2013年10月31日

蔵王飯店

ラーメン屋というよりは中華料理屋なので、ラーメンの評価はなし。食べたのは担々麺だったんだけれど、出てきたものは、ラーメンオタクが想像するいわゆる担々麺とは随分と違ったものだった。




まず、辛くない。それから、胡麻の風味がほとんど感じられない。しかし、美味しくないかと問われれば全然そんなこともなくて、挽き肉やザーサイ、その他の具が渾然一体となった丼の中は、独特な世界を作り出していた。残念なのは麺で、コシがないし、スープの絡みも悪かった。この辺は横浜中華街の広東料理屋のそれと良く似ていて、うどんや蕎麦の「コシ」の文化圏である日本にはどうしてもマッチしないところである。しかし、麺を主体としてスープを「麺を食べさせるもの」と考えず、麺を具の一つとして考えるなら、これはこれでありだと思う。

近所まで来たら多分また食べてしまう店だけれど、近所まで行く機会がいつになるやら、という立地である。スキーの帰りに関越道が大渋滞していたら、鶴ヶ島で降りてここで夕食、という利用方法があるかも知れない。




店名 蔵王飯店
TEL 049-286-1667
住所 埼玉県鶴ヶ島市藤金46-1
営業時間 11:30〜15:00(L.O.14:45) 17:30〜21:00(L.O.20:45)
定休日 火曜日  

Posted by buu2 at 18:33Comments(0)TrackBack(0)グルメー中華││編集

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2013年10月30日

日本にも自動車が右側通行する場所があった

良く事故が起きないな・・・。


  
Posted by buu2 at 20:31Comments(0)TrackBack(0)日記││編集

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特別展「京都―洛中洛外図と障壁画の美」

東京国立博物館で特別展「京都―洛中洛外図と障壁画の美」をやっているので、すいている(はずの)平日の昼間に観てこようと思い、出かけてきた。ところが、全然すいてない。







また、展示物が異常に細かい書き込みをされている作品なので、観ている人たちの足が異常に進まない。挙句、並んでいるところにどんどんジジイやババアが横入りしてくるので、いつまで経っても列が進まない。博物館の係員の無能っぷりが酷く、作品を観るどころの騒ぎではない。

とうとう、マスクのおじさんがブチ切れて「何を延々と立ち止まっているんだっ!お前らだけが観てるんじゃないんだよ!明日になるぞ」と怒鳴り出す始末。「良く言った」と肩を叩いてやろうと思ったのだが、距離があまりにもあって実現できなかったのだが残念だ。そのトラブルの最中も係員はオロオロするばかりで、本当に使えない。

絵の前に柵を作って、前は近くで観ることができるけれど、さくさく動かなくてはならない列、後ろはじっくり観て良いけど、距離があるから、双眼鏡やオペラグラス持参でよろしく、みたいなやり方をすれば良いのに、そういう知恵はないらしい。

おまけに、前期と後期に分かれていて、折角観に行ったのに、写真でしか観ることができない作品があった。これがサントリー美術館の鳥獣戯画展というのならまだ納得もできるのだが、国立博物館でこれはないだろう。舟木本はさすがに前期後期を通じて観ることができるようだが、上杉本はなんと前期だけである。しかも、このことが告知されているのは公式ウェブサイトの、かなり深いところである。

開催概要を見ても、「上杉本は前期のみ」という記述は見当たらない。書いてあるのは前期と後期があるということだけだ。

公式サイト開催概要
http://www.ntv.co.jp/kyoto2013/outline/index.html

トピックスの26日の記事までほじくり返せば出てくる情報だけど、これは情報の隠匿ではないのか?ちなみに前期のみ、後期のみの作品はこんなにある。

前期のみ鑑賞できる作品
1.国宝「洛中洛外図屏風 上杉本」狩野永徳筆 米沢市上杉博物館蔵
2.重文「洛中洛外図屏風 歴博乙本」国立歴史民俗博物館蔵
3.重文「洛中洛外図屏風 勝興寺本」勝興寺蔵
4.重文「賢聖障子絵」(右半分10面)狩野孝信筆 仁和寺蔵
5.「唐人物図屏風」狩野孝信筆 仁和寺蔵
6.「唐人物図屏風」狩野甚丞筆 仁和寺蔵

後期のみ鑑賞できる作品
1.重文「洛中洛外図屏風 歴博甲本」国立歴史民俗博物館蔵
2.重文「洛中洛外図屏風 福岡市博本」福岡市博物館蔵
3.重文「洛中洛外図屏風 池田本」林原美術館蔵
4.重文「賢聖障子絵」(左半分10面)狩野孝信筆 仁和寺蔵
5.「牡丹図襖」狩野孝信筆 仁和寺蔵

作品は楽しめたけれど、東京国立博物館、日本テレビ放送網、読売新聞社のクソっぷりが際立つ特別展だった。

ちなみに、この特別展を観るにあたっては、山口晃さんの「ヘンな日本美術史」の第三章、第四章あたりを読んでおくと、一層楽しめると思う。あと、11月4日までに行かないと、同書で取り上げられている上杉本を観ることができない。これは大損なので、ぜひ、4日までにどうぞ。

  
Posted by buu2 at 18:31Comments(0)TrackBack(0)美術││編集

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すぎ田

大抵上野で何か食べてしまうので、なかなか足を伸ばす機会がなかった蔵前に行って、トンカツを食べてみた。今回訪問したのは「すぎ田」という蔵前の老舗である。老舗と言っても、店は非常にモダンで、トンカツ屋っぽい脂ぎった感じはどこからも感じられない。

カツは低温の油で揚げた後に高温の油で2度揚げしているようだ。ヒレはロースよりも念入りに揚げているようで、見た目はロースカツの方が衣の茶色が薄い。今回食べたのはヒレカツ。




肉の下味は割としっかりとしていて、ソースはもちろん、塩も不要。衣は標準的な粗さよりは若干細かめである。肉との一体感は十分だが、下側は若干剥がれてしまうことがあった。これは肉汁が染み出てきて、食べるに従って徐々に衣がしっとりしてきてしまうためなので、さっさと食べた方が良い。肉質は申し分ない。

面白かったのは切り分け方で、普通のとんかつ屋よりも2まわりぐらい薄い。ところがこの厚さが絶妙で、ちょうど一口で食べることができる。

ご飯は文句なく美味しい。




豚汁は美味しいのだが、ちょっと味付けが濃い。個人的にはもうちょっと薄味でも良いと思うのだが、それはソースはもちろん、塩もほとんど使わずに食べるという僕のスタイルとのミスマッチから来ているのかも知れない。




漬物とキャベツは標準的だと思う。




カツにご飯と豚汁で2700円は十分に納得の一品である。

店名 すぎ田
TEL 03-3844-5529
住所 東京都台東区寿3-8-3
営業時間 11:30〜14:00 17:00〜20:15
定休日 木曜日  

2013年10月29日

今日の一福ランチ

代わり映えがしないので、今回が最終回(笑)














  
Posted by buu2 at 00:37Comments(0)TrackBack(0)グルメー寿司││編集

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2013年10月28日

KAGOME 押し麦ごはんで ミートドリア

近所のサミットはKAGOMEの押し麦ごはんシリーズが250円もする。大泉学園のリヴィンだと200円程度なので基本的にサミットで買うことはないのだが、棚卸しだかなんだかで50円引きだったので買ってみた。




このシリーズはトッピングが2つに分かれていてちょっと手が込んでいるのだけれど、功を奏していないというか、イマイチ効果的ではない。何しろ、見た目が全然美味しそうじゃないのだ。




これではがっかりである。ただ、味はまぁまぁ。見た目は美味しそうじゃないんだけれど、食べてみると意外といけている。評価は☆1つ半。200円以下なら買っても良いかもしれない。

ローテーション入りは見送り。  

2013年10月27日

グランド・イリュージョン

nowyouseeme


スピーディな登場人物紹介から始まって、トランプの手品で映画の観客までも引っ掛けて(ここで引っかからない人はお気の毒)あっという間に映画に取り込み、おなじみのカーチェイスぐらいまでは派手なBGMを上手に使って一気に観させてしまう。その後、ちょっと中だるみするけれど、スピード感はそこそこ維持して最後まで駆け抜けてしまう。特に最初のラスベガスのショウまでは息もつかせぬ、という感じ。

マジックのシーンもきちんと説明があるし、キーになる場面は映像できちんと表現されている(気が付きにくいけど)ので、やりっぱなしという感じもない。

部分的には、カーチェイスの顛末など、ちょっと無理やり過ぎるところもあるけれど、映像と音楽でグイグイ引っ張って行かれてしまうので、観ている最中にはあまり気にならない。

ただ、一番凄いのが銀行強盗で、そのあとのマジックはちょっと尻すぼみな感じがある。できれば、その後の2つの4人のマジックシーンを銀行強盗編ぐらいまでしっかり書き込んだらもっと良かったのに、と思う。

特撮を上手に盛り込んでいて、テンポも良く、しかもそこそこにメリハリをつけている。それを音楽が後押しするので、細かいところにツッコむ余裕を与えない。後から良く考えると「あれ?」となるのだけれど、マジック同様、そういう斜に構えた観方をしてしまうのは野暮だよね、と思わされてしまう。細かいところは気にせず、製作サイドの意向に流されて楽しむのが吉だろう。

映画マニアは「?」と思いそうだが、休日にちょこっと気分転換でも、とか、デートに映画でも、という向きにはぴったりな映画だと思う。評価は☆2つ。  
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2013年10月26日

マコモタケの豚肉巻きと里芋ごはん

マコモタケと里芋をいただいたので、豚肉巻きと里芋ご飯を作ってみた。

マコモタケは脂と相性が良さそうなので、豚のロース肉で巻いて、焼くことにした。巻いた豚肉はそのままだと剥がれ落ちてしまうかもしれないので、爪楊枝で串刺しにした。




このままだと爪楊枝が刺さっている側の火の通りが悪くなるし、見た目も悪いので、豚肉の色が変わってきたあたりでこれを抜いて、あとは転がして焼いた。最後にお酒を加えてアルコールを飛ばし、塩で味を整えた。余った豚肉を一緒に焼いて、これで味を確認。




里芋は時々「レンジでチンすると皮が剥きやすい」とかネットに書いてあるけれど、旨味が抜けてしまったら嫌なので、事前に加熱することはせず、普通に包丁で皮を剥いた。別に面倒くさくないじゃん。この程度で楽をしようとするのが理解不能。料理をする一回一回が料理の腕をアップさせるチャンスなのだから、そのチャンスを逃すのは馬鹿らしい。手抜きをするのは、どこに出ても恥ずかしくないだけの腕になってからだと思う。縦横水平に切って8つにして、それをきのこご飯と同じ容量で土鍋で炊いてみた。加えたのは、みりん60cc、白だし60cc、ビミサン(醤油の代わり)60ccで、里芋を5個入れて、三合炊いた。




味噌汁は立派ななめこがあったので、ネギとなめこの味噌汁。これまで鰹節削り器の歯の出具合がイマイチで、削りにくかったのだけれど、金槌を買ってきて調整したらうまくいった。ということで、鰹節も良い感じで削ることができた。





マコモタケも、里芋も、素晴らしく美味しかった。秋は、油断するとデブまっしぐらである。  
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2013年10月25日

今日の池袋要町もり山

まこもたけ他 秋の味覚が 色々と












































  

人形町の航で一杯。以下、評価。

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名称:航
種類:東京西部
場所:人形町
注文:らーめん
評価:6/ABB
2013.10.22
コメント:麺はやや太めで弱く縮れたもの。表面が多少ふやけた感じだが、食感を大きく損ねるほどではない。コシ、スープの絡みともに良好でなかなか美味しい。

