一期私にやらせてくれ。必ず市民の期待にこたえる」として粉骨砕身横浜市のために働くことだったはず。

#市の責任という意見もあるけれど、この手のイベントは大体市長の鶴の一声で決まる。「俺は市民から信任を受けている」と言われたら、行政官は反対できない。

##浜銀総研の予測はきちんと読んでないけれど、この手の予測はある程度の前提、但し書きがあるもの。それがどういう内容だったかをチェックする必要はある。しかしまぁ、大抵の場合はクライアント側(横浜市)から、「これは地域活性化のイベントなので、大きい数字が必要です。このくらいが欲しいところ」という提示があって、シンクタンクはそれにあわせて作文する。

  
Posted by buu2 at 02:38Comments(5)社長││編集

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2009年09月27日

ポメラに関する個人的物欲の推移

実は発売前に「これは一朗さんにぴったり」と言われていた品であるところのポメラ。

どうにもピンと来なかった理由はまぁ普通にみんなが思っていることだと予想するけれど、ひとつに通信機能がないこと。Bluetoothがあればなぁ、と思う。それから、電源が電池だけということ。どうしてACアダプターつけないの?20時間で電池2本空っぽというのはちょっとさびしい。

でも、理由ってこれだけなんだよね。

それで、ずっとスルーしていたんだけれど、昨日だったか、四家さんがブログで紹介しているのをTwitter経由で発見。「そうかぁ、もしかしたら良いかも知れないなぁ」と、物欲スイッチがオンになった。考えてみれば、最近は料理関係のもの以外買ってない。(物欲ゲージ30)

ということで、早速価格のチェック。・・・・と、価格を調べていたら、赤があるのを発見。オレンジ、黒、白だけじゃないのね。しかも赤があるのか。これなら、買うのは赤だよな。(物欲ゲージ60)

ところが、この赤というのは限定色らしく、2000台限定だったらしい。さーっと探してみたら、どこも売り切れ。僕の知らない間にシャア専用ポメラが完売とか、ありえない。というか、ないとわかると欲しくなる。(物欲ゲージ90)

そこで次にやったのがヤフオクのチェック。別に中古でも構わないさ。でも、赤はない。やっぱ、品薄なのね。で、次に見たのがアマゾン。あれ?あるじゃん。でも、27000円とか、ありえなくない?っていうか、これ、そもそも定価はいくらなのさ、大体どのくらいで扱われているの?ということで、価格コムへ。定価は27300円かぁ。中古で定価販売って、ずいぶん強気だなぁ。しかし、アマゾンとかで価格を調べてみると普通に16000円ぐらいで売っているわけで、「そうだ、あきばおーはどのくらい?」とサイトでチェック。はぁー、税込みで15000円ですか。これなら買っても良いなぁ、赤いなら。でも、赤いのはあきばおーでは売り切れ。

おいおい、本当に中古27000でかわなあかんの?と思ってもうちょっと調べてみたら、ないことはない。新品で19000円ぐらい。送料別だったり、代引き手数料がかかったりで、都合2万円ぐらいになる。シャア専用になるだけで5000円アップかぁ。それで、通常の3倍電池が持つわけでもなし。どうせこの手の商品はそのうち「限定だと思ったけれど、やっぱり普通に売っちゃうよん」みたいなことをやるので(プジョーの206CCローラン・ギャロスとかね)、汎用シャア専用モデルが出るまでマテ、かな、と思った。(物欲ゲージ50)。

しかし、そうは言ってもちょっと実物を見てみたい。オレンジのパネルにはビス穴が見えるので、白を買って、パネルを一度はずして、赤にペイントして、元に戻すという手もあるはず。今日はちょうど横浜駅西口で仕事があったので、その帰りにヨドバシに寄ってみた。4階かなー、3階かなーと上のほうから流していったら、地下の電子辞書のコーナーだった。3台も展示機があったので、電源を押してスイッチを入れて、ためし打ちしてみた。横サイドはそれほど窮屈じゃないのだけれど、縦方向のピッチがややきつく、少し打ちにくい。でもまぁ、こんなものだよな。入力モードをカナモードからローマ字入力にしようと思ったのだけれど、操作方法がわからない。カーソルを移動して・・・と思ったら、カーソルないのね(笑)これはちょっと慣れるまでに時間がかかるかな、と思いつつ、「今日はたな卸しで早く閉めます」ということなので退店。っていうかさー、ヨドバシって、本当に高いよね。「ポイント10%」とか書いてあるけれど、売ってる価格が21000円とかじゃ、差し引き19000円じゃん。秋葉原価格の4000円アップ。そういえば、SDカードとかも驚くほど高いんだよな。ヨドバシがこのくらいの価格でやっていけているということは、おそらくビックカメラもこのくらいの価格だと思う。「ヨドバシで触って、ネットで購入」というのが消費者の行動パターンになるよなぁ、などと思いつつダイヤモンド地下街を歩いていて、パネルの装着仕様をチェックするのを忘れたことに気がついて愕然。しかし、いまさら戻るのもねぇ(笑)。

ということで、そのまま帰宅。赤いやつって、これまではいくらぐらいだったの?と思って価格調査をしてみたら、まぁ、こんな感じ。2万ならそれほど高くない(というか、ヨドバシレベル)わけだけれど、それならオレンジでも良いよなぁ、などと軟弱なことを思っているのが今。物欲ゲージは75ぐらい。

まぁ、普段からパソコン持ち歩いているんだから、別にいらなくね?という気もするし、いやいやいや、ちょっと思いついたこと、今は携帯のメモ機能を使っているんじゃん。それをポメラにしたら良いんじゃん、という悪魔のささやきもまだ聞こえてきていて、どうしたものかなぁ、と思いながらカレーを作って、食べて、今に至る。

こういう行動は非常に一般的な消費者の動きだと思うのだけれど、やっぱ、キングジムの敗因はカラーバリエーションを限定販売にしたこと。なんで普通に6色で展開しないのさ。普通に赤を売っていれば、一台売れていたのにねー。

うん、とりあえずここは我慢して、年末にFF13を買うか、これを買うか、両方買わないか、悩むことにしよう。  
Posted by buu2 at 23:51Comments(0)TrackBack(0)買い物││編集

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普通のチャーハン

9f91868a.jpg最近フライパンばかり使っているので、たまには中華なべを、と思って、チャーハンを作ってみた。といっても、何の変哲もないチャーハンだけれど。問題になるのは、僕はチャーハンを完全自力で作ったことがないということ。順番をどうしたら良いのかわからない。でもまぁ、なんとかなるだろ。

ということで、まずは下準備。と言っても、たまねぎ、ピーマンを粗みじん切りにしただけ。あと、生卵2つと、保温しすぎてちょっと硬くなってしまったご飯を用意。

さて、中華なべにサラダ油を大匙2ぐらい(目分量)。そこに小匙1ぐらいの豆板醤を投入。ちょっと炒めて辛味を出す。それからたまねぎ、ピーマンを投入して、ちょっと油に通す。ここで一度たまねぎとかを取り出そうかと思ったけれど、面倒くさいのでそのまま続行。卵を入れて、強火で加熱。卵が固まる前にご飯を投入して、強火で炒める。途中、胡椒と塩を目分量で投入。こんなものかな、と思ったところでちょっとたまねぎをかじってみたら、まだちょっと硬い。ということで、もうちょっと強火で炒めて完成。

ちょっと火を通しすぎたかな?と思ったんだけれど、食べてみたら結構美味しかった。チャーハンって、簡単だけれど美味しいよなぁ。評価は☆2つ半。これならお客さんに食べさせることができるレベル。  
Posted by buu2 at 16:57Comments(0)TrackBack(0)料理││編集

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やまと

今日はスキー関係者と西横浜は藤棚の焼き鳥屋「やまと」で一杯。

このお店の焼き鳥は本当に素朴で美味しい。昔はこういうお店って、あちこちにあったものだけれど、最近はとんと見かけなくなってしまった。

場所が悪いせいもあって、大行列っていうことはなく、いつも地元のお客さんたちで賑わっている。僕とかは年に数回しか行かないのだけれど、行くといつも気持ちよく飲めるのが良い。

今日はお客さんの差し入れのシウマイまで食べさせてもらっちゃった(笑)。

DSCN0954 DSCN0959

DSCN0960 DSCN0965

店名 やまと
TEL 045-231-4702
住所 神奈川県横浜市西区浜松町2-4
定休日 不定休  

2009年09月26日

ゆりねとキャベツのスパイシーミートソースパスタ

大分料理の腕が上がってきたので、複合技に挑戦。今日思いついたのはゆりねとキャベツのミートソース。

まず、ゆりねをホイル焼き。ホイルにばらしたゆりねを入れて、バターと日本酒を適量加えて魚を焼く用のコンロに投入。あとで考えればこれはレンジでやれば良かったかも。でもまぁ、並行して色々やったので、それほど急ぐ必要もなく、大した手間でもなかったから良しとしよう。

DSCN0913

それとは別にパスタを茹でたわけだけれど、塩を多めに入れたお湯でパスタを8分間茹でた。ラスト3分ぐらいにキャベツの芯を投入。さらにラスト1分ぐらいでキャベツの葉っぱを投入。で、茹で上がったら、お湯を捨てて、お皿によそう。

DSCN0915

その上から、蒸し焼きにしたゆりねを載せる。

DSCN0918

それで、最後にS&Bのスパイシーミートソースをかける。これだけ。

DSCN0928

こ、これは、二手間かけただけだけど、予想以上においしい。お客さんが来たときはこれを出そうかな。

ミートソースとか、そちらも今度挑戦してみようかな?

