2011年04月14日

若者はなぜ選挙に投票に行かないのか

うへぇ。こんなニュースが。

<都議会民主党>自販機抑制条例案を提出へ 業界から反発も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110414-00000157-mai-soci

でも、選挙で勝ったんだからね。文句言えないよね。それに僕は都民じゃないから、「東京都ってろくでもねぇ」としか言えない。

それで、先日は「なぁんだ、20年経っても石原都知事は磐石じゃん」という話を書いたわけですが、折角だから皆さんにはもうひとつ、突っ込んだデータをお見せしましょう。すなわち、「じゃぁ、20代、30代がもっとみんな政治に興味を持って、投票率が上がったらどうなるの?」というデータです。計算に当たっては、もうケチなこと言うな、全員投票だ!ってことで、20代、30代の方々には全員投票していただきました(笑)。じゃーーーん。

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なぁんだ、若者が片っぱしから投票したって、やっぱり10万票差で石原さんなんじゃん(笑)。こりゃ、若者は選挙に行かないよね。投票してみるまでもなく、「もう、石原だよ」って雰囲気なんでしょ。ここまで数字で明らかなら、そういう雰囲気になるはず。何やってもかわんねぇよ、って。これじゃぁ、投票に行きたくならないのも仕方がない気がしてきます。  

Posted by buu2 at 22:56Comments(2)TrackBack(0)ニュース││編集

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今日、とても困った話

友達が

長女が散らかしまくった部屋を片付けるか片付けないかでグズり中。「遊んだ人も遊んでない人も一緒に片付けるんだよ」と主張する娘。


と書いていて頭を抱えてしまった。この主張に対して論理的に反論するのは非常に難しい。

「じゃぁ、なんでじえいたいのおじさんたちはほうしゃせんをあびてがんばっているの?」
「しょうぼうしさんたちはなぜがんばっているの?」
「わたしがこまっているのに、どうしてだれもたすけてくれないの?」

なんで自衛隊や消防庁は福島原発で働いているんだ?

いや、やっぱり、片付けを手伝ってあげるべきなんですかね????うーーーーん、どうも解せないのだが・・・・・・。散らかしたもん勝ち?それとも、東電はちゃんと自衛隊や消防庁にお金を払うの?  
Posted by buu2 at 21:20Comments(2)TrackBack(0)日記││編集

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オンデーズ(OWNDAYS)のレンズを比べてみた

この間、地震の前に池袋で芝居を観たんですが、ちょっと時間があってブラブラしていたら、「メガネ半額セール中!」ってやっていたんです。それで、つい買ってしまいました

そのとき、期限付きで半額チケットを貰ったので、ついつい、もうひとつ作ってしまったんです。ただ、二回目はレンズをケチって、標準にしてみました。

ひとつめ:フレーム代:4500円、レンズ代:2000円(税別)
ふたつめ:フレーム代:2500円、レンズ代:無料

さて、比較してみましょう、レンズを。

まず、見え方、一緒。メガネによってそんなに見え方が変わってしまっては困ります。

汚れ具合(オンデーズさんは「高いほうが汚れにくい」って言ってました)、一緒。っていうか、僕はいつもメガネはお風呂で水洗いするので、いつもきれい。

見た目、百聞は一見にしかず。

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まぁ、一緒だよね。試しにノギスで厚さを測ってみたんですが、安い方は薄いところで1.6ミリ、厚いところで2.7ミリでした。高い方はメガネの構造でノギスが使えず、ものさしで目分量で測ってみたら薄いところで1.8ミリ、厚いところで2.7ミリぐらいでした。

違いは・・・・・・・値段!

ということで、少なくとも僕の視力では高いレンズにする意味はないことがわかりました。左目0.1、右目0.3ぐらいです。

ちなみに、メガネを作ってみてわかったんですが、今のメガネって、レンズをフレームにはめないんですね。レンズとフレームは別々。写真の左側を見てみたらわかると思いますが、細いテグスで支えていて、その上にフレームがある。フレームとレンズは密着していなくて、フレームはかざり。これで困ることがあるかって、何もない。こういうところが発想の転換なんでしょうね。「別に、フレームにはまっていなくても良いじゃん」って。お見事です。  
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スッポン(食用)

魚屋さんでスッポンを売っていた。食材として、だよね、もちろん。価格は2700円。安いんだか、高いんだか、良くわかんない。買って帰ってペットにしても良いかな、と思ったんだけれど、亀ってすげぇ食べて、すげぇウンコするので、水の交換が大変なんだよね。

ということで、購入を見合わせた。

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Posted by buu2 at 18:12Comments(0)TrackBack(0)日記││編集

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今日も「鶏そば専門店 前略。まるきゅう」

池袋でラーメンを食べたいと思ったらとりあえずはココなんだよね。

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新店があればそちらを優先するんだけれど、どうやら池袋はほぼほぼ食べつくしたような・・・。ということで、今日もまるきゅう。二号店ね。  

自販機をなくすことに関する一提案(ただし、対策あり)

蓮舫氏、自販機悪玉論に反論

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110414-00000506-san-pol


この件については蓮舫氏を支持。

石原氏が自販機をなくしたいと思うなら、「サミットの前にある自販機でペットボトル買うって馬鹿じゃねぇの?店の中に入れば同じものが98円で売ってんのに、何で自販機で150円で買うの?店がやってないならともかく、サミットは1時までやってんじゃん」と語ることをお勧めする。

#単に値下げされるだけで、なくならないかもしれない。  

どんどん状況を悪化させる一方の政府

輸入規制、千葉・埼玉産にも拡大=野菜や牛乳が対象―米FDA

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110414-00000024-jij-int


至極当たり前の対応。なぜこうなったのか。もちろん、これは人災。日本人より米国人のほうが放射線にセンシティブな人間が多いというだけのこと。同様のことはもうすでに日本国内でも起きている。「基準値以下です。安全です」という「言葉」は科学ではない。

関連エントリー
風評被害とは(農水省への電凸レポート入り)
風評被害はこの2つの方法でしかなくならない  
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ある村の現状を医療ドラマでたとえてみる(空想科学脚本です)

医者→患者の親戚:「手の施しようがありません。手遅れですね。余命は3ヶ月だと思ってください」

患者の親戚→患者:「余命3ヶ月だって」

患者→患者の親戚:「ええっ!医者がそんなことを?それが医者の言葉なの?信じられない!」

患者→医者:「私には胃潰瘍だって、簡単な手術だって言ったじゃないですか?がんなんですか?それなら治してください!それが医者の仕事でしょう?余命3ヶ月なんて悲しくてならない!」

医者→患者:「いや、私はがんだなんて言ってませんよ」

医者→患者の親戚:「なんで伝えちゃったんだ!だめじゃないか!私は言ってないってことにしてくれ」

患者の親戚→患者:「ごめん、私の推測だった」

患者→看護師:「それで、私の具合はどんな感じなんですか?」 

看護師→患者:「すいません、今、院長先生が不在で・・・」←イマココ


原発周辺20年住めない…首相発言? 避難村長が涙「これが政治家の言葉か」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110413-00000608-san-pol  
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2011年04月13日

あまりに想定の範囲内なので笑うしかない

首相発言なかった?…原発周辺「当面住めない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110413-00000834-yom-pol

首相の発言が報道されると、松本氏は改めて記者団に「発言は私の推測だ。首相は言っていない」と述べ、訂正した。首相は13日夜、首相官邸で記者団に「私が言ったわけではない」と強調した。福島県の地元住民の感情などに配慮したものとみられる。


だそうで。

僕がさっき

あと、こういうツッコミをされても、「いや、私はそんなこと言ってない。松本氏の勘違いです」とか言うんでしょうね。とにかく言質を取られないことが重要なんだろうな。


って書いたわけだけれど、思ったとおりに行動する菅首相は大衆の期待を裏切りませんね。まぁ、どうでも良いんだけれど。人間性が垣間見える。これだから人望が極端にないんだよ(笑)。  
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洋風ハンバーグ

用意したもの
 合い挽き肉 約440グラム、500円ぐらいのところ、売れ残りで半額
 たまねぎ 1個
 生パン粉 カップ1
 牛乳(タカナシの低脂肪乳) 60cc
 卵 1個
 塩 ちょこっと
 胡椒 少々
 ナツメグ 少々
 サラダ油 少量
 ビーフシチューの残り
 ソース

まぁ、あれだ。大したことはやってない。玉ねぎをみじん切りにしてフライパンで炒めて、色がキツネ色になったらそこで放置。パン粉には牛乳を染みこませて、ざっとかき混ぜて放置。挽肉に塩と胡椒をふってよーく混ぜて、良いかなー、というところで玉ねぎとパン粉、それから卵とナツメグを入れて、さらにかき混ぜる。良く混ざったかなーと思ったら、両手にサラダ油をつけて、肉を適量手にとって、キャッチボール。中の空気を抜いて、円盤状にして、真ん中をへこませる。今日は7つできたので、そのうちの5つをラップに包んで冷凍庫へ。残りの二つはフライパンへ。強火で1分ほど焼いて、あとは弱火で4分ほど。ときどきゆすって焦げ付かないように。いい感じで焼けたらひっくり返して、また最初はちょっと強火。あとはときどき動かしながら、弱火で4分。焼きあがったら、これはお皿へ。フライパンの油を拭きとって、ビーフシチューの残りにソースを追加。これでちょっと煮詰めて、ハンバーグにトッピング。

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おお、うまい。ただ、ちょっとソースが薄味だな。薄味が好きな僕なら問題ないけれど、人にはちょっと食べさせられない感じ。どこかでソースの作り方を勉強してこよう。やっぱり、ハンバーグはソースだよね、単純な食べ物だけに。まぁ、いざとなれば大根おろしと醤油で和風ハンバーグにすれば良いんだけれど。

評価は☆2つ。  
Posted by buu2 at 22:38Comments(0)TrackBack(0)料理││編集

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原子力がダメなら全部ダメだよね

最近、こういうネタが多いので、ブログに書くことに全く困らない。

「社会的に許されない」=電力会社への経産OB天下り―枝野官房長官
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110413-00000105-jij-pol

