2012年05月06日

諏訪湖の間欠泉

諏訪湖には有名な間欠泉がある、ということで行ってみた。この年まで全然知らなかったのか、あるいは知っていたけれどすっかり忘れてしまったのか、どちらかである。

間欠泉はこんな感じ。

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なんか、モクモク始まったので、ちょっと近寄ってみる。

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実際にはズームにしただけである。と、油断していたら、ごぽごぽ始まった。

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こんなもんかー、と思っていたら、すげぇ勢いで噴出し始めた。

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あっさりフレームアウトである。すいません、諏訪の間欠泉様。油断しておりました。撮り直します。

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あ、もう終わりっぽい。

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人間様の都合にあわせて、毎日90分おきに吹き出す偉い間欠泉様でありました。

動画も撮りました。

  

Posted by buu2 at 15:00Comments(0)TrackBack(0)長野││編集

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美味しそうだなぁ

食べたいなぁ。

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Posted by buu2 at 14:26Comments(0)TrackBack(0)料理││編集

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鰻 小林

このブログには「うなぎ」というカテゴリーがあるくせに、ほとんど鰻を取り上げていないのだが、今回は諏訪に行ったので鰻を食べてみた。しかも、天然だ。生まれて初めて(笑)、天然の鰻を食べた。

なぜこうなったかというと、今日は朝から雨で、雷は鳴っているし、風は強いし、こんな日にスキーをするのはいい大人のすることではない、ということになった。朝の8時にキャンセルが決まり、さて、どうしよう、ということになったのだが、慌てて帰っても恐らくは中央道は小仏トンネルあたりで大渋滞のハズ。僕は帰り道に上諏訪にある舞姫酒造に行って、そこの「翠露」というお酒を買いたいと思っていたので、それなら諏訪界隈をウロウロしてみるのも悪くない、ということになり、まずは諏訪に行ったのである。諏訪に到着すると大雨で、もう昼過ぎだった。まずは昼ごはんを食べよう、ということになり、白馬の宿で調べてあった鰻を食べることにした。行ったのは、諏訪でも一番評判が高い「小林」という店。

到着すると、店は満席で、少し待つことに。「メニューを見ておいてください」と言われたので、「上で良いかな」と思っていたのだが、メニューの横に書いてある「天然あります。時価」という文字がちょっと気になった。ほどなく席が空いたので、座敷に座り、注文となったのだが、その際に「天然はいくらなんですか?」と聞いたら、4千円、5千円、6千円のがあるらしい。意外と安いじゃないか。東京で天然鰻を食べようと思ったら、たいていは8,000円コースである。なので、ついつい、5,150円のを注文してしまった。

普通の鰻は下ごしらえしてあるようでそれほど待たされずに持ってきてもらえるようだったが、そこは天然。きっと40分待ちだろうと思って構えていたら、20分ぐらいで出てきた。

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これまでに何度か「天然は身が薄くてパサパサしている」といった話を聞いていたのだが、別にそんなこともなく、普通に「凄く美味しい鰻」だった。が、鰻の経験が浅い僕には、天然と養殖の違いが良くわからなかった。そこそこに肉厚で、適度に脂が乗っていて、バランスが良い。この、脂が乗りすぎていないところが天然ならではなのかも知れない。しかし、これはあくまでも想像。食べ比べれば良かった。でも、一緒に行った人も僕も、「ちょっとわけてもらう」のは嫌で、どうせならまるまる一匹分食べてみたかったのである。

食べ終わって、「養殖との違いはどうだったんだろう」というモヤモヤしたものが残ってしまった。

後から来た人が注文の際、お店の人に「もうお一人様分しか天然がありません。食べ比べてみるのも良いと思います」と言われていたのを聞いて、そうだよなぁ、と思ったのだが、その二人連れは天然が食べたかったにも関わらず、二人ともに養殖を注文していた。うーーーん。

次に諏訪に来るときは、天然と養殖を頼んでシェアしようと思う。白馬には年に5、6回は行くので、機会は結構早く来ると思う。

店名 うなぎ 小林 (こばやし)
TEL 0266-54-7717
住所 長野県諏訪市四賀赤沼1958-2
営業時間 11:00〜15:30(L.O.14:30) 17:00〜21:30(L.O.20:30)
定休日 月曜・第1・3火曜(祝日の場合は翌日)  