評価は☆2つ半。  
Posted by buu2 at 16:27Comments(2)TrackBack(0)料理││編集

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ゴールポストは根っこを埋めておけ

セコいGK 試合前にせっせとゴール“縮小”

24日のエレブルー戦で開始前にポスト下部を内側に押し、ゴールの幅を狭めているところをテレビカメラでとらえられた。


「以前GKの友人に教えてもらって何回もやった」と告白した。


いや、動くなら、動かしたくなるのが人情というもの。動かないように埋めておけよ、と思う(笑)。  
Posted by buu2 at 15:50Comments(0)TrackBack(0)ニュース││編集

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ネットは既得権者と戦うための有力なツールである

記者クラブ制度批判は完全な誤りだ

このコラム、面白い。

記者クラブ所属のメディアは、その公的機関が持つ「第一次情報」に密着取材し、報道しているのである。


逆に言えば、記者クラブ所属のメディア以外は一次情報に密着取材できなくされているということ。

分厚い白書や調査報告書のたぐいなどは、精緻な読み込みや関連取材、執筆作業にある程度の時間が必要で、「解禁日時の設定」といったことが行われる。


つまり、自由な競争が妨げられ、精緻な読み込みをすばやくできる有能な記者が、無能な記者に合わせなくてはならず、結果として国民への報道が遅れることになる。ただの仲良しクラブじゃん(笑)。

記者クラブの「報道協定」は国民の知る権利を保証するうえでの「知恵」


報道機関の横並び、護送船団のための知恵ということですね。

日本の場合はどうか。内閣記者会には、日本新聞協会加盟の新聞社、通信社、放送会社に所属してさえすれば、簡単に入会できる。


何が言いたいのか良くわからないけれど、「記者クラブのメディアが責任を持っているおかげで、内閣の記者会見は身辺調査が甘くて済んでいるし、挙動不審の人間でも取材できる」ってことかなぁ。それって、良い事なのかな?

これも長い間かけて、政治取材の現場でつちかわれた「知恵」である。


長い間に形成されてきた癒着の構造ってこと?

ネット自体が第一次情報の取材体制を持っているわけではない。


だから、ネットが第一次情報の取材体制を取れないことが問題ってことなんじゃないの(笑)?

取材の機会は多ければ多いほどいい。


そのとおりなんだけれど、この人の主張は「ただし、その機会は記者クラブに加盟しているメディアだけに限られるべきだ」ということですよね?

この文章を読んでわかったことは、「記者クラブ制度は今の時代に合わない」ということですね。あるいは、「こんな風に自由に発言できる現代はすばらしいですね」ということかなぁ?

何しろ、これまで顕在化することもなく、また戦う術すらなかった大マスコミ(=既得権者)に対抗する手段として、ネットは大きな力を発揮しつつあるわけで、ネットは剣より強し、ですね。  

豚のしょうが焼き

cf86b112.gifあれ?豚のしょうが焼きって、載せてなかったっけ?手軽なので割りと頻繁に作っているのだけれど。

豚肉を買ってきて、しょうが適量を皮を剥いてすりおろし、そこに醤油と日本酒(みりんの時もあり)を1対1ぐらいの配分で加えて、5分ほどつけておく。それで、おもむろにテフロンのフライパンで焼く。両面火が通ったところで漬け汁の残っているものを肉にかけて、ちょっと蓋をして、しっかり火を通す。ま、「こんなもんだろ」というところで火を止めて出来上がり。こりゃ、簡単だ(笑)

なんか、簡単すぎて申し訳ない。ちょっと前にチューボーですよで見たときはもっと手が込んでいたような気がするのだけれど。

ま、美味しいからいーや。評価は☆2つ。人には食べさせられないけれど、自分としては満足。  
Posted by buu2 at 15:38Comments(0)TrackBack(0)料理││編集

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ロボゲイシャに期待大!

210b8e9b.jpgいや、観る前からレビュー書くわけにいかないから、あくまでも予想なんですけどね、この、ロボゲイシャはすげぇ面白そう。もう、観る前から今年のまにあなシネマ最優秀邦画の最有力候補ですよ(笑)こういう傑作の予感はデトロイト・メタル・シティ以来だなぁ。

ちなみに、今のところ上位にランクされている今年の邦画はこんな感じですが・・・。

サマーウォーズ ☆☆☆
ディア・ドクター ☆☆☆
ジェネラル・ルージュの凱旋 ☆☆★
K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝 ☆☆★

まず、この公式サイトがすごい。もう、昨日の夜中から真っ白!たぶん、頭が真っ白になるくらいに面白いってこと。

YouTubeもすごい。


ギリギリ・デートに使えるらしいけど、本当かなぁ。使えないような気もするんだけれど・・・・。ホルモン食べに行くよりは難易度が高いと思うぞ。あ、でも、「しんぼる」よりは難易度低いかも!

ブログも笑える。

さらに、シネマトゥデイの記事

ある日、お座敷にやって来た影野製鉄の御曹司であるヒカル(斎藤工)は、ヨシエが潜在的に驚くべき戦闘能力を持っていることを発見する。


って、何なんだよ、これ。僕は今までの人生で、一緒に話をした女性が驚くべき戦闘能力を持っているのなんて、潜在的だろうが、顕在的だろうが、気がついたことないよ。この御曹司はいつも「どこかに驚くべき戦闘能力を持っている女の子はいないかな」と探しているのかな?これだけでもすげぇ。

っていうかさ、もう、観る前からこれだけ楽しませてくれたら、(たぶんん大丈夫だと思うけれど)もう映画がつまらなくても許す。それが面白かったら、もう言うことない。あぁ、早く観たい、早く観たい。これ、絶対人間としてのレベルがワンランクアップする映画だと思う。まだ観てないけど。  
Posted by buu2 at 14:54Comments(0)TrackBack(0)映画もろもろ││編集

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2009年09月25日

肝心なときにぶっ壊れるIME

今日は資料の締め切りがたくさんある上に外での打ち合わせもあって、大忙しの一日。ところが、午前中にメインPCがぶっ壊れた(涙)。パワポで作業していたらワンフレーズぐらいを入力したところでフリーズ。何度やってもだめ。パワポが壊れるとも思えないので、最初に疑ったのがIME。ということで、今度はワードを立ち上げてチェックしてみたら、案の定フリーズ。IMEがぶっ壊れたとなると、再インストールかなぁ、と思っているところで時間切れ。新宿三丁目まででかけて打ち合わせ、そのあと目白にまわってこちらでも打ち合わせ。暗くなってから会社に戻って、壊れたPCの修復作業。さて、何をしようかな、と思ったのだけれど、まぁ、困ったときはグーグル様だよね、と思い、サブのパソコンで調べたら、親切なサイト発見。

Wordで日本語を入力した途端フリーズする。ワードで文字を入力するとCPUの使用率が100%になる

何事も先達はあらまほしきことなり。

無事回復して、仕事続行。まだやってる。まぁ、何とか間に合うだろう。  
Posted by buu2 at 21:53Comments(0)TrackBack(0)社長││編集

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nokisitaで日替わりパスタ

047d8a80.jpg頼んだの、なんだったかなぁ。きのこの唐辛子トマトだったかな?1300円。美味しかった。  

JALの経営再建が難航する不思議

日航再建 新政権全体のテーマに 国交相、リストラ案不満

こんなニュースがあるけれど、でも、学生の人気は高いんだよね(笑)。


「大学生就職人気企業ランキング」トップ100発表、文系総合は「JTBグループ」、理系総合は「ソニー」が1位に


この二つの事象を眺めてすぐに思うのは、「そんなに人気があるなら、給料をどーーーんと下げちゃえば?」ということ。なりたい人がたくさんいる会社の給与が高いままって言うのはちょっと変な話で、きちんと市場原理が働くなら、人気が高い仕事の給与は下がるはずなんだよね。下がらないってことは、何か余計な力が外部から働いているということ。参入規制があるとかね。あ、航空業界は放送業界と一緒で、参入障壁が高いのか。だからですね。

企業にとって最大の固定費は(普通の会社だと)人件費。ここに手をつけるのが手っ取り早い。政府に公的資金を使った資本注入を要請するくらいなら、まずはそっちじゃないのかなぁ。労働組合とか、どういう交渉しているんだろう。「俺たちはもっと給料が欲しい」「いや、でも、このままじゃ会社がつぶれてしまいます」「アホか、国に公的資金の資本注入を要請しろ」「でも、それじゃぁ、国民が納得しません」「赤字なのは人件費のせいじゃない。余計な設備投資をやめて、赤字路線を廃止しろ。会社がなくなって一番困るのは国民のはずだ!」みたいな感じなのかな?良くわかりませんが。キャビンアテンダントなんて、「無給でもやりたい」という人が相当数いそうな気もするんだけれど。あと、実際のところ、JALってなくなっても実はそれほど困らないよね(笑)。

四季報見るとこんな数字なわけで、

【従業員】<09.3>連47,526名 子15,389名(41.0歳)[年]874万円

平均年収874万円の会社に公的資金注入かぁ。

AIR DOへの嫌がらせとかを見ていると、どうもこの会社を助けるというのはピンと来ないんだよなぁ。いや、JALには同級生とか後輩がたくさんいるんだけどね。ま、一応ちょっと注目と言うことで、ポートフォリオのリストに加えておきます。 >銘柄コード9205 JAL

って、ちょっとよそ見してみたら、三菱総研は相変わらず下げ続けてますね。がんばれ、三菱UFJ証券! でもまぁ、三菱総研も、

【従業員】<09.3>連3,096名 単870名(40.6歳)[年]967万円

良い会社ですね(^^  
Posted by buu2 at 10:58Comments(1)TrackBack(0)ニュース││編集

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久保修さん個展@伊勢丹

9665cfe6.jpgちょっとした縁があって、ゴールデン街で一度伊武雅刀さんを含め一緒に飲んだことがある久保さんの個展が伊勢丹新宿で始まった。

久保修さん公式サイト

僕は久保さんの切り絵の現物を見たのは初めてだったんだけれど、これは、生でみないとその良さが全然伝わらない。写真集で見てしまうと版画と同じような印象を受けてしまうのだけれど、実物は非常に立体感、質感のあるもので、一つ一つの切り絵の、紙自体(ものによっては紙以外の素材も使っている)にきちんと表情がある。そして、その表情は写真では絶対に伝わらないのである。その点では油絵と同じ部分があると思うのだが、現物じゃないと駄目、という点では油絵以上。今回はまとめて一度にたくさんの作品を見ることができる貴重な機会。しかも、新宿伊勢丹という、都民なら非常にアクセスが楽な場所でやっている。ちょっと暇だなーとか、時間があるなー、と思ったら、本館5階の奥でやっているので、覗いてみたらどうかと思う。

