2010年12月10日

右も左もわからない僕のMovable Type5勉強日記

ブログの会社をやっていながらMTを避けて歩いてきた僕ですが、どうやら避けて通れないところに来てしまい、仕方なく勉強を始めました。せっかくなので、色々とメモを残しておこうかと。

☆ブログのカテゴリーの並び替えについて。

カテゴリとフォルダを並べ替えるプラグイン(MT5用・その1)

これ、利用。でも、マニュアルが初心者には分かりにくい(笑)。

ダウンロードしたファイルを解凍すると、「plugins」と「mt-static」というフォルダができます。
通常は、これらのフォルダを、Movable Typeのインストール先ディレクトリにアップロードします。


もう、これだけで間違えてしまいそうになります(汗)。フォルダができるので、それぞれMTのフォルダの中にある「plugins」の中と、「mt-static」の下にある「plugins」の中にぶちこみます。FTPの窓で比較しながらやると良いと思います。

テンプレート内の書き換えというのは、テンプレートとかを書き換えている画面の右上にある虫眼鏡アイコンで検索、置換できます。最初から付属しているテンプレートにはMTのあとに「:」が入っています。これなしでも検索できるかどうかは不明。僕は「:」を入れて検索・置換しました。

これでブログのカテゴリーの並び替えはできるようになったけれど、ウェブサイトの記事の並び替えはどうするんだろうな・・・・。


☆トップバナー(ヘッダー)画像の変更。

画像をアップして、スタイルシートのヘッダー部分の画像を変更。スタイルシートのヘッダーは下記で紹介している「Movable Typeレッスンブック」に付属していたCSSを利用。


そんでもって、テストで作っているサイトはこちら。

http://www.liblog.jp/buu/blog/

これから徐々に成長していくらしい。ただし、これは習作なので、データとか、どの程度補完されていくかは不明です。将来的には全部こちらで管理するようになるかも知れませんが、そのまま放置されるかも知れず。


あ、今使っている参考書はこちらの2冊。

Movable Type レッスンブック MT5対応

CMSとして使う Movable Type 5 ガイドブック
  

2010年12月09日

今日の夕景

P1030288


P1030289


P1030290


P1030291


P1030292


P1030293


P1030294


P1030295


P1030296
  

ぶり大根に関する考察

何回か作っているぶり大根だけど、スーパーでぶりのアラを売っているとついつい作りたくなる。

ということで、また作ってみた。

DSCN2724


うん、美味しい。美味しいんだけれど、ちょっと、もう一歩。なんだろう。まず、ブリの味が抜け気味なこと。多分、煮る時間が長すぎるんだと思う。かといって、そのブリの味がいつも以上に大根に染みているかというと、そういう感じでもない。おそらく、タレに移っているだけで、しかも、その味がなかなか大根の中まで染み込まないんだと思う。そこでちょっと思ったのは、大根を煮るとき、米のとぎ汁で煮たあとに昆布のだしで煮たらどうかということ。煮ている最中に昆布を入れて、大根の下に昆布を仕込むのである。かつおの方が味は出るだろうが、かの魯山人は「魚料理にかつおぶしはケンカするからおすすめできない」と言っていた。だから、ここはやはり昆布だろう。

次に作るときは米のとぎ汁のあと、昆布だしで煮てみようと思う。  
Posted by buu2 at 03:31Comments(0)TrackBack(0)料理││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加

宇多田ヒカルライブ at 横浜アリーナ

DSCN2728


宇多田ヒカルの曲って、Automaticをスキー場のリフト(かもい岳の第一リフト)の上で聞いたくらいだから(彼女のデビューは12月9日だったらしい)、もうデビュー直後から聞いていたんだと思う。CDも全部持っているけれど、ライブに行ったことはなかった。今回も、気がついたときにはペプシの先行とかはすっかり終わっていた。普通にぴあとかで発売されたときはチケット瞬殺。発売直後に完売という状態。あぁ、縁がなかったなーと思っていたら、なんと、CDを買ったお礼というわけでもないのだろうけれど、ペアでチケットを貰ってしまった。8日と9日、連日のライブだったんだけど、プレゼントしてもらったのは誕生日の8日のもの。いやー、宇多田ヒカルさんから最高の誕生日プレゼントをいただいてしまった。

ということで、横浜アリーナ、観てきました。この会場では色々なライブを観てきているけれど、センターステージタイプは初めて。ど真ん中にステージがあるとどうなるんだろう、と思っていたけれど、始まってみたらビジュアル的には結構良い!何しろ、スタンド席からでもそれなりにきちんと良く見える。オペラグラスを持っていったので、表情とかもバッチリ。あと、スタンドは傾斜が急だったこともあったのか、あんまり立つ人がいなかった。ライブの間じゅうずっと立ちっ放しだと、僕みたいな年寄りはいくら鍛えているとは言っても、ちょっと辛いよなー、と思っていたのだけれど、全然大丈夫(笑)。というか、お尻が痛くなったくらい。ただ、音響はどうなんだろう。高音は定位しないし、中域はものすごく強くて、低音はかなり濁った感じ。先日の東京国際フォーラムの中島みゆきのコンサートに比較すると、音的にはかなり劣る。また、宇多田ヒカルさん自身も、大分高音が厳しいみたいで、昔の曲とかはかなり辛そうだった。高音パートに入ると、「あぁ、大丈夫かな~」とハラハラドキドキしちゃう(笑)。あと、もうムリめな曲は最初からメロディラインを低音に変えちゃっていたのかな?

しかし、それにしても。こうやってライブを聞いていて驚くのは、彼女がずっとコンスタントにヒット曲を出し続けているということ。あぁ、これ良いよね、これも良いよね、という曲が次から次へと出てくる。

travelling、prisoner of love、SAKURAドロップス、Automatic、Beautiful World・・・・・

というか、「あぁ、これはいまいち」っていう曲が全然ないのが恐ろしい。

休憩が何年になるのかわからないけれど、戻ってくるのが楽しみ。それまでのあいだ、また頑張ろう。いや、ほんとに良かった。ありがとう。

追記にセットリスト  続きを読む
Posted by buu2 at 02:43Comments(4)TrackBack(0)音楽││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年12月08日

こましょうで一杯

宇多田ヒカルのコンサートの帰りにこましょうに寄ってみた。そうしたら、珍しくお客さんがだれもいない。最近はいつ来てもいっぱいだったんだけど、こういう日もあるんだねぇ。久しぶりにこまちゃん(といっても、コマちゃんの方が年上ですが(笑))といくつか話をした。野田秀樹さんのこと(こまちゃんは元夢の遊眠社だし、奥様は円城寺あやさんという遊眠社の看板女優)、野球のこと(こまちゃんは野球が大好きで、段田安則さんが監督のチームの主力選手だった。一度試合を観に行ったこともある)、最近食べて美味しかったラーメンのこと。

48ad87c8.jpg

年内は29日か、30日までやっているらしい。もう一回、挨拶に来ようと思って、「良いお年を、とは言わないでおきますね」と言い残して退散。よし、もう一回、必ず行くぞ。  

宇多田ヒカル達からの誕生日プレゼント

66f2e5e8.jpg

cca0787a.jpg

暗くて良く見えませんね(笑)

コンサートのチケットと、赤いベアブリック、誕生日モデル。  
Posted by buu2 at 21:50Comments(0)TrackBack(0)日記││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加

リバネスが健康食品を販売していることに関して:その1「どうしてこうなったんだろう?」

リバネスが健康食品(広義の)を売っている。

リバネスショップ
(一応リンクしてあるけれど、購入を推奨しているわけではありませんので、念のため)

リバネスはバイオ教育の会社としてスタートしている。今はバイオの限定を解除して教育ビジネスをメインにしているのだけれど、いくつか他業種にも進出しているし、関連会社もある。そうやって色々なところに手を伸ばすのはもちろん構わないのだけれど、健康食品っていうのは相当に違和感がある。

一番最初に彼らが食品に手を出したのはコメだったと思う。みんなで自給自足、みたいな感じでコメを作って、売る、みたいな。僕自身、蕎麦で「種まきからそば打ちまで」みたいなイベントで遊んでいるから、そういう楽しみは分かるし、「有機栽培のお米、美味しいですよー」って売るのは普通。次に僕が知っているのは野菜工場。サブウェイなどに持ち込んで色々やっていたようだけれど、野菜工場のマーケティングというのも、まぁ理解可能。農業という産業自体にビジネスチャンスを見出すのは決して筋悪ではない。怪しくなったのはウコンから。

ウコン(ターメリック)の有効性についてはヒトで一部の消化系、肝臓系の何らかの症状改善や動物等での作用が発見されているようだが、僕が知る範囲では、例えば飲み会の前に飲むと二日酔いになりにくいとか、その手の短期的、即効的な薬効に関する客観的データは見たことがない。ただ、じゃぁ全く無害で、毒にも薬にもならない物質かと言えばそんなこともなく、漢方薬として利用されるくらいだから、服用すれば何らかの生理活性があるはずだ。これは健康食品としては逆に怖い物質で、用量を間違えるとひどい目にあいかねないということでもある。医薬原料になりうる食材は過剰摂取が厳禁であり、なんらかの内臓系機能障害を抱えている場合は重篤な副作用が発現する可能性もある。わりとデリケートな物質で、一言のもとに「こんなの効かねぇよ」とは言えず、一方でちゃんと効果があるような濃度なら、それはそれで危なっかしい。これは想像だが、「高濃度なら効果があるけれど、それじゃぁ危なくて使えないので、副作用が全く出ないような安全な濃度、すなわち、毒にも薬にもならない濃度で配合してある」といった感じなんだと思う。つまり、飲んでも何の役にも立たない(プラセボ効果はあるかも知れず、それはこのブログで散々叩いているコラーゲンと一緒)。

それとも、絶対に副作用がなくて、ちゃんと肝機能向上の効果があるとか、そういう濃度に調整されているんですかね?

