2010年10月31日

マリノス対サンフレッチェ テレビ観戦中(スカパー)のつぶやきから

Oct 31, 3:11pm via HootSuite
さて、今日はサッカーをTV観戦。

Oct 31, 3:12pm via HootSuite
先週、鹿島に完敗したからなぁ。元マリノスのサイドバックで、ずっと昔からの友達の鈴木正治氏に「だめだね」ってメールしたら、やっぱ、正治氏も「今のメンバーだときつい」との返事だった。

Oct 31, 3:13pm via HootSuite
って、テレビ見ていたら、解説は神野じゃないかー。

Oct 31, 3:16pm via HootSuite
日本リーグ時代、三ツ沢では日産のファンクラブに入っていると、年会費1000円で全試合を観戦できたんだけれど、スタンドには選手の家族がたくさん。僕は神野(@TakuyaJINNO)のファンだったので、神野を応援していたら、隣の席が神野選手のママと妹さんで、おにぎりもらった(笑)

Oct 31, 3:17pm via HootSuite
今日は広島に負けている場合じゃないんだけどなー。

Oct 31, 3:19pm via HootSuite
この間の鹿島戦ではっきりしたけれど、球際に強い、ボールを持てる選手、昔で言えばメディナ・ベージョ、ドゥトラみたいなタイプが欲しいんだよな。山瀬とも、俊輔とも違う。日本人で言えば、昔の稲本、今なら長友。

Oct 31, 3:20pm via HootSuite
清水のシュートは良かったね。ところで、千真は何やってんだ?

Oct 31, 3:29pm via HootSuite
完全に左サイドに偏ってるなー。波戸だとやっぱ右サイドからの攻撃は厳しいか。左に寄せておいて右に展開、って狙いでもなさそうだし、祐介で左からどんどん攻めろってことかなー。お、珍しく波戸があがった。そして、カウンターでやられた。

Oct 31, 3:32pm via HootSuite
あほの西村なら今のはPKだったな(笑)

Oct 31, 3:37pm via Web
直接狙うだろ。

Oct 31, 3:38pm via Web
実況、めちゃくちゃだな(笑)カーブしてきた球がシュートするわけないだろ。思ったよりも曲がらなかっただけ。

Oct 31, 3:38pm via Web
お、小野か!

Oct 31, 3:39pm via Web
いまの、文字どおり出会い頭じゃないか(笑)?

Oct 31, 3:44pm via Web
あぶねーーーーー

Oct 31, 3:45pm via Web
マキノ、取りに行ってるんだっけ?

Oct 31, 3:46pm via Web
今のは流して欲しかったねー。

Oct 31, 3:51pm via Web
珍しく右から攻めたな。

Oct 31, 3:52pm via Web
うーーーーーーん、悪くはないが・・・・・・

Oct 31, 4:10pm via Web
相変わらず左に偏ってるな。

Oct 31, 4:13pm via Web
珍しく山瀬が切れ込んだんだけどなー。

Oct 31, 4:21pm via Web
おしい、小野。

Oct 31, 4:22pm via Web
小野は結構ボディバランスが良いんだなー。膝を怪我しないで欲しい。外側靭帯を痛めそうなステップを踏む。

Oct 31, 4:33pm via Web
やっと右も使えるようになってきたか。

Oct 31, 4:35pm via Web
狩野と天野はベンチにいるんだよね?

Oct 31, 4:38pm via Web
兵藤・・・・・

Oct 31, 4:40pm via Web
おおおおおおおおおおお

Oct 31, 4:41pm via Web
俊輔栗原清水かぁ。右からだった。

Oct 31, 4:42pm via Web
後半の早い時間から攻撃サイドを右に変えてきたね。

Oct 31, 4:43pm via Web
しかし、まだあと10分あるからな。

Oct 31, 4:49pm via Web
山瀬・・・・・・おしい。

Oct 31, 4:50pm via Web
そこで決まるとレアルみたいなんだけどな。

Oct 31, 4:53pm via Web
松本くんっていうのは上野の後輩か。

Oct 31, 4:54pm via Web
あ、勝った。まぁ、今日は負けちゃダメな試合だったからね。

Oct 31, 4:54pm via Web
良く逆転した。

Oct 31, 4:55pm via Web
鹿島には当分勝てそうになかったけれど、広島に負けている場合じゃないものなー。

Oct 31, 4:56pm via Web
勝ち越し点のシーンでは広島の足が止まってたものね。  

Posted by buu2 at 17:49Comments(0)TrackBack(0)サッカー││編集

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2010年10月30日

雑蔵

石川酒造の中にあるお蕎麦屋さん。でも、2時間飲み放題のコースを頼んでしまったので、普通に飲み屋さん扱い(笑)。5000円でこれだけ食べられれば大満足、という内容だったけれど、ちょっとお蕎麦が足りず、全員で一枚ずつ追加。ひとりのお支払いは5500円ぐらいになった様子。

お酒が美味しかった。ビールも美味しかった。お蕎麦も美味しかった。昼間っから飲みすぎでございました。

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店名 手打蕎麦 雑蔵 (てうちそばぞうぐら)
TEL 042-530-5057
住所 東京都福生市大字熊川1
営業時間 11:30〜22:00
定休日 木曜日  

2010年10月29日

石川酒造

グルノーブル五輪日本代表の丸山寿一氏に「ちょっとした集まりがあるから、来てみないか」とお誘いを受けて、13時に拝島にある石川酒造に集合。何をするのかと思ったら、なんと真昼間から飲み放題である(笑)。なんだ、これ。不良社会人の集いじゃんか(笑)。これじゃぁ今日一日仕事になんないぞ。でも、人生の大先輩からのお誘いを断るなんてもったいないことはもちろんできないし、そもそも、もう集合しちゃっている。

石川酒造さんは初めて来たけれど、凄い立派だ。せっかくなので写真で紹介しましょう。

これ、看板のお酒。

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結構端麗辛口な日本酒でございました。写真はないけど。

敷地の中には凄い大木。

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これ、杉玉。いわゆる酒林。この写真を撮る直前まで茶色だった。早く言ってくれれば茶色の杉玉も撮っておいたのに!茶色が緑に変わったということで、新酒ができたぞ!との合図。

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日本酒だけじゃなくて、ビールも造ってます。

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こちらは今となってはお賽銭箱(笑)

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懐かしいポストもある。

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と、思ったら。

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何度見てもでかい。

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こちら、売店。

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ラインナップの一端を紹介。

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ついでなので、周辺を散歩。

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戻ってきて、もう一度庭で。

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Posted by buu2 at 22:37Comments(0)TrackBack(0)国内旅行││編集

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2010年10月28日

体罰禁止原理主義でなめられた事例

「授業中にガムやアメ」教諭が中2の顔殴る

えっと、良くわかんないんだけれど、普通「殴る」って言ったら、グーパンチだよね。平手打ちを殴るって言うのかな?

それと、最近は授業中にガムを噛んだり、飴をなめたりしても良くなったの?

平手打ちじゃなくて、防具つけさせて剣道の練習とか(相手はもちろん有段者)、柔道の乱取りとか(相手はもちろん有段者)、そういうのなら良かったのかな?

グーパンチだろうが、平手だろうが、男子中学生相手なら普通でしょ。女の子じゃまずいかも知れないけれど。

こんなのいちいち記事にしていたら、中学校の先生なんて誰もやらなくなるし、そもそも教育が成り立たないんじゃないの?っつうか、校長先生が治療費立て替えるような学校だから、授業中にガムを噛んだり飴をなめたりしちゃうんじゃないの?文字通り、なめられているわけで。

で、読売新聞としては、「こんな教師はけしからん」ってことなのかな。世の中的にはもう体罰って、絶対にNGなわけ(笑)?僕なんか、小学校の頃から何度先生にひっぱたかれたかわかんないけどね。

なんというか、アホらしい。こんな学校には子供を通わせたくないですな。  
Posted by buu2 at 16:14Comments(0)TrackBack(0)ニュース││編集

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石の上には3年で良いですか?

村上ファンド事件、1審判決の「おかしさ」に目をつぶった大新聞

内容的にはその通りだと思う部分が多いけれど、なぞなのは、なぜ今日書いたの?ということ。別に良いけど。

このとき僕が書いたのはこれ。

経済鎖国と情報鎖国 経済編

おっと、捕まってしまった木村剛さんもこの記事をブログで取り上げてくれている。

[ゴーログ]資本主義を否定する発言に慄然とする

3年経って、色々と変わったこともあり、全然変わらないのは日本のダメっぷりだったり。  

ハーゲンダッツの季節限定パンプキン

僕はハーゲンダッツのアイスはバニラ最強って思っているし、他のは何を食べても「イマイチだなぁー」って思っちゃう。それで、パンプキンも、昔からあるわけで、食べた印象もイマイチだったから、季節限定だろうがなんだろうが、スルーだって思っていたんだけれど、サミットで180円とかで売っていて、ふらふらっと買ってしまった。

どうせ「買って、しまった!」と思うんだろうな、と思いつつ食べたんだけれど、あれ?意外と美味しいじゃん。バニラには負けるけど。これならまた食べても良いかも?っていうレベル。でも、僕は今は無駄に高カロリーなハーゲンダッツは神製品のバニラですら滅多に食べないので、多分もう食べないと思う。

でも、美味しかった。評価は☆2つ半。どうしても何か食べなくちゃならない、という状態になったら、バニラかこれ。

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吉野鮨

色々な問題が片っ端から片付いて、物凄い開放感。ということで、「今日は寿司でも食べよう!」と、吉野鮨に行ってみた。

お刺身もらって、握ってもらって、ビール飲んで、すっかり良い気分。たまにはこういう日もないとねー。

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Posted by buu2 at 01:10Comments(0)TrackBack(0)グルメー寿司││編集

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みなとみらいの夜景

夕方、法務局に用事があって、そのあと東京駅で食事の約束。ということで、2時間ほどあいてしまったので、みなとみらいをぶらぶらして写真撮影など。

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2010年10月27日

ビルズ

世界一美味しいと言われているとかいないとか、七里ガ浜のビルズ。

仕事の打ち合わせだったんだけれど、僕はコーディネーター。一人は江ノ島、一人は金沢八景在住ということで、「どこにしましょうかね」という相談をしていて、「そうだ、ビルズでランチミーティングはどうですか?」と提案してみたら、「一度行ってみたかった」とかいうことになって、ビルズでミーティング。

11時に待ち合わせだったんだけれど、このお店は最初朝食タイムがあって、一度閉店して、11時に再オープンらしい。なので、お店の前に人がずらっといて「うわー、さすが人気店、一体いつになったら入店できることやら」と思ったんだけれど、店員さんに人数を伝えると、「もうまもなくご案内できます」とのこと。ちょっと拍子抜け。ということで、11時過ぎに何の問題もなく入店できました。

食べたのは、このお店の売りのオーガニックスクランブルエッグ w/ トースト。1200円なり。それにマッシュルームのガーリック炒めを追加して、こちらが250円なり。

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おっと、これは確かに美味しいぞ?なるほどねー。ただ、大分薄味なので、薄味好きな僕でも途中でちょっと胡椒を一振り。あ、胡椒を振ったほうが断然美味しいぞ、これ。でも、確かに美味しいけれど、これが1200円かぁ。観光地価格って奴かな?近所に住んでいても、ちょっと頻繁に通うって感じではないかな。そうか、デートだ。デートに来て、テラスでこれを食べる。あるいは仕事の打ち合わせ。

スクランブルエッグを食べ終わって、なんだかんだで2時間ほど打ち合わせ。追い出されるでもなく、外に行列ができているでもなく、ウェイトレスのお姉さんは僕の好みのルックスで、お店のサービスには非常に満足でした。

江ノ島の人がこのあたりで退散。さて、打ち合わせ第二弾に入りましょう、という段階になって、さすがにスクランブルエッグだけではお店にも申し訳ない、ということで、追加で二人ともリコッタパンケーキ w/ フレッシュバナナ、ハニーコームバター をオーダー。

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お好みでメープルシロップをということなので、メープルシロップをこよなく愛する僕はシロップを大量にかけて召し上がったわけですが・・・・あぁ、これも美味しいです。リコッタチーズが、でしゃばらず、良い感じでアクセントに。うん、美味しい!スクランブルエッグとはまた違った美味しさ。これは、両方とも食べておくべき。ただ、1400円かぁ。ちょっと高いよね(笑)。これ、東京だったら、丸ビルの最上階とか、ロクヒルの良い所とか、そういうシチュエーションじゃないと許してもらえない価格だと思う。

ちなみに、ヘアカットJPを導入してもらっている横浜のモナミ美容室の美容師さんにこの店で打ち合わせをやるって自慢したら、「あぁ、その店、赤レンガのところにもできましたよ」と衝撃の事実を教えてもらいました(笑)。違うんだよ!この店は、この景色込みなんだよ!(曇りだったけど)それだからこの値段なんだよ!赤レンガでこの値段だったら・・・・・どうなんですかね?