僕は天下りしていてもちゃんとやっている人を何人か知っているから、頭ごなしに「天下りは全廃」と言うつもりはないんだけれど、この論理からしたら、全廃だよね。

「(原発への)チェック態勢が甘くなったのではないかと疑義を持たれるのは当然だ。法律上、天下りに該当するかにかかわらず、社会的に許されるべきではない」と述べた。


この言葉は、原発に限定されるべき話じゃない。どこに行ったってチェック体制が甘くなる。もう、これを機に全廃でしょ。もちろん、在籍出向もね。  

ラッキー、もしくはヨッシャァーな話

日本がFIFAランキングで13位というニュースを聞いて「すげぇ」と喜んでいる人が多いので驚く。

日本はFIFAランキング13位に浮上…南米選手権で同組のアルゼンチンは5位
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110413-00000318-soccerk-socc

最新ランキングを見ると確かに日本は13位。15位までと、主要なチームを書くとこんな感じ。

1 スペイン
2 オランダ
3 ブラジル
4 ドイツ
5 アルゼンチン
6 イングランド
7 ウルグアイ
8 ポルトガル
9 イタリア
10 クロアチア
11 ノルウェー
12 ギリシャ
13 日本
14 チリ
15 ガーナ
18 ロシア
19 フランス
22 USA
25 スイス
26 メキシコ
29 スウェーデン


実質的に日本の実力が13位のわけねぇだろ、ということであって、FIFAランキングがいい加減だってことの証左なんだけれど、そのあたりを知らない人が凄く多いということなんだろう。ちなみに日本代表が一番FIFAランクをアップさせたのは1998年の9位。その後のワールドカップでの惨敗っぷりはまだ記憶に新しいところ。ただ、この後ランキングの決定方式がちょっと変更になったので、精度は多少上がったはず。

ちなみに夏にある南米選手権は非常に大事で、もしこの大会に参加して、良い成績を残そうものならさらにランクがアップする。対戦相手は

アルゼンチン5位、コロンビア49位、ボリビア102位

なので、順当に2勝1敗で抜けるとウルグアイ7位、メキシコ26位、チリ14位の中の2位のチームとの対戦になる。FIFAランキングを信用すれば(笑)、チリとの13位、14位決戦だ。あれ?メキシコ負けちゃうの(笑)?いや、ランキング通りなら負けちゃいますね。

ちなみに南米選手権に出るチームで日本より格上のチームはブラジル、アルゼンチン、ウルグアイの3チームだけ(笑)。ベスト4は堅い。FIFAランキングが正確なら。

と、取らぬ狸の皮算用を続けても仕方が無いのだけれど、じゃぁ、FIFAランキングが全くムダかというとそんなこともない。このランキングをもとにワールドカップの予選とか、本戦グループリーグが決まったりするからだ。ランクが高いと実利がある。

だから、13位と聞いて「すげぇ」と感想を漏らすのは間違いだ。僕達が言うべき言葉は「ラッキー(ハート)!!!」あるいは「ヨッシャァー(松木調)」である。

頑張れ、日本代表。応援しているぞ。  
Posted by buu2 at 20:29Comments(0)TrackBack(0)サッカー││編集

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10年、20年住めないって、根拠は?

原発周辺「20年住めない」と菅首相=内陸に移住、10万人規模の宅地造成
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_221586

これもまた変な話。もしヨウ素131の影響なら2年も経てば大丈夫になる。一方でセシウム137のせいなら半減期は30年だから、20年なんてショートスパンでは全然無理。300年ぐらい住めないでしょ。その間に放射能除去装置(半減期短縮装置とか)が開発されるかも知れないけれど。意識しているのは当然セシウムのはずで、どこから10年、20年という数字が出てきたのやら。でも、記者から質問が飛ぶ記者会見では話してもらえないんですよね、きっと。

あと、こういうツッコミをされても、「いや、私はそんなこと言ってない。松本氏の勘違いです」とか言うんでしょうね。とにかく言質を取られないことが重要なんだろうな。

福島県の内陸部とか、5万〜10万人規模の環境に配慮したエコタウンとか、ドイツの田園都市などをモデルとか、大きなお世話だし。「もう原発のそばは嫌だ、放射能は嫌だ」ってことなら、福島の内陸部だって嫌なんじゃないの?「人を追いだしておいて、勝手に決めんな」って、僕なら思うけれどね。  
Posted by buu2 at 17:21Comments(0)TrackBack(0)ニュース││編集

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そろそろ、迷惑なんですが

枝野長官も事前に把握=レベル7引き上げ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110413-00000072-jij-pol

INESレベルについてはウィキペディアに分かりやすくまとまっているけれど、

国際原子力事象評価尺度

レベル4以上は放射性物質の環境放出量でほぼ機械的に決まってしまう。新聞発表の数字を見ているだけでもレベル7になることは明白だったので、レベル7と発表されるのは時間の問題だった。だから、今になってレベル7と言われても全然驚かないし、枝野さんが「事前に知っていた」というのも当たり前の話。

それで、問題なのは、なんでこんなに政府対応が遅れたのか、ということ。確かに、情報には機密性を重視したほうが良いものもある。外交に関わることとか、治安に関わることとか、国防に関わることとか、何でもかんでも全部あけっぴろげにしろとは言わない。しかし、安全に関する情報は秘匿する理由がない。「パニックになるから」という考え方もあるかも知れないが、それにしては発表が遅すぎる。要は、政府がものごとの優先順位をきちんと判断できないということだ。もしかしたら、「俺達だけ情報を知っているなんてすげぇ」と優越感に浸っていたのかも知れない。しかし、そんな自己満足のおかげで長時間被曝していた現地の住民たちはたまったものではない。「黙っていてごめんなさい。あなた達、結構被曝しています。でも、ただちに健康に被害はでないから大丈夫です。でも、一応避難して」って、アホかと。

とにかく、この政府は情報の透明性が低いし、公開スピードも遅い。判断も不適切で、今のような非常時には、状態が悪化する一方だ。

もう、無理して頑張らなくて良いのではないか。もっと能力の高い人達がいくらでもいる。役所にも、民間にも。能力のない政治家に主導されるのは迷惑だ。  
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ぼくたちの放射線量モニタリング社会

デパートの地下で、おもむろにガイガーカウンターを取り出して、野菜や果物を「ピピピっ」て調べて、「やめとこう」ってつぶやいて立ち去ったら、みんなどうすると思いますか?普通は「え?」って思って、そのデパートで買い物をするの、やめますよ。これって、ライバル会社からすれば、物凄く効果的な作戦です。すぐに思いつく。

さて、じゃぁそれをやられちゃったデパートはどうするか。もちろん、各売り場にガイガーカウンターを備え付けるわけです。「ほら、この商品の線量はこんなもんです。大丈夫でしょう?」ってね。やがて、ガイガーカウンター備え付けはデパートだけじゃなくて、一般の小売店にも備え付けになります。ファミレスやラーメン屋でも一緒です。「当店のラーメンは一杯あたり20μシーベルトです」「放射能割あり!10μシーベルトにつき100円割り引きます!」とか。

するとどうなるか。個人が線量計を持つようになります。放射能割のある店に行って、マイ線量計で調査して、割り引きを迫るようになります。お店のガイガーカウンターに偽装がないかを調べるようにもなります。

ここまで来ると、線量計は一人一台の時代。早晩、携帯電話にガイガーカウンターがつくようになってきます。また、スカウタータイプの格好良いガイガーカウンターも注目されます。持っていて楽しいタイプのガイガーカウンターの登場です。

携帯電話にガイガーカウンターが装備されると、すぐにアプリで「放射線アラーム」が付きます。バックグラウンドで放射線量を計測していて、100マイクロシーベルトを超えると警告がなる、みたいなものです。福島で水素爆発などが起きると、そこらじゅうの携帯が放射線アラームを鳴らしまくります。

さて、警報がなりまくるとみんなはどうするでしょう。とりあえず、建物の中に入るはずです。ところが、放射能のふりかけをかぶったままで屋内に入ってしまうと、屋内までもが汚染されます。したがって、除染システムが必須になります。エアシャワーのようなもので除染する手もあるし、汚染がひどければ服を着替えてしまうのもひとつの手です。すると、今はVITONとか、あるいは化粧品などが並んでいるデパートの一階には、ユニクロが入ることになります。もちろん、着替え部屋が完備されます。それから、脱いだ服を捨ててしまうのは勿体無いので、クリーニング屋も一階に配置されるでしょう。クリーニング屋は「即日クリーニング」が当たり前。とすると、仕上がるまでの間、みんなはデパートの中で過ごすことになります。つまり、百貨店にとってはユニクロとクリーニング屋の誘致が最重要課題となります。

さて、デパートの一等地を占めるようになったユニクロですが、当然客単価をアップさせるための商品開発が必要になります。そこで目をつけるのはもちろんガイガーカウンターです。当初3万円ぐらいだったガイガーカウンターも随分安くなって、今では1万円ぐらいになっています。でも、そこはユニクロ。中国で安く作ってシェア拡大を図るはずです。メガネ型、スカウター型、体温計型、腕時計型、色々なのもが考えられますが、一番の売れ筋はもちろんドラゴンボールとのコラボモデルです。ラディッツモデル、ブルマモデル(女性用)、フリーザモデル、ギニュー特戦隊モデルなどが投入されます。

ところが、この、スカウタータイプ、放射線量を計測できるのは良いのですが、常に装着していなくては意味がありませんから、他の機能も付属することになります。もちろん最初に追加される機能はお財布機能です。これでお買い物が便利になってサイコーなのですが、スカウターに所持金情報が追加されてしまうので、周りにいる人がどの程度の所持金なのか、わかるようになってしまいます。

「わたしの購買力は530000です。ですが、もちろんフルパワーで買い物をする気はありませんからご心配なく・・・・」とか、「購買力たったの5万か・・・ゴミめ」といった会話がそこここで行われるようになります。

・・・・・あ、もう13時で仕事の時間だ。続きはまた今度〜  
Posted by buu2 at 13:07Comments(0)TrackBack(0)日記││編集

