2010年04月30日

変異型情報病時代におけるマーケティングの典型的成功例

今日、日本の株価は連休前の全面高だが、僕がメインで運用している銘柄はあんまり芳しくなくて世の中から取り残された感じ。そして、そういう「取り残され」を嫌うのが今の若者気質という分析が三浦さんの書いた「情報病」。

この本では残念ながらTwitterについて触れられていないのだけれど、情報病の若者たちとTwitterの相性が良いのは自明で、それがそろそろ顕在化しつつある。

Twitterの中には強烈なフラッグマンがたくさんいる。それは例えばTwitter自体や、それのメイン・プラットフォームであるiPhoneとか、その他色々なもので見受けられるけれど、ここでいうフラッグマンとは、それにぞっこんになって、自分が使うだけじゃなくて是非みんなに使って欲しくて、同じようにそれを愛してくれて、それが駄目って言われると自分の全価値観が否定されていると考える人達。「これがだめだよね」っていうと、「いやいや、それは」とメーカーの代わりになって打開策を考えてあげる。色々ダメ出しされて最終的に行き詰まると、「騙されたと思って使ってみて」と、感情論になったりする。こういう人たちが新しいかと言えばそんなことはなくて、普通に昔から存在していたし、それのおかげでソニーとか、アップルとかは存在している。ただ、その存在はそれほど表面化しなかった。

Twitterはこういうフラッグマンにフィットしているので、フラッグマン濃度が高いし、それに顕在化しやすい。そして、その背後には大量の情報病の若者たちが存在する。今、Twitterの中では着々と、フラッグマンと情報病患者の蜜月関係が形成されつつある。

Twitterのマーケティングの強みというのは、例えば豚組の事例で顕著である。このお店で食べた時の僕の評価については下記のリンクを参照して欲しい。

豚組

豚組しゃぶ庵

Twitter内でのマーケティングは、Twitterの中でファンを作ってしまうと、ネガティブ層を駆逐できるというのが最大の特色。一度フラッグマンを巻き込んでさえしまえば、あとはフラッグマンが勝手に頑張ってくれるし、雰囲気を作り上げていってくれる。そして、その雰囲気が、「空気を読むことが最大の重要事項」であるところの情報病患者に蔓延し、そしてネガティブ層を駆逐する。「みんなが美味しいって言っているから、自分はそうは思わないけれど、波風立てたくないから黙っておこう」ということになるわけだ。「どうやってフラッグマンを取り込むか」が最重要テーマになるし、極論すれば、これさえ出来てしまえばTwitterマーケティングは成功したも同然。だから、店側はフラッグマンをネットでもリアルでも丁重にもてなす。こういったことはラーメン評論家が顔出しし始めた頃にやられていたことだが(新しいメニューを投入するときにその試食会に招待するとか)、似たようなことを豚組も、Twitterを使って展開している。

僕がラーメン評論家として活動していた時はこうしたフラッグマンをどうやって見つけ出すのかが媒体(雑誌、テレビ)やお店の最大のテーマだったのだが、Twitterの場合はそれが「フォロワー数」という客観的な数字で数値化されているというのも大きい。つまり、店側は誰を利用すればいいのかがすぐにわかるのである。

follower

僕はとんかつ屋の評論もやっているから、ラーメン屋ほどではないものの、そこそこの数の店を食べてきている。豚組は美味しいけれど、じゃぁ他のとんかつ有名店と比較して格段に美味しいかと言われれば、全然そんなことないし、それに対して価格は1.5倍ぐらいだから、コストパフォーマンス的には全然得じゃない。ただ、大抵のとんかつ屋はデートに使えないけれど、豚組はデートに使える雰囲気がある。僕たちはそういう雰囲気にお金を払っていた時代を知っているので、あぁ、景気は悪くても、部分的にこういうのって再現されるんだなぁ、と思うし、それはそれで良いんじゃないかな、と思う。だから、ことさら「豚組ありがたがるなんておかしくね?」と主張する気はないのだけれど、本題は、そういうお店であるところの豚組のTwitter内での扱われ方である。話を元に戻そう。

Twitterの中での豚組の評価は物凄く高い。これは間違いなくTwitterを利用したマーケティングの成功例である。

上にも書いたように、豚組は上手にTwitter内部のフラッグマンを取り込んだ。そして、フラッグマンたちはそれに気がついているのか、いないのか、その役割を的確に果たしている。だから、Twitterの内部は豚組マンセーの情報一色である。こうなってしまうと、その背後にいる情報病患者達は抵抗不能だ。豚組のお店自体、非常に雰囲気の良い店だけれど、Twitterの内部にも豚組マンセーの雰囲気を醸成したわけで、これはこのお店のオーナーの才覚なんだと思う。

ラーメン界では、以前、ラーメンオタクに対して「お前らはラーメンを食ってるんじゃない。情報を食ってるんだ」というセリフが強烈なパンチとして放たれたことがあるが、これはラーメンオタクだけじゃなくて、レビューサイトを参考にしている全ての人達に言える言葉だった。対象もラーメン、食べ物だけではなく、映画でも、本でも、レビュー全般に言えるところがあるのだけれど、要は、「情報を食っている」のがレビューサイトユーザーである。一方で、「雰囲気を食っている」のがTwitterユーザーだ。

Twitterとは、雰囲気、空気を作るシステムだ。つまりはもともと、情報病患者と蜜月な関係にあるべきシステムなのである。それがなぜ情報病患者の若者ではなく、そのちょっと上の、ロスジェネ世代から浸透していったのかは良くわからない。もしかしたら、情報病世代に対するロスジェネ世代のアプローチツールとして利用されてきたのかも知れない。その、空気を作るシステムは、空気を読みたがる情報病患者とセットになると、バブル発生器として機能を始める。つまりは、ものを必要以上に大きく見せちゃう。豚組という「雰囲気偏重で味はまぁ高級とんかつ店の中では普通レベル」の店が、実体以上に評価されてしまうわけだ。豚組は、それと気付かれないようにして、Twitterによって実力以上の姿を見せることに成功しているのである。

例えばコンピューターソフトだと、絶対的な評価ができてしまうところがある。「これって単にPDFを読めるだけじゃん」とか、「立体表示がちょっとおかしくない?」とか、「ソフトが大きすぎてPCに負担」とか、様々な、そして、そこそこに客観的な指摘ができたりしちゃう。だから、実像以上の虚像へと拡大するには限界があるのだが、こと、味という部分については絶対的な評価が難しい。こういう客観的な反論が難しい事象に対して、フラッグマンが作り上げる「雰囲気」というのは非常に強力である。だから、主観的な評価が中心になる業態のマーケティング手法としては、運用次第でかなり使えるのかな、というのが今のところの僕の判断である。そういえば、映画でも、評価サイトではけちょんけちょんにけなされている映画が、Twitterでは高評価だったりする。

「情報病」という名著で指摘されていた「空気を読む」という部分は、Twitterの中でももちろん蔓延している。つまり、Twitter自体がすでに情報病に感染しているわけだ。情報病の188ページに、今の若者を分析して「孤独になれないというか、コミュニケーションがうまかろうが下手であろうが、抜け出せない」とした記述がある。これは、そのままTwitterユーザーにもあてはまる。ただ、Twitterの内部で進行しつつある情報病は、若者の中に存在する情報病とは少しタイプが異なる。若者の情報病は、「知らないけれど、フォロワーがたくさんいて影響力が大きい人」の情報を重視するのではなく、身の回りにいる「知っている人」の情報を重視する。その点で、今、Twitterの中に広まりつつある情報病は、年寄りに感染する変異型情報病である。この変異型情報病はマスの雰囲気を重視する。フォロワーの多い人、コミュニケーションの多い人を高く評価する。評価される人の典型例が有名人になるわけだが、それがすなわちフラッグマンである。

ネット内での口コミベースの集合知は、今、評価が非常に下がりつつある。「みんなの意見は案外正しい」ということに対して疑問が提示されつつある。それは、この理論が疑問なのではない。その前提となっている「多様性」や「独立性」が、ネット内では十分に担保されていないことによる。サクラレビューも蔓延していて、情報自体の信憑性も落ちてきている。だから、食べログも、Yahoo!映画も、以前ほどのエネルギーを持ち合わせていない。そうした中、次の「案外正しい情報」は、フラッグマンによって作り上げられる「雰囲気」なのかも知れない。

ともあれ、変異型情報病時代のマーケティングの典型的成功例として、豚組のマーケティングは記憶されるべきだろう。

なお、豚組の場合、その成功は最初から仕組まれていたわけではないようだ。豚組がフラッグマンを積極的に取り込もうとしたのではなく、たまたまフラッグマンが顧客だった。そして、それに気がついたオーナーが上手にそれを利用した。ただ、「豚組以後」は違う。その成功例を参考にしたマーケティングが始まるのだろう。それはもちろん、「どうやってフラッグマンを見つけ出し、取り込み、ハンドリングするのか」である。

#一番上手なのは、フラッグマンを創りだすことから始めること。それをやったのがTwitter。

#三浦さんの「もっと孤独になりなさい、孤独になってもっと自分を掘り下げなさい」(237ページ)というのは名言であり、情報病患者にも、変異型情報病患者にも適切なアドバイスだと思う。  

2010年04月29日

ぴあから重要なお知らせ

チケットぴあからのお知らせ                   2010.4.28

このメールはぴあ会員の方にお送りしております。

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「ファミリーマート」でのチケットぴあサービス終了ならびに「セブン-イレブン」でのチケット販売サービス開始に関するお知らせ
 → http://pia.jp/t/info100428/
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平素よりチケットぴあをご利用いただきまして誠にありがとうございます。

このたび5月31日(月)をもちまして、ファミリーマートのチケットぴあサービスを終了させていただく運びとなりました。お客様には永らくご利用いただき誠にありがとうございました。

つきましては、6月1日(火)よりファミリーマートのチケットぴあサービスはご利用いただけなくなります。ご購入されたチケットをファミリーマートでお引き取りされる予定のお客様は、お早めに店舗にてチケットをお引き取りいただけますようお願い申し上げます。

 【サービス終了日時】
 2010年5月31日(月)23:30

 【終了するサービス】
 全国のファミリーマートでのチケットぴあサービス

 ・店頭Famiポートでのチケット購入
 ・インターネット、電話で予約・購入されたチケットのお引き取り


ぴあでは、「セブン-イレブン」全国約12,700店舗でも今年6月1日(火)より、チケットをお引取りいただけるサービスを開始する(詳細は決まり次第発表)ほか、インターネットでのチケット販売のさらなる強化等、今後もチケット販売サービスの拡充に鋭意取り組み、お客様の利便性のさらなる向上を図ってまいります。

なお、全国のチケットぴあ店舗、ならびにサークルK・サンクスでのチケット
販売サービスは従来通りご利用いただけます。


近所にファミマもローソンもセブンもいくらでもある都市住民にとってはそれほど痛くないと言うか、どうでも良い話なんだけれど、田舎の人にとっては結構「えーーーー!!」みたいなことがありそう。発券のためのインフラを整備している以上、ファミマにとってもあまり良い話ではないと思うのだけれど、何があったんだろう。

1.ぴあが取引条件を変更してきてファミマが降りた
2.セブンがぴあに対して良い条件を提示して奪った
3.ファミマがやりたくなくなった

経営状態が凄く悪いぴあが強気に出るとも思えず、セブンが独占を主張した可能性もなくはないけれど、やっぱ、3の「セブンが入ってくるなら俺たちはイープラスにするからサヨウナラ」って感じなのかな。

ユーザー不在というのは間違いない。それならサミットを挟んで2軒あるどちらかのファミマをセブンにしろ、ということで。駅前のホテルの一階にあったセブン、ホテルがなくなって一緒に消えちゃったからねぇ。しかし、なんですぐそばにファミマを作ったんだろう。意図不明。セブンの出店阻止なのかな?セブンは米国産牛肉使うから、ほとんど用事はないんだけれど。ま、どうでもいっか。  
Posted by buu2 at 13:19Comments(0)TrackBack(0)ニュース││編集

たまには豚肉とインゲンとナスの辛味噌炒め

久しぶりに作ってみた。

豚肉を炒めて、インゲン投下、ナス投下、日本酒で風味付けして、水をちょっと加えてフタをして蒸し焼き、ナスが柔らかくなったら豆板醤、香りが出たらテンメンジャンを加えて、水気がなくなるまで強火で炒めて出来上がり。

簡単だけれど美味しいから良いよね、これ。ただ、ちょっと脂が気になる。ダイエットしてなければこれでも良いけど、ダイエット中は豚肉を炒めた後、一度脂をキッチンペーパーで吸った方が良いかも。いや、やるならインゲンのあと、ナスの前、かな。ナスは脂を吸っちゃうので、ナスの前。でも、脂がないとインゲンに火が通らない気もするから、インゲンの後。

今度試してみよう。

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2010年04月28日

iPadでもどうぶつしょうぎ

iPhone、touch用にどうぶつしょうぎアプリを開発中ですが、せっかくなのでiPadでも使えるように、ということでiPadでも動くようにしてみました。

が、iPhone用のアプリを単に2×表示にすると、デザインが大分イケてない。iPad用の画像を用意しなくちゃ駄目みたいですね。でも、友達とどうぶつしょうぎをやるにはこれは結構良い感じ。

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Posted by buu2 at 14:56Comments(0)TrackBack(0)社長││編集

ウシカイでがぶ飲み誕生日パーティ

四ッ谷のウシカイで友達の誕生日パーティ。

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この手のパーティをこのあたりでやるときは僕の場合、カフェ・ド・リバネスを利用することが多い。それは、カフェが一番静かだから。ル・バードも静かなんだけれど、ちょっと狭いのが難点。そしてウシカイは、僕の中ではパーティユースでは3店舗の中で一番下。なんでかというと、やっぱ、賑やかすぎるから。雑然とした感じなので、僕ぐらいの年齢になっちゃうと、ちょっと落ち着かない。じゃぁ最初っから洒落たイタリアンにでも行っておけ、ということになるのだけれど、みんなで楽しく飲もうよ、ということだと、それはそれでちょっと堅苦しい。

今回は友達のひとりがJRで来るのが確実だったので、予約にあたっては四ッ谷から近いル・バードにまず電話。満席でキープできず。仕方ないなー、ということで、今度はカフェに電話。こちらも「すいません〜、いっぱいです〜」とのこと。なんだ、繁盛しているんじゃん。ということで、正直「仕方ないな〜」という感じでウシカイを予約。こちらはすんなり通った。やっぱりお店のキャパがあるっていうのは大きいよね。ま、ちょっと学生向き、と言うこと以外は特に問題があるわけでもないので、この店でも全然問題ない。

で、飲み会。このお店はお酒についてはセルフサービスだけれど、それが逆にありがたい。ビール用のジョッキがあるので、これに焼酎をドボドボついで、それで飲む。やっぱり、焼酎はジョッキだよ。

#真似するのは大歓迎だけれど、残しちゃダメだよ?酒の一滴は血の一滴。

そして、これをやっていると必ず飲みすぎて、必ず記憶を失う(笑)。

でも、ちゃんと覚えていることもひとつ。お店にお願いしてケーキを持ち込ませてもらったんだけれど、食べるのが一段落したところできちんとケーキに蝋燭を立てて、火をつけて、店内の照明を落として持ってきてくれた。なんというのかな、こういうことに柔軟に対応してくれるっていうのが素晴らしいと思う。あぁ、こういうサービスを気持ちよくやってくれるお店なら、次からは最初に予約の電話を入れよう、って思うもの。

あ、唯一の難点。なんか、いつ行っても知っている人間がいる。だから、こっそりデートは無理。あくまでも、僕の場合は、だけれど。

あ、ちなみにいつもは誕生日パーティのケーキ、志木のロア・レギュームで買っていくのだけれど、今日は火曜日でお休みだったので、四ッ谷のル・シャン・ド・ピエールにしてみた。こちらはこちらで、以前から「美味しいよ」ってオススメされていたお店。味の方は、残念ながら全く覚えていません!もうちょっと早くにケーキタイムにすれば良かった!