店名 bills (ビルズ)
TEL 0467-33-1778
住所 神奈川県鎌倉市七里ガ浜1-1-1 WEEKEND HOUSE ALLEY 2F
営業時間 [日・火〜木]8:00〜22:00(L.O.21:00)[金・土・祝前日]
8:00〜23:00(L.O. food 21:00、drink 22:00)[月]8:00〜17:00(L.O.16:00)
定休日 不定休  

ビルズのテラスから見た海

ずっと曇りだったんだけれど、海の一部にだけ日が差した一瞬。

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江ノ電のたび

いや、旅行じゃなくて、仕事なんだけれど、打ち合わせが七里ガ浜の有名レストランで、だったので、朝早くに家を出て、江ノ電に乗った。

いつもは鎌倉から江ノ電なんだけれど、なぜか乗り換え案内が藤沢を指定したので、いつもとは逆順で。本当は海側の座席に座りたかったんだけれど、お母さんに連れられた小さい子供がそこに座りたがっていたので、涙を飲んで内陸側へ。

こっちから乗ると、路面電車のパートもあるんだ!いつも稲村ガ崎あたりで降りちゃうからなー。

ということで、写真でどうぞ(部分的にピントがシャープじゃないのがあるのは許して)。

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Posted by buu2 at 02:09Comments(0)TrackBack(0)国内旅行││編集

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鶏と野菜の甘酢あん弁当

もともとセブンイレブンって大嫌いだし、コンビニ弁当も今までの人生で2回ぐらいしか買ってないし、おそらく一生食べないと思っていたセブンイレブンのお弁当。でも、ちょっとやんごとなき事情があって、どうしても食べなくちゃならない状況に陥った。仕方なく、617キロカロリーを摂取したわけだが・・・・・。

まぁ、普通にお弁当だった。このボリュームでこのカロリーって、617もあったら十分に高カロリーじゃんか!

やんごとなき事情があるので、味の評価はなし。多分僕はもう食べないけれど、コンビニ弁当を食べたい人は是非どうぞ(笑)。

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2010年10月26日

江ノ電って

a642c31c.jpg路面電車パートがあるんだね!
  
Posted by buu2 at 10:50Comments(2)TrackBack(0)日記││編集

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2010年10月25日

開発にあたっての個人的備忘録

開発のポイント

その1
エンドユーザーの提示する解決策、提案よりも、エンドユーザーがどういう操作を行っているか、どこで問題が生じているかを把握することが大事。

「○○をやって欲しいのですが」と言われたら、「なるほど、それはなぜですか?」と聞いてみる。改善策ではなく、抱えている問題を聞く。

「風邪をひいたので、風邪薬をください」といわれたときに、「まず、どんな症状なのかをお聞かせください」と質問するということ。

時にはエンドユーザーの提案が正鵠を射ている場合もあるが、そのケースは少ない。それができるから、開発者はお金を取れる。


その2
何か新しいことにチャレンジするときは、新しいこと以外の部分は極力標準にあわせる。標準でないことをやるというのはただでさえリスクを抱えている。それが新しい標準を提案する野心的なものであれば別だが、何が狙いで、何が狙いではないのか、その整理をきちんとする。狙いではない部分でリスクを冒してはならない。

開発にあたって何か問題が生じた場合は、極力既存の代替手段を使うのが基本方針。


その3
開発は仮説を立て、検証し、改善していくのが基本。このシステムを崩すと開発が属人的になる。属人的な開発は継続的な成功を保証しないし、開発組織の劣化を招く。

検証が難しい開発には手を出さないほうが良い。

特に、新規の開発はポイントが他者との差別化等にあるので、本質ではない部分には注力すべきでない。


その4
判断に迷ったときに立ち返るべき基本方針があるなら、それに従う。逆に言えば、この基本方針は開発初期に明確にしておくべきである。基本方針が開発に対して大きな悪影響を及ぼすときのみ、この基本方針を変更することを考える。

自社開発では、悩むのは時間の無駄。どんどん決定していくことが大切。  
Posted by buu2 at 13:07Comments(2)TrackBack(0)社長││編集

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どうぶつしょうぎDX Ver.1.2 リリース!!

どうぶつしょうぎDXがVer.1.2にバージョンアップしました。

主な変更点
その1 すれちがいたいせんで通信が切れやすかったのを改善しました。
その2 すれちがいたいせんの成績が残るようになりました。
その3 すれちがいたいせんを異なる50人の人と対戦すると、「げきから」モードでゲームできるようになります。

げきからモードはこれまで最強だったCPUの「つよい」よりもさらに強くなった、最強モードです。
#ただし、デバイスの性能上、対戦のスピードが落ちてしまいます。さくさく遊べるわけではない点、ご了承ください。

では、どうぶつしょうぎDXの新しい機能、「すれちがいたいせん」を存分にお楽しみください。

#火曜日からの竜王戦、大盤解説会など、人が大勢集まる場所ですれちがいたいせんをお試しください。なお、会場にフリーのWiFiがない場合は、Bluetoothでの対戦をお楽しみください。  
Posted by buu2 at 02:25Comments(0)TrackBack(0)将棋││編集

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2010年10月24日

佐野元春 全国クラブ・サーキット・ツアー『ソウルボーイへの伝言』

ちょこっと渋谷まで、「全国クラブ・サーキット・ツアー『ソウルボーイへの伝言』」を観にいってきた。ツアー初日。

前回の「佐野元春 & THE COYOTE BAND 2009年夏*全国ライブハウス・ツアー「COYOTE」」と同じように、オールスタンディングの体力勝負ライブ。おじさんにはちょっと辛いところだけれど、今回はきちんとトレーニングしてあったので問題なし。僕の前は不思議とあまり背が高い人がいなくて、おかげで観るのも楽だった。

開始早々に思ったのは去年のライブと出だしが似ているということ。追記にセットリストの比較を書くけれど、ちょっと、うーーーーむ、という感じ。あと、ツアー初日なのに声が出ていない。特に高音が厳しいみたいで、いくつかの曲では声が「本当に」出ていなかった。バックが頑張ってフォローしていたけれど。もうちょっと、年齢的に厳しい部分もあるのだろう。こうやって徐々に枯れていくアーティストを見守るのも昔からのファンの役割かも知れない。自分自身も体力が落ちてきているのを感じるわけで、それより10歳以上も上のアーティストに万全を期待するのも難しい。もうライブで飛び跳ねるわけでもなく、シャウトするわけでもなく、そこは年相応に見せていたと思う。

時間にして約90分。曲数は18曲。立ちっぱなしのライブだし、6800円(湾ドリンク付き)の価格はそれほど悪くないと思う。

春に予定されているザ・ホーボー・キング・バンドのライブはスキーの大会と重なりそうで、行けるかどうか微妙。今日みたいなライブだと1000人規模でもアーティストまでの距離感は10列目程度。そういうのが、東京フォーラムにはないからなぁ。

もうちょっと考えてみよう。

ということで、セットリストについてはネタバレなので追記へ。  続きを読む
Posted by buu2 at 01:59Comments(2)TrackBack(0)音楽││編集

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俺流らーめん塩

道玄坂を登りきったところに店があったので、ちょっと一杯。以下、評価。

名称:俺流らーめん塩
種類:独自
場所:渋谷
評価:2/CCB
2010.10.23
コメント:麺はやや細めのストレート。コシがイマイチだし、スープの絡みもイマイチ。おまけに茹で方が悪いみたいで、麺が絡んじゃっていた。これじゃぁ、ちょっと俺流って言われても、単に自己流ですか?って感じ。

スープは動物ダシベースの塩味。非常にまとまりがなく、ばらんばらんな味。何しろ盛りだくさんの具が悪影響を及ぼしていて、押しの弱いスープが迷走しちゃっている。トッピングが色々用意されていたので、それを色々試してみると、もちろんそのたびに味が変わってしまう。もともとのスープにカラーがない上に、あれも、これも、とつぎ込んでいるので、よく言えばおもちゃ箱みたい、悪く言えばガラクタの詰め合わせみたいになっちゃっている。

チャーシューだけは普通に美味しかった。でも、チャーシューだけ美味しくても意味ない。

俺流って、どんだけよ、と思ったら、本当に悪い意味で俺流なんでびっくりした。これはダメだろうな。手前にあった味噌ラーメンのお店に根こそぎ客を取られてしまうと思う。

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店名 俺流らーめん塩
TEL 03-5458-0012
住所 東京都渋谷区道玄坂1-22-8 朝日屋ビル1F
営業時間 11:00〜翌6:00
定休日 年中無休  

2010年10月23日

アナウンサーは言葉を選べ

今、ワンセグで野球を見ていたら、満員の状態のナゴドについて、字幕で「一睡の余地もありません」って出た(笑)。立錐だろうがよ!キリ(錐)を立てて置く隙間もないってことだろ。ばーか、ばーか。学がないなら字幕打ちなんてやるな。っていうか、バカが字幕打ってるんだから、アナウンサーは「びっちり満員です」とか、ひらがな、カタカナで片付くように気配りをしてやれ。さて、中継に戻るか。
  
Posted by buu2 at 20:40Comments(2)TrackBack(0)誤植││編集

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不景気も、悪いことばかりではないのかも?