スープは濃厚な動物スープに和風だしを効かせた東京西部系。ベースは豚骨ではなく鷄とのことで、見た目ほどのこってり感はない。ただ、スープの温度と味のバランスが取れていないため、薄味に感じる。鶏でダシを取っているのならもうちょっと旨味があっても良いと思うのだが。

チャーシューは無難に美味しい。

すっかり食べ飽きてしまった味なので、また食べてみたいとは思わないけれど、マズいわけではない。人形町ではナンバー3ぐらいだろうか。

店名 航 (わたる)
TEL 03-5643-3300
住所 東京都中央区日本橋人形町2-6-12 渡辺ビル 1F
営業時間 [平日]11:00〜15:00 18:00〜24:00 [土・日・祝日]11:00〜15:00
定休日 無休  

2013年10月24日

プロ野球ドラフト会議 2013 第一位指名速報

日刊スポーツ予想の採点つき

日刊スポーツによる ◇12球団ドラフト1位予想◇

巨人 石川歩(東京ガス・投手) 当たり!
阪神 大瀬良大地(九州共立大・投手) 当たり!
広島 大瀬良大地(九州共立大・投手) 当たり!
中日 吉田一将(JR東日本・投手) ハズレ!>松井
DeNA 松井裕樹(桐光学園・投手) 当たり!
ヤクルト 大瀬良大地(九州共立大・投手) 当たり!
楽天 松井裕樹(桐光学園・投手) 当たり!
西武 森友哉(大阪桐蔭・捕手) 当たり!
ロッテ 石川歩(東京ガス・投手) 当たり!
ソフトバンク 松井裕樹(桐光学園・投手) 当たり!
オリックス 吉田一将(JR東日本・投手) 当たり!
日本ハム 松井裕樹(桐光学園・投手) 当たり!

すげぇ、中日以外全部当てたのか。


ということで、抽選して、松井は楽天、大瀬良は広島、石川はロッテが当たり。

巨人 石川歩(東京ガス・投手)>✕
阪神 大瀬良大地(九州共立大・投手)>✕
広島 大瀬良大地(九州共立大・投手)>確定
中日 松井裕樹(桐光学園・投手)>✕
DeNA 松井裕樹(桐光学園・投手)>✕
ヤクルト 大瀬良大地(九州共立大・投手)
楽天 松井裕樹(桐光学園・投手)>✕
西武 森友哉(大阪桐蔭・捕手)>確定
ロッテ 石川歩(東京ガス・投手)>確定
ソフトバンク 松井裕樹(桐光学園・投手)>✕
オリックス 吉田一将(JR東日本・投手)>確定
日本ハム 松井裕樹(桐光学園・投手)>✕
  
Posted by buu2 at 17:17Comments(0)TrackBack(0)プロ野球││編集

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人類資金

10兆円とも言われる日本の秘密資産M資金を巡るコン・ゲームが展開されるのかと思ったらさにあらず。M資金をチラつかせてケチな詐欺をやっていた主人公が、M資金の活用を巡る日米の経済戦争に巻き込まれていくという社会派ドラマ(?)だった。

これが、全然面白くないから困ってしまう。

何と言っても、詐欺師という設定が全く役に立っていないのが酷い。詐欺師が活躍しない上にむしろ足を引っ張っているので、何でこいつを引き込んだんですか?となる。豪華な海外ロケは、やっぱりアレですか?スタッフの皆さんが海外旅行したかったんでしょうか?なんか、風呂敷を広げるだけ広げておいて、それだけ、という感じ。テロ国家、国連、ヘッジファンド、詐欺師、M資金、ロシア、ウォール街・・・と、キーワードだけはご立派だけど、内容が全くついてきていない。挙句、PDAを貧乏国に配って何ができるというのか。水没させたら誰が直すんだよ(笑)ハードだけ配っても世界は変わらない。広げた大風呂敷の中心でショボイ人類愛を叫んでいる感じ。

脚本もかなり雑で、説明調のセリフばかりの前半で眠くなってくる。また、脚本家自身が状況を把握できていないので、「ブレーカー!」と素っ頓狂な指示を出す始末。「お前がやれよ」と思ってしまう。他にも「往復ビンタ」みたいな一般人でも知っていることを一流詐欺師が知らなかったり、細かいところで突っ込みどころ満載。福井晴敏って、脚本の才能ないなぁ、と思った。他に何か脚本書いているのかな?と思って探してみたらキャプテン・ハーロックだった。こちらももちろん脚本のせいで駄作である。

キャプテン・ハーロック
http://buu.blog.jp/archives/51410100.html

あ、そうか、国連の演説シーンはZガンダムの「ダカールの日」のパロディ?

香取慎吾が大根っぷりを発揮していて凄い。英語も下手。そもそもこの人の声は役者として致命的なくらいにハリがない。こういう骨太な映画は無理なので、アニメの実写化とかで活路を見出すべき。一方で森山未來は良い演技だったし、英語もかなり良かった。

見せ方という点では、テレビの画面を映画の画面に乗せる方法が酷く、もうちょっとなんとかならなかったのかと思う。安っぽいはめ込み画像になっていた。

あと、音楽は良かったと思う。それと、駅前留学だけは笑えた。

評価は☆ゼロのところ、森山未來の英語におまけして☆半分。  
Posted by buu2 at 14:44Comments(0)TrackBack(0)映画2013││編集

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無農薬って、そんなにありがたい?

先日、地場野菜の栗を買ってきた。さて、これをどう料理しようか、と考えながら数日、台所に置いておいたら、中から丸々と太った芋虫が数匹出てきた。クリシギゾウムシの幼虫である。ちょっと栗を調べてみたら、穴だらけで、食べることができそうなものは一つもなく、そのままゴミ箱へ直行となった。

実は、こういう事態はこれが初めてではない。以前は、地場野菜のオクラを数日放置していたら、やはり中から芋虫が出てきた。

栗も、オクラも、多分、買ってきてすぐに食べていたら、気が付かずに胃の中に収納されていたんだと思う。正直、あまり良い気分ではない。

今回は「芋虫」という、目に見える動物だったので、「あ、これはダメだな」となったけれど、実際にはもっと多種多様な微小生物もいるはずで、その中に有毒な毒素を出すカビなどが含まれていても不思議ではない。そういうリスクを考えると、無農薬とか、有機農法とかで作られた農作物は油断がならない。

農薬が、体への影響をきちんと研究し、安全な範囲で適正に使われているなら、むしろ農薬を使っている方が安全なはずだ。そして、少なくとも日本の農業においては、こと農薬に関してはかなり適正に利用されているんじゃないかと思っている。根拠はないのだけれど。

むしろ、無農薬の野菜の方が敬遠したくなる。  
Posted by buu2 at 11:20Comments(2)TrackBack(0)日記││編集

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R100

巷の評判は最悪と言っても良いくらいに悪い作品。過去の松本監督作品は大日本人しか観ていないが、その時の評価はこんな感じ。

大日本人
http://buu.blog.jp/archives/50487475.html

そのまま最後まで突っ走ってしまえば良いのに、途中で観客の期待とは別の方向へ行ってしまったのが大日本人。そして、R100もそれとほぼ同じ作りだった。最初は物凄くちゃんとしているし、突然の笑いに思わず吹き出してしまったりもする。ところが、そのままでいられないのが松本監督の松本監督たる所以である。本作は唾吐き女王の登場あたりからそっぽに向かい始めてしまった。その上で、筋が悪かったのは、監督自身が「このままではマズいかもしれない」と、逡巡してしまったことである。監督としての覚悟が足りないと思ってしまう。

毒なら毒で、迷わずに突っ走れば、なるほど、それも一つの見識であろう、となる。しかし、監督自らが「ヤバイかな?」と怯んでしまっては、観る側も「ヤバイだろ」となる。ヤバイことに気が付かせてしまった時点でクリエイター側の敗北である。

くだらない映画ではあるけれど、そのまま行くところまで行ってしまえば、客に納得してもらえたかも知れないな、と思う。

とはいえ、☆1つぐらいはあると思う。  
Posted by buu2 at 11:13Comments(0)TrackBack(0)映画2013││編集

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iPadのデータバックアップと復元と初期化

新しかったiPad(第三世代)をiPad retina display model(第四世代)に乗り換えた。この際の乗換手順が結構面倒くさかったので、メモ。

データの引き継ぎはiCloudではなく、iTunesを利用。理由は特にない。第三世代のバックアップを取り、第四世代をつないでバックアップを解凍すれば終了・・・かと思ったら、まずは第四世代のOSを最新版にする必要があった。出荷時に最新版にしておけよ、と思ったけれど、在庫として山積みにされている間にバージョンアップしてしまったのだろう。OSを変更したらすぐに解凍か、と思ったら、そうではなくて、一度「新しいiPad」として起動する必要があった。これもちょっと謎だが、まぁ、良いや。新しいiPadが起動したところで、ようやくバックアップの解凍作業。全工程で約1時間程度。最後に、古くなったiPadのデータを消去。これはiPad上での操作。「設定」>「一般」>「すべてのコンテンツと設定を消去」でまっさらに。

え?なぜ、第五世代にしなかったのかって?それはまぁ良いじゃないですか(;_;)

第二世代と共通のカバーを装着したら、お風呂の蓋用の出っ張りがあって、ちょっと残念・・・。  
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2013年10月23日

ブログでバイオ 第82回 「科学の価値は?」

70点の原稿を書くのと、70点の原稿を90点にするのと、90点を95点にするのには同じくらいの労力を要する。95点を100点にするのはほぼ絶望的な作業になる。頑張って97、8点になったぐらいで、「もうこの辺だろ」と思って出版してしまうが、なぜか本になってみるとまた「こうすれば良かった」などという点を見つけてしまう。しかし、その改善点を出版前に見つけることはとても難しい。なぜなら、その作業が本質的につまらないからだ。本を書く際、一番楽しいのは最初の70点の原稿を書くときである。

これは、本の執筆に留まらず、色々な創作活動について言えることだと思う。そして、科学技術の研究についても同じことが言えると思う。分子生物学が物凄くエキサイティングだったのは、恐らくワトソン・クリックの時代から、PCR法が開発された頃だったと思う。また、数学や物理学はそれよりもかなり早い時期に頂点を迎えていたと思う。分子生物学が大きく遅れてしまった理由は、対象が顕微鏡でも確認できないほど微小だったからだろう。

#DNAの構造を目で見ることができるようになって、分子生物学はようやくビッグバンを迎えたんだと思う。

しかし、そうやって遅れてきた分子生物学も、もうすでに70点の原稿書きの時代は終了してしまった。僕がそう感じたのは1990年頃で、研究者達がシーラカンスのゲノム配列を嬉々として調べ始めた時代である。それは、主要な動植物のDNA配列が決定され、だんだんとやることがなくなってきて、日本固有のサクラマスとか、線虫といった珍しい動物のDNA配列を調べて論文化し始めた時代で、高いお金をかけて捕まえてきたシーラカンスを対象としたあたりで行き着くところまで行き着いたと感じた。

