2011年06月10日

牛丼

「すきやの牛丼の具、冷凍20食分で4000円」とかいう楽天のお知らせを読んで、これって本当にお買い得なのかなー、と思いつつ、牛丼を自作してみた。

といっても、全然難しいことはない。

材料
スーパーで半額になっていた牛肉の切落しを400グラム
玉ねぎの大を一個
しょうがの薄切りを一欠片分

煮汁
水400
砂糖 大さじ2杯
みりん 大さじ4杯
酒 大さじ6杯
しょうゆ 大さじ6杯

牛肉をほぐしながら炒めて、全体に火が通ったら煮汁としょうがを投入。煮立ったら火を弱めて10分ほど煮る。玉ねぎを串切りにして加えてさらに5分煮る。以上。もはや料理とも言えない。

これで約4食分。牛肉200円、玉ねぎ30円、しょうが100円、あとは調味料代。うーーーーん、これなら冷凍食品はいらないな。却下。

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Posted by buu2 at 18:21Comments(0)TrackBack(0)料理││編集

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6ヶ月点検の完了を待つ時間

僕のツイッターのタイムライン上に「村上春樹のよさが、さっぱり分からないでいる。どのへんがいいの?」という文章が出てきた。それで、「どんだけ読んだのよ?」と聞いてみたら、「ノルウェイの森だけ。エッセイは読んだ」とのこと。

この返答から分かることは3つ。
1.つぶやき氏が「よさがさっぱりわからない」のは「村上春樹」ではなく「ノルウェイの森」であること。
2.才能を認めるというのは多分嘘。エッセイだけ読んで村上春樹の才能がわかるわけがないし、また、ノルウェイの森を読んだだけで才能がわかるとも思えない。もちろん、それだけの読書経験があるなら別だけど、読書経験がある人間なら、簡単に「才能を認める」などとは言えない。才能を認めると書いたのは大衆を敵に回すに当たっての自己防衛手段、保険に過ぎない。枝野の「ただちに」と一緒。
3.求めているのは多分「よさを教えてくれる」ことではなく「私も」という同調者が現れて、自分の価値観を肯定してもらえること。

その後、件のつぶやき氏は「伊坂幸太郎もわからない」としている。僕はこの結論にだけは同意するけれど、多分そこに行き着く経路は僕とは全く異なるはず。伊坂幸太郎氏のダメな所はこちらに書いたとおり。

ゴールデンスランバー

僕のような理系の人間でも漱石、太宰、芥川、安吾あたりはほとんど全部、また、近代文学の代表作もほとんど読んでいるわけで、そのくらいの読書量の人間にとっては伊坂幸太郎の文章というのは本当に辛い。それは、小説のフォーマット部分(文体とか、構成とか)のレベルが低いから。かくいう僕も所詮は理系。だから、例えば宮部みゆきと東野圭吾の文体上の優劣などはわからないわけで、僕のレベルはその程度でしかない。つまり、自分より上にある対象の優劣など、わかるわけがないのだ。今の読書のペースでは、多分この状況は変わらないだろう。件のつぶやき氏がどのあたりで伊坂幸太郎を気に入らないのかは不明で、それを推測するにはつぶやき氏のバックグラウンドとして、どの程度の教養があるのか、という情報が不可欠だ。でも、それはツイッターでは当然わからない。だから、正確な判断もできなければ、アドバイスもできないことになる。

さて、つぶやき氏はおそらく別に村上春樹の良さなど知りたくもないだろう。要は、「うへぇ、村上春樹とか読んでらんねぇー。そういう人、他にもいるよね!」程度のことと推察。もちろん、「ノルウェイの森を読んだけれど良さがわからない。これは自分の未熟故だと思うので、ぜひ、これを読んでみたらどうか、という本を数冊挙げてみて欲しい」と言われれば「じゃぁ」ということになるのだけれど、多分、そうではないのだと思う。ということで、会話はここで終了。ツイッターのコミュニケーションってこんなものだよね。

なぜ僕がこういう元も子もないというか、何の役にも立たないことを書いたのかといえば、車の6ヶ月点検を待っている間にちょっと時間ができたからである。結論としては、ツイッターは暇つぶしには役に立つこともある、ということ。普段はこういう時間はちょっとした読書に費やすんだけれど、今日は国会中継をBGMにしていたので読書には不適だった。さて、点検終了。スタッドレスタイヤを運ばなくちゃ。みんなの党の質問は聞かなくても良いかなぁ。  
Posted by buu2 at 16:03Comments(0)TrackBack(0)日記││編集

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静岡県産の放射能茶、県の調査はスルーしたものの、民間の自主調査でアウツ

ほんとに、静岡県とか信用ならねぇよなぁ。こんな県のお茶は絶対に飲まないよ。ペットボトルのお茶も、どこ産の茶葉を使っているのかきちんと明示して欲しいよね。間違っても、静岡県産の茶葉なんか使って欲しくない。

静岡「製茶」で規制値超す セシウム、1地区の工場
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011060990232330.html

こいつらが信用ならないのは、
民間の販売業者の自主検査で規制値を上回ったため、県が再調査した。


県経済産業部などによると、都内の食品販売業者の自主検査で、静岡市の藁科、両河内地区(清水区)の製茶から規制値を超える放射性セシウムを検出。業者は6日、この結果を県に申告した。


という点。民間が自主検査しなかったらそのまんまバックれているつもりだったわけで、いい加減な検査してんじゃねぇぞコラ。もう、県は検査なんかしなくて良いよ、全部民間の販売業者にやってもらえ。検査能力がないことがわかったんだから。

静岡県がどんないい加減な自治体だろうと、県外在住の僕らは直接クレームをつける機会がないわけで、頼むから、県外に放射能茶をばらまかないでくれよ、と思う。

一方、県はこの日、主要19産地で実施している一番茶の製茶検査のうちの11地区の検査結果を公表。いずれからも放射性セシウムが検出されたが、検出量は最多が本山茶(静岡市葵、駿河区)の413ベクレルで、規制値を下回った。ヨウ素は検出されなかった。


当然のことながら、全部のお茶から放射能が検出されているんじゃん。愛知以西のお茶なら放射能ふりかけかぶってないんだから、そっちを飲みたいよね。静岡のお茶はいりません。

もうさ、自治体の奴らのマインドって、「少しでも生産者の被害を少なくしよう」「なるべく広く浅く、放射能を全国にばらまこう」というものなんだよね。「少しでも生活者に迷惑をかけないようにしよう」「少しでも生活者の被曝を避けよう」「子供たちをなるべく放射能から守ろう」というスタンスじゃない。なぜなら、生産者の被害はすぐに判明するけれど、生活者の被害はただちにわからないし、統計学的にはわかっても、個別に断定できないから(小児がんが10%増えました、は判っても、誰が放射能のせいで小児がんになったのかは判らないから)。  
Posted by buu2 at 04:06Comments(0)TrackBack(0)ニュース││編集

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写楽展

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行かなくちゃ、行かなくちゃ、と思いつつ、先延ばしになっていた写楽展、ようやく行ってきた。空襲で焼けてしまったり、海外の門外不出の美術館に引き取られてしまった数枚を除く、ほとんど全ての作品を一気見できるナイスな展示。

鳥獣戯画展をやれば甲巻ばかりに人が集まるのと同様、写楽展をやれば第一期に人が集まるのは分かりきっているので、二期以降を観ておいて、閉館30分前に一期に戻る作戦で鑑賞。大正解。

それにしても、第一期の作品はすごいね。同時期の他の作者との比較ができる展示になっていたのだけれど、全然違う。表情も良いけれど、体のラインのふくよかさというか、ゆったりとした感じが凄く良い。これが後の作品になってくるとどんどん直線的になってきてしまう。

普通に考えると、描けば描くほど上手になるはずなのに、どんどん下手になっていくのは、やっぱり気分の問題なのかなぁ。やる気が失われていっちゃった感じ。あるいは、良さを分かってもらえず、凡庸な作品になっていかざるを得なかったのか。一体何が起きたんだろう。

とりあえず、良いものを観たという感じ。

西洋美術館でレンブラントもやってるんだよなぁ。行くなら明日しかないよなぁ。うーーむ。  
Posted by buu2 at 03:17Comments(0)TrackBack(0)美術││編集

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2011年06月09日

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名称:遊
種類:東京
場所:鶯谷
評価:4/BBB
2011.6.9
コメント:スープは鶏がらベース豚骨ブレンドと思われる醤油味。和風だしを前面に出しているけれど、魚からか、あるいは醤油からか、苦味がやや強め。塩気がかなり抑えめなので、苦味が前面に出てしまうのが非常に残念。

麺は細めのほぼストレート。素材の風味を活かしたいという気持ちは伝わってくるのだが、熟成が足りないのか、湯切りが悪いのか、麺の臭みが気になる。まとめて口にもっていくとむせてしまうような臭いが口から鼻に抜ける。折角コシ、スープの絡みともに良好なのにもったいない。

チャーシューは普通に美味しいので、トッピングする価値はあると思う。

頑張っている気配は十分に伝わってくるのだけれど、ちょっと経験が足りない感じ。あと5年ぐらいやっていたら、細かいところが修正できてくると思う。今は気持ちが空回りして、詰めの甘いラーメンになっている。

店名 麺処 遊 (めんどころ ゆう)
TEL 080-6672-7111
住所 東京都台東区根岸1-3-20
営業時間 [月〜金]11:30〜20:00[土・日・祝]11:30〜17:00
定休日 不定休  

近寄れば

近寄れば 小さく見える スカイツリー

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離れてみれば やっぱりデカイ

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Posted by buu2 at 18:38Comments(0)TrackBack(0)日記││編集

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日本人の12人に1人がうつ病?