#あ、でもね、多分ル・バードでも、カフェでも、同じようなサービスはしてくれますよ(笑)経営者一緒だから。  

2010年04月27日

おかべ

小さなビジネスホテルの一階にあるお店。狭いフロントの前に食券販売機があって、なんとも不思議な状況。こんな店が美味しいの?という感じなのだけれど、世の中、意外なことと言うのはいくらでもあるものである。以下、評価。

名称:おかべ
種類:東京西部
場所:川崎
評価:9/AAB
2010.4.26
コメント:なぜビジネスホテルの一階にこのお店があるのかはさっぱりわからない。正直物凄い違和感を感じるのだけれど、それはそれ。

スープはとんこつベースの醤油味で、魚介系のダシを強めに効かせた東京西部タイプ。まぁ、はっきり言っちゃえば「またか」という、非常に良くあるタイプのスープなんだけれど、ほんの数日前に食べた池袋の狸穴とは似ているようでレベルが違う。その違いはほんの少しずつなんだけれど、その積み重ねが最終的には大きな差になる。そして、それが「センス」なんだと思う。狸穴は脂でぼけた味になっていたけれど、こちらはそのあたりがシャープ。ぎりぎりのところできちんと素材の良さを活かしている。東京西部タイプは今や首都圏で最も良く見かけるものになったので、個性という面ではアピールする部分が少ないけれど、質的に言うとこのお店はかなり上位に入る。

麺はやや細めで弱く縮れたもの。スープはきちんと絡んでくる。このあたりは多分湯切りを丁寧にやっているんだと思う。コシもきちんとしている。太麺を使ってごまかしていないところがちょっと好感。

チャーシューは普通に美味しい。ただ、A評価まではいかないかな。トッピングで追加しても損した気分にはならない。

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店名 中華そば おかべ
TEL 044-541-7736
住所 神奈川県川崎市幸区幸町1-748-1 ビジネスインオカベ1F
営業時間 [月〜木]11:30〜14:00 18:00〜21:00(LO20:45)[金・土]昼のみ
定休日 日祝  

久しぶりにTwittterでつぶやいてみたけれど

今日は事業仕分けで理研が取り上げられていた。ということで、元職員として語るべきことがあるかも知れないと思い、活動を無期限休止しているAmidalachanのアカウントで何度かつぶやいてみた。

理研の仕分の内容については、「それを理研に言っても、ちょっと可哀想じゃないの?」という部分もあり、もうちょっと攻める側も守る側もやりようがあったと思うのだけれど、このあたりが限界かな、とも思う。本来なら、政治家の仕事はもっと上の方の、「科学技術予算は30%減額に決めました。それに合わせて役所で調整してください」みたいな部分のはずなんだけれど、何故か今の日本ではボトムの部分を役人以上に素人の政治家がやっているので、どうしてもトンチンカンになっちゃう。しかし、今までは何もやってなかったのだから、まずはどんどんやってみれば良い。多分、すぐにパンクする。「こんなこと、政治家がやっている場合じゃない」って気が付くはず。それも、そんなに遠くない将来に。だから、今は政治家の皆さんが死にそうになりながら勉強しているのをちょっと遠巻きに見ておこうと思っている。

しかし、ついでに関連のつぶやきを見ていて思ったのは、研究者は「自分たちが使っているお金が税金である」ということを基本的に理解していないし、理解しようともしていないってこと。これまでは文科省が自らの組織拡大の目的で財務省からお金を取ってきてくれていたわけで、研究者にとってはお金は天から降ってくるものだったのかも知れない。だから、それが税金だってことをわかってなかったんだろうね。そして、今もほとんどの研究者がわかっていない。だから、「この位は普通でしょ」みたいなことを平気でつぶやいている。

お金を貰う方は、そのお金の原資がどこにあるかっていうことについては一般的に鈍感。でも、お金を出す方はそんなことはない。苦労して作ったお金を引きはがされているんだから、当然1円たりとも無駄になんかして欲しくない。だから、無駄遣いをされているなら、それを許すことなんてできない。

基本的に、民間以外の研究者っていうのは何も生産をしていない。ただ消費しているだけ。税金をもらって、その税金を使っているだけの存在。だから、何かの拍子に「タックスイーター」という汚名を着せられても何の不思議もない。その地位の危うさをもうちょっと理解しないとね。そして、研究を続けるためには納税者の理解が必要だってことも理解しないと。今までは文科省の方だけを向いていれば良かったけれど、これからは違う。納税者の視線をきちんと意識する必要がある。

例えばさっきも東大の先生がこんなエントリーをアップしたけれど、結構的が外れてると思うんだよね。

がくの飛耳長目録「事業仕分け 科学・技術

理化学研究所の女性職員採用に関わるつっこみは最低であった。仕分け側の見識が大きく問われたものだ。


確かに一般企業ならそうかも知れない。でもね、理研はほとんど税金で運営されているんですよ。高い透明性が要求される。それが嫌なら、国からお金をもらうな、という話なんだよ。男女共同参画と矛盾があると書いているけれど、別に矛盾なんかない。そんなに有能なら、理研以外のところでも仕事はあるだろうし、理研の中だって、他の研究室でも良いでしょ、ってこと。こういう配慮は民間企業だってきちんとやっているし、そもそも、男女共同参画という話とはレイヤーが違う。それを故意に一緒にしているのか、気がつかないで一緒にしているのかはわからないけれど(多分、後者だとは思うけれど)、このあたりが研究者クオリティなんだよなぁ、と感じちゃう。

そもそも総合科学技術会議、文部科学省にそれが出来ないから、研究開発独立行政法人をある種のシンクタンクとして使っていたのだろう。


これもなんか変な理屈。理研はもともとシンクタンクの機能なんか果たしていない。シンクタンク機能は文科省。理研はその下働きをしていただけ。実際に理研でも経産省でも勤務経験があって、さらに三菱総研でシンクタンクの実務をやってきた人間が言っているんだから、そうはハズレていないはず。総合科学技術会議に任されたのは、省庁横断的なシンクタンク機能。これを文科省や経産省では実施できないから、総合科学技術会議という組織を作った。でも、結局そこで実務をやるのはそれぞれの省庁から派遣された課長補佐レベルの人間たち。いつまで経っても機能しないのは当たり前、みたいなのが今に至る話。ということで、総合科学技術会議と文科省ができないから独法を使ったというのは全くトンチンカンな話である。また、理研や産総研にはそういうシンクタンク機能は殆ど、ない。理研は今のところあくまでも文科省の予算消化機関であり、文科省の要請にしたがって予算要求資料を作る組織である。もしそうではないなら、経産省や農水省の大型予算を理研で取ってみろ、という話である。

今日の仕分で理研が言うべきだったのは、「うちは国家的な全体戦略を練る機関ではなく、それをやってきていないし、やっていくこともない。それをやるのは文科省であり、総合科学技術会議のはず」という内容だったはず。別に断言しても、全然問題ないはずだ。

戦略がないのは総合科学者会議有識者議員らのせいであるかのように言ったのには笑ってしまったよ。


なんでだろう?実際、戦略がないのは総合科学技術会議のせいでしょう?このあたりからちょっと論旨が不明確になっているんだよな、このエントリー。

だから、私は声高に、科学技術政策をきちんとリードできる理系専門行政官(事務官ではない)を大量に増やせと言っている。


これはどうなんだろうね。役に立たない人間がいくら送り込まれても、役所も困る。それに、送り込まれた人間自身も困る。僕は経産省時代にこうやって外部から送り込まれてきた人間が壊れるのを何人も見てきたし、また、今でも理研の内部の人間と話をしていると、文科省に行って壊れちゃった人の話を聞く。外部の人間が外から見て感じているほどには、役所の仕事は楽じゃないんだよ。そこまで言うなら「まずお前が現職退職してやってみろよ」という話であって(笑)。僕はこのブログの人がどのくらい偉くて、どのくらい能力がある人なのかは全然わからないけれど、ど田舎の非常勤講師に比べたらきっと凄く偉くて凄く能力があるんだと思う。だから、まずあなたもやってみたらどうかな、と思う。僕はもうやったからね。実情を知らずに文句を言っても仕方ない。

僕は、こういうことは誰でも知っているんだろうって思っていたけれど、以前、ナショプロの企画立案方法についてブログに書いたら多方面から反響があったことがあるので、意外とそうでもないらしい。それならちゃんと勉強したら良いのに、と思う。

2−3年でコロコロ変わる、一流に器用な文系転がし官僚では持たないのである。


これは一理あるけれど、上に出された対案は役に立たないだろうね。

以前、朝日新聞の私の視点に投書したけれど、僕は短期的な対症療法としては、キャリアパスの見直しで対応すべきだと思う。そして、長期的なプランとしては、課長以上になったら役人は一律非公務員にしてしまえ、株式会社日本官僚で良いじゃないか、と思う。責任を取る、クビにもなる、身分保障はない、天下りもない、というもの。それが嫌なら、出世しないで一生課長補佐をやっていれば良い。そういう制度を作った上で、あとは民間企業である株式会社日本官僚が、民間の理論で組織を運営していけば良い。そこの会社の人材が役に立たないなら、野村総研でも、三菱総研でも、東大でも、どこでも良いから役に立つ奴を連れてくれば良いわけで。で、その人選は政治家がやれば良い。

ちょっと言い過ぎたかな〜。


言い過ぎっていうか、「この人、わかってないな」という感じかなぁ。「研究室に閉じこもって、世の中をきちんと見ていないとこうなっちゃうのかな」というか、なんかトンチンカンっぷりがちょうど良い具合だったので取り上げてみました(^^ でも、何しろ情報を発信するのは良いことだよね。何を考えているのかさっぱりわからないよりはずっとマシ。批判されたり、馬鹿がバレたりするのを恐れずに実名で情報発信をするということは尊重されるべきだと思う。  
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2010年04月26日

アリス・イン・ワンダーランド

4a511044.jpgシザーハンズを復習してから観るという、念には念を入れた鑑賞だったのだけれど、びっくりするほど面白くなくて、途中からは意識を失わないためにガムを噛み続けなければならない始末。

3D映画ということで例によって川崎のIMAX、座席はQ列真ん中付近と、IMAXの中では前よりの次に良いポジションでの鑑賞だったんだけれど、まず3Dの立体感がイマイチ。いや、確かに立体ではあるのだけれど、アバターで観せてもらったようなリアルな立体感じゃない。リアルじゃないのに、そこで展開されているのはアバターのような「見たこともない世界」ではなく、「どこかで見たことがあるような世界」だったのも今ひとつピンと来なかったところかも知れない。アバターが提示したものが「見たこともないものを見せるための空間」だったのに対して、本作は「どこかで見たことがあるものをとりあえず3Dにしてみました」という感じなのである。

映像は確かに凝っているんだけれど、アバターと比較してしまうとちょっと落ちるって言うのは否定出来ないところ。何しろ、アバター以後はアバターが標準になってしまうので、正直この映画にとっては不幸だったと言うか、もうちょっと早くやっていれば、とも思うのだけれど、とにかく、今一歩。もしかしたら2Dで鑑賞すればもう少し良かったかも知れない。

アリスはなかなか良かったと思うけれど、マッドハッターはどうなんだろう。こちらも今一歩、味が出しきれていなかった感じがする。白の女王も魅力に欠けていた感じ。かえって赤の女王の方が味があるというか、存在感があった。っていうか、本作で一番アピールしていたのは彼女だと思う。他にも色々なキャラクターが配置されてはいるのだけれど、どれもこれも食べ足りない。何か、全てが少しずつ足りないのだ。

ストーリーはといえば、古い言い伝えのとおりに進んで行くあたりがナウシカみたいで、意外性とかが全然ない。だって、結論はもう最初から提示されちゃっているんだもの。だから、次にどうなるんだろうというわくわく感もない。

見せ場の戦いのシーンもイマイチだったなぁ。

美術と音響は良かったと思う。特に美術は細かいところにまでこだわりがあったようだ。ただこれも残念なんだけれど、3Dは細かいところをじっくり観るのには適さない。その意味でもやっぱり、2Dの方が楽しめたかな?

一番落ち着いて楽しめたのがエンドロールというのもちょっと皮肉なところ。あ、あと、盗み食いをするカエル。あれは可愛かった。

うーーん、評価は☆半分。2Dで観たらもうちょっと評価が高くなるかも(それでもせいぜい☆1つ半ぐらいかな?)。DVDじゃなくて、大きな画面で、とも言えないし、どうせなら3Dで、という感じでもなく、まぁ、ジョニデのファンとかじゃないならスルーかな?というくらいに見所のない映画でした。  
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2010年04月25日

野菜スープ第三弾

今回の具はにんじん、キャベツ、長ネギ、玉ねぎ、じゃがいも、ブナシメジというラインナップ。何度やってもエグ味が抜けないにんじんは今回はなんとか保存とかいう、雪の下に保存して甘みを増やしたものを細かく切って入れてみた。例によってチキンコンソメのお世話になったけれど、味の方は結構いけてた。

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ちなみに今回は量が減ったところでまずトマトの缶詰を投入。さらに減ったところで今度は牛肉を投入。

最終的にはポトフみたいになった。何度も楽しめて良かった。にんじんも今回はエグ味が気にならなかった。

評価は☆2つ半。  
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いつもの一福鮨

僕は三ヶ月に一度、朝霞台中央総合病院に通っているので、その時は必ずこの一福鮨でランチを食べることにしている。

今日はお弟子さんが握ったので、何時もよりもイマイチ度が増してしまったけれど、仕方なし。次の世代を育てないと、そこで途絶えちゃうから。

今日はちゃんと良いカメラで撮影してみた。実際はこのあと玉子といくらが出てきました。

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狸穴

池袋に昨年末できた「狸穴」に行ってきた。

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以下、評価。

名称:狸穴
種類:東京西部
場所:池袋
評価:4/BBB
2010.4.24
コメント:一口食べて「うわ、脂がすげぇ」というスープ。おかげで味がぼけぼけ。というか、麺にもスープじゃなくて脂が絡んでいる感じ。箸がつるつるなことも相まって食べにくい。脂がすごくて食べにくいラーメンというのも珍しい。スープはとんこつベースで魚介系の出しを効かせた醤油味で、普通の東京西部タイプ。もうちょっと脂が抑え目ならねぇ、という感じ。

麺は細めの縮れ麺。スープのせいもあって、あまりスープが絡んでこない。加えて、食べているうちに少しダレてくる。スープの温度が高めなので、もうちょっと太めの麺を使えば良いのに、と思う。

チャーシュは普通に美味しいけれど、わざわざ肉を増やすほどではない。

俺の空のすぐそばにこの店を出す意味が分からないけれど、食べる側からすれば空いている方で食べれば良いと思う。でも、ちょっと脂っこすぎるので、僕はもう食べないかな。

店名 馳走麺 狸穴 (マミアナ)
TEL 03-3982-4055
住所 東京都豊島区東池袋1-32-2 小川ビル 1F
営業時間 [月〜土]11:00〜15:30 17:00〜22:00
定休日 日曜日  

2010年04月24日

今日の夕景

連続写真でお楽しみください。

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シザーハンズ

シザーハンズ (特別編) [DVD]

ティム・バートンとジョニー・デップがタッグを組むルーツになった作品。「アリス」を観る前にちゃんと復習しておこうと思ってTSUTAYAで借りてきた。

しかし、この映画は凄い。20年近く経った今でも古さを感じない。これを撮った時、ティムは30歳ぐらいでしょう?天才っているんだよなぁ、と思う。

不思議な街並み(と言っても、実在の街らしいけれど)と、そこに住む不思議な住民が何やら「時計じかけのオレンジ」みたいな雰囲気なんだけれど、その奇妙な街で奇妙な主人公が巻き込まれる騒動は、何故かいかにもありそうな話。中年女性達に翻弄されて傷つけられて行く無垢な主人公が可哀想で、でも、彼に対して徐々に心をひらいていくヒロインとの心の交流がとても心地良く、そして異型の主人公をいつの間にか応援している。

カラフルな街とモノクロの城。打算的で世俗的な街の人たちと無垢な主人公。男と女。彼に大して好意的な人々と、彼を忌み嫌う人々。様々な対照的要素を時には空間を、時には時系列をずらして大胆に配置し、その中で大人のためのおとぎ話を展開している。

氷の彫刻のシーンは映画史に残る名シーンだと思う。

「どうして雪が降るの?」

この子供の質問に対する答えとしてはあまりにも大人の話(ラストを含め、あちらこちらに少しずつ毒が盛られている)だけれど、この映画を観たら、多くの人が「冬になったら雪が降って欲しい」と思うようになるだろう。一枚DVDを買って、晩秋の夜に観て、そしてやってくる冬を楽しむのがオススメ。  
Posted by buu2 at 22:40Comments(2)TrackBack(0)DVD││編集

ツギハギのアイスショウ

テレ東、アイスショー真央転倒を偽装

記事はいかにも「けしからん」って感じのトーンだけれど、これは島田昌幸社長の語っていることがもっともで、ショウなんだし、それを生で中継したわけじゃないんだから、ツギハギでも仕方がないと思う。

ただ、今まで「ツギハギがない」と信じてきた一般視聴者にとっては「えーーー??」ということなんだろう。だから、知っておくべきは、「アイスショウのテレビ放送はツギハギであって、良い所取りのもの」ということ。それでも番組を見たければ見ればいいし、「いや、素のママをちゃんと見たい」ってことなら、会場で見なよ、ということでしょ。

ということで、僕はフィクションのショウには興味がないのでテレビ東京のアイスショウ番組はこれまでも見てないし、これからも見ない。それだけのこと。情報がディスクローズされたのは良かった。あとは視聴者が判断すれば良いだけのこと。それを受けてもし視聴率が落ちたら、「やっぱりリアルなものを流そう」ってことになるだろうし。

批判されるべきことがあるとすれば、こういう編集が行われているということをオープンにしてなかったということ(僕は前から聞いていたからそれほど驚かなかった)。でも、今みたいに誰でも情報を発信できる時代にあっては、編集を隠すことはできない。そのあたりをみんなが認識した上で、新しい価値観が形成されれば良いわけですね。  
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2010年04月23日

自分たちがなぜ事業仕分けの対象法人となったの かを理解していない日本体育協会は解散した方が良い

先日、日本体育協会の国体推進部長の西田晴之氏と電話で話した(掲載内容に間違いがないかの確認を取ったため、掲載は今日になったが、基本的な文章は20日深夜に執筆)。話したと言っても、全く話にならなかった。なぜなら、彼の主張は「私たちの意見は先日の内容証明の文書であり、あれが最終回答です」というものだったから。まず、その文書の内容を全文ここに転載しよう。

株式会社ライブログ
代表取締役CEO 元木一朗殿

貴殿は、貴社社員小林幸世氏の第65回国民体育大会冬季大
会スキー競技への参加資格に関する本会へのご意見等につい
てウェブ上で公開されております。
本会といたしましても、この事実とともにその内容について、
当ホームページに掲載させていただき、改めて本会の見解を
述べさせていただきます。

平成22年3月2日
東京都渋谷区神南1−1−1
岸記念体育会館
財団法人日本体育協会
国民体育大会委員会
委員長 泉 正文


これだけ。当ホームページと言うのは多分これだと思うのだけれど、

国民体育大会参加資格における「勤務地が属する都道府県」の解釈・考え方について

この文書を読めばわかる通り、僕が出している質問には一切答えていない。それで、こちらからは「あなた達はひとりの選手を出場資格なしとしたことに対する説明責任を果たしていない」と言ったわけだが、西田晴之国体推進部長は「私たちには説明責任はない」と返答した。それに対し、「あなた達の組織は事業収益の16%を補助金、および文科省の委託金として受け取っている。この原資は税金である。当然のことながら、納税者である国民に対しては説明責任を負うのではないか」と質問したところ、「そんな責任はない。我々はあなたに対して返答する義務を一切持たない。我々は神奈川県体育協会を通じて組織として問い合わせがあった場合にのみ検討する」との返答をした。

小林幸世選手の出場資格に関する判断は神奈川県体育協会から日本体育協会へ問い合わせが行われ、判断したのは日本体育協会である。その判断基準として日本体育協会が提示している内容はおおよそ実際の運用とかけ離れているものと言わざるを得ず、そのあたりを質問してみた。具体的には、天山リゾートから国体に出場した選手、およびサンミリオンから国体に出場した選手の出場資格についてはどう考えるのか、と質問した。ところが、西田部長は、「そのような個別具体的な事案についての疑義は提出されていない」と、一切検討していないことを述べた。それに対して、「これまでも質問状を提出しているし、今この瞬間、私が質問しているのですが」と重ねて質問したところ、「あなたからの質問に回答する義務はない」との回答をした。