もうちょっとターゲットを絞って、医薬品について俯瞰してみる。比較的早い時代から開発されていた低分子医薬品の割合は、ここ10年ほど、低下し続けている。2005年に84.4%だった低分子医薬品比率は、2011年に66.0%まで低下している。しかし、低分子医薬の売り上げが低下したわけではない。低分子医薬品の売上高は、むしろ増加している(2005年:13220800万ドル、2011年:15196100万ドル)。バイオ医薬品の売り上げが、それを上回るスピードで伸びているだけなのである(2005年:2452600万ドル、2011年:7830100万ドル)。世界で売れている医薬品は高脂血症薬、抗血栓症薬、リウマチ薬などで、普段僕たちが使うような薬ではない。そういう薬が不要だとはもちろん言わないが、僕たちがありがたいと思うのはロキソプロフェン(1986年発売)だったり、ジクロフェナク(1974年発売)だったり、アセチルサリチル酸(1897年開発)だったりする。こういう、ほとんどの人の生活の質を向上させるような薬は、もうあらかた開発されていて、研究の対象はニッチに向かっている。
(以上、数値データは厚生労働省「医薬品産業ビジョン2013資料編」http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/shinkou/dl/vision_2013b.pdfより)

今、ほとんどの人は「新しい薬剤を開発し続けるために、科学技術の推進が必要である」という主張に対して、そのとおりだと思うだろう。しかし、本当に必要なのだろうか。ましてや、そこに税金を投入していく必要はあるのだろうか。今、アステラスや武田が新薬を開発する必要に迫られている理由は、単に「既存社員の食い扶持を確保するため」である。

僕が学生だった頃から、がんをテーマにしている研究室はお金が潤沢で、最新の実験機材を購入できた。当時だと堅田研(現在東京大学大学院薬学系研究科生理科学教室教授の堅田利明さん、ちなみに同教室准教授の紺谷君は大学時代の同級生)などは、使っている機材がどれもこれも最新で、僕たちが洗って使っていたピペットマンのチップなどもディスポでどんどん捨てていた。別にそれが悪いことだとは言わないし、きちんと予算を取ってくることができる堅田さんが有能だというだけのことなのだが、当時も今も、がんをテーマにしていると研究費が大きくなる傾向は強いと思う。研究費が潤沢なら、論文もたくさん出すことができる。ただ、論文と、新薬の間には大きな溝があって、論文がたくさん出たからといって、画期的な薬が開発されるとは限らない。

では、そういった創薬に向けた研究が全部無駄なのか、といえば、決してそうではない。例えば僕の親戚は乳がんから胸膜播種に至り、抗癌剤治療も効かず、余命いくばくもないと診断されたことがある。ところが、そのあとに服用したホルモン剤が大きな効果をあげて、今ではがんが完全に消えてしまい、普通に生活している。彼女を救ったのは、間違いなく先端技術による新薬(ファイザーのアロマシン、2002年発売)である。がんの研究がなければ、今頃彼女はお墓で眠っていたはずだ。

問題は、費用対効果である。日本の場合、がん研究費はここ5年ほど、約400億円にのぼる。
#ちなみに、米国NIHの研究費は約8000億円程度である。

お金を投入すれば論文が増えるのは至極当たり前の話だが、がんに関して基礎研究論文数と臨床研究論文数を調べてみると、日本は基礎研究論文数で世界3位にも関わらず、臨床研究論文数では18位と、ほとんどの主要な先進国に負けている。
(以上、がん研究に関する数値データはライフサイエンス委員会がん研究戦略作業部会「がん研究の現状と今後のあり方について」http://www.lifescience.mext.go.jp/files/pdf/n683_00.pdfより)

日本がおかれている状況を数字だけから分析すれば、

1.臨床に至らない、レベルの低い研究にお金をかけている
2.米国など、他国に基礎研究の成果を供与している

のふたつぐらいしか可能性が考えられない。良く役人は「基礎はあるのだが、それを臨床につなげる仕組みがない」というけれど、そんなことは多分ない。基礎研究の成果は論文化されるし、研究者自身も売り込みをかけるはずで、ちゃんとした成果なら、そうそう埋もれたままになど、なるものではない。新薬が欲しい大手製薬会社は、何かめぼしいものがないかと、目を皿にしてシーズを探している。また、もし埋もれてしまったとしても、今はそれを再評価する会社も現れてきている。創薬に限るなら、今の日本の研究は論文のための研究だったり、せいぜい論文になるぐらいしか成果が期待できない研究だったりする可能性が高い。

もちろん、そうした、大した成果もあげることができない日本の研究の中でも、時々iPSのようなびっくりするような成果があがることもある。しかし、じゃぁ次のiPSはいつ出てくるのか、といえば、10年後か、50年後か、下手をしたら、もう二度と出ないかも知れない。

しかし、もし成果が出なかったとして、誰が困るのだろう???

前述の、ファイザーのアロマシンも、あるいはアスピリンでも、ロキソニンでも、ボルタレンでも、どれもこれも日本オリジナルの薬ではない。でも、僕たちは普通にそれを使うことができる。自国で開発されていなくても、全然困っていないのだ。

さて、ここで全然話は変わるのだが、先日、僕の実家の近所で、踏切事故があった。一昨日も、家の近所の駅で人身事故があって、長い時間、ダイヤが乱れていた。こうした事故は、踏切に監視員を配置したり、駅のホームに柵(ホームドア)を作ったりするだけで、かなり減らすことができると思う。踏切に人を配置するのは、時間あたり2,000円の費用として、18時間営業なら三交代36,000円/日である。一ヶ月で約100万円、年間約1300万円だ。ホームドアの場合、設置費用は約3億円/駅とのことなので、がんの研究費を全部廃止すれば、全国の2000の踏切を有人監視にして、50駅にホームドアを設置できる。踏切は毎年固定費になるが、ホームドアは毎年50駅ずつ設置していける計算だ。

実際には、「がんの研究費を全部やめちゃいましょう」という提案の実現性はゼロに近い。なぜなら、がんの研究でメシを食っている研究者達が悲鳴をあげるからだ。悲鳴をあげるのは、がん患者ではない。なぜなら、もうがんになっている人たちが、この手の基礎研究の成果の恩恵に預かることができる可能性は、ほとんどゼロだからだ(あくまでも、時間的に、である)。僕たち生活者は、これまで当然のように投入されてきたがん関係の研究費が、実生活にはほとんど役に立っていないことをきちんと認識すべきである。一方で、もっと直接的に役に立つお金の使い方があるのだ。

何十億年後に、宇宙が膨張するのか、あるいは膨張をやめるのか、そんなことは知ったことではない。重力が何に起因するのかがわかったところで、メタボと診断された体が軽くなるわけではない。「ゲノムを解析すれば、優秀なヒトをデザインできる」としても、それを許してもらえるのか。

そんなことよりも、僕たちは、今日の晩ご飯のおかずが何なのかとかの方に興味があるし、約束の時間にちゃんと到着できるように、電車が人身事故で止まらないことの方がずっと大事なのである。僕たちが跡形も無い数十億年後のことよりも、笑っていいともの後番組が何になるのかとか、ごちそうさんのめ以子と西門さんがどうなるのかとかの方がずっと気になる。

科学なんか、全然大事じゃない。

ただ、昔から、科学に価値がなかったわけではない。昔は、科学には大きな価値があった。科学のおかげで、自動車は速くなり、テレビは高細密になり、誰でも携帯を持つことができ、食べ物を低温貯蔵できるようになり、いつも清潔でいい匂いのする衣服を身にまとうことができ、大きな地震が来てもそうそう建物の下敷きになることもない。しかし、もうそろそろ、十分なんじゃないだろうか?もっと速い自動車に乗りたいのか?もっと大きなテレビでくだらないバラエティを観たいのか?もっと高機能な携帯電話を使いたいのか?栄養満点なミドリムシを食べて生きていきたいのか?

これから先、科学によって生活が大きく変わる可能性があるんだろうか?あるいは、大きく変わって欲しいんだろうか?もうそろそろ、科学は行き着くところに行き着いたんじゃないだろうか。今いるのは90点の世界かも知れないけれど、それを95点にするためには、凄く大きなコストを支払わなければならない時にきているような気がする。

科学の価値は一定ではない。多くの人々は、その価値が不変だと思ってはいないだろうか?しかし、そんなことはない。科学は生活を豊かにする手段である。その価値が過去において高かったとしても、今も高いとは限らない。そして、その価値が大きく下がっていく局面に、僕たちはそろそろさしかかっているんじゃないだろうか?  

2013年10月22日

居心地最高、九州一食堂

池袋の北側はアジア系の飲み屋が色々あるのだけれど、その中にあって昔ながらの定食屋として頑張っているのが九州一食堂。

この店、外見が怪しさ満点だし、看板がわかりにくいし、駅から遠いし、周囲も東アジアテースト満載でちょっと近づき難い。でも、店に入れば親切なおばさんが笑顔で迎えてくれる。おまたと違って満席ということも滅多にない。この店は間違いなく良い店である。今日は4人で食って、飲んで、会計はたったの2万円(総額)。どうなってんだ??これは凄い。



































  

2013年10月21日

さらば、坐唯杏

池袋は西口のおまた、東口の坐唯杏が普段から飲む時の「いつもの店」だったんだけど、久しぶりに行ってみたら随分と味が落ちていた。残念だけど、ちょっと次はないかな、という感じ。

ということで、写真でお楽しみください。




















  

頭上注意

  

おはな@朝霞台、最強

朝霞台のおはなは、地元で飲むには最強の店である。美味しくて、そこそこお酒が揃っていて、店も清潔。唯一と言っても良い弱点は食器へのこだわりがないこと。でも、このあたりは田舎の飲み屋だから仕方ない。値段も安く、居酒屋チェーンに行く人の気が知れない。

















  

2013年10月20日

丹行味素 超辺鄙 北新横浜本店

日産スタジアムでのマリノス戦のキックオフが15時だったので、試合の前に宿題だった「丹行味素 超辺鄙 北新横浜本店」に行ってみた。以下、評価。

13_10_19_3378

名称:丹行味素 超辺鄙 北新横浜本店
種類:タンメン
場所:北新横浜
注文:タンメン
評価:4/BB-
2013.10.19
コメント:麺は中くらいの太さで平たいタイプ。この手の麺は縮れ麺が普通だけれど、この店はストレート。かなりツルツルした食感が面白いが、ラーメンの麺としてはイマイチな感じ。なぜかというと、スープが絡みにくいから。コシはしっかりしている。

スープは鶏ベースの塩味。動物性の脂がかなり大量に含まれているけれど、味がぼけるといった感じではない。大量の野菜を中華鍋で炒めているのだろう、野菜の味が濃い。しかし、タンメンなら野菜の味が濃いのは当たり前。その他に何か特筆すべきところがあるかといえば、特にない。美味しいには美味しいのだが、普通のタンメンから頭ひとつ抜けだすような魅力が見つけられない。ただ、これはタンメンだったからかも知れず、次回は濃厚トンコツラーメンを食べてみようかと思う。

チャーシューはのってなかったので、評価なし。

物凄く交通の便が悪い場所だが、お客さんはかなり入っていて、ちょっと不思議な店だった。サッカー観戦の前後に行ってみるのは悪くないが、新横浜からだとかなり歩く。北新横浜まで電車を使うほうが良いだろう。

店名 丹行味素 超辺鄙 北新横浜本店 (タンギョウミソ)
TEL 080-4616-8972
住所 神奈川県横浜市港北区北新横浜2-5-13
定休日 水曜日(祝祭日は営業)
営業時間 11:30〜14:00 スープ切れ終了  

2013年10月19日

齋藤学のゴールシーンを一秒刻みでどうぞ



















おまけ。


  