1a1e0a5e.jpgえっと、誤植?それにしては堂々としているけれど……
  
Posted by buu2 at 14:53Comments(0)TrackBack(0)モブログ││編集

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リバネスに関して、経済産業省に対して情報公開請求

リバネスの件につきまして、経済産業省に対して情報公開請求を行いました。何かアクションがありましたらまたお知らせします。  

デタラメ斑目様曰く、「まさに人災」

新聞によりますと(死語)、

福島第1原発:津波に備え不足 班目委員長「まさに人災」

デタラメ斑目様がこんなことを仰っているご様子です。

「原子力施設は分厚く守られなければならず、津波が想定を超えても第二、第三の手段が講じられていなければならないのに、それが講じられていなかったことは、まさに人災だ」


はて、デタラメ斑目様はどこの誰でしたっけ、と調べてみたところ、原子力安全委員会の委員長でした。はてさて、では、原子力安全委員会とはなんぞや、と思い、調べてみました。

原子力安全委員会のサイトには「原子力安全委員会について」というページがありました。

#どうでも良いことではありますが、このサイト、「やっつけで作りました」という感じを強く受けます。公的なサイトとしては非常に好感が持てます。無駄なところには税金をかけるべきではありません。サイトなど、情報が取り出せれば十分なのです。

原子力安全委員会について

これですね。

以下、<原子力安全委員会の使命>という部分から抜粋してコメントしてみます。

国は、原子力利用の大前提である安全を確保するため、原子炉や核燃料物質等の利用については、法律に基づく規制を行います。原子力安全委員会の使命は、原子力利用時の安全確保を確実なものとすることにあります。


できませんでした、ということですね。つまり、役割をはたすことができなかったウンコ組織である、と、委員長自らがお認めになられた、と。それにしても、「確実なものとする」とは大上段に出たものです。ダルビッシュ投手がベイスターズやタイガースを相手にする時でも、「勝利を確実なものとする」などとはおっしゃらないような気がいたします。

原子力安全の目標は、このようなリスクを社会が容認できる水準に抑えることにあります。


残念ながら、容認できない水準にしてしまいました。やはり、原子力安全委員会はウンコ組織であったということですね。何の役にも立たなかった、と、そういう理解で間違いないかと存じます。

この目標を達成し、さらに高い安全の水準を目指すため


今となっては、さらに高い安全の水準を目指すのではなく、ぜひ、社会が容認できるリスクに抑えて欲しかったところです。

原子力利用に関わる事業者と規制に関わる行政機関が、共に安全確保のためにより効果的な方策を生み出して実行に移す努力を続けることが必要であり、さらにこのような努力について国民に知っていただく必要があります。


前段はその通りと存じますが、残念ながら国民に知られたのは、原子力村を構成し、補助金をむさぼり、津波で一網打尽にされてしまうような状態であったということでした。今回の事故は原子力安全委員会の委員長自らが「まさに人災だ」(デタラメ斑目様)と申しており、原子力安全委員会の責任に言及していらっしゃるところは高く評価すべきでしょう。

原子力安全委員会は、専門家の立場から、科学的合理性に基づいて、安全確保のための基本的考え方を示し、改善・是正すべき点については提言や勧告を行うことによって、行政機関や事業者を指導します。また、情報公開や国民との対話を進め、原子力安全への信頼を高める努力を続けます。


えっと、「原子力安全委員会は、御用学者の立場から、経済産業省と電力会社の利益確保に基づいて、省益と電力会社の増収増益のための基本的考え方を示し、排除・隠蔽すべき点については圧力をかけることによって生活者の目に触れぬようにし、生活者を騙します。また、情報操作や国民の洗脳を進め、原子力安全神話の周知に努めます。」ぐらいが正確なところだったと判明したという理解でよろしいかと存じます。

つきましては、過去に遡り、原子力安全委員会において委員となられた方々の報酬・手当て等(一部には年俸1650万円などとも噂されておりますが)は全額返還し、被災者への義援金とされるのはいかがでしょうか。  

2011年06月08日

誰かがフォースの暗黒面に落ちている気配がプンプンする厚労省

ということで、厚労省に「議事録はどうなってんだゴルア」と電話してみました。というのは嘘で、「元木と申します。今、ウェブサイトに議事録がアップされていないんですが、どうなっているんでしょうか」と丁寧に電話してみました。担当課に回されて、返事を聞いたところ、「公開は先になると思う。ちょっと、一週間、二週間というオーダーではなく、かなり先になりそうだ」とのこと。はぁ?で、ここで引き下がるのはちょっとどうかと思うので、「でも、第三回の勉強会は2月ですよね?」と食い下がると、「えっと、第三回はちょっと問題があって、公開できるかどうかわかりません。第四回と第五回は先ほど申しましたように、かなり先にはなるものの、公開できる予定です」だって。おいおいおい(笑)、なんか、パルパティーンさん(ダース・シディアスですよ)みたいな歯切れの悪さじゃないですか。大体、僕が突っ込まなかったら、第三回に問題があったことは黙っているつもりでしたよね。ということで、「え?じゃぁ、第三回は一切公開されないということですか?」と質問したら、「そうですね」だそうで(笑)。仕方が無いので、「じゃぁ、情報公開請求をしろ、ということですね」と聞くと、「そうですね」だって。

よーし、情報公開請求しちゃうぞー−−−。

あ、皆さんも独自に厚労省に問い合せてみてください。電話番号は03-5253-1111(代表)です。それで、「職業安定局の、「今後の高年齢者雇用に関する研究会」の議事録について」って聞けばオッケーです。怪しいのは2月24日に行われた第三回です。第三回までは「第二回の議論」とか、議事録が資料になっていたのに、第四回以降はそういうのがないのも抜群に怪しいですね。


追記:じゃぁ、電子申請しよう、ってことで、申請しました。これがまた例によってクソシステム(ちなみにFirefoxでは最後までいけません)。どうやったらこういうシステムが作れるのか、委員会で問いつめたいね。どこの馬鹿会社だよ、これを作ったのは。20万円出せ、バグ取りしてやるから。

ということで、30分もかかっちゃったけれど、申請できました。やり方わかったから、色々と申請しちゃおーっと(今はまだ200円かかります。早く無料化しろよな)。

kourousyou
  

故郷を原発に破壊され廃業するお豆腐屋さん

ネットをふらふらしていてこんな文書に行き当たった。GoogleDOCSの文書だけれど、今現在、凄く重いのでこちらに個人情報を除く全文を転載してしまいます。連絡先等については原典を当たってください。

出典:https://docs.google.com/document/d/1GBTholRH5_oGdn066B_e2LR6Nm1sV5LhmcVrkSaVBpY/preview?hl=ja&authkey=CNHW6MQN&sle=true

豆腐屋廃業のお知らせ

今年3.11の大地震と津波に引き続く原発事故の発生以来、事故収拾の進展や会津地域の放射能汚染の状況を見守りながら、豆腐屋の今後の方針についてずっと考えてきました。これまで、会津産を中心として福島県産無農薬大豆100%の地産地消型豆腐屋の実現に向けて、パートナーの契約農家の皆様に様々な無理をお願いして、創業以来10年目にして昨年やっと達成することができました。しかしながら、福島県内の土壌汚染の実態が徐々に明らかになるにつれ、今年度の県内産大豆の使用を断念し、4月早々に契約農家さんに作付けをお願いしないことをお伝えしました。

その後、会津地域においても、公式発表の数値を用いても年間積算量(=累積量)が一般人の法定基準の1mSvを超える見込みとなっています。 実際に計測された方々によると空間線量の値が国や県の公式発表の数値よりも実際は2−3倍以上高いこともわかっています。さらに、事故原発からは今も放射性物質が放出されていますし、1−3号機がメルトダウンしていることも正式に発表されました。すでに、会津も本来避難すべき地域となっています。