他にも、

我々は判断基準を明確にしている。それをきちんと読んで判断すべき。きちんと判断出来ないのはあなた達の責任である
佐賀や福岡の件についての判断は各県で行う話で、私たちには責任がない
あなたの質問には一切回答する義務がない
税金から10億もらっているからなんだというのだ


などと、耳を疑うような話が聞かれた。


これの対応には全く納得が行かないものの、とりあえず神奈川県体育協会には下記のメールを出していおいた。

株式会社ライブログの元木です。

神奈川県体育協会に送付、日本体育協会にccしております。

かねてより問い合わせている弊社小林幸世選手の件について先程日本体育協会西田晴之氏と電話で話しました。同氏によりますと、この件については県の体協を通せと譲りませんので、一度、県体協の方にも原宿まで来ていただき、その上で日本体育協会に対して疑義を提示したいと思います。内容としましては、先日来再三メールしている公開質問状の中身、および福岡県、佐賀県から出場し、好成績を残している各選手の取り扱いについてになります。

これらにつきまして、対応をお願いしたいと思います。なお、来年度の出場登録の時期が近くなっておりますので、その前までに全てが決着できるようにお願いします。


この要望書に対しては神奈川県体育協会からは快諾の返事をいただいており、また神奈川県スキー連盟理事も参加してくれるということなので、これから日体協と日程調整に入る。

一連のことについては僕もすでに弁護士と相談している。弁護士からは、「体育協会の主張は常識的に言って相当に無理があるが、交渉に際しては名誉毀損になるようなことだけは配慮するように」というアドバイスを受けている。だから、ウェブ上で、「こんなことを言っているあいつは馬鹿だから死んだ方が良い」などとはもちろん言わない。が、では、あなた達の組織はなぜ事業仕分けの対象法人となったのですか?という話である。国からお金をもらっている組織でないなら、もちろん仕分けの対象とはならない。国民の税金からお金を貰っておいて、その組織の運営において不適切と考えられる事態が発生し、しかもその内容について国民から説明を求められているにも関わらず、「回答の義務はない」と返答する担当者の感覚はおおよそ理解不能である。僕自身、中央官僚として霞が関で働いていた期間があるが、その間は常に納税者に対しての説明責任を考えて行動していた。

ちなみにちょうど僕はその電話のときに表参道で仕事をしていたので、「今から5分でそちらに行けますから、そちらに伺います。きちんと説明してください」と要求したところ、「会いません。色々忙しいので、対応している暇はありません」との返答。こんな組織は解散した方が良いと思うのだけれど、とりあえず、神奈川県体育協会と一緒に原宿に行ってこようと思う。

それにしても、「あなたのフルネームを教えてください」「あなたが回答不能ということであれば、上司の方と話します。上司は泉正文国民体育大会委員長ですか?」といった質問に対しても「返答しません」の一点張りの西田晴之事業部長というのは一体どういう人物なのか、ちょっと興味があるところである。とりあえず、まずはこのエントリーについて、ポイントになりそうな人物、組織に対して連絡を入れておこうと思う。まずは文科省と文部科学大臣、河野神奈川県スキー連盟会長に問い合わせてみると同時に、新聞、雑誌各社、および福島民主党議員に対してもろもろの状況について説明しておこうと思う。

#現時点で文科省にはアクセス済み

ひとりの選手の出場資格を剥奪したという事実は、非常に重い。当然のことながら、その判断に対しては説明責任が伴なうはず。これまでの運用と整合性の取れない説明では責任を果たしたことにはならない。税金から10億円以上のお金をもらっておきながら、「あなたの質問に答える義務は一切ありません」と返答するような組織は、さっさと解散した方が良い。  
Posted by buu2 at 13:37Comments(10)TrackBack(0)社長││編集

野依理事長はどうして「うちが一番、よそがヤメロ」って言い切らないの?

月曜日に理研の仕分けが行われるけれど、それを前にして朝日新聞に「研究法人 問われる成果」という記事が載った。

そこには、事前の視察で仕訳人から「植物科学は他でも研究している」という指摘があった際、野依理事長が「重要な分野だから競争と協同が起きる」と述べたってことが書いてあった。理研のトップとしてはこう語らざるを得ないところもあるだろうが、それにしてもお粗末な回答だ。「一般論として競争が必要」と言うなら、「競争はあっても良いが、競争相手は国内ではないのでは?」と突っ込まれるべきところ。

大体、理研がやるようなビッグサイエンスにおいては、内部的な競争はもっと手前で行われているべきなのである。

先日、芸大のピアノ科の学生の話をしていたときに、「このレベルになると、本当にトップだから、看板すら不要。そしてそういうレベルの人間が集まっているから、環境も素晴らしいに違いない。国内で能力ベースできちんとフィルタリングされている数少ない場所だろう。他に考えられるのは東大の理3ぐらいじゃないか」という話になった。税金を湯水のごとく使える組織というのは、入るのにそのぐらいのハードルがあってしかるべきで、逆に言えば、そこをクリアしているならあとはもう好き勝手にやれ、その代わり相手は世界だ、国内での競争は消耗するだけで意味がない、という状態にしないと、世界を相手に戦ってはいけないでしょ、ということ。そのための内部的な競争はもちろんあって構わないけれど、それは税金で捨て金を用意するような話じゃない。

サイエンスの分野はこのあたりのハードルが非常に曖昧。僕が学生の時に東大いろはガルタというのがあって、一番最初は「石を投げれば理Iに当たる」というものだった。当時で1000人も定員があった東大理Iを馬鹿にする主旨だったんだけれど、確かに1000人もいたら玉石混交である。こんなのはフィルタリングとは言えない。

「競争が必要」という言葉には間違いがないが、国内のあちらこちらでそれなりの規模で競争をやられたら、それはそれで非効率極まりない。だから、もし競争するなら、もっとお金のかからないところでやらないと。

このブログでも前に書いたと思うけれど、僕はちょうど文科省と経産省がcDNAのデータベース作りで競争していたときに、両方の組織に連続して所属していた。双方の立場を非常に近いところで見ていたわけだけれど、これなども典型的な無駄遣い、消耗戦だった。

理研がやっていたのはマウスの完全長cDNAライブラリの作成。メインで使っていたのはRISAというシーケンサー。なぜかこの理研お手製のシーケンサーを隣のラボでヒトゲノムを読んでいた榊さんは使用せず、海外製のシーケンサーを使っていたなんていう話もあるが、それは後述。一方で経産省がやったのはヒトcDNAのライブラリの作成。それで、双方の言い分は何かといえば、

ねずみチーム「生殖細胞など、ヒトでは倫理的に扱いの難しいものや、非常に限定的な時期にしか発現しないものがある。全てを網羅的に調べるためにはマウスが一番だ」

人間チーム「マウスのcDNAは所詮ねずみであって、ヒトではない。すぐに産業上役に立つのはヒトだ。ねずみのcDNAを調べて、ねずみの薬をつくるつもりか」

というもの。まぁ、どちらにも一理あると言えば一理あるのだけれど、「そんならさ、一緒にやれば良いじゃん」ということになる。もちろん僕はそうなるように、バイオ課時代に文科省ライフ課に働きかけ、一度は課長補佐レベルの非公式飲み会を実施するぐらいにまではなった。でも、残念ながらそこまで。バイオ課を辞めたあとも、じゃぁ、民間レベルで協調できないか、ということで、バイオインダストリー協会の委員として文科省系のお手伝いをしている人たちにアプローチ。関東局主導の委員会の委員に彼らを組み入れるところまでやったんだけれど、最終的には潰された。要するに、最終的には省庁間の予算の取り合いに帰着しちゃうのだ。大規模研究においては「理研と産総研の間できちんと調整しましょう、じゃぁ、これは文科省から産総研に、こちらは経産省から理研にお金を出します」なんていうことにはなってないような気がするんだけど、そんなことはない?そもそも、文科省−理研、経産省−産総研みたいな構造があること自体がおかしいんだよね。だから、「全部ガラガラポンして再構築したら?」なんていう話はなかなか面白いと思うんだけれど。

事前視察が終わって尾立源幸参院議員は「競争が大事という話もある」と説得されちゃったみたいだけれど(笑)、それなりにお金のかかることを、国内で競争することは著しく非効率だ。このcDNAの話などはその典型例である。

また、先程述べたシーケンサーの話も「はぁ?」という感じ。同じ組織内でシーケンサーを開発して、実働レベルにまで到達しているにも関わらず、それを利用するという話にならないのは不思議すぎる。当時の榊さんの言い分は「やっているのは世界プロジェクトで、他国が他社のシーケンサーを利用しているので、それにあわせる」というようなことだったと思うが、国産のマシンがあるのにわざわざ海外製のマシンを、それも税金で買ってくると言うのは良くわからない。もし国産マシンに競争力がないのなら、そんな機械を開発していること自体が間違いであり、責任者出て来い、という話にもなる。

だって、日産のGTRを作るときに、「すいません、エンジンはトヨタにします」って、それはおかしいでしょ?

「競争」も「協調」も「協同」も否定しないけれど、じゃぁ、日本はちゃんとやってんですか?理研や産総研は後ろめたいところがないんですか?ってこと。

あ、「全部理研にしちゃえ」っていうのでも僕は別に構わないんですよ。無駄な競争はやめてくれ、ということ。当たり前の話だけれど、能力が高い研究者は、能力主義を大歓迎するはず。以前シンクタンクにいたときに、そこの労働組合で能力給の話を検討したことがある。そのときも、スキルの高い社員は一様に能力主義導入に賛成した。そして、能力に自信のない社員が反対した。どうなったかって、スキルの高い社員は会社を辞めていった。能力の高い層ではすでに流動化が進んでいるので、いくらでも働き口は存在する。だから、みんな出て行っちゃって、空洞化が進む。これって、会社レベルだけの話じゃない。国レベルでも一緒。

野依さんも自分のところの研究に自信があるなら「競争が必要」とか言ってないで、「うちはナンバーワンなんだから、よそを廃止しろ。それで困る奴はうちの傘下に入れ」って言えば良いんだよ。傘下に入るために競争が激化したら、研究者のレベルもアップするんじゃないの?

駄目研究者からは「そんなことをしたら、ポストが減る」とかの声が出てきそうだけれど、そんなの知らないよね。必要なのはレベルの高い研究であって、駄目研究者のための福利厚生じゃない。今の日本はいつ財政破綻してもおかしくない状態。理系の、研究室に閉じこもっているだけの人はしらないかも知れないけれど、日本は年収が500万しかないのに、毎年840万円使っていて、さらに借金が5000万円あるっていう状態なんだから。破綻したら、トップが競争することすらできなくなるんだよ。考えるべきは、「なぜ自分には競争力がないのか」ということ。能力が高いにも関わらずそれが正当に評価されていないということなら、それはシステムが悪い。城繁幸さんをはじめ、そういうシステムに異論を述べている人は山ほどいるのだから、どんどん声をあげていけば良い。

え?能力がないから競争力がない?そんなのは知らん。  
Posted by buu2 at 13:14Comments(0)TrackBack(0)ニュース││編集

DRAGONBALL EVOLUTION

どんなダメ映画でも、大抵の場合は何かしら見るべきものがあるのだけれど、この映画はほとんど何も見当たらない。一所懸命に探して初めて「あっ」と気がついたのは、女優陣の寄せてあげたおっぱいぐらい。本当に、他に何もない。どうなってるんだ、これは。

冒頭の30分ですっかり飽きてしまったので、そこから先はTwitterでつぶやきながらの鑑賞。つぶやいた内容を書くと、

チチがすげぇブス。

これ、ドラゴンボールを知っているからまだ見ることができるけれど、知らなかったらただのクソ映画だよなー。

満月から一週間で日食っておかしくないか?

おいおい、飛べるなら最初から飛べよ。

うわ、もう終わった。こりゃだめだ。こんなひどい映画も珍しいぞ。


この映画の楽しみ方としては、みんなで時間をあわせていっせいのせで鑑賞を開始。そして、文句をTwitterでつぶやく。ニコニコ動画みたいな感じのことをTwitterを使ってやる、という感じ。そのくらいのことをしないと、全く楽しめないと思う。Twitterで書いたけれど、本当に、ドラゴンボールという漫画を知らなかったら、この映画はとことん酷い映画だと思う。ストーリーはめちゃくちゃだし、特撮はショボいし、設定も意味不明だし、という感じで、突っ込みどころ満載。

原作を離れて突っ込めば、

強いはずのおじいちゃん、あっさり死にすぎ
チチがなんでそんなところで修行してんの
ピッコロ、世界を滅亡の一歩手前まで追い込んだ割には異様にしょぼい
大猿が全然大きくない
空を飛べる車なら最初から飛べ
かめはめ波と一緒に飛んでいくのは力学的におかしくない?
日食、日食ってうるさいけれど、日食の設定がおかしすぎる
前半のハイスクールものは後半どうなっちゃったの?
戦いのシーン、マトリックスの方が全然楽しめるんじゃない?
シェンロンの呼び出し方、誰に教わったんだ?

などなど。いや、ドラゴンボールを知らずにこの映画を見ちゃったら、90分間地獄だと思う。

じゃぁ、ドラゴンボールを知っている人間ならこの映画を楽しめるかといえば、それはそれで激しく疑問なわけで、「何も知らないよりはまし」というレベル。

うーーーーーん、もうちょっと見所があるかと思ったんだけれど。これは酷い。評価は☆ゼロ。限りなく時間の無駄。それで、ラストの終わり方はどうも続編の存在を匂わせるんだれど、やめてよ、という感じ。

これを買う人がいたら驚き↓

ドラゴンボール EVOLUTION (特別編) [DVD]  
Posted by buu2 at 01:24Comments(0)TrackBack(0)映画2008││編集

2010年04月22日

楽旬堂 坐唯杏 別館

坐唯杏の別館はどんな感じなんだろうなぁと興味があったので、別館にも行ってみた。しかし、この店、評判は高いけれど、いつ来ても空いてる。僕が来るタイミングが悪いのかな。空いているのは良いことなんだけれど(笑)。

こちらのお店は焼酎がほとんどなくて、日本酒を色々と楽しめる。僕は雄町のお酒が好きなので、雄町の日本酒を片っ端から注文したらすっかり酔っ払ってしまった。なので、お酒についての詳しいことは今となってはわからない(汗)。ただ、どれもこれも美味しかったし、色々と特徴もあって、飲み比べていると面白かった。

料理はどれもそつなく美味しくて、蕎麦も居酒屋で食べるものとしては質が高いと思う。

四川風そばというのが気になって、てんぷら蕎麦を食べた後にさらに食べてしまった。おかげでちょっと食べ過ぎ(涙)。

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店名 楽旬堂 坐唯杏 別館 (ラクシュンダイニング ザイアン)
TEL 03-3986-1955
住所 東京都豊島区東池袋1-30-12 城北自動車会館 B1F
営業時間 11:30〜24:00
定休日 無休  

久しぶりにまるきゅうの塩

池袋にできたラーメンの新店で食べようと思ったら、行列。僕はラーメンごときで行列するなんてちょっと考えられないので、まるきゅうに行ってみた。こちらはすぐ入れる感じなので、塩ラーメン。

相変わらず美味しいのは良いんだけれど、まるきゅうに来るつもりがなかったので、スタンプカードを持ってこなかった。ちょっと失敗。

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まるきゅうは今、夜もやっていて、夜は別のスープを出しているんだよね。でも、夜にこのあたりに来てラーメンっていう展開はまずないので、まだ食べたことがない。いつ食べることができるかなぁ。

昔は金曜、土曜にやっていた鶏白湯は今は金曜日だけ。これもちょっと残念。金曜日に池袋で会議をするようにしようかな。  

鳩山さんは前首相と同様、日本語を知らないらしい。

「ぶれでなく新しい政治」=鳩山首相、政権迷走を釈明−高速新料金

政府・民主党の迷走について「政治主導の中で、必ずしも党と政府の中で考え方が一致していなかった」と釈明した。ただ、「ぶれているとかいう話ではなく、新しい政治をつくり上げていこうというメッセージだ」として、一連の混乱を招いた自らの責任は否定した。


本来はこう言うべきところ。

「政治主導の中で、必ずしも党と政府の中で考え方が一致していなかった。ぶれているけれど、それが新しい政治だ」

何しろどんどん迷走して、早く政界再編して欲しい。前原、岡田と小沢、菅が同じところにいるのは変でしょう。鳩山はどっちにいても違和感ないけど(笑)。  
Posted by buu2 at 21:56Comments(0)TrackBack(0)ニュース││編集

日体協の前にまずは文科省

国体の件。一昨日、電話で西田晴之国体推進部長と電話で話したんですが、全然お話にならない。で、そのあたりについては現在「こんな感じで載せますけど良いですね?」と日体協に問い合わせ中。明日にはオープンに出来るんじゃないかと。

で、そちらにばかり時間を費やしても仕方ないので、文科省にも連絡を入れておいた。こんな感じ。

国体出場に関する日体協の対応について
内容
株式会社ライブログの元木と申します。

前回の冬季国体において、弊社所属の小林幸世がアルペン種目において日本体育協会の判断で出場資格なしとされました。これにつきまして、神奈川県スキー連盟、神奈川県体育協会、および日本体育協会へ問い合わせを続けてきておりますが、連盟および県体協からは「日本体育協会の判断である」との連絡を受け、同協会国体推進部に重ねて問い合わせをしてきました。しかし、同協会の西田国体推進部長は「説明の義務はない」「判断は最終決定」「不都合が生じたのはあなた達の勉強不足」「問い合わせは県体協からしか受けない」という返答を繰り返しています。

実際には、日体協が提示している判断基準は非常に曖昧で、かつ、現在の運用には即しておらず、小林幸世が出場資格なしと判断されるのであれば、ここ数年、冬季国体で上位入賞した選手の多くが出場資格なしと判断される状態です。