昔、山口晃さんと一緒に仕事をしたときに感じたもの、「和の流れを汲む新しいアート」という印象を受けた。

伊勢丹新宿店本館5F =アートギャラリー
紙のジャポニスム「日本を感じる旅」
29日まで  
Posted by buu2 at 09:34Comments(0)TrackBack(0)美術││編集

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2009年09月24日

またアホな議論

多すぎた法科大学院…新司法試験、崩れた構想

受からないのは成績が悪いからなんじゃないの?法科大学院に行けば何もしないでいても合格するというものでもないでしょ。

グラフもさ、合格率じゃなくて、合格者数で表示しろよな(笑)今年は初めて前年割れっていうことは、数自体は今年まで増えていたってことでしょ。そうやって恣意的なグラフを見せて自説を補強するようなことをするから読売新聞はアホだっていうの。

関係者からは「就職困難な人を毎年大量に生み出すのは社会問題」との声もあがる。


大丈夫。法科大学院に行っても司法試験に受からず、酷い目に遭うってわかれば、みんな法科大学院になんか行かなくなるから。で、きちんと落ち着くところに落ち着くから。それが市場原理というもの。それを、やれ援助だ、やれ見直しだって、余計な介入をするからおかしくなる。

青山学院大法科大学院の宮沢節生教授は「定員削減はまだ不十分。現状を放置すれば法曹志望者は今後も減り、特に未修者が遠ざかって、多様な法曹を養成できなくなってしまう」と指摘している。


意味不明だな、これ。多様な法曹を養成したいなら、定員はどんどん増やした方が良い。その結果合格率は下がろうとも、チャレンジする母数が増えるんだから、法曹の多様性は確保できる可能性が高い。定員を減らして、合格率をアップさせたいというのはわかるけれど、そうなれば法科大学院の入り口のところで絞るわけだから、結果として多様な法曹を養成できない。

要はさー、もうちょっと勉強しろってことなんじゃないの?

#5年3回の受験資格っていうのは、なぜ設定されているのかわからないけれどね。受験して、お金を払ってくれるなら、どんどん受験させれば良い。それじゃぁ赤字です、ということなら、受験料を高くすれば良い。何を考えているのかさっぱりわからないのですが、ここのところも、是非、民主党さんに(笑)。  
Posted by buu2 at 16:21Comments(0)TrackBack(0)ニュース││編集

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中立的シンクタンクなど必要ない

政権交代が起きたおかげで、色々とパラダイムシフトが誘発されて、第三者的に見ていて面白い。

そんな中、時々目にするのが「こんなときこそシンクタンクが必要だ」という意見。それはそれで間違いないのだが、ここで少なくない人が誤解しているのは、「シンクタンクというものは中立的に正しいことを主張するんじゃないか」ということ。三菱総研にいた僕が言うのだから、少なくとも三菱総研については間違いがないが、政治的にも、思想的にも、完全に中立な主張などは三菱総研の中には存在しない。これは当たり前と言えば当たり前で、別に三菱がどうとかじゃなくて、シンクタンクならどこだって偏りがある。また、顧客とか、その担当者に都合の良いように報告書をまとめるのも日常茶飯事。特に三菱総研はついこの間株式公開したわけで、一層中立性は担保されにくくなったはずだ。

ただ、政治的、思想的に偏っていたからといって、そこが発信する情報に価値がないわけではない。要は、その情報や判断をどう利用するか、利用者サイドの問題になってくるわけである。

つい昨日も現役のシンクタンク研究員(50代前半の、最も発言力がある人種)と、シンクタンク就職希望者とのディスカッションを聞く機会があった。そこで研究員氏が言ったことは「クライアント(顧客)は、『どうしたら良いのか、○なのか×なのか、右なのか左なのか』を聞いてくるが、我々は情報を整理して、おススメのプランを提示するだけ。最終的な判断はクライアント自身がやらなくてはならないし、その判断に対する責任もクライアント自身が取らなくてはならない。その点で、我々がやっていることはあくまでもアドバイザーである」ということ。もう、これ以上でもないし、これ以下でもなくて、シンクタンクの現状がこれによって完全に語りつくされている。僕が三菱総研に在籍していたときには「成功報酬のような形態はあり得ないのか?」という議論もあったのだが、クライアントサイドからも、三菱総研サイドからも、都合が悪かったり、リスクがあったりで、結局現実的ではない、ということになった。成功報酬云々はまたちょっと論点がずれるが、何しろ今のシンクタンクという組織は基本的にそのアウトプットについてなんら責任を取らない立場である。だから、役に立たない。

ちょっと、政党、シンクタンク(政策志向の場合)、官僚、生活者の関係について整理してみる。

本来、シンクタンクとは政策提言をすべき組織であって、政策について民意を問うのは政党の役割だから、政党の頭脳がシンクタンクで、手足となるのが官僚でなくては困る。生活者は政策の内容を見て、政策を支持する。駄目な政策を立案していれば、結果的に政権を取れなくなり、シンクタンクの職員の給料は安くなる。下野したら下野したで、きちんと給料をもらうために真剣に「生活者に支持されるための政策を考える」ことになるわけだ。これが、政党、シンクタンク、有権者のあるべき関係であって、シンクタンクの職員の給与というのは間接的に生活者の評価を受ける必要がある。そして、手足は頭脳が変わったらそれにあわせて動けば良いだけ。「テニスをやるぞ」と思えばそれに合わせた動きをするのが手足の役割だし、「水泳をやるぞ」と思えばそれに合わせた動きをするのが手足の役割。じゃぁ、今日はテニスをするべきなのか、水泳をするべきなのか、それを考えるのは頭脳の役割だが、頭脳はどうしたって偏りがあるので、「テニス大好き」という頭脳なら基本的にテニスをやりたがるし、暑いのが嫌いな頭脳なら、当日の気温にあわせて、「今日は暑いから水泳」とか考えることになる。生活者は、そういう動きを見ていて、「僕は水泳が好きだから、こっちの頭脳を選ぼう」とか考えれば良い。

ところが、今はなぜかシンクタンク機能を官僚が果たしている。手足が勝手に「テニスをやろう」と言い出してしまう。しかも、手足は一つしかない。二大政党制よろしく、選挙によって「今回は手足をこちらに変えましょう」というわけにはいかないのだ。生活者は手足に対して文句を言うことができないので、「本当は水泳をしたいのに」と思っていても、なぜかテニスをやる羽目になってしまい、「どうも納得いかない」ということになる。

ということで、「こんなときこそ民間シンクタンクの出番」という意見は、適正でもあるし、間違いでもある。求められているのは、「どこの誰のためともわからず、その判断が間違ったとしても何の責任も取らない」シンクタンクではない。政権与党、あるいは政権を取ろうとしている野党のために、生活をかけて、最終的には生活者に評価を受ける立場のシンクタンクである。日本にそういうシンクタンクがあるのか、ないのか、良くわからないのだけれど、少なくとも野村や三菱がそういうシンクタンクでないことは間違いがない。

では、なぜそういう「政党の頭脳」たるシンクタンクが日本に存在しないのかと言えば、話は簡単で、官僚がいるからである。

ようやく二大政党制が機能し始めて、政権交代が起きうる体制になった。社会主義からの脱却の小さな一歩ではあるけれど、日本の民主主義にとっては大きな一歩でもある。次に求められるのは、おそらくは脱官僚。別に官僚が無能だと言っているわけではない。というか、僕は日本人の中でも、官僚の能力を非常に高く評価している人間の一人だと思う。そして、僕が思うのは、「官僚を上手に使いこなす」などという腰の引けた姿勢ではなく、官僚組織を解体して3分割することが必要ということ。

3つとは、民主党か、自民党か、どちらかのシンクタンクを形成すること。残りは、政権与党の言いなりになって、機械的に作業をするだけのクラスター。第3のクラスターももちろん必要だ。

「国民のために考え、常に正しい判断を下すシンクタンク」などは幻想である。最低でも二通りの選択肢を用意し、それについてきちんと国民の評価を受ける。何か失敗をしたら、その責任を取る。重要なのは、中立であることではなく、責任を負いつつ判断をすることのはずだ。

では、それをどうやって実現したら良いのか。これも、実はそれほど難しくない。「中央官庁の方々は、今後、何も考えなくて結構です。政権与党と、そのシンクタンクが命ずるままに手足となって動き、国民のために働いてください」ということを表明すれば良いだけ。「えーーー、そんなんじゃつまらないじゃん。俺は政策を立案していきたいんだよ。財務省から予算を取って来るのが面白いんじゃん」という人は、勝手に辞めてもらって、民主党なり、自民党なりのシンクタンクに転職すれば良い。そうすると、多分中央官庁の人手は足りなくなるだろうけれど、幸いにして世の中には高学歴ワーキングプアと呼ばれている人たちがたくさんいるので、そういう人たちをどんどん採用すれば良い(ただし、任期付きで、是非。能力があれば延長可能で)。政党付属のシンクタンクという受け皿を用意しつつ、官僚組織の大幅な改革を実現すれば、黙っていても収まるところに収まるはずだと思うのだけれど。

って、書くのは簡単なんだがなぁ(笑)

ちなみに、中立的なシンクタンクは存在し得ないけれど、中立的な情報バンクは存在し得る。そちらはそちらで価値があるはず。たとえば、八ツ場ダムについてはこんな資料が存在する。

みんなの八ッ場パーフェクトガイド

これとか、凄く面白い資料なんだけれど、ちょっと「大丈夫かな?」と感じるのは、この資料をまとめたのが八ッ場ダム建設中止派だということ。情報というのは基本的に多ければ多いほど良いのだけれど、その中から自分達に都合の良いところだけを集めて提示するというのは誰でもやること。この資料も、中止派がまとめているだけに、どういうバイアスがかかっているかはきちんと考える必要がある。僕みたいに慎重な人間からすると、「とりあえず、どちらに与するというわけでもなく、情報だけをひたすら集めるような組織があればなぁ」と思うわけだ。あ、そういうことも、公務員の皆さんがやってくれれば良いんですね!