前田@八方

どこでご飯を食べようか、ということになって、店を探したのだけれど、新しくできた居酒屋は貸切。戻ってくる途中にあった店は開店前。鯉屋は昨日行ったそうで、結局前田へ。

色々食べたけれど、四足はもつ煮だけで、あとは山菜ばかり。締めは蕎麦。

サービスでいただいたコシアブラ、はじめて食べたけれど美味しかった。ちなみにこのあたりでは土筆を食べる習慣がなくて、雑草のように生えているらしい。コシアブラは背が高い木で、芽を摘むのは木に登るか、ヤブの奥のほうまで行って背の低い木を探さなくてはならないらしく、かなり大変らしい。

たっぷりお酒を飲んで、これだけ食べて、ひとり2,500円って、ちょっと安すぎる(^^;

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2012年05月05日

落倉自然園

白馬村の岩岳近くにある落倉自然園。キャベツみたいに水芭蕉が。

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Posted by buu2 at 17:34Comments(0)TrackBack(0)長野││編集

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青鬼集落

スキーを午前中で切り上げたので、車で普段は行かない場所を散策。川をわたって、細い山道を登り、青鬼集落というところに行ってみた。

青鬼集落は白馬村北東の山腹にある山村集落。江戸後期から明治時代に建てられた茅葺の主屋と土蔵がある。集落の東側には約200枚の棚田が広がっている。

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Posted by buu2 at 16:13Comments(0)TrackBack(0)長野││編集

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八方の下界

皆さんスキーをやっていらっしゃるようですが、温泉街はすっかり春でして。

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Posted by buu2 at 15:43Comments(0)TrackBack(0)長野││編集

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夏・秋の収穫に向けた仕込み

白馬で蕎麦まきと蕎麦の手打ち会をやるようになって今年で4年目。蕎麦まきの際にはブルーベリー食べ放題なんていうのもあるので、夏に収穫できるように準備しておく必要がある。

今年は春が遅かったので、まだ枯れ木のブルーベリー。そろそろ芽が出てくるらしい。

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こちらは秋の収穫に向けたなめこの仕込みらしい。

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仕込んではあるけれど、ちゃんとなめこが生えてくるかどうかは秋にならないとわからないらしい(笑)。  
Posted by buu2 at 15:30Comments(0)TrackBack(0)長野││編集

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今シーズンの滑り納め

八方の黒菱にて。

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リフトの混雑が凄かった。

午前中でバーンが荒れてきたので、昼で退散。みんな、午後も滑るのかなぁ。  
Posted by buu2 at 13:22Comments(0)TrackBack(0)スキー││編集

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魁力屋相模中央店

最近物凄い勢いで店舗を増やしている感のある魁力屋。これが3軒目だけれど、過去の2店はきっちりとクオリティコントロールされていて素晴らしかった。ということで、ここも期待していたのだけれど・・・。

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名称:魁力屋相模中央店
種類:京都
場所:相模原
評価:2/ACC
2012.5.4
コメント:麺は細めの縮れ麺。固めで注文すればコシ、スープの絡みともに良好の良質な麺を楽しめる。

スープは鶏ベースの醤油味で背脂が浮いている。味がほとんどなく、他店では感じられる一味唐辛子の風味もない。え?これが同じ魁力屋なの?と疑問に感じてしまうほど出来の悪いスープである。

チャーシューは普通の煮豚だが、スープの味がないとチャーシューにも味がつかず、のっぺりとした感じを受けてしまう。

閉店間際に行ったのだが、もしかして途中でスープが足りなくなって、水を足すなどのハンドリングを行ったのではないかと感じてしまうほどにコクのないスープだった。

これだけ多店舗展開を図っているにも関わらず、きちんとクオリティコントロールされていて凄いな、と感じていたのだが、落第店もあるようで、逆に安心した。この店は二度と行かない。

店名 ラーメン 魁力屋 相模原中央店
TEL 042-757-7737
住所 神奈川県相模原市中央区中央2-13
営業時間 11:00〜24:00
定休日 年中無休  