何度か似たようなことを書いているとは思うけれど。

僕は三菱総研にいたとき、そこそこまじめに組合活動をやった人間である。そのあと経営の側になって、あのときの活動ってちょっと違っていたんじゃないかなぁ、と思う次第。会社の経営というものについて、きちんと見ることができていなかったと思う。

会社でも、店でも、経営者と労働者の関係は、「経営者は労働者が働く場所を作る。労働者は、経営者が作った場で働いて賃金を得る」というものだ。先日、新宿の会員制のクラブのママと話をしながらつらつら考えを整理してみたのだけれど、ママは身銭を切ってその店を切り盛りしている。そこでは複数の女の子達が働いているわけだけれど、僕がその中の誰かを気に入ったとして、「じゃぁ、次からはこの店じゃなくて、別のところでデートしよう」と誘い、相手の女の子が「わかった!」と了解してしまうと、ママにはお金が全く入らない状態になってしまう。これでは、リスクを背負って店を経営しているママは困ってしまう。ママが困って店を閉めてしまうと、そこで働いていた女の子の仕事がなくなる。その場所が働きやすい場所であればあるほど、お店の女の子はそういう店外活動を控える必要が出てくる。ただ単に客という視点から見ると「どうせお金を払うなら、お店でお金を使うよりも美味しいものでも食べようよ」ということになるし、それが理由で僕は自腹でキャバクラに行ったことは一度もないのだけれど、話が経営の視点、労働の場所の確保という視点になれば、「お金はお店で使って」ということになる。本来、労働者も「労働の場所を確保する」という意味で、経営のことをきちんと考える必要があるわけだ。それを無視して労働者の権利だけを強硬に主張すれば、会社の経営は傾くことになる。そして、会社の経営が傾いたとき、日本のように労働市場が硬直している国では、一番困るのは労働者自身でもある。株主、経営者、労働者を一行で書けばこんな感じだ。

株主:リスクマネーを払っている、会社の持ち主
経営者:株主から任されて会社を運営している人たち
労働者:会社で働いて賃金をもらっている人たち(=会社がなくなったら困る人たち)

時々「会社は社員のもの」とか言っている馬鹿を見かけるけれど、とんでもない。会社は株主のものだし、経営をコントロールするのも株主だ。そして、会社の方針がイヤなら、労働者は他所に行けば良いだけのことである。そういう流動的な労働市場が形成されていないのがそもそもの間違いだけれど、例えば僕の場合は三菱総研→理研→経産省→株式会社アドバンジェン→株式会社ライブログと、会社を転々としているわけで、やってやれないことはない。今の日本は残念ながら誰でも能力さえあれば好き勝手に転職できるような環境ではなさそうだけれど、それにしても「会社は社員のもの」というのはかっとびすぎ(森永卓郎氏なら平気で言いそうだけれど)。社員は必要要素だけれど、それと所有者は全く別の概念だ。例えば読売ジャイアンツの坂本が「ジャイアンツは俺のものだ」とか、サッカー日本代表の長友が「日本代表は俺のものだ」とか言ったら「はぁ?」って感じなのと一緒である(もちろん彼らがそんなことを言ったわけじゃないですよ。分かりやすいように誰でも知っていそうな事例を出しただけ)。必要要素のひとつであることと、「誰のものか」という議論は全く次元が違う話である。

さて、つい先日、ソフトバンクの孫さんが

会社で買った武器(ここではiPhone、iPad)を個人使用するな、というケチな会社があります。僕に言わせればとんでもない。


と語ったらしい。

会社購入のiPadを個人利用するな、なんてとんでもない---ソフトバンク孫社長

ここで書かれていることには僕はほぼ全面的に賛成である。でも、

移動時や在宅時にも利用できるため、時間も有効に使えるようになった。


などという部分を見ると、「労働の場所を確保する」という視点が欠落している人間はすぐに「労働強化だ」とか、「時間外労働の隠蔽だ」などと言うに違いない。実際、労働の強化だし、時間外労働の隠蔽でもあるのだから、当たり前と言えば当たり前なのだけれど、そういう制度にならざるを得ない賃金制度こそが問題でもある。例えばコンビニやファストフードの店員は、店にいるときだけ働けば良い。厳密には接客について色々考えたりもするだろうが、基本的には店にいるときだけ労働力を提供すれば良い。だから、時間当たりいくら、という「時給」の考え方が成立する。しかし、多くの仕事では、これは成立しない。何時間働いたか、ではなく、どの程度稼いだか、である。その点、給料とは税金の考え方に近くてしかるべきで、「あなたは私の作った労働の場所で1000万円の利益を生み出しました。だから、私はあなたに500万円の給料をお支払いします。残りの500万円で、私は引き続きあなたが働きやすい場所を提供します」というのが経営者の考えである。例えば三菱総研の場合、1998年当時で僕のノルマは5000万円、僕の給料は年俸で1000万円程度だったけれど、会社の維持費(看板代も含む)としての差額4000万円というのが正当かどうか、というのが、本来経営者と労働者が調整すべきものだったはずだ。でも、今から振り返ってみると、少なくとも僕にはそういう考え方はなかった。僕の場合は「もっと働きやすい環境を作れ」というもので、もっと具体的に言えば「バイオ関連の仕事がとってこられるような環境を整備しろ」というものだったのだけれど、それが三菱総研で実現できないと経営、および人事から提示されたので、僕は理研への出向を経て経産省に転職した。それが間違いだったとはこれっぽっちも思っていないし、そうやって転職するのに大きな困難が生じない、踏み台として利用したときに大きな効果を発揮する会社だったのだから、三菱総研というのは良い会社だったとも思う。それでちょっと話がずれたけれど、要は、三菱総研は「あなたの稼ぎから4000万円いただいても、あなたが働きやすい職場は作れません」と言ってきただけのことで、僕は僕で、「今の環境では5000万円稼ぐのは無理なので、転職します」と答えただけのことである。他の分野では可能でも、バイオでは無理だった、と、それだけのことだ。では、仮にそれが可能だった場合、どうなるのか。大事なのは、5000万円稼いで、4000万円を会社に納めて、残りの1000万円を自分のものとする、ということで、労働時間が何時間だとか、残業がどうとか、そんなことは一切関係ないはずである。これは三菱総研という勤労の場がそういう性質だったことによるのだけれど、でも、一方で多くの勤労の場でも大なり小なり、似たような状況にあるとも思う。

孫さんが言及したソフトバンク各社も同じだろう。三菱総研のように小さな個人事業主の集合体という場ではないと思うけれど、それでもファストフードの店員のように、店にいる間だけ言われたことをやっていれば良い、という部分は少なそうだ。だから、賃金と言うのは、その働いている状況にあわせて、能力主義・成果主義にするか、労働時間に合わせるかを考える必要がある。ところが、日本では能力主義・成果主義が嫌われる傾向にある。それは、成果主義導入のきっかけがバブルがはじけたことで、経営コストを低減するために、経営者の視点中心で導入が図られてきたからである。しかし、上にも書いてきたように、能力主義・成果主義は、労働者の視点からも歓迎されるべきだし、それによってくだらない「残業」などという概念も不要になる(ケースもある)。

経営者と労働者は一方的な関係ではない。労働者がいるおかげで経営者は会社を維持できるし、経営者が場を提供しているから労働者は日々を暮らしていくためのお金を得ることができる。15年ほど前までは大企業を中心として「会社は未来永劫存続して当たり前」だったわけだけれど、山一證券の廃業あたりから少し風向きが変わってきた。でも、山一證券のときはまだ、「あの会社は儲けすぎていたから」みたいな雰囲気があって、まだ多くの会社員が「やばい」と感じるまではいかなかったんだと思う。でも、日本航空の話などもあって、そろそろみんな「やっぱり、やばいのかも?」と感じるようになってきたようだ。おかげで公務員になりたい、などと考える大学生が増えてきているようだけれど、そんな学生ばかりだとすれば、日本の経済の回復はもうありえず、ただただ衰弱していくだけだろう。

必要なのは、リスクを背負いつつ、経営者と労働者が相互に理解しあい、会社を成長させていくことで、そのためには「iPadぐらい買ってあげますよ。家に持ち帰っても構いません。家ではゲームとか、好きに使って良いですよ」ぐらいは当たり前の話だし、一方で、「成果をあげるためには会社だけじゃなく、家からもネットに接続できて、お客様にメール連絡できるほうがありがたい」と考えるのも当たり前の話。こんなの、宣言するような話でもないのだけれど、それをソフトバンクみたいな会社の社長がわざわざ確認しなくちゃならないところに日本のお先真っ暗感が見て取れる。

こういう話を読んですぐに「労働強化じゃん」とか考える人はきっと社民党支持者とかなんだろうな、などと思うし、そういう人がいても構わないけれど、少なくともうちの会社では絶対にやっていけないだろうな、と思う。また、そういう人は公務員とか、年功序列・終身雇用の衰退大企業が向いているし、そういう組織では「家で遊ぶかも知れないからiPadを全員に支給するなんてとんでもない」と考えるだろう。どちらを選ぶかは本人次第なので、大事なのはそういう情報、会社がどういうスタンスなのかをきちんと発信することなんだと思う。孫さんのソフトバンクは、こうだ、と。

ライブログは完全に成果主義です。もうちょっと稼げたら社員全員にiPadも支給したいですが、まだそこまでは稼げていません。社長も自腹で買ってます。「ヘアカット.jp」で頑張りたいものです。

冒頭で事例をあげたクラブ、少し前に行ったとき、「今日は入店希望者のテストなの」っていう女性がいた。次に行ってみたらいないので、どうしたのかな、と思ったら、落としたと。ママ曰く、「シングルマザーで仕事がなくて困っていたみたいだけれど、うちでは無理だと思ったから」とのこと。大学生の就職難という話ももう何年も続いている。働く場所があるということは凄くありがたいことだってことをそろそろ労働者は理解すべきだ。誰でも仕事がある時代じゃぁなくなったということ。「そんなことなら労働者でいるのはイヤだ」ってことなら、経営者になって、自分で労働する場所を作ればいいだけの話。会社法の改正で一円会社が可能になったのは非常に良いことだ。誰でも労働する場所を自分の思い通りに設計して、作ることができる。

会社って誰のものなの?なんていう幼稚な議論が成立してしまう日本だけれど、今の不景気を機に、みんながきちんと「会社とは何か」を考えるのであれば、不景気も悪いことばかりではないのかも知れない。

#全然話は違うけれど、現状のシンクタンクって、協同組合(中間法人)がフィットすると思う。シンクタンクのOBを集めて共同組合を作ってみようかな・・・・・。でも、そういうのがないってことは無理なのかなぁ。少なくとも関連システム会社を上場廃止にして子会社化、そこに三菱総研の看板をつけて再上場、なんていうのよりはずっと良いと思うのだけれど。  

2010年10月22日

今のレアルにはルーニーの居場所がないでしょ

ルーニー、マンU残留だそうですが、

ルーニー、一転残留=マンUと新たに5年契約―イングランド・サッカー
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101022-00000156-jij-spo

マンUが5年の長期契約を出してくるなら、やっぱ、ルーニーはマンUが良いと思うよ。モリーニョもルーニーが移籍したいっていうなら取ってくれると思うけれど、今のレアルにはイグアイン、クリスチアーノ、ベンゼマ、ディマリア、エジルって揃っているから、ルーニーを取ったら誰を出すんだ、っていう話になるし。  
Posted by buu2 at 22:02Comments(0)TrackBack(0)サッカー││編集

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2010年10月21日

血圧の薬は良く効くけれど

僕は血圧が高いので、三ヶ月に一度、病院に行って薬をもらっている。飲んでいる薬は非常に良く効く。おかげで上も下も20以上下がっていて、快適。そして、今日がその通院日。

ちょうどというか、なんというか、どうも風邪を引いたみたいで鼻の調子が非常に悪く、僕は鼻の調子が悪いとすぐ喉もやられちゃって、すると頭痛はするし、熱は出るしでろくなことにならない。ということで、「あの、血圧とは全然関係ないんですが、風邪を引いたみたいなんで、風邪薬を出してくれませんか?」と聞くと、症状を聞いて、「薬はどうせ効かないから、さっさと帰って寝た方が良いですよ」とのこと。風邪薬の立場なし。  
Posted by buu2 at 16:36Comments(0)TrackBack(0)日記││編集