2013年10月18日

うめもと

以前、鬼子母神にあった梅もとが二度目の移転で麦田があった場所に来たので、食べてみた。ちなみに、以前、鬼子母神にあった時の評価はこんな感じ。

梅もと
1999.7.30
麺は中ぐらいの太さの縮れ麺。ややコシが弱めで、スープの絡みも今ひとつ。平凡な麺で、特筆すべきものは見あたらない。スープは豚骨トリガラブレンドの醤油味。東京ラーメンとしては豚骨寄りで、生姜が効いている。味の方向性としては僕の好みだが、豚骨の脂のせいで味がぼけてしまっているのが残念。スープだけ飲む分には美味しい、という、東京ラーメンに良くあるタイプ。チャーシューはなく、豚の角煮が入ってくるが、これはスープとのバランスが良い。しかし、炭火で焼いたような独特の風味がスープに溶けだしてしまい、スープがそれを支えるだけの強さがないために、「雑味」となってしまっている。スープ至上主義者にとっては飲み干したくなるような「さっぱりしていて、味わい深い」なのかも知れないが、ラーメンのスープとして考えれば評価は低い。


以下、評価。

13_10_18_3375

名称:うめもと
種類:東京
場所:池袋
注文:ねぎ豚
評価:1/CBC
2013.10.18
コメント:スープは豚骨中心鶏ガラブレンドの醤油味。動物性の油の膜が厚く、ちょっと味がぼけているのが惜しいけれど、ショウガで方向を決めているところは悪くない。

麺はやや細めの縮れ麺。スープの絡みは良好だが、何しろ柔らかくてコシがない。明らかに茹ですぎだが、確信犯的に、こういう麺が美味しいという主張なんだろう。その点で僕とは方向が合わないし、今風でもないと思う。

チャーシューは馬鹿でかくて分厚い煮豚だが、肉質が良くないし、味付けもイマイチ、肉が焦げて苦味がでているのも問題で、食べるのがちょっと苦痛になってくる。また、肉の風味がスープに染み出しているのも残念。

同行者に浜塩ラーメンを食べさせてもらったが、このスープは醤油味スープよりも美味しく感じた。しかし、あの麺では、「もう一度」という気分にはならない。




とはいえ、古くから暖簾を守ってきたご主人が、昔と変わらぬラーメンを提供し続けているのは、それはそれで素晴らしいこと。単純に味だけで「食べる価値がない」と切り捨ててしまうのは野暮というものだろう。ラーメンだけではなく、時代感を含めて味わうのが粋なんだと思う。

余談だけれど、石神サインの店である。




店名 うめもと
TEL 03-3971-3858
住所 東京都東池袋3-7-7 イーストテラスビル 1F
営業時間 [火〜土] 11:00〜15:00 17:00〜21:00 [日・祝] 11:00〜18:00
定休日 月曜日  

丸美屋 ビビンバ

ダイエット用のレンジグルメに新商品を見つけたので食べてみた。丸美屋のビビンバである。




カゴメ、S&Bに比較すると量がやや多いのが丸美屋の商品群の特徴。当然ながら、カロリーは高めになっているので、ダイエット用としてはカゴメ、S&Bにやや劣る。しかし、味も、決して侮れない。本商品も、ビビンバを作ればこの程度の味になるだろうな、という、想定の範囲内。良い方向に大きく外れることはないが、まずい方向に外れることもなく、まぁ、こんなものだろう、と。

評価は☆2つ。ヘビーローテーションとまではいかないものの、ローテーション入り確定。  

2013年10月17日

石焼ハンバーグ Stone Burg 三井アウトレットパーク 入間店 (ストーン バーグ)

Costcoに行って、三井アウトレットパークで食事にしようということになって、一番まともそうだったこのお店に入ってみた。注文したのは黒毛和牛ハンバーグという特別メニューで、ハンバーグだけで1700円ぐらいだったと思う。







楕円形の肉をナイフで割って、焼石に押し付けて好みの状態に仕上げるという、ハングリータイガー方式。だが、肉のレベルはハングリータイガーには及ばない。この程度の肉で1700円とか言われてしまうとがっかり度が高い。池袋のUCHOUTENなら、半分程度のお金でこれより美味しいハンバーグを食べることができる。結局のところ、アウトレットパークのような黙っていても客が入るような立地の店に味を求めるのが間違いなのかも知れない。

評価は☆半分。またつまらないものを食ってしまった。

店名 石焼ハンバーグ Stone Burg 三井アウトレットパーク 入間店 (ストーン バーグ)
TEL 04-2902-5083
住所 埼玉県入間市宮寺字3169-1 三井アウトレットパーク 入間 2F
営業時間 月〜金 11:00〜21:30(L.O.21:00) 土・日・祝 11:00〜22:00(L.O.21:30)
定休日 無休  

山村國晶 個展―自律する造形と音楽との関わり―

先日オープニングパーティに行ってきた「山村國晶 個展」を改めて見てきた。

線の太さがキース・ヘリングぽくって、こんがらがった具合は草間彌生っぽい。でも良く見るとヨーロッパの込み入った町並みの地図なんじゃないか、と思えてくる。右の上から左の下に向かって、波が押し寄せるように何かが向かっていってるのだけれど、何だかわからない(笑)。山村さんは音楽家の一族で育ったらしく、そうやって見てみると三連符や四連符がうみょうみょしているようにも見えるような、見えないような。

水彩画は水に落ちて苦しんでいるカメムシや芋虫のよう。

理屈じゃなくて感覚で理解すべき絵なんだろうな、と思うのだけれど、良くわからん(笑)。














































「山村國晶 個展―自律する造形と音楽との関わり―」

会期 2013年10月11日(金)〜20日(日)*会期中無休
営業時間 11:30−19:30
会場 万画廊
〒104-0061
中央区銀座1−23−2 GINZA上野ビル1F
http://www.yawoyorozu.com/
(03)5250-3667  
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プルーカフェ

以前から、銀座の万画廊から銀座一丁目に向かう際にわたる歩道橋の降りたところに「ラーメン」の文字があって気になっていたのだが、知人に「山形ラーメンの名店らしい」という話を聞いたので、食べてきた。以下、評価。

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名称:プルーカフェ
種類:山形
場所:銀座一丁目
注文:山形ラーメン セット
評価:4/BBB
2013.10.15
コメント:麺は中位の太さの偏平縮れ麺。タイプ的には佐野ラーメンの麺に近いと思う。コシ、スープの絡みともに問題ないけれど、麺自体の臭みがかなり強いのが残念。麺を食べるたびに、おそらくは店が意図していない臭いが鼻に抜ける。この事態は九州系の細麺を麺硬めで注文した際に散見されるのだが、麺の太さが普通の店では珍しい。

スープは多分豚骨鶏ガラブレンドの動物系スープにカツオなどの魚介系の出汁を効かせた醤油味。スープの温度が高過ぎて味が足りなく感じる。冷めてくると塩気は十分に感じられるけれど、旨味は相変わらず不足気味で、要は旨味が足りないスープである。

チャーシューは普通に美味しい。

麺、スープともに方向性はそれほど悪くないと思うのだが、専門店ではない分、どうしても詰めの甘さが目に付く。この程度で「美味しい」という評価が得られる背景には、「カフェのわりには」という条件がついているのだろう。美味しいラーメン専門店のレベルには到達していない。

店名 プルーカフェ
TEL 03-3535-0516
住所 東京都中央区銀座1-14-9
営業時間 月〜木 11:30〜23:30 金 11:30〜翌1:00 土 11:30〜23:30 日・祝 11:30〜20:00
定休日 無休  

2013年10月16日

オープンから二週間後の池袋要町もり山
































  

2013年10月15日

舞茸とホンシメジの炊き込みご飯

うちの土鍋はもっぱら白いご飯を炊くのに使ってきたのだけれど、先日、鍋をやった際に舞茸とホンシメジ(ブナシメジではない)が余ってしまったので、きのこご飯を炊いてみた。きのこを適当にいれて、お米を三合、みりんと白だしとテンヨのビミサン(我が家では醤油の代わり)を60ccずつ投入。水量はダシやらきのこやらとトータルで普段の三合炊きになるぐらいに調節。あとは普段の炊飯と同じように火にかけて、吹き出してから約3分半、そのあと20分蒸らして完成。




今回はテストだと思って、調味料の数値は「こんなもんだろ」という感じだったのだが、すでに完成度は十分。あとは、ダシにどこまでこだわるかだなぁ。  
Posted by buu2 at 11:40Comments(0)TrackBack(0)料理││編集

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2013年10月14日

志木のうえだが大変なことになっている件

なんじゃこりゃぁ




ここまでして食べる価値がある店だとは到底思えない。回転の悪い店なので、二時間待ちぐらいでは。二時間あれば、首都圏の大抵の有名ラーメン店には行くことができると思うのだが・・・・。「志木くんだりまで来てしまっては、引き返すに引き返せない」という心境なんだろう。それはそれで気の毒である。でも、ここから30分圏内でも、うえだより美味しい店がいくつかあるんだけどね・・・(^^; テレビにでも出たのかな????  

この誤植が酷い(笑) 週刊めいろま

mayroma
  
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教育再生実行会議の提言が酷いので その4

過去エントリーはこちら。
教育再生実行会議の提言が酷いので その1
http://buu.blog.jp/archives/51414219.html

教育再生実行会議の提言が酷いので その2
http://buu.blog.jp/archives/51414254.html

教育再生実行会議の提言が酷いので その3
http://buu.blog.jp/archives/51414397.html


さて、そろそろ佳境かな?と思った第10回なのだが、さにあらず。この回は、海外の事例を調査して、それをベースに議論しているので、コメントが評論家的であまり面白くない。ツッコミという点で興味深い意見もちらほらあるのだけれど、あまり内容がないのでスルー。興味のある人は議事録をどうぞ。

教育再生実行会議 第10回議事録
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouikusaisei/dai10/gijiroku.pdf


ということで、続いて第11回の議事録を見てみる。


教育再生実行会議 第11回議事録
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouikusaisei/dai11/gijiroku.pdf


前半は高校教育についてなのでパス。後半の大学についての議論をピックアップ。

14P
○八木委員
今後、我が国の大学においてどういう人材を育成するのか、あるいは社会としてどういう人材の育成を求めているのかということを考えると、一部の専門的な知識に特化した人たちではなくて、幅広い国際的な教養を持ち、かつ語学力を含むコミュニケーション力があり、さらに日本人としてのアイデンティティをしっかり持っている、そういう人材だと思うのです。

え??? まぁ、そういう意見があっても良いし、そういう大学があっても良いけれど、「専門的知識を持ったスペシャリストではなく、教養と語学力を持ったゼネラリストを育成します」と表明している国公立大学って、あるの???

大半の大学はむしろ教養学部といいますか、そういったものにしていくほうが、あるいはそういった方向に導いていくほうが社会のニーズには合っていると思います。

大学って、社会のニーズを満たすためにあるのか??そりゃぁ、専門学校なんじゃないの??