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Twitter後のネット社会 番外編 その3「ポジティブ情報も生き残れないTwitter」

徳力さんがこんな記事を書いています。

嘘やデマが“生き残れない”ツイッター

この記事を読むのが面倒くさい人のために3行でまとめますと、「ツイッター上の嘘やデマは一日もすれば沈静化します。企業のネガティブ情報や炎上などもすぐ沈静化しますよ」といった内容です。書いてある内容はその通りだと思います。この記事を通じて、徳力さんは逆説的に、「だから安心してください。マーケティングツールとして使えますよ」ということを言いたかったんだと思います。

でも、別の視点から言えばポジティブ情報もすぐ沈静化するということになります。たとえば先月僕が作った「買い占めするならカネ送れ」という動画の場合、ツイッター上でのピークは17日、19日、25日といくつかのピークはあったのですが、4月以降はそれほど大きなピークがありません。もう、ネタとして消費しつくされたということです。おそらく30万人ぐらいが閲覧したと推測できるのですが、それをテレビの視聴率で言えば0.3%にしかなりません。この数字は視聴率としては非常に低い数字です。日本人で言えば、300人に一人しか見ていない勘定になります。「あなた、これを見ましたか?」と片っぱしから尋ねても、知らない人のほうが断然多いことになります。この動画の拡散の少なくない部分はツイッターによるものですが、だからこそ、定着もせずにすぐに消費されてしまうのです。YouTubeの場合、「チャンネル登録」という形で読者を固定化できるのですが、今回、一連の動画で僕のアカウントを登録した人は750人ぐらいです。僕のブログのPVが大体平均して3000ぐらいですから、25%ぐらいでしかありません。ツイッター経由のメッセージ送付というのは、その程度の威力しかないということです。

ツイッターは、お客様とのパイプという意味ではそれなりに機能します。ただし、それは企業→お客様というよりは、お客様→企業という色彩が濃くなります。企業サイドからはなかなか声が届きません。そして、お客様からの声にはきちんと耳を傾けないと、お客様がフラストレーションを抱えることになります。「伝わらなくて当たり前。対応して当たり前」がツイッターの商用利用の基本的な考え方です。「嘘も、デマも、そしてもちろん自分たちにとって都合の良い情報も、全てが素早く消費される」のがツイッターなのです。

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ガイガーカウンターを見ていて絶望した

「さて、ガイガーカウンターでも買おうかな」と思って愕然とした。MMRの皆さんじゃなくても「なんだってーーー」と言いたくなります。例えばこんなサイトがありますが。

ガイガーカウンターショップ

おいおい、ベータちゃんとアルファちゃんっていうネーミングもどうかと思うけれど(僕ならここはアトム君とウランちゃんとするところ)、このデザイン、なんとかしろよ、と。普段から持ち歩くんだから。もっとスタイリッシュにできないのかな、と。例えばこんな感じ。

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こういう、着用していても違和感のないデザインで是非お願いします。八百屋ではこんな感じになります。

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これから30年ぐらい、ガイガーカウンター市場が熱そうですね。一人一台の時代がやってきそうです。

成田空港とかで売ったら飛ぶように売れそうです。  

確かに、「つとめて」より「あけぼの」の方がいとをかし

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春はあけぼの

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1000年経っても同じ。  

祝 プロ野球開幕 後出しジャンケン的順位予想

なんか、優勝チーム予想をする前に開幕しちゃって後出しジャンケン的で気持ち悪いのですが、今年のセ・リーグから。

結局、長丁場のリーグ戦は何と言っても投手力なわけです。それで、先発が揃っているのはどのチームか、ということなんですけれど、手前味噌で恐縮だけれどやはりドラゴンズがピカイチなんですね。次に揃っているのがスワローズ、その次は・・・・ジャイアンツかな。それからタイガース。カープとベイスターズはどっちもどっちなんだけれど、一枚だけ絶対的な切り札がいるカープが上かな。となると、

中日
ヤクルト
読売
阪神
広島
横浜

と。あ、もうこれで決まりだわ。他に検討するヨウ素じゃない、要素がない。あとはケガ人がどれだけ出るかと、計算外の新人がどこまでやるか、ぐらい。やっぱり、野球はピッチャーだよなぁ。

ついでだから、パ・リーグもやっておきましょうか。こちらも先発投手力ベースで。

ソフトバンク
日本ハム
西武
楽天
ロッテ
オリックス  
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2011年04月12日

飯舘村では今後半世紀ぐらい農業は無理

飯舘村、全農作物の作付けを中止
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000876-yom-soci

3倍のセシウムって、基準以下になるには50年ぐらいかかるじゃん。もう、ダメなんだよ、ここは。農業はできない。なんで政府はさっさと結論を伝えないんだ。

あと、何度も何度も書いているけれど、それは風評被害なんじゃないんだって。こういう話を先送りする農水省も使えない。読売新聞の記者は下の二つの文章を3回ぐらい読め、と。


風評被害とは(農水省への電凸レポート入り)
風評被害はこの2つの方法でしかなくならない

農業も無理だけど、子育ても推奨しない。個人的には。子供を産む予定の女性も離れた方が良いと思う。  

年寄りの、年寄りによる、年寄りのための政治からの脱却

さっき、東京都の選挙について書いたけれど、その結論はあと20年経っても石原政権で不思議じゃない、というもの。

正直なところ、僕は「20年経てば石原政権も転覆されるから、まぁ、20年待ちなよ」という結論になると思っていた。ところが、実際に計算してみてびっくり。なんだ、20年経ってもこのままなんじゃん、と。

ちょっとくらい「選挙に行け」って言っても、意味ないんだよね。だって、もう投票率が全然違うんだもの。数字を良く見る必要すらない。だって、石原さんに投票している人数よりも東国原さんに投票している割合が高いのは、20代、30代だけなんだよ。

再掲
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人数で言えば20代、30代の合計はそれ以上の代の合計の半分しかいない。一方で投票率は平均すれば30%程度。一方で40代以上は平均で70%だよ。世代間の格差を解消しなくちゃいけない場面で、これじゃぁ勝負になるわけがない。

例えば、「投票は義務、棄権したら罰金5万円」とかにしたら、状況はある程度改善するはずなんですよ。若者の方がお金持ってないから。なぜそうならないかって、それは組織票を持っているところが面白くないから。組織票って、共産党とか、公明党とか、あるけれど、最大の、そして、目に見えない組織票って、「年寄り」なんだろうね。

このブログでは繰り返し主張しているけれど、若者の、若者による、若者のための政党を考えるべきなんだと思う。

#もちろん、そこが政権を取ったとしても、年寄りへの配慮は忘れてはならないのだけれど。

城繁幸さんとかがそういうことをやっているんだったっけか?  
Posted by buu2 at 23:21Comments(0)TrackBack(0)日記││編集

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選挙結果から予想する20年後の東京都知事

僕は都民じゃないからどうでも良いんですが、ちょっとざっくり分析してみました。まず今回の都知事選挙について。

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ちょっとでかくて分かりにくい表なんですが、TOKYO MXが調べた年代別得票率、住民基本台帳による人口、それから、前回の都知事選の年代別投票率をベースに誤差が少なくなるように推測した投票率(理論値)を算出してみました。って、理論値計算すると20代の投票率ってこんなに低いのかよ。まぁ良いですけど。誤差はそこそこあります。

さて、このデータをもとに、20年後の都知事選挙を占ってみます。皆さん長生きしていただき、そのまま皆さんが死なずに20歳年をとります。その上で今の20代と同じだけの人数が東京都に供給されたとします。投票率と年代別投票動向は今と同じ(今回石原さんに投票した人は20年後も石原さんに投票)にします。どうなるかなー。

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なんと、130万票差が110万票差ぐらいにはなりますが、それでも石原都知事は磐石です。

では、ここで思い切って、今の60歳以上の方々は全員老衰でおなくなりになっていただきましょう。

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うおおお!それでもまだ20万票の差をつけて石原都知事が再選されるようです。10連続当選も夢じゃないですね。高齢化と低年齢層の低投票率恐るべし。  
Posted by buu2 at 20:14Comments(2)TrackBack(0)日記││編集

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まだこういう勘違いをしているんだよな、政治家は

枝野さん、トマトやイチゴ食べ安全性アピール
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000764-yom-soci

あのさー、「俺も食べてるからお前らも食べろ」って?

そりゃ、今までの日本人は「偉い人が言っているからついて行こう」って従ってくれたかも知れないけどさ、もうそんな時代じゃないでしょ。いや、それは正確じゃないか。確かに、石原都知事に投票する人がいるんだから、「あぁ、枝野さんが食べているなら」って食べてくれる人もいるんだろうね。特に60歳以上には。

でもさ、枝野さんはまだ46歳とかでしょ?もし「俺が食べたらみんな食べてくれる」って思っているとしたら、相当にズレているよ。

「町に出ている食べ物は安全なものしかない。精魂込めて作ったおいしい食べ物を、ぜひ消費していただくことで応援してほしい」


って、これは科学じゃない。何ベクレルなのか、それを測って見せなよ、その場で。断言するけれど、0ベクレルならみんな食べるよ。  
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南米選手権、出られるじゃん!

あれれ?