麺匠 喜楽々

サイスタの帰りに乗換駅でラーメン屋を探して寄ってみた。

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名称:麺匠 喜楽々
種類:独自
場所:東川口
評価:5/ABC
2012.5.3
コメント:麺は太麺、細麺が選択できるので細麺で頼んだところ、コシ、スープの絡みとも良好。

スープは鶏白湯としてはややあっさりした感じ。味も薄い。別に悪くないけれど、これは凄いと感心するほどでもなく、まぁ普通。

チャーシューは別においしくないので、わざわざトッピングする必要はないと思う。

色々な種類のスープがあるので、もう一度行ってみようと思うけれど、行列するほどの店でもないし、鶏白湯なら再訪はない感じ。

店名 麺匠 喜楽々(めんしょう きらら)
TEL 048-298-8634
住所 埼玉県川口市戸塚2-24-4
営業時間 11:30〜翌1:00
定休日 年中無休
  

2012年05月04日

テルマエ・ロマエ

世の中には「クソ映画」というものがある。突っ込みどころが満載の酷い映画のことだ。ただ、クソ映画にはクソ映画なりの楽しみ方というものがある。たとえば、この宇宙戦艦ヤマトの感想などが参考になると思うのだが、

http://blog.livedoor.jp/buu2/archives/51099705.html

この感想は非常に多くの映画ファンに高く評価され、「逆に観に行きたくなった」という人もたくさん現れた。酷い映画だとしても、それなりの楽しみ方があるのがクソ映画で、他にはアマルフィとか、アンフェアなどがそれに該当する。

こうしたクソ映画とは別に、何の突っ込みどころもない、観る価値を全く見いだせない映画も存在する。ヴィッキー・チャオの「夜の上海」とか、竹中直人の「山形スクリーム」などが該当する。こうした映画に行き当たると、「一体どんなレビューを書いたら良いんだろう」と頭を悩ませることになる。ただただダメなところを列挙するだけでもクソ映画を褒める(?)ことはできるのだが、ダメ映画にはそれがない。そういう映画が、一年に1、2本はどうしても存在してしまう。

このテロマエ・ロマエは、まさにそういうタイプのダメ映画だ。どこがダメって、全部ダメなので、レビューの書きようがない。頑張ってひとつ挙げるなら、脚本が地獄的に酷い。ローマ人が日本語を喋り、タイムスリップするとラテン語を喋る。日本人が過去のローマにタイムスリップすると、みんなで日本語で喋る。これだけで、設定が滅茶苦茶である。そのあたりの整合性というものを全く考えないのだろう。ただの馬鹿だと思うのだが、この脚本を書いたのは武藤将吾である。

この映画は、観るだけ時間の無駄である。コメディのつもりなのかもしれないけれど、ほとんど笑えない。後半はただただ苦痛で、「一体あと何分あるんだろう」と時計を見たらあと45分もあって絶望した。挙句、何のひねりもないラストで「うへぇ」という感じだ。他にもっとましな映画がある(例えば宇宙兄弟の方がずっとマシ)ので、観ないことをお薦めする。どうしても観たければ、DVDになってからレンタルで観れば良い。

評価は☆ゼロ。今年のワースト映画候補レースのトップに踊りでた感じ。  
Posted by buu2 at 21:55Comments(2)TrackBack(0)映画2012││編集

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総統閣下はお怒りです 第拾話「タックスダイバー」予告

  

総統閣下はお怒りです 第九話 「瞬間、数、重ねて」



だだもれ直前生放送
番組が週2回?
参議院の定数是正
富士急ハイランド

本日のニュース
貞子の始球式
トキの卵
京都の事故
今週のドラゴンズ
今週のマリノス

本日の映画
僕等がいた 後篇
閣下の適正価格800円

本日のラーメン
可以@神保町
適正価格900円

日常の疑問
ナースのための統計学
恐怖の放送事故

  

浦和レッドダイヤモンズ対横浜マリノス@埼玉スタジアム2002

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久しぶりにサイスタでのJリーグ戦。日産スタジアムで観ているとこのスタンドは本当に羨ましい。スタンドの中でも見やすいポイントのバックスタンドアッパー南側(2500円)が最後まで残っているのもナイス。