大学はあくまでも研究機関だと思っているわけです。高等教育機関ではあるのですけれども、教員の認識としては研究機関なのです。その教員の研究にいわば学生はつき合わされている。

うーーーん、これも微妙。僕が知っている大学は、研究と教育の両方の機能を担っている。教育は、社会のニーズなんかとは無関係に、研究フィールドで活躍できる人間を育成する目的でやっている。この、八木っていう人はどこの三流大学の先生なんだろうな、と思ったら、高崎経済大学だそうで。まぁどうでも良いけど、八木さんの頭は悪そうだな。

15P
○川合委員
今の八木委員の御意見は、私は一部大変賛同するところであります。ただし、4年制の大学全てがそれでいいかというと多分そうではなくて、前半の時期では、早期のところはやはり本当の意味での高等教育機関として、きちっと幅広い、しかも少し高度に専門化したところも含めた教育をすべきだと思います。

賛同するのかよ!!と驚いたのだが、その後で否定しているので安心した。要すれば、「お前の高崎経済大学はそういう職業訓練的色彩が濃くても良いかもしれないが、ちゃんと高度に専門化した教育をやる東大のような大学も必要だ」と言っている(笑)。実際、研究者として使い物になる人材は相応の大学で教育を受けている必要があって、逆に三流大学で勉強してきた人間にトップレベルの研究をやるのは非常に難しい。大学を分業化しよう、という主旨なら、十分に理解可能。

16P
○山内委員
私たちがここで問題にすべきは、要するに高校生において格別集団主義とか集団意識の強調ではありません。規範意識、つまり社会的なルールや人間として守るべきいろいろなけじめのようなもの、そうしたことについてますます欠けてきていることが問題なのです。これをどこで基本的に教えるかというと、地方の公立学校教育と良質な家庭のしつけということであります。

あぁ、つまり、低偏差値の国公立大学ではスペシャリスト教育は望むべくもなく、職業訓練学校的な内容に変更していくべし、ということなのね。それはそれで一つの見識ではある。でも、それなら大学の先生は総とっかえしないとだよね。大学には、職業教育のスペシャリストはほとんどと言って良いくらいにいないでしょ。

20P
○佐々木委員
きっちりとした法整備の中で、トップがリーダーシップを発揮することができる環境作りが、ベストな大学ガバナンスの在り方だと思います。

大学を法律できっちり縛り上げろ、という意見だけど、それをやると一層大学の個性がなくなるんじゃないの???どうしてこうやって規制、規制で思ったような枠に押し込めようとするんだろう。その思考回路がイマイチ理解できない。とはいえ、大学の教員を全部有期雇用に切り替えるとか、そういう方向なら理解可能。

21P
○山内委員
最後には教授会の権限の見直しや終身任期の教員の既得権益の問題がかかってくるという、それをどう突破するかということを具体的に議論しないと、我々の議論はむなしいものになります。

これはその通りだと思う。対象が既得権益なら、大鉈を振るうべき。


と、ここまでで第11回は終了。まだ全く「人物本位の入試」という方針はでてきていない。第12回の議事録が公開されるのを待つことにする。


◯関連エントリー一覧

教育再生実行会議の提言が酷いので その1
http://buu.blog.jp/archives/51414219.html

教育再生実行会議の提言が酷いので その2
http://buu.blog.jp/archives/51414254.html

教育再生実行会議の提言が酷いので その3
http://buu.blog.jp/archives/51414397.html

教育再生実行会議の提言が酷いので その4
http://buu.blog.jp/archives/51414444.html  
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2013年10月13日

教育再生実行会議の提言が酷いので その3

過去エントリーはこちら。
教育再生実行会議の提言が酷いので その1
http://buu.blog.jp/archives/51414219.html

教育再生実行会議の提言が酷いので その2
http://buu.blog.jp/archives/51414254.html


第8回は第三次提言の素案についての細かい議論なので、特に面白いところがなく割愛。

教育再生実行会議 第8回議事録
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouikusaisei/dai8/gijiroku.pdf


第9回から、いよいよ入試についてである。

教育再生実行会議 第9回議事録
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouikusaisei/dai9/gijiroku.pdf

が、その前の基礎資料として会議に提出されている

中央教育審議会高大接続特別部会の審議状況等について
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouikusaisei/dai9/siryou1-1.pdf

という資料の中で、ほぼほぼ提言が固まっている。さらにつっこむためには中教審をチェックする必要がありそうだが、面白い意見があるかも知れず、とりあえず、第9回の議事録を読んでみる。

8P
○加戸委員
大学側で、高等学校教育をちゃんと受けて、そこでマスター、修得したものが高成績で大学に入れるという仕組みを構築しない限り、いろいろなことをやってみてもなかなか解決にならないのではないか

ふむ。異論なし。

9P
○鈴木委員
現状のAO入試の合格発表は、先ほど安西先生からも指摘されましたように、青田刈りになっています。さまざまな大学等で定員確保のための重要な手段になっている、そんな実態があるわけで、私個人としてはこの様な状況を見ますと、少なくともAO入試については廃止を含めた形で再考した方がよいと考えています。

良い内容だけど、いかにもスルーされてしまいそうな提案(笑)。

12P
○曽野委員
もう何年前になるかわかりませんけれども、○×式というものが学校の答えの中に入ってくるようになったときから、私は絶望したのです。

絶望してからが長くて(笑)、ちょっと気の毒になる。

15P
○佃副座長
高校までの教育というのは、社会人として今後長い60年間を生きていくための基本的な資質というものを養うために完結するところだと、高校までで完結するのだと。リベラルアーツも一旦完結するのだと私は前に言いましたけれども、私はそこで完結して、その素養を得て、大学は専門家をつくるところです。したがって、大学で行う入試というのは、学習度到達テストというものを評価しながら、どの程度評価するかというのは大学のキャラクターによって変わってくる。

とても普通な意見。大学に対しては奇妙な要望を出していた(7回5P)けれど、高校と大学の位置づけについてはまともな考え方をしているようだ。それにしても、高校と大学は分離しているべきだと考える人間が、大学と企業が接続しているべきだと考える理由が良くわからない。

18P
○佐々木委員
何のために生きるのか、何のために勉強するのか、何のために学校に行くのか。学校に行って何を学びたいのか、どうしたいのかということを考えたり、思想や哲学を持ち、そして志を立ててやっていく。このことが一番大切だし、本来問われるべきだと思う。
そういったことが入試の選考の中にないと、どうしても知識や学力を中心に、それこそ1点刻みで評価されるものになっていく。今行われている入試は、ある意味公平だろうが、公平の名のもとに学力だけで推しはかるということが、いかに子どもたちの生きる力、やる気を減退させているか。

ははぁ。こういう思想か。一番大事なのは思想や哲学なので、公平性が失われるのは仕方がない、と。じゃぁ、大学が受験生に要求する思想や哲学、志はなにで、それをどうやって確かめるのか、という、2つの項目が欠落している。

この、公平性には目をつぶる、という感覚は国民的に受容される考え方なんだろうか?僕はちょっと受け入れられない。

19P
○鈴木委員
一発勝負の試験は決して悪いものではないと思うのです。それぞれがそれぞれの形で努力する。私の郷里の子も大都市の子も同じような条件の中、それぞれが頑張って勉強して一発勝負に臨んでいく。しかし、そのようなモチベーションを妨げる要因もいろいろあるわけで、その一つがAO・推薦の広がりにあります。
センター入試の内容は、非常に評価が高くて、特に英語などのセンター試験の内容につきましては、現場からも高く評価されています。
そういった中で更に到達度テストを導入することについての問題点については先ほど申し上げましたけれども、どう考えてもAO・推薦がさまざまな入試の方法でやる気のある生徒の確保や人材の発掘をするといった名目で出てきたはずなのに、現状では間違った方向に進んでいる。

感覚的にはとても正しいと思うのだけれど、それを補強するためのバックデータがないのが残念。AO入試の是非とかを検討する材料として、ひとつの大学における一般入試とAO入試の別による、大学時の成績、就職の状況、就職後の離職の状況といった追跡データがないのだろうか??そういうデータの検討なしに、AO入試の是非に言及することはできないと思うのだけれど。

○遠藤議員
最終的に採用するのは大学ですから、大学が要するに自分たちがこの人間が欲しいということを踏まえて独自のプラス
した試験をやればいい、そういう人材が欲しい、それが大事なのだろうと。

突然異様にレベルの低い意見が出てきたのでどこの馬鹿かと思ったら委員じゃなくて政治家だった(笑)。

参考:ウィキペディア 遠藤利明
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A0%E8%97%A4%E5%88%A9%E6%98%8E

20P
○富田衆議院議員
親から子への貧困の連鎖を断つには学びの支援が大切だと、この学びをどうやって考えていくかというのが今後の国の役割だと思いますし、ぜひ意欲のある子供たちが大学教育を受けられるような高大接続の部分というのも考えていただきたいと思います。

同じ政治家でも、こちらはまとも。一口に「政治家」と言っても、馬鹿もいればまともな人もいる。

21P
○曽野委員
生まれ育った環境に全く左右されないようにしたら、何を根拠に私たちは学ぶのでしょう。左右されることも私たちにとっては或る意味で財産なのです。貧しければ貧しいように、目が見えなければ見えないことをもって、虚弱であれば虚弱なりに、もちろん、できるだけ皆が生活に不自由なく体は丈夫にするようにすべきですけれども、生まれ育った環境に左右されないようにするなどということは教育に真っ向から反対する姿勢だと私は思ってまいりました。

これは酷い。ちょっと、このコメントだけでも、世界中に周知するべきだと思う。この発言、色々な読み方が可能だけれど、大学入試の方法について検討している場だから、「生まれ育った環境によって、学ぶ機会が制限されるべきである」と読むのが普通だと思う。学生が、生まれ育った環境をベースにして思考するのは「個性」だし、その個性を生まれ育った環境と分離することはナンセンスだけど、機会が与えられるか、与えられないかについては、生まれ育った環境と分離されるべきでしょう。

みんなが幸せで「安心して生きられる」ようにすべきですが、その説には私は反対です。

僕も「みんなが」とは思わない。でも、頑張った人間はきちんと評価されるべきで、それは生まれ育った環境とは分離されるべきだと思う。曽野綾子は「育った環境で差別されるべき」と考えているけれど、僕は「頑張って、きちんと成果をあげたかどうか(入試で良い成績を出すのも「成果」のうち)で区別されるべき」だと思っている。世の中、僕の考え方の方が普通だと思うのだけれど、そんなことはないのだろうか? 曽野綾子って、階級の上の生まれ、育ちなのかな?聖心とか慶應?と思って調べたら、幼稚園から聖心女子学院だそうで(笑)。まぁ、色々な意見があって良いので、こういう人が委員にいても悪くはないけれど。

22P
○下村文部科学大臣兼教育再生担当大臣
今でも東大が3,000人とる中でもう一度試験をすれば、そのうち3分の1は入れ替わるだろうと。つまり、3分の1は運です。上位3分の1は何回試験をしても東大に絶対入れる実力はある、けれども、下位3分の1はもう一度試験があったら不合格になるというような一発勝負的な部分があります。

アホだなぁ。これが本当なら、東大の定員を3分の1にして、上位3分の1の、何回試験をやっても絶対に東大に入れる人間だけを入学させれば良いじゃない(笑)。こんなに頭が悪くても大臣になれてしまうという行政制度のほうが問題では。


各委員の発言を読んでいると、ちゃんと「公平性」について考えている人もいることがわかる。一方で、何が根拠なのかはそれぞれだと思うけれど、階級と学習機会がリンクすることには目をつぶっても良いと考えている人もいることがわかる。第10回の会議では、後者の意見が主流になっていくのだろうか??