Jは選手派遣に協力 サッカー南米選手権

僕が聞いたところではJが反対したので、仕方なく辞退することにしたってことだったんだけれど、変更したのかな?でも、それは歓迎。絶対に出るべきだ。

その分、みんなで競技場に足を運ばないと。みんなが競技場に行かないと、チームの経営が厳しくなる。チームの経営が厳しくなると、日本代表が弱くなる。あと、チームのスポンサーもちゃんと支援しないと。その辺についてはこちらをどうぞ。

B to Cの関係をどうやって再構築していくか

地震をひとつの機会に変えていかないと、ただ被災しただけで終わっちゃう。  
Posted by buu2 at 18:55Comments(2)TrackBack(0)ニュース││編集

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今日の夕景

時は春
日は夕
夕は六時、
桜が咲き、
風が吹き、
大地が揺れるとも、
神は空にあり
今日も陽は沈む

出典:
The year's at the spring,
And day's at the morn;
Morning's at seven;
The hill-side's dew-pearl'd;
The lark's on the wing;
The snail's on the thorn;
God's in His heaven--
All's right with the world!
(Robert Browning)

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河野太郎氏は世襲議員なのに今一番まともな政治家

僕の主義主張と通ずる部分が多いからかも知れず、彼の政治姿勢に批判的な人も多いのかも知れないけれど、彼はブログの使い方も上手だし、下手くその代表格の山本一太議員はなぜ近所にこんな良いお手本があるのにあなたはそんなにダメなの(詳細は拙著「Twitter後のネット社会」参照(笑))という気分だ。ということで、今日の河野太郎。

この夏、本当に電力は足りないのか

ふるさと納税じゃなくて、ふるさと投票したいよ、全く。てか、さっさと新党作れ、と思う。  
Posted by buu2 at 17:20Comments(2)TrackBack(0)日記││編集

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ほら、コカ・コーラも自販機の節電やってるってさ

さっき、自販機は節電しているらしいぜ、って書いたけれど、今度はコカ・コーラも節電しているっていうお知らせ。

夏場のピーク電力削減に向けた日本のコカ・コーラとしての取り組みについて

自販機じゃ節電できないみたいです。パチンコだって、暇な人がパチンコ屋に集まって涼むのと、それぞれが自宅で冷房使うのと、どっちが節電効果が高いのかはわかんないよね。とりあえず、都知事のお手並み拝見ということで。都民じゃないけれど。  

Chaoz

中華街の四五六菜館が新杉田のシーサイドライン改札すぐそばに出した餃子専門の立ち飲みショップ。食べて飲むのに一所懸命で写真を撮るの忘れましたが、美味しかったです(^^

八景島の帰りにちょこっと立ち寄って、軽く一杯、というのにナイス。

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知り合いのお店なので☆評価はなし。でも、美味しいですよ。僕はChaoz餃子の方が好きかな。でもまぁ、両方どうぞ(笑)。

店名 四五六菜館 chaoz (スゴロクサイカン チャオズ)
TEL 045-771-4569
住所 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8-1
営業時間 11:30〜22:00
定休日 無し  
Posted by buu2 at 16:44Comments(0)TrackBack(0)グルメー中華││編集

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極秘情報と、ジンベエザメに丸呑みされるしろたん

僕は、地下鉄サリン事件があった当日、いつも行列でなかなか食べることができない築地の寿司屋に行った。もちろん、ガラガラ。良いネタがいっぱいで、超満足。

さて、そんな逆張り人生の中で今個人的に大注目なのが八景島の潮干狩りだ。八景島は人工島で多分砂浜も人工砂浜。この写真の真ん中あたり。

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ここの砂浜、あさりをばらまいたわけでもなく、砂の中に貝がいたみたいでいつのまにやら潮干狩りの名所になってしまった。最近は乱獲が問題になって、「小さい貝は持って帰らないでね」と規制がかかるくらいの繁盛ぶりだったのだけれど、なんと、今年は放射能騒ぎで全然人がいないらしい。

いや、東京湾の、八景島は大丈夫でしょ、さすがに、と僕は思うので、潮干狩りに行ってこようと思います。このネタはナイショだからな、ゼッタイ。誰か、一緒に行きませんか?

ちなみに八景島にはジンベイザメのカップルがいるそうです。全長5メートルだって!昨日は仕事で行ったので見ることができなかったけれど、今度見てこよう!!

そういえば、物販のところで「しろたん」というアザラシのキャラクターがジンベエザメに丸のみされているシュールなぬいぐるみを売っていた(笑)。

あ、ここにある!!

変身しろたんシリーズ-その2

変身っていうか、丸呑みだから!!!おい、しろたん、お前、食われてんだぞっ!!

これが、結構可愛いのですよ。八景島、侮れない。入島無料です。  
Posted by buu2 at 15:08Comments(0)TrackBack(0)日記││編集

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おい、自動販売機は大して電気使ってないらしいぞ

夏場の電力不足予想時には缶・PET飲料自販機は冷却運転を停止しています(PDF)(出典:一般社団法人日本自動販売機工業会)

以下、抜粋(面倒くさいな、なんでPDFなんだよ!)
7〜9月の3ヶ月間の平日は、電力需要の少ない午前中から午後1時に商品を冷やしこみ、午後1〜4時の3時間は冷却機の運転を停止するピークカット機能を有しています。照明も消していますので、この3時間に使用する電力は、・・・1台あたり17Wに過ぎません。

ピークカット機能は・・・市場で解除することはできません。

現在、全国の缶・PET清涼飲料自販機は全てピークカット機能付のエコベンダーになっています。

自販機業界は、これまで大幅な消費電力の低減を行ってきました。


どうせなら夏場だけじゃなくて通年でやれ、とか、突込みどころはあるけれど、自販機でメシ食っている人だっているんだし、みんなそれなりに頭使ってんだよ、というお話。どこまで本当かはちゃんと検証する必要があるんだろうけれど、普通に考えれば情報の確度は高いよね。  

あきたこまち>ななつぼし

個人的メモ。

あきたこまちを食べ終わったので、ななつぼし(北海道)に変えてみたら、これが、全然ダメだ。5キロ買っちゃって失敗だったなぁ。

北海道ならなんでも良い、というわけではないらしい。何回か条件を変えて炊いてみて、それでもダメならあきたこまちを買ってきて混ぜちゃおう。

あ、今時なら、ササニシキかな???  
Posted by buu2 at 00:57Comments(4)TrackBack(0)料理││編集

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2011年04月11日

八景島で花見と地震

八景島で仕事の打ち合わせがあったので、ついでに花見をしてきました。いい所ですね、ここ。10年以上来てなかったのですが。

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そして、のんきに夕日の写真を撮っていたら、地震が発生。

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僕がいたのはこの橋の上。

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結構揺れました。  
Posted by buu2 at 18:34Comments(0)TrackBack(0)日記││編集

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気持ち悪い話

統一地方選 「民主党は元々未熟」石原氏、一夜明け
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000012-maip-pol

選挙に勝ったことには別に文句ないんだけど、こうやって、パチンコとか、自動販売機とか、ピンポイントにターゲッティングして批判する姿勢が気持ち悪い。

実際、僕の周りでも「パチンコなんか規制すべき」って発言をする人がいるわけで、でも、それは電力不足という文脈に個人の好き嫌いを乗せているだけ。

電力不足なんだから、タバコは禁止、コンビニは営業短縮、デパートは休業日を作れ、テレビは深夜放送をやめろ、何でも言えちゃう。

僕は空気が悪いのが嫌でパチンコはやらないし、なくなっても困らないけれど、電力不足の文脈でパチンコを規制しろとか言う気は全くないし、その気持ち悪さに気が付かない人とは友達になれないと思うし、そういう発言をする為政者には投票もしない。でも、都民はそういう人をずっと首長に選び続けている。

やっぱり、偉い人に全部決めてもらって、その言いなりになっているのが楽っていう人が多いんだろうね。僕みたいな思想はいつまで経ってもマイノリティだ。あ、そうか、多数派を根拠にして、パチンコ愛好家というマイノリティを排除しているだけだから、だから、みんな満足しているのか。パチンコなくせ、そうだ、そうだって。

キモチワルイ。  

2011年04月10日

花見

投票率をアップさせるには、桜が咲いている時期にやるのが良い。

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Posted by buu2 at 17:58Comments(0)TrackBack(0)日記││編集

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2011年04月09日

風評被害はこの2つの方法でしかなくならない

風評被害の定義について農水省に聞いたら、「正確なものはないが、科学的根拠に基づかない情報によって買い控え等が起きること」ということだった。この定義は別に間違っていないと思う。ところが、その運用がいい加減だから、一層風評被害が酷くなる。要は、「科学的か、科学的じゃないか」ということで、これはリバネスの委託偽装を追求していたときにも言及した部分。リバネスの展開したインチキは「博士(それも、自身の専門外の分野)が推薦しているから『科学にこだわった商品』です」と広告展開したところと、ありもしない「科学的エビデンス」をあると主張したことの2点。これは今回の風評被害問題にも同様に通ずるところがある。

では、「科学的」とはどういうことなのか、となる。例えば、1週間前の数値を提示して、「今日獲れた魚は安全です」というのは、これは科学ではない。

風評被害を考える場合、「科学的であるかどうか」を検証する必要があるファクターは二つあって、ひとつは「対象となる農林畜産物の汚染度」で、もうひとつは「放射能に汚染された農林畜産物を摂取した際の人体への影響」である。

まず、前者について考えてみる。

例えばこのサイトなどでは過去の放射線量をグラフ化しているわけだけれど、

http://ag.riken.jp/u/mon/

このグラフを見ると、今日までの空間線量は順調に減少していることがわかる。大きなピークも見当たらない。「あぁ、新しい放射線源が供給されず、地面に貯まった放射線源のうち、特に半減期が短く線量が多いヨウ素131が順調に減少していってるんだろうな。あと、風や雨で流されて減少していく分もあるんだろうな」と判断できるし、このグラフと、例えば一週間前の露地物のほうれん草の放射能量が低いのなら、それらのデータをあわせて「では、今日収穫されたほうれん草は露地物であっても安心だろう」という推測が可能になる(あくまでも推測ではあるが、その根拠はある程度科学的だと言えると思う)。

理想的に言えば、全ての農水畜産物について、その放射能量を測定し、そのデータを提示するのが適切だろう。ただ、測定のための計器数には限界があるし、人手の問題もある。測定の精度も考えなくてはならない。してみると、代表性のあるサンプル検査によらなくてはならないのも理解は可能だ。特に、今みたいな非常時には、いきなり全ての環境を整備しろというのには無理がある。だから、代表性のあるサンプルについて、定期的に、精度を担保して調査していく必要がある。上にあげた線量データなどは、それがきちんと出来ているわけだ。

では、食品の場合はどうか、ということになる。実は、厚生労働省はモニタリング情報を発表している。

食品の放射線物質検査について(PDF)

