2014年01月31日

門左衛門 朝霞台店

朝霞台の駅前にあったうどん屋の「空海」が「さらなる改良を加えるために一時閉店します」という旨の張り紙を残してそのまま潰れた。あとにできたのは浦トコバイパスに店を構えている門左衛門だった。

門左衛門の評価

僕なら、車で柳瀬川まで行くなら、もうちょっと頑張ってみずほ台の一本気か、新所沢のこてつか、北浦和の旋あたりに行くので、この店は二度と行くことはないレベルだったのだが、朝霞台の駅前に支店ができたのなら仕方がない。一度は食べておく必要があるので、開店二日目に行ってみた。

行列が大嫌いなのは皆さんご存知のとおりなので、ちゃんとお昼時を少し外しての訪問だったのだが、驚いたことに店内に立って待っている人が一人いる。大繁盛なのかとちょっと観察してみると、さにあらず。単にハンドリングがまずいだけだったのだが、まずは味の評価から。



名称:味噌屋 門左衛門
種類:味噌
場所:朝霞台
注文:北海道らーめん 炙りチャーシュー1枚
評価:3/ACB
2013.1.31
コメント:スープはベースが良くわからない味噌味。良くわからないというのはもちろん褒め言葉ではない。ダシが完全に死んでいて、味噌の味ばかりがする。ベースがしっかりとスープを支えないと、味噌ラーメンは成立せず、いわゆる味噌汁ラーメンになってしまうのだが、この店もそれ。味噌以外の旨味が感じられず、ダシをきちんと取らないで作った味噌汁と同じような、スカスカな味である。

麺はやや太めの縮れ麺。こちらはコシ、スープの絡みともに合格点。しかし、折角ある程度スープが絡むのに、スープに味がないので、スープと麺の一体感は感じられない。

チャーシューは別皿で提供されるのだが、意外と美味しかった。これなら、一枚ぐらいはトッピングしても良いかも知れない。




今日は開店二日目ということもあって、まだ店のハンドリングに慣れていないこともあったのだろうが、わずか30分程度の滞在時間中に「これはどうか」と思うことが色々あったので、列挙しておく。

店の中では客が立って待っているのに、順番待ちの客のために用意してあると思われる椅子の上に花がおいてあって、座れない。しかも、その鉢がひっくり返っている。大事にされていない植木鉢以上に、客が大事にされていない。

待っている客にメニューを見せて注文を決めさせるという知恵がまわらず、席についてからメニューを渡してオーダーを決めさせているので、テーブルの上に水の入ったコップが置いてあるだけの客が大量発生。

混雑しているのに、4人がけに2人、2人がけに1人の客を座らせて、相席にしない。広いテーブルなのに、なぜ柔軟な対応をしないのか理解不能。行列を作りたいのだろうか。

昼からビールを出している。これも混雑の一因。簡単に稼げるのはわかるが、昼時ぐらい、アルコールの提供はやめたらどうか。

オーダーを取るタイミングが最悪。座って、メニューを渡してすぐに取りに来る。決まってるわけがないので「ちょっと待って下さい」と言ったが最後、今度はずーーーっと取りに来ない。こっちはメニューを閉じて、元あったところに戻していたのに。普通なら黙って待っているのだが、他に待っているお客さんがいたのでさすがに放置するわけにもいかず、店員に声をかけたら、ようやくオーダーを取りに来た。

客が出て行く時にドアを閉めずに出て行ったら放置してそのまま。確かに開けっ放しで出て行く客もいかがなものかとは思うが、僕が閉めるまで閉めないで、良く平気だな、と感心する。

ラーメンが来たとき、店員が思い出したように「チャーシューは後ほどお持ちします」と言い残して去ってから、いつまで待ってもやってこない。ようやくチャーシューが到着した時には、ラーメンはこんな状態。




これでは、別皿ではなく後皿である。

味は別にどうということもなく、接客が酷いので、二度と行くことはないだろう。

店名 門左衛門 朝霞台店
TEL 048-474-2988
住所 埼玉県朝霞市東弁財1-4-11
営業時間 月〜土/11時〜15時、17時〜25時 日祝/11時〜15時、17時〜24時  