ちなみに上記のウェブサイトではしじみも売っていて、しじみについては「肝臓に良い健康食品」と書いてある。しじみのどこが肝臓に良いのかは良くわからないけど、このサイトによるとバランスよく必須アミノ酸が含まれているかららしい。

healthクリック

この程度の根拠が肝臓に良い理由だとしたら、肝臓に良い食品は山ほどある。というか、科学的根拠を明示せずに「健康食品です」は、科学教育の会社としていかがなものか。

続いて「あれ?」と思ったのはビルベリー。要はブルーベリーだと思われるけれど、このビルベリーにはβカロテンが豊富に含まれているらしい。それで、このβカロテンというのは栄養機能食品である。じゃぁ、栄養機能食品とは何か、ということになると、健康食品の分類について知っておく必要が出てくる。健康食品というのは俗称なのだが、日本の場合、健康食品は大きく次の4つに分類される。

広義の健康食品
 ○栄養補助食品
 ○保健機能食品
  ●特定保健用食品(トクホ)
  ●栄養機能食品
 ○特別用途食品
 ○その他の健康食品

栄養補助食品は剤型がタブレットなど、薬剤の形状をしたサプリメントと解釈するのが一般的、保健機能食品については健康増進法、食品衛生法によって定義されている、特定用途食品は表示について国の許可が必要、これらの該当しないものが「その他」。このあたりの分類がそもそも分かりにくい上に、欧米の定義がまたちょっと違っていて、さらに「日本でも米国の健食を売らせろ」と圧力がかかったりするものだからややこしくて仕方がない。それで、ビルベリーには栄養機能食品であるところのβカロテンが含まれているらしいので、それを商品名にしちゃうのは行儀は悪くても、別に犯罪ではない。ここで行儀が悪い、と書いたのは、つまり日本人のほとんどは栄養機能食品の何たるかなどは知らないし、その中のβカロテンが何なのかも知らないわけで、そういう状態で「これって、βカロテン入ってます、栄養機能食品です!」って、商品名にまで入れてアピールしちゃうところが「煙に巻いている」って感じだということ。

ちなみに栄養機能食品の定義はこんな感じ。

栄養機能食品:栄養素(ビタミン・ミネラル)の補給のために利用される食品で、栄養素の機能を表示するものをいいます。
栄養機能食品制度:栄養機能食品は、栄養素の機能の表示をして販売される食品です。栄養機能食品として販売するためには、一日当たりの摂取目安量に含まれる当該栄養成分量が定められた上・下限値の範囲内にある必要があるほか、栄養機能表示だけでなく注意喚起表示等も表示する必要があります。

出典:厚生労働省ウェブサイト

別に個別の商品について厚生労働大臣が審査しているわけではない。規格・基準に適合していれば、許可申請や届けでは不要である。ちなみにβカロテンについては同じページに次のような注釈もある。

本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。


注)ビタミンAの前駆体であるβ-カロテンについては、ビタミンA源の栄養機能食品として認めるが、その場合の上限値は7,200μg、下限値1,620μgとする。また、ビタミンAの前駆体であるβ-カロテンについては、ビタミンAと同様の栄養機能表示を認める。この場合、「妊娠3ヶ月以内又は妊娠を希望する女性は過剰摂取にならないように注意してください。」旨の注意喚起表示は、不要とする。β-カロテン×1/12=ビタミンA

出典:厚生労働省ウェブサイト

つまり、別に病気が治ったり、健康が増進するわけじゃないし、βカロテンの状態でビタミンAを摂取しようと思ったら、単純にビタミンAを摂取するよりも12倍量のβカロテンを摂取しなくちゃなりませんよ、ということ。

#ちなみに僕は経産省時代にトクホの経済波及効果について担当していたので、このあたりの制度は多少勉強したことがあります。もう、10年近く前のことなので知識は古いですが。

まとめてしまえば、ビルベリーなるものも、商品名に栄養機能食品とまで入れて何か効果が期待できそうに書いてあるだけで、ただのブルーベリーみたいな感じだ。

それで、「あー、こんな、お行儀の悪い商売をやるような会社になっちゃったんだなぁ」と思っていたら、そう感じていた(かどうかは厳密にはわからないけれど)のは僕だけじゃなくて、菊池誠さんとかもこんなことをつぶやいていた。

@kikumaco 菊池誠
リバネスが健康食品を売るというのは、いまいち微妙感があるな

http://twitter.com/#!/kikumaco/status/12007938520522752

菊池さんの微妙感がどういったところにあるのかは良くわからないけど、僕的な微妙感を言えば、本来、リバネスという会社は、こうやってややこしい状態になっている食品の分類について一般の生活者や子供たちに説明し、理解してもらい、賢い生活者となってもらうべく頑張ったり、あるいはウコンやシジミがどうして体にいいのか、科学的根拠を示してきちんと理解してもらうために頑張る会社だったはずなのに、いつの間にやらミイラ取りがミイラになっている、ということにある。さらに、この菊池さんのつぶやきに対しての丸社長のつぶやきもいかがなものか。

@yukihiroMaru 丸 幸弘/リバネス代表取締役CEO
沖縄ウコンの会社と青森のシジミの会社と長野に工場がある味噌の会社と共同研究開発をした結果です!国の委託事業でもあります。売るというよりはマーケティングのお手伝い!RT @Mochimasa: RT @kikumaco: リバネスが健康食品を売るというのは、いまいち微妙感があるな

http://twitter.com/#!/yukihiroMaru/status/12014772291637248

まず、「マーケティングのお手伝い」だから構わない、というのが回答になっていない。それならオウム真理教の信者獲得に関するマーケティング活動でも手伝うのか、という話。やっていることが事業主体じゃないから、とかは行動の是非に無関係だ。それから「国の委託事業」っていうのもいかがなものか。国から頼まれればそれが錦の御旗かといえば全く違うはず。それに、この会社の立ち上げ期にこの会社を選んで補助金をつけたのは間違いなく僕だが、それはもう6年ぐらい前の話。立ち上げ期はともかく、お前ら相変わらず税金におんぶに抱っこ、そのお金で社員増やして良いオフィスに引っ越してんのかよ、そうやってタックスイーターやってて恥ずかしくないの?という感じでもある。やはり、一度公的なお金の旨みを知ってしまうと、何かあったときに常に「どこかに良い補助金の情報、ないの?」って探す体質になってしまうのかも知れない。

だいぶ前に知り合いのゴールドマン・サックスのOBにリバネスを紹介したとき、かげで「補助金もらって経営している会社なんか、ベンチャーとは言えないですよ。ろくでもねぇ」って言われて、僕は「まぁ、日本みたいな国では仕方ないでしょ。これがきちんと成長して、雇用を生み出すなら」って弁護したんだけど、彼の意見が正しいことが証明されつつあるのかも知れない。

そういえば、先日河野太郎さんのブログを読んでこんな記事を書いた。

河野太郎さんがまとめた経産省古賀茂明氏のレポート

僕はひとつの有望な会社が補助金漬けのダメ会社になるきっかけを与えちゃったのかも知れない。覚せい剤の最初の一本、みたいな。  
Posted by buu2 at 14:39Comments(2)TrackBack(0)バイオ││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年12月07日

求人

ちょこっと縁あって裏である人とやり取りしていて(いや、僕は別に全然オープンにして問題ないんだけれど、僕なんかと相談しているってバレて迷惑かけたら悪いから(笑))、「そういやぁ、この企画、随分前からペンディングにしちゃっていたなぁ」というのがあったのを思い出したので、求人してみます(笑)。本当は内緒にしてやるようなことだけど、すげぇ儲かりそうってことでもないので、オープンにしちゃいます。


1.求める人:社長
できれば専業で出来る方。会社はあります。多少のお金もあります。ただし、給料を出せるほどではありません。すぐにお金を稼げるか、あるいは少なくとも数カ月は食べていけるだけの貯金のある方、もしくはベンチャーキャピタルから自分の給料分ぐらい資金調達できる方。

2.会社でやること:メインの事業案は下記参照(一部機密情報のため伏字)
行列ができる理科学研究所(仮称)
(I)概要
研究者による、一般生活者のための、サイエンス・ポータルの運用
サイト概要:想定される閲覧者は一般の生活者。生活者に向けて、最新のサイエンスを解説したり、あるいは生活者では判断がつかないような身の回りのサイエンスについて科学者の視点で有効性をチェックし、情報発信する。また、企業向けレポートの受託などを行う。

(II)内容
その1 サイエンス・チェック
(1)評価者
 評価者は博士号取得者(無条件)、博士号取得者から一定数の推薦を受けた者。評価投票は義務ではなく自由意志。

(2)評価対象
 基本的に何でも可。技術の信ぴょう性の他に、論文の価値、技術の実現予想(実現時期なども含む)なども評価対象。当面は評価委員会で選択
具体例:
コラーゲンを食べると肌はプリプリになるのか
血液型占いはあてになるのか
白金ナノコロイドは体に良いのか
ウコンを飲むと肝機能が向上するのか
核融合はいつごろ実用化するのか

(3)評価形式
 (ア)評価対象は生活者から提案
 (イ)各テーマについて、賛成、反対に関する客観的レポートを募集
 (ウ)同時に、それらについてのわかりやすい一般向けレポートを募集
 (エ) 機密
 (オ) 機密
 (カ) 機密
 (キ)定期的に、研究者・生活者別に無記名アンケートを実施、公表
アンケートは、間違い0、ほぼ間違い1、どちらとも言えない2、ほぼ正しい3、間違いなく正しい4、みたいに得点をつける。その上で、わかりやすいコントロール投票を別途実施する。素人でもわかりそうな「ネス湖にネッシーはいるか」とか。その上で、投票から平均点数を算出。

ネス湖にネッシーはいるか 0.6
遺伝子組み換え食品は体に悪い 0.9
コラーゲンは有効か 1.2
歯磨き粉は有効か 1.8
ウコンは有効か 1.9
納豆は体に良い 2.1
カルシウム拮抗薬と利尿剤を組み合わせると血圧が下がる 3.1

など。

 (ク)アンケート回答結果は随時変更可能

(4)アウトプット
 (ア)投票結果によって対象技術をランク付け
  (3以上:信用できる、2~3:ほぼ信用できる、1~2:ほぼ信用できない、1以下:信用できない、など)
 (イ)生活者向けレポートは優秀なものについて(電子)書籍化を検討

その2 サイエンス・コメント
(1)解説者
 解説者は博士号取得者(無条件)、博士号取得者から一定数の推薦を受けた者。評価投票は義務ではなく自由意志。

(2)解説対象
 基本的に何でも可。最新ペーパーなども解説対象。
具体例:
DNAの骨格がリンではなくヒ素になることの意味
はやぶさの成果

(3)解説方法
 (ア)解説者による投稿
 (イ)解説者のブログからのトラックバック
 (ウ)参考資料へのリンク

(4)アウトプット
 (ア)ウェブサイトで公開
 (イ)優秀なものについて(電子)書籍化を検討

その3 サイエンス・レポート
(1)解説者
 実際に当該テーマを研究している現場の研究者であることが前提。

(2)解説対象
 研究者が提案したもの。当面は評価委員会で妥当性を協議(あくまでも、法的整合性などに限定)。購入希望企業からの提案も受け付け。

(3)内容
 企業向け最新技術レポート。サマリーのみをサイト上で公開。全文については有料配布。価格は5~30万円程度を想定。著作者に対しては一定割合を還元。

(III)収益(案)
(1)アフィリエイト等、広告収入(ただし、会社の中立性は確保)
(2)理化学機器の広告収入
(3)電子書籍化した場合に一定額をシステム利用料として徴収
(4)判定結果の利用料(マスコミ等で利用する場合は有料とする)