このデータが惜しいのは、生データそのままで、グラフ化されていないことである。ピンポイントのデータというのは科学的には意味がない。経時的なデータがあればある程度のことは類推できるが、そういった加工が全くされておらず、僕が見ても「あぁ、面倒くさいなぁ」と思ってしまうような形での公表になっているのである。こんな時代だからどこかの親切な人が「よーし、アイテムごとに経時変化をグラフ化して公開しちゃおうかな!」と思ってくれても全然不思議じゃないのだけれど、その時にネックになるのがPDFというファイル形式だ。なんでエクセルとか、CSVとかで出さないんだ。それだけで随分と話が違ってくるのに。それがないなら、税金を払っている国民からすれば「グラフ化ぐらい、国がやってよ」と思うだろう。あと、データが一週間ぐらい前でストップしているのもダメなところ。「どこかで操作しているのかな」と勘ぐられても不思議じゃないし、少なくとも僕はそうなのかな?と感じる。基本は「生データは取ったらすぐに公表」だ。ただ、コンタミ(外部から無関係のものが混入してデータがおかしくなること)の危険性もある。だから、「あれ?」というデータについてはもちろん再検討しても構わない。でも、ひとつのサンプルにコンタミが疑われたとしても、他の全部を一緒に「とりあえず非公開」にしてしまうと、それはそれで問題となってしまうのが今の状況なのだ。農水省や厚労省が「風評被害を最小に抑えたい」と考えるなら、まずは迅速なデータ開示が急務だろう。

放射能の汚染を判断するのにあたって、「科学的」である必要性は疑いようもない。きちんと科学的にやらないから風評被害が起きるのである。データはきちんと代表性のある形(現在の厚労省データの市町村別でもある程度の代表性は確保できていると思う)で、可能な限り詳しく、かつ経時的に取り、それを加工せずに出すと同時に、誰でも加工しやすい形式での情報提供や、可能なら、文系の人でも視覚的に理解できるようなデータ加工があってしかるべきだと思う。それをやらないからおかしなことになるのだ。「俺達が全部判断してやるから、国民は黙って従え」という時代じゃないのはみんな分かっているんだと思ったのだけれど、そんなことはないのだろうか。

ちなみに、農産物、畜産物の放射能汚染よりも難しいのは海産物だ。農産物は畑から動かないし、畜産物も飼育場からは動かない。しかし、海産物の多く、海苔、わかめ、貝類などを除いたものは開放系の海の中を勝手に動いてしまう。また、海水の放射能汚染の拡散具合も大気に比較してモニタリング、追跡が難しい。また、鮮度が重要なことが多いので、放射能測定も後手後手に回る可能性が高い。結果が出たときにはもう腐っていて商品価値がありません、ということになりかねない。今後、より深刻になるのは海産物の風評被害の方だろう。市場でみんなが腰にガイガーカウンターをぶら下げている、という状態もあり得るし、漁船にも魚群探知機と一緒に放射能測定器が装備されても不思議ではない。とにかく、超高濃度の放射性物質が相当量太平洋にばらまかれたのは間違いがなく、「環境基準の一億倍」と言われた汚染水の量が仮に東京ドーム1つ分とすれば、それを基準内に収めるためには日本海の水の9%、琵琶湖の水なら451個分も必要だというのがこの間の試算


早めに継続的な放射能モニタリング体制を構築してデータ採取に努めないと、福島はもちろんのこと、茨城、千葉、東京、神奈川あたりの水産業も壊滅しかねない。


さて、ようやく後者、「ヒトへの影響」である。こちらは、リバネス批判の際に書いたように、「科学的」であるためには相応のエビデンスが必要だ。

博士号を利用したマーケティング

ここで書いたように、原著論文の提示と共に、「今のコンセンサスはこうだ」と主張するのが「科学」である。少なくとも、政治家や役人が「安心です」というのは科学ではない。

ただ、ちょっと困るのはデータが少ないということ。放射線の長期に渡る被爆によって健康被害が出た代表例であるチェルノブイリからまだ25年しか経っておらず、わからないことが多いのが現状なのだ。「放射線 その利用とリスク」(地人書館、エドワード・ポーチン著、中村尚司訳)によると、白血病は被曝から発病まで平均12年、固形がんは平均20〜25年以上かかるとのことで、事例が少ない上にまだ調査途上ということなのである。

以前放射能について説明したときに引用した下記の記事だと

放射線防護の基本的な考え方とは【無料

50ミリシーベルトであっても大勢が浴びれば、全体のがん死亡は少し増える。例えば、チェルノブイリの周辺住民で平均50ミリシーベルトを浴びた27万人は、原爆データ固形がんによる死亡が43500人(被曝なしの場合)から45000人に増えると予測されている。27万人に対する割合で見ると、16%から16.5%に増えることになる。白血病による死亡は、1000人から1100人へ、0.3%から0.34%に増えると予測されている。


とのことだし、こちらの記事だと

低線量被ばくの人体への影響について:近藤誠・慶応大

また被ばく量が1シーベルト上がるごとに、がんによる相対過剰死亡数が率にして0.97(97 %)増える計算です。相対過剰死亡率の計算は若干難しいので、結果だけ示しますと、死亡統計により国民死亡の30 %ががんによる日本では、10ミリシーベルトを被ばくすれば、がんの死亡率は30.3 %、100ミリシーベルトの被ばくでは33 %になります。


とのことだ。後者はちょっと数字がおかしいと思うのだけれど、とにかく論文が少ないし、結論も出ていない状態だと思う。こうした状況においては、研究が進むのは待っていられないし、また結論が出るのも待っていられない。とすると、そもそも「科学的根拠」があんまり存在しないという状態なのではないか。だから基準値がふらふらしてしまうというのなら、納得もいく。僕は放射線の人体への影響に関する研究の専門家ではないので何とも言えないのだけれど、チェルノブイリから25年しか経っていないことに加え、当時の民間人たちの被曝量がどの程度だったのかを正確に知る方法がない状態にあっては、「日本が科学的知見を集めるのに最適な場所」となっただけで、その結論は30年とか、50年先にならないとわからない、というのがありそうなストーリーである。

#まぁ、「被曝総量にして10ミリシーベルトぐらいから有意にヤバい感じですよ」というのが僕の個人的な理解なんだけれど。

もしこの想定が正しいのであれば、そもそも放射能に関する(特にセシウムについて)知見が少なく、科学的根拠に基づいた議論などできない、というのが正直なところなんだと思う。結果的に、測定サイドは科学的に、リスク評価については「ある程度」科学的に、その上で行政的に考えなくてはならないということなのかな、と思う。では、行政的な数値はどう考えたら良いのか。やはりここは、海外の数値に頼るのが適正だろう。今、実際に危機に直面している日本の行政が単独で適正な基準を導き出せるとは思えない。特に、一度決めた数値を「現状を鑑みて」とか言って上下させてしまったり、またはそれをほのめかしたりしている状態では全く信用ができない。

その点で厚生労働省は非常にフェアで、きちんと海外の基準を提示している。

EU

USA

こうした数字は、きちんとわかりやすい形にして国民に対して提示すべきである。

#僕は、やり方が物凄く下手くそ(データの提供のやり方とか、役所の顔になる窓口に能力の低い人間を置いたり・・・)なだけで、役所が最低限やるべき事はやっているんじゃないかなぁ、と思っている。


さて、ようやくまとめになるのだが、風評被害を最小限にするためには、まず、適正なモニタリングが必要だ。その上で、現在の「被曝」と「健康」の関連に関する知見をまとめておく必要がある。その上で、それらをバイアスなしに国民に提示すれば良い。ただし、ここで重要なのは、「最終的に判断するのは国民それぞれである」ということだ。基準値に収まっているか、収まっていないかはそれほど問題ではない。その基準は、あくまでも人間、他者が決めたものである。情報の受け手には二種類があって、「自分で判断しないと気が済まない人」(例えば僕はこれ)と、「人に言われたとおりにする人」である。前者に対しては、基準の提示は意味はある。ただし、それは判断材料の一つとしての意味である。後者に対しては、後者が「政府」を信用に足ると考えている場合は、基準は絶対的な意味を持つ。一方で、政府よりもお隣りのおばちゃんの方が信用できると思っていれば、何の意味もなくなってしまう。実際には、一番最後のクラスター、例えば血液型占いとか、星占いとかを本気で信じているクラスターは、そもそも思考回路が科学的でないのでどうにもならない。みのもんたさんや荻原博子さんや森永卓郎さんといった、この手のクラスターにアピールできる(いや、別にこの人達がそういうクラスターに所属していると言っているわけじゃないですよ。あくまでも、こういった層にアピールできるんじゃないかな、というだけのこと)人たちに頑張っていただくしかない。それから、行政を信じてくれる人。彼らには、「これは大丈夫ですよ」と言ってあげれば良い。特に対策は要らない。つまり、「人に言われたとおりにする人」に対しては、どちらにしろ、数字そのものには何の意味もないのである。

きちんと対策すべきは、「政府は信用できないから、極力生データをよこせ」と詰め寄るクラスター対策なのだ。以前は力を持ち得なかったこういったクラスターが、今はブログやツイッターでどんどん発言する。当然、その情報を信用するクラスターも増加してきている。こうした状況においては、基準値は基準値、モニタリングした数値は数値として、開示していくしか方法はない。それが遅れれば遅れるほど、政府は信用を失い、より難しい社会状況を生み出してしまう。同時に、海外からの評価も下がる。必要なのは、基準値と実際の測定値をセットにして提示することだ。しかも、その測定値には「科学的に」判断できるだけの質的充実が求められる。

放射能汚染に関して風評被害をなくすための方法は、「被曝と健康被害に関する学術的合意事項がまだ形成されていない」という仮定においては、たった二つしかない。世界がどういう基準を採用しているかをわかりやすく提示することと、今、目の前にある農水畜産物がどの程度放射能に汚染されているかを明示することだ。可及的速やかに、それを可能にする環境整備を行う必要がある。  