豆腐屋としては、大豆そのものは昨年度産ですので問題ないのですが、製造工程において空気中から放射性物質が混入する可能性は否定できません。このような状況において、豆腐を作る気力も売る熱意も失ってしまいました。また、低線量被曝や内部被曝のリスクから家族の健康を守ることも重要と考えます。いろいろと悩んだあげく、豆腐屋を廃業し県外に避難、つまり「原発難民」になることを決意した次第です。

原発事故発生後の東京電力、国、県の福島県民に対する情報隠し、不十分かつ不誠実な避難計画などの非道の対応には怒りを抑えることができません。特に県が雇った放射線健康リスク管理アドバイザーである長崎大学の山下俊一教授による年間100mSvまで安全と全県民に信じささせようとする活動は、極めて許しがたい行為です。国や県の非道の対応によって中通りの子供たちは今も極めて高い被曝リスクにさらされています。余計なことに予算を使わず、子供たちを避難させるために全力を上げるべきだと考えます。子供を守ろうとしない政府は、存在意義がありません。

今回の原発事故によって、福島県の海も大地も汚染されました。それを元にもどし補償する責任は一義的には東京電力にあります。東京電力が加害者で、福島県民が被害者です。もちろん国や県も責任があります。私は、県外へ避難した後も、福島県民のはしくれとして、県民の避難の支援、事故とその後の不手際な事故対応、情報隠しの責任者に対する責任追及を生涯をかけてやっていく所存です。

1999年に一目惚れした会津に移住し、2000年6月に豆腐屋を創業して以来、支えていただき応援していただいた皆様には本当に申し訳ございませんが、苦渋の選択をご理解いただきますようお願い申し上げます。

豆腐屋の営業は6月12日(日)をもって終了させていただきます。

長い間、本当にありがとうございました。妻ともども心より御礼申し上げます。

2011年6月6日

豆腐屋おはら 店主

追伸

避難に関する情報など私にできることであればお問い合わせ下さい。またお叱りのお言葉,近況でも結構です。



このお豆腐屋さんを紹介した福島県の記事がこちら。
福島県会津地方振興局 豆腐屋おはら

以下、抜粋。

知り合いに会津を紹介され、峠から見た田園風景に
一目ぼれしてしまった。


ただし、地域に根付くことが大切であり、
地域の大豆を使い、地域の人に食べてもらい、
「小原さんの豆腐は日本一だ」と言ってもらえば、
夢は一つ達成できたのではないかと思う。


会津の人には申し訳ないが、
ここを第二ではなく、第一の故郷とさせてもらう。


残念ながら、福島原発はこうした小原さんの思いを根こそぎ吹き飛ばしてしまった。それが天災なのか、人災なのかの検討はともかくとして、小原さんが被災者なのは間違いがない。

きっと、小原さんのような人たちは山ほどいるはず(津波で全部流されちゃった人も、原発が吹っ飛んで放射能をふりかけられちゃった人も、一緒)で、僕達ができることは、そうした大勢の被災者をきちんと見つけてきて、彼らをサポートしていくことのはず。そうした活動には、インターネットはきちんと力を発揮するはずだ。

経済産業省には、リバネスみたいなハリボテ看板だけのインチキ会社に補助金出すくらいなら、こういう人をきちんと支援していただきたい。  

「希望者全員、65歳まで雇用 厚労省研究会が報告書」ってアホですか?

希望者全員、65歳まで雇用 厚労省研究会が報告書
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110608/biz11060800580000-n1.htm

もうね、なんというか、アホですね。

使える奴は何歳でも働けば良いし、使えない奴は何歳でもクビになるというのじゃダメですか?あるいは、全部厚生労働省で雇えば良いんじゃないの?年金の名簿作りとか。

それで、どんだけジジイ、ババア集めて研究会をやったんだよ、と思ったらこんな感じだった。

岩村正彦 東大法学部教授(1956年生まれ、経歴不明)
小畑史子 京大地球環境学堂准教授(1965年生まれ、民間企業のキャリア多分なし)
権丈英子 亜細亜大学経済学部教授(1967年生まれ、民間企業のキャリア多分なし)
駒村康平 慶応大学経済学部教授(1964年生まれ、民間企業のキャリアなし)
佐藤博樹 東大社会学研究所教授(1953年生まれ、民間企業のキャリアなし)
清家篤 慶應義塾長(1954年生まれ、民間企業のキャリアなし)
藤村博之 法政大学キャリアセンター長(1956年生まれ、民間企業のキャリアあり)


意外と若い(笑)。でも、民間企業の人間が一人しかいねぇじゃんか。あとさー、どうなの、こういう研究会に参加している人間のキャリアはガラス張りにしろよな、厚生労働省。ということで、折角だから議事録も覗いてみた。目についたところを引用してコメント。

出典:今後の高年齢者雇用に関する研究会


第1回(2010年11月5日)

佐藤:企業が努力しても難しい状況、つまり事業もどんどん変わっていくし、社員に求められる能力も当然変わってくるわけです。もちろん、それについて行ける社員もいれば、ついて行くよりは転職をしたほうがその人にとって幸せということもあると思うので、定年延長という形で進めていって、雇った以上は60歳まで雇い続けろという仕組みというのが、本当に企業ができるような環境なのか。


佐藤:職業寿命が長くなってくるけれども、企業として特定の人を継続して40年も50年も、その人の能力を活かせる仕事を提供できるかというと、これはあまり現実的ではないと思います。



結構まともなことを言っている。

権丈:基本的には、これまでの日本の労働市場の状況を考えると、いまのところ、定年延長や勤務延長制度など、労働者が同一企業で働き続けることをサポートする仕組みを考えていくことが重要だと思います。


こいつは基本的に駄目だな。

小畑:定年がきたからやめるというのと、能力がなくなったからやめなさいの2つの中で、前者だと年齢は誰でもくるし、納得がいくけれども、後者だと納得がいかない、もしくは非常にトラブルへと進展していく可能性も高いという意味では、ある意味では定年制というのはいい制度であったし、雇われているほうからしても雇っているほうからしても、ある意味では日本においていい制度だということはあったと思うのです。


こいつも能力主義を放棄している時点で終了。

清家:ただ、一方で、働く意思も能力もあるのに、年齢だけを事由として、職場の平和のためにやめてもらうことがいいのかどうという議論も、議論としてはあると思います。ただ、いきなり日本で年齢差別禁止ルールというのは馴染まない。


年齢差別容認論。


第2回(2010年12月13日)

清家:年金の報酬比例部分の支給開始年齢の引き上げに伴いまして、雇用継続を希望するものの結果として、雇用継続されないことにより無収入となる者が生じないようにする必要があるということについては、基本的な認識の一致があると思います


ええええ????基本的な認識の一致がある人を集めているのね。だって、今まで、そんな調整とか、なかったよ、第2回までで。これは酷いなぁ。つまり、年金制度の変更があって、支給開始年齢が引き上げられた。このおかげで無収入の時期が発生してしまう(厚生労働省が年金制度を変更したせい)。なので、その分を民間企業になんとかしていただきましょう、というのがスタート地点になっている、と、そういうことですね?

佐藤:65歳まで定年制ということを考えると、企業の寿命ということを考えると、多分、企業も存続を続けるためには事業分野も変えていかなければいけないでしょうし、技術構造も変わってくるでしょうし。そういう意味では、企業が存続する努力をして、その結果、企業の中で生まれる仕事はどんどん変わっていくと思います。
 それは、今まで以上に大卒、22歳で採って43年間というスパンを考えると、企業のあり方というのは相当変わっていく。当然、それぞれの企業が事業を展開する上で必要な業務、その業務に必要とされる職業能力も変わっていくというのを前提にする必要があるだろう。
 そうすると、企業が65歳定年といったときに、例えば大卒を雇うときに65歳まで雇用を保障しますという前提とすると、今まで以上に43年間、事業分野が変わり、業務が変わることについていける人材を採ることを考えざるを得ないわけですね。ついていけるということは、仕事が変わっても、新しい仕事の能力開発に取り組んでくれるとか。つまり、高い学習能力ということを求めることにならざるを得ないだろう。
 そういう意味で、後ろの能力開発のあり方というのは、企業内でそれをやろうとすれば、企業もそうだし、本人も新しい仕事にちゃんと能力を発揮でき、企業に貢献できるような能力を変えていくことが、多分すごく必要になってくると思うのです。


第一回でもまともだったけれど、この佐藤さんは民間経験がないにも関わらず、ある程度わかっている。浮世離れした感じがしない。

小畑:例えば65歳まで定年を引き上げる社会的な理由とか企業の事情、従業員の事情というものが追い付いていない場合には、年金支給開始年齢が引き上がるから、ブランクを開けないためにだけ上げるということだと、支給開始年齢が68歳になって、70歳になってということのたびに、そういう議論がまた続いていくというのは、年齢を考えていくとちょっと疑問を感じるというのが、皆様共通かと思いますので、そこをどういう根拠付けでどの辺りまで考えられて、そこから先はもっと現実的な問題として考えているのかといった微妙なラインのようなものが、もしおわかりになるのでしたら資料をいただけたらと思います。