3.応募条件・応募先
僕のところまでメールしてください。ツイッターでも可。「このブログやってます」とか、「このツイッターやってます」とか、何か判断基準になるものがあれば提示してください。履歴書不要。学歴も提示不要。年齢不問。性別不問。看板はいりません。ただ、社長なので、現行法の取締役欠格事由に該当する方は応募できません。

メアド:motoki@liblog.co.jp
Twitter:@Amidalachan

4.期限
適格者が見つかった時点で終了

5.備考
「社長は無理だけど、面白そうだから就職したい(兼務、アルバイト可)」という方も連絡をいただければ、バックでリストを作っておいて、動き出した時点で連絡させていただきます。


以上、ふるってご応募ください。あ、会社の所在地は四ッ谷になります。  
Posted by buu2 at 16:13Comments(0)TrackBack(0)社長││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加

メガガンジャ

川越市のあたりを歩いていて発見。メガガンジャとかいうのだから頑者の系列店なんだろうな、と思ったし、店の中にも頑者のポスターとかがあるから間違いないんだろうけれど、ラーメンは全然別物で、言われなかったら全然わからない。以下、評価。

名称:メガガンジャ
種類:二郎
場所:川越市
評価:7/BAA
2010.12.6
コメント:麺はきしめんタイプの平打ち。ものすごく太くて、ものすごく硬い。最初はメンマかと思った。っていうか、食べている最中もメンマかと思った。硬ければなんでも良い、というわけではないけれど、こんなのがあっても悪くはなく、そのあたりはどちらでも良いけど、スープは今ひとつ絡まない。

スープはとんこつベースの醤油味。いわゆる二郎系のもの。質の悪い二郎系にありがちな、嫌な臭みがなく、なかなか美味しい。ただ、トッピングでうかつにも「にんにく」と言ってしまったら、PH調整剤がたっぷり入ってそうなジャンクなにんにくがどかんと入ってきて往生した。なるべくスープに溶けないようにして食べたけれど、最後はどうしても溶けてしまい、途中で食べるのをやめた。

「あぶり」を頼んだせいか、二種類の肉がトッピングされていたけれど、両方共美味しかった。

正直、個人的には好みではないのでもう行かないと思うけれど、クオリティは結構高いと思う。

10_12_06_014


店名 メガガンジャ
TEL 非公開
住所 埼玉県川越市脇田町5-5  

夜の川越

結構雰囲気がある町並みなんだけれど、カメラマンの腕がいまいちで、どうもいい写真にならない(笑)。

DSCN2708


DSCN2710


DSCN2712


DSCN2714


自分で見てきて、ということで(笑)。  
Posted by buu2 at 00:45Comments(0)TrackBack(0)国内旅行││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加

夕方の小江戸 ~川越スカラ座へのみちゆき

川越スカラ座へ行くときはいつも川越から行くべきなのか、川越市から行くべきなのかを悩む。これは、横断歩道を渡るときに白いところをあるくべきなのか、黒いところを歩くべきなのか悩むのに似ている。そして、保守的な僕の結論はいつも行きは川越市、帰りは川越、だ。

川越市で降りると、いつも何か通っぽい、学校の脇の細い道を歩く。途中で右折して、ぐちゃらぐちゃら歩くと、その学校の正門っぽい場所に行き着く。そこの真向かいに教会があって、何やらありがたい感じのお人形が飾られていたので一枚パシャリ。

DSCN2694


そこからまた魂の命ずるままに歩くと、今度は小学校らしきものが。その脇を歩いて行くと、何かが「こっち、こっち」と呼ぶわけです。なんだろうなー、と思っていると、道路案内で「右に曲がって750メートルで時の鐘」って書いてある。これだ!ビンゴ!

ってことで、今日も野生の勘でなんとかなりましたとさ。

DSCN2696


DSCN2698


10_12_06_011


10_12_06_012


10_12_06_013


川越スカラ座はこの時の鐘からすぐ。ちょっとまた細かい道を曲がるんだけれど、そこはそれ、野生の勘で。  
Posted by buu2 at 00:01Comments(2)TrackBack(0)国内旅行││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年12月06日

フェアウェル さらば、哀しみのスパイ

204d71f2.jpg川越で仕事だったので、川越スカラ座で観てきた。

僕達の世代は東西冷戦の真っ最中に生きてきた人間なので、この映画で描かれていることはほとんど(マッケンロー対ボルグとかも含め)リアルタイムで見てきている。なので、「あぁ、裏ではこんなことが」と思うとなかなかに感慨深い。

孤立無援の状態で自分の信念にしたがって諜報活動を続けるフェアウェルが凄い。そして、ただひとり信用した男の家族の安否がはっきりするまで、自白剤を注射されても口を割らないのも凄い。「俺は無理でも、俺の子供はみることができる」と信じての行動が実際に世界を変えてしまったわけで、フランス人の手によってきちんと彼の人生の記録を残せたのは良かったと思う。

冒頭のシーン、中盤での狼の詩、そしてラストシーン。家族を守る一匹狼の映像が説明的すぎずに良い。

しかし、二人のスパイ、信念に突き動かされた人間と、仕事としてスパイをやっていた人間の末路の対照はなんともやるせない感じ。このあたりが、実話の重みなんだと思う。

ちょっと不思議なのは、ブレジネフ、ゴルバチョフが出てきたのに、KGB議長からブレジネフの後任として書記長になったアンドロポフが全然登場しなかったこと。チェンルネンコが全然出てこないのはわかるとしても(彼はこれといって何もやっていないし、すぐに死んじゃったし)、KGBの高官を扱った政治色の濃い映画でアンドロポフが出てこないのはちょっと違和感がある。

残念なのは邦題の副題。なんだ、このタイトル。せめて「フェアウェル ~ソ連最後のスパイ~」ぐらいにしてくれよ、と思う。

史実を描くには派手な演出は不要。淡々と進んでいく本作はそのあたりに正統を感じる。評価は☆2つ半。「カティンの森」ほどの衝撃や感動はなかったものの、普通に面白かった。  
Posted by buu2 at 22:37Comments(0)TrackBack(0)映画2010││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加

Jリーグアウォーズ2010・ベストイレブン、最優秀選手賞

ベストイレブン:
GK 楢崎(名古屋)
DF 闘莉王(名古屋)、増川(名古屋)、槙野(広島)
MF 中村憲(川崎)、マルシオリシャルデス(新潟)、藤本(清水)、ダニルソン(名古屋)、遠藤(G大阪)
FW 前田(磐田)、ケネディ(名古屋)

最優秀選手賞:
楢崎(名古屋)  
Posted by buu2 at 19:52Comments(0)TrackBack(0)サッカー││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加

今日も今日とて現実逃避~♪

えっと、今、2:45ですね。

相変わらずなれないCMSの勉強です。そろそろ飽きてきたので、いつもの現実逃避の時間です。「もう語りつくした」と言いつつまたちょっと書いちゃったものだから、このブログ、go.jpからはそこそこアクセスがあるんだけれどac.jpからはあんまりアクセスが無いのが特徴なんだけれど、ここ数日はac.jpからごそっとアクセスがあって、でも僕は学生にやさしくないから、読んでもがっかりするだけだと思うけど、まぁ、どうでも良い。

今の科学技術行政に関する流れはなんか周回遅れの流れで、本当に語りつくしたところの中で、僕はもう興味を失ったところについてまたもどってきて色々書かれている部分もあって、でもまぁ、それはそれで構わないんだけれど、一応、僕のスタンスの確認だけしておこうと思います。どうせ、ほとんどの人がふらっとこのブログの、最近のエントリーを読んだだけで、僕のことなんか全然知らないだろうし、理解しようともしないだろうから。

僕は、もう天下国家を語るのがイヤになった人間です。日本で天下国家を語るのは、別の人に任せたいんです。だって、何をやっても意味がないし、ストレス溜まるんだもの(僕にも、周囲にも)。理研でもやりました。経産省でもやりました。でも、どこも同じです。僕が語ることは、基本的に全て正論だから、最初はみんな「そうだそうだ、じゃぁ、うちで語ってくれ」っていうことで、なんか、すげー長ったらしい名前の委員会の委員とか、そんなものにスカウトされるわけです。でもね、どこも所詮は日本の組織。どこかで、「いや、それは黙っていてください」ってことになるんですよ。なんでだまんなくちゃいけねぇんだ。間違っているなら正々堂々と正面から反論しろよ、ということ。大事なのは正しいのか、正しくないのか、なの。僕にとっては。

もう5年くらい前かなぁ、バイオインダストリー協会(JBA)と関東経産局を手伝った時とかも、僕がJBAのお金で運営していたSNSでJBAのことをけちょんけちょんに書いたら、「この記述はまずいので削除してくれませんか」って言ってくるわけです。もちろん僕はそんな圧力には絶対に屈しないから「イヤですよ」ってことで、内容証明(じゃなかったかなぁ?なんか、郵便物で来てましたけど(笑))とかも破棄しちゃうわけです。サンケイビルでやった、第三者の参加している打ち合わせとかでもJBAの担当者がいる前でJBAのスタンスを吊るし上げるわけですね。だって、僕が正しいんだもの。担当者、袋叩き。真っ青になっていて、懇親会があったのに尻尾を巻いて逃げ出したわけです。僕にしてみれば、議論が終わったらノーサイドなんだけれど、彼らはプライド高いから、そんなことできない(笑)。そんなことがあったから、もうJBAからは一切お声がかからないわけです(笑)。今のJBAの専務理事と僕は経産省にいたときの課長、課長補佐の関係で、当時はまだJBAに天下ってなかったし、彼はすごく面倒見の良い人だから、今でもときどきランチを食べたり、バイオ行政について相談したりするけれど、当時の関係者が僕の前に出てきたことは一切無い(笑)。