20100412追記 関係ある記事を見つけたのでリンク。
政権交代と回転ドアの「ブレーン」  
Posted by buu2 at 12:52Comments(0)TrackBack(0)社長││編集

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2009年09月23日

ヤケ肉は京城

読売に負けるとかありえないのに、よりにもよって、胴上げとか。

しかし、クライマックス・シリーズのおかげで全然盛り上がらなかったのがせめてもの救い。10月末のドームではきっちりお返ししておきたいところ。

あ、肉ですね。うまかったです。

DSCN0931

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DSCN0937  

やれやれ

38fecff1.jpg本文なし
  

さて、最終回

4666b052.jpgチキン・クルーンがフォアボール連発しないかなぁー
  

をいをい(8回裏攻撃中)

fc157c1e.jpgマジで勘弁してください。あ、ヒット。最悪な試合だな。
  

5回表攻撃中

3c5177ca.jpg谷繁スリーランで多少盛り返すも、後続なし。井上は今の打席がプロ最後かもね。
  

4回裏攻撃中

ae109a81.jpgすでに敗色濃厚。落合は中日ファンにお金を返すべきだ。
  

2回

edf3f2b4.jpgもう負けてる涙
  

週アスの読者って

3ad6e958.jpgこういう写真を見てすげぇとか思うのかな?
  

Yahoo!ムービーに投稿したらTwitterに表示

別に大した話じゃないんだけれど、僕は映画を観ると、レビューを自分のブログの他にYahoo!ムービーにも投稿している。わざわざ複数のところに投稿している理由は、やっぱこの手のレビューは主観なので、他のレビューと読み比べたほうが役に立つということはあるよな、と思うから。レビューが集まっているところに存在したほうが役に立つ可能性がある。でも、あちらはあちらで文字数制限があったり、以前ほどではないにしても検閲があったりして、万全ではない。Yahoo!のコンテンツの癖に検索も不便だし。ということで、ダブル投稿しているのだが、僕が公に発信している情報についてはなるべく一括して閲覧できるようにしたいと思っていて、そのためのツールとしてTwitterを使っている。だから、Yahoo!ムービーに投稿したらTwitterにも反映されるようにしたいなぁ、と思っていた。

今、ブログはTwitterFeedというサービスを利用してTwitterに投稿しているので、これを使って自動投稿できないかな、と思っていたのだけれど、Yahoo!ムービーのMyムービーの作品レビュー(要は、自分が書いたレビューの一覧)にはRSSを吐き出す機能がない。これはどうしたものかなぁ、と思っていたら、「お気に入りレビュアーのレビュー」というのにはRSSがあるのを発見。

ということで、Yahoo!でもう一つアカウントを取って、そいつのお気に入りレビュアーに自分だけを指定して、そのRSSを登録した。動作確認したら、ちゃんと動いているようなので、一件落着。

Twitterには映画を観るたびにこのブログとYahoo!ムービーとダブルで投稿されちゃうんだけれど、ま、それは仕方なし。Twitterは流し読みのメディアなので、許してください(笑)。ちなみにブログとYahoo!ムービーの記事はほとんどの場合、微妙に違ってます。理由は内緒だけど。  

2009年09月22日

自民党の失業政策秘書を使って「予算を節約しま省」を作ったらいかが?

○主な仕事
入札がちゃんと行われているかチェック
獲得した予算をきちんと余らせているか(もちろん余ったら返却)チェック
不要な人員がいないかチェック(余っていたら即クビ、ただし再雇用あり、紹介はなし)

○給与
成功報酬(節約したお金から20%を給与として分配。完全能力給)  
Posted by buu2 at 12:06Comments(0)TrackBack(0)社長││編集

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20世紀少年<最終章> ぼくらの旗

7352144f.jpg20世紀少年の完結編を観てきた。まず、前2作の感想はこちら。

20世紀少年 ☆1つ

20世紀少年<第2章> 最後の希望 ☆半分

さて、それほど注目もしていなかったし、期待もしていなかった本作。原作と異なる結末とはどんなものだろうと思ったのだけれど、まぁ、確かにちょっと違っていた。でも、大騒ぎするほどの違いではなかったかな。原作の方がかなり複雑なので、映画の方がちょっと親切だったと思う。

そもそも、この20世紀少年という原作が、あまり映画向きではないのだ。どうしてこんな複雑で、かつストーリーに抑揚がなく、ラストにも大きなクライマックスが配置されないストーリーを映画にしようと思ったのか、そのあたりが謎なところ。浦沢直樹の作品なら、他にももっと映画化しやすい作品があると思う。が、一番簡単そうで、しかも傑作になりそうな気配がある「MONSTER」は、仮に映画化するなら多分外国映画。出てくる登場人物がほとんど外国人だし、舞台もドイツとかチェコとかなので、邦画でやるのは難しい。柔道とかテニスを映画にすると今度は大河になってしまうし、やっぱり色々難しくて、仕方なくこれ、という感じなのかも知れない。おかげで、ちょっとだけ顔を出しました、という役者ばかりで、なんか内輪受けの「俺も出たよ」の参加賞的な映画になってしまった。あるいは、言葉を換えると「役者のための仮装大会」という感じの映画。「俺、こんなに似てるんだぜ」「え、ベーシストで出ちゃったの?」「俺は観客で良いから、って頼み込んだ(笑)」みたいな。まぁ、最初からわかっていたのだけれど。そういう、構造的な問題を抱えている本作なので、ラストはそれなりに盛り上がったものの、やはり「それなり」の盛り上がりでしかない。

本作だけでコメントすれば、まぁ、冗長な物語を良くこの時間にまとめたなぁ、とは思う。矢継ぎ早に進んで行くストーリーが相当にあわただしいけれど、おそらく原作を知らない人でもなんとかついていけるだろう。また、前2作で広げた風呂敷も一応破綻なく畳んでいると思う。漫画だと、「あれ?この人がともだち?どこで出てきたっけ?」というところで最初に戻ってマンガ喫茶で全巻読み直す、なんてことが出来るけれど、映画だとそれが難しいから、種明かしをきちんとわかりやすくやる必要があったわけだけれど、そのあたりも冗長すぎるという感じではなかった。一応親切なつくりだと思う。あー、でも、バーチャルアトラクションとかはかなりぶっ飛んだ設定なので、漫画で慣れてないと受け入れにくいかなぁ。

1作目、2作目を観ずにこれだけ観るということはないだろうし、1作目、2作目を観ていてこれを観ない、ということもないだろうから、まぁ、観る人は観るし、観ない人は観ないわけで、そういう意味ではレビューの書き甲斐がない作品でもある。このレビューを読んで、「よーし、前2作をツタヤで借りてきちゃうぞ!」という人もいるかも知れないけれど、そこまでの価値はないので辞めておくことをおススメする。映像部分では多少観るべきところがあるような気もするのだけれど、「こいつは凄い」という感じでもない。

3作目単品での評価は☆1つ半。三部作トータルで☆1つ。本作では常盤貴子だけは良い(他にも芸達者な役者は使っているけれど、どれもこれもちょっとだけなので)ので、そこだけ観ておくという手はある。って、それは個人的な好みの問題か(笑) まぁ、これでもうこの作品を観ないで済むという意味では、ひと段落。ハリポタよりも短かったので、そこのところは評価できる。  
Posted by buu2 at 01:28Comments(0)TrackBack(0)映画2009││編集

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2009年09月21日

じゃらんじゃらん

「良いものを提供していれば売れる」というのは典型的な間違い。良く、「良いものが売れるんじゃない、売れたものが良いものなんだ」とか言う人がいるけれど、その通り。視覚マーケティングなんかはそのあたりを鋭く突いているもので、「モノが良くたって、見た目が駄目なら駄目なのよ」ということ。それで、売れる、売れないという分水嶺は、売ろうとしているモノによって要素が異なっていて、視覚だけじゃなくて、他にも色々な要素が絡まってくる。飲食店の場合、それはたとえば立地。立地が悪ければ、流行るものも流行らない。

さて、前置き終了。今日は川越に住んでいる友達が「美味しいインドネシア料理があるから、食べに行こう」というので、食べてきた。僕の朝霞の家からは、川越は電車で17分。池袋より近い。でも、川越に出かけたのはこれが7度目(笑)。1回はとんかつ店「楽天」に出かけたとき。それから、パスポートの更新。ラーメンを食べに行ったのが3回(ただし、これは別のところに行く用事があっての通り道だったから)、会社の登記で出かけたのが1回。朝霞には10年以上住んでいるけれど、これはいくらなんでも少ない。朝の連ドラで有名にはなったけれど、楽天に行った時にちょこっと見た川越の街並みは別に普通で、わざわざ出かけるほどのこともないよなぁ、というのが正直なところ。そんな街にあるインドネシア料理だから、もちろん流行っているわけではない。この街で流行る可能性のある食べ物屋は、ラーメン、鰻、とんかつぐらいのものだ。それも、駐車場必須。街中は道が細く、しかも渋滞気味。コインパーキングがあまりなくて、駐車待ちの車がさらに渋滞を悪化させている。そもそも車で来るな、ということなんだろうけれど、その割りには飲食店が駅から遠かったりする。このインドネシア料理も、普通に歩くと駅から30分近いらしい。駐車場は一台分あるらしいのだけれど、土地鑑のない僕にはそれがどのあたりにあるのかはわからない。少なくとも、店の隣や店の前にあるわけではない。店はちょっと暗めで、インドネシアのビデオが流れている。

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友達が勧めるままに鶏そばと焼きそばを頼み(本当は、楽天で使っている豚肉と同じ豚肉を使った豚丼を食べたかったのだけれど、それだとあんまりインドネシアっぽくないのでじっと我慢)、二人でシェアした。写真はこんな感じ。