この指摘はもっともで(笑)厚労省としては痛いところを突かれた感じだろう。宿題になっている。

小畑:先ほど藤村先生の御発言もありましたし、いろいろ先生方、御発言なのですが、希望する人が年齢に関わりなく働けるということでもすばらしいことだと思いますけれども、それがもし求められなければ、年齢に関わりなく職を失う。定年制との関わりの問題で、そういうことも含めて、希望する者が年齢に関わりなく働ける社会と呼ぶような純粋な、アメリカ的な考え方をするということですと、やはり前回も申し上げたのですけれども、日本で大体55〜60歳ぐらいまでは、お給料がどうなるにせよ職はあるという家庭がたくさんあるような社会のあり方。これを根本的にがらがらと変えていくことになると、大変な影響が考えられます。


ふむ、この人が、この勉強会においては社会主義を主張する役割なんですね。

藤村:年齢に関わりなくという話をすると、必ず企業の担当者は、では一定基準で解雇できるようになるのですね。それがないと受け入れられませんよというのが出てきますね。だから、そういうものを入れることによって、今まで日本社会が持ってきた、ある種の何とか雇用は守っていこうよというのが、ひょっとしたら相当大きな変化になってくるのかなという。時代が変わっていくのだから、ある種のショックが必要で、それを越えたところに、今よりもっといい社会があるのだというのを信念として持って法律をつくる側が説明していけば、それはそれで一つのやり方とは思いますけれども、どうかなというところですね。


お、わかっているのかな?と思ったら最後に「どうかなというところです」だって(笑)。

清家:1の基本的なコンセプト、希望者全員の65歳までの雇用確保措置というのは、今までの日本の雇用の美風というか、一定の年齢までは、労働条件はいろいろ変わるにしても、雇用はきちっと守りましょうというコンセプトが、かなりここのところには貫かれていて、2に発展させると、そこがちょっと変わってくるということだと思います。


「美風」だってよ(笑)。民間で働いたことがないくせに。

藤村:何かあったらすぐに切れるというのはまずいと思いますが、ある一定ルールの下で、正社員といえども削減の対象にはなりますよと、ちょっとそこを緩めてあげれば、もっとこの議論も進むのかな。だから、実は高齢者の話だけではなくて、日本全体の雇用のあり方、雇用保障のこれからのあり方というものに関わる議論になっていくのだろうなと思います。


まぁ、それはそうかな。

清家:定年の延長にしろ、継続雇用制度にいくにしろ、最終的に年金の支給開始年齢が65歳になるときに、そこまでの間、一定の基準で排除されるものがシグニフィカントに出てしまうというのは、ちょっと問題なのではないかということについては、比較的異論はないのではないかと思います。


この決め付けがどうかと思うよ。少なくとも、僕がこの勉強会に参加していたら異を唱える。

清家:非常に超長期には、労使双方が納得できる形で、年齢に関わりなく働くことができる働き方の仕組みをつくり上げることに取組む必要があるかと思いますが、その前に65歳までの雇用をしっかり確保するということと、それから70歳までの雇用も含めて、その先の話をちょっと分けて考えた方がよろしいのではないかということも、皆さん方の御意見から今日はかなり言えたのではないかと思います。


議事録からはそんなこと読み取れないけど。年齢に関わりなく働くことができる働き方の仕組みをつくり上げることのほうがずっと大事だよ、日本にとっては。厚生労働省にとっては、当面の、60歳から65歳までお金をもらえなくなる人からの批判の方が怖いのかも知れないけれど。

つまり、清家座長が物凄く恣意的に勉強会をリードしているおかげで、変な結論になったわけですね。清家さんは今流行の「御用学者」認定ってことで。

#いや、僕も役人として御用学者の皆さんとお付き合いしていましたから、そういう仕組みは良く存じております(笑)。


以下、参加者に一言コメント

佐藤氏:結構まとも。発言も多い。こういう人は民間企業でのキャリアがなくても信頼できる。
権丈氏:社会主義者がいるのは別に構わないけれど(というか、バランスを取る意味では必要)「何かない?」と振られても発言できない。いらねぇだろ、こいつ。
小畑氏:何か変えていこうという気概がなく、現実路線一辺倒。御用学者認定。
清家氏:勉強会自体を強引に厚労省寄りにリード。典型的御用学者。さぞかし、厚労省担当課長と繰り返し打ち合わせをしていることでしょう。
藤村氏:この人も比較的わかっている。と思ったら、民間企業出身でした。
駒村氏、岩村氏は質問ばかりで目立った主張なし(ただし主観)。


それで、第三回以降の議事録がないんですが、どうなっているんですかね?ウェブサイトから問い合わせできないのか。明日、電話してみよう。

しかし、第二回まで見る限りでは、結論ありきで清家氏が勉強会を誘導している印象を強く受けるわけで、こんな報告書を元にしてルールを決められたらたまったもんじゃないよ。みんな、情報は公開されているんだから、きちんとチェックした方が良い。大体、そもそものところは年金制度の破綻が端緒なわけで、そこをメンテしようとして定年の延長なんて話になっている。年功序列が採用されれば給料が高い奴らが会社に居残るわけで、当然、新人採用にも影響が出てくる。全部、既得権者の保護なんだからね。そのあたり、学生とか、きちんとチェックしておけよ?「就職できちゃえば問題ない」とか思っているかも知れないけれど、まともな就職ができるのは東大、京大をはじめとした旧帝大と早慶ぐらいなんだからね。


関連エントリー御用学者の明けない夜


怪しさ満点の追記誰かがフォースの暗黒面に落ちている気配がプンプンする厚労省  
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2011年06月07日

ジリ貧からの一発で5万以上のダントツを逆転した現場

もう、これしかない、という奴(笑)。

kokushi
  
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今日の夕景

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何か、海のようでもあり、雲海のようでもあり、湖水に立ち込めた霧のようでもあり。



でも、広げてみれば、こんな景色から切り抜いた一場面だったりして。

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この時期は夕日があまりキレイじゃないんですよね。決して気にしていないわけじゃないんです。こういう景色があまり見られないだけ。  

2011年06月06日

半額で叩き売られる茨城産の卵

513dbf92.jpg検査を全然やってないんだから、買ってもらえるわけがない。

顔が見えるだけで信頼してもらえる状況じゃない。茨城の養鶏場は、行政に継続的な放射能検査を要請すべき。
  
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2011年06月05日

大連立

岡田氏、菅首相退陣後は「大連立が望ましい」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110605-00000509-san-pol

大連立してもロクでもないことになったら僕たちは選択肢がなくなるの?革命起こすしかないの?  
Posted by buu2 at 16:58Comments(4)TrackBack(0)ニュース││編集

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もしドラ、代理店の活躍が足りない

98cf3a07.gif観る前からみんなに「どうせ駄作」「ゴミ」などと言われてしまっている可哀想な「もしドラ」映画版ですが、僕もまったく観る気になりません。でも、フジテレビ関連の映画でも、ときどき「それでもボクはやってない」みたいな良いものがあったりもするので(というか、フジテレビ製作の映画ではこれが唯一かも知れないけれど(汗))あなどれない。

そんなもしドラ、Yahoo!映画ではさぞさくらレビューが満開なんだろうな、と思ったら・・・。

あれ?映画の点数、3.27だって。これはスタートダッシュとしては大失敗な感じ。レビューも結構酷評が並んでいる。でも、5点もそこそこ・・・・あるかな?107票中で5☆は36票。そのうち、これまでに10以上レビューを書いていない、いわゆるサクラと思われるレビュアーは31人。これは少ない!だって、サクラレビューは大体一本1000円ぐらいで書いてもらえるはずだもの。31本って言ったら、費用はたったの3万円。これじゃぁ、映画の広報担当者のお小遣いレベルである。これじゃぁ、この映画、おおゴケ確定じゃないのかなぁ。

頑張れ、広告代理店!もっともっとサクラレビューを書いてもらわないと、「サクラレビューを書くことすら憚られるような駄作」だと思われちゃいますよ。

でも、この状況を見たらちょっとだけ観てみたい気がしてきた。どうしようかなぁ。でも、これを観るくらいなら、ブラックスワンをもう一度観たいかなぁ。  
Posted by buu2 at 14:58Comments(0)TrackBack(0)映画もろもろ││編集