僕は、良いものは良い、ダメなものはダメだ、っていう人間だから、日本人的なムラ社会体質には全くフィットしない。それで、日本で天下国家を語るってことは、結局のところ、自分自身をそのムラ社会に合わせることなんだ、ってことがわかっちゃった。だから、もう嫌なんです。自分を曲げてまで努力するだけの使命感を僕は持ち合わせていないから。僕にとって一番大事なのは、僕が正しいと思うことをやりつづけることなんです。

大体、僕はそんな、大層なことで頭を悩ませるような立派な人間じゃないんですよ。大学で教えていたって、学生に女の子がいたら内心喜ぶし(もちろん、贔屓とかはしないけど)、合コン大好きだし、ツイッターでフォローしてくれた人の写真が可愛いと気になるような俗物なわけです。天下国家より、今度の水曜日の宇多田ヒカルのコンサートが楽しみなの。それでね、ハマーンさまに「この俗物がっ」って怒られちゃいそうな僕は、そんな、世界や日本を語るよりも、「このどうぶつしょうぎを一本でも多く売るにはどうしたら良いんだろう」とか、「スキーの板、日本で一番安いのは間違いないのだけれど、どうやって売ろう」とか、「ツイッターを商売で使うときの注意点ってなんだろう」とか、「ウェブサイト、せっかく作ってもみんな途中で更新しなくなっちゃうけど、どうしたら良いんだろう」とか、「長野でみんなでそば打ちやったら楽しいんじゃない?」とか、そんなことを考えるほうが楽しいんですよ。だって、どうぶつしょうぎやスキーを買ってくれるお客様たちは、僕と同じような価値観を持っている人たちだもの。いや、僕みたいに俗物かどうかは知らないけど。そして、自分を曲げる必要もない。

そういう、マーケット、あるいは一般の生活者の方を向いているのが、僕は好きなんです。だから、「どうしたらバイオの楽しさってわかってもらえるのかな?」「どうしたら研究が大事だってわかってもらえるのかな?」ってこともつらつら考えるわけです。

昔、そうだな、10年ぐらい前、経産省にいたぐらいまでは、天下国家も、小さい商売も、両方考えることができるんじゃないかな、って思っていたけれど、今はもうそうじゃない。そんでね、「文科省の政策がなってない」って意見を聞いても、「そうだねー」とは思うけれど、だからどうだって、こんな、一市民の立場じゃ、何をやったって変わんないんですよ。もう、えらい政治家になって、それこそ小泉さんみたいな国民的な支持を得て、「これが国民の総意だ、俺にひれ伏せ!そして官僚組織は統計局と国防、治安、外交、造幣以外は全部民営化!!」とか旗を振らないと無理だって思ってるんです。でも、今の日本じゃ、自民党も民主党もそんなことできっこない。ってことは、今のままが日本の国民の総意(っていうか、過半数?)ってことでしょ。

だからね、天下国家を語るのはどうぞ。僕のブログに色々コメントしてくれるのも大変ありがたいと思います。色々な立場の、色々な意見を聞けるのは勉強になるからね。ただまぁ、どこの馬の骨ともわからないようなバカの意見はIP抜いて所属ばらした上でざっくりスルーするけど(笑)。でも、僕は、もう多分、日本をトップダウンで変えていくようなことはやらないと思います。そういうのは、どうせ払い損になるってわかっている年金を払うことに何の疑問も持たず、自主的に色々改良を重ねているこんにゃくゼリーが規制されるかもしれないことにも何の疑問も持たず、憲法をねじ曲げて解釈したおかげで存在することができている自衛隊の皆さんに守っていただいていることにも何の疑問も持たない方々にお任せします(読点をうつ場所がない(笑))。頑張ってください。

僕は相変わらず、映画とか、ラーメンとか、写真とか、中島みゆきとか、野田秀樹とか、ときどきバイオについて、僕でもできそうなことについてちょこっとブログで語るのです。そして、女の子とデートすることを考えて、生活費が苦しくなれば、本を書いてコメを買う。

さて、30分以上も逃避したぞ。神様が怒って地震を起こしたみたいですね。では、これ以上揺れると困るので、仕事に戻ります。

追記:iPhoneユーザーでまだ「どうぶつしょうぎDX」(350円)をダウンロードしていない方は、人助けだと思って是非ダウンロードしてください。よろしくお願いいたします。

どうぶつしょうぎDXはこちら  

2010年12月05日

何も残らないかも知れない消去法

すごいな、これ。

「今こそ公共事業を」 麻生元首相が神戸で講演

「金を借りているのは国民ではなく国。満期になったら、政府の権限で金を刷って返せばいい。企業と国の借金は性質が違う」


これがいくらでもできるなら、ドラえもんのポケットにお金が入っているようなもので、不可能は存在しませんね(笑)っていうか、それなら最初から借金なんかしないで、お金を刷れば良いのに。今すぐ、借金ゼロにしようよ。

「必要性があり、雇用など経済波及効果の大きい公共工事は多い。金はあるのだから、いかに使うかを考えるべきだ」

そりゃまぁ、ドラえもんのポケットにお金があるのならそうでしょうよ。金があるんじゃなくて、印刷機があるんですよね?しかし、短いセンテンスに突込みどころ満載でどうにもならんな、これは。

民主党が駄目なのはわかったけれど、自民党も駄目だなぁ。なんか日本の政治って消去法だよね。残るところがあるのかどうか。
  
Posted by buu2 at 11:05Comments(4)TrackBack(0)ニュース││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年12月04日

今日の夕景

P1030276


P1030277


P1030278


P1030279


P1030280


P1030281


P1030282


P1030283


P1030284


P1030285


P1030286


P1030287
  

SPACE BATTLESHIP ヤマト

fa203844.jpgどうせ地雷だろ、と思って斜に構えながら観に行ったのだが、意外や意外、予想よりもずっとまともだった。以下、ちょっとネタバレだけど、どうせみんなストーリー知っているんだからイイよね?

まずいきなりの宇宙戦。あぁ、沖田と古代守のところから行くのね。正統じゃないか。それでその戦闘シーン。おい、エピソードIIIをパクったな?というシーンだけれど、迫力はエピソードIIIの9割減。まず音楽がねー。エピソードIIIは、どん、どん、どん、という低音でいやが上にも盛り上がっていくわけだけど、ヤマトは軽い、軽い。そして戦艦。これがまた軽い。あのさー、パクるなら、もっと頑張ってパクろうよ。相手はもう何年も前の作品ですぜ?技術の進歩を考えればヤマトの方がかっこ良くて当たり前でしょ?うーーーーん残念すぎる。何しろ、戦艦の質感が異常に軽い。もう、エピソードIVの戦艦よりも軽い。もっとさ、なんというのかな、戦艦らしく、そう、アニメの戦艦みたいにカッコ良くできないかな。そんで、何故かガミラスの戦艦は随分と原作と違う。あー、マトリックスの影響ですか?それともエイリアン?ま、どっちでも良いんですが、原作のガミラス艦がカッコ良いのに。それにしても、「前回は通用したのに今回はダメです」「どんどん改良しています」って、なんだよ、それ。相手は14万8000光年の彼方から遊星爆弾をぶち込んでくる科学力の持ち主だよ?かたや、ワープもできず、せいぜい火星のあたりをうろうろしていたくせに、相手の進歩に追いつけないって、ちょっと設定が破綻してない?ま、良いけど。先は長いからね。この程度で突っ込んでいたら映画が終わる前に疲れちゃうよ。っていうか、記憶力が足りなくなるから、じっと我慢。

で、国連宇宙局か何かの長官がいきなり「日本人のみなさん!」って、お前、世界イコール日本かよ!いや、考えてみたら確かに日本人ばっかりだけどさ。

そして、いきなり暴力沙汰を起こす古代。なんだ、この乱暴者。あ、でも、ヤマトの古代もそうだったっけ。許す。それにしても、随分と地下生活の質感が軽い。いや、もうちょっと、ブレードランナーでも、マトリックスでも良いから、あのあたりを参考にできなかったのかなぁ。

そして、ヤマト発進のシーン。見せ場なのに、飛んでくるミサイルが随分とのんびりしている。あのさ、超大型ミサイルが飛んできて欲しいわけ。そして、そこで撃つのは波動砲じゃないでしょ!もう、序盤からいきなりスペシウム光線とか、印籠とか、そんな感じ。ここはさ、主砲だよ、主砲。それで、反動でヤマトがぐぐぐぐって傾くのが格好良いんじゃん!

oogata

あー、アニメのヤマトの発進シーンは格好良かったなぁ。でも、この映画はダメ。いきなり波動砲だもの。「先生、急ぎ過ぎです!」って感じ。あと、波動砲も、波動エンジンを接続するところだけはまぁまぁなんだけれど、波動砲の効果音が!だめ。あの、独特の音が良いんじゃん。それは主砲にも言えるんだけど。ってか、主砲も軽すぎ。そんな、くるんくるん回っちゃだめでしょ。もっと、ぎぎぎぎっぎぎっぎって感じがないと。

で、キムタク。しっかり筋トレしてカッコは良いけど、なんか、何やっても一緒だね、この人。検事とかやっても一緒だし、うーーーん、芸の幅がないんだろうなぁ。ま、良いけど。黒木メイサは結構可愛い。

それでヤマトが発進したと思ったら、すぐにワープ。おい、ワープ、簡単すぎないか?いや、その前に、なんだ、その第一艦橋は。狭い!狭すぎるぞ!第一艦橋!なんか、四畳半か潜水艦みたいじゃないか。もっと、バーーーーーンと広くてさ、真ん中に3Dのホログラムレーダーがあるんだよ。そんで、正面には馬鹿でかいパネル。これじゃぁ、1/4サイズじゃん。それにしても、艦橋内の設備がまた安っぽいねぇ。なんだよ、これ。挙句にコード付きのマイクを手にとって指示してるし。あのさ、2199年でしょ?今から200年後だよ。コード付きのマイクですか?っていうか、なんか、キーボードとか溢れているし、各機材がコードレスじゃないんですけど。200年経っても僕たちはコードから解放されないんですか?大変だなぁ。で、写真を手に取って懐かしがるって、おい、お前ら、本当は1999年なんじゃないか?俺にはわかるぞ!っていうか、なんで舞台を1999年にしなかったんだ、いっそのこと。なんかさー、紙のファイルでマニュアル読んでいたり、なんだそれ、みたいな。せめてiPad使おうよ!