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食べながら、この繁盛していない店をどうやったら繁盛店に出来るのか、という話になった。実際のところ、焼きそばは非常に手間がかかっているし、食べてみても美味しい。僕が近所に住んでいたら、週に一度は食べてみようと思う。鶏そばはかなり東南アジアテイストなので、その意味では「インドネシア料理」のお店の正統。だが、ラーメンを求めている人にとってはどうなのかな。まず、鶏の旨みが少ない。要は、薄味。僕が無化調ラーメンを食べたときに感じる感想が非常に近い。ただ、東南アジア独特の香草などの風味付けがあるので、きちんと成立はしている。何が言いたいかと言えば、ラーメンを求めている人は、多分物足りないと感じるだろうということ。旨みが薄いので、必然的に脂も少なめ。逆に、これで脂を多くしたら味が一層ぼけてしまう。だから、脂のバランスはこれで問題がないはず。要は、「化学調味料を入れて味を調えたらどうでしょう?」ということなのだが、おそらくそれは店主のこだわりが許さないのだろう。ここはラーメン屋ではないのだから、そのこだわりは間違いではないと思う。少なくとも、ダイエットに気を配っている若い女性なら、かなり満足できる一品だと思う。麺は太めで歯ごたえはあるものの、沖縄系のラーメンにありがちなややぼそぼそした、ぶちっと切れてしまうタイプ。このあたりには太麺の優良ラーメン店があるので、そういう麺と比較するとやや見劣りがする。ただ、これも、あくまでもラーメン評論家の視点からの話。このスープにフィットするのはこの麺なのかもしれない。また、このあたりは好みの問題でもあるので、「まぁ、良いんじゃないでしょうか」と言ったところ。それから、デザートも食べてみたのだけれど、それは黒米のプリンという怪しげなもの。ほとんど食べたことがないものだったので「怪しげ」に感じてしまったけれど、実際に食べてみたらこれはこれでなかなか美味しい。タピオカにちょっとだけ食感が似ているけれど、やはり別物。東南アジアのデザートはどれもこれも侮れない。それほど甘すぎず、それほど香辛料が利いておらず、ココナッツミルクの風味と炭水化物系の甘みで、非常に日本人好み。というか、僕好み。

DSCN0902

やきそばと黒米プリンのセット、これが恵比寿にあったら繁盛間違いなしである。しかし、実際は、13:30ぐらいに行って、先客が二人。僕達が食べている間に来たお客さんは皆無という状態。

ちょっとお店の人にも話を聞いてみたのだが、このあたりは街の中心街からはちょっと離れてしまっているとのこと。近所には川越大師喜多院‎などの名所もあるらしいのだけれど、このあたりのお寺に来るお客さんたちは隣にある鰻の超有名店「川越いちのや」に行ってしまうらしい(笑)。まぁ、逆に言えば、お客さんに「どこにあるんですか?」と聞かれたら、「いちのやの隣です」と言えば良いので、わかりやすいといえばわかりやすいのだけれど。

まぁ、正直なところ、視覚マーケティングのウジさんに色々アドバイスしてもらったらどうだろう、という感じの、店の外見自体のイケテなさもあるし、店内も、たとえばメニュー一つとっても、写真がなくて、どんな料理なんだかわからないとか、色々な難点がある。まぁ、そんな感じで、人通りがあまりなくて、フラッと入ってみたくなる感じではないし、入っても、料理が出てくるまではちょっと不安になるような状態だ。

加えて、アスクユーとか、食べログとかでもほとんどレビューがない。つまり、情報がほとんど存在しないのである。ネットの情報もなく、見た目もイマイチ、さらに人通りが少ないという状態。

川越という街の特性もある。都内から電車に乗って40分。しかも、街は「小江戸」というぐらいだから、和風なところ。浜っ子の僕からすると類似イメージは鎌倉なんだけれど、鎌倉に比べると緑も少なく、海もない。まぁ、客層は同じかも知れないのだけれど、鎌倉が有名イタリアンがひしめき合っている状態に比較すると、食の部分ではかなり和な感じである。そこへもってきて「インドネシア」である。20年ぐらい前だと、タイ料理がちらほら、マレーシア料理は渋谷にオンリーマレーシアという店が一軒、みたいな状態だったけれど、最近はすっかりメジャーになってきて、タイ料理なら都内ならいくらでも見つかるという状態。インドネシア料理もものすごく珍しいというわけでもなく、たとえば僕も去年のクリスマスイブにロクヒルで「バリ カフェ プトゥリ」という店で軽食を食べたりしている。

そんな感じで希少価値もなくなり、中華ほどではないにしてもすっかり東京に溶け込みつつある東南アジア料理なわけだが、東南アジア料理の特性って、何?ってことになるのだけれど、やはり安くてヘルシーで辛くて美味しい、みたいな感じであって、それを目的にわざわざ川越くんだりまで出かける、という感じでもない。正直、僕はラーメンや寿司や鰻やとんかつやフレンチやイタリアンなら遠出しても、インドネシア料理では(田舎方面へは)遠出をしない。「あー、目黒とか、新宿あたりに何かあるんじゃない?」とか考えてしまう。そして、これは僕だけの感覚ではないと思う。

結局「まぁ、場所が悪いよね」ということで片付けてしまうところなのだけれど、店を出て、ちょっと街中をぶらぶらしてみたら、結構若い観光客のお姉さん達がいるのである。何が珍しいのかわからないのだけれど(笑)、どうということのない街並みの写真を撮って喜んでいる。なので、僕が言いたいのは、「折角ここまで来たのなら、まぁ、鰻でも良いかも知れないですね。でも、鰻なら、名店があちこちにあるし、結構高いですよ。ちょこっとランチで立ち寄るなら、少し怪しげでハードルが高いけれど、知る人ぞ知る、本場のインドネシア料理を食べてみてはどうですか?」ということ。いや、「これは滅茶苦茶旨いっ!!!」っていうことじゃないんだけどね。もっと、日常的なものだから、東南アジア料理って。へぇー、ちょっと良くない?って感じ。

インドネシア生まれの日本人がお母さんと苦労しながらやっているお店、しかも味がしっかりしているのだから、場所が悪くても、見た目が悪くても、マーケ的にイマイチでも、このブログぐらいは応援したいと思う。さぁ、みんな、川越にいくならじゃらんじゃらんへゴー!あ、川越の皆さんも、近所に良い店あるんだから、行かないと損ですよ。

じゃらんじゃらんに言及しているブログ

↓実際に食べた人
小江戸川越七福神巡り

↓気になっている人
川越・蓮馨寺の桜 「ちいさな旅〜お散歩・日帰り・ちょっと1泊(100218)」

↓怪しいのでスルーした人(笑)
川越散策

店名 じゃらんじゃらん (Jalan jalan)
ジャンル インドネシア料理
TEL 049-223-4102
住所 埼玉県川越市松江町1-18-6
営業時間 12:00〜23:00(L.O.21:00)
定休日 毎月26日〜月末まで(仕入・農業手伝いの為)  

カムイ外伝

90ef27d4.jpg先日、TAJOMARUという酷い時代劇を観たので、これも全然期待していなかったのだけれど、比べては申し訳ないくらいにこちらの方がまともだった。

ただ、何より残念なのは特撮部分。忍者なんだから人間離れした動きをするのは当たり前なんだけれど、それが物理法則を無視したものになってしまうと「はぁ?」という感じになってしまう。空を飛んだり、逆戻しみたいな動きがあったり。ワイヤーアクションについてはもう何年も前のマトリックスやスター・ウォーズエピソード3とかの方がずっとまとも。まだまだ日本の特撮は駄目なんだな、というか、ワイヤーアクションに慣れていないということなのかも知れない。やる側も、やらせる側も。おかげで一番の見せ所が幼稚になってしまって、冒頭からあらあらら、という感じ。それから、サメとか、海のシーンの合成具合ももうちょっとなんとかならないものだろうか。最近は邦画でも結構まともなVFXを観ることが出来るようになってきていると思うのだが、この映画は悪い意味で邦画っぽい。

そういう悪い部分が冒頭から連発されるので、観始めてすぐに「失敗した」と思わされるのだけれど、意外と、そこからは結構まともだった。なんというのかな、ワイヤーアクションに頼らない、ただただ走る、チャンバラする、みたいな部分はなかなかに見せるものがあった。007がユア・アイズ・オンリーで原点回帰として体を使ったアクションを重視したことがあったけれど、そんな感じ。特に前半の霞切りのシーンはなかなかのものだったわけで、全編こういう、生身の人間の活躍を前に出していく組み立てにすればもっと良かったと思う。あ、でも、手裏剣は割りと良かった気がする。

原作を未読なのでなんともいえない(もしかしたら原作に忠実なのかも?)のだが、ちょっと意味不明な部分もあった。サメのシーンとかは苦労して稚拙な特撮を展開していたのだけれど、あれとかは何をやりたかったのか良くわからない。というか、なくても良いシーン。そういう部分を入れるくらいなら、もうちょっと前半部分のカムイの苦悩とかを描いたらどうだったんだろう。それより何より、ルアーを作るのにどうして凄く偉い人の人間より大事な馬の蹄を使うのかがなぞ。

ラストの決闘のシーンはちょっとしつこいくらいに血がドバドバ出るので、血に弱い人は要注意。

普通のドラマパートでは、マツケンは結構健闘していたと思う。小雪も悪くなかった。

それはそうと、海が南国みたい。個人的な勝手なイメージだと石川県あたりの北陸地方っぽい話なんだけれど、全然そんな感じじゃない。まぁ、これは勝手な思い込みなのでどうでも良いのだけれど、個人的には違和感があった。

大画面でもしょぼく見えちゃう特殊撮影なので、興味のある人は是非映画館で。少なくともTAJOMARUよりは全然良いです。評価は☆2つ。  
Posted by buu2 at 00:46Comments(0)TrackBack(0)映画2009││編集

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2009年09月20日

あれ?