松富



名称:松富
種類:東京とんこつ
場所:銀座
注文:醤油らーめん
評価:4/BBB
2014.1.30
コメント:1993年創業とのことで僕がラーメン評論家として活動を開始した頃にはすでにあったはずなのだが、今まで食べる機会がなかった。最近は近所に行くといつも「はしごで良いや」と考えてしまっていたし、このあたりにはラーメン以外にも魅力的な店が多く、いつまで経っても食べることがなかった。しかし、さすがにそろそろ銀座で食べ残しの店があるのもいかがなものかと思い、はしごの誘惑を振りきって食べてみた。

麺はやや細めで弱く縮れたもの。コシが足りないのが残念だが、酔っ払い相手だとちょうどいいあんばいなのかもしれない。普通の状態で食べるなら明らかに弱い。

スープは豚骨ベースの醤油味で、背脂が浮いている典型的な東京豚骨タイプ。上品なところを狙っていないところが逆に好感。これといって特筆すべきところは見当たらないが、無難に美味しいと思う。

チャーシューも普通に美味しいので、トッピングする価値はあると思う。

銀座はラーメン屋がたくさんあって、美味しい店も「銀笹」「簾」「はしご」・・・・と、いくつもある。したがって、僕は今後この店で食べることはないと思うが、決してまずい店ではない。

店名 松富 (まつとみ)
TEL 03-3289-3465
住所 東京都中央区銀座6-4-16 花椿ビル 1F
営業時間 月〜金 11:00〜15:00 17:00〜翌4:00 土・祝 11:00〜15:00
定休日 日曜日  

RUSH ラッシュ/プライドと友情

rush


ニキ・ラウダとジェームス・ハントのライバル対決を描いた一本。僕はセナプロ時代の人間なので彼らの対決は文章でしか知らないのだが、いつの時代でもライバル対決は多くのドラマを生む。この映画の最大の長所は、最終的にどちらの立場も尊重した終わり方だったことで、どちらが良い、悪い、という形になっていなかったことだろう。洋画らしく音楽でグイグイ引っ張っていく演出で、テンポも良い。

この映画を観ようと思っている人で、幸運にも、この二人のライバル関係の結末を知らない人がいるなら、ニキラウダなどについて余計な調査をしない方が良い。その方が、絶対に楽しめるはずだ。

レースシーンでは、タイヤ交換や、事故のシーンなどで「今と昔はさすがに随分違うなぁ」と感じる。そのあたりの時代感が上手に表現されていると思う。富士スピードウェイは実際に5回走ったことがあるのだが、コースの詳細は画面からはあまり伝わってこなかった。レースシーンは細切れで、実際のF1中継のオンボードカメラの方が楽しめる気がした。このあたりはフィクションがリアルを追い越せていなかったと思う。

雨のレースというのは過酷で、とにかく前が見えない。僕はアルペンスキーのレースで何度も雨のレースを経験しているのだが、目の前に迫ってくるポールを手で倒すたびに、ポールについた水が顔にかかる。ゴーグルについた水をレース中に拭くことができないので、スタートから2ターンもすると、目の前はワイパーなしの自動車で雨の中を運転しているような状態になる。練習だとすぐに「何も見えないからやめよう」となるのだが、不思議なことにレースだと、何も見えないはずなのになぜかゴールまで到達できるのだ。その間、何が起きているのかは良くわからないのだが、集中力によって、見えないはずのものが見えるのかも知れない。多分、カーレースでも似たようなことが起きるのだろう。そのあたりの「何も見えない」状態も良く表現できていたと思う。

映画とは直接関係ないのだが、以下、2つほど雑感。この映画に描かれているような怪我は、勝負の世界にはつきもので、それによって不利な戦いを強いられることは決して珍しくない。ちょうど今、ソチ五輪を目前にして、アルペンスキー男子のエースと、フリースタイルモーグル女子のエースがそれぞれ大会直前に骨折、前十字靭帯損傷の大怪我をしていることにダブる。こういう映画を観ると、彼らにも頑張って欲しいなぁと思う。また、そのスキーで大怪我をし、意識不明になっている元F1レーサー、シューマッハの意識が一日も早く回復して欲しいと思う。