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2010年10月20日

ブログでバイオ 第73回 iPS細胞に根差す新産業にお勧めは日本以外に進出すること

こんな記事があったので、

万能細胞による新しいバイオ産業が始まった
―わが国の課題と成功するための条件とは―


現在はITベンチャーの社長とはいえ、バイオベンチャーの経営という部分では知識も経験も日本では相当上のほうに来るはずの僕なので(笑)、ちょっとコメントしてみる。

まず、標準化という部分について。標準化で思い出すのは、僕が経産省にいたときに某国内超大企業がバイオ課に来て、「このDNAチップを国内の標準にしてくれ」と頭を下げたこと。「はぁ」と、乗り気のしない受け答えに終始していると、「日本はそうやって護送船団でやってきたんです。これもよろしくお願いします」と某社役員殿が言い放ったのが今でも印象に残っている。そういう、トップダウン型の標準化というのも確かに昔は存在しただろうし、それが日本を牽引した部分もあったんだと思う。でも、もうそういう時代じゃない。いくつかのフォーマットが提案され、淘汰され、良いものが残る、という時代のはずだ。ある程度の事前スクリーニングはあっても良いかも知れないが、少なくとも経産省が旗を振って標準化を進める、というものではない。この記事を書いている人も、そこまでは求めていないのだが。それともうひとつ思い出されるのが、理研のシーケンサーについて。僕が理研にいたとき、理研の主任研究員だった林崎さんが島津と組んで、「RISA」というシーケンサーを開発していた。ところが、同じセンター内でヒトゲノムを読んでいた榊さんは、RISAを使っていなかった。榊さんがRISAを使わなかった理由は「国際グループが全部他社(ABIだったかなぁ)を使っているから」というもの。標準化争いに負けていたわけで、それはそれでありだとは思うけれど、何も同じ組織の、同じセンターの中で、片やシーケンサーを開発していて、片やそれとは別の会社のシーケンサーを何台も導入しているというのは、日産が自動車を開発するにあたって、自社にもエンジン開発部門があるのに、トヨタのエンジンを積んでいるようなもので、一体どういうことなんだろうなぁ、と思ったことがある。トヨタのエンジンを積むならエンジンの開発なんてやめちまえ、ってことだし、エンジンの開発をするなら、トヨタよりたとえ劣っていたとしても、自社のエンジンを積むのが普通だよなぁ、と思ったものである。標準化は確かに大事だが、どうやって標準化するのかが重要で、それは、国がトップダウンで決めてしまうのもまずいし、だからといって協力すべき人たちが協力しないのも問題だ。誰がどうやるのか、このあたりをきちんと決めておく必要がある。でも、そういうのが大の苦手なんだよね、日本人は。それで、とりあえず「国が」「国が」って連呼する

次にオープンイノベーションについて。僕はバイオクラスターの勉強もそれなりにやったんだけれど、最終的な結論は、ドイツとかに存在するようなバイオクラスターは、日本には必要ないんじゃないかってこと。日本は物流がしっかりしているし、人の移動も簡単。一日あればほとんどどこにだって行けちゃう。加えて、たとえ近所にいても仲良くするわけじゃなく、逆に足を引っ張りたがったりする。どうせ仲良くできないなら、近所にいる必要はないし、逆にちょっと離れていたほうが仲良くやっていけたりする。官公庁、大学、企業などの垣根を越えたワンストップ型の体制というのは確かに理想的だけれど、文科省と経産省で予算の取り合いをしていて、その調整機能を果たすはずの総合科学技術会議も何の役にも立たず、ノーベル賞を取ったって言えばすかさず役所が擦り寄って「もっとお金をつけなくちゃ」とか発言させて役所の援護射撃をやらせるような社会には無理。ここで書かれていることは確かに理想論ではあるけれど、同時に空論でもある。

最後に金融システムについて。日本はバブルでお金がたくさん余っていたときに、それを都市インフラに投入してしまった。だから、道路は非常に良く整備されているし、交通システムも首都圏を中心に行き届いている。建物はでっかくて丈夫で立派。東京湾に橋までできていて、木更津くんだりまでそんなに急いでどこへ行くんだよ、おい、という感じではあるけれど、まぁ、そういうこと。お金をそっちにつぎ込んでしまったんだから、後の祭りである。そういう意思決定をした人たちをつるし上げるぐらいしかやることがないが、それすらやらない、やったらやりっぱなしが日本のやり方。今お金がないのは、今が悪いのではないのだけれど。それと、公的助成うんぬんも書いてあるけれど、役人が成功報酬を取れないシステム、役人が責任を取らないシステムにおいては、投資をやっても成功しない。投資した金額に見合うだけの成果をあげたかどうか、しっかりと検証して、その成果に見合った処遇を施すということができないなら、結局税金の無駄遣いに終わる可能性が極めて高い。自分の生活をかけて、死ぬ気でやんなきゃ。

まとめで「標準化」「オープンイノベーション」「金融システム」の3要素について諸外国に比較して日本が遅れていると書いているけれど、それはその通り。そこまでは正しいと思うんだけれど、この著者がちょっとずれているなーと思うのは、「iPS細胞に根差す新産業を育成する土壌は、まだ日本に十分あると信じたい」としているところ。そんなもの、ないでしょ。さっさとシンガポールとかに会社を移したほうが良い。それによって、みんなが幸せになれると思う。日本では無理だよ、多分。

いや、他の、のんびりやっていても良い分野なら、日本でやっていても良いよ。この分野はだめでしょ。日本が変わるのなんて、待っていられないもん。

#色々物議をかもしそうなこと書いてみたから、たまには誰かブログでバイオに参入してきて(笑)。最近、僕しか書かないからなぁ。  

どうぶつしょうぎDXの新機能「すれちがいたいせん」

先日のApple Game Nightsで発表した「すれちがいたいせん」のデモビデオを作ってみました。こんな感じでの対戦になります。



まぁ、普通に対戦です(笑)。次のバージョンアップで隠し要素が追加される予定です。もう少々お待ちください!  
Posted by buu2 at 11:34Comments(0)TrackBack(0)将棋││編集

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日本においてはノーベル賞受賞者は予算獲得のための傀儡でしかない

この間、ノーベル化学賞の受賞のニュースのときに、

昨日、日本人がノーベル賞を受賞したっていう報道があったけれど、ノーベル賞は、こういう「新しい」何かを生み出したことに対する功労賞。ところがなぜか、日本ではそれが予算獲得の看板に利用される。偉いのは、ノーベル賞を貰う前からその人を評価し、尊敬していた人なのに、目立つのはそのひとを神輿に担いで自らの権益を拡大しようとする人たち。きっと、今回もそういった動きが出るのだろう。


ってことを書いたわけだけれど、ほらね、やっぱり(笑)、というニュース。

ノーベル賞の鈴木さん、文科相と会談「サイエンス、長い目で」注文
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101014-00000576-san-soci

島津の田中さんがノーベル賞をとったときも、文科省ライフ課と経産省バイオ課のどちらが彼を取り込むかっていうので争いがあったわけで、それを隣の机(っていうか、僕はバイオ課の課長補佐だったから、大騒ぎしている課の中の人間だったわけだけど)で見ていて、やれやれ、という気分だった。そして、野依さんが理研の理事長になったのを見てもやっぱりやれやれ、という気分だった。そして、今回もどうせこうなるだろうな、と思っていたので、別に驚きもしない。

しかしね、こうやって、ノーベル賞という看板を担ぎ出して、やれ予算をつけろ、やれ科学技術だ、って国にお金をせびるタックスイーター達っていうのは、いい歳して「ママー、あれ買って」「ママー、これ買って」って駄々をこねているマザコン坊やみたいだよね。

本当にくだらない。

ノーベル賞受賞者が権威だっていうなら、どこにお金をつけるかじゃなくて、どのお金をカットするかで活躍してもらえよ。カットされた方も相手がノーベル賞受賞者なら文句ないだろうさ。「理研のお金は無駄だね。やめちゃえ」って、ノーベル賞受賞者対決になったら面白いのになぁ。  
Posted by buu2 at 02:13Comments(0)TrackBack(1)ニュース││編集

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2010年10月19日

あしたのために その1 牛丼編

8a542f88.jpg日経ビジネスに載っていた「すき家」の話。

他にも、朝礼でロールプレイングをやるとか、24時間カメラで監視されているとか、強盗に襲われ続けても対策を講じないとか、すげぇ話がてんこ盛り。それで、そういう状態をお手本のようにして記事にしている日経ビジネスもまた凄い。

あー、日本にもこういう北朝鮮ライクな会社があるんだなぁ、と素直に驚いた。

正直馬鹿かと思いますが、是非頑張って!

しかし、自分で考えて自律的に動くことができるというのが人間としての価値(機械との違い)だと思うんだけれど、こうやって徹底したマニュアルと、それに沿った運用に自分を合わせるほうが楽で心地良い人もいるんだろうね。その存在自体を否定するものではないです。すき家をやめたらそのスキルって何の役に立つんだろう、とかは思うけれど、野球がどんななに上手でもそのスキルは他では役に立たないのと一緒。マニュアルに合わせて動くことができるという隠しスキルが身につくわけだから、軍隊とか、そういうスキルが活かされる場で頑張るんでしょうね、きっと。徹底した「私がいなくなっても代わりはいるから」の世界だなぁ。
  
Posted by buu2 at 16:23Comments(0)TrackBack(0)読書││編集

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2010年10月18日

蛮々

たまには新店を開拓しよう!という主旨で、飯田橋の「島」のすぐそばにあるステーキ屋さんに行ってみた。

肉以外については、普通に焼きました、という感じ。何か特段の工夫があるわけでもなく、これだとちょっと高く感じる。

ステーキは価格相応な感じ。ちょっとジューシーさに欠けるのが難点。ハンバーグも価格相応かな。正直、ハンバーグ自体は自分で作ったほうが美味しいと思う。ソースはなかなか。パンとかを貰ってソースをつけて食べる、行儀の悪い食べ方をしたくなる(実際やったけれど)。

素晴らしく美味しいという感じではないけれど、お手ごろな価格で肉を食べたいなー、という気分の時には良いかも?

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店名 鉄板焼き&ステーキ 蛮々 (バンバン)
TEL 03-3230-1897
住所 東京都千代田区富士見1-7-9 東京瓦会館ビル 1F
営業時間 [月〜金] 11:30〜14:00 17:30〜21:00(L.O) [土] 11:30〜13:00(L.O) 17:30〜20:00(L.O)
定休日 日曜・祝日  

竹富島

イベントが終わった後、関係者での打ち上げ。どこでやろうかー、とふらふらして、先日行った東銀座そばの飲み屋さんを数軒当たってみたんだけれど、日曜日ということでおやすみ。まぁ、どこでも良いよね、ということで、これ以上歩くともう店が全然なくなる、というあたりにあった沖縄料理のお店に入ってみた。

トウフヨウ、スク豆腐、ワタガラスなどの定番をおさえつつ、泡盛をがぶがぶ(笑)。

料理は、個人的には飯田橋の「島」とかの方が僕は好きだけれど、このお店で凄く良かったのは客層。銀座っていうこともあるのかも知れないけれど、どのテーブルも非常に品良く、適度に料理を楽しみながら飲んでいる感じ。店の雰囲気も良い。

よし、アップルストアのイベントのあとはこのお店を使うことにしよう。ちょっと遠いけどね(笑)。

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店名 竹富島 (たけとみじま)
TEL 0066-9677-32399 (予約専用番号、通話料無料)
住所 東京都中央区銀座6-12-13 大東銀座ビル B1F
営業時間 月〜金 17:00〜03:00(L.O.02:00)土・日・祝 17:00〜翌0:00(L.O.23:00)
定休日 無休  

ナタラジ 銀座店

イベントの前にランチミーティングということで、ふらっと入ったのがこのお店。何の予備知識もなかったんだけれど、インド料理としては結構いけている部類だと思う。池袋界隈にもインド料理って結構あって、どこもそれなりに美味しいっていうか、正直、カレーってあんまり当たりハズレがないと思うのだけれど、池袋界隈のインド料理とはちょっと違う、銀座っぽいインド料理だった。それは、例えば神田で食べる焼き鳥と銀座で食べる焼き鳥の違い、みたいな。イベントの前と言うこともあって過激に辛いカレーを食べてお腹の調子が悪くなるのも考え物。なので、普通に辛口っぽい、キノコのカレーを食べてみた。

うん、マイルドな辛さでなかなか美味しい。ただ、キノコのカレーという選択はイマイチだったかも(笑)。普通にチキンとかにしておけば良かったかな。キノコ好きなのでついついキノコのカレーにしてみたけれど、ちょっと僕の好みではなかった。味が悪いとかじゃなくて、単に、カレーの具としてキノコを選択するのが、僕の趣味じゃなかったってこと。