僕は分子生物学が専門ですが、

栃木女児殺害:DNAは元県警幹部 「有力証拠」対象外に

栃木・茨城県警の合同捜査本部が遺体周辺から採取し、犯人特定の手掛かりになるとみていた男のDNAが、栃木県警の元捜査幹部のものだったことが捜査関係者への取材で分かった。


元捜査幹部が重要参考人なんじゃないの?  
Posted by buu2 at 03:22Comments(0)TrackBack(0)ニュース││編集

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たまには夕景でも撮ってみる

食べ物ばかり撮影しているのもいかがなものかと思うので、とりあえず家のベランダから夕焼けでも。

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今度、どこかに写真を撮りにでかけてこようかな。

出かけるといえば、荒船山。野辺山とか、八千穂高原とかに出かけるときは、大抵下仁田で高速を降りて、そこから一般道で臼田の方へ走る。このとき、いつも左側に見えるのが荒船山。ものすごい奇景で、いつかは行ってみたいなぁと思っていたところ。そこがマンガ家失踪で凄い有名になってしまい、ありゃりゃ、という感じ。無事であることをお祈りしたいのですが、どうもなかなか難しいようですね。足を踏み外しちゃったのかなぁ。高所恐怖症の僕にはなかなか出来そうにない・・・・。  

2009年09月19日

ナス、キャベツ、ピーマンと豚肉の辛みそ炒め

世の中が休みになると、僕の仕事は自宅作業が中心になる。必然的に家で料理をすることが多くなるわけで、ブログのネタにも事欠かない。ということで、今日はナス、キャベツ、ピーマンと豚肉の辛みそ炒め。材料は写真の通り。

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ナスは縦に半分に切ってから斜めに半分に切ったもの。キャベツは食べやすい大きさに適当にちぎる。ピーマンは縦に半分に切ってから横方向に5ミリ幅で千切り。

フライパンに大匙2の油を入れて熱し、そこに豚肉を入れてほぐしながら加熱。おおよそ色が変わったところで一度肉だけを取り出す。続いて、ピーマン、キャベツを投入。さっと炒めて油がいきわたったところでナスを投入。あおりながら炒めて、全体に火が通ったな、というところで肉を戻し、お酒大匙3、水1/4を加え、ふたをして蒸し煮にする。途中、何度かかき混ぜて、ナスがきちんと柔らかくなるようにする。5分ぐらいで大体やわらかくなったら蒸し煮は終了。

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ふたをとって、豆板醤を小匙2投入。ちょこっと残っている水分を飛ばすようにしながらやや強めの火で炒める。豆板醤の香りがでてきたところで、今度はテンメンジャンを大匙2投入。全体に良くたれがいきわたるようにしつつ、強火で水分を飛ばす。最後にしょうゆを大匙1、ごま油を小匙2投入し、ざざざっとあおって出来上がり。

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お皿に盛り付けて、シメジご飯のおかずにしましたとさ。

DSCN0884

この、豚肉と野菜を豆板醤、テンメンジャンで炒める料理は色々応用が利いて、しかも簡単。ポイントはナスに油を吸わせることのようで、そのためにはナス以外の野菜を先に加熱しておく必要がある。これさえ順番を間違えなければ、誰でも結構美味しくできる予感。次はたまねぎを入れてみようかな?

ということで、今日の料理は☆3つでした。  
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しめじともやしの炊き込みご飯

3分クッキング9月号のもやし特集に載っていた豆もやしときのこの炊き込みご飯を作ってみた。豆もやしって、何?って思ったけれど、とりあえずスーパーでもやしを買ってきた。そう大きくはずすことはないだろう。あと、しめじを1袋。

さて、作り方。といっても、全然大した事ない。まずお米3合を研いで(無洗米を買ってきてあるのに、毎回お米を研いでいる僕は一体何なの?最初から普通のお米を買うべき?)、炊飯器にかけ、2合分のお水に浸して30分。

もやしは根を取り除き、しめじは石突をのぞいて、適度な大きさに分解。

30分経ったところで、炊飯器に酒大匙1、しょうゆ大匙1、塩小匙1を混ぜた液体を投入して、ちょこちょこっとかき混ぜて、その上からしめじ、もやしの順に投入。で、普通に炊飯。簡単だな、これ。しかし、炊飯器にかけたときはもやしとしめじしか見えないので、こんなので大丈夫なの?とかなり心配になる。

で、炊き上がったときがこれ。

DSCN0845

ざーーーーっとかき混ぜてこんな感じ。

DSCN0854

なるほど、良い感じじゃん。で、どんぶりによそってみました(6人分もあるから、当分これを食べないと(笑))。

DSCN0863

ははー、なるほど。これだけ単品で食べるにはちょっと塩分が控えめすぎ。でも、おかずがあれば問題ないな。

これからも時々やろうと思う。もやしを使い切れなくなったときとかね。評価は☆2つ。  
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今日の合コン

新丸ビルに居を構える某一部上場会社との合コン。取締役がスキー関係のビジネスパートナーなので、「全力で良い面子をお願い」と頼んでおいたら、本当に良い面子だった。さすが取締役。

料理の写真を撮ろうと思っていたけれど、暗い店だったので果たせず。ニッセイビルの地下にあるお店だったけれど、とにかくわかりにくい店内で、トイレに行く人がみんな迷う(笑) 僕もちょっとトイレに行こうとしたら、まずトイレの場所がわからない。あれれれれ?と思っていたら、そのあたりきちんとわきまえている店員がすっと寄ってきて、「こちらでございます」と案内してくれる。で、トイレから戻ってきて、また迷う(笑) あれれれれ?と思ってうろうろしていたら、また気の利く店員さんがすっと寄ってきて、「こちらでございます」って、毎日毎回これやってるんだろうなぁ、このお店の人たち。大変なことでございますのことよ。

合コンは非常に楽しかったのだが、僕の携帯の待ち受けに堀北のイラストがあるのを見て一同ドン引き(笑)。「良いじゃねぇか、別に。これだって営業の道具なんだよ」(いや、マジで。あなたのサイトに似顔絵を載せることもできますよ、みたいな感じでやることがあるので。一枚10万円から。いかが(笑)?)とちょっとだけ思ったけれど、まぁ自作の堀北イラストが待ち受けになっているのは事実だから仕方がない。堀北だから駄目なのかな?今度は常盤貴子にしてみようか?いや、イラスト描くのも仕事だけれど、男よりは女の方が描いていて楽しいんだよね。ということで、ラーメンの話やら何やら、色々話していたら、あっという間に終電近くの時間。が、有志でさらに飲みに行くということで、もう一軒。いや、僕も次に行く気は満々だったわけで、ただ、始発が動き出す前に帰るのはやめてよね、と思いつつ、次の店へ。

ということで、次の店で飲み始めたわけだけれど、相手の女性のエースも居眠りをはじめ、彼女を連れてきた取締役がその女性の寝顔の写真を撮ったりしているうちに、普通に終電もなくなり、「さぁ、朝まで飲みますよ」という段階になって、都内住民達は「じゃぁ、タクシーで帰ります」とのこと(やっぱり(笑))。こういうときだけは都内に住むべきかな、と思う。それで、僕は「フェアレディZをもう一台買える身分になるまではタクシーは絶対に使わないぜ」と心に固く誓っているので、みんなを見送ってからテクテク歩いてロイヤルホストへ(笑)貧乏くさいな、おい。あーーーーーーっ!考えてみれば、女の子と一緒にタクシーに乗って、送り狼っていうんですか?あれをやれば良かったのかな?っていうか、これって、死語(笑)? まぁ、いいや。後の祭り。しかし、ここで深夜営業のファミレスに行ったのは僕の経験値のなせる業であって、以前にはこんなこともあった。電車に乗っていると近そうに思えてくるんだよね。でも、実際に歩くととんでもなく遠い。

ということで、♪夜明けぇ間近のぉ〜吉野家ぁではぁ〜化粧のはげかけたぁシティガァルとぉ〜、みたいなロイヤルホストでパソコン開いて仕事をして始発までのんびり。5時前に電車に乗って、帰ってきたらこの時間。とても楽しかったけれど、ドン引きされちゃったからもう駄目かもね(;_;) では、おやすみなさい。  

2009年09月18日

版画男は名作

唐沢なをきさんがNHKの取材を途中で拒否した、というニュースがあって、何かコメントしようかなぁと思ってずっと放っておいたのだけれど、この記事の何が酷いかって、

漫画家がNHKの「ほんっと〜に不愉快!」な対応に取材拒否! 真相を語る

冒頭の書き出し、「人気漫画家の唐沢なをき先生をご存知だろうか?」って、なんじゃそりゃ(笑) 人気漫画家っていうのは、誰でもが知っているから人気なんだろうよ、と思うのだけれど、まぁ良いや。で、この唐沢なをきさんのことは僕は大好きなのであって、彼の不朽の名作「怪奇版画男」は版画をやったことがある人なら(小学生の図画工作の時間を含め)、全員が読む必要がある。

怪奇版画男 (Big spirits comics―版画SPECIAL)

恐ろしいことに、この怪奇版画漫画は全編版画で描かれている。ものすごい手間だ。そして、その手間に内容も負けていない。僕は「人生において感動した漫画を5つ挙げろ」と言われたら、迷わずにあしたのジョーとドラゴンボールとブラックジャックと童夢とAKIRAを挙げるが、6つなら怪奇版画男を加えるね。

随分前、秋葉原が今みたいになっちゃう前に、ラオックスで唐沢なをきさんの電脳なをさんの発刊記念サイン会があって、もちろん僕は出かけていったわけだけれど、お嫁さんが僕の手にした版画男を目ざとく見つけ、そちらにまでサインしてくれた。あの恩は一生忘れませんよ。版画男万歳!!!唐沢なをきさん万歳!!!

ということで、NHKの取材の詳細はこちらをどうぞ。

『マンガノゲンバ』の件

その後もこの件に関するエントリーは色々続いているようですが、何しろ、僕が言いたいことは、「怪奇版画男は超傑作だから、絶対に買って読んで欲しい」ということ。あ、でも、まだ買えるの?これ。って、今アマゾンを見ると中古が4冊あるみたいですね。この本がこんな状態に追い込まれているなんて、日本の漫画界はどうかしているぞ。うん。  

こだわりのインドカリーペースト 中村屋

使ったことのないカレーのルウを色々と試してみるテスト。

今回は中村屋のカリーペーストを試してみた。具に入れたものは鶏のむね肉、にんじん、たまねぎ、青唐辛子、赤唐辛子。このルウ(というか、ペースト)、3食分なのに結構高かった。さすが中村屋。

DSCN0821

でもね、作って食べてみたら、確かに中村屋風味なんですよ。これは大したもの。2、3食分って書いてあったけれど、確かに3食分しか作れなかった。でもまぁ、あんまりたくさん出来ちゃうと、朝も昼も夜も翌朝もカレーになっちゃうから、このくらいが適量かも知れない。

あと、こうやって自分で作っていて思うのは、このカレーペーストが400円近かったりすると、「高いなぁ」と感じちゃうのがなんだかなぁ、ということ。だって、外で食べたら、400円じゃ、ほとんどまともなものは何も食えないですよ。牛丼とか、そんなもの。それで、寿司屋とかに行こうものなら、ものすごいリーズナブルなお値段の浦和のよし佳とかですら、「中トロ」とか言っただけで余裕でこのくらい吹っ飛ぶ。っていうか、この間志木で食べた鯵丸のラーメンですら950円とかだもの。してみると、スーパーで買い物するときって、無意識のうちに凄くシビアに考えているよなぁ。