実際にスポーツの世界でライバルたちと戦った経験がない人がどう感じるのかは分からないが、そういう世界にいたことがある人間の一人としては、最後まで飽きない内容になっていた。ただ、「あなたの、生涯の一本を塗り替える。」はいかにも大げさ。面白い映画だと思うが、さすがにそこまでの作品ではない。

評価は☆2つ半。  
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2014年01月30日

ベルイルのランチ

朝霞台周辺には、食べる価値がある店はそれほどたくさんはない。代表格はうどんの「おはな」だが、いつもうどんだとさすがに飽きる。ヒマラヤン食堂のカレーも捨てがたいところだが、とりあえずベルイルでも見てみるか、と覗いてみたら、まだ空席がある。

この店に最初に来たのは2012年の6月だが、

フレンチ食堂 BelleIle(ベルイル)

その後、なぜか近所の自転車警備隊のおばちゃん達に大ヒットしたようで、ランチタイムともなれば、店の前に大量の自転車が並ぶ有り様だった。もちろん、店頭には「本日は満席です」のプレートが掲げられてしまう。「こんなに常連客ばかりじゃ、逆に営業妨害だよな(笑)」などと思っていたのだが、今年になってからか、客足が少し鈍ったようで、平日の夜なども普通に空席が目立つようになってきていた。じゃぁ、ちょっと食べてみようかな、と思い、ランチでハンバーグのセットを注文してみた。
















僕はハンバーグといえば保土ヶ谷のハングリータイガーか、池袋のウチョウテンぐらいしか美味しいと思わないのだが、この店のハンバーグはそういった肉々しいハンバーグとは違い、肉の食感よりはコンビネーションを楽しむ料理だった。

肉は非常に細かくミンチされていて、肉の食感はほとんど残っていない。合わせて小松菜あたりの葉物と、内臓が練りこまれている。それを網脂で包んだ、いわゆるカイエットという、フランスの田舎料理である。ハングリータイガーなどのハンバーグとは全く別物と言って良い料理だが、これがなかなか良い味なのだ。さすがに毎日食べていたら飽きてしまうだろうが、半年に一階ぐらいは食べてみようかな、と思わされる一品だった。

せっかく住宅街にあるのだからふらっと入れるような店であって欲しいのだが、そろそろ常連さんたちの占拠も終了したのだろうか???今度は夜に行ってみようかな?  

2014年01月29日

辣椒漢のスペシャル正宗担々麺

担々麺専門店では日本でマイベストの辣椒漢だけど、スペシャル正宗担々麺というのは食べたことがなかったので、食べてみた。




なるほど、メニューによって麺を変えているのだけれど、この正宗担々麺の麺はイマイチ。この店は汁ありの担々麺のほうが明らかに上質である。

辛いというよりは花椒によるしびれが前面に出ている。そのせいもあってか、若干辛さが足りない気がしたので、「辛くしてください」とお願いしたところ、粉末状の唐辛子をざざっとふりかけてくれた。これでも意外なほどに辛さは抑えめだったけれど、最初に比べれば明らかに味に奥行きが生まれていたので、辛いのが大丈夫な人は(といっても、辛いのが苦手な人はこの店には来ないだろうが)、最初から「辛くしてください」とオーダーを出したほうが良いだろう。

次からは僕はやっぱり激辛日式担々麺に戻すつもり。  

玉こんにゃくのデスラー油炒め

ラーメンだとか、とんかつだとか、体に悪いものばかり食べていたらすっかりデブってしまってみっともないので、10キロほど痩せることにした。今回はあまり時間をかけたくない事情があって、一ヶ月で10キロ落とすことを目標にしてみた。今のところ、10日で5キロ落ちた。ダイエットも慣れればそれほど難しくない。そして、今度は新たに開発した「絶対にリバウンドしないダイエット」をやる予定でいる。