前半、両チームがディフェンスラインを高くしたコンパクトなサッカー。この中で両チームはあまり強めのプレスをかけずにいた。ポゼッションはマリノスのほうが高く、それに対してレッズはディフェンス&カウンターという構図だった。立ち上がり、リズムが良かったのはマリノスで、その中で先制点が生まれた。コーナーキックからのこぼれ球がフリーの齋藤にわたり、ディフェンダーを外すワントラップの後、ペナルティエリアの外からタイミングとコースを狙ったシュートがすーーーっとゴールに飲み込まれた。マリノスの得点以降もポゼッションのマリノスとカウンターのレッズという構図。負けているのだからレッズももうちょっと攻めてきても良さそうなのに、意外と攻めてこない。レッズが攻めてこないので、マリノスがボールを持つ羽目になる。ただ、マリノスのポゼッションもレッズのブロックを崩せるようなものではなく、またレッズのカウンターに配慮したものだったので、展開としてはそれほど動きのないものとなった。

後半、レッズはそれまでのディフェンシブな戦術を変更し、攻めに出てきた。ポゼッションはレッズとなり、前半とは逆にマリノスが守備を固め、カウンターを狙う。立ち上がりこそマリノスの前線からの守備の意識が希薄でレッズに好きなようにパスを回されたけれど、すぐに修正がかかって、ボールホルダーにきちんとプレスをかけるようになった。おかげでレッズも決定的なパスがでなくなり、試合は膠着状態に。マリノスの守備はそこそこ固いので、このまま終わるかな、それとも、誰かの個人技が炸裂するかな、と思っていたら、後半の30分過ぎに槙野の素晴らしいプレーが炸裂し、ディフェンダーを5人引き連れての同点弾が決まってしまった。ボディを使ったフェイントを交えた素晴らしい切り込みで、フィニッシュも文句のつけようがなかった。

試合時間に残りが少なく、これで引き分けか、同点に追いついた勢いでレッズに追加点か、と思っていたのだけれど、意外にもレッズはマリノスゴール前でのパス回しが雑で、頻繁にパスカットからのカウンターを食らう。ただ、同点に追いつかなくてはならないレッズは前への意識だけは強くなり、結果として、ラインディフェンスが機能しなくなり、ノーガードの打ち合いのような雑な試合になった(それでも、マリノスは何度かディフェンスラインの確認があった様子)。この中で、スタンドの雰囲気に反して、試合はカウンター中心のマリノスペースに。そして、勝ち越し弾は再びコーナーキックから。俊輔のファーへのコーナーが、レッズディフェンダーの上をギリギリで超えて、交代で入ったマルキーニョスのヘッドにドンピシャ。残り時間が少ない上に、レッズのパスは正確性を欠き、長めのロスタイムも危なげなく経過。試合終了。

3位のレッズに対してどういう戦い方をするのかが注目された今回のマリノスだが、選択はコンパクトなサッカーでポゼッションを取りつつ、セットプレーで個の力を利用する、というものだった。先取点によって試合の主導権を握り、槙野の個人技によって一度は同点に追いつかれたものの、再びセットプレーで勝ち越した。組織で勝つと言うよりは個人の能力に頼った試合だったけれど、勝ちは勝ちである。

しかし、そもそも個を生かしたゲームプランというのも当然あり得るわけで、逆に言えば、チームの中心を中村、中澤にしなくてはならない現状ではポゼッション・サッカーもカウンターサッカーもできないのだから、取ることのできる選択肢は限定的である。このサッカーの危ういところは、齋藤、小野、中村、中澤といったメンバーの好不調がそのままチームの力に直結してしまうところで、そこに目をつぶるなら、決して悪くはない。実際、「うわーーー」と、別の意味で目をつぶりたくなるシーンはあまりなかった(ちょっとパス出しの精度が低く、おかげでパスの受け手が削られてしまう場面があったり、カウンターを防ぐために遅いタイミングでディフェンスしてイエローをもらう場面があったりはしたけれど)。