ナンも美味しかった。

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銀座なのにわさわさした雰囲気がなく、食べ終わっても水を飲みながらのんびりミーティングできたのが凄くありがたかった。放置プレイで、好きにやって、みたいな。食事を楽しむときは食事を楽しませてくれて、会話をしていたいときは会話させてくれる、そんなゆとりのあるお店で、ちょっとしたランチミーティングにはまた使いたくなるお店だった。

店名 ナタラジ 銀座店 (NATARAJ)
TEL 03-5537-1515
住所 東京都中央区銀座6-9-4 銀座小坂ビル 7F・8F・9F
営業時間 11:30〜23:00(L.O.22:30)
定休日 無休  

2010年10月17日

Game Night at the Apple Store

アップルストア銀座で開催されていたGame Night at the Apple Storeの最終日に「どうぶつしょうぎ」で参加してきました。

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一週間日替わりでゲーム関係者が出展するという形式のこのイベント、アップルストア銀座3階のシアターを利用して、何をやっても良いというものでした。

いくつかの出し物を考えてはみたのですが、アプリそのものがまだまだ成長を続けている段階。その楽しさをアピールするとともに、アプリ開発の実際というものを一般の方々に知っていただけるような内容にしてみようと思い、最終的には講演と実体験という形式にしてみました。アップルストア銀座さんにはインフラや進行の面で色々と支援していただき、参加していただいた皆さんには十分に満足していただけたのではないかと思います。

当日お越しいただけなかった方のために、プレゼン資料はこちら。

りんごの森のどうぶつしょうぎ
(パワポ資料をそのままHTML化しています。FFではちゃんと見られませんでした。IEで見てください)

後半の対戦では、新機能「すれちがいたいせん」を利用しての対戦でしたが、何気なくリストから選んだ対戦相手がたまたま「今、iPadを買ったばかり」という方で、どうぶつしょうぎの遊び方、ルール説明をモニター上で実施できるという願ってもない展開。ラストで対戦者がふたりとも降参してしまうという想定外の事態が発生しましたが、ハプニングもまたイベントの楽しさ。

ということで、アップルストアのイベントは無事終了。3階シアターの使い勝手もわかりましたので、引き続き、どうぶつしょうぎアプリ関係のイベントをときどき実施していきたいと思います。

参加していただきました皆様、どうもありがとうございました。今後ともどうぶつしょうぎアプリとライブログをよろしくお願いいたします。

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Posted by buu2 at 20:19Comments(0)TrackBack(0)apple││編集

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生きた心地がしない話

あちこちでお知らせしているのですが、明日(もう今日)は銀座のアップルストアでどうぶつしょうぎのイベントがあります。これはアップルが毎日日替わりで実施しているイベントのひとつ。明日はイベントの最終日です。

ライブログは「どうぶつしょうぎ」に関するプレゼンを実施するのですが、今回の目玉は「すれちがいたいせん どうぶつしょうぎ」のお披露目。これはどうぶつしょうぎDXに搭載されるローカル対戦(BluetoothおよびWi-Fi利用)機能です。並行して進めているネット対戦機能「ねっとでたいせん どうぶつしょうぎ」とは別に、BluetoothやWi-Fiが届く範囲でPeer to Peerで楽しんでいただこう、というもの。

え?そんな機能って、必要?

という意見が聞こえてきそうですが、例えば竜王戦の大盤解説会とか、大勢の将棋ファンが一堂に会する機会って結構あるわけです。そんな場所で、ちょっとしたあき時間にどうぶつしょうぎをお楽しみください、というのが主旨。子供達同士の対戦、という趣ではないのですが、これはこれでニーズがあるんじゃないかな、と思っています。そして、今回はちょっとお楽しみ要素も追加してみようかな、と考えています。

ということで、「よーーーし、イベントで大々的に発表だー」と思っていたのですが、ここで予想しなかった事態が。というのも、アップルのレビューがいつまで経っても終了しないのです。いつもなら6時間ぐらいでレビューが完了するのですが、今回は3日ぐらいかかっている。おいおい、このままじゃ、間に合わないぞ!と青くなりながら明日の資料を作っていたのですが、ついさっき、1時6分にレビューが通って、1.1にバージョンアップされました。資料はレビューが終了しないことを前提にしたものを作っていたのですが、これから作り直します。何しろ、通って良かった。生きた心地がしません。今回のバージョンアップではまだお楽しみ要素は追加されておらず、1.2からの対応となってしまうのですが、何はともあれ、すれちがいたいせんができるようになって良かった!!!

ちなみに現在1.2へのバージョンアップの準備をしています。レビューには滅多に使えない「特急モード」が存在するので、今回はこれを使ってみようと思います。運が良ければ、明日のイベントではVer.1.2を楽しめるかも?  いや、さすがにそれは虫が良すぎるか・・・・

ということで、明日、銀座アップルストアでお会いしましょう!

お知らせ
明日17日、銀座のアップルストアで行われている「Game Nights at the Apple Store」の最終日に、「どうぶつしょうぎ」が登場します。どうぶつしょうぎアプリ誕生の裏話、今後の開発予定に関する講演や、集まったお客様同士の対戦なども予定しています。「かわいいどうぶつしょうぎがどうやって開発されたのか聞いてみたい」という方から、「アプリ相手じゃ物足りない。もっと強い奴はいないのか!」という腕自慢まで、明日、銀座のアップルストアにご集合ください。

日時
2010年10月17日 17:00〜18:00

参加方法
イベントへ参加を希望される方は、当日Apple Store, Ginzaに直接お越しください。イベントは無料です。定員になり次第締め切らせていただきます。座席数に限りがございますので、お早めにお越しください。

場所
Apple Store, Ginza
東京都中央区銀座3-5-12
サエグサビル本館 3Fシアター

アクセスマップ
  
Posted by buu2 at 01:45Comments(0)TrackBack(0)apple││編集

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2010年10月16日

竜王戦第一局

マリノスは、強いチームとは互角以上に戦うのに、「え?こいつに負けるの?」ということが良くある。取りこぼしをするので、なかなか優勝争いに絡めない。

渡辺明竜王も、「あれ?ここで負ける?」というところで結構星を落とすんだけれど、竜王戦を筆頭に、上位陣に対して満遍なく勝つ。ちょっとマリノスに似たタイプなんだけれど、渡辺竜王はずっと竜王を保持しているし、名人戦リーグはA級。名人挑戦権にも手が届くところまでやってきた。

#マリノスと並列に語るのはどうかと思うけれど、そんなマリノスも岡田監督時に2連覇をしたことがあり(今の名古屋みたいにぶっちぎりではないけれど)、全くお話にならないわけではないから許して欲しい。

渡辺竜王は得意戦法をいくつか持っているタイプで、それを軸にしての戦いが中心。今の竜王は矢倉と角換わり腰掛け銀がマイブームのようで、今回の竜王戦七番勝負はこれらを軸とした戦いになると思われる。

一方羽生名人は、コンスタントに高い勝率をキープしているんだけれど、ときどき相性の悪い相手ができる。数年前の森内さん、そのあとの深浦さん、そして、ここ3年ぐらいの渡辺竜王。相性が悪いと言っても、直接の対戦成績は多分五分くらいなんだろうけれど、ベースの勝率が凄く高いから、五分でも「随分と苦手にしているなぁ」と感じてしまう。そして、ここ数年は渡辺竜王にかなりやられている印象が強い。もう、渡辺竜王にだけ、という感じである。羽生名人は渡辺竜王に比較するとかなり多様な戦法を使う。おおよその傾向はまずその時点での流行の戦法。そして、流行の戦法の中では持久戦より急戦・力戦を好む傾向にある。激しい手順と穏やかな手順が検討されている場合、多くの場面で激しい手順を採用する印象がある。普通の棋士だと優劣不明で踏み込めないような場面で、非常に正確な大局観をベースに、ギリギリではあるものの、優勢に持ち込める手順を見つけ出して勝ちにつなげるのが最大の特徴である。今回の竜王戦で予想されるのは一手損角換わりやゴキゲン中飛車といったところ。

そんな渡辺竜王と羽生名人の竜王戦七番勝負が昨日から始まった。初戦は渡辺竜王の勝ち。後手の羽生名人は横歩取りの最新型を採用した。後手が不利と言われていた戦型に誘導し、研究していたと思われる一手を出した羽生名人に対し、香車一枚の細い攻めから巧妙に攻めをつないでいった渡辺竜王。羽生名人としては得意の急戦・力戦に持ち込んだ形だったのだけれど、その切っ先をぎりぎりの間合いで避けつつ、離れゴマになっていた金、銀を拾っていった渡辺竜王の戦い方が見事だった印象である。

最後は、素人目にはまだまだという場面で羽生名人らしからぬ迷手が出現。数手後にぽっきり折れるようにして羽生名人が投了してしまった。プロ的な視点でも「あれ?ここで?」というタイミングだったようで、終局時は現場が若干混乱したようである。羽生名人は途中で何か想定外のことがあって、精神的に切れてしまったのかもしれない。

7番勝負で先は長いので、これから年末に向けて、引き続き竜王と名人の竜王戦を楽しみたいところである。

竜王戦中継サイト
渡辺明ブログ

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お知らせ
明日17日、銀座のアップルストアで行われている「Game Nights at the Apple Store」の最終日に、「どうぶつしょうぎ」が登場します。どうぶつしょうぎアプリ誕生の裏話、今後の開発予定に関する講演や、集まったお客様同士の対戦なども予定しています。「かわいいどうぶつしょうぎがどうやって開発されたのか聞いてみたい」という方から、「アプリ相手じゃ物足りない。もっと強い奴はいないのか!」という腕自慢まで、明日、銀座のアップルストアにご集合ください。

日時
2010年10月17日 17:00〜18:00

参加方法
イベントへ参加を希望される方は、当日Apple Store, Ginzaに直接お越しください。イベントは無料です。定員になり次第締め切らせていただきます。座席数に限りがございますので、お早めにお越しください。

場所
Apple Store, Ginza
東京都中央区銀座3-5-12
サエグサビル本館 3Fシアター

アクセスマップ

  
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2010年10月15日

TETSU

ランドマークの一階に行列が出来ていてちょっと気になった。ランドマークの会社の人と打ち合わせをしたときに聞いてみたら、「ランドマークの会社にただ券を配ったんですよ。だから行列ができているんだと思います」とのこと。確かに行列ができているというのは「お?」と思う要因だからね。店の外に券売があって、行列が長く見える工夫もある。僕は行列が嫌いだから、もちろん16時とかの変な時間に食べに行ってみた。以下、評価。

名称:TETSU
種類:東京西部
場所:みなとみらい
評価:4/BBB
2010.10.15
コメント:麺はやや細めでほぼストレート。こしはしっかりしているけれど、スープの絡みは今一歩。美味しい部類だとは思うけれど、これは素晴らしいというレベルではない。

スープは濃厚タイプで魚系のダシを強めに効かせた東京西部系。とにかく魚の出汁が強くてすっぱい。苦味が感じられないのは好印象だけれど、これだけ酸味が前面に出てしまうとバランスという面でクエスチョンマークをつけざるを得ない。

チャーシューは普通に美味しいと思う。

行列して食べるほどではないけれど、みなとみらいには今のところろくなラーメン屋がない。この店なら食べても良いかな、と思わないでもない。でも、カレーとか、別のものを食べちゃうかな・・・・。

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店名 つけめんTETSU 横浜店
TEL 045-670-7877
住所 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1 ランドマークプラザ1F
営業時間 11:00〜23:00
定休日 無休  

2010年10月14日

真武咲弥

道玄坂を別の店を目指して登っていたら見つけて、食べてみた。以下、評価。

名称:真武咲弥
種類:北海道
場所:渋谷
評価:8/AAC
2010.10.14
コメント:麺は小林製麺の標準的札幌ゴム麺。適切に調理されており、不満はどこにもない。小林、西山、森住あたりの麺は店員がきちんとマニュアル通りに調理していれば外しようがない。

スープは表面にどうぶつ脂の層ができている純連タイプ。熱すぎるためにしっかりと味わうことができないのがちょっと残念だが、これも普通に美味しい。個人的にはもっとそれぞれの出汁が前面に出て、加えてニンニクの風味が強烈だと評価が上がるのだけれど、このスープでも十分に満足できる。味噌ラーメンでも美味しく食べることができるという意味では貴重な店。

チャーシューは、麺、スープに不釣合いなほど不味い。久しぶりに食べる気が失せてしまい、残してしまった。こんな不味いチャーシューなら、何も乗せない方がまし。

テーブルの上にはきちんと一味が置いてあって、ツボもおさえている。東京で味噌ラーメンを食べたいと思ったら、必ず候補の一つになるはず。

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店名 真武咲弥 渋谷店 (SHINBUSAKIYA)
TEL 03-6416-3778
住所 東京都渋谷区道玄坂2-10-3  

2010年10月13日

ヘアカットJPがエフヨコに登場!