さて、そんなダイエットだが、やることといえば食事に気をつけることと、運動が二本柱。運動は特に工夫するところがないので、問題は食事である。パソコンにはりついて仕事をしていることが多いので、とかく「腹減ったなぁ」となる。そこで、「これを食べてお腹いっぱい」という食事が必要になる。今回作ってみたのは、玉こんにゃくを使った低カロリー食(多分)である。といっても、別に難しいものではない。玉こんにゃくを買ってきて、それをフライパンで炒める。その際、デスラー油を使うのがキモ。このデスラー油、何気なく作ったのだが、餃子パーティなどに持参すると大人気で、今は「次に作った時は、分けて下さい」とオーダーが来るほどである。

デスラー油についてはこちら

#基本はこのエントリー通りだけれど、実際には、玉ねぎを追加してみたり、その時の気分で色々具が変化している。

さて、このデスラー油をカレースプーン山盛り一杯程度加えるのだが、これだけだと味がシャープすぎるので、ダシを追加する。僕は、この手の料理には長野で売っているビミサンを使う。

テンヨのだしつゆビミサン

これだけだとこんにゃくに味がつきにくいので、かつお節を追加し、ざっと炒めるのである。出来上がりはこんな感じ。




厳密にはごま油とか使っているのでカロリーゼロではないのだが、低カロリー(多分)。それで、辛さで喉が乾くので、適当にトウモロコシのひげ茶あたりを飲む。これでダイエットの友は完成である。

さて、あと5キロ、がんばろう(^^  
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2014年01月28日

科学コミュニケーションの向かうべき方向

これまで散々色々な科学コミュニケーション活動をやってきて、強く感じるのは、子供と大人の感受性の違いである。

僕が一番手応えを感じたのは、北の丸の科学技術館での活動だった。実際に僕が子供達に教えたのではないけれど、子供達に接しているインストラクター達にそのコツを教えている時、一番大きな手応えを感じた。一方で、一番徒労感が大きかったのは、理研のある施設の開設にあたっての住民説明会だった。こちらは、相手に最初から話を聞く気がなく、何の効果も生まれなかった。別に反対するのは全く構わないのだが、感情論で思考停止した人達に対して科学で対応することの疲労感はとても大きかったのを覚えている。

#念のため書いておくが、科学>感情ということではない。そのあたりは拙著「遺伝子組み換え食品との付き合いかた」に詳しく書いた。

これだけを以って、大人はダメ、やるなら子供のうち、と切り捨ててしまう気はないのだが(最後まで読めばわかるけど、結論ではやっぱり切り捨ててる(笑))、科学コミュニケーションを論点に、大人と子供の違いを考えてみたい。

大人は、科学をどう考えるのか。ちょっと不思議なのは、普通に理系の学問を積んだ人であっても、時々コロっと疑似科学に騙されることである。「マイナスイオンが発生している」と聞けば、それは何のイオンなのかとか、じゃぁアルカリ性なのかとか、そもそも水がないのにどうやって電離しているのかとか、不思議に思うことが色々ありそうなのに、それを全部すっ飛ばして、「有名電機メーカーの製品だから」と、すっと受け入れてしまったりする。

先日、ある飲み会の場で「夜、寝る前に食事を摂ると太る」という話の正否について議論したのだが、不思議なことに、半分以上の人間がその説を何の検証もなしに受け入れていた。僕の場合、まず考えるのは、自分の体でどうだったかだ。太る、太らないはもちろんだが、

仮説1 夜遅く食べると下痢をする > どうも消化が悪いらしい > それなら痩せるはず

仮説2 夜遅く食べるとウンコがしっかりしている > ちゃんと吸収しているようだ > 太るはず

みたいなことがあるかどうか、考えてみた。しかし、どう考えても、寝る前に食べたかどうかによって、自分のウンコの状態が変化しているとは思えなかった。むしろ、食べてすぐに寝ると胃の上部に不快感が残り、逆流性食道炎を起こしているふしがあって、不健康な形で痩せてしまいそうな気すらする。はて、寝る前に食べると太るというのは本当だろうか?別にそういうことがあっても不思議ではないけれど、根拠が知りたいし、それが目に見える形で現れるのか、すなわち、疫学的な検証が可能なのかどうかに興味があった。そして、それをきちんと確認するまでは、その説を支持する気にはなれなかった。