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今ヤバいのは排水関係、今後ヤバいのは沿岸

放射線量 側溝上は比較的高い値(NHKニュース)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110605/k10013321491000.html
原子力安全委員会は、先月24日と25日に、福島市中心部にある県庁周辺のオフィス街で、空気中の放射線量を地面からおよそ1メートルの高さで調べました。その結果、1時間当たりの放射線量は、泥や落ち葉が積もった側溝の上では、3マイクロシーベルトから4マイクロシーベルトとなっていました。福島市が、ほぼ同じ高さで測った市内の放射線量は、現在、1時間当たり1マイクロシーベルトから2マイクロシーベルトとなっていることから、線量の高さが分かります。側溝の泥に測定器を近づけると、100マイクロシーベルト近くに達する場所もあったということで、放射性物質を含んだちりが蓄積したと考えられています。


100マイクロシーベルト毎時が「比較的高い」で済まされるかどうかはかなり微妙で、ここで清掃作業でもやっていたら、一日で簡単に1ミリシーベルトを被曝してしまう。脳みそ腐ってんじゃないの?と思ってしまうけれど、原子力安全委員会の認識はその程度のものなんだろう。

原発が吹っ飛んだ直後、友達と話をしていて、「アサリの潮干狩りとかは大丈夫だと思うよ。海流は茨城県沖で暖流とぶつかって、太平洋沖に流れていくから」と言っていたのだけれど、神奈川県のアサリからセシウムが検出されているのを見て「あ」と思った。陸上に満遍なく降り注いだ放射能ふりかけが下水から河川に集積して、それが海に垂れ流されているわけだ。この垂れ流しは今後相当期間続くはずで、東京湾や相模湾沿岸は多分数十年といったオーダーで汚染され続けることになる。潮干狩りはもちろん、海水浴でも注意が必要だろう。特に土砂が堆積する砂浜はやばそうだ。お茶で見ている限り、ヤバいのは静岡県ぐらいまでだから、茨城、千葉、東京、神奈川、静岡といったあたりは要注意だと思う。東京お台場で海水浴をする人はあまりいないだろうが、羽田沖のアナゴとかはかなりリスクが高そうだし、潮干狩りも難しそうだ。カサゴ、メバルといった地魚も食べない方が良いだろう。

このあたり、きちんと継続的に放射能をモニタリングしてくれれば判断も可能になるのだけれど、現在の隠蔽体質にあっては「とりあえず口にしない」のが正解だと思う。特にヤバそうなのは神奈川県である。ここは知事が率先して隠蔽の旗振りを行っている。

放射能が嫌な人、体内被曝をなるべく少なくしたい人は、関東近県(福島、茨城、宮城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、静岡)の農水畜産物を避けるとともに、水辺のレジャーにも配慮した方が良さそうである。

このブログでは何度も何度も書いているけれど、必要なのは判断材料としての情報の公開であって、行政の判断ではない。判断すべきはあくまでも生活者である。しかし、このポイントを神奈川県などは全く理解していない。神奈川県民以外はこの姿勢に直接的にノーを突きつけることはできないので、神奈川県産農水畜産物の不買運動などによって間接的に圧力をかけることしかできない。これは生活者だけでなく、生産者にとっても不幸なことだ。

次の内閣には、ぜひ情報の透明性を高める方向での政治を行って欲しいものだ。保安院みたいに「情報を公開するという発想がなかった」などと平気で述べる組織などは片っぱしから処分ということで。  

シャッター・アイランド

シャッター アイランド [DVD]

ちょっと長めの2時間20分の映画。そのうちの、1時間45分ぐらいはかなり退屈で、「どうしてこういう、ツイン・ピークスみたいな映画を作っちゃうんだろうなぁ」と思ってしまったのだけれど、最後の30分ぐらいできちんと広げた風呂敷を畳むのが見事。9回の表まで1−0で負けていて、9回の裏になんとか同点にして、延長11回、これでアウトになれば時間切れで引き分けで試合終了のツーアウトランナー無しからサヨナラホームランで勝利、という、2011年6月4日の中日対西武の試合みたいな映画である。もう、ずーーーーっと辛い状態が続くので、ラストのスッキリ感はなかなかのもの。

ブルースクリーンの処理がイマイチなのが減点要素。でも、映像表現自体はなかなか面白かった。

この映画、きちんとレビューを書くには、ネタバレが必須。なので、追記に書きます。評価は☆2つ。  続きを読む
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2011年06月04日

Twitter後のネット社会 番外編 その7 来る前に終わった?フェイスブックの時代

そろそろ、フェイスブックの利用状況が明確になってきました。「Twitter後のネット社会」ではまだ不透明だったため、フェイスブックの利用に関する考察は行いませんでした。ここで簡単にまとめておきたいと思います。

まず、ミクシィとTwitterの状態についてまとめます。ミクシィのファーストアダプター達は、主として学生でした。彼らはミクシィ内で徐々にムラ社会を形成し、現在に至ります。その社会は背景に学生時代のネットワークを持っているため、同窓会的な色彩を持っています。現在はその多くが大学を卒業し、社会人になっています。彼らの情報交換ツールとしてミクシィは依然として愛用されているようで、メインユーザーは20代後半から30代前半の男女となっているようです。私が利用している限りでは、特に結婚して子供を持った女性が会社を退職したあと、暇つぶしと情報交換に利用しているケースが良く見受けられます。ミクシィユーザー達のうち、これらの「学生としてファーストアダプター」となった層はすでにミクシィ内で友達関係を確立しており、新しくツイッターやフェイスブックを始める理由がありません。したがって、かなりのケースで引き続きミクシィを利用し続け、新しいプラットホームへは移行しないケースが多いようです。

ミクシィがスタートしたときにパソコンスキル・携帯スキルが低かった層はミクシィのムラ社会体質に対して疎外感を持っており、はまり切れず、どっちつかずの場所に存在したようです。彼らを取り込んだのがTwitterでした。ツイッターはミクシィに比較して圧倒的な使いやすさで新しいユーザーを獲得しました。Twitter利用者のメインは、当初はパソコンスキルが低く、iPhoneの登場によって携帯端末からのネット接続が可能になったiPhone利用層です。Twitterでは人間関係の存在しない人も気軽にフォローできるので、ミクシィよりも新しい人間関係を創出可能になりました。これによって、広く薄いネットワークが構築されつつあります。

そして、フェイスブックがやってきました。フェイスブックの利用者の中心はミクシィで出遅れ、携帯・iPhone文化圏にも属さない高齢層がメインユーザーです。彼らはフェイスブックの中に、すでにリアルに存在する人間関係をそのまま持ち込みました。新しい人間関係を構築する性質のものではなかったことから、フェイスブックの中はファーストアダプターの中でもムラ社会的性格を強く持ち合わせています。個人的な感覚でいわせていただけば、フェイスブック内は加齢臭で満ちています。

それぞれの利用層を一言で表現すると、
ミクシィ:主婦
ツイッター:iPhone
フェイスブック:おじさん

となります。

今後の成長性を考えればどのメディアもあまり期待はできないでしょう。ミクシィはすでに衰退期に入っている印象がありますし、ツイッターも勢いは失われました。フェイスブックの時代は来る前に終わっている印象すらあります。ただ、ネット内のソーシャルメディアはこの程度の利用が適度なのではないでしょうか。みんながみんな特定のプラットホームを利用していたら気持が悪いことになります。「Twitter後のネット社会」で指摘した「変異型情報病」の患者たちは「自分が使っているプラットホームを友達にも使ってもらいたい」と考えますし、少なくない割合の日本人がこの変異型情報病の患者ではありますが、どのプラットホームもそれなりに暇な時間が存在しないと、ハマるまで使うことにはなりません。だからこそ、専業主婦や窓際族のおじさん達が徐々にこれらのメインユーザーになりつつあると考えられます。

私は、フェイスブックはそろそろピークを迎えつつあるのかも知れないと感じています。なぜなら、ミクシィも、Twitterも使えず、でも何か新しいものを使いたいと考えていた層は、すでにフェイスブックを使っているからです。今使っていない人は、おそらくは半年経ってもやはり使わない可能性が高いと思います。また、ユーザー獲得数が少ないため、ビジネス面での魅力もアップしてきません。私はフェイスブックのみならず、ミクシィもTwitterも、ビジネスでの利用は非常に難しく、かつリスクのあるものだと捉えていますが、この3つの中では今のところフェイスブックが最も可能性がないと考えています。

フェイスブックの時代は来る前に終わったのかも知れない。この私の感覚が当たっていたかどうか、半年後ぐらいにまた検証してみたいと思います。  

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン [DVD]

TSUTAYAの旧作100円セールでレンタル。

特に凄い詐欺のアイデアがあるわけでもなく、詐欺師とそれを追いかけるFBI捜査官の追いかけっこ。でも、あちこちに笑えるやりとりが盛り込まれていて、飽きさせない。特に空港でのやりとりは秀逸。