ただひとつ思うのは、このサッカーなら、監督は木村和司でも良かったよな、ということである。

一方、レッズはもうちょっと縦にパスをつないでくるのかと思ったけれど、意外と前への意識が希薄だった。何度かあったカウンターの機会もそれほど強い危機感を持つことはなかった。また、ここぞという場面でのパスミスが多く、カウンター力の低いマリノスですら時々効果的なカウンターの機会を得ていた。このあたり、悪いピッチコンディションの影響もあったのかも知れないけれど、折角いい選手が揃っているのだからもうちょっとプレーの精度を高くしたら良いのに、と思った。正直、「これで3位かぁ。全然凄みがないなぁ」とも思った。

試合コントロールという面では、審判の笛はレッズよりだったと思う(特に前半)けれど、レッズのホームだし、こんなものだろう。ここなら良いかな、と思う場面でレッズよりだったのは確かだけれど、ここはやめて、というところでは比較的フェアだったと思う。

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今日の「総統閣下はお怒りです」も、もちろんマリノスコーナーあります(^^ キックオフマリノスの前は日の出テレビの総統閣下はお怒りですをどうぞ。  

2012年05月03日

さて、サイスタ

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Posted by buu2 at 19:05Comments(0)TrackBack(0)日本代表││編集

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久しぶりに麻雀をやった話

久しぶりに麻雀をやった。

学生時代にやっていたルールと大きく違っていたのは東風戦だったこと、赤があったこと、チップありだったことの3点。チップは一発と裏ドラでもらえる。ツモって裏ドラが乗ると、他の3家から一枚ずつチップがもらえる。

僕は今まで東南回ししかやったことがなかったこともあって、どういう感じになるのか、最初の数時間は様子を見ることにした。

10時間の長期戦(1勝負30分程度)と決まっていたので、前半の、さらに最初のうちは勝負を無視して、今回のルールの傾向をつかむことにした。大体4回ぐらいやったところで、勝負の傾向はわかった。

やってみてわかったことは、3,900程度の手をあがっただけでかなりのリードになることと、チップが完全に運次第でコントロールが難しいということだ。東風戦だと、連チャンがなければ4回で終わってしまう。加えてアリアリだったので、物凄い短期決戦になる。

ここまでを調べるために、マイナスが70ぐらいになったのだけれど、このくらいなら2回トップを取れば取り返せる。

他の3人のメンツの癖を見ていると、ほぼ全員がテンパイ即リータイプ。つまり、チップを重視していた。ここで僕も同じ戦略を取ると、単なるめくりあいになってしまう。そこで、僕はチップを完全に度外視し、アガれるときはさっさとアガる、他家の手が早い時は安牌を貯めこむ、他家には絶対に振り込まない、勝負しない、という方針に決めた。何しろ、こちらは表ドラや赤頼みのクイタンが主なので、リーチ裏3などにやられたら一発で終了してしまうのだ。あしたのジョーの力石戦みたいなもので、一発を食らってしまうのは絶対に避けなくてはいけない。

「クイタンなどの早い手作り」と「リーチ&チップ」の対抗戦になったわけだ。

方針が決まってしまえばやることは簡単で、とにかく安手で他家の親やリーチをキックしまくって、「のんびり手作りをしている暇はない」というプレッシャーを与え続けた。他のメンツはテンパイしたら基本的にリーチなので、パンチもよけやすい。おかげで、場はかなり安い手が主流になって、マンガンなどはほとんど出なくなった。みんなが役を狙わなくなったので、気をつけるのはドラ、裏ドラ、赤だけになった。このあたりの場のコントロールはかなりうまく行ったのだが、やっとペースがつかめたかな、と思った時には、約束の10時間が経過していた。結果を計算してみたら、得点ではマイナス13だったものの、チップで大量失点して、トータルではマイナス43になっていた。

うーーーーん、チップは難しいなぁ、と思いつつ、焼肉でも食べに行こうかと思っていたら、なんと、延長線のオファーがあって、さらに6時間程度やることになった。そこから先の順位は1、3、2、3、1、2、1、3、2、1、4、2で、1位4回、2位4回、3位3回、4位1回という成績だった。後半戦だけ見ればトップ。ちなみに、僕とは全く逆の、ノーガード戦法で来たA氏は3、1、4、4、2、3、3、1、1、3、1、1で1位5回、2位1回、3位4回、4位2回という成績だった。チップを入れて後半戦のトータルを計算すると僕のほうが若干上だったけれど、ほぼ同じ成績だったと言える。A氏は前半戦も同じように勝っていたので、全戦トータルではA氏が僕よりも150点ぐらい良かった。