ヘアカットJPが、FM横浜で紹介されます。エフヨコを聴取可能な方は、14日の12:25頃から、THE BREEZEの街角レポートにご注目ください!

仕事の方も、お昼休みかも?

  
Posted by buu2 at 22:25Comments(0)TrackBack(0)社長││編集

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2010年10月12日

清水女流王将とあから2010の対戦に対する雑感

注目の対戦はこのブログでも既報の通り、あから2010の勝利で終わった。

将棋ソフトが初勝利 清水市代・女流王将を下す
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101011-00000545-san-soci

この対戦でわかったことは、もう、世界中の女性で、コンピューターに勝てる可能性があるのは、せいぜい里見香奈女流名人・倉敷藤花ぐらいである、ということだ。

結果がこうなってみると見えてくることがあるので、ちょっとまとめておく。銘記しておくべきは、今回の結果は、おそらくプロ棋士たちはかなりの確度で想像していたであろう、ということだ。

将棋は、非常に論理的なゲームである。そして、強いものが勝つ。ある程度の偶然は存在するが、野球やサッカーに比較したら、ずっとその割合は低い。そして、弱い人間には自分より強い者同士の強弱については良くわからないが、強い人間には、自分より弱い者同士、あるいは片方が自分より弱い者の対局の結果は、かなりの確度で予想がつく。プロ棋士同士の対局が一方的な結果にならないのは、両者の強さが拮抗しているからに過ぎない。そして、人間同士の場合はちょっとしたミスや、考慮時間の不足など、いくつかの偶然の要素が存在するが、コンピューターにはそれがない。ほぼ確実に同じ強さを発揮するし、ケアレスミス(バグ)も繰り返さない。さらに、今回はそういうプログラム上の抜けを防止するために、複数のアプリの合議制を採用した。

ほとんどすべてのプロ棋士は清水女流王将よりも確実に強い。そして、彼らはコンピューター将棋の強さもある程度理解している。今回のような素晴らしく大げさなシステムを用意するまでもなく、普通にパソコンにインストールできる市販のアプリに対してもプロ棋士たちは非公式にはコロコロ負けている(某プロ棋士談)し、ネット中継の現場にいた事もあるので、プロ棋戦でネット解説をする場合も、横のパソコンに棋譜を入れて、その読み筋や詰みの有無をチェックしたりしているのも見てきた。かなり前(といっても数年前)のことだけど、奨励会3段まで行った指導プロ棋士が僕のノートパソコンにインストールされていた激指5にあっさり負けたのも目にしている。

僕たちパンピーは「どちらが勝つんだろう」と固唾を飲んで見守った今回の対戦だが、ほとんどのプロ棋士にとっては、予想通りの結末だったに違いないし、その予想を外すほどには彼らは弱くもないはずだ。もちろん、清水女流王将自身も、である。

おそらく、清水女流王将は、負けるのを覚悟の上であからに立ち向かい、そして敗れたのである。

清水女流王将が弱いのではなくあからが強いだけなので、清水女流王将はこの結果を何ら恥じることはないと思うのだが、そこは勝負師。負けると分かっていて、全日本的に衆人環視の中での対局が楽しいものであったとは思えない。

この結果について、米長将棋連盟会長は次のようにコメントしたようだ。

「彼女(清水市代)のリベンジがフェアだと思う」

出典:コンピューター将棋VS.女流王将・清水市代「投了。清水さん、おつかれさまでした

「まず、今回の対局を細かく精査しなければなんとも申し上げられない。情報処理学会の皆さん、ファンの皆さんの声を踏まえて、今後は決定していきたい。ただ、個人的には清水女流王将のリベンジを期待したい」

出典:「コンピュータ将棋が女流王将に勝利」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101012-00000005-impress-sci

確かに、清水女流王将対あからという勝負だけを切り取れば、再戦はフェアである。しかし、将棋界から見たら、これはフェアでも何でもない。プロ棋士が勝負の場から逃げているだけの話だ。もちろん、次の対戦に清水女流王将対あからの対局があって『も』構わないが、それはあくまでもエキシビションであるべきで、メインディッシュは清水女流王将よりも強い、プロ棋士との対戦であるべきだろう。

決着がついた直後の報道ではこんな希望的観測もあったようだが、

今後、あからは早ければ半年後にも日本将棋連盟が指名する男性棋士に挑み、さらに勝てば最高峰の羽生善治名人(王座・棋聖)か渡辺明竜王と対局する見通し。

将棋ソフトが初勝利 清水市代・女流王将を下す
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101011-00000545-san-soci

すでに米長会長は及び腰である。

それにしても、コンピューターソフトがここまで強くなってしまったら、もはや奨励会などというプロ選抜の仕組みも不要だ。能力育成の場としての存在意義はあるものの、資格認定機能としては、一定の強さのソフトと対戦して勝てば良いだけのことである。一般の段位認定も不要だ。これに勝ったら2段、これに勝ったら3段、という設定と取り決めがあれば良いだけである。

女流トッププロの次はプロ棋士の標準的なレベル、そして、ゆくゆくはプロ棋士のトップが対戦することになる。ソフトは基本的に弱くならないし、過去の対局はデータベース化され、一定の結論が出ている部分に対しては絶対に間違えない。

将来は、商業イベントとして、毎年名人や竜王がソフトと対戦するようになるのかも知れない。そして、ほどなく、その注目度は下がっていくのだろう。誰もソフトにかなわない、という状態になって。そのソフトが将来スカイネットになるのかどうかはわからないけれど、開発者たちの興味の対象は将棋から囲碁へとシフトしてしまうのだと思う。

将棋連盟が少しでも長く「棋士対ソフト」というコンテンツの寿命を延ばしたいと思うのは道理なのだが、その間にもソフトは着実に強化されるので、もたもたしていると、一度も勝てないうちにソフトが世界最強、ということにもなりかねない。一度くらいは人間がソフトに勝つところを見てみたいのだが・・・・。

何しろ、将棋界という、「ロジカルなゲーム」と「棋士の人間味」という相反する要素がバランスを取って共存していた世界は、もう昔のままではいられない状態になったことには間違いがない。



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2010年10月11日

注目の清水女流王将対あからの一局

いよいよ始まりましたね。徐々に更新していきます。

13:49ごろの局面(多分)

先手: 清水 / 後手: あから
手合割:平手

▲2六歩△3四歩▲7六歩△3三角▲同角成△同 桂▲7八金△4二飛▲4八銀△6二玉▲6八玉△7二玉▲2五歩△8二玉▲7七玉△2二飛▲8八玉△7二銀▲5六歩(19手)

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14:38ごろの局面(多分)
△4二銀▲3六歩△5四歩▲3七桂△5三銀▲9八香△4四角(26手)

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15:24ごろの局面(多分)
▲7七角△同角成▲同 金△6四銀▲5九金△4四角(32手)

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16:21ごろの局面(多分)
▲4六歩△6五銀▲4五歩△同 桂▲同 桂△5六銀(38手)

ここで清水さん、大長考している模様。

さきほどの△4五同桂は合議がものすごく割れたそうです。激指:△5三角(最善か?)、Bonanza:△7七角成(さすがに悪手?)、YSS、GPSが△4五同桂。もろ桂損なのでひょっとするとコンピュータが何かを過大評価しているというはまりパターンも考えられます。
出典は@tanaseYさんのツイッター。直リンクはこちら

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17:44ごろの局面(多分)
▲5三桂打△5一金左▲6一桂成△同 金▲6六金打△4五銀▲2四歩△同 歩▲3一角△2三飛▲4二角成△7四桂▲5七銀△8五桂▲6八金(53手)

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18:24ごろの局面(多分)
△7七桂成▲同 金△6六桂▲同 銀△5二金打▲3二馬△2二飛▲同 馬△同 角▲8六桂△6九金▲7八金(65手)

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そろそろ先手が苦しくなってきた印象。

18:39ごろの局面(多分)
△5七角▲7七銀△5六銀▲5八飛(69手)

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19:06ごろ、終局の様子。
△5五角▲4九飛△7九金▲同 金△6七銀成▲5七飛△同成銀▲6六角
△5八飛▲9九玉△8五銀▲5九金△3八飛成▲5七角△8六銀▲6六銀打△9五桂 まで、86手であからの勝ち。

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あからさんは歩を一つも取られることなく、美濃囲いも残ったまま。なんというか、強いですね。人間は大丈夫なんですかね?とりあえず、今のところ全人類の全ての女性よりはあからさんが強いのかも知れません。


お知らせ
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2010年10月10日

ナイト&デイ

0cb16803.jpg僕の持論は「トム・クルーズが出ている映画はろくなものがない」というもの。とはいえ、この間の「ワルキューレ」が意外と悪くなかったこともあって、「もしかしたらなー」と思いつつ観に行ってきた。結論からいうと、実に面白かった。

冒頭のシークエンス、飛行機の中でのシーンを含め、「ロシアより愛をこめて」や、「レイダース失われたアーク」あたりで使われた「パートナーが寝ている間に凄腕の主人公が大活躍」とか、「おとぼけがパートナーが見てないうちに」とか、「ピンチ!さぁ、どうなるんだ」っていうところから何ごともなかったように脱出後のシーンになっているとかが繰り返されるのだけれど、既視感こそあるものの、一つ一つのシーンが楽しい。寝ている間に世界をぐるぐる回っていて、どんだけその睡眠薬は強力なんだ、という気もするし、そのくせ、途中で眠りが浅くなるご都合主義も、こういうお馬鹿映画だと許せる。

こういう良いもん、悪いもんがはっきりしないままにストーリーを引っ張るスパイものとしてはつい最近公開された「ソルト」があるけれど、観終わったときの印象は全く違う。それはなぜかって、一にも、二にも、トムとキャメロンの会話の出来が良いからだと思う。アクションシーンをメインディッシュにした作品なのかも知れないけれど、実際に楽しいのは二人の会話の方。そして、そのとんちんかんな会話が非常に楽しいのだ。アクションがおまけになっているラブコメディ、いい意味でのお馬鹿映画だった。自白剤を飲まされてのシーンとか、爆笑。「ソルト」に比べたら断然こちらの方が面白い。加えて、アクションも手抜きがない。満載、という感じじゃなくて、適度に散りばめられているのも良い。「ソルト」みたいにひっきりなしだとタイトすぎて疲れてしまう。

トムの役どころが「俺って、カッコいいからさ」という、ちょっとヤバげでKYな感じのリアルなトムに重なっているのが良い。普通の役をやってしまうと、「でも、トムだから」ってなってしまうのだけれど、「地でやっているだけ」という感じなので、ぴったりのはまり役。まともな役をやらせるとからっきしダメだけど、バカ女の役をやらせるとそこそこにハマる広末涼子みたいな感じがある。っていうか、それを言うなら広末涼子が和製トム・クルーズなのか。