ま、何にしても、家で作るカレーは一杯あたり150円ぐらいだと嬉しいので、このカレーはちょっと高価ですぜ。で、味の方は、☆2つ半。美味しかった。また買ってみたい。

出来上がりのほうは、角度を変えた写真をお楽しみください。

DSCN0827 DSCN0825  
Posted by buu2 at 01:19Comments(2)TrackBack(0)料理││編集

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2009年09月17日

我が家の定番 ビーフストロガノフ

19615da9.jpg肉を食べたいと思ったときの定番。

ところで、ピーマンを入れるのはあんまり普通じゃないのかな?まぁ、別に良いんですが。今日も大変美味しくできました。☆3つ。  
Posted by buu2 at 17:27Comments(0)TrackBack(0)料理││編集

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政策でずれが出るのは当たり前

<原発行政>福島氏の見直し発言に、直嶋経産相「ノー」

そもそも、民主、自民、社民の立ち位置を簡単に直線に表せば、

ヤマトの諸君-----デスラー(ガミラス)----------ズォーダー(白色彗星)

じゃないや、

民主-----自民-----------社民

なんだから、民主の政策は社民より自民に近い。あちこちで政策にずれが出てくるのは当たり前で、福島さんを消費者、食品安全、少子化対策、男女共同参画担当にしたのは、「ここならずれが生じにくい」と考えたから。もっと言ってしまえば「面倒だから、ずれが生じにくそうなところは全部やらせちゃえ。あとは黙ってろ」ということ。

それで、何かミソをつけたらソッコーで解任、社民党さん、サヨウナラ、というのが腹のうちだと思う。今小沢さんは、次の参議院選まで我慢するか、それとも自民党参議院議員を5人ほど民主に引き抜くべきか、考えているところだと思う。「長老支配に反対」とか、「河野を擁立したが失敗した」とか、「石破が立候補しなかったことに失望した」とか、理由は色々つけられるからなぁ。  
Posted by buu2 at 12:58Comments(0)TrackBack(0)ニュース││編集

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2009年09月16日

色々当たって嬉しい(逆に言えば、非常に当たり前だったということ)

鳩山内閣で福島みずほさんが何をやるか予想したわけですが、

福島みずほさんのポストを余計なお世話で考えてみる

結果はこの通り。
鳩山内閣の顔ぶれ

ばしばし当たって嬉しい。

重複を考えずに可能性を検討したので、合計で100になるようになっていたのだけれど、福島みずほさんのやる奴を全部抜き出すと

内閣府特命担当大臣(消費者) 可能性15%
内閣府特命担当大臣(食品安全) 可能性25%
内閣府特命担当大臣(少子化対策) 可能性30%
内閣府特命担当大臣(男女共同参画) 可能性10%

合計で80だぁ。

いや、別にそれだけなんだけれどね。当たったからって、何があるわけでもないんですけどね。  
Posted by buu2 at 19:54Comments(2)TrackBack(0)ニュース││編集

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視覚マーケティング実践講座(読了編)

著者のウジさんから直々に送付していただいたこの本、読み終わりました。

読みかけの速報版はこちら。

視覚マーケティング実践講座(序章)

視覚マーケティングをブログにどうやって取り入れていくか、事例を見ながら学んでくださいね、という主旨の一冊。そういう意味で、まず

視覚マーケティングのススメ

は読んでおくこと、必須。

さて、内容について。僕の場合、ウェブ制作会社を運営している都合上、ブログのデザインを手がける機会は普通の人に比較すると格段に多い。営業の際には、「うちはデザインだけで食べている人間はいません。だから、あくまでも「恥ずかしくない」レベルのデザインです。そして、デザインと言うのは非常に重要な役割を果たしています。だから、本気でウェブサイトによるブランディングを考えるなら、きちんとしたデザイナーに頼む必要があります。もちろんお金はかかりますから、あとはどこまでお金をかけられるか、費用対効果をどう考えるか、ということになります。やるかやらないかは、僕達からもアドバイスはしますが、最終的にはお客様の判断です。ちなみに、僕達はデザイナーを紹介しますが、紹介料とかはいただきません。信頼できるデザイナーを紹介します」というような説明をしている。それで、「じゃぁ、デザインにお金をかけてみます」というお客様に対してはウジさんを紹介したりしているのだけれど、まずほぼ100%のお客様は「とりあえず、様子を見たいと思います」という返事をする。おかげで、たとえばこういう、ライブログデザインのウェブサイトが出来上がってしまうことになる。

高谷秀司公式サイト

ちなみに高谷さんはギタリストなんだけれど、とにかく山、それも雪山が大好き。これは未来永劫変わらない。だから、サイトもそんなイメージにしたい。ということで、このサイトを構築するにあたっては、まずギターを連想するデザイン、そして、ギターを前面に出しつつ、アナログ感ではなく、雪山の持っているドライ、クール、シャープなイメージを取り入れてみた。具体的には、フォントはゴシック。カラーは青系を多用し、パステルカラーの使用を避ける。ただし、CD販売サイトは目立たせたいので、そこだけは黄色を使って目を惹かせる。多分、このあたりがウジさんの言うところのとん馬な、じゃなくて、トンマナなんだと思う。

#うーーーん、この日本語IM、凄いな、ちょっと間違えると「とん馬な」になってしまう僕の才能を見事に表現している。

で、僕とかはプロのデザイナーじゃないから、そのトンマナをきちんとデザインに反映することができないわけだけれど、素人が素人なりになんとかするには、これはもう訓練、場数を踏むしかないんだと思う。ただ、それは実際に自分でやる必要は、必ずしもなくて、他人がもだえ苦しんでいる様を見る事によって、バーチャルに体験し、そして自分の経験値アップにつなげることができるはずだ。だから、この「視覚マーケティング実践講座」は、そういう用途として利用するのが正しいんだと思う。

それで、実際にブロガーが苦しんでいるのを見ると、そのポイントと言うのは結構異なることがわかる。そのあたり、やっぱり得意、不得意があるんだろう。僕とかだと、このスキームに自分のブログデザインリニューアルを載せた場合、多分、ブログのトンマナを決めるというところでハングアップしちゃうと思う。このブログのトンマナを決めるのって、凄い大変だもの。

読んでみてまず最初に思ったのは、このトンマナを決めることができるシステムがあったら面白いだろうな、ということ。でも、多分それはそんなに難しくない。キーワードを100個ぐらい用意して、「自分のブログが目指したいテーストはこっち」みたいなのをチェックしていく。その結果から機械的に、「トンマナコンパス」を表記する。

あなたのブログが目指すイメージ(例)
  寒い  ←→  暖かい
  情報  ←→  感情
  赤   ←→  青
  海   ←→  空
  伝統  ←→  革新
  清楚  ←→  派手
  文化  ←→  スポーツ
  きっちり←→  あいまい
  高価  ←→  安価
  きっちり←→  エレガント
  男   ←→  女
  朝日  ←→  夕日
  ユーミン←→  中島みゆき
  お笑い←→  シリアス

それで、こういうリストの、全部でも良いし、いくつかでも良いんだけれど、ピンと来たものを片っ端からチェックしていく。加えて、「これはものすごく重視したい」というのがあれば、そのフラッグを立てる(最大3つぐらいかな?)。で、「次へ進む」をクリックすると、「あなたが目指すブログにおススメのトンマナはこれです」っていうのが表示される。

「おススメはゴシックによる表記、ベースになるカラーの組み合わせはたとえばオレンジ(メイン)、ベージュ(サブ1)、薄いグリーン(サブ2)」

みたいなのが表示される。簡単だぁ(多分)。ウジさん、これ、一緒に作りませんか(笑)?これがあったら、うちの会社でも凄い役に立ちそう。監修ウジパブリシティってことで(笑)。

さて、内部連絡終了。

本題に戻ります。たとえば僕のブログをリニューアルしようと思ったら、やっぱりこのトンマナ決定がものすごいネックになる。で、現実問題としてトンマナコンパスがまだないので、自分で考えなくちゃならない。でも、このあたり、この本に載っている人たちは比較的簡単にクリアしちゃっているんだよな。うらやましい。って、比較的簡単なら、トンマナコンパスも要らないのかなぁ?うーーむ。

でもまぁ、僕の場合、このトンマナさえ決まってしまえば、あとはわりとサクサク進んでしまいそうな予感はある。で、僕の場合はこうだけれど、人によっては色々なので、サポートツールはトンマナコンパスだけじゃなくて、色々必要なのかも知れない。何しろ僕はトンマナを決めるところにものすごいハードルがあるので、それを解決するための手法は思いつくんだけれど、その他のところは今ひとつイメージできなかったりなんかして、スイマセン。

それでね、ウジさんがこの本で伝えたかったことと言うのは、「前著で紹介した視覚マーケティングは、それほど難しいことではありません。誰でも、やり方さえわかれば、システマティックに進めていくことができます。おそらく80点のものになるでしょう。80点をどう評価するのか、ということはありますが、現状が30点なら、御の字ではないですか?そして、80点を100点にするためには、やはりプロの力を借りるべきです」というところなんだと思う(逆に言えば、100点になっちゃうなら、ウジさんは仕事がなくなっちゃう)。そして、さらに突っ込んだウジさんの本音(僕の勝手な想像)は、「あなたのブログは現状、30点ですよ。でも、自力で80点にはなるはず。80点で良いなら、100点以上を提供する私のところには来ないで。忙しいんだから、モォーーーー」みたいなことなんじゃないかと(笑)。すいません、勝手に推測しちゃって。で、80点のブログデザインにするためには、この本と前著の両方を読むのは非常に良いことだと思います。あ、トンマナコンパスがもし存在すれば完璧ですね(^^

おそらく、ブログサイトのデザインリニューアルをまとめると次の4ステップ。

1.自分のサイトの現状を知る

2.目指したいサイトのトンマナを決める

3.トンマナに合わせた表記手法を確認し、戦略を立てる

4.実際にデザインしてみる

4のところではトンマナに加えてブランディングの要素が加わるので、絵心がないとなかなか難しい作業になるかもしれない。でも、絵心があって、トンマナとブランディングのコツがわかっていないと意味がないので、そのあたりを勉強するには非常に良い本だと思う。また、絵心がない人は誰かに頼むことになると思うのだけれど、その上でも、このあたりのことを自覚して、デザイナーに指示が出せれば、デザイナーの手間も省けるし、より自分のイメージに合致したアウトプットが出てくると思う。