あとさ、ヤマト、身軽すぎ。スターデストロイヤーとかさ、分かっていても衝突しちゃうんだよ、急に進路を変えられないから。それをさ、ヤマトはボクサーみたいに、ひょいって、敵の攻撃を横転して避けるって、なんなの(笑)。あんな勢いで横転したら、中にいる人たちみんな即死するぞ。だって、ものすごい加速度だよ、あれじゃ。もう、「巨大な戦艦」の質感が皆無。見た目も皆無だけれど、挙動も皆無。

ワープが終わったと思ったら今度は波動砲。もう、波動砲安売りしすぎ。あのさ、全編の中で一発でも良かったと思うよ、波動砲。

で、またワープしたと思ったら、もうなんか、銀河の辺境に行ってるの!おい、ちょっと待て、反射衛星砲はどうしたんだよ!!日本が誇る超有名兵器、反射衛星砲はどうした!それがなかったら空間磁力メッキはどうなるんだ??おーーい!頼むよ、マジで。

hansya

で、コスモゼロが何故かX-29のような前進翼になっているんですけど、なんで?っていうか、コスモゼロ、ペコっておじぎするのはこれはマクロスのパクリ?

そして、第三艦橋。切り離したら下に落ちて行くのはなぜ?宇宙空間なのに、なんで下に落ちるの?やめてよ~、ギャグを盛り込むのは。

と思ったら、今度はいきなり古代と雪のラブシーン。すいません、おもいっきり突然だったので、おもいっきり笑ってしまいました。あ、でも、ここは笑うところですよね?僕は間違ったこと、してないよね?だって、雪は、仲間を見殺しにしたことをものすごく悩んでいたんだよ。彼女の部屋へ上司がやってきて、いきなりキスって、そりゃないだろ。その上、キスしたとたんにワープって、なんだそりゃ。あぶないよ、戦闘班長!!!!ワープはそんなに簡単じゃないんだから!!頭ぶつけちゃうよ。前歯折れちゃうよ!

さーーーー、お遊びはこのへんで、いよいよドメル将軍の出番ですね?と思ったら、もうイスカンダルかよ!はやっ!!!近いぞ、14万8000光年!!!!なんか、まだ1時間ぐらいしか経ってないような感じ。普通ならまだ名古屋ぐらいだよ。もうイスカンダル?と思ったら、この星がガミラスかよ!双子の星じゃないのかよ!ってか、そういえばデスラーとスターシアは?あれ?古代守は???

あ、全然別キャラにしたと思って油断していたアナライザー、すげぇ。トランスフォーマーでも見て勉強したのかな?

なあんて思っていたら、今度は真田さんの名台詞、「俺達が向こうへ着いたらおまえは帰れ」って、うわーーーーーー、なんでそれが出てくるの?それは「さらば」の名台詞じゃん!しかも、アニメのほうが格好良いし。声優って偉大だねぇ。「俺達が向こうへ着いたらおまえは帰れ」・・・カッコいいいいいいいいい!!!!でも、映画のセリフ回しは駄目だ。もっと、アニメ見て勉強してくれよ。そこは見せ場なんだから。そして、なぜか斉藤の仁王立ち登場。で、ばたっと倒れるんだけれど、やっぱ軽いよ、軽い。もっとさ、がっしりした奴、いなかったのかなぁ。

あ、それで、ドメル将軍はいないのにドリルミサイルもどきはあるんですね。そんで、その、波動砲に食い込ませたドリルミサイルもどき、なんで外さないの?なんでそのままなの?

なんか、ここらあたりから、設定だけヤマト、セリフはさらば、という感じになってきて、やれやれ感が強くなってくるのだけれど、頑張れ、俺!ここまで頑張ったんだから。

そして、本当なら感動するはずのラスト。だめだ、笑っちゃう。お前、なんで雪をテーブルの上に乗せるんだよ。意味ないし。で、写真を胸に押しこむの。せめてUSBメモリにしてくれよ。情報量、全然違うから。

え、それで、子供できちゃったの?あの、例の、ワープの時?はやっ!っていうか、あんな狭い艦内でやるなよ!

終了。ええええーーーーー、デスラー、出ないの?マジ?デスラーが「ガミラスに下品な男は不要だ」って言わないヤマトって、「坊やだからさ」のシャアが出てこないガンダムみたいだぞ。リサイタルをやるジャイアンが不在のドラえもんみたいだぞ。助さん格さんがいない水戸黄門じゃん!

えっと、音楽は良かった。あと、全体も、思ったよりもまともだったなぁ。もっと、全然ダメだと思っていたんだけれど。で、これ、TBSなんだ。ヤマトなのに。日本テレビだったらなぁ。もっと、さらに良かったかも?っていうか、これはやっぱ、ILMに協力を仰ぐべき作品だったよ。

どうでも良いけど、山崎努って、クロサギでも、おくりびとでも、いつももぐもぐやっているよね(笑)

原作を離れて評価すると、ダメな役者(主役は本当にひどい)、ダメな特撮(本当にひどい)、ダメな設定(本当にひどい)、ダメなストーリー(特に後半)、ダメな音響効果(本当にひどい)、音楽だけは普通、という感じ。

ということで、評価は☆ゼロ。でも、予想よりはずっと頑張った!と思う。褒めるところは・・・・特にない。一番頑張ったのは、一度しか観てないのにこれだけ突っ込んだ僕だな。  
Posted by buu2 at 01:57Comments(6)TrackBack(0)映画2010││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年12月03日

燃費

212c02f3.jpg4652
  
Posted by buu2 at 21:22Comments(0)TrackBack(0)モブログ││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加

明日はどっちだ?(引き続きの現実逃避)

最初に書いておくと、僕が今逃避している現実っていうのは、ひとつにどうぶつしょうぎDXに導入する「らいおん・はんと」っていうゲームの設定とデザイン。設定は担当者で詰めて、デザインはイラレで描けばいいだけなんだけれど、昨日、夜中の3時過ぎまでやっていて、設定は固まり、3枚必要な絵のうち、2枚を仕上げた。といっても、2枚は簡単な方で、残ったやつが一番大変。これを今週中にやらなくちゃならない。もうひとつは、ヘアカット.jpのウェブサイトづくり。いつも使っているアプリとは違うものをCMSとして使っていて、このキャッチアップが面倒臭い(涙)。ってことで、ついつい現実から逃避しまくっているわけですが、ご迷惑をおかけしております関係者の皆様、申し訳ございません。

さて、現実逃避でちょっとコメントした「大「脳」洋航海記」さんがもう一本エントリーをあげたので、また見てみた。

今こそ合理的な基礎研究体制への転換を:社会への説明責任を果たし、理解が得られるその日まで頑張れるようにするために

うーーーん、これも、僕の考えとはちょっとズレてるんだよな。「低コストでも大丈夫なような合理的な体制」っていうのはそれはそれで難しいし、じゃぁ具体的にどうするんだよ、っていう話もあるし、そもそも、そういうリストラ重視の作戦っていうのは全体を萎縮させるから、僕は好きじゃない。いや、もちろん無駄は排除すべきで、そういう効率化はどんどん進めなくちゃいけないし、最適化というのは重要課題のひとつだけれど、それは本質を解決しない。あくまでも対症療法。「風邪ですねー、熱冷ましを飲みましょう」みたいな。で、じゃぁ、どうするんだよって、一番最初にさじを投げてしまっている「究極的には社会からの基礎研究体制(と研究者たち)の完全な理解を得られるよう努力すべきだが、それには10~20年どころかそれ以上の時間がかかる」っていうところに正面から向き合うことなんじゃないかと「僕は」思う。「完全な理解」っていうのは言い過ぎだけれど、国民理解っていうのは絶対に必要で、今もツイッターで「コラーゲン」とか調べると、マジで絶賛しているつぶやきばかり拾えるわけです。ここんところがリアルタイムで目で見ることができる国民目線と科学者目線の乖離であって、そこんところをどうするのかな、ということ。

ずっと前に僕が書いた「親と子のゲノム教室」っていう本は、5000部売れるのがやっとという本だったけれど、理研で広報をやっていたときに機関紙に書いた文章をベースに、理研の研究者たちにチェックをお願いしつつ加筆・修正してまとめたもの。今でも時々「買いたいんだけど、どこで手に入るの?」とか連絡が来る。幸い(?)、出版社にはまだ在庫があるみたいで入手可能らしく、先日も「非常に「ゲノム」楽しいです!まだ中級なんですが、わかりやすく妊娠中読んでいた脳科学の本よりめちゃくちゃおもしろい! 」なんていう感想をもらったところ。

僕自身、大学2年生になるまで生物なんてやったこともなくて、分子生物学なんて全然知らなかったわけだけど、一般教養で生化学の講義をとったら面白くてハマってしまったわけで、そういう「面白さ」っていうのはどういう分野だって必ずあるはず(だって、つまらないなら誰もやらないよね)だし、その面白さを、全然知識がない人と共有できる可能性はあるはず。

僕は自分のお小遣いがなくなったり、生活費が苦しくなったり、フェアレディZに乗りたくなったりすると本を書くわけだけど、ポスドクがお金がないっていうなら本を書くんだっていいわけでしょ。んなもん、やりようは色々あるはず。今は電子出版とかあるんだから、昔よりもずっと簡単に本だって出せるはずだし。何しろ生きて行くためにはお米を買うお金を手に入れなくちゃならないわけで、その手段が「文科省様、税金を恵んでください」って、役人に頭を下げて税金乞食をやるだけっていうのはいかにもアイデアが足りない。

これまで、大学にしても、研究者にしても、文科省とか財務省に向かって「お金ください」ってお願いしていたわけだけど、それは本質じゃないんだよ。そのお金の原資は税金であって、それを払っているのは国民の皆さんなんだから。「どうせ理解してもらえないから」って諦めてるんじゃないの?でも、本気で「この研究は面白い」って思っているなら、その面白さを国民のみんなに分かってもらう努力も必要だよね。っていうか、そっちの方がずっと重要なんだよ。役人が理解してくれたらおしまいって、そんなことはないでしょ。これは僕を含め、みんなが言ってきていることだとは思うけれど。

この間のエントリーで、僕が理研に出した応募書類へのリンクをはっておいたけれど、その中で僕が「理研でやりたいこと」として書いたのは、もうそれだけと言っても過言じゃない。一部意訳しながらまとめれば、「文科省の方だけ向いていて、年一回の一般公開のときだけ生活者の方を向く。外部から「プールで泳いだり、テニスをしたりしてけしからん」って言われると外環沿いに植林して外部から見えなくする、なんてことをやっているような組織じゃダメでしょ。なんで胸をはって、「やることはやっている。そのかわり、息抜きも必要。テニスコートとプールがあることも一流の研究所の証し」って言い切らないの?」という内容。でも、最終面接にすら残らないっていうのだから、理研は相変わらず文科省にヘーこらしたいんでしょう。それはそれ。あの応募書類は「僕がやりたいこと」というのを明確にまとめてあるわけで、そういう一区切りとなる文書をまとめる機会が持てたという意味で、理研理事の公募に応募した価値はあったと思うし、応募することを勧めてくれた人たちには感謝している。