◯関連エントリー一覧

教育再生実行会議の提言が酷いので その1
http://buu.blog.jp/archives/51414219.html

教育再生実行会議の提言が酷いので その2
http://buu.blog.jp/archives/51414254.html

教育再生実行会議の提言が酷いので その3
http://buu.blog.jp/archives/51414397.html

教育再生実行会議の提言が酷いので その4
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夜の万画廊「山村國晶 個展―自律する造形と音楽との関わり―」






















「山村國晶 個展―自律する造形と音楽との関わり―」

会期 2013年10月11日(金)〜20日(日)*会期中無休
営業時間 11:30−19:30
会場 万画廊
〒104-0061
中央区銀座1−23−2 GINZA上野ビル1F
http://www.yawoyorozu.com/
(03)5250-3667  
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2013年10月12日

KITTE

東京駅のKITTEに行ってきた。ショップはかなり混雑しているんだけれど、飲食はガラガラだった。


























  
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九州一食堂のランチ恐るべし

池袋西口にある九州一食堂のランチのお買い得感は半端ない。今日食べたのは刺身丼780円である。




チェーン店の居酒屋の昼営業などではこの程度の刺身定食を出す店があるかも知れない。しかし、この店のマグロやカツオは鮮度がしっかりしていて、その手の店だと夜でも食べられないような刺し身である。駅から遠いので、こんな辺境のブログで紹介しても、混雑で食べることができない、といった事態にはならないだろう。安心して絶賛しておく。東のUCHOUTEN、西の九州一食堂とおまたは、池袋ランチの3トップであろう。  

教育再生実行会議の提言が酷いので その2

その1はこちら。
教育再生実行会議の提言が酷いので その1

教育再生実行会議 第7回議事録
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouikusaisei/dai7/gijiroku.pdf

3P
○下村文部科学大臣兼教育再生担当大臣
お手元の資料2をご覧になっていただきたいと思います。4月23日に行われた産業競争力会議において、私がプレゼンした内容を御紹介するとともに、本日の中心的な議題が、学生を鍛える大学教育、社会人の学び直し、ガバナンス改革など大学の機能強化であることを踏まえ、プレゼンには盛り込めなかった点についても幾つか説明を加えさせていただき、委員の皆様方と認識を共有させていただければと思います。

あ、結局、最初のたたき台は官僚(多分)作成じゃん(笑)そして、この段階ですでに
第1に、研究力でもアジアの大学が東大や京大に迫っている中、海外の研究者、大学をこれまでと違う次元で招聘する。

第2に、産業界との対話により、「理工系人材育成戦略」を策定するとともに、ライフ分野を含む理工系分野の徹底強化を行うということであります。

第3に、年俸制導入などの人事給与システム、ガバナンス改革を断行し、優秀な若手や外国人にチャンスを提供するということであります。

の3つが提案されているのね。3番目だけは筋が良いけれど、1つ目は大学の改革では実現できないし、2つ目の産業界との対話は、大学に自らのアイデンティティを放棄しろと言っているに等しい。でも、ここではまだ入試改革の話は出てきていない。

4P
◯下村文部科学大臣兼教育再生担当大臣
社会に直結したプログラム開発や学びやすい環境整備をしていきたいと思います。産業界からは、実務家講師の派遣をはじめ、プログラム開発等への積極的な参加をいただき、両者が連携してオーダーメード型のプログラムを構築することを目指していきたいと考えます。

このあたりからおかしくなっていく気配がある。大学は職業訓練学校じゃないし、実務家講師でまともなのがどの程度いるのか。まじめに教育を考えて、目標を設定し、授業計画を立てて、効果測定し、授業にフィードバックし、そのサイクルを繰り返していくだけの、プロ意識のある実務家講師をどの程度確保できるのか。個人的には、この実現性については非常に疑問。

5P
◯下村文部科学大臣兼教育再生担当大臣
社会とのミスマッチ解消のためには、大学におけるインターンシップ、キャリア教育の充実が鍵となります。

この、社会とのミスマッチを解消しなくてはならないというのが決定的に理解不能。本当にこんなことをする必要があるんだろうか?専門学校ならともかく。そもそも、大学発のベンチャーが軒並み失敗しているのは、大学関係者に実務家としての能力が欠落しているからで、彼らにキャリア教育などできるとは思えない。

○佃副座長
産業界の望む学生のスペックというものを大まかにまとめたものでございます。この枠の中に入っておりますが、1番目が基礎的な能力、これは専門能力と一般教養。2番目がチャレンジ精神を持つ、タフな精神力を持っていること。3番目はコミュニケーション能力があることという、これが我々の望むスペックでございます。

こういう、大学を自分たちのための教育機関と勘違いしている奴が座長なのね(笑)コミュニケーション能力なんて、大学で勉強することじゃないでしょ。

というか、この会議では、大学が職業訓練組織であると共有されているんだよね。まず、そこから議論しなくちゃいけないんじゃないのかな。

11P
○鈴木委員
高額な試験に何度も何度も繰り返して受験させて、その結果を大学入試判定に使われるということは非常に公平性を欠く

まっとう。

○鈴木委員
50万人が最低でも2回受けるとして、100万人、1回に2万円ずつ支払っていれば200億円、この巨額な受験料がアメリカの特定の任意の検定会社に将来にわたって毎年ずっと流れていくということになり、こんなばかばかしい話はない

まっとう。とはいえ、長い時間の中でブラッシュアップを続けてきた重みも間違いなく存在する。1993年にJリーグを作って、ワールドカップに安定して出るくらいには成熟しても、ワールドカップで優勝するのは夢のまた夢、みたいなのと同じで、時間の積み重ねを挽回するのは容易ではない。

○鈴木委員
先生の意見の中にはセンター試験から英語を外してTOEFLをということもありますけれども、そういうことをやりましたら高等学校の英語の授業を真面目に受けるようなことがなくなってくる

これは疑問。試験がTOEFLになれば、高校の授業はTOEFLで得点できる内容に変わってくるはず。それが良い、悪いは別問題だが。

○蒲島委員
日本の社会では修士、博士をあまり大事にしない

少なくとも、理系の場合、修士は大事にされているよ。というか、学士じゃ話にならない。修士が当たり前。

18P
○安倍総理
いずれにしても、大学力こそ日本の競争力になってまいります。これはかなり思い切った議論もしていただいて、抜本的に変えられることは政治の力で変えてまいりますので、どうか皆様方で中身の議論をしていただきたいと思います

あ、ちゃんとした信念とか、知識とかなしに、思いつきで政治主導しちゃっているのか(笑) 

○安倍総理
産業競争力会議でもグローバルな人材育成という中で抜本的な今の日本の大学の在り方では世界の中で通用しない、大胆な改革が必要だということでございました

そっち方面からも圧力あり、と。

19P
○八木委員
これまでの理念重視型ではなくて実践型の教員養成、さらに佃副座長からも御説明がありましたように、リベラル・アーツを十分習得できる教員養成の在り方が求められる

理念軽視をここまで真正面から表明する姿勢の潔さは評価しよう。内容はクソだが。

24P
○佐々木委員
大学生の就職活動に関して、選考会が4年生の8月からということが出ていますが、そうしますと何割かの学生は卒業しても就職できずに本当に路頭に迷ってしまうという可能性があるのではないかと思っています


時期が問題なのではなく、新卒一括採用という慣行が問題。


◯関連エントリー一覧

教育再生実行会議の提言が酷いので その1
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教育再生実行会議の提言が酷いので その2
http://buu.blog.jp/archives/51414254.html

教育再生実行会議の提言が酷いので その3
http://buu.blog.jp/archives/51414397.html

教育再生実行会議の提言が酷いので その4
http://buu.blog.jp/archives/51414444.html  
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クビレディ

部分痩せなど無理だと思うのだが、クビレを作るのが目的ではなく、スキーのトレーニングの一環として、骨盤の柔軟性を維持することと、通常の筋トレのあとのクールダウンを目的として、クビレディ(CUVILADY)を入手してみた。



実際に使ってみると、まずストレッチでの利用で効果が得られる。ジムでトレーニングしたあとは腰の周辺に不快感が残ることがあるのだが、テレビを見ながらクビレディでゆっくりゆらゆらしていると、この違和感が解消する。

あと、カービングスキー以後のスキー技術では骨盤の柔軟性が要求されるのだが、フラダンスでもやっていなければ、なかなか骨盤をグニャグニャ動かす機会がない。それが、クビレディでは可能だ。胸、首、頭、肩といった上半身のパーツをできるだけ動かさず、さらに骨盤を立てた状態での、左右の腹筋を意識した体重移動動作が簡単にできる。この運動だと、じんわり汗も出てくるので、多少のエアロビクス効果も期待できるかも知れない。

ただ、部分痩せできるかどうかについては、やっぱり懐疑的。  
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教育再生実行会議の提言が酷いので その1

一体どんな会議をやったら「人物評価重視の入試」なんていう提言になるんだよ、と思って、教育再生実行会議の過去の議事録を探してみた。興味の焦点は大学教育なので、そのあたりの議論をやっている、第六回の議事録を手始めにチェック。以下、引用しつつコメント。


教育再生実行会議 第6回議事録
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouikusaisei/dai6/gijiroku.pdf

5P
○福井文部科学副大臣
日本の高等教育も質・量ともに充実・強化していく必要があるというのが1ページでございます。2ページ、こうした考えのもとに「大学を核とした産業競争力強化プラン」

大学は勉強する場であって、産業競争力を強化する場ではない。

○福井文部科学副大臣
技術と経営を俯瞰したビジネスモデルを創出できる人材の育成が必要

教員の中に技術と経営を俯瞰したビジネスモデルを創出した人間がいないのに、どうやって教育するのか。

◯福井文部科学副大臣
大学からベンチャー支援ファンドなどへの出資を可能とする制度改正を検討

ベンチャーキャピタルに騙されているのが見え見え(笑) 企業にとって、直接金融による資金調達は最もリスクの大きな手法。できれば避けたいし、特に大学のような経験の浅い組織に株を持たれるのは避けたい。しかし、インチキベンチャーキャピタルの立場からは、少しでもリスクマネーの額を減らしたいので、ド素人が自分たちの投資に相乗りしてきてくれるのはとてもありがたい。ファンドマネージャーが無能であればあるほど、利用価値が高い。まっとうなベンチャーキャピタルにとっては逆。馬鹿な投資家がいると、経営が面倒になる。

6P
○山内委員
研究や論文の引用では世界のトップ水準にあることは事実なのですが、国際化におきましては総合得点が29.2でありまして、ほかのトップ大学のおよそ3割程度の評価しか与えられておりません。これは日本の大学が総じて留学あるいは交換留学、国際化に消極的であるということの評価でありまして

日本語で授業をやっている以上、日本語ができないと留学は困難。しかし、日本語ができても、日本でしか役に立たない。これでは、優秀な人材は集まらない。大学が悪いのではなく、日本の経済力が低下し、日本そのものに魅力がなくなったのが主原因と予想。同じ留学なら、英語圏の大学に行くのが当たり前。

◯大竹委員

結構まとも。

7P
○加戸委員
先ほど産業競争力会議での下村大臣のペーパーを拝見しまして、すばらしいなと思いました。極端なことを言いますと、これはそっくりこのまま本会議の提言にしても十分できるのではないかと思ったぐらいであります。

こいつ、馬鹿だな(笑)それに連なる発言も、ほとんど馬鹿。こいつ呼んだの、誰だよ(笑)

11P
○川合委員

この人もかなりまとも。

16P
○曽野委員
生きるためにはやむを得ないというような限度を少し教育の中でお披露目いただきたい。

何言っているのかちょっと良くわからない。

21P
○佐々木委員
イノベーション人材の育成に関してですが、いい意味で常識的ではない人が、既成概念にとらわれない人が、常識を打ち破ってイノベーションを引き起こしていくと思いますが、そういう人材、要はイノベーションを生み出す人材がなかなか育たないのは、特に小学生、中学生の学校教育で、正しい答えは一つしかない、間違ってはいけない、失敗してはいけないという雰囲気を生み出してしまっていることが大きな問題なのではないかと思います。

前半はそのとおりだけど、後半は飛躍がある。正しい答えは一つしかなくても、そこに至る考え方には色々なものがあって、答えが一つだからといって個性を無視するのと同値では、必ずしも、ない。このあたりが「人間本位の入試」というトンデモにつながっていくのだろうか???