会話劇になっているので、字幕も大事。トム・クルーズの映画では珍しく松浦美奈さんが字幕だったのも大きい。本当にこの人の字幕は良いよね。

今年観たアクション映画、コメディ映画では一番の出来だと思う。評価は☆3つ。

以下、関連レビュー
ワルキューレ

大いなる陰謀

ソルト  
Posted by buu2 at 23:12Comments(0)TrackBack(0)映画2010││編集

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2010年10月09日

夕刊フジの言ったら言いっぱなし体質はある意味素晴らしい

夕刊フジの言ったら言いっぱなし体質はある意味素晴らしい。

まず、試合前の夕刊フジの記事がこれ。

ザック危機の予感、加茂Jの二の舞い!?あのゾーンプレス復活
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101007-00000001-ykf-spo

僕のブログのサッカー記事を読んでいる人は、僕がゾーンディフェンス信者であることをわかっていると思う。

#たとえばこんなエントリーとか。
さて、いよいよ南アフリカワールドカップ

僕が日本代表にフィットすると思っている戦術はまさしくゾーンディフェンスであって、そしてザッケローニ新監督はその主旨にかなりフィットする、加茂監督以降の日本代表の中で最も望ましい監督3人のうちのひとりだと思っている(トルシエ、オシムが残りの2人)。ただ、サッカーに関する考え方は色々あるわけで、オシムのサッカーを僕は評価するけれど、日本代表にフィットするとは思っていないし、でも、それはそれでありだよな、とも思うし、とは言いつつも、彼は良い監督だったとも思っている。何が何だかわからない書き振りだけれど、要は、「サッカーに対する考え方は色々」ということ。だから、この夕刊フジの久保武司編集委員が、

あのゾーンプレス復活(タイトル)


とか、

イタリアでは「過去の人」と呼ばれているザッケローニ監督。その理由が、20年近く前にはやったこの戦術に固執している点にある。


とか、

あすのアルゼンチン戦も「95年惨敗の再現」になる可能性が高い。


とか、

いずれにせよザックジャパンのスタートは、失敗に終わった95年の加茂ジャパンとうり二つである。


とか、編集委員って、サッカーの素人かよ!とか笑ってしまうようなことを書いていても、「夕刊フジだからな(笑)」で済ませてしまう。いや、「こいつ、相当馬鹿だな」とか、「このひと、ゾーンディフェンスをわかってないよな」とは思うけれど、これだけでブログのエントリーを立てようとは思わない。

さて、皆さんも御存知のように昨日のアルゼンチン戦は、大方の予想に反して、日本が勝利を手にした。いくらアルゼンチンがベストコンディションではないとは言え、あちらもマラドーナ体制から新しい体制に移行しつつある状態。観光気分でプレイをすればケガの危険性もあるわけで、あからさまに手抜きをしたとも思えない。日本代表はセンターバック2枚が変わってどうなるかと思ったけれど、中央を厚くして、アルゼンチンの攻撃をある程度サイドに追いやり、そして世界に通用する日本のサイドバックがきちんとアルゼンチンに対応していた。いくつかの危ない場面はあったものの、ゲーム自体は日本ペースで終始したと思う。最後、後半30分から10分程度、アルゼンチンの時間があったが、それも長続きはしなかった。だから、「あぁ、あおの久保編集委員は当分恥ずかしくて記事は書けないだろうな」と思っていたら、さにあらず。いきなりコレである。

ザックJAPAN歴史的1勝は想定外、ゴールの瞬間は淡々
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101009-00000015-ykf-spo

素晴らしい。前日「惨敗の再現になる可能性が高い」とか書いていたことはすっぱり忘れ、

「まずは守備」と、岡田ジャパンとはまるで違うゾーンディフェンスの守備を整備し続けたのが勝因のひとつだろう。


アルゼンチンの中央に偏った単調な攻撃は、日本が4日間しっかり練習を続けたゾーンディフェンス網におもしろいように引っかかった。


とか書いている(笑)。なんなんだよ、久保!!とか思うけれど、きちんと今回も(夕刊フジ編集委員・久保武司)と署名入りで書いているところが素晴らしいわけで、この姿勢は評価できる。この人は新聞記者としてはなかなかだ。残念ながら、サッカーのことは良く知らないみたいだけど。  

2010年10月08日

さてサイスタ

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Posted by buu2 at 19:42Comments(0)TrackBack(0)モブログ││編集

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いつまで経っても電車乗れない

65e4ff96.jpgスタジアムへのアプローチっていうところだけは日産スタジアム圧勝だよなぁ。
  
Posted by buu2 at 18:35Comments(0)TrackBack(0)モブログ││編集

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AGEMAKI

仕事の話もあって、三茶のAGEMAKIに行ってきた。

石垣牛のハンバーグのお店。食べたものは看板メニューのハンバーグにソーセージ、コロッケ。

ハンバーグという名称なんだけれど、食べてみるとあんまりハンバーグっぽくない。ユッケを丸めて外側から火を通して、ちょっと蒸して中まで温かくした、みたいな感じの食べ物。確かに既存の食べ物に当てはめるとハンバーグかも知れないけれど、レアな食感を楽しむハンバーグという意味では同列のハングリータイガーのそれとは随分と違ったものに仕上がっている。

浜っ子の僕にとってハングリータイガーのハンバーグというのは一種のソウルフードなので、とりあえずこの店にかつてあった「ハンバーグ シュープリームス」とどうしても比較してしまうのだけれど、そこで思うのは、ハングリータイガーの旨みが脂の旨味である一方、この店の旨味は生肉の旨みである。どちらが好みか、というのはともかくとして、脂や焦げたタンパク質から出てくる旨みと、生肉で味わうことの出来る旨みは全く異質のものなので、食べる側はまずそのことを了解しておく必要があると思った。というのは、牛刺しと焼肉、レバ刺しとレバーのソテー、それぞれ素材が同じでも、生と焼いたものでは、それにフィットする味付けが違うからだ。この店のメニューにはかなりの味のバリエーションがあるのだけれど、それを選ぶときに、普通のハンバーグのつもりで選んでしまうと、「あれ?」ということになりかねない。どちらかというと、生肉やユッケを食べることを想像しながら、味を選んだほうが良い。

今回、僕は普通のタイプのハンバーグを食べてみたのだけれど、個人的にはもうちょっとスパイシーであって欲しかった。つなぎじゃなくて、ナツメグでもなんでも良いんだけれど、そういうバリエーションがあったらそちらを食べたい。ソースじゃなくて。あと、せっかくの鉄鍋に野菜を敷き詰めてしまったのもちょっともったいない。要は、お客様のお好みで食べ方を工夫して、それによって火の通り加減を調節してください、ということなんだと思うのだけれど、それなら、厨房で調節すれば良いだけのこと。それよりも、こうした野菜によってハンバーグの味がぼけてしまったのが惜しい。

自分でハンバーグを作ってみると、牛肉100%にこだわる必要って、実はそれほどないことがわかる。むしろ、合い挽きの方が美味しいかも?と思わないでもない。でも、合い挽きだとどうしても肉にはしっかり火を通さなくちゃならない。逆に、牛肉100%だからこそ、こういうレアな状態での提供ができるわけだ。おかげで、既存のハンバーグとは随分と違うものになっていて、面白いと思う。素材は決して悪くないので、それをどうやってテーブルまで運ぶのかをもう少し練ったら良いのにな、と思う。でも、まだ開店して間もないお店だから、伸び代はたくさんあると思う。

ソーセージとコロッケも美味しかった。

今日は仕事の話をしながらだったので、次はお酒でも飲みながらゆっくり食べてみたい。

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店名 鉄鍋和牛ハンバーグ AGEMAKI
TEL 03-6450-7329
住所 東京都世田谷区三軒茶屋1-35-17 ルーエプラッツ三軒茶屋2F
営業時間 ランチ:11時30分〜14時30分 (L.O.14時) ディナー:17時30分〜23時30分 (L.O.23時)
定休日 年中無休
予約不可  

2010年10月07日

発言小町にジェダイあらわる

発言小町のこの相談が異常に面白いわけで。

後輩から告白されました……

簡単にスター・ウォーズ的にあらすじを紹介すると、こんな感じです。

♪スター・ウォーズのテーマ

混乱の時代だった。ジェダイたちはその姿を隠し、本屋で
資金を稼がざるを得なかったのだ。そして、ジェダイの中に
も争いがあった。

ドゥークー伯爵は店を去り、クワイ=ガン・ジンがそのあとを
引き継がざるを得なかった。しかし、その業務は多忙を極め、
限界を超えつつあった。クワイ=ガン・ジンはその状況をマス
ター・ヨーダに訴えたものの、ヨーダはその言葉に耳をかさな
かった。クワイ=ガン・ジンの恋人でもあったオビ=ワンは、
その状況からいつも機嫌を悪くしていた。

そして、クワイ=ガン・ジンは、パダワンのアナキンに支援の
要請を出したのであった・・・・・・・

では、詳細は現場をどうぞ。

後輩から告白されました……  

道のない荒地を開拓すること

もろもろあって、昨日来、朝から晩まで、移動の時は電車の中でまで、超単純作業。いっそのこと外注したいけれど、個人情報満載の事案でそれもできない。今、やっと1/4ぐらい。先が長すぎて吐き気がしてくる。でも、こういう作業を乗り越えないと、「新しい価値」が生み出せない。楽じゃないよ、自分の前に道がないってことは。

昨日、日本人がノーベル賞を受賞したっていう報道があったけれど、ノーベル賞は、こういう「新しい」何かを生み出したことに対する功労賞。ところがなぜか、日本ではそれが予算獲得の看板に利用される。偉いのは、ノーベル賞を貰う前からその人を評価し、尊敬していた人なのに、目立つのはそのひとを神輿に担いで自らの権益を拡大しようとする人たち。きっと、今回もそういった動きが出るのだろう。

だけど、過去に新しい価値を生み出したからといって、将来新しい価値を生み出せるとは限らない。予算は、過去に活躍した人ではなく、将来活躍する人につけるべきもののはず。それができないから、日本の科学技術はだめなんだと思う。

ちょっと忙しすぎて詳しく書けないけれど、ノーベル賞をとった人はおめでたい。道のない荒地を開拓した人だから。その人たちが研究してきた組織もおめでたい。荒地の開拓に場を提供した組織だから。これまでその人たちを慕い、尊敬してきた人たちも素晴らしい。荒地の開拓の困難さを理解し、評価した人たちだから。

でも、今までそっぽを向いてきたくせに、ノーベル賞受賞を機に手のひらを返して胡麻をする奴らがいたとしたら、そいつらは糞だ。きれいに整地された場所にズカズカと入ってきて、さも自分の成果のように振舞いたいのだろう。僕は今までそういう現場をたくさん見てきた。日本人はもっと、「新しいこと」の状況と、それを取り巻く環境に敏感になるべきだ。虎の威を借る狐の存在に敏感になるべきだ。

さて、作業に戻ろう。  
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2010年10月06日

微妙な日本語

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2010年10月05日

Bloglines終了

RSSリーダーのBloglinesが来月1日でサービスを終了する。

このブログでもずっと前に紹介したことがあって、僕自身は今でも使っているんだけれど、サービスが終了するというのはわからないでもない。

RSSリーダーとは、特定のブログの投稿状況を把握するものだから、一般的な利用目的は「池田信夫さんのブログに何か投稿があったとき、それをいち早く知りたい」といったものだと思う。いち早くじゃなくても、読んでない記事があるかどうかをモニタリングしたい、ということなんじゃないかと。

それで、こうしたサービスが寿命となったのはなぜなのか。まず、Google Readerみたいな同じようなサービスが台頭してきて、その競争に敗れたということがあるんだろう。ただ、RSSリーダーとしては、Bloglinesがどこかに特段劣っていたとは思えない。じゃぁ、決定的な要因ってなんなんだろう、ということなんだけれど、それはネットサーフして情報収集する側のスタンスが変わってきたってことなんじゃないかな、と思う。