落ちぶれてしまったお父さんが大好きな主人公の子どもっぽい性格描写が見事で、そのおかげでFIB捜査官との心の通わせ方に味が出てくる。ルパン三世と銭形みたいな。

基本的に登場人物は二人なので、その描かれ方が濃密で良い。特に主人公の「家族」へのこだわりはそこここに散りばめられていて、それがラストへとつながっていく。みんなが家族と団欒を楽しんでいるときに、いつも連絡をとりあう孤独な二人、という設定が生きていると思う。広げた風呂敷のたたみ方も秀逸。観終わって「楽しかった」という印象しか残らない。映画の王道だと思う。

主人公が本当のことを言っているのに、それが額面通りに受け取られないとか、脚本もそこそこに凝っている。タイムトラベルとか、宇宙とか、冒険ものとかのイメージが強いスピルバーグだけれど、太陽の帝国とか、この作品みたいなのも味があって良いと思う。

評価は☆3つ。面白かった。  
Posted by buu2 at 18:25Comments(0)TrackBack(0)映画-2004││編集

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夜の鳥助

合コンの店決めでどこが良い?と聞いたら焼き鳥が良い、とのことなので、鳥助。

デートで使うことはあっても、合コンで使うのは初めてだな(笑)。勝手にどんどん出てくるから、何が良いとか考えなくて良いのがナイス。

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今日のグリーンカレー

スーパーで鶏肉が安かったので、タイカレーを作ってみた。いつもの、S&Bの手作り用グリーンカレー。前回、エビで挑戦してイマイチだったので、反省して今回はマニュアル通りにチキンで。

うん、美味しい。このS&Bの手作りカレーシリーズは結構良いと思う。キーマも、ケララも美味しい。個人的にはケララがイチオシだけれど、これからの季節、ケララカレーはちょっと腐りやすいので、グリーンカレーを中心にしようと思う。タイカレーが一番簡単だしね。切って炒めて鍋に入れれば良いだけだから。

ちなみに本日の具は鶏肉、玉ねぎ、なす、じゃがいも、マッシュルーム、パプリカ、ししとうといったラインナップ。

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Posted by buu2 at 14:05Comments(0)TrackBack(0)料理││編集

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菅内閣の支持率が低い理由

同じように大衆のご機嫌取りをやっているように見える小泉さんと菅さんだけれど、世間の評価は全然違う。ふたりとも、永田町周辺での評判は同じように悪いけれど、支持率の違いはどこにあるのだろう。

菅さんの手法は、大衆の気配は読むけれど、そこから先が一方的。大衆との対話がない。会見もやらないし、世の中に語りかけることもない。ときどき思い出したように被災地訪問などをやるけれど、これらも「何をしに来た」とか言われて、天皇陛下とは受け取られ方が全く異なる。

何が悪いのか。ぱっと思いつくのは情報の流れの一方通行具合。小泉さんの時は、小泉さんも、竹中さんも、それなりにテレビに出たりして、なぜ痛みがともなう構造改革が必要なのかを繰り返し説明して、理解を求めていた。ところが、菅さんは「こう決めました!」の一点張り。一所懸命空気を読もうとしている頑固爺さんみたいだ。そして、それは、菅さんの個人的な判断を押し付けているだけに見えてしまう。いろいろな行動も行動原理がわからないから、何から何まで唐突に見える。「どうせ行き当たりばったりでやってんだろう」と勘ぐられる(実際はどうなのかすら不明)。

政治主導がなぜ必要かって、それは、官僚主義が良くないから。じゃぁ、官僚主義のどこが良くないかって、大衆との会話がないことが最大の問題点のはず。政治家は大衆とのパイプがあるから、会話がないなんてことはなく、きちんと生活者との接点を持って、生活者と対話をしながら政策を立案し、官僚を使ってその実現を図ってくれるはず、との期待があったはずだ。

ところが、菅内閣の政治主導は、菅内閣が主導するだけ。主体が官僚から政治家に移っただけで、対話は相変わらず存在しない。これじゃぁ、支持が得られないのも当たり前だ。

あぁ、どこかで見た構図だなぁ、と思い返すと、サイエンス・コミュニケーションで展開されているのと一緒。サイコミは科学者が独りよがりな自説を押し付ける一方で、「こんなに面白いのになんでみんな聞いてくれないんだろう」と不思議がっている。菅内閣も多分、「生活者の視点に立って政策立案しているはずなのに、なぜ支持率がアップしないんだろう」って思っているはず。両方共、いわゆるコミュニケーション能力不足である。

僕の周りの研究者を思い出してみると、「あーーーー」と思う。多くが、自分が正しいと信じていて、「俺についてこい」っていうタイプ。自分がわからないことについてはオーソリティを探してきて、そいつに引っ張ってもらいたい。基本的に、見るのは上方向ばかり。

そうか、総じて東大卒の勘違い君たちに見受けられる官僚主義に、菅内閣の不人気の原因があるのかも知れない。勘違い君たちの思想は、「俺は正しい、俺は間違えない」という根拠のない自信だったりする。加えて、「愚民には理解出来ないから目をつぶってついてこい」と思っている。特に一番最後の奴が厄介。それが、菅内閣には色濃くて、小泉内閣ではそうでもなかった、と。でも、不思議なのは、菅直人って東工大なんだよね。東大へのコンプレックスを抱えているうちに、東大的な官僚主義に染まっちゃったのかな。「俺が決めるから、愚民どもはそれにしたがえ」って。あるいは、理系独特のコミュニケーション能力不足なのかも知れない。

そういえば、昨日の参議院予算委員会でもこんなやりとりがあったっけ。

「責任を引き継ぐとはどういう意味か」
「言葉通りの意味である」
「辞任するという意味か」
「言葉通りの意味である」

分かりやすく相手に伝える、という意思が全く感じられない。これは委員会での質問者に対する回答だけれど、その向こうにいるのは1億3千万人の国民である。菅直人は、国民に向かって「言葉通りの意味だ」を繰り返し続けたのである。

原因についてはいろいろ考えられるけれど、要すれば、菅直人は生活者を信用していない。生活者を信用していない人間が、生活者から信頼されるはずがない。  
Posted by buu2 at 10:30Comments(0)TrackBack(0)日記││編集

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神奈川県のお茶はほとんど全部大甘な政府基準すらクリア出来ない放射能茶

神奈川県は荒茶検査せず 政府方針に反発
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060301001016.html

荒茶を生葉と同じ基準値で規制するとした政府方針は「合理的でなく、納得できない」として、国が基準値を見直すか、科学的根拠を示すまでは荒茶を検査しない方針


消費者が不安を感じないよう、荒茶を検査せずに出荷することはしない


「政府の基準だとほとんどの市町村で出荷できなくなる可能性が高い」


ストライキみたいなものですね。神奈川県って幼稚な自治体だなぁ。

基本的に出荷しないなら良いですが、産地偽装して出回りそうな予感もするので、全部廃棄したら良いんじゃないかと。もちろん全部被害なので、東電に賠償してもらえば良いと思います。  
Posted by buu2 at 09:46Comments(0)TrackBack(0)ニュース││編集

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2011年06月03日

僕がバイオベンチャーの社長を辞めたわけ

はじめに
最初に書いておくけれど、社長を辞めたのはひとえに僕の能力不足。誰のせいでもないです。じゃぁ、なぜこれを書くかって、後進に対して「ベンチャーの社長とはこういうもの」というのを示すためです。安易に起業をして人生を棒に振らないでね、ということですね。ちょうどさっき、「こうやったら失敗した」というビジネス本がほとんどない、という主旨のつぶやきをツイッターで書いたので、参考までに自分で書いてみます。

社長就任の背景
僕は東工大で修士を取ってから、新卒で三菱総研に就職しました。僕がやりたかったのはバイオの専門家としてのコンサル業務でしたが、残念ながらバイオの仕事はありませんでした。副社長に直談判して理研に出向に出してもらい、約3年間理研のお手伝いをさせていただきましたが、その期間を終えてもバイオの仕事はありませんでした。

#これも、当時は三菱総研のせいだと思っていましたが、単に僕の能力不足です。

三菱総研にバイオの仕事がなかったので、僕は独自に転職活動を開始して、野村総研の内定をもらいました。ところが、ここで三菱→野村の転職を嫌ったのか、三菱総研から片道切符、最長5年間の期限付きの条件で、経済産業省への転職を勧められました。野村にしても長くいる会社ではないので、どちらがその後の展望が開けているか、が選択のポイントでした。それで、僕は経産省を選びました。
経産省が片道切符なのは最初から決まっていましたから、僕はその任期が終了に近づく頃に次の仕事を見つける必要がありました。そんなとき、バイオテックヘルスケアパートナーズ(現株式会社ビー・エイチ・ピー)の松本氏から声をかけられました。曰く、投資先の一つの創薬系バイオベンチャーの経営が思わしくなく、二代目の社長としてテコ入れをしてくれないか、とのことでした。