今後、県体協を通じてさらに日体協に質問して行く予定ではありますが、彼らは責任を回避するばかりで説明責任を果たそうとしません。税金から10億以上のお金を得ており、事業仕分けの対象業者にも選出されているにも関わらず、その立場を理解していないようです。

国体は文科省も共催しておりますから、並行して、共催者としての文科省のご意見をお聞きしたいと思います。担当者の連絡先を教えていただければ幸いです。なお、現状についてはブログでも報告しておりますので、そちらもご参考願います。
http://blog.livedoor.jp/buu2/archives/51014355.html http://blog.livedoor.jp/buu2/archives/50997188.html


引き続き、交渉の内容についてはブログで報告して行く予定です。  
Posted by buu2 at 17:03Comments(0)TrackBack(0)スキー││編集

2010年04月21日

青空会議室(青くないけど)

四ッ谷の某所で色々打ち合わせ。

最初、2人で打ち合わせていたんだけれど、途中でもうひとり合流した。テーブルに椅子がふたつしかなくて、「どうしようか」ってことになったら、会議室の持ち主が「じゃぁ、気持ちイイところでやりましょうか」っていうので、ついて行ったら、青空会議室だった。

陽が出ていないおかげで凄い爽やか。適度な風があって、こりゃぁ良いあんばい。ということで、サクサクサクっといくつかの案件を調整(プロジェクトはどれも内緒なので、モザイクかけてあります)。

いやー、いいねぇ、この会議室。でも、良い時期って、凄い限られているんだろうけれど。こちら側からはスカイツリーが見えないのがちょっと残念だけれど、それは贅沢というもの。

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Posted by buu2 at 15:15Comments(0)TrackBack(0)社長││編集

第68期将棋名人戦第二局二日目

今日、第二局の二日目。

一日目が終わった時点で持ち時間に物凄い差があったんだけれど、少しずつ差がなくなってきているみたい。二日目の初手に一時間以上長考したみたいだし。

いつも思うのは、持ち時間のバランスを取ろうとしているんじゃないかってこと。今日で言えば、二日目の初手はどう考えても3八歩成しかなくて、解説者も含めて「この一手」という判断。そこにこんだけ考える意味がわかんない。当然その先のことを考えているんだろうけれど、「それは先で考えろよ」と素人だから思う(^^。糸谷五段みたいにさくさく指す人が名人戦に出てきて、持ち時間の差が8時間とかになったら面白いのになぁ。今日は朝の衛星放送の中継、一手も進まなかった。それを予期してか、テレビ局は河童捕獲許可証なんて見せていたけれど、そんなの興味ないぞ(^^;。

ちなみにYahoo!ズバリ予想では挑戦者に賭けてみた。たった50ポイントだけれど(^^。

それにしても、衛星放送のオープニングが大仰になって凄い違和感。  
Posted by buu2 at 12:39Comments(0)TrackBack(0)将棋││編集

2010年04月20日

野菜スープ第二弾

野菜スープシリーズの第二回目。

前回の失敗はにんじんのエグ味。ということで、今回はにんじんをイチョウに切るんじゃなくて、拍子切りにしてみた。

それから、同じようにするのは能がないので、いくつか変更点を。まず最大のものはトマトスープにしてみたこと。それから、ゆず胡椒を使ってスパイシーにしてみた。

まず、にんじんを拍子切り、大根をいちょう切り、玉ねぎはくし形切り、大きめのブナシメジはそのまま、という感じ。これに、我が家の秘密兵器のニンニクの焼酎漬けと生姜をおろしたもの(半かけぐらい)を投入。さらにチキンコンソメを二つ。これを鍋で茹でて、途中で柚子胡椒を投入。最後に胡椒も一振り。さぁ、茹で上がった、というところで仕上げにトマトの缶詰を一つ投入。

あれ?なんか、ミネストローネみたいになったぞ?

で、食べてみたら、おおおお!これは全くバカに出来ない。っていうか、かなり美味しい。ただ、やっぱりにんじんのエグ味はちょっと気になるなぁ。前回ほどじゃないんだけれど。フライパンで加熱した方が良いのかな?でも、それなら、ニンニクとにんじんをオリーブオイルで炒めて、っていう感じで、イタリアンな感じに仕上げるのが良さそうだよね。って、それじゃぁ、まるっきりミネストローネ?

和風で行きたいんだよなぁ。って、もうチキンコンソメ使っている時点で和風じゃないんだけれど。評価は☆2つ半。

次はどういう路線で行ってみるかなぁ。じゃがいもを入れてみようか?あと、ニンニクと。キャベツみたいに水が出る野菜も良いかも知れない。

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しかし、それにしても、カレー粉入れたい。カレーにしちゃいたい。でも、ラードとかたっぷり使ってそうだからじっと我慢。ダイエット、ダイエット。  
Posted by buu2 at 23:06Comments(0)TrackBack(0)料理││編集

看板商売で儲けるひと

今日の朝日新聞にも載っていたけれど、ネットでも記事になっていた。

脳ブームに「待った」 学会「根拠示す配慮を」

ストレートに言っちゃうと、金儲けができない学者が金儲けをしちゃった学者の足を引っ張っている現場であって、悔しいんだろうね(笑)。ま、気持ちは分からないではないし、色々と微妙なところを含んでいて、僕としてもスパッと切ってしまうのが難しい事例。

この話を一番難しくしているところは「娯楽商品は害がなくて楽しいことが最重要」ってところ。この「DSというプラットフォームを使っている以上、娯楽なんだよ」って言い切っているところをどう受け止めるかによって、反応が変わってきちゃう。

脳トレで遊んだら、脳トレで出題された問題を解決するスキルは身につくわけで、それが何の役に経つのかは分からないけれど、楽しんで時間が潰れるんだし、まぁ、別にいいのかな、という気もしないでもない。ただ、これを科学の還元と位置づけちゃうとしたら「えええーーーー」という感じではある。

科学が存在しなくても、「頭を使っていれば、なんとなくボケ防止につながりそう」っていうのは感覚的に語れるわけで、それは比較的容易に市民に受け入れられる内容でもある。

要は、それっぽいゲームに川島教授の看板をつけたらバカ売れしちゃった、というだけのこと。

なんか似たような話が最近あったよなー、と思ったら、三菱総合研究所の株式公開だった。三菱総研、かねてから野村総研が上場しているのが羨ましくて羨ましくて羨ましくて、ほとんど悲願みたいになっちゃっていた。でも、シンクタンク業務だけじゃ全然利益が出ないので、上場なんてとてもじゃないけれど無理。そこで考えたのが野村総研よろしく、システム部門を増強すること。これだと比較的簡単に売上が立つ。もともと三菱総研にはシステム部門があったんだけれど、すげぇ能力があった新部さんはサヨウナラして産総研に出ていっちゃったし、なかなか上場の原動力にならない。ということで目を付けたのがグループ会社のダイヤモンドコンピューターサービスという一部上場の会社。この会社、90年代前半に上場、初値は2600円前後。その後3500円ぐらいまでアップしたけれど、最終的には500円前後をうろうろしていた。これが2004年ぐらい。で、この安値の時に三菱銀行(当時の名称が東京三菱銀行だったのか、東京三菱UFJ銀行だったのか、なんだったのかは良く分からないけれど、要は三菱グループの銀行で、三菱総研の大株主)が全株買い取って上場を廃止しちゃった。そして、この会社の株を三菱総研が買い取って(その原資はどうしたんでしょうね?やっぱり三菱銀行からの借金かな?)、連結子会社にした。この会社は中堅のシステム会社だったから、三菱総研本体よりも利益を出している(笑)。ということで、めでたく利益が出るようになった三菱総研は去年、念願だった上場を果たした。

簡単にまとめちゃえば、三菱銀行がダイヤモンドコンピューターサービスを安値で買ってきて、そこに三菱総研の看板をつけて売り出した、ということ。三菱総研の上場時の公募価格は2200円、その後初値で3200円になったんだから、株を持っていた株主はウハウハですね。そのあと材料がなくて、今は1800円ぐらいまで下がっているわけですが、それでもダイヤモンドコンピューターサービスの株価を考えれば3倍以上にはなっている。

川島教授と三菱総研の看板にそこまでのパワーがあるのはまぁ驚きと言えば驚きだけれど、金儲けに成功したのはある意味見事。ダイヤモンドコンピューターサービス社の株を高値で買って持っていた株主は納得いかないと思うし、僕は三菱のやり方はどうかと思うけれど、脳トレはどうなのかなぁ。難しいところですね。

ちょっと記事を引用してコメントすると、

「科学政策が成果主義に傾き、基礎の研究者も、研究費のために多少の『お役立ち』を口にしてしまうのでは」


っていうのはどうなのかな。ゲームとしてなら受け入れるけれど、これを「科学の成果」とするのはちょっと違うと思う。これもやっぱり「科学のようなもの」の範疇だからねぇ。でも、これを成果として受け止めているのかな?文科省は。これを科学の成果だって本気で思っているなら、それはちょっといかがなものかと思うけれど。

一方で、

「『科学的な根拠』がそろうまで待ったら、(成果が)世の中に役立つまでに長い時間がかかる。それまで何も発言しないのは科学のエゴ」


っていうのは、それはそれでどうなのかな、と思う。というか、笑っちゃう。それなら、「科学的な根拠は揃ってないんですが、専門家である私はこう思うんです」って言えば良いだけのこと。そういう風に言ってるのかな?私の脳トレは私が監修しているだけで、科学的な根拠は揃ってはいないんです。でも、それまで待ってらんないから、作っちゃいました、って。

科学をやっている人がゲームを作った、と、こういうことなんだよねぇ。

何しろ、もうちょっと、もうちょっと待ってね。今年の夏ぐらいには形にできるハズだから。こういう状況に一石を投じることができるシステムを。できるんじゃないかな。できたら良いな。たぶん出来ると思う。まぁ、適度に期待して待っていて(笑)。  

ようやく日本体育協会から返事がもらえるらしい

弊社社員の国体出場資格を剥奪しておいて珍妙な解釈を振り回し、周回遅れの内容証明を送ってきたりする第一回事業仕分け対象法人の日本体育協会ですが、ライブログからは公開で質問状を送っているにも関わらず一切の反応がありません。

先月25日には「一度訪問させていただき、担当者の説明を聴きたい。その状況については弊社負担でインターネットを通じて生中継させていただき、日本体育協会の見解を詳らかに世の中に知ってもらいましょう」という主旨のメールを送付したのだけれど、一ヶ月近く経っても何の回答もありません。「予算を減らす」という仕分け判定に対しては迅速に対応して鈴木寛文部科学副大臣に予算確保を求めて陳情したりするのに、なぜか本件に付いては反応が遅いのが解せません。

#送付した文書は追記に全文掲載。

本件に付いて日本体育協会から明快な回答と説明がないと、来年以降の小林幸世の出場登録なども判断が出来ないし、公平性という観点からは他県(福岡県とか、佐賀県とか)の選手も困ったことになります。いくら待っても返事は来ない感じなので、もう直接電話してみました。

国体推進部 国体課 03-3481-2217

以下、電話の様子(ほぼ正確に書いています)。

女性「はい、国体推進部です」
元木「株式会社ライブログの元木と申します。西田国体推進部長をお願いします」
女性「少々お待ち下さい」



女性「すいません、西田は本日、終日会議で本日は電話応対できません」
元木「終日とは、いつまでですか?」
女性「1730です」
元木「では、1730にもう一度電話すればよいでしょうか?」
女性「会議が終わっていれば出ることができますが、終わっていなければ電話できません」
元木「では、明日もう一度電話することにします。明日はいらっしゃいますか」
女性「少々お待ち下さい」



女性「担当者が不在でわからないのですが」
元木「会社にはいらっしゃるんですか?」
女性「いるんですが、会議が入っているので」
元木「どんな会議ですか?」
女性「それはお伝えできないんですが」
元木「どうして教えられないんですか?あなた達の組織は税金をもらって運営している組織ですよね?」
女性「少々お待ち下さい」



女性「では、こちらから電話させていただきますので、お電話番号をお知らせください」
元木「(会社と携帯の電話番号を伝達)」
女性「では、お電話させていただきます」
元木「いつお電話いただけますか?今日ですか?」
女性「では、時間はわかりませんが、本日お電話させていただきます」


とのこと。

ということで、どうやら今日中に西田国体推進部長から連絡がいただけるようです。内容については後ほどまたレポートさせていただきます(基本的には電話の内容を全文、包み隠さずブログに掲載します。茨城一区選出の福島議員は経産省時代の同僚なので、彼にも状況を連絡、今後の事業仕分け作業の参考にしてもらいます)。天山リゾートやサンミリオンの調査結果と、それらに対する日本体育協会の見解が楽しみです。

税金からお金(補助金5億180万円、文科省委託金5億1569.9万円、事業活動収入約62億のうちの約16.4%)をもらっている組織なんですから、きちんと説明していただかないと、納税者としても納得がいきませんよね。  続きを読む
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2010年04月19日

機動戦士Zガンダム 劇場版三部作

ガンダム30thアニバーサリーコレクション 機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-<2010年07月23日までの期間限定生産> [DVD]

ガンダム30thアニバーサリーコレクション 機動戦士ZガンダムII -恋人たち-<2010年07月23日までの期間限定生産> [DVD]

ガンダム30thアニバーサリーコレクション 機動戦士ZガンダムIII -星の鼓動は愛-<2010年07月23日までの期間限定生産> [DVD]

何しろ、「ダカール演説」を完璧にネグっちゃったことでファンの予想を大きく裏切ったと言える映画版の三部作。また、ラストも変更になっていて、TVシリーズよりは随分と救いのあるラストになったとも言える。あくまでも、カミーユを中心として見るなら、だけれど。

長いテレビシリーズをかなり強引に三部作にまとめているので、正直、何がなんだかわからないところもある。また、一年戦争の時と比べてニュータイプの戦闘能力が格段にアップしているので、モビルスーツ戦が異常にめまぐるしく、何が起こっているのか良く分からない。さらにZガンダムは物凄いポテンシャルを持っているようで、まるでスーパーサイヤ人みたいだ。

TVシリーズを見ていない人に対しては、何が何だか分からない作品になっていて、TVシリーズを観ていた人にはずたずたにされてしまったように見えるに違いないのだけれど、ただただハマーン・カーン様がお気に入りの僕のような人間にはわりと楽しめる作品になっていた(笑)。ただ、彼女の登場は三作目の「星の鼓動は愛」からといっても過言ではないので、それなら三作目だけを見ておけ、という話にもなりかねないのだが。

クワトロ、シロッコ、ハマーンと、個性的な登場人物がたくさん出てくるので、カミーユのかげが薄いのはもちろんだけれど、アムロの扱いの軽さにもちょっと目頭が熱くなる思い。

でもまぁ、ハマーン様大活躍だから許す。

コロニーレーザーも劇場版では一度しか登場せず、TV版のインフレは改善されている。何しろ、コロニーレーザーはソーラ・レイとしてファーストガンダムで超決定的な兵器として出てきているので、そう簡単にポコポコ撃たれてしまっては興ざめだ。ヤマトの波動砲とは違うのだよ。

ということで、個人的には十分楽しめたけれど、これを見ちゃうとTV版を全部通して見たくなる。しかし、それをやると25時間も浪費してしまうことになる。それって、24よりも1時間長い。どうするかなー。最後の20話ぐらいだけを見るかなー。うーーーん、体調の良い時で、ツタヤで旧作一本100円セールとかをやっているときに考えよう。

ということで、評価は☆1つ半としたいところ、ハマーン様の活躍でサービスして☆2つ半。

全然関係ないけれど、キュベレイのでっかいプラモデルを作りたい・・・・  
Posted by buu2 at 22:24Comments(0)TrackBack(0)DVD││編集

港家

dc1ac320.jpg 1085b6f6.jpg



名称:港家
種類:横浜
場所:八丁堀
評価:0/CCC
2010.4.19
コメント:横浜ラーメン、家系ラーメンというカテゴリができあがったのが多分今から20年ほど前。当時の優良店の中には廃業してしまったお店もあるけれど、しっかりと定着し、「横浜ラーメンはこんな感じ」というコンセンサスが形成されたのはある意味で素晴らしいこと。そして、このジャンルの特筆すべきところは、「本当にどうしようもない店」がほとんどないということ。原料さえきちんとしておいて、マニュアル通りに作ればそれほど外しようのないスープ(デリケートなところがあまりない)、太めなのでタイマーを使っていれば伸びてしまうといったことのない麺の二つが安定した品質を担保している。言葉を変えれば、典型的なチェーン展開しやすい店である。似たような店が多いので、黎明期のころから家系ラーメンを食べ続けている僕はすっかり飽きてしまっているが、そこに店があるならとりあえず一度は食べてみなくてはならないのが評論家の悲しいところ。「ちょっと先にあるはしごで食べたいなぁ」という思いを封じ込んで、この店で食べてみた。が、「どうせ同じようなもの」という予想はあっさりと裏切られた。それも、悪い方向に。

もう、見た目からして全くイケてない。薄い豚骨寄りのスープは、一目見ただけではまるで駄目な九州系のスープ。まるでインスタントみたいな見た目である。この様子を見て確信した。このラーメンは食べる価値がない、と。最近僕が強く思っているのは、「美味しい食べ物を美味しそうに撮るのはそれなりに難しいが、美味しくない食べ物をマズそうに撮るのは非常に難しい」ということ。特に良いカメラを使ってマズいのを表現するのは困難だ。ということで、わざわざ携帯のカメラで撮影してみた(笑)。君にはこれがふさわしい。いや、もちろん食べてみて「見た目で判断するのはイクナイ」という事態もあり得たわけだけれど、その場合はもう一度食べにくれば良いだけの話。で、食べてみたけれど、全く予想通りの酷いスープ。あー、家系を標榜していてもこんなスープの店もあるんだなぁ、と、ちょっと感心した。薄くて、旨味がなくて、家系っぽさが全然ない。コンビニで売っているカップラーメンがこんな感じだよなぁ、と思った。

麺は中くらいの太さ、横浜ラーメンとしてはやや細めの縮れ麺。横浜ラーメンと言えば加水率の高い麺が特徴だけれど、その感じがあまりない。スープの絡みがイマイチだし、モチモチ感もない。麺硬めで注文したけれど、コシも今一歩。

チャーシューはまずいけれど、横浜ラーメンならこんなもの。でも、横浜ラーメンっぽいところがチャーシューのまずさだけというのは何とも残念。

またつまらないものを食ってしまった。

店名 横浜家系ラーメン 港家 入船店
住所 東京都中央区入船1-2-10
営業時間 24時間営業
定休日 無休  

難問だあ(;_;)

4a72a8c6.jpg一応生化学専門で本まで書いてますが(笑)

口でアミラーゼ、炭水化物を分解。胃でペプシン、タンパク質を分解。膵液はなんでも入っているから、もちろんリパーゼも入っていて、脂質を分解。ってことは、アですかねえ?