僕の場合、Bloglinesに登録しているブログは多分30ぐらいだと思うけれど、登録している理由は、友達のブログだったり、時々興味深いことが書いてあるからだったり、である。僕は日本人の中ではどちらかと言えば他人のブログを読んでいる方だと思うのだけれど、それでも、友達が書いたそれほど興味をそそられない記事や、あるいはいつもウォッチしているブロガーたちの記事の中であっても、興味を持てない記事は、タイトルだけ読んでスルーしてしまう。大事なのは、「誰が書いたか」以上に、「何について書いてあるか」なのだ。

その点、RSSリーダーとは、登録してあるブログだけを対象に、最新の記事だけをサーチする。これはこれで一定の意味があるのだが、大きなライバルとして現れてきたのは、結局のところ普通のサーチエンジンなんだと思う。何か気になることがあったとき、例えば「尖閣諸島」とか思ったら、それを調べれば良い。池田信夫さんがこの問題に対してどう考えているのかを知りたければ、ぐぐる様に「尖閣諸島 池田信夫」と入れて調べれば良いのだ。あるいは、最近のブログはブログ内検索の機能が昔に比較して随分とアップしたので、それを使うのでも良い。とにかく、常に池田信夫さんのブログをチェックしておく必要はない。サーチエンジンの正確さがアップしたことによって、ネットサーフする人間の行動が変化してきたんだと思う。

「なんということもなく、池田信夫さんのブログを定期購読したい」という人にとっては相変わらずRSSリーダーは役に立つのだけれど、目的を持って特定のテーマについて意見を読みたいと思うならRSSリーダーよりもサーチエンジンの方が役に立つ。加えて、そのサーチエンジンにはRSSリーダーも標準装備されている、ということなら、多くの人がそちらに移ってしまっても不思議ではない。

僕自身は、ぐぐる様のサービスの良し悪しというより、大きな会社よりも小さな会社を支援したいという理由でBloglinesを使い続けていたのだけれど、それがなくなってしまうのはちょっと残念である。でもまぁ、ぐぐる様とかとの類似サービスとの競争以前に、やはり市場自体が縮小していたんだろう。それならさっさと見切りをつけて、次の事業にとりかかる方が良いはずだ。  

2010年10月04日

今日のおまた

今日のおまた。

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ソナロッサ

友達が就職が決まったとのことで、お祝いをしてあげることに。何を食べたいかと聞いたらメキシコ家庭料理とか難しいことを言う。ずっと昔、原宿の店に行ったことがあるのだけれど、それが家庭料理かもわからず、ちょっとネットで探してみて、5店ぐらいの候補の中から彼女が選んだのがこのお店。他に六本木のお店の候補とかもあったんだけど、恵比寿なら他にもお店に心あたりがあるので、「これは駄目だ」って思ったらすぐに河岸を変えることが可能。ということで、恵比寿集合。

店は恵比寿の駅からすぐ。信号をひとつ渡るだけ。お店の中に入ったら、ガラガラ。大丈夫か、この店。

オーダーはリクエストを出した彼女に全部おまかせ。野菜や肉料理。ひとつだけ僕がきのこの料理をオーダー。

食べている限りでは、北米って感じはするものの、「これぞメキシコ家庭料理っ!」という感じではなかった。っていうか、メキシコ家庭料理って、どんなのだ?でも、味は結構良かったと思う。太りそうだけど(汗)。

最初だけビールを飲んで、あとはテキーラを飲んでいたんだけど、別にそれほど酔っ払わなかった。

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店名 ZONA ROSA (ソナロッサ)
TEL 03-3440-3878
住所 東京都渋谷区恵比寿1-12-5 安島ビル B1F
営業時間 ランチ 月〜金 11:30〜15:00 ディナー 月〜木 18:00〜翌0:00 金 18:00〜02:00 土・日 17:00〜23:30
定休日 無休

食後に彼女からおみやげをもらった。家に帰ってみてみるとパンが4種類。でも、チョコの関連は一切なし。素晴らしい。あとで「良く僕がチョコを食べないって知っていたね」とメールすると、「お酒を飲む人だから、甘いモノは苦手かもしれないと思って」とのこと。うむ。芋、くり、かぼちゃ、カスタードは好きだけど、チョコと生クリームはやや苦手。素晴らしい洞察力に感服した旨お伝えすると、「じゃぁ、次はかぼちゃのプリンで」とのこと。ラッキー。  
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2010年10月03日

燃費

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野田秀樹さん 朝日賞スーパートーク

浜離宮朝日ホールで実施された「朝日賞スーパートーク」の招待状をもらえたので、聴きに行ってきた。古くからの野田ファン、遊眠社ファンとしては、それほど新しい話もなかったのは確かなのだけれど、結構楽しめた。前半は過去の芝居の動画とトークを織り交ぜたもの、後半は会場にいる学生さんを中心とした質疑応答といった構成。

「先生に連れられた学生さんが多いなぁ」と思っていたら、こんなところに動員に関する記事があったりして

野田秀樹スーパートーク、動員のお願い【城西地区情報】

なんか微笑ましい(笑)。こんな、動員をかけなくちゃならないようなことなのかな、とも思うのだけれど、ケータイ世代だと、どうしても引きこもり気味で、こういう大人からの圧力がないとだめなのかな、とも思う。僕が高校生の時とか、よその高校の学園祭まで演劇を観に行ったりしたものだけどねぇ。こんな風に過保護だからだめなんだよ、とも思うし、その一方で今の社会状況では致し方ないのかな、とも思うけれど、どちらにしても難儀な時代ではある。昔の野田さんなら「学生が多いねぇ。動員されたんでしょ」とかちくりと言いそうだけれど、そういうこともなく。野田さんもすっかり丸くなって、あと、そんな世代に対してもきちんと歩み寄って、何かを伝えて行かなくちゃいけないんだろうな、と感じるようになったのかも知れない。

以下、前半の面白かった話、記憶に残った話(ただ、こちらは場内が暗かったので、議事録を取ったわけではない)と、後半の質疑応答抄録(明るかったので、iPadを使ってほぼすべて収録、ただし、抜けはあるはず)。

前半:

劇団のために芝居をやるのは観客に悪い。今の日本はそんな劇団ばかりだけど。後期の遊眠社はそういう劇団、劇団を維持するための劇団、劇団員を食わせるための劇団になってしまった。それが嫌だった。

劇団員の生活を背負い込むのは辛い。そして、今なら逃げられると思った。だから劇団を解散して海外に行った。

遊眠社の、特に最後の六年間は辛かった。

僕は海外で芝居をやることに強い魅力を感じたが、劇団員の中には海外に行くことに疑問を持つ者もいた。

芝居は未来を語るのではなく、過去を語るもの。そして、語ったからと言って、過去に対して何かできるわけでもない。その意味で、芝居は祈りでしかない。ただ、それは暗黙の了解であるべき。

「キャラクター」において、僕はやってはいけないことをやってしまったんだと思う。みずから、「芝居なんて、祈りでしかないんだ」ということを明示してしまった。だから、これからは芝居をまた元のところに戻しに行くための芝居をやっていくことになると思う。


後半:

今の若者に求めるものは?
→テンションを高めに。脱力系に見えても良いものは脱力してない

大事にしているものは?
→表現を説明しないこと。表情で説明しようとするのはだめ。

海外の人と仕事をする時に大切にすることは?
→文化をリスペクトする必要がある。

ひとの目を気にしない?
→若い人は子供のころから動いている自分を見ていて、その結果どうなってきているのか、知りたい。自意識過剰になるんじゃないか。僕たちの自意識とは違うと思う。答えはないけれど興味はある。他人の評価は気になるが、だんだん図々しくなる。

最初、女役をやったときどうだったか
→小学校の時、赤ずきんをやった。抵抗はなかった。

歌舞伎の次の新作の予定はあるのか?
→あります。いつもやっている男とやる。別のタイプの原作ものもある。

一番難しい状況と、乗り越えた経験は
→しょっちゅうある。ロンドンでは劇場確保が大変だった。舞台をやっていると大きな事故とか色々ある。すぐ切り替えることが重要。落ち込むヒマを持たない。

平成っ子に出会った印象は
→ゲーム世代は喋らない。携帯世代は一緒にいる人間を無視する。そういう人が増えてきた。それを批判されている平成生まれは、チョロチョロ面白い奴が出てきている気がする。期待している。

やるのも観るのも生身だと、良いものも悪いのもあるだろうが、どう思ってやっているのか
→過剰な反応は困る。特に初日。熱心なファンの予定調和的な反応は余計なお節介になることもある。

精神的技術とは
→日本の共同体は精神的に幼い。鎖国のせいでひきこもり体質になったのでは。ただ、江戸時代の文化は鎖国を続けたせいで凄い文化ができた。それは、今、我々が抱えている幼稚さとは違う。自分が幼稚なら、それが価値になるように高めるべき。自分は演劇をやる上で、テーマ主義を離れ、言葉遊び、すなわちダジャレに走った。ダジャレは技術。親父ギャグと言われるけれど大変。それを35年続けるのは大変。

脚本を書くときに大事にしていることは
→本は自分の像なので、大事になってしまう。ある意味子供のようなものだが、それをカットする事が重要。色々切って、研ぎ澄ませる。本を書くなら他人の芝居を色々見た方が良い。ここは要らない、という作業をやるべき。僕は自分で人に言われる前に切る。

日本語の強み、弱味は
→英語しかわからないので、比較が英語だけだが、五七調を理解できるのが特徴。英語で考えるという事は、考え方を変えるということ。日本語は結論が最後に来るので、考えながら喋ることができる。一方、英語は「イエス」と、先に結論がくる。良い、悪いではなく、これが英語と日本語の違いだ。ちなみにフランス人は何でも「ノン」っていう。あいつらはとりあえず「ノン」って否定するのだけれど、最後まで聞いてみると「なんだ、イエスじゃん」ということになる。一方で日本人は何でもハイと言う。「はいはいはい」と聞いているけれど納得していなかったりする。

若いころに影響を受けたのは
→中井英夫、・・・・(ぼそぼそ語ったので聞き取れず)

役者になるのに役立つ事は
→なんでも。柔軟。観察。狭めない方が良い。ドラマは見てないので悪口も言えないが、役者は役を一所懸命演じているんだと思う。でも、それではだめ。演技は、役者が抱えているものを全部出すこと。僕がおばさんができるのはおばさんを観察していたから。柔軟はやっておいた方が良い。

観客が一度の観劇で理解するのは難しいのでは
→役者はピンポイントで理解している。観客はトータルで理解している。

演劇をやってなかったら
→いつから仕事になったかも分からず、演劇は仕事ではない。今日みたいなのは仕事。自分は運が良い。他の職業と言っても、良くわからないが、少なくとも歌手は無理だと思う。

美しいと感じるものは
→しょっちゅう思う。比べて見たことはない。笑顔でも良いし、自然でも良いし、言葉も、絵も、食べ物も。

役者さんに求めるものは
→作品によって違う。「表に出ろいっ!」みたいにテンションを求めるときもあるし、内容を良く考えてもらう事もある。

最近感動したことは
→あるけれど言いたくない。個人的なこと。こんなところで言いたくない。

次回作はどうなるか
→思案中。キーワードはあるが、言わないほうが良いと思う。アイデンティティとか、語り尽くされたものについて書いてみようかと思っている。最初は次作を前ニ作に絡めて、三作パッケージにしようかと思ったけれど、そうでもないかな、と思っている。どうなるかはわからない。

今日の感想は
→偉そうですいません。人生について語って、テレビに出ている江原なんとかさんかよ、とか。
  
Posted by buu2 at 08:52Comments(0)TrackBack(0)演劇││編集

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