社長就任
会社は産総研ベンチャーで、所在地はつくばでした。自宅からは片道100キロほどで、自家用車なら通えない距離ではありませんでした。基盤テクノロジーをチェックしてみましたが、複数のパイプラインがあり、産総研の支援も受けられるとのことで、これならやってみても良いかな、ということで、経産省を退職して2ヶ月後に株式会社アドバンジェンの二代目の社長になりました。

会社の基盤技術
当時、アドバンジェンには2つの基盤技術がありました。一つはFGF5の機能に着目した育毛剤の開発、もう一つは別のタンパク質を利用した褥瘡治療薬の開発でした。特に期待が持てたのが育毛剤開発で、市場規模を考えると、順調に開発出来ればかなりの成長性が見込めました。FGF5はマウスにおいて毛の育成に関与しており、FGF5がないと毛が伸び続けることがわかっていました。したがって、このFGF5の活性を阻害するような低分子を発見してくれば、育毛剤として利用出来るというのが基本的なコンセプトでした。実際には、FGF5をマウスに大量に投与し、人工的な脱毛状態にし、その脱毛マウスに候補物質を投与する、という手法を利用しました。このスクリーニングのための実験系も完成しており、あとはFGF5の阻害効果が見込まれる物質を見つけてくるだけ、という状態でした。一方、褥瘡治療薬については市場規模が小さいこと、先行テクノロジーとの競争優位性があまりなかったことから、あくまでもバックアッププランと位置づけていました。

会社の体制
アドバンジェンには当初3人の研究者がいました。早稲田、筑波、東工大の博士で、基盤技術は早大博士のものでした。この他にテクニカルスタッフが2名、事務担当者が1名というラインナップでした。また、会社のファウンダーとして産総研の4人の研究者が運営に参加していました。

事業の進捗
会社の開発はとにかくスクリーニングを繰り返し、FGF5阻害活性のある物質を見つけてくることでした。候補物質が見つかった時点で創薬会社にそれを持ち込み、業務提携して商品化を進める、という方針で、3ヶ月ほど実験を繰り返しました。
ところが、なかなかキレの良いデータが出てきません。研究者に任せておくとチャンピオンデータを揃えてきてしまい、それでは論文にはなっても、商品にはできません。マネージメントを開始して一ヶ月ほどで、研究者に任せておくと、商業的な研究開発は難しいことがわかりました。最初は僕は実験には一切口を出さない方針でしたが、すぐに僕が全体計画をチェックするようになり、データの処理も面倒を見るようになりました。
やがて、スクリーニングに使っている実験系に大きな問題があることがわかってきました。処理された実験データをチェックしていたところ、活性がないはずのコントロール(水です)で活性が出てしまっているのです。「これはどうして?」ということになったのですが、「Aさんの調整したタンパク試薬を利用していると、ときどきこうなる」とのことでした。そのタンパク質はメーカーで精製、販売しているものがあったので、それを購入して利用することを指示したところ、「やってみたけれどうまくいかない」とのことでした。それは明らかにおかしいので、商品を購入して実験をやってみたところ、Aさんが調整した試料と同様の結果が出ました。研究者にそのあたりについて見解を聞いたところ、「その試薬の調整は非常に感覚的な部分があり、マニュアル通りにやるとうまくいかない。Bさんによる、職人的なテクニックが必要だ」とのことでした。以後、色々と実験してみてわかったことは、Bさんが手抜きをして調整した試料には細胞毒性の強い物質が濃縮されており、そのためにマウスの皮膚に悪影響がでて、毛が生えない、という状態ができているということでした。
育毛因子の阻害剤であるFGF5を人工的に増加させて、脱毛マウスを作っていたつもりだったのに、実際には毒物によって皮膚が炎症を起こし、それによって脱毛状態になっていたわけです。アドバンジェンの育毛剤開発のための基盤技術は、論文も、特許も、間違いだということがわかりました。

対応策
このことがわかった時点で、基本的に会社は崩壊しました。メインの研究者は辞表を提出して退職しました。ほどなく、ナンバー2も退職し、研究者ひとりと研究補助員、事務担当者ひとりと社長、という体制になりました。資本金もほぼ使いきっており、資金調達のために何か考える必要が生じました。ちょうどそのとき、尾身大臣の肝いりで沖縄が技術系ベンチャーの誘致に注力を始めていたため、総務省が主催する沖縄のベンチャー誘致ツアーなどに参加し、現地視察に行きました。沖縄であれば、事務所代も安く済みます。そこで、「会社を沖縄に移し、沖縄や台湾などにある生物資源を利用した育毛剤開発にシフトしよう」ということになりました。何か技術的な基盤があるわけでもないのですが、株主は会社を畳むことには否定的でしたので、「もうみんなで沖縄に移住して楽しくやろうぜ」と空元気を出していたのです。

解任
ところが、就任一年の株主総会の直前に、取締役会から社長辞任を勧められました。取締役会は、新しい社長のもと、引き続き産総研をベースにして育毛剤開発を進めるとのことでした。僕は効果がないとわかっている素材をベースにしての育毛剤の製品化など全くやる気がなかったので、実質的に解任される形で社長を辞任しました。当時の僕の日記はこんな感じです。

2004年06月23日
株主総会終了

2004年07月01日
失業

2004年07月09日
前の会社


製品回収
三代目の社長を迎えたアドバンジェンは、その後、製品化を進め、無事、念願の市場投入を果たしたようでした。そして、平成19年には製品回収するに至りました。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kaisyu/2007/kaisyuu2007-3-1394.html

回収理由は「商品パッケージにおいて、承認されていない効能効果の表示を行っていたため回収します。」というものです。効果がないのですから、当たり前ですが、なぜばれたのかは良くわかりません。このニュースを聞いて僕が思ったのは、「辞めて良かった」というものです。アドバンジェンサイドも僕のことが大嫌いなようで、どこを見ても僕が社長をやっていた形跡はありません。僕としても、こんな恥ずかしい事態になった会社に、僕の足跡が残っていないことはちょっとだけありがたかったりします。

その後
僕は、すっかりバイオがイヤになってしまいました。育毛剤も、健康食品も、効きもしないものが市場に溢れています。科学っぽいことを語りながら、実際には科学でも何でもなく、ただのインチキばかりです。「あぁ、15年間追い求めてきたバイオによる夢のような世界は、本当に夢だったんだな」と思いました。そして、技術者でも、研究者でもない僕には、これ以上、どうしようもないこともわかりました。僕は9ヶ月ほど無職で過ごした後、ITベンチャーを立ち上げました。そして今に至るわけです。

所感
最初にも書きましたが、紆余曲折は全部自分の能力不足です。論文を信用したこと、特許を信用したことから始まり、すべて自分の経験不足、能力不足でした。逆に言えば、バイオベンチャーの社長にはこうした能力が必要とされます。今の会社には、パイプラインがたくさんあるので、ヘアカットJPがこけてもどうぶつしょうぎがあるし、どうぶつしょうぎがこけてもスキー販売があるし、それがこけてもウェブサイト構築やマーケティングコンサルティングができます。それに比較して、バイオベンチャーはシングル、あるいは2、3のベーシックテクノロジーに依存する経営体制になります。それが折れてしまえば、即終了です。そうしたときに、抱えている社員や、投資している株主に対してどう責任を取るのか、このあたりが大きな問題になってきます。ITに比較したら、かなり難しい業界であることは間違いありません。

おわりに
そうは言っても、誰かバイオベンチャーをやりたいという人がいれば相談には乗ります。協力もできるかも知れません。ただ、僕は実験結果に嘘をつくのは嫌です。僕の根っこは研究者ですから、実験結果に対しては、常に謙虚でいたいと思っています。また、市場に対して嘘をつくのは嫌です。他人に嘘をつくのも嫌です。人を騙してお金を貰いたいとは思いません。効きもしない薬を売ったり、効果のない健康食品を販売するのはまっぴらごめんです。本当に効くものを、必要としている人に届けたいと思います。そのあたりをご理解いただける方で、僕がお役に立てるようなことがあれば、お声がけください。多少は「バイオベンチャーにおける失敗」の経験が役立つかも知れません。

関連エントリー:ちょっと見かけた博士

    
Posted by buu2 at 20:08Comments(0)TrackBack(0)バイオ││編集

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今日の夕景

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菅直人のガイドライン

これをマスターするとあなたも菅直人(東工大卒、総理大臣)になれるかも知れません。

1.衆人環視の中であやふやな表現をして大衆をミスリードする

2.みんなから自分に有利な言質や回復不能な行動・影響・結果を引き出す

3.みんなの誤解を指摘、自分の真意を説明する

4.間違ったのはお前らが悪い、の一点張り

参考事例
テレビ中継のある代議士会で「若い人に責任を引き継いでもらう」と発言(大衆をミスリード)。これを信用した民主党反菅グループは内閣不信任決議案に反対投票(言質を取る)。不信任決議案否決後、「辞める気などない」と意思表明(真意の説明)。参議院予算委員会の集中審議では「メディアがどう表現するかまで、私がどうこうすることではない」と反論(お前らが悪いの一点張り)。