リバネスが早速消去したお詫びの全文

インチキ会社というのは隠蔽だけは素早いんですよね。

地震のどさくさに紛れて「国からの委託偽装」に関するお詫びの全文がサイトから削除されています。まぁ、お詫びの全文が画像化されている時点で怪しかったわけですが、ネガティブファクターは後に残さない、という意思が非常に強く感じられます。こういう会社は絶対に許してはいけません。ということで、まずは自主的にお詫びを復活させておきましょう。以下、画像で掲載されていた全文です。

お詫びと訂正
2010年12月初旬の弊社代表取締役のtwitterにおけるつぶやきの中で、誤った記述がございました。つきましては、ここにお詫びとともに訂正をさせていただきます。

Twitter中のつぶやきの中で、当社が連携企業として参画する「沖縄県産ウコンと日本各地の特産物を用いた加工食品の開発・製造・販売」について、「国の委託事業」であると表現をいたしましたが、正しくは、「中小企業の新たな事業活動の促進に関する法律」(中小企業新事業活動促進法)に基づき認定された事業計画(認定事業)及びそれに伴う補助事業でした。
国から販売を「委託」されていると誤解を招く表現でありましたことを深くお詫び申し上げます。

本事業において開発している沖縄県産ウコンと国産しじみを使用した食品「ウコンとしじみ」等につきましては、現在、様々な場面でご試食いただき、また一部販売するなどして、多くの皆様にご利用いただきながらご意見を伺い、より良い商品づくりを目指しております。本事業による活動が、地域や産業の活性化の一助となれば幸いに思います。
参考URL:http://ukontoshijimi.com/renkei.html

なお、現在までに該当する商品をご購入いただきましたお客様につきましては、個別に対応をさせていただきます。

2011年2月28日 株式会社リバネス

本件に関する質問・ご意見等はこちらまで
info@leaveanest.com(担当:佐野)


この件に関しては、販売した全てのお客様にこの告知が行き渡るのが最低条件だし、現状では誰も責任を取っていないわけで、再発防止の対策も為されていない。こんな会社にまた補助金やら委託事業やらが渡ったら、税金の無駄遣いも良いところ。もちろん、経産省大学課、中小企業庁、文科省あたりの関係ありそうなところには僕から「こんなことをやった会社ですよ」と連絡を入れますし、過去については全て情報公開請求をかけますけどね。

この文書中では「現在までに該当する商品をご購入いただきましたお客様につきましては、個別に対応をさせていただきます。」と記載されていますが、僕が調査したところでは、購入者には何の連絡も来ていないそうです。サンプル数が少ないので「全く何もやっていない」とは断言できませんが。

考えてみれば、この動画が処女作だったっけ?



これがなければ、「東北地方太平洋沖地震二日目の状況」「買い占めするならカネ送れ」「「シーベルト」に関する総統閣下の見解」「東京に平常時の約2800倍のヨウ素132が降った?」「ベクレルとシーベルトの関係を解説します」・・・と続く一連のシリーズは生まれようもなかったわけで、ある意味で感慨深いですな。このときは動作とセリフの連動もあって、それなりに質が高い。

以下、関連エントリー
その1「どうしてこうなったんだろう?」
その2「リバネス批判」
その3「国からの委託・補助の状況(調査進行中)」
その4「博士号を利用したマーケティング」
中間報告:リバネスを中小企業庁が呼び出し、指導することが決定
食品関連のマーケティングで見かける科学者の専門性判定
中小企業庁への要望書(ファックス送信済み)
サイエンスにこだわるのをやめちゃった(笑)リバネスショップ
リバネスの健食の件について、ようやく中企庁経営支援部新事業促進課から返答があった
中小企業庁に対して、再質問
リバネス問題に関してひどい対応の中小企業庁
ウソツキ社長が経営するインチキベンチャーになめられっぱなしの中小企業庁
ようやく訂正とお詫びの記事を載せたリバネス。でも、総統閣下はお怒りのご様子です  
Posted by buu2 at 14:06Comments(8)ネットウォッチ││編集

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内閣が政治主導を偽装するからどこまでが偽装かわからない

菅内閣が「政治主導」を表に出したおかげで、色々とややこしい。

もともと、地震の前から僕の友達の官僚たちは「現内閣が政治主導を打ち出したものだから、政治主導に見えるようにやるのが面倒くさい」と愚痴をこぼしていて、さもありなんと思っていた。その最たるものっていうか、表現型が、例の菅首相のフリガナ原稿。

買い占めで困っているみんな!今こそ総理を応援しよう!

そして地震が起きたわけだけど、さすがにこういう状況になると笑い話では済まない。首相は引きこもって全然表に出てこないし、何がなにやら良くわからない、という状態になった。そんな中で「もはやキチガイとしか思えん」で取り上げた言論統制要請が起きた。僕はこのワーキングチームのリストも手にいれたのでそれを晒しておいたけれど、このリストに名前を連ねているのは官僚ばかり。あれ?とは思ったものの、そこは「政治主導(偽装)内閣」のやることだから、指示は当然政治家から出ているんだろうと思った。そこで、僕は記事の中で、

一体どうなっちゃってんの?この内閣は。


と書いたのである。

ところが、今日、原口一博さんがこんなことを書いているのを発見。

原口 一博 @kharaguchi
総務省顧問・コンプライアンス室長の郷原先生と「流言飛語に関するインターネット管理者に対する」総務省要請についてお話をいたしました。どのような経緯で発せられたのか?私が知った経緯が事実ならば総務省は寧ろ防波堤の役割をしようとしたものの押し切られた形になっています。容認できません。

現場

あれ?あれれれれ?と思って、ちょっと過去の発言を遡ってみたら、7日にはこんな発言もある。

原口 一博 @kharaguchi
インターネットを狙い撃ちしたと誤解されるような今回の措置に国の内外から多くの反応が寄せられています。軍事独裁国家のようだとする声も。総務省としては「表現の自由に配慮して自主的な判断でインターネット上の流言飛語への適切な対応を要請したというものの支持できない判断です。

現場

わけわからん。今回の言論統制要請は政治主導じゃなくて官僚主導だったの?

じゃぁ、このダメ資料は誰が作らせたの?

こっちのダメ対応は誰のせい?

地震の直後は「天災」だったけれど、ことここに至って首都圏の住民が困っているのはほとんど全部といって良いくらいに「人災」なんだよ。しかも、行政のせいという部分がほとんど(無計画停電も含む)。それで、大事なのは、誰が責任者なのかってこと。基本的には、全ての最終責任は内閣にあるはず。だけど、「いやいや、官僚が勝手にやったんですよ」っていうなら、それをきちんと明示してくれないと。

「政治主導内閣」とか言って政治主導を偽装するのは、平時にとどめて欲しいもの。その結果、「なんだ、政治主導とか言っても実際は官僚だのみで、政治家は何もやってないんじゃん」ってことがバレたとしても。

それで、どうなの?この言論統制は、政治家はノータッチで、官僚が暴走したってことなの?でも、官房長官(枝野幸男さん)や官房副長官が知らないところでやっちゃうなんてことはあるの?  

2011年04月08日

東京のサクラ

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我が家の食虫植物20110407

地震で壊滅かと思われた我が家の食虫植物たち(全部ネペンテス(ウツボカズラ))ですが、なんか、みんな復活に向けて頑張っているようです。この調子なら、5月には株分けもできそう(^^

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温室が不要なネペンテスはそこそこ乾燥に強いので、地震でも頑張れたみたい。色々と増やさないで良かった。  
Posted by buu2 at 22:42Comments(0)TrackBack(0)日記││編集

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最終的に外人頼みなのは野球と一緒

放射能汚染を巡る日本人の誤解と政府の説明責任
――チェルノブイリの惨状を知る被曝治療の権威ロバート・ゲイル博士に聞く


もちろん、これが絶対に正しいというわけではない。あくまでも情報と見解のひとつ。魚についてはモニタリングデータがない現時点においての言及はやや時期尚早という気がする。

大事なことは、どこからヤバいというコンセンサスなのかということと、汚染状況がどうなっているか。この二つをきちんとわかりやすく伝えれば済む話。  

風評被害とは(農水省への電凸レポート入り)

あちこちで「風評被害」という言葉を聞くのだけれど、新聞とかで語られている「風評被害」と、僕が思っている風評被害がかけ離れている感じなので、まず、農水省に電話して風評被害の定義について聞いてみた。そのまとめ。


農水省の代表に電話したら、最初に回されたのは総務課消費者の部屋。対応したのは水産安全専門官のW氏。もう、電話の話口でもあきらかにおどおどしているのがわかる。話している最中にどんどん早口になってきて、イライラしているのもわかる。「さっさと切りたい」という思いがありありと感じられる(笑)。こりゃぁ、国民への説明の窓口としては落第だな。途中で僕が「ネットで公開しますが、所属とお名前をお願いします」と聞いたら、「そちらこそどなたですか?」「マスコミですか?」「どういう方ですか?」と連発。一番最初に「ライブログの元木と申します」って伝えているんだし、「納税者として質問しています」って言ってるんだからそれで十分だろ、と思うのだけれど、消費者の部屋の回答って全部こんな感じなんですかね?