僕が再三このブログで「研究は個人的なもの」って言っているのは、そういう個人的なことに対して、なぜ国民がお金を出さなくちゃいけないのか、そのことを真剣に考えて欲しいから。使命感?詭弁にしたって度が過ぎていて、悪い冗談だと思っても笑っちゃう。好きだからやってんでしょ。ただ、税金を使っているから、その説明に「使命感」なんて言葉が出てくるのかも知れないけれど、ぜぇんぜん違うよね。ってことを、僕は知ってるもん。だって、僕は学部のとき、4月から12月まで、全く、一日も学校を休まなかったよ。しかも、培養が8時間おきだったから、一日3回は確実に大学にいた。自転車で片道30分、毎日通ったけど、それは社会貢献のためなんかじゃ、絶対になかったわけで。そんなもん、1ミリもなかった。好きで、自分の知的好奇心を満たすためにやってんじゃん。違うのかなぁ。違わないでしょ?だって、国民だってそこまでバカじゃないから、わかってるでしょ。こいつら、ただ好きでやってんだろ、って。それが「社会貢献のために身を削ってます」って、それなら麻雀のプロもパチンコのプロもみんな社会貢献だよ(笑)。

やってることは、単に個人的な知的好奇心を満たすため。その上で、国からお金をもらうなら、国民にどうやって納得してもらうのかをちゃんと考えなくちゃ。「どうせわかってもらえないから」って諦めるなら、そこでオシマイだよ。

こういう話になると、「僕はそういう才能がないから」とか、「僕がやりたいのは研究で、国民理解の増進じゃない」とか、「コミュニケーション能力が低いから自信がない」とか言い出すんだよね。好きなことばかりずっとやっていたいのは誰だって一緒。でも、もうそんな時代じゃないんだって。夢ばかり追い続けていたってコメは買えねえんだって。じゃぁ、ちょっとズレたところで、自分の経験や知識を使って何ができるんだろう、社会のニーズは何なんだろうって考えなくちゃ仕方ないでしょ。ただ、僕は、実際のところ、能力のある奴はすでにそういう方向に踏み出していると思っている。数が少ないだけで。だから、そういうパイもだんだん減ってきているはず。あと、「そんなの面倒くさい。わかってくれる社会に出て行く」っていうのもあるはず。僕の大学院時代の友達のひとりはオーストラリアでちゃんと先生をやっているし。やりたいことやりたい、自信のないことはやりたくない、外国に出ていく勇気もない、でもお金ないと研究できないし生活もできない。仕方ないから、「このままじゃ、日本の科学技術はオシマイだ!!!」ってネットで叫んでみても、「ふーん」ってことになっちゃうでしょ。

#フェアレディZを手放して随分経つし、とりあえず今アゴラ・ブックスに査読してもらっている本の出版が決まるようなら、「親と子のゲノム教室」の電子化も考えるかなぁ。売れ行きが良ければ続編を書くんでも良いし。もう、お金なくてね(笑)。閑話休題。

やっぱり、最大の問題は、

しかしながら、社会からの理解が得られるようになるにはかなり長大な時間がかかることでしょう。


って、諦めているところだと思うね。もしかして、「親と子のゲノム教室」を手にとって、読んで、楽しんでくれているような層の人とコミュニケーションとったことがないんじゃないかと思っちゃう。僕なんか、はやぶさには正直全然興味がないけれど、あんな話にもとりあえずみんな「すげぇ」「すげぇ」って喜んでいるわけでしょ。「あのさー、もっと宇宙規模で考えようよ。オリオン座のアルファ星のフレアを波動砲でふっ飛ばしたわけでもなければ、ガミラスから遊星爆弾が飛んできたわけでもないんだよ?」みたいな話は全然出てこない。今朝だって、「おいおい、リンじゃなくてヒ素らしいぞ」って、んなもん、「全体の構造が全然変わらないで、ただリンがヒ素にリプレースされているだけでしょ。昔キャンディダ酵母でセリンとチロシンのtRNAの遺伝暗号が変化している事例があってみんな驚いたけど、それとあんまり変わんないじゃん。要は「コカ・コーラのつもりでずーーーーっと飲んでいたら、一本だけペプシコーラでした」ぐらいの話だし」って言う考え方もできるのに、みんなNASAの発表がすげぇって喜んでいるわけだ。だから、要はやりようなんじゃないかと思うんだけどね。

#最近のネット内のコミュニケーションを見ていると、単なるなかよしグループ形成で終わるコミュニケーションが目立つ気がする。僕の周りだけかも知れないけど、「理系女子の集い」とか、そんなのはじめっから話が通じるのが当たり前で、そんなコミュニケーション、意味ないから(笑)。「理系って、大変だよねー、女子って大変だよねー、あー、就職どうしようかー」って話してるのかな(笑)。興味ないからどうでも良いけど。

そういえば、コミックサイエンス撲滅、しばらく放置しちゃっているな(笑)。あれもネットをうまく使えばちゃんとまわると思うのだけれど、理研の理事になれなかったので、ちょっと遅れちゃってるなー。

なればこそ、その日が来るまで基礎研究体制が生き延びられるよう、今こそ研究者たちが自ら立ち上がるべきだと考えます。皆様、いかがでしょうか。


ちょっと、立ち上がる方向が僕の方向とは違う。でも、だからダメだってことではない。こういう考え方もあると思うから、やれば良いと思う。僕がやりたいのは、理研にいた時も、経産省にいた時も、国民理解の推進だから、これからもそれをやる。

#と言いつつ、バイオテクノロジー戦略大綱をまとめたときには、「国民理解の徹底」という部分に数値目標を入れることに失敗したんだけどね、僕は。もうちょっと僕に能力があればねぇ。一応課長に主張はしたんだけれど、やっぱ、下っ端の課長補佐じゃ限界がありましたとさ。残念。

あ、文科省のお金がなくなって、仕事がなくなって、食べていけないなーっていう場合は、うちの会社、いつでも応募してくださいね(笑)。無責任に投げ出すバカがいたおかげで無差別の採用には後ろ向きですが、本当に困っているならちゃんと手を貸します。うちの会社にも仕事はあるし、子会社で社長を募集しているところもあるから。もちろん、研究をやるよりはずっとストレスだと思いますけど、食べていける可能性(←これ、重要。確約じゃありません。僕だって同じなんだから)はあります。

いやー、適当にだらだらと書きたいことを書くのって、楽だね(笑)。ということで、そろそろ真面目に仕事に戻ります(笑)。  

世の中を変えるために僕たちができること

コメントでオイラさんからこんな記事を教えていただいた。

なぜ談合は悪いのか?――公共工事で余った880万円を返金しようとした、希望社の真意 (1/5)

カッコ良いな、この社長。

それで、僕たちはどうしたら良いのかって、こういう会社がきちんと儲かるように、こういう会社に仕事を頼むことなんだよね。残念ながら、僕の会社には岐阜県の仕事も、建設の仕事もないんだけど。あとは岐阜県の知事にこの件について話を聞く、なんていうこともありなんだろうけれど、納税者じゃないしなぁ。

僕が今できるのは記事を紹介することで精一杯。  

語りつくしたことをまだ語る(要は暇つぶし、現実逃避)

新宿の若旦那に「読んでみてくれ」と言われたにも関わらず、電子出版されていないことを理由にまだペンディングにしてある「博士漂流時代」の書評を5号館さんが書いていて、読んだ気になった(笑)。

榎木英介著: 博士漂流時代 「余った博士」はどうなるか?

語りつくされているという5号館さんの感想は全くそのとおりで、僕ももうすっかり語りつくしてしまい、飽きてしまった。

僕は博士がどんだけ使えないのか、僕がベンチャーの社長という立場から雇った過去の博士たちを例にしてこのブログで紹介したことがあるけれど、でも、博士って、本当に就職がないんだろうか。

今、超就職氷河期とか言われているけれど、僕の会社は365日、24時間募集をしている。でも、ここ半年ぐらいで就職希望の連絡をくれた学生はひとりだけ。内定を出したけれど、他に良いところを見つけたとのことで、今のところ来年の4月からの新入社員はゼロだ。もちろん、「博士はダメ」とかの制限を付けているわけでもないから、誰でも希望を出すことはできる。って、ネガティブなことを書かないで宣伝するだけなのは良くないからちゃんと書いておくけれど、うちの会社で求めているのは営業人材で、ほぼ完全な能力主義。実績があがらない社員を雇っておく余裕はない。博士でも構わないけれど、うちの会社で売っているものは美容院対象のサービスだったり、スキーだったり、どうぶつしょうぎアプリだったり、ウェブサイト制作サービスだったりするから、その営業で「博士」を役立てるのは勝手だけれど、役に立たないのが普通だと思う。つまり、博士なんていう肩書きは全然役に立たないし、将来も保証されないということ。で、うちの会社に応募してこない博士は、それじゃぁ嫌だってことだよね。別に僕達も無理に勧める気はないからどうでも良いけど。

#以前、僕の大学院時代の親友の弟(東工大の博士)が「ライブログにぜひ入れてくれ」って言ってきて入社したことがあったけれど、入社3ヶ月で「やっぱり大学院で研究します」って、散々迷惑だけかけて辞めていったケースがあって、うちみたいな小さい会社でそういう馬鹿がいると会社の経営が一気に傾いちゃうから、覚悟のない奴は入れたくないんだよね。

要するに、博士取って「就職がない」って言っている人たちって、「このままやりたいことを続けたいなぁ」っていう甘ったれというのが僕の認識。なぁんてことを思いつつ、ここまで書いたことを「下書き」に登録して、「もう面倒だからこのまま放置しちゃおう」って思っていたところにこんな記事を発見。基本的に書きたがりだし、今、ちょっと仕事の方で煮詰まっているところもあって、書き足すことにした。

学振PD騒動雑感:なぜポスドクの人件費は「生活保護」扱いされるのか

マジで吹き出しちゃったのは、

「『人類のために研究成果を役立てたい』という使命感や知的好奇心から自ら進んで基礎研究に身を捧げる」人種


というくだり。いや、「国はこれこれこうじゃなくて、あれこれうんぬんかんぬんって思っているじゃないだろうか」って書いてあるから、こうですよって明記しているわけじゃないけど、多分この人はこう思っているんだろう。