想定適用例1
14時頃、「明日、みなさんがびっくりするような発表をします」と表明。「とうとうソフトバンク以外からiPhoneが発売される!」と色めく世論。よーし、株を買おう!とみんなが株を買う。翌日、「いや、単に秋モデルの発表ですよ。いつもどおりです」と説明。「いや、私はiPhoneのことなどヒトコトも喋っていません」と言いつつ、自分は朝一で自社株を売却済み。

想定適用例2
初球からまっすぐいきますと表明。「開幕投手、直球勝負を宣言」と新聞記事。そして開幕。初球はカーブ。先頭打者はこれを引っ掛けて内野ゴロ。完封してヒーローインタビューに答えて曰く、「いや、まっすぐに立ち向かう、という意味で、直球を投げるとは言ってない。そう書いた新聞が悪い。大体、真剣勝負で球種を言う馬鹿はいない」の一点張り。

応用例
「100ミリシーベルトまでの被曝ならただちに影響がでることはありません」と発言。国や役所はそれを信じて各種基準を設定。後日、福島県民のがんの発症率が上昇したら「『ただちに』と言っており、数年後の影響については言及していない」と責任逃れ。以後、「そんなに死にたくないならさっさと引っ越せば良かったのに」と発言。


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菅首相の本音はまさかフリーザ様みたいなんじゃないですよね?

「辞める辞める詐欺」被害者の会・集会動画

菅直人氏のホールドアップ(池田信夫 blog)  
Posted by buu2 at 17:35Comments(0)TrackBack(0)ガイドライン││編集

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「辞める辞める詐欺」被害者の会・集会動画



関連マンガ:菅首相の本音はまさかフリーザ様みたいなんじゃないですよね?


本動画は「ヒトラー 〜最期の12日間〜」(2004年、ドイツ/イタリア)の1シーンを転用しております。「ヒトラー 〜最期の12日間〜」につきましてはこちらにレビューを載せました。

ヒトラー 〜最期の12日間〜

この映画はTSUTAYAでも置いてあると思いますが、もし「欲しい!」という方がいたら、こちらでどうぞ。

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2011年06月02日

いきなり仲間割れ(笑)

岡田幹事長 2次補正成立は首相退陣条件でない
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110602-00000553-san-pol
民主党の岡田克也幹事長は2日の党代議士会後、菅直人首相の退陣表明に関連して「鳩山由紀夫前首相の述べた平成23年度第2次補正予算案と復興基本法案の成立は辞任の条件ではない」と記者団に語った。



菅直人首相、2次補正編成にめどつけば辞任
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110602-00000547-san-pol
鳩山由紀夫前首相は党代議士会で発言し、同日午前の首相との会談で、東日本大震災の復興基本法の成立と平成23年度第2次補正予算案の成立にめどがついた段階で辞任することで合意したことを明らかにした。


どっちなんだよ、ばーか。

参考漫画。
菅首相の本音はまさかフリーザ様みたいなんじゃないですよね?  
Posted by buu2 at 18:00Comments(0)TrackBack(0)ニュース││編集

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菅首相の本音はまさかフリーザ様みたいなんじゃないですよね?

文字が小さくて読みにくかったら、画像をクリックしてくれよなっ!

0554f8c4.gif  
Posted by buu2 at 16:14Comments(0)TrackBack(0)選挙関連││編集

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2011年06月01日

黒ひげ危機一発ゲームの行く末

ようやく内閣不信任決議案が提出されたらしい。

3.11はいわば黒ひげ危機一発ゲーム開始の合図で、要は誰がやってもババを引く性質のものだった。なぜなら、基本的に対策を考えていたのは官僚だし、いままで失点を積み重ねてきたのは自民党で、その部分は単に過去の積み重ねであって、変更のしようがないからだ。誰かがババを引くゲームで、そのババを菅直人が握っているときに地震が起きてしまったに過ぎない。

以後、総理大臣という役職がババと分かっているから誰も持ちたがらず、それでも何故か菅直人がそのババを持ちたがるものだから、「奇特な人ですね。じゃぁ、そのままよろしく」と、ババを持たせたままでつかず離れず、適当な距離感を持ちつつ皆さんやってきたようだ。

これが自民党政権だったら、もうちょっと官僚諸氏とうまくやっていたんだろう(それが良い、悪いはまた別の話)けれど、民主党が「政治主導」なんていう看板を掲げていたものだから、官僚の皆さんは政治主導に見せかけるのに疲れてしまい、政治家は独断で勝手に発言することこそ政治主導と勘違いし、アチラコチラでぼろが出てきてしまった。ちょうどインターネットが一定の情報発信ツールとして機能し始めていたころだったので、そのぼろは既存メディアを介さずに勝手に流通してしまい、政府への不信感は増大する一方。僕の知る限り、ここまで国家への信頼が揺らいだのは初めてだろう。厚生労働大臣が「大丈夫なんですよ!」とかいわれ大根をほおばっていた頃はなんと平和だったことか。今になっても「総理!総理!総理!さくらんぼを食べに来てくださいっ」とお願いするようなおっちょこちょいも田舎に行けばいるようだけれど、残念ながら、そんなことをやっても何の解決にもならない。日本自体が、「政府を信用する派」と「政府を信用しない派」にわかれてしまい、政府を信用しない派の勢力は拡大する一方だ。これでは、「ババを引きたくないなぁ」と思って遠巻きにしていた野党の皆さんもさすがに支持者を抑えきれない。これまでは「今は政局よりも支援をどうするか考えないと」などと、一見被災者を慮っての正論を述べていれば良かったのだけれど、菅政権が想定以上のダメっぷりでの不信任決議案提出。「もうちょっと頑張ってくれれば良かったのに」というのが正直なところなんだと思う。

さて、明日の午後はそれなりに楽しみで、どういうことになるのやら。まさか小沢や原口や鳩山が不信任に反対するとも思えず、不信任に賛成した議員をそのまま民主党内に置いておくことも考えられない。いよいよ、政界再編になるのかも知れない。

この不信任決議案の採決にはいくつかのパターンが考えられるのだけれど、結論が出るまでに一日もないのだから、「黙って明日を迎えましょう」という感じでもあるのだけれど、泰山鳴動して鼠一匹出てこない、なんてことはさすがにないだろう。最悪の事態は民主党が反菅勢力の切り崩しに成功して、造反者が全然出てこない、というものだが、ちょっとこれは考えにくい。そこそこの造反者が出て、じゃぁ、不信任決議案が可決するのか、否決されるのかが焦点だ。否決された場合、民主党は分裂が避けられず、野党第二党としての小沢新党が登場するわけだが、臨時国会に向けて政権運営はフラフラな状態。一方で可決されても民主党は分裂、その上で菅内閣は総辞職で、谷垣を中心とした救国内閣を構成することになるだろう。さすがに、解散総選挙はないんじゃないかな、と思うので。

さっき、Yahoo!には「被災地が怒っている」という記事が掲載されたけれど、被災地の皆さんは全員不信任決議案に反対なんですかね?なんか、こういう報道のやり方もどうかと思う。それから、朝日新聞の社説に載った「そんなことやっている場合じゃないだろ」という意見もどうかと思う。だってさ、菅内閣じゃ、まともな政治ができないんだもの。「誰がやっても一緒なんだからせめて邪魔するな」っていうのは明確に間違いだよ。今の政府が駄目なのは、不透明な意思決定と不十分な情報公開、官僚を使いこなせず、野党とも意思疎通ができない、という四重苦だからだ。この状態では、「とりあえず被災地復興を」というのも覚束無い。

僕は、首相が東電に対して浜岡の停止要請をしたという一点のみで、首相の資格はないと思っている。結論に文句を云っているのではなく、その手法について。あれが許されるなら、日本は民主国家じゃない。でも、ここで不信任決議案が出されないなら、あれが許されることになる。喧嘩している場合じゃない?冗談じゃない。今展開されているのは、喧嘩じゃなくて、ポピュリズムを背景にした専制君主制を日本において許容するかどうか、という話。まずは最低限の民主国家体制を復活させてもらわないと。その上で、どうするかを考える、というのはどうしても必要な手続きだ。僕は震災復興を旗印にして民主主義と資本主義が殺されたと思っている。そりゃ、殺す必要があって殺したのなら仕方が無いけれど、僕はそんな必要は全然なかったと思っている。

「ともかく、被災地支援を」という主張をする人には、耳タコであっても

The road to hell is paved with good intentions.
(地獄への道は善意で敷き詰められている)

という言葉を思い出すべき。

誰がリーダーになるとしても、ぶっ壊れてしまった民主主義と資本主義だけはきちんと元に戻して欲しい。  
Posted by buu2 at 23:21Comments(0)TrackBack(0)日記││編集

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