最初に「風評被害の定義を教えてください」と質問したら早速モゴモゴ。「特に決めていないのだが、科学的知見に基づいていない流言飛語などがあるおかげでものが売れない状態が風評被害だ」というので、「朝日新聞に掲載された「千葉県産の魚が風評被害で売れない」という状態は風評被害ではないですよね、これは安全性が科学的知見によって証明されていないんですから」と突っ込んでみた。すると、「農水省はこの件については「風評被害」という言葉は使っていない」というので、「では、朝日新聞の記事は、朝日新聞が勝手に間違った言葉を使ったということですか」と聞くと、「私たちはそこまで関知していない」とのこと。続けて、「大臣も風評被害という言葉を使っているが、では、その定義はないということか」と聞くと、もごもごもごもご(笑)。その上で「総務課に聞いてくれ」とのことなので、わかりました、身分とお名前をお願いします、と聞いたら消費者の部屋の水産安全専門官だそうで。じゃぁ、総務課に聞くかなぁ、と思い、「念のため今の回答を文書でください。文責をはっきりさせたいので」と言ったら、他の部署に回された(笑)。文章にするのは嫌みたいです。

#僕が元役人だからって、役人が嫌がりそうなところをわざとついているなんてことはないですよ(笑)

次に回された先は総合食料局技術課というところ。消費者の部屋は酷い部屋だったけれど、こちらはちょっとマシな感じ。

それで、「風評被害という言葉の定義を教えてください」と質問したら、例によって「科学的知見に基づかずに噂などが流れて、ものが売れなくなる状態のことです」とのこと。なので、僕が「朝日新聞に千葉の魚が風評被害という言葉が載っていたけれど、これは風評被害じゃないですよね。だって、そもそも安全だってことがわからないんだし」と聞いたら、「そのあたりの受け取り方はそれぞれです」だって。おいおい、言葉はそれぞれなのかよ。朝日新聞が勝手に風評被害という言葉を使ったから仕方がないってか?

「千葉県のデータは3月末までしかないですよね。今どうなのか、科学的データがなければ判断できませんよね。放射能が毎日垂れ流されている状態で、日々状況が変わっているんです。一週間後の魚がどういう状態なのか、科学的な評価ができないんだから、風評被害も何もないですよね。「わかりません」という状態でしょう?」と言ったら、「おっしゃることは良くわかるけれど、なんとも回答に困る」そうで。しっかりしろよ、農水省。

「大体、千葉県の市場で魚が拒否された時点では水産物について基準がなかったんだから、拒否されるのは仕方ないんじゃないですか?」と聞くと、「基準は農水省じゃなくて厚労省の管轄なので、私たちとしてはヒトコトもコメントできない」とのこと。「あぁ、縦割り行政ってことですね?」と嫌味を言ってあげたら、「そうです」とあっさり認めた(笑)。

この人達は、結局国民の安全とか、健康とかはどうでも良いわけです。管轄外だから、厚労省の言うとおりに動く。厚労省の決めた法律や通達や基準が全て。そこに書いてあればやるし、書いていなければやらない。ある意味正しいですね。目の前に死にそうな患者がいる救急車の中でも、医者じゃなければ医療行為はできないから、結果としてその患者が死んでしまっても仕方がない、みたいな論理と一緒です。多分、役人として正しい(いわゆる官僚主義ですが(笑))し、ダメなのは厚労省なんでしょう。この人達をいじめても仕方がない。

そこで、別の方向から突っ込んでみた。「基準内であっても、気分で買いたくないというのは普通の話ですよね。例えば中国産の餃子やにんにくは国産に比較して安いわけで、それは「もしかしたら何か変なモノが入っているかも知れない」と思うからですよね。安全は確認されているけれど、安全な範囲でも、食品としての価値は異なるわけです。ということは放射能でも同じです。仮に基準値が5000ベクレルとして、九州産が0ベクレル、千葉産が2000ベクレルとして、両者は食品としては妥当だけれど、消費者が九州産を選ぶのは当たり前ではないですか?また、千葉産が売れ残ったとしても、それは風評被害とは言えないのではないですか?」と質問。「個人的にはそれは消費者判断だと思うが、省としては回答不能です」と言っている。「じゃぁ、千葉の魚がちょっとでも放射能に汚染されていれば、これが売れないのは風評被害ではないですよね?」とたたみかけたら、「個人としてはそう思う」とのこと。

「個人的には」という枕詞付きではあるけれど、一応自分の考えを提示したところは評価できる。おそらく、農水省からはこれ以上突っ込んでも有益な話は出てこないだろうと思ったので、電話を切った。


さて、結局のところ、「風評被害」という言葉に定義はないことがわかった。今後、賠償金の支払いなどで重要になってくると思うし、定義がないなら政治家も気安くこの言葉を使うなよ、と思う。何でもかんでも「風評被害」で片付けられて批判されてしまったら生活者だって迷惑だ(風評被害は、要は「生活者がバカなんだよ、ちゃんと勉強しろよ」という意味だからね)。

現時点での問題点はおおよそ次のようになる。

○そもそも基準がないケースがある
→厚労省管轄
○基準はあるが、調査してないケースがある
○基準内だが汚染されている場合をどう考えるか

役人は「科学的根拠」を振り回すけれど、その科学的根拠に基づいた基準値が信用のおけないプロセスでコロコロ変わっちゃうし、その基準を良しとしても「一週間前に計測したら基準以下でした」で納得する馬鹿はいない。まず、最低限として科学的かつ客観的なデータの提示が必須なのに、水産物ではそれを十分にやっていないのが大きな問題なのだ。

BSE問題などで良く言われていた言葉に「0リスク」というのがあるけれど、放射線に関しては限りなく0に近い0はある。農産物についても、畜産物についても、水産物についても、「不検出」と「1ベクレル」の間には物凄く大きな差があるのだ。役所としてはできるだけこの差に目をつぶり、国民に放射能汚染した野菜や魚を食べさせ、少しでも被害(風評被害ではない)を小さくしたいんだと思う。その気持ちはわからないではないけれど、はっきり言って「甘い」よ。被害を被害として認識するところから始めないと、対策はできない。放射性物質を少しでもかぶっていたら、それはかぶっていないものとは違う。たとえ何の影響がないとしても、違うものは違う。そして、それは科学的に物凄く簡単に証明できてしまう。

ということで、放射能に関する風評被害の定義を考えてみた。

放射能に関する風評被害の定義案
放射能がバックグラウンドレベルと確認された商品群が市場において忌避されること


これなら(風評被害という言葉で暗に馬鹿にされている)消費者はみんな納得するんじゃないの?

基準値内の野菜や魚が市場に出ることについては別に文句はない。でも、その野菜や魚に「これは○○ベクレルです」との表記がないなら、それが売れないのは風評被害ではない。放射能レベルが確認できないんだからね。基準内の放射能に汚染された野菜や魚の価値が低くなるのも仕方がない。これは東電なり政府なり、責任者が賠償すべき話。そして、これももちろん風評被害ではない。「健康に被害が出ない程度の放射能に汚染されている」という科学的知見に基づいて、ものが売れないのだから。

参考資料1
農水産物について行政がやるべきこと(千葉の水産物はキンメダイとマアジ以外全部放射能汚染)

参考資料2
原田英男
↑こちらの方は、僕が考えるところの物凄く正しい公務員です(農水省畜産部)。前からあちこちで言っているけれど、全ての公務員がダメなわけじゃない。頑張ってやってくれている人もたくさんいます。僕は役所で働いて、そういうのを見てきました。だから、それを伝えていくことも僕の役割だと思います。官僚が全部ダメなわけでもない。農水省が全部ダメなわけでもない。ということで、農水産物について興味があるツイッター利用者はこの人をフォローしておくことをお勧めします。

参考資料3
農林水産大臣からのメッセージ(3月31日、PDF)
確かに「風評被害」という言葉は使っていない。でも、ここで約束している「正確な情報」が迅速に提供されていないのだから、魚が売れないのは仕方がない。  

高野聖

高野聖・眉かくしの霊 (岩波文庫)

この位の分量だと、ちょっと横浜までお出かけ、ぐらいの時間で読めてしまうのがありがたい。泉鏡花の代表作。

フォーマットの部分で今とあまりにも違う文体なので、慣れた頃には読了、という感じ。一度読んで、もう一度読む、ぐらいがちょうどいいかもしれない。何度も読み返すのに無理のない分量。二回目に読むとすらすら読める。そして、非常に面白い。これは傑作だよ。

内容は今の感覚だと「随分と余計な物を削ぎ落した作品だな、大吟醸って感じだな」って感じてしまうけれど、これは褒め言葉。その上で、江戸時代にあった怪談を引き継ぎ、そしてこの作品の延長線上に今の色々な怪異譚があるんだろうなぁ、と感じる。

どうでも良いけど、泉鏡花って男性なんだよね。女性っぽいペンネーム。  
Posted by buu2 at 11:49Comments(0)TrackBack(0)読書││編集

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ダメな役人が作ったダメパンフレット

妊娠中の方、小さなお子さんをもつお母さんの放射線へのご心配にお答えします。」(PDF)というパンフレットがいい加減ダメダメ。

昨日、「農水産物について行政がやるべきこと(千葉の水産物はキンメダイとマアジ以外全部放射能汚染)」というエントリーで

菅内閣の姿勢を見ていると、「愚民はお上の方針に従っていれば良いんだ」という思惑が垣間見えてものすごく気持ち悪い


って書いたけれど、このパンフレットも全く同じ。根拠が何も書いてなくて、「安全だから(馬鹿は)心配しないで(言われた通りにして)いれば良い」という姿勢がありあり。こんなパンフレットよりも僕の一連の動画のほうがずっと役に立つよ。

「シーベルト」に関する総統閣下の見解
ベクレルとシーベルトの関係を解説します
放射能についてダジャレでお勉強

あ、あと、これもあるから。

本当の素人でもわかるかもしれない放射線の10ポイント

マジで政府の広報、僕が面倒を見たほうが良さそうだな。内閣官房に雇えよ(笑)。誰か、推薦する奴はいないのか?総理大臣が大好きな東工大出身だぞ(笑)。  

2011年04月07日

いし井

銀座で打ち合わせのあと、ラーメンを一杯。

名称:いし井
種類:東京西部
場所:銀座
評価:6/BAB
2011.4.4

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コメント:麺は中くらいの太さでちょっと加水率が高いかなぁ、といった感じのもの。もちもちしていて、昔の美味しかった頃のげんこつ屋の麺を思い出す。なぜかスープの絡みが今一歩なのが残念。麺方の湯切りの腕の問題かな?