僕は職業柄もあるし、これまでのキャリア形成の経歴もあって、山ほど研究者を見てきているし、友達もたくさんいるけれど(時々名前を出しているけれど、東大でRNAやっている鈴木勉君を筆頭に、東大、東工大中心に沢山知人がいる)、「身を捧げる」なんて人はひとりも見たことがない。みんな、自己犠牲なんかでやってるわけじゃなくて、好きだからやっている。上の文章が微妙なところは「使命感」と「知的好奇心」という全く違うレイヤーを並列に扱っているところ(故意かどうかは不明)で、これじゃぁ駄目だ、って感じ。使命感を前面に出すなら、自分の好きなことじゃなくて、人の好きなことで良いはず。「僕は金儲けに興味があるから、生物なんてやめにして経済学の研究をやってくれ」と言われて、「はい、全人類のために経済の基礎研究をやらせていただきます」っていうなら話は全然違うけれど、頼まれもしないで勝手に個人的な知的好奇心に則って研究しておいて「人類の役に立つために自ら進んで身を捧げます」なんて噴飯ものである(だから、本当に吹き出した(笑))。

いや、「人類の役に立つために自ら進んで身を捧げます」っていうのは僕なりにスプライシングしているわけだけど、この中に「知的好奇心」なんていう言葉を巧妙に盛り込んでいる(繰り返すけれど、故意かどうかは不明)ところがイヤなんだよね。

もちろん、そういう人もいるかも知れないし、例えば僕が一緒に仕事をしたことがある和田昭允さんとかはそういう人物だった(かも?)と思うけれど、他には誰ひとりとして見当たらない。これを読んだ僕の友達、知人で、「俺は全てをなげうって、人類の役に立つために自ら進んで身を捧げて基礎研究をやっています」という人がいたらぜひコメント欄に書きこんで欲しいですよ。絶対いないと思うし、いたら縁を切りたいと思うもの。恥ずかしいから。「運良く税金を使わせてもらいながら好きなことをやることができている。それがたまたま人類の役に立ったら嬉しいな」ぐらいでしょ?だって、本気で「人類の役に立つために」って思うなら、基礎研究よりもずっと効率的な方法が山ほどあるんだもの。人類の役に立とうと思うなら、むしろ基礎研究なんて効率が悪いから避けるべきところ。

もし多くの研究者が「世のため人のために全てをなげうって」って真剣に考えているとしたら、もう、社会とのコミュニケーションは全く平行線だと思うよ。だって、世の中は「好きなことをやっているだけの穀潰し」だと思っているんだから。たとえば、はやぶさの話だって、NHKのプロジェクトXみたいなのりで仄聞するには悪くない話だけれど、じゃぁそれが何か世の中の役に立つのかって、全然立たないよね。僕も学生時代は生命の起源とかを勉強して色々考えて楽しんだ口だけど、生命の起源がわかろうが、宇宙の果てがわかろうが、数学の超難問が解けようが、そんなものは戦争の解決や貧困の解消にはつながらない。単に、知的好奇心を満たすだけのこと。ものすごーーーく、非常に個人的なことなわけ。このブログでも「研究とは非常に個人的なものである」って何度も書いているけれど。そこのところの合意事項が社会と研究者の間で成立しない限り、ずーーーーーーっと平行線。

ただ、僕は別に基礎研究なんか要らない、とは言わない。やり方はすごくおかしいと思っているけれど、一定のコストは割くべきだと思う。それは、「テレビの娯楽番組なんか要らない」とか、「小説なんて貧困を何も救済しない」というのと一緒で、野暮だから。きちんと自由な資本主義が回っていれば国が基礎研究なんてやる必要はなくなるはずだけど、日本の資本主義はかなりいびつだから、今のところは仕方がない。だから、基礎研究にもお金を出せば良いと思っているけれど、「俺たちは人類のために身を捧げているんだからお金をくれ」とか言われると「何を馬鹿な事を言っているんだ、こいつは」と思う。

ついでなので上の大「脳」洋航海記さんのエントリーに言及しているこちらのブログにも。

ポスドク、博士の就職問題がボンボンの甘えにしか見えない理由

という見方をされているという大前提を持たないといけない。


えっと、ほとんど「マジで」同意するんだけれど、

科学行政の話をするときには、原資が税金であることが多い。博士課程まで勉強できるほどめぐまれていて、好きなことを仕事にできて、優秀である博士に税金を投入しなければならないというのは、何か釈然としない気分の人が多いはず。特に起業家の人たちは、お金稼ぐことの厳しさを知っているので、よりその気持ちが強くなるのもしょうがない。


このところは微妙。僕は起業家だけど、科学に税金を投入することについて懐疑的ではない。ただ、「博士に税金を投入すべき」と、「研究に税金を投入すべき」は全然違う話で、僕は博士に税金を投入すべきとは思わない。あくまでも研究に税金を投入すべきだと思っている。

上の、大「脳」洋航海記さんは「使命感」と「知的好奇心」を巧妙に混ぜたけれど、こちらは「研究に税金を投入する」と「博士に税金を投入する」を巧妙に混ぜている印象。このあたり、明確に違うということを指摘しておきたい。同じように、

「科学や技術こそが日本にとって重要だ」と言ってくれて


というセンテンスがあるけれど、科学と技術も全く違うもので、これを並列にして議論するというのもものすごく乱暴な話。

昨日、新宿の若旦那とのやりとりをエントリーしたけれど、僕は理研の内情とかも散々見てきて、そういう予算がどうやって決まって、どう執行されているのかも見てきている。そういう立場からすると、もうトップから末端まですべての部分で問題山積で、あぁ、事実上の自民党独裁政治が何十年も続くと、こんな風になっちゃうんだなぁ、というのが所感。でも、民主党に変わってもあんまり変化がないんだけどね(笑)。そういうこともあって理研の理事に立候補したんだけれど、書類ではねられちゃったんだから仕方ないねぇ。

何しろ、税金をもらわないとやっていけない人たちっていうのは紛れもなくタックスイーターであって、その点では確かに生活保護と何も変わるところがない。

末筆ながら、僕は日本人の中では相当に科学や研究に対して理解のある人間だと思います(笑)。  

ワールドカップ開催地決定

2018年 ロシア

えええーーーーー!!!!



2022年 カタール

予想通り。  

2010年12月02日

竜王戦第5局二日目

中盤で渡辺竜王の攻めが決まって一気に終了か、と思ったら、そこから羽生名人がものすごい粘りで、終盤は「逆転か!」となったんだけれど、最後の最後に詰めろのがれの詰めろが決まって渡辺竜王の勝ち。最後、羽生名人の逃げ方があまりにも「?」だったので、大ポカかと思ったんだけれど、サイトの説明によると、

「※終局後、インタビューが行われ、その最後に▲5二金△3三玉の変化が質問された。両者は、△3三玉▲2五桂△3四玉▲2六桂△4四玉▲4五歩△同玉▲3六金△5六玉▲5七銀で先手勝ちと口をそろえた。」

とのこと。なるほど!でも、最後、5七銀じゃなくて、5三金なら即詰みという話もありますね。5三金以下、4四王、4五銀、5三王、6二角、5二王、6一竜、同角、同竜。

なにはともあれ、これで渡辺竜王がタイトル防衛に王手。  
Posted by buu2 at 20:04Comments(0)TrackBack(0)将棋││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加

ますますダメサイトになりそうな食べログ

こんなニュースが。

クチコミでポイントがたまるTポイントサービスが食べログでスタート

このニュースを読んで「やったー」って思う人はどういう人なのか。

ちなみに以下は今度出版しようとしている「Twitter後のネット社会 ~コミュニケーション中毒患者の処方箋本~」の予定稿からの抜粋。

食べログのようなサイトの最大のテーマは、「どうやってレビューを集めるか」ということです。食べログは、この手段として、投稿数が少ないお店のレビューを書いたレビュアーに対して、換金可能なポイントが貯まるシステムを採用しました。そのおかげで、ポイントを目当てにしたレビューが大量に生産されるようになりました。マクドナルドのようなチェーン店に片っ端からレビューを書いたり、実際には訪問していないのに、あたかも食べに行ったようなレビューを書いたり、といった事態になったのです。お金に釣られたレビュアー達が質の低いレビューを粗製乱造したお陰で、食べログのレビューの信頼性は著しく低下しました。


今度のTポイントとの連携で、レビューの信頼性の劣化は一層ひどくなるでしょうね。ちょっと考えてみてください。20円程度のお金が欲しくてレビューを書く人のレビューの質がどの程度なのか、ということを。ちゃんとしたレビューは、ただか、もっとずっと高いか、どちらかです。すべてのレビューが等価値なんてありえないわけで、では良質のレビューを集めるにはどうしたら良いかを考えなくてはならないところで、食べログはただただ数を集めようとしています。

これではダメですね。食べログを壊したのは食べログ自身、ということになりそうです(確度99%)。  

人件費じゃ予算を消化できないので高額研究機器を購入

先日知人のブロガーがこんなことを書いていて(一応ご本人、今日のエントリーで「理研内で脳科学の研究プロジェクトに居る」と表明されています)

珍しく禿同:サイエンスポータルレビュー
若だんなの新宿通信

激しく同意っていうのは尋常じゃないな、と思って(だって、激しく同意っていうんだから、一言一句、もう心酔するくらいに同意ってことでしょ?僕はちょっとやそっとじゃこんな言葉使わないよ。このブログの記事、かれこれ7000件近く書いているけれど、検索かけても「禿同」って言葉はひとつも見つからない)読んでみたら、こんなくだりがある。

グローバルCOEプログラムは、3分の1程度縮減という第1回事業仕分けの結果を着実に実施するよう求める結論になった。ただ、グローバルCOEでは約7,000人が全国で雇用されている。「雇用」が大事だと主張している菅政権の政権運営方針との整合性をどのように考慮しているのだろうか。全く理解できない。
(引用の引用)

形式上は「政権の方針と仕分けの結果の整合性が取れていないじゃないか」ということだけれど、背後に「仕分け結果はけしからん。政権の方針と全然違うじゃないか。おかげで7000人の雇用が1/3程度縮減されちゃうぞ」というポジショントークが感じられたので、これに激しく同意ってどういうことよ、と思ってTwitterで突っ込んでみた(僕は通常は「morohoshidan」というアカウントを使っているけれど、公式発表は「amidalachan」を使っている)。以下、そのやりとり。