僕たちのような競技色の強い麻雀をやっていた人間にはなかなかハードルが高いルールだったけれど、やってみれば対応はそれほど難しくない印象だった。「何切る」みたいな場面では僕はノーミスなので、25%以上の確率でアガることができる。特に安手でキックするのには慣れているので、アガる確率はもっと上昇する。結果として、リーチ宣言牌でアガることを何度も繰り返す状況になった。これは好循環で、「のんびりしているとやられる」→「手を作れなくなる」→「でも、リーチはかけたい」→「泣きタンにキックされる」→「あせる」のデッドロックに陥らせることに成功した。ただ、僕たちはやはり打ち手のスタイルを分析するのにそこそこ時間がかかってしまうので、相手を見ずにブンブン来るタイプとは、最初のうちはどうしても分が悪い。また、チップの分は確実に得点で稼いでおく必要があって、そこにも難しさがある。今回は長期戦で助かったと思う。

一番残念だったのはめぐり合わせの都合で僕がAさんの上家に着くケースがほとんどなかったこと。対面だとコントロールは不可能だし、下家だと連チャン阻止はそこそこできるものの、手作りの妨害は難しくなる。上家にいればもっと場をコントロールできたかも知れないなぁ、と思いながら帰宅した。

ところで5年ぶりぐらいに雀荘に行ったけれど(あるいはそれ以上かも?)、全自動卓の妙な進歩に驚いた。勝手に牌が配られていて、ドラまで表示される。サイコロなど振る機会がない。これが「すげぇ便利」というわけでもなく、どちらかと言うと「かえって迷惑、余計なお世話」という感じではあった。イカサマ防止には良いんだろうけれど、仲間内でやる麻雀でイカサマもないだろうし、やっぱり毎回毎回サイコロを振りたい気がする。

あと、タバコの煙を吸い取るような灰皿はまだできないのかなぁ。  
Posted by buu2 at 15:26Comments(2)TrackBack(0)日記││編集

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2012年05月02日

燃費

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Posted by buu2 at 00:44Comments(0)TrackBack(0)TIIDA││編集

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2012年05月01日

ブウ*の視点「ちゃぶ屋倒産に見る『ラーメン屋使い捨ての時代』到来」

ちゃぶ屋が倒産したとのこと。

CHABUYAをご愛顧いただいた皆様へ お知らせとお詫び。
http://ameblo.jp/y-morizumi/entry-11232009985.html

ちょっと前から噂にはなっていたので、あぁ、本当だったんだ、という感じなのだが、それでもちょっとしたニュースである。ちゃぶ屋と言えば、比較的早い段階から「ニューウェーブ系のうまい店」として知られた名店で、「MIST」という野心的(?)な展開も図っていた。

ちゃぶ屋(移転前)の評価
http://www.netlaputa.ne.jp/~buu/Date/ti.html#anchor286114

ちゃぶ屋(移転後)の評価
http://www.netlaputa.ne.jp/~buu/Date/ti.html#010723

MISTの評価
http://blog.livedoor.jp/buu2/archives/50169585.html

個人的には森住さんの手腕自体はそれほど評価していなかったけれど、そのアクティビティについては興味深いと思っていた。そのちゃぶ屋が倒産した原因はどのあたりにあるのか。

ここ数年で、ラーメン業界は大きく変化してしまった。その最大の要因は、製麺技術の進歩だと思う。それによって、一義的には「マニュアル通りにやれば誰でもそこそこのラーメンが作れる」ようになった。おかげで、20年近くにわたって麺、スープ、チャーシューの3要素で評価し続けている「ブウ*式ラーメン評価」では、この1、2年、麺がC評価になるケースが激減しているのである。もともと、この5年ぐらいは「随分麺が良くなった」という印象があったのだけれど、最近はそれが特に顕著なのだ。