それまでは「どういうタイミングで食べても、結局はどれだけエネルギーを摂って、どれだけエネルギーを排出したかの算数に過ぎない」というスタンスが科学的だと思う。

その旨反論して、じゃぁ、どういう理屈で太って、それを支持する論文はどれで、疫学的な検証はどう行われたのか、と問いただしたところ、誰もそれに応えることはできなかった。つまり、一見科学的に考えているようで、その実、ほとんどみんな、科学的には考えていなかったのだ。大人は、非常に感情的な生き物である。

この、感情に訴えることに適しているメディアがテレビである。口のうまいキャスターが説明し、もっともらしい肩書きの専門家がそれを担保する。それを見た大勢が、あぁ、そうなのか、と膝をうつ。おかげで、ヨーグルトがインフルエンザに効くと言われれば売り切れ、根野菜が冷え症に良いと聞けば売り切れるのである。マスコミ情報をすっと受け入れてしまう人達は、科学的な考え方が面倒臭くてできない。そして、自分にとって都合の良いことだけを信用する。寝る前に食事を摂らないだけで痩せる、ヨーグルトを食べていればインフルエンザにならない、根菜を食べていれば冷え性とは無縁というなら、こんなに簡単なことはないではないか。

しかし、彼らは、すぐに飽きてしまう。理論の裏打ちがなく、単に「気に入っただけ」だから、すぐに忘れてしまう。そこで、テレビは次の情報を発信するのである。日本の社会は長いこと、これを続けてきている。おかげで、朝のワイドショーは話題に事欠かず、そのたびにスーパーの棚からは特定の食材が売り切れる。これが、「日本の大人達」である。

一方で、子供達の多くは、目の前にあるものをまず観察しようとする。何も考えていない子供でも、「どうして物は下に落ちるのかな?」と質問されれば、ん?と立ち止まって考えてみるのがほとんどだ。大人は半可通の知識で「重力があるから」で終わらせてしまうところ、先入観のない子供達はちゃんと考えようとする。この時、きちんと導いてあげれば、その子供は、少なくともその時だけは、科学的なものの考え方をすることができる。彼らには、科学的な考え方を邪魔する余計な知識や経験がない。

では、なぜ多くの日本人が、理系の院卒であっても、科学的なものの考え方ができないのか。

多分、昔はできていたんだと思う。しかし、徐々にそういう考え方を忘れてしまい、やがてできなくなってしまうのだ。最初に挙げた飲み会の例で言えば、僕に対して「寝る前に食べると太る」と強弁した人達は、多分その後、何の調査もしていないはずだ。もう、自分で調べてみる、検証してみる、といった科学的な行動には移せない人になってしまった。そうなってしまうのは、やはり、環境要因が大きいんだと思う。偉い人に右と言われれば右と考えてしまう、いわば官僚主義の傀儡となっているのだろう。あるいは、試験で点さえ取れば良い、という考え方で育ったのかも知れない。教科書に書いてあることを全部素直に記憶することが、試験で良い点を取ることの最短ルートだ。

昔、オウム事件が起きた時、マスコミは「なぜ高学歴の人間たちがこうも簡単に洗脳されたのか」と疑問を呈していたけれど、それを見ていたほとんどの日本人たちも、すっかり日本的な思考スタイル、科学ではなく、偉い人の意見に従う、というスタイルに飼いならされているのではないだろうか。なぜって、そのスタイルは時間が全くかからないのだ。気に入ればオッケー、気に入らなければ拒否、感情による判断は一瞬のうちに下される。こんなに楽で簡単なことはない。

そして、そういう大人達が「気に入った!」と考えたことを、外部から修正するのには物凄く大きな力を必要とする。おかげで「遺伝子組み換え食品は危険」とか、「農作物は無農薬が一番」みたいな、「ん?」と思ってしまうような主張が簡単に受け入れられ、それが根強く残ってしまう。この20年ぐらい、僕が、今「科学コミュニケーション」と言われる活動をやってきて感じるのは、大人に対する科学コミュニケーションは、タイミングを厳選しないと徒労に終わる、ということだ。そのチャンスは、例えば原発が吹っ飛んだ時に、放射線による健康被害について論じる、みたいに、滅多なことでは訪れない。