こんなの、小学生が知ってんの?

一歩が負けたのは、千堂、間柴、伊達、力石のうち誰?みたいな問題ばかりじゃないんだね。侮れねぇ。

上の答え、間違ってないだろうね(号汗)?
  
Posted by buu2 at 13:16Comments(0)TrackBack(0)モブログ││編集

てぃだかんかんに関する告発レビュー

6dfd4a11.gif多分この記事はすぐに削除されてしまうと思います。Yahoo!は映画会社と手を組んでいるので、この手の活動に対する行動は他の不適切な活動に比較して格段に早く対応します(笑)。

ということで、せっかくなので画面をキャプって保存しておきます。

消される予定のレビューはこちら(いつなくなっていても不思議はありませせん)。かけても良いけど、19日の朝9時にはこのレビューはなくなっています。

あ、念のため、僕が1点をつけたレビューはこちら(笑)。

ちなみに今の時刻は01:54。

02:01追記
もう消されてる(笑)Yahoo!の中の方、ご苦労様です。  
Posted by buu2 at 01:54Comments(0)TrackBack(0)映画もろもろ││編集

2010年04月18日

規格化したい人々にレッドカード

これまた電子出版ネタ。

佐々木さんというジャーナリストの記事ですが、

電子書籍の開放を阻むべきではない

もう、冒頭のパラグラフを読んだだけで失笑もの(佐々木さんの文章が変なのではない)である。「日本オリジナル」って、旗を振るのが既得権者は大好きなんだよなぁ。日本においてはそれが一番儲かるってことをみんな学んじゃって、それが染み付いている。フォーマットを作って標準化した人が勝ちっていうことですが。

このブログでも何度か書いているけれど、僕が経産省の役人をやっていたとき、DNAチップを作ったある大手家電メーカーH社の部長が経産省の生物化学産業課にやってきて、何を言い出すかと思ったら、「これを標準にしてください」とか言い出した。そういうのがあたりまえだった時代もあったんだろうな、と思いつつ、心の中で笑いながらスルーしようと思ったら、その部長氏、「日本はこれまで護送船団でやってきたんですから、よろしくお願いしますよ」とまで言い切った。彼のようなポジションの人間の仕事って、こういうことなんだろうなぁ、と思いつつも、心の中では今度は「ばーか」と思っていたわけだけれど、もちろん、そのチップを標準化するなんてことはしなかったし、そもそも検討すらしていない。彼が帰ったあと、みんなで「あんな馬鹿がまだいるんだね。良く恥ずかしくないよね」などと話したのだけれど、それが今からおよそ8年前。当時の経産省の課長補佐レベルだと「すでにそんな時代じゃない」というコンセンサスは間違いなく形成されていたのだけれど、あれから10年近くが経過していても、分野が違うとまだまだ「標準化して国の産業を守ろう」なんていうのは行けちゃう考え方なのかも知れない。

今の時代、こんな「プラットフォーム」なんて、頼まなくても自然にできちゃうもの。規格じゃなくて、まずはみんなが受け入れる製品を作れよ、という話であって、キンドルとか、iPadとか、まず作ってみれば良いだけ。そのためにはメーカーの視線はあくまでもマーケットを向いている必要がある。ところが、何故か役所とか、業界団体とか、上を向いちゃう。マーケットを見て、マーケットが期待しているものを作って、そして実際にそれがマーケットに受け入れられれば、自動的にそれが規格になる。これは佐々木さんが言っているところの「デファクト」(事実上)だけれど。

トップダウンの規格化って、メーカーにはうまみがあるけれど、ユーザーサイドには良いところがあまりない。でも、世界中が市場先導による脱デジュリ(規定)に向かっている中で、日本だけがそこに固執している。島国であること、言語の壁があること、英語力が総じて低いことあたりがそれを生き残らせている主要因なんだろうけれど、これなんかもまさに世代間闘争のネタ。これからの若い人達は英語圏の人たちをライバルにして頑張っていかなくちゃいけないのに、旧世代が一所懸命それを妨害しているわけだ。「中にひきこもって、既得権を確保しよう」って、そんなの、あと10年はいけても、20年は無理。それを通しちゃったら、今の若い人達はもう取り返しのつかない状況に追い込まれちゃう。でも、そんなこと関係ない、っていう層が今の世の中を動かしちゃっている。どこかで似たような話を聞いたよなぁ、と思い返してみると、北朝鮮だった。

しかし、何しろ、無理なものは無理。古い会社にはもう無理なんだろう。さっさとみんなで新しい会社を作って、新しい価値観の中でやっていけば良いんだと思う。出版社というものが物凄く軽量化できるということは、誰でもチャレンジできるということ。

Amazonはキンドルというハードウェアを売ることには全然こだわりが無いわけで、電子書籍の流通に必要だから、既存の会社を買収して、そいつらに機械を作らせて、「はい、どうぞ。できました」ってやっちゃった。そういう、何かを実現するための「製造技術」って、今はあちこちにもう散らばっていて、アイデアと調整能力さえあれば、誰でもできちゃう世の中になった。実現に必要なお金だってあるところにはあるから、アイデアが良ければ調達はできちゃう。本当に純粋に「これって実現したら面白いよね」というアイデアは、割と簡単に実現できちゃう。

この、「簡単に実現できる」というのが今の時代のポイントのひとつ。例えば、レコードを作るには色々な設備が必要で、「誰でもできちゃう」というものではなかった。でも、CDになったら、それが誰でもできちゃうことになった。本も、昔は出版するのは大変だった。でも、これからは誰でもできちゃう。ここがデジタル時代の恐ろしいところでもあり、面白いところでもある。「さぁ、どうしましょうか」とウキウキするところだ。

ところがこの国は、「オリジナルの規格を作りましょう。他者を排除しましょう」ってことから始めちゃう。マーケットを見ずに、護送船団でやりたがる。市場で競争して、勝ち残ったものが標準化される、デファクトの仕組みじゃないと、今後はうまくいかないってことが、頭では理解できても、行動につながらない。残念ながら、脳みそと体中の神経をつなぐ非常に重要な部分が断裂している。社会が植物人間化しているってことだ。

そして、この状況は悪化の一途だ。なぜなら、日本の外の世界はデファクトでまわっていて、その価値観で全ての仕組みが構成されつつある。今、日本の企業が何か「新しいもの」を作って、それを世界標準にしていきたいと考えるなら、まずマインドの部分から作り直す必要がある。相手はどんどん先に行っている。新入幕の力士がいきなり横綱と対戦するようなもの。全然勝ち目がない。そして、その状況はどこにも改善の糸口がない。

だからって、新入幕でやるけど、今のルールじゃやりにくいから、新しいルールをつくろうよ、自分たちがコントロールできる規格を作ろうよ、それでマーケットを囲い込もうよ、というのは、今この瞬間の敗北だけじゃなくて、将来の斜陽化にもつながる。以前、科学技術のところでドーピングに反対ということを書いたけれど、「規格化」なんていうのもドーピングの一種だ。

今の状況は出版業界にとって非常に苦しいところだとは思うけれど、さまざまな状況が大きく変化して、固定化していたものが流動化している。だから、出版社にとってもチャンスなはず。古い制度や流通とのしがらみでできなかったことができるようになりつつある。

ただ、そこで出てくるのが「今までの関係をどうするんですか?」という話。これは以前新聞の話を書いたときにも触れたけれど、「電子出版メインにして流通やら何やらが中抜きされて、出版を支えていた様々な業界がとんでもないことになりますよ」という意見に対してどう配慮するのか、ということ。

でもね、もう、そんな配慮とは関係ないところで世の中のスキームは再構築されつつある。時代がアナログからデジタルに変化したことによって、必然的にリストラされることになってしまったんだよ。僕は知らないけれど、それはレコードがCDに変わったことによっても経験した事態のはず。その時、「どうやってソフトランディングさせるのか」を考える人達は当然いる(みんなあんまり知らないかもしれないけれど、こういうところでも役所は活躍する)わけだけれど(昔で言えばカネボウとか、山一證券とか。近いところでこれからを見ればJALとか)、そこに配慮していることによって将来の産業の芽を摘んでしまうというのは最悪。

既存の出版社は多分たくさんの不良債権(人間だけれど)を抱えていて、身動きが取れない。そういう会社は、やっぱり前線から撤退するしかないと思う。で、その中の優秀な人だけが、次の世界を作っていけば良い。残念だけれど、その変化についてこられない人たちはもうお役御免なんだよ。そこを自覚した上で、無駄な抵抗はやめて、建設的な方向に行くべきなんじゃないだろうか。

   

自炊屋さんが颯爽と登場

個人的に非常に強い興味を持っている電子書籍に関してこんなサービスが話題ですが

BOOKSCAN 低価格・書籍スキャン代行サービス

これ、凄いよね。「自炊(本の内容のPDF化)を代行します!」というもの。

確かにキンドルとか使っている人なら、「もー、日本語の本を一々PDF化するのメンドクセーんだよ!」ってことになるだろうし、自分でやっていたらそれなりに機材も必要だし、「誰か代わりにやってくれよ」と思うのも無理がない。で、それを一冊100円でやってくれるっていうなら、これはすげぇ。

#いや、そんなら最初からPDF版を100円マシで売れっていう話なんだが(笑)。

ま、それはそれとして、これって、著作権法上は多分違法だよね。

ところが、この会社のサイトのトピックに「小飼 弾氏のブックスキャン代行サービスは合法だよね?で紹介されました。」っていうのが書いてあって、え?そうなの?と思ってリンク先をチェック。

404 Blog Not Found「ブックスキャン代行サービスは合法だよね?

直感的に言って「これはない」って感じなんだけれど、素人の感覚はあてにならないので、以前勉強した「著作権法」をひっぱり出してきました。

著作権法

しかし、この本は必携だな。電子化したい。閑話休題。

えっと、210ページ〜に複製権(21条)についての解説があるんだけれど、

複製とは「印刷、写真、複写、録音、録画その他の方法により有形的に再製すること」と定義


再製とは基本的には同一のものを作ることであるが、完全に同一である必要はなく、また同じ表現形式である必要もない。即ち実質的に同一であればよく、現作品に創作的付加がなされていなければ再製となる。例えば暗文(暗号化された文)を平文(通常の文)に直した場合、即興曲を採譜した場合、講演を原稿に起こした場合、ソースプログラムを機械的にオブジェクトプログラムに変換した場合等も複製になる。


複製概念を確立した最判昭53・9・7(ワン・ナイト・イン・トーキョー事件)(判時906号38頁)では、「著作物の複製とは、既存の著作物に依拠し、その内容及び形式を覚知させるに足りるものを再製することをいう」と述べられている。


などなどを考慮すると、やっぱりこの会社がやろうとしていることは現行法上はアウトだと思う。

小飼さんは

複製というのは原本がそのまま無傷で残るからこそ複製なのであって、裁断された紙の束を「元どおりの本である」ということにこそ無理がある。


と主張しているけれど、この「無傷で残るからこそ複製」というのがかなり我田引水色の濃い勝手解釈であって、もうちょっと勉強した方が良いんじゃないかと思う。もちろん、その解釈が通るなら確かに合法だろうけれど、多分通らない。だってさ、例えばCDを買ってきて、それをHDに落として、CDは捨てました、って言っても、それはやっぱり複製だよね。捨てたからオッケーとか、裁断したからオッケーとか、要は元の形をとどめるから○とか、×とか、そういう話じゃないものなぁ。元の形をとどめているかどうかが判断基準になるなら、それをどうやって確認するんだよ、ということになるし。

確かにこのサービスが合法なら僕も使いたいと思うけれど、残念ながら無理筋って感じ。

しかし、それにしても安いよね。一括して中国に送って作業させるっていうなら話はわかるんだけれど、日本でこのサービスが成立するってどういうことなんだろう?電子アーカイブを整備しようとしている大きな団体がバックにいたりして。  

文体診断λόγων(ロゴーン)

面白いネットサービスを見つけたので、日曜の朝に遊んでみました。

文体診断λόγων(ロゴーン)

テキストデータを入力すると、「あなたの文体は誰それに似ています」と診断してくれるネットサービスです。誕生日を入れると性格診断やら何やらを返してくれるネットサービスとは大分質が違う感じがします。文体って、特色が出ますからね。ということで、僕もネットに大量に文章を垂れ流しているので、診断してもらいました。一つのコンテンツだと判断が難しいでしょうから、複数のエントリーで診断してみました。エントリーの選択にあたっては、ある程度の分量があって、他人の文章が含まれてなくて、URLとか診断のノイズになりそうなことが書かれていないものにしました。


てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜

1 大宅壮一 82
2 江戸川乱歩 80.8
3 海野十三 80.1

文章の読みやすさ B 読みやすい
文章の硬さ E 文章が柔かい
文章の表現力 A とても表現力豊か
文章の個性 A とても個性的



iPad VS. キンドル 日本を巻き込む電子書籍戦争の舞台裏

1 大宅壮一 82.9
2 松本幸四郎 81.3
3 遠藤周作 79.5

文章の読みやすさ C 適切
文章の硬さ C 文章がやや柔かい
文章の表現力 A とても表現力豊か
文章の個性 B 個性的



サフラン(世界で一番辛いカレー)

1 浅田次郎 73.7
2 小林多喜二 65.5
3 松たか子 63.3

文章の読みやすさ A とても読みやすい
文章の硬さ C 文章がやや硬い
文章の表現力 A とても表現力豊か
文章の個性 A とても個性的



東浩紀さんが論壇時評を担当することについて宣伝している記者有論について

1 紀田順一郎 81.4
2 松本幸四郎 80.9
3 井上ひさし 78.5

文章の読みやすさ E 一文が長い
文章の硬さ C 文章がやや柔かい
文章の表現力 A とても表現力豊か
文章の個性 A とても個性的



プラットフォームが変わっても、それを使う人間のマインドが一緒ならあんまり意味がない

1 大宅壮一 86.8
2 江戸川乱歩 85.5
3 松本幸四郎 85.5

文章の読みやすさ D 一文がやや長い
文章の硬さ E 文章が柔かい
文章の表現力 B 表現力豊か
文章の個性 C やや個性的



俺たちの邪悪なブレスト

1 大宅壮一 83.9
2 海野十三 82.6
3 松たか子 82.3

文章の読みやすさ B 読みやすい
文章の硬さ D 文章が柔かい
文章の表現力 A とても表現力豊か
文章の個性 A とても個性的



絶望的な状況のサッカー日本代表

1 浅田次郎 80.8
2 大宅壮一 80
3 遠藤周作 75.2

文章の読みやすさ C 適切
文章の硬さ A 文章がやや柔かい
文章の表現力 C 平均的な表現力
文章の個性 A とても個性的



なるほどー。僕の文体は基本的には大宅壮一さんみたいですね。毒舌の評論家として有名な大宅さんに似ていると言われるのは光栄です。

ついでなので、いくつか他人の文章も診断してみました。


まずは憲法から。入力したのは下記の文字列。

日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。


1 吉田茂 76.1
2 池田勇人 73.5
3 橋本龍太郎 72.4

文章の読みやすさ C 適切
文章の硬さ D 文章が柔かい
文章の表現力 A とても表現力豊か
文章の個性 A とても個性的



うは、政治家ばかり(笑)。結構信ぴょう性があがりました。それにしても、この文章、柔らかいですかね?