試しに、最近5年(と、今年の4月末まで)の麺の評価を書きだしてみるとこんな感じになる。

2012年
A10 B4 C1
2011年
A25 B17 C7
2010年
A19 B11 C12
2009年
A23 B16 C14
2008年
A25 B26 C11
2007年
A29 B20 C16

men


なお、僕の麺の評価はコシ、スープの絡み具合、かんすい臭などによって行なっている。全体的な傾向として、A評価が増えて、逆にC評価が減っていることが見て取れる。定性的な部分で特徴的(あくまでも僕の主観だが)なのは、「これは柔らかくて食感が悪い」と感じる麺が激減していることである。なぜそうなるかと言えば、太い麺が増えていることが大きいと思う。逆に言えば、麺を太くしておけば、素人店主でも大きな失敗はない、ということでもある。

さて、製麺技術の進歩についてはこれまでも何度か指摘してきているのだけれど、近年、これに加えて、スープの質も高くなった印象がある。一方で、独創的なスープは減ってしまい、この数年の流行は「動物系のこってりしたスープをベースにしつつ、カツオなどの和風だしを強めに効かせたもの」であると指摘できる。こうしたスープは武蔵(新宿)系列、大勝軒系列、渡辺樹庵氏プロデュース店など、いくつかの流派があるものの、全体として一つの大きな流れを作っている。その源流をたどれば、当時ラーメン食べ歩き界に大きな影響力を持っていた大崎裕史氏の「好み」に行き着くというのが兼ねてからの個人的見解なのだが、単に「日本人の好み」が「和風」にあったということかも知れない。僕は20年以上にわたって、「ラーメンを食べては評価する」ということを続けているのだけれど、今は、つけ麺とラーメンの両方を出しているお店、というだけで、大体の味は想像ができてしまう。これが大きく外れることは滅多にない。悪く言えば、マンネリ化しているのである。

こうした状況は、今のテレビ(家電)市場と似ている。どこも高品質で、備えている装備もほとんど一緒、価格も変わらない。こうなってくると、ラーメン店の勝負どころは価格、立地、そして独自性とならざるを得ない。しかし、価格面では幸楽苑や日高といった廉価店には太刀打ち出来ないから、あとは立地や独自性に走るしかないのだろう。「独自性」は間違いなくセールスポイントで、それはマスコミが求めるところでもあるから、ラーメンオタクの目に止まって、その延長でテレビに取り上げられることもあるだろう。しかし、マスコミに登場することによって一時的に客が増えることはあっても、それが定着することはない。

結局、最後の差別化のポイントは「立地」になる。先日、平日の昼間に新宿ピカデリーに行って驚いたのだが、物凄い混雑である。僕はピカデリーの画面も椅子もあまり好きではなく、これなら郊外の大泉やシネプレックスの方が良いと思うのだが、新宿の大混雑をよそに、郊外のシネコンは閑古鳥が鳴いているところも少なくない。両者で異なるのが「立地」である。

さて、「立地」という切り口でも、考え方は2つある。それは、「交通の便が良い場所」と、「地元に愛される」とである。映画館で言えば前者は新宿ピカデリーやバルト9で、後者は川越スカラ座などである。ラーメンも同じで、歌舞伎町やセンター街にあるだけで客が入る店もあれば、「こましょう」や「一本気」など、ラーメンオタクよりは地元の人に愛されている店もある。そして、ちゃぶ屋は多分、前者の系列だったんだと思う(特に移転後)。しかし、この系列は上に述べたように、製麺技術とスープのパターン化によって、過当競争状態になってきてしまった。その中で求められるのは「斬新なコンセプト」や「新味のある企画」である。それを打ち出すことができなかったということなのではないか。思い出してみても、ちゃぶ屋がMIST以外で何かニュースになった記憶がない。

ラーメンが高いレベルで(味の面でも)均質化しつつある現在、「地元で長く愛される店」はともかくとして、都心部でファンを獲得し続けることは非常に難しくなったのではないか。悪く言えば、「ラーメン屋使い捨ての時代」の到来ということである。かなり長いあいだ人気が維持できていた武蔵ですら、今はちょっと勢いが感じられない。

ツイッターの時代になって、ネタの消費スピードは格段にアップした。これからは、ラーメン屋も代謝スピードがアップしていくのかも知れない。