ま、何しろ、「お前はもうちょっと、自分の会社のサイトのデザインを何とかしろ」というメッセージは伝わってきます。前著のときもでしたが(涙)。頑張って稼いで、早くウジさんに仕事を頼めるような会社にしたいです。

さて、最後に思ったことを列挙

○今回は個人ブロガーのデザインリニューアルのみ。企業サイトも見てみたい
○右サイドに凄く大きなスペースを割いているケースが多い(良い、悪いではなく)
○女性のサイトも見てみたい
○そろそろ自分のサイトもリニューアルしてみる(笑)?
○あぁ、著者サイン入りだ!(今気がついた(汗))
○また一緒に仕事しましょうね!(業務連絡)
○デザイン編と、運用編で、講習会やろう(業務連絡)
○とん馬なコンパスも、是非(業務連絡)
○この本を買いたい!と思った人は、ほら、下のアフィリエイトから是非(小遣い稼ぎ)

視覚マーケティング実践講座 ブログデザインで自分ブランドを魅せる

視覚マーケティングのススメ (アスカビジネス)  
Posted by buu2 at 17:29Comments(0)TrackBack(1)読書││編集

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フォン・ド・ボー ディナー クリームシチュー

露骨にマイノリティ差別を展開するS&Bの企業姿勢が好きになれないので、もう滅多なことではS&Bの商品は買いたくない。が、買いだめしてあるものは仕方がないので、S&Bのクリームシチューのルウを使ってチキンクリームシチューを作ってみた。

使ったルウはこれ。もう二度と買わないだろう。

DSCN0803

で、材料。

DSCN0806

できあがり。お皿の色が同化しちゃっていてスイマセン。

DSCN0813

S&Bの製品なので、味の評価はなし。  
Posted by buu2 at 15:49Comments(0)TrackBack(0)料理││編集

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すゞしろ日記

すゞしろ日記

手を伸ばすと、そのちょっと先を逃げていくようにしてどこかに行っちゃうんだよな、山口さんは。

この間、丸善でこの本を見つけたときも、サイン会の引換券が直前でなくなっちゃった。

日曜日に電話してみたんだけれど、留守。もしかして、引っ越した?一応留守電にメッセージだけ残しておいたけれど。

ということで、すゞしろ日記ですが、面白いです。おススメ。☆3つ。

ところで山口さん、ワールドカップのポスターなんか描いたんですね。どんどんビッグになっていくなぁ。これじゃぁ気軽に仕事を頼めません。って、それはもう数年前からなんだけれど。

アートで闘う 世界陸上・サッカーW杯で“日本代表”
ラフスケッチ
FIFAポスター  
Posted by buu2 at 01:24Comments(0)TrackBack(0)読書││編集

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2009年09月15日

「匿名性」の文化から演劇を取り戻してください

昨日、遊眠社関係の本を読んだ。制作者という立場から時々垣間見ることができる若き日の野田秀樹氏を見て、なんとなくテーブルの上にあった「2009年夏、野田秀樹、池袋、東京芸術劇場、芸術監督就任」というリーフレットを手にしてみた。あれ?これ、三つ折だったのね。表と裏しか見てなかった。で、中に「「匿名性」の文化から演劇を取り戻したい」という挨拶が載っていた。全然気がつかなかった(笑)気がついたのかも知れないけれど、忘れていた。非常に示唆に富む文章なので、許可を得ずに全文を転載します。いや、どこかにないかなーと思って、芸術劇場のサイトとか、色々探してみたんだけれど、見当たらない。著作権上問題があることはわかっているのですが、なんとももったいないので、悪いことを承知で全文載せちゃいます。

「匿名性」の文化から演劇を取り戻したい
芸術監督 野田秀樹

インターネットとやらが、流行りだした頃から、文化というものが怪しくなっているのを感じていた。
それは、「匿名性」が生み出す文化の怪しさであり危うさである。
ネット上に飛び交う、情報まがいの批評、或いは批評まがいの情報を見ると、一体、誰が、何の根拠を持って、何を良いとか悪いとか言っているのか、ちっともわからないのである。
例えば、ウィキぺディアとかいう百科事典など、格好の例である。「誰もが書き込み自由」という一見、偏狭な知識を自由の世界へ解放したかのような、まるで、匿名性で何かを創造しているかのような魔法の世界。だが、自由であるかのように見えて、実は、嘘八百を少ない労力で世に流布してしまう、もっとも安易な手段である。
今、演劇の世界といえども、こうした「匿名文化」と無縁ではない。一体誰が、こんな芝居を面白いことにしてしまったのか、なんで、こんなひどい芝居に客があふれかえり、これほどいい芝居なのに、客席がまばらであったりするのか。その責任の一端は、「らしいよ」という、誰が言ったか分からない、無責任な噂のような批評、批評のような噂。これが流布しているからである。
つまり、発信地がはっきりしないのである。これは恐ろしいことである。「らしいよ」というのは、言ったもの勝ちであるし、言われたもの負けなのである。
私が、「劇場」の芸術監督になることに決めたのは、その言葉を発信する場所、その言葉を発信する人間が誰であるかを、明確にしたいからである。私は、「東京芸術劇場」という場所から、創作者として、(自分の芝居だけでなく)こういう芝居が「いい芝居」だと思うのです、と発信をしたい。
「匿名」ではなく、「実名」である。作品によっては失敗もある。その批判は、「実名」で発信すれば「実名」に帰って来る。
「匿名性」を使って、あやふやなものを、いつまでも創っている、この日本の文化状況から、演劇の現場を取り戻したい。「実名」で発信する世界に戻したい。
演劇は、昔、「演劇の現場」だけから生まれていたのだ。こんな当たり前のことを、わざわざ声高にしゃべらなくてはいけない所に、今の文化の危うさがある。
こんな私の思いに応えてくださったからかどうかはわかりませんが、たくさんの皆様よりこの劇場に芸術監督が誕生したことを祝福して下さるメッセージを頂戴いたしました。心より感謝いたします。
問題山積みの劇場ではありますが、長い目で見てやってください。こちらも頑張れるだけ頑張ってみます。


こうやってべた打ちしてみると、野田さんの文章は意外と読点が多いのね。って、それはさておき、僕のようにネットを自分の情報発信のメインツールとして利用している人間には耳が痛いことがたくさん。ラーメン、映画、食べ歩きグルメ、演劇、本、新聞記事、誰かの発言、その他と、僕は色々なコンテンツについてブログを使って批評してきている。僕なりのこだわりというのはそれら全てについて「元木一朗」という実名でやっている、ということなのだけれど、「じゃぁ、元木一朗って、誰よ?」ということになると、多分ほとんど誰も知らない。別にテレビに出るわけじゃない、ラジオにでるわけじゃない、最近は雑誌にも出ない、本の出版もしばらくやってない、講演でも見かけない、なんだ、「元木一朗」って言ったって、ただの記号じゃん、みたいな。だから、実名であっても、実際のところ、匿名となんら変わりがないのである。それで、そういう実質匿名のポジションから情報まがいの批評を発信し続けているわけで、野田秀樹氏から見ると、僕なんかは野田氏から演劇を取り上げた典型的な人間なんだろうなぁ、と思う。別に、取り上げたつもりはないんだけれど。でも、このブログだって、多いときには3000を超えるアクセスがあるわけで、嘘八百を少ない労力で世に流布しているわけだ。

それで、演劇である。僕は正直、演劇の良し悪しはさっぱりわからない。好き嫌いはあるけれど、それは演劇の良し悪しとは別のものだ。それに、以前は色々観ていたけれど、最近はケラとキャラメルボックスと野田地図関連ばかり。ここ2年ぐらいはキャラメルボックスもすっかり飽きてしまい、多分もう観ることはないと思う。すっかり観劇頻度が落ちてしまっているわけだけれど、何でかなー、と言うと、やっぱりそれは一つには贔屓の俳優さんがあんまりいなくなってしまったこと。それから、チケットの価格。そして、チケットを取ることが面倒くさいということ。どうにも気軽に楽しむ、という感じにならない。しかもね、まじめに取ったチケットじゃないと、演劇を満喫できないってことを知っちゃってる。ときどき、「そういえば、世田谷で蒼井優さんが出ている奴をやっているはず」とか思い出すんだけれど、そのときにはもう良い座席がなかったり。

でも、この文を読んで、芸術劇場で芝居を観ようかな、という気になった。まずは、2月の農業少女かなぁ。って、これはこれでチケット入手困難っぽいんだけれど(笑)。

何しろ、野田氏が「こういう芝居が「良い芝居」だ」というのを色々観ておこうと思う。こういう思いはすぐに忘れるので、ちゃんと文章にしておく。これは決意表明です(笑)。  
Posted by buu2 at 22:36Comments(0)TrackBack(0)演劇││編集

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とん兵衛

理研に行く用事があるとついつい食べてしまうとん兵衛(苦笑)。ヒレカツは全然駄目、カキフライは食べる価値あり、ロースかつはイマイチ、ということがわかっているので、今日はランチのチキンカツを食べてみた。

あぁ、まぁまぁじゃん。これなら許す。っていうか、1000円以下で、これだけたっぷり食べられちゃうなら十分だな。

やっぱさー、安いランチで肉を食べるときは、1に鶏、2に豚、3、4がなくて、5も6もない。安い金額で牛という選択肢はないね。

DSCN0816 DSCN0819  

理研

ce8b0130.jpgちょっと用事があって理研に来た。もう部外者なので、入構手続きが必要。えーと、許可証番号は1326ね。それで、と。時間は、13:26ね。って、あれ?さっきも1326って書かなかったっけ?あぁ、さっきのは許可証番号か。って、えーーーーー、番号と時間が一緒なの?これ、印刷されているんだよね?偶然だよね?すげぇーーー、1万分の1の確率だよ。

正直驚いた。宝くじなら10万円当たるところだった。  
Posted by buu2 at 13:27Comments(0)TrackBack(0)モブログ││編集

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