続いて「1Q84 BOOK3」から冒頭の4行を診断してみました。

1 松たか子 66.4
2 小林多喜二 63.7
3 阿刀田高 62.7

文章の読みやすさ D 一文がやや長い
文章の硬さ B 文章がやや柔かい
文章の表現力 A とても表現力豊か
文章の個性 A とても個性的


へぇー、松たか子かぁ。でも、相同性は全般的に低いですね。「とても個性的」で、かつ既存の作家にはない独創性ということでしょうか。



次はニュースの記事を試してみました。

米政府、「普天間継続使用」を日本に伝達へ

1 吉田茂 79.7
2 小泉純一郎 78.4
3 池田勇人 77.5

文章の読みやすさ E 一文が長い
文章の硬さ E 文章が硬い
文章の表現力 A とても表現力豊か
文章の個性 A とても個性的



うーーーん、やっぱり硬いんですね。と、ここまで見てきて気がついたのは、表現力と個性については殆どがA評価ということです。個性的じゃない文章を探したくなりました。


ニイタカヤマノボレ

文章の読みやすさ A とても読みやすい
文章の硬さ E 文章が硬い
文章の表現力 A とても表現力豊か
文章の個性 A とても個性的



すもももももももものうち

文章の読みやすさ A とても読みやすい
文章の硬さ E 文章が柔かい
文章の表現力 A とても表現力豊か
文章の個性 A とても個性的


だめだ、短すぎると全部こんな評価になってしまうみたいです。いや、他にも「キターーーーーーー」とか、試してみたのですが。他にも吉野家コピペとかも試してみましたが、どれもこれも「個性的」の壁を打ち崩すことが出来ませんでした。このあたりはもうちょっと改良の余地ありという感じです。でも、面白いので、バージョンアップしたらまた遊んでみたいと思います。  

2010年04月17日

iPad VS. キンドル 日本を巻き込む電子書籍戦争の舞台裏

iPad VS. キンドル 日本を巻き込む電子書籍戦争の舞台裏 (brain on the entertainment Books)

自分でもいくつか出版を考えているネタがあるので、電子書籍の今ってどうなのかな、と思って買ってみた。

僕が興味があるところは全5章のうちの最初の2つだけだったけれど、なかなか面白く読めた。来月末にはiPadが発売されるわけだけれど、iPadとキンドルがどう違うのか、このあたりは知っておいて全く損はないはず。キンドルか、iPadか、どちらかを買うつもりがある人は、まずこれを読んで勉強しておいた方が良いと思う。

「ターゲットが絞られる」と、ターゲットの側が判断して敬遠したところもあるのかも知れないけれど、あんまり本屋で見当たらない。この本を探すにあたり、最初に行ったジュンク堂には在庫がなかった(正確には、店頭の端末で調べたら一冊あるはずだったのに、棚にはなかった。誰かがちょうど手にしていたのかも知れない)。西武のリブロに行ったら一冊だけあったので買うことができたんだけれど、あんまり売れてないのかなぁ。

でも、結構良い本だと思う。以下、僕がメモしたところ。

キンドルには通信モジュールが内蔵されており、頻繁に通信している。しかし、その通信料は利用者に課金されない。

キンドルのために既存の本を裁断、スキャンして画像データ化することを「自炊」と呼ぶ。このための作業時間は小説一冊で30分程度(慣れたとしても)。

音楽システムとしてiTunesが成功したのは、その中にしっかりとした決済システムが存在するから。

アマゾンは定額販売をしているが、仕入れ値は異なっていて、中には赤字商品も存在すると思われる。しかし、赤字商品2冊があったとしても、同時に8冊の黒字商品を買ってもらえるならトータルでは黒字になると考えているふしがある。


それから誤植、あるいはちょっとおかしな表現について。

42ページ最後の文章は明らかに変。

94ページ後ろから4行目の「実はeBookと源を同じくしている」という文章は明らかにリズムが悪い。

142ページ5行目の一文の中にある「ということになるわけでは」という部分はおかしい。

若干粗い仕上がりの部分もあるのだけれど、慌てて書いたんだろうね。スピードが重要だったのは想像に難くないので、仕方ないところ。評価は☆1つ半(本を出す予定があって、さらにiPadを買うつもりの僕にとっては2つ半)。  
Posted by buu2 at 23:33Comments(0)TrackBack(0)読書││編集

野菜スープ第一弾

スキーシーズンが終了したので、体を冬モードから夏モードに変更しなくてはならない。といっても、別に大したことをやるわけではなく、下半身についた筋肉を少し軽めにして、逆に落としてあった上体の筋肉を増やす。それから、全体の体重を5キロほど落とす。

ということで、ダイエットをしなくてはならない。いつもはS&Bのレンジグルメを利用しちゃうんだけれど、折角料理スキルがアップしたんだから、自作してみようと思い立った。ということで、これからしばらく、色々と野菜スープを作ってみようと思う。それで、今回はにんじん、大根、玉ねぎ、長ネギで作ってみることに。って、手元にあった野菜を全部ぶち込んでみただけですが。

長ネギはぶつ切り、玉ねぎもカレーに入れるみたいにブツブツ切ってオシマイ。にんじんと大根はイチョウに切ってみた。それで、全部を鍋に入れて、水を張って、チキンコンソメを2かけら投入して茹でるだけ(笑)。

これはもはや料理とは言えまい。

でも、こんなのでも作っていると結構いい匂いがしてくる。食欲がそそられてしまい、それはそれでちょっとどうかと思う。いくら野菜ばかりとはいえ、たくさん食べればやっぱりカロリー過多になるに違いない。と、思いつつ、最後に胡椒で味付けして完成。

ほーーー、悪くない。大根はどうよ、と思ったんだけれど、これも結構イケてる。ただ、唯一、にんじんのエグ味だけが気になる。にんじんが嫌いな子供ならこれは食べられないと思う。にんじんは包丁で切っただけでもちょっと匂いがきついんだよね。これ、どうしたら良いんだろう。当面はにんじんとの戦いかな?

ということで、評価は☆1つ。全てにんじんのせい。

DSCN6338
  
Posted by buu2 at 22:44Comments(0)TrackBack(0)料理││編集

豚丼

豚丼と一口に言っても色々あるんだと思う。

僕の原体験の豚丼は、北海道のかもい岳で食べたもの。当時はスキーの合宿中、昼にかもい岳温泉(今の旧館)に行って、しょうごのお父さんが作った豚丼650円を食べるのが定番だった。これは豚を塩と胡椒で焼いて、それを丼飯に載せたもの。胡椒が非常に良く効いていて、「こんなにうまいものがあったとは」と思った。今食べたらそこまで感動するかどうかはわかんないけれど、それでも結構感心するとは思う。でも、その豚丼はもうそのあとかれこれ20年以上、食べたことがない。

それで、今回作ったのはそのしょうごのお父さんの豚丼とは大分違う。冷蔵庫に豚肉の小間があったので、じゃぁ、これで何か作ろうと思ったわけだけれど、以下、やったこと。

テフロンのフライパンを熱して、油をひいて、軽く豚肉を焼く。脂が落ちたところで肉を引き上げて、フライパンをキッチンペーパーで拭いて、脂を取りのぞく。それからニンベンの白だしをフライパンに入れて、水で5倍くらいに希釈。ここに長ネギをぶつ切りしたものを入れて、加熱。白だしが煮立ってきたらちょっと火を細くして、3分ほどそのまま加熱。ネギに火が通ったかな、というタイミングでさっきの豚肉を戻し、出しを煮詰めるような感じで加熱。「まぁ、こんなものかな」というところで炊きたてのご飯の上に載せて完成。

いや、シンプルだけれど、結構いけてた。でも、しょうごのお父さんの豚丼に比較したら、まだまだだな。評価は☆2つ。

しかし、自画自賛するようだけれど、最近はレシピを見ないで作っても、それなりのモノができるようになってきた。一年ぐらいで随分と進歩したものだ。そして、今になって一年前の料理ネタを見ると、「ちょっとこれはないよな」と思わないでもない。

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Posted by buu2 at 15:30Comments(0)TrackBack(0)料理││編集

2010年04月16日

普通に正論であるところの、フジテレビ『Twitter』ドラマ脚本家が問題発言「バカみたい」

何が問題発言なのかなー、と思って見にいってみたけれど、

フジテレビ『Twitter』ドラマ脚本家が問題発言「バカみたい」

普通に正論で、別に問題発言って感じはない。

「ツイッターができることを、なんでそんなに人は自慢するの? できないことをなんで、そんなに下に見るの? 最初にツイッタードラマを書こうと私がしたときに そういう人が何人もいた」


はいはい、実際にそういうことをしている人がいたら、馬鹿みたいですね。別にTwitterをやっているからって偉くないし、どうせすぐにブームなんか過ぎちゃうし、今やっている奴らだって、大半はこの一年ぐらいの登録者でただブームに乗っているだけだし、まぁ、偉くも何ともないし、できなくても別に悪いことは何もない。大体、Twitterで馬鹿を晒していることに気が付いていない馬鹿も山ほどいるし(^^ 馬鹿発見器としては結構優秀というのが僕の見解。

「ツイッターも知らないでツイッタードラマ。ツイッターを知っていることってそんなにすごいのか? というのが私の感想です。こんなのシステムじゃん。調べて勉強して慣れれば誰でも使いこなすでしょ。器械やシステムを使いこなすことが、エライ、と思うことってバカみたい」


お金を取ってドラマを書くなら、一応ある程度は知っておいた方が良いとは思うけれど、所詮テレビドラマだし、表層的な知識で取り上げても悪くはないよね。って、ドラマ、見てないんだけれどさ。何しろ、「こんなのシステムだから、慣れれば誰でも使いこなす。それができたからって偉くもないし、偉いと思っている奴は馬鹿」というのは、アメリカに行けば馬鹿な米国人だって英語を話すんだから、大学の入試に英語があるのはどうなのよ、というのと似た理屈で、これまた普通に正論かと。

「Twitterを使いこなしているオレってすげぇ」とか思っている痛い馬鹿は怒るかも知れませんが、そんな馬鹿いるの?あ、いるか(笑)そのあたりがTwitterの馬鹿発見器としての優秀なところなんだよな(笑)。

ま、ドラマはつまらなそうだからどうでも良いし、この北川さんという人がどういう人かも知らないけれど、ここで取り上げられていることだけなら問題発言でもなんでもなくて、そのどうでもいいネタを記事にしている側の見識を疑うところ。まぁ、ニュースがなくて困っているのかもね。  
Posted by buu2 at 19:11Comments(0)TrackBack(0)ニュース││編集

サフラン(世界で一番辛いカレー)

先日二号店で食べたサフランだけれど、一号店でも食べてみた。食べたのは「世界で一番辛いカレー」という隠しメニュー。店頭にもメニューが紹介されているので純粋に隠しメニューとは言えないのだけれど、テーブルの上のメニューには掲載されていない。でも、折角だから頼んでみた。ナンとラッシーがついて900円。

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ということで食べてみましたが、確かにかなり辛い。かなり辛いけれど、食べられない辛さではない。おいしさがわからない辛さでもない。多分、世界で一番辛いわけでもない。でも、結構美味しかった。辛さ自慢だとただただ辛いだけのカレーになってしまうことが多いけれど、このお店の世界一辛いカレーは、適度に世界一辛くて、それなりにちゃんと美味しかった。ということで、無事完食しました。

ただまぁ、やっぱりそれなりに汗や鼻水は出るので(^^;、デートとかには不向きかな。「よーーーし、今日は、世界一、食っちゃうぞ!」みたいな時に行くのがオススメ。もちろん、ティッシュは持って行きましょう。それで、メニューに書いてなくても、「世界一」と言えばオッケー。

評価は☆2つ。次は普通に日替わりランチを食べようと思う(^^

店名 サフラン (saffron)
TEL 03-5391-2725
住所 東京都豊島区東池袋2-57-2 コスモ東池袋ビル 1F
営業時間 [月〜金]11:30〜15:00 17:00〜22:30[土・日]11:30〜14:30 17:00〜22:30
定休日 年中無休  

iPadでWiFi使うと逮捕されるということで、渋谷警察前でiPodを使ってみた

ようやく僕のところにもiPadがやってきました。iPad用の将棋盤を作るのに現物は必須なので、「はやくーーーー」と思っていたわけですが。

まず、手始めに絵本を読んでみました。

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日本でもおなじみ、くまのプーさんです。キンドルと違ってカラーなのが良いですね。英語ですが。

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次に、ウォール・ストリート・ジャーナルを読んでみました。

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おお、ちゃんとiPad向きのレイアウトになっていて素晴らしい。もう、こういう感じで読むのがメインになっていくんでしょうね。これをあいぽんでやるのは難しい感じですけれど、パッドなら全然問題ない。

続いて、暇つぶし。ゲームをやるとどんな感じかと。

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無駄にデカい感じ。カードゲームにはちょっとでかすぎる感じです。あと、凄く目立つのでボスボタンとかがあると良いかもですね。デジタルの数字とかがパッド仕様になっていないのがちょっと残念。自分たちで作るときはこのあたり、改善したいところです。

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タッチのどうぶつしょうぎと比較。

さて、じゃぁ、入力とかはどうなのよ、ということで、文字入力に挑戦。って、あの、アイぽんとかの入力システムじゃなくて、普通にキーボードが登場。

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ブラインドタッチ用にちゃんとFとJのホームポジションにポッチがあるんですが、これ、画像だけで、実際の液晶にはポッチもないし、そこを触っても微弱電流を感じるわけでもなく、要はただの飾り。ホームポジションが不明確なので、ブラインドタッチでの入力は難しい感じです。両手の人差し指でぽつり、ぽつり、という感じ。でも、こういう入力方法ってもう卒業してから15年位経つわけですが、まだなんとかやれますね。昔とった杵柄ってやつですかね。

さて、このiPad、WiFiやBluetoothを使うと違法らしいです。えーーーー、マジっすか?それじゃぁ、魅力半減じゃん!とか思いつつ、一応渋谷警察まで行って、「本当に駄目?」と問い合せようかと思ったのですが。

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でも、記念撮影だけして帰ってきました(笑)。本当に怒られて罰金200万円とか言われたら嫌なので。ということで、かわりにiPod touchのWiFiを使ってみました。意味ないけど。

近々、iPad版のどうぶつしょうぎの写真も掲載したいと思います。

あ、使用感ですが、みんな第一声が「重いね」「重量感あるね」でした。うん、キンドルに比べたら、重い。  
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2010年04月15日

東浩紀さんが論壇時評を担当することについて宣伝している記者有論について

今日の朝日新聞の記者有論(新聞とってないけれど(笑))にこんな記事が載った。

「もっと理系知に胸を張れ」 編集委員 尾関章

科学VS仕分けの話なんだが、内容は正直微妙。論旨をまとめるとこんな感じ。

事業仕分けの第二弾が始まる
日々の暮らしにすぐには役立たない純粋科学は危機感を募らせている
純粋科学の決まり文句は世界一、ノーベル賞、夢
しかし、この3つは決め手にかける
科学は世界一とノーベル賞だけでは進まないし、夢やロマンも説得力を失いつつある
科学は知的世界への貢献に胸をはるべき
社会科学が自然科学の思考の枠組みを取り入れてきているケースもある
本誌で今月から論壇時評を担当する東浩紀さんは小説に物理学を取り入れた
文と理の化学反応は新しい知を生む
科学は実はとても役に立つ


前半は良いんだよね。異論がない。「これまで言われてきた『純粋科学にお金をかける理由』はいまや決め手に欠ける」というところは。問題は、「じゃぁどうするの?」というところ。え?文理の融合?だからお金をかけるべき?なんだ、こりゃ(笑)。

一番言いたかったのは多分「東浩紀さんが今月から論壇時評を担当しますよ!」ということなんだろうなぁ。いや、もし「そんなことはない」って言うなら、この人はもう編集委員なんて辞めた方が良いよ(笑)。

本当に、誰か、「こういう理由で科学にお金をかける必要があるんです」って明確に見せてくれないかなぁ。寡聞にして、まだ僕の腑に落ちるような理論を知らないです。その理由が存在した上ではじめて、「じゃぁ、経済対策とどちらを優先しましょうか」「じゃぁ、福祉とどちらを優先しましょうか」という、プライオリティの話ができると思うのだけれど。

「科学にお金をかけることの重要さなんて、そんなの、自明でしょ」じゃ済まなくなったというだけのことなんだけれど、理系の人はまだそこんところを正確に理解してないんじゃないだろうか。でもさ、本当に、純粋科学って、一部の科学者の個人的な知的好奇心に準拠している(って、言葉はあっているのかな?完全に過不足なく立脚している、それだけ、みたいなつもり)んだと思うんだよね。ファーストスターの写真が撮れたって言っても、だから何?ということであって、ふーんとは思うけれど、アバターのパンドラの方が「へぇー」という感じというのが実際のところなんじゃない?違うの?違わないと思うんだけどね。遠くのノンフィクションと近くのフィクション、どちらがファミリアかということなんだけれど、比較の問題ではないとしても、純粋科学の価値を主張するにはまずそのあたりからクリアしてもらいたいなぁ、と思う次第。

税金でSF映画を作るのはやっぱり認められないでしょ?  
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2010年04月14日

プラットフォームが変わっても、それを使う人間のマインドが一緒ならあんまり意味がない

この間の弘前大学が馬鹿だって話もそうなんだけれど、今の世の中で馬鹿と馬鹿じゃない奴の差っていうのは、ひとつには「情報の公開」の意味をきちんと理解しているかどうかだと思う。公開すべきものと非公開にして良いものの線引きが適切に判断できるかどうか、ということなんだけれど。弘前大学がなんで馬鹿かって、そもそも税金に依存している部分が大きい組織なんだから、自らの正当性を主張すべきは役人じゃなくて国民のはず。「俺たちは正しい」って主張するなら、当然のことながらそれは全国民に対してアピールすべきところ。そして、そのためのツールはいくらでも用意されている。それなのに「公開しません」って、お前は馬鹿か?ということになる。っていうか、非公開にする意味がわかんない。非公開にしなくちゃならないような恥ずかしい内容なら、抗議したこと自体も内緒にしておけば良いのに、「抗議はしました。内容は秘密です」ってこれは完全に馬鹿。こういう馬鹿は残念ながら回復不能で、勉強しても治らないから、さっさと職を辞した方が良い。周りはなんで辞めさせないのか不思議。周りも馬鹿なのか、辞めさせるための仕組みに不備があるのか。

この事例は顕著だけれど、馬鹿は「みんなが情報を発信できる」という状態にフィットすることができない。つまり時代遅れ。そして、時代遅れの奴が内々にアピールしていることって、「要は恥ずかしくて表には出せないようなどうしようもない理屈なんだろうね」と勘ぐられるわけだ。弘前大学の学生や卒業生には全然恨みはないけれど、もし僕がこれから大学を受験しようと思ったとしても、弘前大学だけは受験しないね。馬鹿と思われるのは嫌だもの。

「誰でも情報を公開できる」というのはここ10年ぐらいで生じた物凄いパラダイムシフトで、それに合わせて世の中の価値観はもう大きく変わってしまった。でも、その変革についてくることができないシステムは山ほどあって、その代表例がマスコミ。ちょうど昨日、smashmediaの河野さんが「週刊ポストが筋悪」みたいな記事を書いていたけれど、これなんかも典型例。「僕はこんな風にしゃべって、それをベースに向こうがこんな記事をおこしてきたけれど、僕はそれを大幅に添削して、でも、最終的なものは本誌を立ち読みしてね」みたいなことがすぐにぶちまけられちゃう。

僕は10年ぐらい前に講談社の東京一週間で連載を持っていたんだけれど、それをやめたきっかけは講談社サイドが僕の記名記事を勝手に改変して掲載したこと。当時は今みたいに個人がメディアを持っていない時代だったから、出版社と著者の間には明確なヒエラルキーが存在していた。表面上は「書いてください」とお願いされて、「わかりました」と書いていても、実際には「書かせてやるよ」「ありがとうございます」の世界だった。でも僕は自分の情報発信ツールを持っていたので、「ふざけんな。もう辞める」ってことで連載から外れて、今に到るまで勝手に情報を発信している。

時代は完全に変わってしまった。情報を持っている人間は、いつでもその気になったときに情報を発信できる。情報発信のためのハードルは格段に下がった。すぐ近くの別の国とかなら話は別かも知れないけれど、少なくとも日本にいる限りでは、情報発信に対するハードルはないに等しい。これを物凄く簡単に書けば、