23P
○八木委員
我が国と郷土を愛する態度を養うという視点は大学教育あるいはグローバル人材、イノベーション創出人材の育成においても重要だということを確認しておきたい

小学校、中学校で終わらせておけよ(笑)


あと、この会議に提出された八木委員作成の資料の、「具体策」が面白い。一応、抜粋しておく。

「大学教育・グローバル人材育成」についての私見
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouikusaisei/dai6/s5.pdf

‘本語を国連の公用語にすることを目指す。それを日本の安保理常任理事国入りの第一歩として位置付ける。
海外に派遣される公務員のための「日本教育」プログラムを文部科学省が作成し、実施する。
F本のすばらしさを発見し、それが世界に受け入れられるように発信できる方法を研究するシンクタンクを設ける。
い海離轡鵐タンクが開発したプログラムを教える講座をグローバル化を目指す大学に設置する。
イ曚楞瓦討旅餾歸な知識を日本語で学ぶことができるまでにした先人たちの努力の意図に思いを致し、無批判な欧米基準への追随や経済的利益の追求には警戒心を抱き、日本文明の幸福基準を明確に自覚し、その上で外国人と対等に交流できる人材の育成を目指す。
Π幣紊里茲Δ頁Ъ韻卜った上で、今日のグローバル社会の共通言語である英語をコミュニケーションの「道具」として習得することを促進することは必要である。英語で「日本」を発信できる人材の育成を目指す。


日本文明の幸福基準って、なんだこりゃ(笑)


この第六回議事録を読んで強く感じるのは、もういい加減、退場してもらったほうが良いんじゃないの?という人たちがたくさん委員として名前を連ねているということ。平均年齢はいくつなんだろう。加齢臭が物凄いのだけれど。こういう有識者会議も、委員の平均年齢は40歳ぐらいを目指すべきなんじゃないだろうか。

また時間があるときに続きを読んでツッコんでみたいと思います。どこで「人物評価重視の入試制度」になっちゃったのか、明らかにしたいと思います。


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教育再生実行会議の提言が酷いので その1
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教育再生実行会議の提言が酷いので その2
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教育再生実行会議の提言が酷いので その3
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教育再生実行会議の提言が酷いので その4
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2013年10月11日

ブログの日

ブログの閲覧者と、ツイッターを見ている方には、突然の無礼を許していただきたい。私は作家の元木一朗であります。話の前に、もう一つ知っておいて貰いたいことがあります。

私はかつて、魔人ブウ*という名で呼ばれたこともある男だ。

私はこの場を借りて、元魔人ブウ*として語りたい。もちろん、ラーメン評論家の魔人ブウ*としてではなく、ブロガーとしてである。私がブログを書くのは、一部のブロガーのようなアフィリエイト欲に根ざしたものではない。アフィリエイトだけがブロガーの収益化の手段ではない。また、多くの芸能人ブロガーがステマややらせコメントを展開している事実は、アフィリエイトブロガーのやり方より悪質であると気づく。

人がブログを始めたのは、個人の意見が既存メディアの情報に埋没するのを避けるためだ。そして、ネットに出た一次情報提供者たちは、その活動圏を拡大したことによって、情報発信そのものの力を身につけたと誤解して、アメブロガーのような勢力をのさばらせてしまった歴史を持つ。それは不幸だ。もう、その歴史を繰り返してはならない。

ネットで有用な情報を提供することによって、人間はその能力を広げることができると、何故信じられないのか。我々はネットをステマや過剰なアフィリエイトで汚すなと言っている。ステマブロガーは、小遣い稼ぎに魂を奪われた人々の集まりで、ネット民を食いつぶそうとしているのだ。

人は、長い間、テレビや新聞というゆりかごの中で戯れてきた。しかし、人類を既存メディアから巣立たせる時がきたのだ。この期に至って、なぜ、情報発信者が閲覧者を騙し、ネットを汚染しなければならないのだ。情報発信手段を大衆の手の中に戻し、大衆が既存メディアから自立しなければ、自由な情報社会ではなくなるのだ。このブログ界でさえ、ステマに飲み込まれようとしている。それほどまでにネットは疲れきっている。

今、誰もがこの自由なネットを残したいと考えている。ならば、自分の欲求を果たすためだけに、ネットに寄生虫のようにへばりついていて良いわけがない。

現に悪徳業者は、このような時に議論をふっかけてくる。見るがいい、この無謀な行為を。彼らは多くの公告を多メディアで展開し、逆らうものは全て悪質なデマと称しているが、それこそが悪であり、情報の充実を阻害していると言い切れる。

このエントリーをご覧の方々は、お分かりになるはずだ。これが悪質な業者のやり方なのです。元切込隊長がページビューの異常に多いブログに執筆し、Twitterで拡散し、悪徳業者を追求したのは、既存メディアのメンツを潰したかも知れません。しかし、悪徳業者は、既存メディアを駆使して、生活者を騙そうとしている。悪質な業者を排除し、社会から悪意を取り除くためにこそ、ブロガーは書くべきなのです。

(本エントリーは機動戦士Zガンダム第37話「ダカールの日」のパロディ)
  

長尾中華そば

石神厳選極み麺シリーズの第二弾である。ちなみに第一弾は好評だったのか、不評だったのかは不明だけれど、個人的には✕をつけた白神だった。

麺屋白神池袋店
http://buu.blog.jp/archives/51386814.html

もうちょっとオペレーションが安定してからの方が良いかな、と思っていたのだが、石神氏自ら「仕上がりバッチリ」という言葉があったので、早速食べてきた。以下、評価。

13_10_11_3310

名称:長尾中華そば 池袋店
種類:独自
場所:池袋
注文:こく煮干し
評価:8/AAC
2013.10.11
コメント:スープはトンコツ中心鶏ガラブレンドのやや濃厚スープをベースに、煮干のダシを強烈に効かせたもの。この手のスープは魚の処理を手抜いてしまい、結果的に苦味が残るものが多いのだが、この店のスープはその辺りに手抜かりが全く感じられず、苦味に非常に敏感な私でも苦味を感じることが一切なかった。苦味を取り除いていることから、結果的に残るのは酸味で、酸っぱいまでいかないまでも、酸味が大きな味の方向性を決めている。個人的な好みを言えばこれはちょっとやりすぎな感があるので、次はあっさりタイプを食べてみたいのだが、これは本当に好みの問題で、煮干し系が好きな人の期待には十分応えるできだと思う。テーブルの上には胡椒や一味、七味が置いてあったのだが、これらは不要だと思う。そのままが一番バランスが良い。

麺はやや太めで弱く縮れたもの。茹で時間が長いせいで麺の表面に水の膜が感じられるが、この膜がスープと喧嘩することはなく、逆に加水率が高い麺のような湿度の高い食感が楽しめる。この、しっとりしているけれど、きちんとスープが絡む、という状況はなかなか実現できない。スープの脂が強ければ水の膜に弾かれるし、脂が弱ければ魚のダシを支えきれなくなる。そのあたりのバランスの取り方が非常に難しいのだが、この店はそれを実現している。




チャーシューだけは、肉質が悪いのか、処理が悪いのか、全体の中では一歩遅れている感が拭えず、惜しい。

以下、余談だが、100円でライスを注文して麺を食べ終わった丼に投入することがオススメされていたので、やってみた。ご飯は100円というにはちょっと少ない気もするが、損したと思うほどの酷いコメでもない。臭いがちょっと気になったのだが、そのままライスで食べるならともかく、ラーメンにぶち込んでしまうことを前提とするなら許容範囲だろう。




7ヶ月交代で石神セレクションの店が展開されて行くこの場所だが、一軒目はとても褒められるできではなかった。今回の店は、さすがと思わされる内容である。今度はあっさりを食べてみたい。










池袋でラーメンを食べるなら、こちらを参考に!
  

2013年10月10日

かつ銀

万画廊から歌舞伎座に向かう途中で見つけた店である。構えがかなり地味なので、誰かに教えてもらわないと気が付きにくい。

とんかつ屋ではあるものの、巷で評価されているのはカキフライらしい。カキフライはカキフライで好物なのだが、やはりまずはトンカツを食べるべきだろうと考えて、特ヒレカツ定食を注文してみた。




ヒレカツは衣が非常に厚いのが珍しい。ここまで厚みがあると、普通なら高温で揚げてパリっとした食感に仕上げるのが普通だと思うのだが、この店はしっとりと仕上げているのが面白い。パン粉は普通の粗さである。下味がきちんとついているので、ソースはもちろん、塩も不要なくらいである。今回は辛子中心で食べてみたが、肉の旨みがしっかりしていて美味しい。




ちょっと残念だったのは、肉汁が豊富すぎて、食べ進むうちに衣が濡れてきてしまい、パリっとした食感が失われてしまったことだ。網の上にのせるだけでこういった事態は防げると思うのだが・・・。

ごはん、つけもの、味噌汁はどれも普通に美味しい。










これで2,700円であれば、納得の一品だと思う。銀座にはトンカツの有名店が多いけれど、歌舞伎鑑賞の前後にはちょうど良いかも知れない。

ついでなので、カキフライも食べてみたのだが、こちらも美味しい。




複数の牡蠣をまとめて、一つ一つを大きなフライにしている。珍しい手法ではないけれど、このおかげで非常にジューシーなカキフライになっている。3人ぐらいで訪問した場合は別皿で注文してみるのも良いと思う。

店名 かつ銀 (かつぎん)
TEL 03-3543-2485
住所 東京都中央区銀座2-14-5 第27中央ビル B1F
営業時間 【昼】11:00〜14:30(土は〜14:00) 【夜】17:00〜21:30
定休日 日曜・祝日  

2013年10月09日

今日の夕景

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左下に見えるのが富士山。  
Posted by buu2 at 23:37Comments(0)TrackBack(0)今日の富士山││編集

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NODA・MAP第18回公演『MIWA』

最近の野田地図公演の中では屈指と言っても良いくらいにチケットの確保が難しかった公演。タイトルそのままだが、美輪明宏を描いた作品である。なぜ美輪明宏?と思うところだが、演劇界や歌舞伎界との繋がりが密で、東京芸術劇場の杮落としで演出をやったこともあって、箱との関わりも深い。野田秀樹と同じく長崎出身ということもあり、色々と引っ張り出してくると、「なるほど」と思わないでもない。

芝居の中心はゲイであることの苦悩で、野田秀樹の芝居としては珍しくストレートに表現されている。全体的にみるといつものような小道具の活用がなかったり、昔の芝居で使ったことのある言葉遊びが再登場したりと、ちょっと「らしくない」作りだと思う。

僕自身が美輪明宏という人物にそれほど興味がないこともあってか、すーーっと始まって、クライマックスがないままにすーーっと終わってしまった感じである。美輪明宏という人物に興味を持つトリガーにはなったと思うし、今回は気が付かなかった仕掛けが多分盛り込まれているんだろうが、もう一度観るかどうかは微妙なところ。月刊新潮に戯曲が掲載されたので、それを読んでから考えてみたい。

役者は総じて標準以上の演技を見せていたと思うけれど、青木さやかはダメ。下っ端の役者と比べても声が通ってない。彼女を使ったのは事務所の都合か何かだろうか???