スープは鶏ベース豚骨ブレンドの濃厚系で、そこに和風だしを強めに効かせている。かなり鶏に偏ったスープなので、厳密には東京西部ではないかもしれないのだけれど、和風ダシが強めの濃厚スープということでこの分類。味のバランスが良く、臭みも気にならず、いい感じに仕上がっている。できれば柚子胡椒を置いて欲しかったけれど、不満があるわけではない。

チャーシューはそこそこに美味しい。これならトッピングしても良いかな、と思う。

ちなみにテーブルにはせいろの食べ方に関する蘊蓄が。

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試しに黒七味をラーメンに入れてみたら、全然合わなかった。つぎはつけ麺を食べてみるか。でも、正直この手の味にはもうすっかり飽きちゃったんだけどね。

店名 銀座 いし井
TEL 03-6228-6998
住所 東京都中央区銀座3-8-4
営業時間 11:00〜15:00 17:00〜21:30
定休日 日曜  

農水産物について行政がやるべきこと(千葉の水産物はキンメダイとマアジ以外全部放射能汚染)

千葉県産の魚にも値つかず 農水省、風評被害排除へ通知
http://www.asahi.com/national/update/0406/TKY201104060572.html

だーかーらーよー、それは風評被害じゃないんだってば。農水省、馬鹿じゃないの?そんなだから脳衰省って言われるんだよ(いや、僕が経産省時代に使っていた蔑称ですが)。僕が役所にいたとき、農水省の委員会の議事録が回ってきて、当時の大臣だった武部さんが「こういうのは、知らないうちに食べていたっていうのが一番良いんだ」みたいなことを発言していた。僕達は「良くこんな議事録を平気で外に出したね」って感心したんだけれど(笑)。

風評被害っていうのは、汚染されていないものまで汚染されていると判断されることなんだよ。消費者が無知なために起きるもの。

このニュースの事案は、「大丈夫だ」っていう保証がないだけの話。僕だって食べたくないよ。食べて欲しければ、ちゃんとすべての魚介類について「これは○○ベクレルです」って表示しろという話。

国が魚介類の放射性物質に関する基準を定める前に捕獲されたもので、魚種も出荷が自粛されたイカナゴでなかったことなどから、農水省は銚子の魚市場の対応が卸売市場法に抵触すると判断。


魚市場の対応は普通だと思うけれどね。基準を定める前だからオッケーとかだったら、もうそこの魚は全部買わないよ。こういう姿勢が「本当の意味での」風評被害を招くんじゃん。

千葉県を始め全都道府県と市場団体に「科学的・客観的な根拠に基づき適切に行動する」ことを求めた。


全くです。科学的・客観的な根拠とは、放射性物質に関する基準(しかも、コロコロ変わる)がいくつか、じゃないよ。その魚の放射能がどの程度なのか、ということ。値札と一緒に放射能を提示しろ、という話。

農水省は一応ウェブサイトで海産物の放射能汚染について資料を出しているんだけれど、

水産物の放射性物質の検査結果について
http://www.jfa.maff.go.jp/j/kakou/kensa/pdf/20110405datasheet1.pdf

遅いんだよね。これじゃぁ、生魚は腐っちゃう。それから、千葉県のサイトを見るとこういうデータもあるけれど、

水産物のモニタリング検査結果に係る放射性ヨウ素について
http://www.pref.chiba.lg.jp/suisan/press/2011/230406youso.html

これも遅い。もう一週間も前の数字じゃん。それから、こういう結果を見ると、大丈夫なのはキンメダイとマアジだけで他は全部やられちゃってんじゃん、ということになる。規制値以下とか、そんなの関係ないからね。ヨウ素やセシウムが検出された水産物と、検出されない水産物で、同じに評価してもらえるわけがない。体に影響があろうがなかろうが、放射能に汚染されていることは間違いないわけで、その瑕疵をどう評価するかはあくまでも消費者次第。結果、価格が下がったとしても、これは風評被害じゃないよ

関東(に限らないけれど)の消費者は「この魚は○○ベクレルの放射能に汚染されているから、××円ぐらいが適正価格」って、判断しなくちゃならなくなったということ。農産物についても、水産物についても、基準をクリアしていなければマーケットに出てこないのは当たり前。その上で、「クリアしている中で、どの程度汚染されているのか」という情報公開が求められている。だって、今までだって「これは中国産だから化学物質が入っていそう」とか言って、安値で扱ってきたんだから。でね、そういう検査にあたって、生産者自らがやっていると、なんか偽装とかしそうでしょ。そういうときこそ、公務員の出番なんじゃん。賄賂もらわないでも生活していけるだけの給料を貰っているんでしょ?せっせとモニタリングしてくださいよ。役所ではこの手の統計系の部署ってものすごく評価が低いんだけれど(ルーチンな作業で新しい予算につながらないから)、僕は最も公務員らしい部署だと思うんだよね。きちんと情報を集めて、それを分かりやすい形に加工して、使いやすい形で公開する。これってすごく大事な仕事でしょ。

菅内閣の姿勢を見ていると、「愚民はお上の方針に従っていれば良いんだ」という思惑が垣間見えてものすごく気持ち悪いんだけれど、その姿勢が直らない限り、農水産物の適正な評価は行われない。愚民は、お偉方が思うようには動かないものだよ。愚民にだって心があるからね。「役人が大丈夫だって言っているけれど、信用できないから茨城と千葉と福島のは食べるのやめよう」って思うでしょ、普通は。それに、放射能に汚染されているものと、汚染されていないものを同列に扱うのは無理な話。それだけのことをやっちゃったんだよ。やるべきことは「大丈夫、大丈夫」と連呼することじゃない。その農産物がどの程度汚染されているかを明示することと、それによって生じた損失をしかるべき組織(多分、東電か国)が賠償すること。

なんか、世界へのお礼はタイミングが凄く遅いし、汚染水の海への垂れ流しも国際的な合意なしに自分勝手にやっちゃうし、20〜21日にかけての放射能大量バラマキについては今も説明がないし、言論統制は始めるし、首相は滅多に国民の前に出てこないし、国の代表としての力量が決定的に不足していると思うのですが。  

言論統制に対する観測気球「外出自粛促す「放射能予報」放送 今夏、経産省が検討」

 原子炉格納容器への窒素注入で大気への放射能拡散が予想される中、経済産業省が、テレビやラジオで天気予報ならぬ「放射能予報」の放送を検討していることが6日、明らかになった。近く放送局と調整に入る。汚染した大気からの体内被曝を避けるため、無用な外出の自粛とマスク着用を促す。

予報で使われる予定のイラスト
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 放射能予報はニュース番組などで放送される天気予報に続いて、当日や翌日の放射能の予測を時間帯別に伝える方法を検討している。北風で放射能浮遊塵濃度が高まりそうな場合、「外に出ないで」「マスクをして」といったコメントも添え、視聴者に注意を促す。

 水素爆発やドライベントなどで放射能が急に跳ね上がって、大量被爆が起こりそうになれば、「ニュース速報」で外出をただちに控えるよう求めるテロップを流す案もあがっている。新聞やインターネットでも、放射能予報ができないか検討する。

 さらに、自治体による啓発活動や学校現場での「被曝防止教育」推進を通じて、市民レベルで被曝防止の意識の浸透を図る。経産省はこれらの被曝防止策を、4月末にまとめる総合的な被曝対策に盛り込む方針だ。

 生活者の被曝は、水道水の汚染など被曝機会の増大で日々高まっている。政府は原子力安全委員会の防災指針に基づく「避難」「屋内退避」を周辺住民に発動するとともに、近隣都県の生活者に自主的な被曝回避策を求める方針。だが、被曝の回避を確実にするには、原子炉の安定こそが不可欠とみている。(嘘記事デスヨ)

元記事はこちら:家庭の節電促す「電気予報」放送 今夏、経産省が検討  

もはやキチガイとしか思えん

東日本大震災に係るインターネット上の流言飛語への適切な対応に関する電気通信事業者関係団体に対する要請

東日本大震災後、地震等に関する不確かな情報等、国民の不安をいたずらにあおる流言飛語が、電子掲示板への書き込み等により流布している状況に鑑み、インターネット上の流言飛語について関係省庁が連携し、サイト管理者等に対して、法令や公序良俗に反する情報の自主的な削除を含め、適切な対応をとることを要請し、正確な情報が利用者に提供されるよう努めることとされています。


情報統制がうまくいかず、今度は言論統制?いったい誰がどのタイミングでどういう手段によって「流言飛語」と判定するのか、ということであって、自分たちに都合の悪いことが「流言飛語」ってことなんでしょうね。

それで、この要請を出した「被災地等における安全・安心の確保対策ワーキングチーム」っていう人たちのリストがこちら。

内閣官房副長官補(内政)
内閣官房内閣審議官
内閣府男女共同参画局長
警察庁生活安全局長
金融庁総務企画局総括審議官
消費者庁次長
総務省大臣官房総括審議官
法務省大臣官房長
外務省総合外交政策局長
文部科学省スポーツ・青少年局長
厚生労働相職業安定局長
経済産業省技術総括審議官
国土交通省制作統括官
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部長
防衛省大臣官房長

出典:被災地等における安全・安心の確保対策ワーキングチームの設置について

今の時代に情報にしても言論にしても、統制できると考えているところが相当にズレているわけで、全員クビにした方が良いんじゃないだろうか。とりあえず、どんな議論をしたのか、情報公開請求すれば良いのかな。

一体どうなっちゃってんの?この内閣は。  

ボツからのお蔵出し「放射能についてダジャレでお勉強」

総統閣下シリーズの中から、ボツ動画を再発掘するシリーズの二つ目です。何と言っても、ラストのオチが気に入らず、ボツにしました。

でも、放射能について4分間でお勉強できるので、ちょっと勿体無いかな、と思って掘り出してみました。ユーモア控え目ですいません。普通にお勉強してください。



旧作はここで探せるからよろしくね(一部削除されてますが)。
kisekaedoubu2のビデオ

動画中の情報に関する資料出典
飯舘村の放射線量について
azak「福島県内各地方の環境放射能測定値推移(4月6日分まで)

低線量被ばくの人体への影響について
サイエンス・メディア・センター「低線量被ばくの人体への影響について:近藤誠・慶応大

#後者、なんか単位がおかしいと思うので、一応指摘しておいた。1シーベルト浴びたら死亡率1%アップって、それは少なすぎると思う。  

2011年04月06日

今日の夕景

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