これまで

情報→特定の権利者のもの
判断→有識者

という構造だったものが、

情報→みんなのもの
判断→みんながそれぞれ

となったということ。それで、判断能力というのは今はまだまだだけれど、それでも確実にアップしてきている。そして、アップしてきた人間が相変わらず「情報は俺たちのもの。判断は俺たちがする。迷える子羊達は俺たちについてこい」ってやってる人間を見て「ぷっ」と吹き出してしまうのはもうどうしようもない。

件のTwitterに関する週刊ポストの記事だって、別にこんなもの、週刊誌の記事で読む必要なんてないわけだ。河野さんも散々Twitterについて良い記事を書いているし、僕だっていくつかの記事を書いている。他にも、ネットの中には山ほどのTwitter論があるわけで、そのあたりにアクセスして情報収集、フィルタリングする能力のない人なら、そもそもTwitterを有効利用するのなんて無理という話。普通につぶやいて、普通につぶやきを読んでいれば良いだけのこと。

僕はこういうところで専門家風を吹かせる気はさらさらないけれど、ブログにしても、SNSにしても、Twitterにしても、それを商売で上手に利用するためにはどうしたってそれなりの見識が必要であって、そういうものなしに突っ込んで行ってケガをするのも勝手だし、ケガをするのは嫌だからって手を出さなくても勝手だし、専門家に相談して慎重に進めるのも勝手なんだけれど、一言で言っちゃえば「使いようだけれど、簡単じゃないですよ」ということ。ところが、世の中は「使えるのか」「使えないのか」に単純化してその評価を消費しようとする。ここのところが筋が悪いところ。

素人であれば素人であるほど、「使えるの?それとも使えないの?」と簡単な回答を求める。だから、週刊ポストみたいな雑誌も、それに対応する。結局のところ、書く方も、読む方も、ちゃんとした知識があるわけじゃないし、それで勉強しようとも思っていない。要は時間が潰れて、表層的な知識だけが身につけば十分なんだ。わかったつもりにさせることができれば週刊ポストは役割を果たしているし、わかったつもりになって読者は満足している。それはそれで良いのかな、と思わないでもないけれど、河野さんが「僕はそんなこと言ってないけどね」と言いたくなることももちろんわかるし、それについて情報発信するのは社会に対して非常に有益だとも思う。

でも、話としてはそこまで。僕たちが知っておくべきことは、「マスコミはこういう風に作業する」ということで、それを受けて、今後のマスコミ情報についてもちょっと一歩引いたところから読むようにすれば良いだけのこと。それこそが「判断能力」の向上につながる。

少なくとも僕の場合、Twitterというメディアにはそれほど期待もしていないし、最近は独特の気持ち悪さも感じている。例えば今回の河野さんの記事とか、Twitterの中では「これは酷い話だね」という感じで物凄い勢いで広がっている。要は、ネット対マスコミの戦争の具として使われちゃっているということ。ネットのヘビーユーザーにとってはマスコミを叩くことは楽しいこと、スッキリすること、溜飲を下げるようなことなのかも知れないけれど、僕はそれはそれでおかしいと思っている。確かにこれまでの日本はテレビや新聞が物凄い力を持っていたけれど、それが今後全部ネットにリプレイスされるかどうかはわからないし、少なくとも完全になくなるものでもない。それは2ちゃんねるが勢いがなくなったと言っても廃止されるわけではなく、ミクシィが駄目だといっても倒産してサービス停止になるわけでもないのと一緒。そりゃ、イケイケドンドンではなくなるだろうけれど、そういう新陳代謝はあって当たり前だし、やがて一定のところに落ち着くはず。でも、そういうことを無視して、「既存マスコミは酷い」「週刊ポストは酷い」「このニュースをどんどん広めよう」とか始めるに至っては、「でもまぁ、ネット住民もそれはそれで気持ち悪いよね」ということになる。理性的な考察があって、「マスコミはこういう姿勢だから、そのあたりを割り引く必要があるよね」というなら全然平気なんだけれど、感情的に文句を言っているのがほとんどだから気持ちが悪い。その上で、「オレは嫌い」は全然気持ち悪くないのだけれど、「オレも嫌い」は気持ち悪い。それで、この「オレも」の部分が、ネットでは助長されやすいんだよね。特にTwitterのRTという機能はそれを助長する。

「みんなが思っているから安心」というのは全然新しくない、非常に日本的なマインドだったりする。折角新しいプラットフォームを手に入れても、それを使う人間のマインドが変わらないんじゃ、意味が無いよな、と思う。それは、情報を公開するツールを手に入れているにも関わらず、相変わらず秘密主義の弘前大学とか、編集者が記事を自分で書き換えても読者はそれを知ることができないと考えている週刊ポストの記者と、ほとんど何も変わらない気がする。  

2010年04月13日

てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜

28aa135d.jpgこれは駄目だ。典型的な素材の無駄遣い。やりようによってはいくらでも良くなりそうな素材が満載なのに、演出と脚本で台無し。

まず、最初から最後まで、演出、見せ方が凄く軽い。おかげで映画を観た気がしない。テレビドラマならこれでも全然いけていると思うけれど、これは映画のはず。岡村隆史さんは別に悪くないんだけど、ちょっとお金をかけたテレビドラマという感じになってしまった。原因は演出。

冒頭のタイトルが出るまでにダメダメ感がただよう。お前、フィンはいつ手にいれたんだ?みたいな。「うわ、やばい映画に来ちゃったな」というのがこの時点での印象。よく憶えてないけれど、彼女は最初からシュノーケル持っていたっけ?なんか、画面がかわるたびにどんどん装備が充実していくような、不思議なシーン(もちろん悪い意味で)だった。

脚本もどうなのかなぁ。不動産王のくだりとか、全然意味が分からないし、後始末もお粗末。折角作ったアレはそのあとどうしたの?なんか、やりっ放しで放置しちゃっているものが多い。

「実は」という部分も別に謎というほどのこともなく、ストーリーに対しての変化球という感じにはなっていない。

実話をベース、ということだから仕方ないのかも知れないけれど、主人公がかなり情けないのも困りものだし、彼が立ち直るのもなんかありきたりで面白くない。

あと、意味もなく長澤まさみが出てくるのも邪魔。彼女にはこんなツマラナイことをやらせず、もっとちゃんとした映画に出してやって欲しい。本当に長澤まさみは気の毒。

つまり、最初から最後まで、突然意味不明に登場するものがあったと思うと、意味ありげに現れておいてそのあとフォローが全くなかったりして、支離滅裂なのだ。様々なエピソードをコラージュするのは構わないけれど、それにしたってやりっ放しでは困る。

ただ、この映画の最大の問題点はそこにはない。「なぜ、サンゴの産卵にこだわるのか」ということが明確でないことが問題なのだ。専門家が「ひとつだけ方法があります」と知恵をつけてくれただけで、どうしてそれが一義的な目的になるのか。サンゴに対する知識がない観客にとっては、「なぜサンゴの産卵が重要なのか」ということに対する知識が必要だ。例えばデス・スターを攻撃する理由、イスカンダルまで行く理由、フラダンスの練習をする理由、色々あるけれど、とにかく行動には理由が必要だ。そして、それを実現するために努力する姿を応援し、それが実現したときにわがことのように喜ぶことができる。その、一番肝心な「理由」の説明が全く足りないのである。それから、その目的の難しさも全然伝わってこない。それのどこが大変なのか、どんな工夫をしなくちゃならないのか、そのあたりが全然わからない。大体、居酒屋やっていたときに普通に飼ってたじゃん、あれと何が違うの?ってことになっちゃう。目的の設定が無理矢理で、その目的の難しさがアピールされず、そしてそこに至る過程も苦労しているのはお金だけ。おかげで、本来は感動的なシーンとなるはずのラストシーンが全く感動的にならない。感じるのは、「なぁんだ、結局子役と自然に頼りっきりの駄目映画か」。やりたかったのはサンゴの産卵シーンを見せることだったのかなぁ?もしそうなら、NHKのスペシャル番組とかで十分だったはず。

なんというのかなぁ、中学生を無理やり連れて行くための文科省推薦の映画、みたいな感じである。ダイビングが趣味とかなら面白いのかなぁ。  
Posted by buu2 at 23:15Comments(0)TrackBack(0)映画2010││編集

2010年04月12日

俺たちの邪悪なブレスト

今日はリバネスでちょっと打ち合わせがあったので朝早くから四ッ谷へ。終わってから、カフェドリバネスで昼ごはんを食べながら雑談。

最初のテーマは、なんで年金ってあんなことになっちゃったの?なんで生保って、こんなことになりつつあるの、みたいな。で、まぁ色々話したんだけれど、「さすがに、最初から後世の人間達を騙してやれ」っていうつもりはなかったんだろうな、というところで最初の合意事項。じゃぁ、どうして?というところなんだけれど、結局、年金制度にしても、保険制度にしても、制度設計するときの計算能力が低かったということなんだろうね、ということに。だって、300万人とかの生命保険についてどうするの?みたいな相談をしている時に登場するのがソロバン、電卓、しばらくしてようやく関数電卓っていう時代。今みたいに、パソコンでも凄い計算能力がある時代じゃない。考えてみれば、10年前に理研に1テラのハードディスクを用意するっていう話をしていて、「それはちょっと天文学的」みたいなことになったんだけれど(ヒトゲノムのデータに関する検討会で)、今となっては16ギガのSDカードが3000円とかだから、オイオイオイ、みたいな話。ちょっと前の漫画で宇宙探査で打ち上げた無人宇宙船が数十年後に開発された高性能宇宙船に追い抜かれちゃう、みたいな話があったけれど、まぁ、どれもこれもそんな感じであって、「計算能力がないから、ちょっと安全側に見積もりました」みたいなことが積み重なって今があるんだよなぁ、ということに。

ただ、そういう仕方のない中にも、「ん?」ということはあって、それは既得権。計算機がそれだけ高性能になったんなら、不要になる人もたくさんいるはずなのに、何故かいなくならない。だから、高コスト体質が変わってこない。そのあたりは日本が離島だから、っていうこともあるんだろうけれど、なんともね。でも、このあたりの話は本題ではなかった。雑談だから、話はどんどん移っていくわけだけれど、「そういう、技術開発によっていらなくなる仕事って、なんだろうねぇ?」ということになった。それで、ぱっと思いついたのが弁護士。

だってさ、法律って、ゆらぎがないように非常に厳密に作られているでしょ。こういう、しっかりしたフォーマットで記述されている文章というのは非常にコンピューターにフィットするわけです。じゃぁ、法律はもう電子化されているんだから、それを全部分析して、まずハイパーリンク化しちゃう。こういうのができたら、次は判例のデータベース化。これこれこういう事例では、こういう判断でした、みたいなのも全部DB化しちゃう。多分、この作業ができちゃったら、弁護士の数は半分ぐらい不要になるはず。その上で、「全自動判決機」を作っちゃえ、と。何人殺しましたか、殺した相手との関係はなんですか、みたいな犯罪に関する基礎データを入力したら、判決が一発で出ちゃう。ただ、これだと情状酌量とかがなくなっちゃう。だから、「この人は母子家庭でした」とか、「この人は子どもの頃いじめられていました」とか、不幸な過去とかについての情状酌量アルゴリズムを作る。その上で、情状酌量ボタンを押す。すると、「今回は執行猶予3年」とか、情状酌量した判決が出るの。それでも、人間の裁判官がやらなくちゃならないことは残るわけだけれど、判決ももちろんデータベース化されているから、「○○裁判官の傾向と対策」ボタンなんていうのも作っちゃって、弁護士がそれにアクセス出来るようにする。いやぁ、これは面白そうだなぁ。

ただ、もちろんこんなことを法務省が表立ってやるわけないし、弁護士会もやらないだろう。だから、僕たちで勝手に作るの。「すいません、全自動判決機、作っちゃいました」みたいな。

あぁ、今は厳罰化のトレンドがあるから、そういう修正プログラムも必要だなぁ。「厳罰パラメーター」とかを設置しておいて、世論を見ながら数字を変えていく。

あれ?もう、人間は要らないじゃない。司法試験も要らないんじゃない?だって、あれ、基本的には法律の暗記だよね。それって、コンピューターが一番得意なこと。全自動判決機とか、コンピューター弁護士とか、将棋でコンピューターが名人、竜王になるのよりも早いかも知れないよね、みたいな。

こんなのが今日の昼ごはんの話題。

弁護士も要らないけれど、会計士も要らない感じだよな。こちらも暗記力と計算能力だから。理系の人間は文系の人間に比較して冷や飯食ってるんだから、こんなことで一発逆転を考えたらどうなんだろう?将棋でPCが世界一になっても世の中はあんまり変わらない(いや、話としては面白いけれど)けれど、全自動判決機ができたら結構世の中変わるでしょ。  
Posted by buu2 at 22:54Comments(2)TrackBack(0)社長││編集

2010年04月11日

弘前大学はだから最下位なんじゃないの?

文科省が国立大学を順位付けしたらしいけれど、

国立大順位付け現場が不満 評価の公平性に募る疑問

なんか、色々と文句があるらしい(笑)。別に一般市民にとっちゃどうでも良い話なんだが(笑)。っていうか、国立大学ってこんなにたくさんあるんだなぁ。正直、違いがわからないのが多いけれど。

僕が知っているのは、

近所だから:東、東工、一橋、医科歯科、横浜国
昔の彼女がここだったから:東外語
スキーの関係で:名、阪、神戸、京都、東北、北、宮教、電通、学芸、旭医、富山、金沢
仕事の関係で:筑波、北陸先端
昔受験したから:千葉
女子大だから:お茶、奈良女
名前が間違えられることが多いから:長岡技術科学
知り合いが出身:九州、芸大
偏差値が高いから:えっと、早稲田や慶応は私大だよね?

ぐらいかなぁ(笑)。とりあえず「こんなにある」ってアピールできただけでも十分じゃないかなぁ。だって、基本的に国の税金でやってるんでしょう?本当なら駅弁大学(死語ですか?)は地方税で面倒を見るべきかもしれないわけで。でもまぁ、定員数に比例してお金を配るなら悪くもないのかな。年額252000円の授業料で7年間も勉強させていただいた身ですけれど、国立大学って、こんなにたくさん要らないとは思います、はい。例えば、

頭がいい人のために:北大、東北大、東大、名大、京大、阪大、九大(定員各1000人)
専門家の育成のために:医大、芸大、外語大(定員各500人)

ぐらいにしても何か事足りるような気もするんですが。あとは公立とか、私立にしちゃうってことで。これだってかなりの数ですよね。

評価された大学は色々と文句を言っているみたいだけれど、文句があるなら私立大学に衣替えすれば良いんだよ。国からお金を恵んでもらっているから文句を言われる。自分たちで稼げば良いじゃん。

「科学技術予算は必要不可欠」という考え方も本当かなぁ、と思うけれど、国立大学がこんなに必要っていうのも本当かなぁと思うし、特に東大なんか、文科省からあーだこーだ言われないように、さっさと私立大学になっちゃったらどうなんですかね?そのくらいのパワーはあるでしょ。

何しろ、「こんなに国立大学ってあるんだ」(というか、これも、これも、私大じゃなかったんだ!、だけど)って勉強になったわけだけれど、その一方で関連してこんなニュースがあって、

弘前大「最下位」に抗議

なんか、弘前大学は最下位とか言われて文句を言ったらしい(笑)。一番なんだから大したものじゃないか。良く数字を見れば50以下なんてほとんどどんぐりの背比べで、大差ない。そんな中、特色を出したんだから大したものだという考え方もなくはない。

でも、ビリッケツと言われたら立つ瀬が無いのかも知れず、文句を言うのは別に全然構わないと思うけれど、その抗議文を公表しないってどういうことなんですかね?これ、情報公開を申込んだら公開されるのかな?どうなんですか?そのあたり。なんか、「公表しない」というあたりでもう「一昨日きやがれ」っていう感じというか、「だから最下位なんだよ」という感じなんだけれど(笑)。

ま、そのあたりを置いといたとしても、「じゃぁ、お前が提案してみろよ、どういう評価・算定方法が良いんだよ」ということであって、「これじゃぁ駄目だ」っていうなら、対案があってしかるべきなんだよな。「ほら、独自に考えてみましたよ。こんな感じで算定してみてくださいよ。これならきっとうちが一番ですよ」みたいなのがあれば、「なるほど」っていう事にもなる。それがなくてただ文句を言っているだけなら、「だから最・・(以下略)。

正直、弘前大学出身じゃなくて良かった。恥ずかしくて人前で出身大学名を言えなくなるところだった。あ、うちの大学、ベスト5に入ってるんだね。頑張っていて偉い。その調子で引き続きよろしく。大学時代、合コンで「専門学校ですか?」と言われ続けた男子校だったからなぁ(理学部は153人いて、女子は4人)。  
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釜照

606118be.jpg一本気に行こうとしたら手前にあった九州系のお店がつけ麺屋にかわっていた。仕方が無いのでちょっと食べてみた。以下、評価です。

名称:麺道つけ麺 釜照
種類:東京西部
場所:みずほ台
評価:4/BBB
2010.4.11
コメント:つけ麺中心のお店だけれど、もちろん食べたのはラーメン。スープはとんこつベースで魚系のだしを効かせたはやりのタイプ。もう、最近は3軒に2軒はこんなラーメンで正直「またか」という感じなんだけれど、この店は焦がしネギで風味付けをしているあたりがちょっとだけ変化球。でもまぁ、やっぱり「またか」という感じなのは間違いがない。味の方は悪くない。

麺は標準よりやや細めで弱く縮れたもの。加水率がやや高めの感じ。食感は悪くないが、スープの絡みは今一歩。評価とは無関係だけれど、この御店の箸との相性が悪く、ちょっと食べにくい。

チャーシューはかなり厚めに切った煮豚。ほとんど味がなく、素材で勝負という感じなのかもしれないが、とにかく硬い。それに味があまりないので、どうにもパッとしない。もうちょっと薄切りにしたら良いのに。あと、脂が多くて、3割ほど残した。

一本気が行列していたり、スープ切れの時に使えるかどうか・・・・、いや、ここで食べるくらいなら、スルーして帰宅して何か料理した方が良いな。

店名 麺道つけ麺 釜照
TEL 049-293-3780
住所 埼玉県富士見市西みずほ台1-21-10
みずほ台駅から391m
営業時間 11:00〜15:00 17:00〜23:00
定休日 無休
  