Amidalachan Dec 01, 1:29pm via HootSuite
どんなにご立派でも「ただ、グローバルCOEでは約7,000人が全国で雇用されている。」に言及したところでアウツ。研究は雇用のためにやるんじゃないよ。そして、それに言及した時点で単なる人気取り。 RT @fujita244: 【ブログ更新】珍しく禿同:サイエンスポータルレビュー


fujita244 Dec 01, 1:34pm via HootSuite
うーん。 RT @Amidalachan: どんなにご立派でも「ただ、グローバルCOEでは約7,000人が全国で雇用されている。」に言及したところでアウツ。研究は雇用のためにやるんじゃないよ。そして、それに言及した時点で単なる人気取り。
 

Amidalachan Dec 01, 1:39pm via HootSuite
え?研究って、雇用対策なんですか?そんならもう全部やめちまえって思いますが。 RT @fujita244: うーん。 RT @Amidalachan:「グローバルCOEでは約7,000人が全国で雇用されている。」に言及したところでアウツ。研究は雇用のためにやるんじゃないよ。


fujita244 Dec 01, 1:52pm via HootSuite
研究が雇用のためにあるとは思いませんが、雇用なしで研究もできないんじゃないですか。派遣切りはダメといいながら、研究予算の縮小が現状の雇用を切る方向に働く事を考えもしない民主党はおかしくないかという話なのですが。記者がどう思って書いているかは別にして @Amidalachan


Amidalachan Dec 01, 1:55pm via HootSuite
研究費はあくまでも研究のため。雇用はたまたま波及効果として存在するだけで、それが目的の中に入るのであれば本末転倒。7000人の雇用が1/3になろうが、「研究費」の要・不要を論じるときには無関係。雇用は雇用でセーフティネットを考えれば良い。 RT @fujita244:


fujita244 Dec 01, 2:02pm via HootSuite
確かに「目的」であってはいけないのだけど、研究費は研究のためと言うと、研究費で人が雇えなくなるようにする人たちがいる。人件費は別とか言うと予算の使い道がない。高額な外国産の機械ばかり買う研究がはびこるのは研究費で人が雇えないからじゃないのかなあ。 RT @Amidalachan:


Amidalachan Dec 01, 2:04pm via HootSuite
じゃぁ、研究費で人を雇えなくする人に文句を言えば良いじゃん。それに、予算の使い道がないなら使うなよ、バカ、という話(笑)金、ないんだから。 RT @fujita244: 人件費は別とか言うと予算の使い道がない。


ということで、ポイントはやっぱり「人件費は別とか言うと予算の使い道がない」というところ。僕自身、理化学研究所に出向していたことがあるから、こういうマインドが存在するのはもちろん知っている。年度末になると、「お金が余って困っている」という話が平気であちこちから出てくる。それで、そういう事態になると大変だから、最初から高額機器を購入するような研究をやろう、と。要するに無駄遣いすることが目的化しているわけですね。そんな研究、「二番じゃダメなんですか?」とかの議論の前に「ふざけんな」っていう話だよね。みんな、怒っていいところですよ、ここ。みんなの党とかは分かっていると思うけれど、他の政党の人たちもちゃんとチェックして下さいね。そういうのが政治主導でしょ?そういえば、もうすぐ年度末だなぁ。

「お金を節約しました。余ったので返します」という行動がポジティブに評価されるような制度にしないとだよね。それができないなら理研も産総研も全部潰しちまえ、と。研究は、無駄遣いのためでも、文科省が勝手に取ってきた予算を消化するためでも、そして雇用対策のためでもないはず。

まずは誰かごそっとWikiLeaksみたいにリークしてくれないかなぁ。僕はもう現場にいないからねぇ。

18:41追記
Togetterしてくれた。
研究予算と雇用の話  

どうぶつしょうぎアプリ通常版、限定二日間無料!

iPhone、iPad用アプリ「どうぶつしょうぎ」の通常版が発売以降、5000ダウンロードを達成しました。

これを記念して、本日より二日間に限り、通常版115円のところ、無料とさせていただきます。興味があるけれどまだ試していない、という方は、この機会にぜひどうぶつしょうぎをご体験ください。

なお、無料期間は米国時間で12月2日23:59の予定です。

#現在、どうぶつしょうぎDXの新しいゲーム、「らいおん・はんと」と、Appleゲームセンター対応「ねっとでたいせん どうぶつしょうぎ」の開発中です。クリスマスに間に合うように、鋭意努力中ですので、もう少々お待ち下さい。  
Posted by buu2 at 02:22Comments(2)TrackBack(0)将棋││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加

GAMER

livedoorの試写会に当選したので喜んで観てきた。

が、もちろん当選したからって手放しで褒めたりしないのはいつもどおり。

近未来、アバターの代わりに実際の人間を利用して、仮想空間で実在の人間をあやつってセカンドライフを楽しんだり、ゲームをしたり、という時代が舞台設定。この手の映画は殆どの場合で大した話でもないのに小難しい設定を演出や映像で一層わかりにくくするわけで、最近だとインセプションとかがこれに該当する。あと、アバターに仮想空間で頑張ってもらうという設定だと「サロゲート」とか、「サマーウォーズ」とかが該当するわけで、他にも「アバター」では実在の生物を操っているから、色々な部分で既視感バリバリ。

そういうありがちなものをどうやって斬新にするか、というところが製作者の腕の見せ所なんだけれど、まず一つ目が、操るのが実在の人物、ということ。これは設定の部分だけれど、ふーんという感じで、特段目新しい感じではない。だって、「アバター」でもうやっているからね。次に超細切れ映像とハンドカメラ。これ、演出の部分の工夫。ところが、これがもう眠気を誘発しちゃってどうしようもない。物語の中盤ぐらいまでは眠気との戦い。これ、多分演出のせい。それから映像。3Dゲームっぽさを強調した世界観はなるほど、という感じではあるのだけれど、普通にオンライン3Dゲームをやっていると、まぁ、なんか、当たり前な感じ。じゃぁ、ストーリーはどうよ、ということになるのだが、これまた凡庸。古いところだと「エクソシスト」みたいな感じかなぁ。ネタバレせずに説明するのは難しいけれど、ストーリー的にも、あまり新しくない。

なので、90分強という短い映画なのにかなり長く感じてしまう。

じゃぁ、出てくる女の子が美人ぞろいかっていうとそんなこともなく。
はっきり言ってハズレ。つまんない。評価は☆ゼロ。  
Posted by buu2 at 01:54映画2010││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年12月01日

君に届け

631947f6.jpg貞子ちゃんと風早君の爽やかな青春もの。多部未華子のキャラクターを上手に料理した佳作。

一番残念なのは、ストーリー的にも、映画的にも、ピークになるはずのエピソードよりもずっと良い話が何故か作品のど真ん中に配置されてしまったこと。もちろんそこで終わるわけでもなく、でもスターウォーズのエピソード5みたいにテンション高めを維持するわけでもなく、二部構成、ツインピークスな映画になってしまった。これなら友達編と恋人編の前後編に分けちゃば良かったと思う。

また、風早君はそうでもなかったけれど(いや、風早君も、ちょっと完全無欠過ぎたかな?そのくせ途中から焦りまくっていたけれど)、貞子ちゃんの演出がかなり過剰で、芝居ならこれで正解だと思うけれど、映画ではやり過ぎ。髪型までが前半と後半で大きく異なるわけで、成長譚としても違和感がある。多部未華子はまゆをひそめるだけでも十分に演技ができるのだから、彼女の演技力をもっと信用してあげて欲しかった。

それから、今時の高校生はみんなあんなもんなのかもしれないけれど、主人公以外のJKがあんまり魅力的じゃない。

が、マイナスポイントはこのくらい。多部未華子は非常に魅力的だし、ついこのあいだ観た典型的手抜き映画「雷桜」では滅茶苦茶だった天気の描写も丁寧。ラストの雪とか、非常に自然だった。登場人物たちの描き方も比較的ちゃんとやっているし、悪役もそれなりに回収されて後味が悪くない。うまく行く奴、行かない奴、良い奴、嫌な奴それぞれにきちんと描かれていたと思う。メインディッシュではないものの「あ、そうだったの?」っていうちょっとしたサプライズもあって、飽きさせない。

日本テレビの映画はサマーウォーズとか、スカイクロラとか、時々当たりがあるから侮れない。

多部未華子さんは映画でも良い味出すけれど、どちらかというと舞台で輝いて欲しいタイプ。今後の活躍に期待したい。

評価は☆2つ半。ただ、映画館で観なくても、ビデオでもそこそこに楽しめると思う。もうすぐ上映終了だから、TSUTAYAの棚に並んだら、どうぞ。  
Posted by buu2 at 23:10Comments(3)TrackBack(0)映画2010││編集

このエントリーをはてなブックマークに追加

昔、昔は末広町の「めんめん」。それが秋葉原の「玄」になって味を落としてどこかへ行ってしまった。ふと気付くと新宿に再出店。あんまり気が進まなかったけれど、せっかくなので食べてみた。醤油チャーシューは1160円だったか、すごく高い。以下、評価。

名称:麺創房 玄
種類:東京
場所:新宿
評価:8/AAB
2010.11.30
コメント:麺は中位の太さの縮れ麺。見た目は加水率が低そうなんだけれど、食べてみると加水率が高い食感。しっかりと腰があって、スープの絡みも良好。なんか、北海道系のゴム麺に通じるところがあるんだけれど、でも全然違う。表現が難しいのだけれど、非常に面白い麺だと思う。

スープは豚骨鶏がらブレンドの醤油味。醤油の味がかなり前面に出ている和風スープ。これがなかなか良い感じでまとまっていて美味しい。極端に自己主張するものがないのが良い。

チャーシューだけはちょっと残念な感じ。肉質は悪くないのだが、味が濃すぎる。「めんめん」では、チャーシューだけが薄味で存在感がなかったのだが、今度は味が濃すぎてバランスを崩している。ここまでバランスの良い麺、スープを作りながら、チャーシューだけバランスが崩れているのが不思議なくらい。

チャーシューそのものは悪くないけれど、チャーシューメンはコストパフォーマンスが悪いのであまりおすすめできない。でも、あとは非常に良い感じ。「一本気」以外ではめったにやらない完食をしてしまった。

ただ、店のお兄ちゃんの態度は非常に悪い(笑)。あと、味玉がそっぽを向いてトッピングされているのもいかがなものか。味にはあんまり関係ないけれど、接客に関するプロ意識はあまり感じられない。

DSCN2690


店名 麺創房 玄
TEL 03-3225-0253
住所 東京都新宿区新宿3-17-13 B1F
営業時間 11:00~23:00(スープ終了まで)