二階席サイドからの鑑賞だったんだけど、LB席3番のお姉ちゃんがずっと前のめりで観ているおかげで、彼女の後頭部をずっと見るはめに。劇場サイドはちゃんと注意して欲しい。あと、台風が近づいているせいもあったのかも知れないけれど、扉の隙間から風切り音がヒューヒューなっていて「この安普請め!」と思った。

初見でも、複数回鑑賞する予定がないなら、事前にウィキペディアで美輪明宏を調べておいた方が良いと思う。

評価は☆1つ半。  
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勇者降臨!地獄級攻略パーティ(個人的ゲームメモ)

メモしておこう。

リーダー:聖海神・イシスLvMax+33、紅蓮の女帝・エキドナLv80+23SkilMax、スサノオノミコトLv60+5SkilMax、マシンゴーレムMk-IIILv78+15、海王神・アビスネプチューンLv80+23、フレンド:炎隼神・ホルスでノーコンクリア。

  
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2013年10月08日

女流棋士問題もそろそろ終盤

時々思い出したように炎上する女流将棋ネタなんだけれど、そろそろ終盤のようである。この手のドラマは終盤に行くほど盛り上がるのが普通だけれど、女流将棋についてはすでにクライマックスは過ぎていて、フェイドアウトしていっているような印象を受ける。経緯についてはこのブログで散々書いているので、過去ログをあさってもらうという方向で割愛させていただくが、今回の燃料投下は日本将棋連盟からだった。

日本女子プロ将棋協会(LPSA)への対応について
http://www.shogi.or.jp/topics/2013/10/post-841.html

短い文章なので要約する必要もないのだが、約1行で書くなら

日本女子プロ将棋協会(LPSA)に対して色々と改善要求を出したけれどちゃんと対応してくれないし、もう終了だね


ということ。

これに対していつものようにLPSAから返答があったんだけど、

ファンの皆様ならびに将棋ご関係の皆様へ
http://joshi-shogi.com/lpsa/news/oshirase20131007.html

相変わらずそっぽに向いた返答である。こちらを同じように約一行でまとめれば、

日本将棋連盟に色々提案しているのに全然耳を貸してくれない。でも、いつでも相談にのるよ


という感じだ。

話がかみあわない理由ははっきりしていて、

日本将棋連盟の考え方
将棋のプロは日本将棋連盟が制定・運用してきたもので、全ての権限を日本将棋連盟が有している。LPSAが将棋のプロを設定するのは勝手だが、日本将棋連盟のプロとして活動したいなら、日本将棋連盟の土俵に乗る必要がある。
将棋 − 日本将棋連盟 − 日本将棋連盟のプロ
    − 日本女子プロ将棋協会 − LPSAのプロ

日本女子プロ将棋協会の考え方
将棋のプロというのは公的な資格で、日本将棋連盟が独占して良いものではない。その土俵にはLPSAも日本将棋連盟と対等な条件で乗りたいし、土俵のありかたなども提案していきたい。
将棋 − 将棋のプロ − 日本将棋連盟
              − 日本女子プロ将棋協会

という、「プロ」観の違いである。つまり、LPSAは「将棋のプロといういわば公共財を日本将棋連盟が独占するのはけしからん」ということで、これに対して日本将棋連盟は「今あるプロは"将棋のプロ"ではなく、日本将棋連盟が規定しているプロ。LPSAも自分で勝手にプロを作ればいい。ただし、それは日本将棋連盟のプロとは全く別物です」としているわけだ。LPSAにとってみれば「プロ」は公共財なので、その運用にあたっては日本将棋連盟と同格の立場で口出しできることになる。

誰がどう見ても「そりゃぁ日本将棋連盟の言い分が正しいよな」となりそうなものなのだが、人間の考え方とは色々である。でも、仮にLPSAの主張が正しいとしたら、僕が「ラーメンオタク将棋連盟」という公益法人を立ち上げれば、将棋連盟やLPSAと対等に将棋のプロの条件について話し合えることになる。「将棋のプロは、一手指すごとにラーメンを一杯食べることにしよう。食べきるまでは次の手を指してはだめだ」と主張したらどうするつもりなのか。これは極論としても、現存するプロ棋士たちが次々と小さなプロ組織を立ち上げ始めたらどうするのだろう。やはり、今、日本将棋連盟が運用しているプロは日本将棋連盟のプロであって、LPSAは、自分たちで勝手にプロを作って、自分たちで好きなように運用すれば良いだけの話なのである。それなのに、独立しておいて、土俵だけは使わせて欲しい、使い勝手が悪いので、土俵を変更して欲しい、と主張している。

これを将棋言葉で“無理筋”という。

無理筋を延々と主張され、それに長いことお付き合いしてきたけれど、さすがにそろそろ愛想が尽きたのでごめんなさい、というのが日本将棋連盟からのメッセージで、個人的には、LPSAはもう投了したほうが、棋譜を汚さなくて済むと思う次第である。

「笑わせるじゃないか」 中島みゆき
笑わせるじゃないか あたしときたら
あの人がそれとなく うるさがっているのに
笑わせるじゃないか あたしときたら
泣きついて じゃれついて ままごと気分
「誰か教えてやれよ」と声がする

  
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2013年10月07日

フローズン・グラウンド

frozenground


1980年前半のアラスカを舞台にした、大量殺人事件を扱ったサスペンス映画。実話をベースにしているわりには(実話ベースだから?)警察の動きが鈍く、ちょっとイライラする。あまりにももたもたしているので、お前ら、こんなのんびりやってるから何十人も殺されるんだろ、と思ってしまう。また、被害者の女性が馬鹿すぎるのもイライラの原因。お前、その状況でそこに行くか?という感じ。この女性の行動は、まさに、狼の群れに迷い込む羊という感じである。

犯人が途中でわかってしまうので、謎解きという部分はほとんどなく、犯人、被害者、警察の追いかけっこが展開されるだけ。その舞台がアラスカなので、彩度の低いモノトーンの映像が続いていく。話にはそれほど起伏がなく、見どころというべき見どころもない。今から30年も前の話なので、科学的な捜査もほとんど行われず、張り込みなどの地味な捜査で犯人を追い詰めていく。このあたりの緊迫感だけはそれなり。

昔の話を現代に描くので、調査の手法など「仕方ない」と思わせる仕掛けが必要だと思うのだが、そのあたりの脚本上の工夫があまり見られず、ついつい「これって、いつの話なんだっけ?」と思ってしまう。これから見る人は、1983年の話であるということを念頭に置いておくと良いかも知れない。ただ、突っ込みどころがたくさんあるわけでもなく、無難に楽しめる内容にはなっている。あと、アラスカって、こんなところなんだ、ということがわかる。日本でこれをやるとお祭とか、必然性のない映像が盛り込まれたりするけれど、そういう無理矢理なものではなく、普段のアラスカが描かれている。ただし、今のアラスカではないけれど。

評価は☆1つ半。  
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2013年10月06日

クロニクル

なぜか「特別上映」だそうで、1,000円で鑑賞できるのが嬉しい。

時間は若干短めで90分程度。ブレア・ウィッチ・プロジェクト以降時々見かけるハンディカメラ映像中心の作品。内容はといえば、大友克洋の「AKIRA」や「童夢」を実写版にしたような感じ。高校生が主役という意味ではAKIRAだが、AKIRAは超能力者対ノーマルの戦いだったので、超能力者同士の戦闘という意味では童夢に近い。

どうして超能力を身につけたのか、という理屈はそれほど詳しくなく、そうなっちゃったんだから仕方ないでしょ、という感じで開き直っていて、これによって映画が良い意味で単純化されている。

映画オタクが撮影している画像が画面に展開されている、という設定によって、低画質のハンディカメラ映像の理由付けをしている。

いじめられっ子が超能力を身につけて、やがてネガティブな感情を抑えつけることができなくなって暴走を始める、という、このあたりはAKIRAそっくりの展開。それまでの間に、徐々に超能力をトレーニングしていくあたりがなかなか面白い。

資金上の制約をクリアするための脚本がなかなか良かった。

評価は☆2つ。

どうでも良いけれど、「この映画はパンフレットが作られていません」と注意書きされているのがちょっとさびしい感じ。どうしてこうなった(笑)。  
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2013年10月05日

中村屋 極める 牛肉カリー

ほとんど美味しいものが見当たらないレトルトカレーにおいて、唯一結構美味しく食べることができるのが中村屋ブランドの商品。ただし、中村屋の中でも安心して食べることができるのは鶏肉のものだけ。牛肉の商品はイマイチ、という状況において、「極める」という上位商品が発売されていた。




正直、全く期待せずに購入。食べてみた。

なるほど、その他のレトルト・ビーフカレーよりは美味しいと思う。でも、やっぱりビーフカレーはレトルトで食べるものじゃないね。これなら自分で作ったほうがずっと美味しい。そこそこ美味しいけれど、もう買わないレベル。☆1つ半。  

近所で起きた踏切事故にあたり

僕は鴨居から徒歩10分ぐらいの東本郷町で育ったので、中山は昔から良く知っている。今、放送を担当している日の出テレビのスタジオも中山から10分ほどのところにあるので、去年までは週二回、中山に行っていた。なので、中山駅のすぐそばで事故が起きたことはとても残念だったし、「もしかして、知り合い?」と心配にもなった。

そんな事故だけれど、ネットで話題になったこともあってか、あちこちのレベルで、書状やら、感謝状やらを送るという話になっていて、やれやれ、という感じである。

JR横浜線踏切事故:救助女性に書状と紅綬褒章、菅長官「勇気胸に刻む」/神奈川
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131004-00000040-kana-l14

<横浜線踏切事故>神奈川県なども感謝状
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131004-00000135-mai-soci

死んでしまった人は、感謝状を送っても戻ってこない。はたして行政がやるべきことはこんなことなのだろうか。正直なところ、政治家のパフォーマンスにしか見えない。何がまずいのか、考えて、改善につなげることが、行政としては一番大事なはずだ。踏切の状態を改善しなければ、また同じことが起きるかもしれない。

では、こういう事故をなくすためにはどうしたら良いのか。まず最初に思いつくのは、踏切をなくすことである。僕が知るかぎりでは、中山〜鴨居間には大小3つの踏切がある。もしかしたら、もっとあるのかも知れないが、その3つは、非常に良く使う。このうち、一番やばい感じがする踏切が白山町の、昔白山ボウルがあったあたりの踏切で、幅が狭い上に、踏切が盛り上がっていて、車高が低い車なら乗り上げて身動きが取れなくなってしまいそうだ。

現地のストリートビュー

横浜線のような古い路線には、踏切がたくさんある。これを全部なくすためには、全線を高架にしたり、あるいは地下化しなくてはならず、非常に難しい。

では、どうしたら良いのか。手っ取り早い方法は全ての踏切に監視員を置くことだろう。三交代制ぐらいにしておけば、トイレや食事の時間さえなんとかクリアできるなら、一つの踏切あたり一日2〜3万円程度の費用で監視できるはずだ。

非常ボタンをきちんと整備して、わかりやすい状態にしておいたとしても、たとえば自殺しようとする人がいたら、普通の人では対応が難しい。高性能な検知器を開発しても、自殺を制止することはかなり難しそうだ。

それなら、毎日、現場を監視する人間を配置したほうがずっと確実である。人間が見ていても自殺する人は自殺するかもしれないが、機械で監視するよりは抑止力がありそうな気がする(あくまでも主観)。これなら、雇用も増える。何でもかんでも自動化するのではなく、人間を使って、雇用を生み出していくという観点も必要なはずだ。

安全確保と、雇用創出という二重の意味において、各踏切には監視員を配置したらどうだろう。だれがそのお金を負担するのか、という大きな問題は残るのだが、横浜市が待機児童0を実現するために投入した費用は3年間で370億円と言われているので、それに比較すればずっと安価で済むはずである。  
Posted by buu2 at 16:40Comments(0)TrackBack(0)ニュース││編集

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