たちあがれ日本

99661837.jpgたちあがれ日本

一目でセンスが悪いことだけはわかる。そういう意味では良くできたサイト。もちろん見た目が悪いので、中身を読む気にはならない。  

第9地区

31c15f29.jpgなんだか良くわからないけれど1982年ぐらいに突然ヨハネスブルグの上空にバカでかい宇宙船が停留して、そこから大量の宇宙人が降りてきて難民キャンプを作っちゃう、そんな設定の中で起きるドタバタ劇。

結構コメディタッチで描いているんだけれど、「斬新な設定」という気はあまりしなくて、どちらかというと既視感バリバリ。色々と「あぁー、こういうのって、アレだよね」というのが多い。この手の「変身もの」は珍しくないし、クローバーフィールドのような記録映像というのも今となってはそれほど新しい感じがしない。そして何より、アバターよりもあとに公開されたというのがこの作品にとっては不幸なことだと思う。アバターがストーリ上というか、映画の仕組みとして面白いところは、おおよそ感情移入できないような異型の生き物にいつの間にか感情移入して、人類と戦う人類の敵を応援している自分に気がつくというところ。そして、この作品もその構造が全く同じなのだ。あれ?こいつら何か可愛かったり、賢かったり、人間よりずっと義理堅かったり、コッチのほうが良いじゃん、というところをどんどん見せて行く。おかげで、映画のラストシーンでは、「あぁ、良かったね」と思ってしまう。このあたりの構造が素晴らしいんだけれど、あ、これって、アバターも一緒だったよね、みたいなところがある。だから、アバターを見ている人は、理屈では気が付かなくても、「あれ?前にどこかで似たような感覚を味わったような気がする」と感じてしまいそう。メカとかもアバターに良く似たものが出てくるし、かなり損をしている印象。そういえば、戦闘の演出や武器の設定は日本のアニメの影響を多々受けているという感じ。

観ていて一番最初に感じたのは「文字が多い!」ってこと。字幕を追っているだけで疲れちゃう。だから、英語がある程度わかるなら、日本語の字幕は追わない方が良いと思う。字幕自体は松浦美奈さんなので出来が良いんだけれど、どんなに出来が良くても、情報量が多すぎると字幕ばかりを観てしまうことになって、肝心の映像を楽しめなくなる。幸い、英語で出る字幕とかも非常に初歩的で難しい単語がほとんどない。だから、英語だけでも結構行けちゃうと思う。「いやいや、英語は無理」という人は、そうだなぁ、二度観てみるとか。一度目はしっかり日本語字幕を追って、二回目は字幕を観ずに、みたいな。

ストーリーとか設定とかはちょっと粗めで、「なんでぇ?」と突っ込みたくなるところもあるんだけれど、まぁ、細かいことは良いんだよ、という制作側の意向が伝わってくる。「そっか、細かいところは良いんだね」と観る側に納得させちゃうパワーもある。

結構細かいギャグが満載で、何度も「ぷっ」と吹き出しちゃったんだけれど、7割方埋まっていた場内はあんまり笑ってなかった。なんで?面白いのになぁ。

ということで、「物凄いオリジナリティ」という気はしないんだけれど、面白かった。アバターのあとだったのが本当に惜しい。終盤でちょっと間延びした感があるけれど、評価は☆2つ半。オススメ。ただし、デートにはちょっと向かないかな(笑)。  
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2010年04月10日

絶望的な状況のサッカー日本代表

いや、この間のセルビア戦はひどい試合だった。あんな試合を見させられた満員の長居の観客は気の毒としか言いようがない。トゥーリオがいないからまだマシかと期待したのだけれど、全然ダメだった。

そもそも、岡田監督のやりたい事が全然伝わってこない。今の代表の試合は何度かスタジアムで観戦しているけれど、戦術が伝わってこない。これはジーコジャパンの時と良く似ている。良く似ているけれど、ちょっと違うところもある。ジーコジャパンでは、中盤の中田、中村、稲本あたりが好き勝手にやるシステム(と言って良いのか?)だった。今の岡田ジャパンはディフェンシブな選手が好き勝手にやるシステム。中盤が好き勝手にやるのも問題だけれど、ディフェンダーが好き勝手にやるのは非常にまずい。

なぜなら、ディフェンスと言うのはあくまでも組織的に動くべきだからだ。アリゴ・サツキが提唱、実践した組織的守備は今もサッカーの常識で、それに代わる理論は存在しない。では、サツキの提唱した理論は何かといえば、いわゆるゾーンディフェンス、ゾーンプレスである。これを日本に導入したのは多分フリューゲルス時代の加茂さんだと思うのだけれど、フリューゲルスも、加茂ジャパンも、結局ゾーンプレスを完璧なものにすることはできなかった。そして、その加茂さんの失敗が日本代表にとってはトラウマになっているのだろうか。以後、ゾーンプレスを前面に出した代表監督は存在しない(オシムさんは結構近いコンセプトを持っていたと思うけれど)。

では、ゾーンプレスとは何なのか。走りまわって、常に敵を複数で囲い、圧力をかけ、高い位置でボールを奪う戦術?全然違うはずだ。ゾーンプレスには確かにボールを持つ敵に対して早めのチェックをするという要素があるが、それだけではない。高いディフェンスラインをキープすること、最終ラインをコントロールし、オフサイドトラップを狙うこと。しかし、一番大事なのは、ボールを持っている相手攻撃者に対して圧力をかけに行ったディフェンダーがいたとき、そのポジションを別の人間がカバーして相手の攻撃スペースをつぶすことだ。これが出来ていないと、ディフェンスの裏に大きなスペースが出来てしまい、相手のカウンターを受けやすくなる。

例えば、センターバックが相手に対して向かった場合、あいたセンターバックのポジションをサイドバックが埋める。サイドバックがいなくなったスペースを今度はミッドフィールダーが埋める。こういう組織的連動によって、相手のスペースを潰して行くことがゾーンプレスの根底に存在する。サッカーの守備に関して言えば、この基本理論だけは今のところほぼ世界共通である(Jリーグなど、例外はもちろん存在する)。要は、「敵の攻撃に対してスペースを与えない」ということが重要で、そのためには守備に関係する全ての選手が組織的に連動して動く必要がある。

今の日本代表も、スピードを重視して、組織的な守備を標榜している。ところが、岡田ジャパンの守備はただ闇雲に相手に向かっていき、数的優位を作ろうとする。そのためには走り回る必要がある。そして、サッカー選手はマラソン選手ではないから、試合後半になると疲れて足が止まってくる。そして、失点するのだ。

オシムジャパンと岡田ジャパンの違いは、相手に向かっていく選手「以外の」選手の動き。オシムは全ての選手に動くことを要求したが、岡田さんからはその気配が感じられない。岡田ジャパンがやろうとしていることは、あくまでもボールに対して数的優位をつくるサッカーなんだと思う。でも、それは物凄く難しい。なぜなら、その種明かしがわかっている敵は、ボールを積極的に動かしてくるからだ。ボールを持っている選手に対して常に二人の選手が対応するというルールを作れば、一対一の対応に比べて必要とされる運動量は二倍になる。「それでも問題ないように、体力をつければ良い」という考え方かも知れないが、通常のリーグ戦でも、またワールドカップのような短期戦でも、それでは選手が疲弊する一方だ。もちろん一つの試合だけを見ても、試合終盤になれば息切れするに決まっている。じゃぁ、同じようなレベルのバックアップを揃えて、どんどんリザーブの選手を使おう、ということかというとそうでもない。というか、今の岡田ジャパンの肝となる中盤は、中村俊輔、中村憲剛、遠藤保仁まではほぼ確定。これにもう一つのパーツを加えて完成する形で、残りひとつは長谷部か稲本か本田か。でも、ここに他のパーツは入ってこない。これでは、このシステムはすぐに破綻する。実際、今もコンディションが悪い複数の選手がいて、その結果、岡田ジャパンの中盤は見るも無残な状態だ。

ベストのコンディションでも、その戦いぶりは危なっかしい。一番の問題はセンターフォワードのように前に行ってしまうトゥーリオ。彼がセンターバックのポジションをあけてしまうので、内田や長友といったサイドバックがセンターバックのポジションを埋める。するとサイドバックのポジションがあいてしまうので、そこを埋める必要がある。今の日本代表でその役割を果すのは中村(あるいは本田)だ。テレビでアナウンサーが「ここまで中村が戻っています」と、彼の献身的な守備を褒めたりするが、冗談じゃない。中村は攻撃の起点になるべき選手で、守備に走りまわるべき選手じゃない。間違ってカードを貰ってしまったら洒落にならないし、それ以前に、中盤からバックスまで走り回っていたら、試合後半まで体力が持たない。さらにいえば、今の中村は体中に故障を抱えていて、フルに動き回れるようなコンディションではない。

もちろん、駄目なのはトゥーリオだけじゃない。基本的に、日本代表の選手たちはカバーリング、スペースを潰す動きができていない。岡田監督はこのあたりには目をつぶることに決めているんだと思う。スペースを消すことを放棄したわけだ。スペースを潰さない代わりに、ボールに対して常に数的優位を築くことにしたんだろう。

オフサイドが厳しかった時代にそれを逆手にとった「フラットスリー」を取り入れたのはそれなりに理にかなっていたのだが、ルールの変更でフラットスリーは事実上サッカー界から消え去った。そして、ポストフラットスリーとして、一対一での絶対的劣勢をカバーする作戦として、岡田監督が考えたのが、この「数的優位を築く組織サッカーなんだと思う。この方針、最初は「うまくいくなら、日本型の新しい組織サッカーが確立されるのかも知れない」と思った。しかし、実際はそうならなかった。やはり、サッカーの基本は一対一で、そこがどうしようもないからスピードで、という考え方にはどうしても無理がある。なぜなら、この手法には非常にたくさんの条件がつくからだ。

○選手の連携が完璧であること
○選手のコンディションが完璧であること
○選手の体力が90分間もつこと
○選手の集中力が90分間もつこと
○リザーブで入る選手がそれぞれ果たすべき役割を理解していること

ぐらいだろうか。少なくとも、有力選手が軒並み欧州でプレイしていて、でも代表のコンビネーション形成のための試合はスポンサーの都合で日本で実施せざるを得ず、所属先のチームの顔色をうかがわなくてはならないし、長い移動時間を含め、様々な障害が存在する。その上で、全員が常に全力で走り続けなくてはならない。

当然のことだけれど、ピッチにいる人数は退場者がいないなら敵も味方も一緒だ。そうした中でどこかの局面に数的有利な状況を作れば、当然のことながら別の場所で数的不利な状況が生まれている。もちろん、2対3に比較すれば5対6は差が小さく、有利、不利の度合いは異なるから、小さな局面で数的有利な状況を作り出すのは無駄ではない。ただ、絶対でもないし、意識していなければ必ず数的不利な状況はどこかに生まれていて、それは敵に対して隙を見せていることになる。そして、日本代表は多くのケースでそこを使われて失点するのだ。相手が弱ければ問題ないけれど、これから日本代表が戦う場所はワールドカップで、相手は強敵ばかり。そんなところでこういうリスクの大きな守備が通じるのか。実際のところ、なかなか難しいのではないだろうか。さらに今は遠藤、中村といったチームの柱が故障を抱えて本調子ではない。これでは世界ランク15位の相手では、いくら三軍のメンバーだとしてもかなうわけがない。

不思議なのは、岡田監督が中村のようなコンディションの悪い選手を無理やり使うことである。このあたりはスポンサーの意向などが強く反映されている可能性もあって、単純に戦術面だけの検討ではないのかも知れない。しかし、それにしても、解せない選手起用である。ワールドカップの選手選考のためなら、山瀬などをどんどん使えば良いだけのことで、中村を使う必要性は全くない。

セルビア戦に限って言えば、栗原が戦犯扱いされているが、実際には栗原は別に悪くない。失点シーンを見てみれば、一点目は中盤の高い位置をセルビアにコントロールされ、狭い地域でパスを回しているうちに興梠のパスミスでボールを取られ、それを複数の選手がチェックに行ったにも関わらず、ディフェンスラインの裏に絶妙なスルーパスを通されている。ここでまずいのは、言うまでもなく高い位置でボールを奪われた中盤だ。興梠からは安全な場所に中澤が見えており、視野が狭かったのか、軽率だったのかは不明だが、他にもやりようがあったのは間違いがない。加えて、すぐにチェックに行かずにスルーパスを出された中盤のディフェンス。あの位置でボールを奪われて、あのパスを出されてしまったら、ラインを上げているセンターバック二人(中澤が上がっていたため、センターは栗原と稲本)はどうしようもない。栗原は中澤やトゥーリオに比較すれば格段に足が速く、「帰りが遅かった」というのは当てはまらない。もともと、ディフェンスラインを高く上げるというのはボールを奪われないこと、スルーパスを出されないこと、ラインの裏に飛び出されないことを前提としているわけで、ラインを高く上げて中盤をコンパクトにしているにも関わらず、パスミスでボールを奪われるのは想定していない。あと、栗原と稲本があのポジションにいてオフサイドにならないというなら、サイドバック(徳永)がきちんとラインコントロールについて行ってなかった可能性もある。稲本との役割分担とラインコントロールの不備は個人の問題ではなく、組織の問題。二点目はペナルティエリア付近に実に9人を配置した日本に対してセルビアの攻撃陣はたった4人。ところが、左のサイドバックのポジションになぜかいたフォワードのはずの岡崎があっさり裏に飛び出され、サイドからフリーでセンタリングを上げられてしまっている。このシーン、ペナルティエリア内は十分に選手が足りているのだが、岡崎が下がってきたのを見て、長友はセンターへとポジションを移している。このあたりの連携、バランスが悪いわけで、栗原は全然悪くない。「岡崎はなんでそんなところにおんねん。おかげでラインコントロールもできず、オフサイドトラップもかけられないじゃんか」ということだ。自分へのパスがカットされて攻撃に移られてしまい、それにつられて最終ラインまで下がってきたのかも知れないが、中央では選手が余っていたわけで、まさに無駄な動きである。三点目はもうどうしようもないフリーキックなので、これについて論じても仕方がないだろう。もちろん、失点シーンが全てではなく、他のところで栗原の動きが悪かったということはあるのかも知れないが、つい先日の清水戦で負傷、途中退場している選手である。コンディションが万全であるはずがない。それに、コンビネーション練習だってほとんどできていなかったはずだ。にも関わらず、前半だけプレーを見てさっさと見切りをつけてしまう采配には大きな疑問を持つ。

そもそも、この時期に新しい選手のテストをしているというのが戦略的にオカシイのである。これがありなら、今からでも遅くないから、新しい監督をつれてくることを考えた方が良い。

何しろ、日本代表の状況は絶望的だ。政治力があるのか、アジアの代表枠は過剰に多い。また、Jリーグ開幕前に比較すれば、確かに選手の実力も上がっている。しかし、ワールドカップクラスの実力があるのかと問われれば、非常に疑問である。こうした中、「目標はベスト4」とか寝ぼけた発言をしてサッカー事情に詳しくない日本国民を騙すのはどうしたものなのか。いや、でも、こういうのは何度も見てきているのか。世界陸上や冬季五輪などで。

何しろ、今の状況では3試合やって勝ち点1が取れれば御の字である。これまで3大会連続してワールドカップを現地観戦(観戦試合数は13試合?)してきたけれど、この試合を見て、今回の南アフリカはやめておくことに決めた。
  
Posted by buu2 at 20:49Comments(0)TrackBack(0)サッカー││編集

2010年04月09日

たまにはビーフカレーでも

個人的に肉は鶏>羊=豚>牛の順番に好きなので、カレーと言えば放っておくとついついチキンカレーばかり作ってしまうのだけれど、今日はビーフカレーを作ってみた。

まぁ、普通に美味しいですな。

でも、カレーじゃなくてシチューにすれば良かったと思うこと約15分。まだ肉が半分ぐらい残っているので、あとはビーフシチューにしようかな。評価は☆2つ。

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Posted by buu2 at 17:17Comments(0)TrackBack(0)料理││編集

四月馬鹿はマニアックすぎたり、あまりにもありそうな話だと失敗するという事例

この間、美術鑑賞が大好きな知り合いとエイプリルフールの話をした。彼女は僕のサイトをいつもチェックしてくれているのだけれど、彼女に「今年の四月馬鹿は全然反応がなくてつまんなかったよ」っていう話をしたら、「あぁ、あのコラーゲンの奴ね」というから、「違うよ、フェルメールの奴だよ」って言ったら、「えーーーーーーーー!」と驚かれてしまった。

問題の記事はこれ

彼女は普通に信じていたそうだ(笑)。

いや、スイマセン、これ、四月馬鹿でした。

結局のところ、フェルメールという題材がちょっとマニアックで、まにあな日記の読者向けとしてはもうちょっと一般的なところ、モナ・リザとか、落穂ひろいとか、そのあたりを取り上げるべきだったのかと。いや、別にこのブログの読者をバカにしているわけじゃないんだけれど、件の彼女とか、相当にアートには造詣が深い人で、その人でもわかりにくいと言うか、完全に信じていたということなので、四月馬鹿としてはちょっとマニアック過ぎるところに行っちゃっていたらしい。それからあまりにもありそうな話、つまり、フェルメールを知っていて、一通り彼の絵を見たことがある人だと、この2枚は実際に研究者の間でも議論があるくらいにフェルメール作かどうかが微妙なところだっていうことを知っているので、「あぁ、そうだったの」で終わってしまう可能性があったわけですね。もっと、「真珠の耳飾りの少女」が違った!とか、わかりやすいところにすべきでした。

今回は気合いを入れて記事まで捏造してみたんですが、ここも微妙にフォントを変なのにしたり、配信元を空欄にしたりしたのはちょっと不親切だったみたいです。もっと物凄く変なフォントにしたり、あるいは配信元を「四月馬鹿新聞」とかにすれば良かったかも知れません。

例えば、こんなのとか、参考になりますね。



四月馬鹿も日々勉強ですね。また来年頑張ろう。  
Posted by buu2 at 13:06Comments(0)TrackBack(0)日記││編集