例えば、農薬の話なら、無農薬のオクラを買ってきて、一週間ぐらい放置しておくと面白いことが起きたりする。中から芋虫がでてくるのだ。そして、その芋虫を見せて、「無農薬のオクラを食べていると、こんなのも一緒に食べているんですよ」と感情に訴えることが可能だ。一方で、スーパーで売っているオクラからはそんなことはまず起きない。しかし、では、どういう場面で彼らにそれを提示するのか。彼らが、農薬の利について知りたいと思わない限り、そのチャンスは訪れない。そして、ニーズもないのに、農薬の是非について説明するために実験をするのも馬鹿らしい。正直、僕は無農薬野菜が食べたい人は食べれば良いと思っているし、農薬を使うことの良さをことさら主張する気もない。世の中のほとんどの人がこんな気持ちなんだと思う。それでも、ほとんど誰も困らないから。

こんなことが科学を巡るあちこちで起きていて、だからこそ、大人に対する科学コミュニケーションはほとんど全て無駄なのだ。

じゃぁ、どうすれば良いのか。大人とのコミュニケーションはさっさと諦めて、子供に教えるしかない。大人に対しての科学コミュニケーションが絶望的なことに対して、子供に対するそれはまだまだ希望がある。子供は、直感で考えないようにトレーニングすれば、きちんとそれができるようになる。僕はどうしてそうなったのかな?と思い返してみると、子供の頃から多湖輝の「頭の体操」を読んでいたことが大きいかも知れない。ただ、これも、誰にでも当てはまることではないし、子供の顔を見ながら考えなくてはならないはずだ。今、彼らにきちんとした科学的なものの考え方の習慣を植え付け、それを摘み取らないようにすること。そのための環境を少しずつでも整備して行くことが大事だと思う。

え?大人はどうするのか? もう、諦めましょうよ(笑)。例えば、偏差値105とか、pH16とか、重い物は先に落ちると聞いて「え?」っていう大人は、もうねぇ。

#もちろん、「知りたい!」という人には教えますけど。  
Posted by buu2 at 15:29Comments(1)TrackBack(0)日記││編集

東京家族



「小さいおうち」のプロモーションの一環としてテレビ放映された奴を録画で観てみた。元が146分、放送が174分(CM込み)なので多少カットされているかも知れない。

小津安二郎監督作品(1953年)のリメイクだが、物語はすっかり現代に変更されている。

ごく普通の田舎に住む老夫婦が上京してきたところから映画はスタート。田舎を離れてそれぞれに暮らしている老夫婦の子どもたちを交えながら、老夫婦の東京での数日間の生活を中心に描いている。

さて、この映画、どこにでもありそうなありふれた家族を描いているのだが、観ていて微妙に違和感を持つ。それは、普通のシーンでの会話がおかしいからである。「この場面で、もう孫が大きいくらいの老夫婦はこんな会話は交わさない」と思わされる。それは、内容も、しぐさも、である。

あるいは、飲み屋でのシーン。大騒ぎをする老人二人組に、隣に座ったサラリーマンたちがうんざりして席を立つというシーンがあるのだが、老人二人の飲みっぷりは全く普通で、あの程度で女将に文句を言いながら店を出るのでは、クレーマーである。

恐らく「普通の東京の今」を描きたかったんだと思うのだが、見事にそれに失敗している。これは、脚本と演出がマズいからだ。「普通」を描いたはずなのに、普通の描写がマズかったら話にならない。

一方で、家族の中にアクシデントが発生してからは、映画は妙にピタッとはまってくるのだ。泣いたり、怒ったりという、喜怒哀楽がはっきりしてきてからは、違和感がない。「平常」と「非常」の落差によって描かれるはずだったものは容易に想像がつくのだが、残念ながら、その輪郭をくっきりさせる役割を担うはずの「平常」の描写がダメだったために、全てが台無しになってしまった。この映画が、アクシデントにフォーカスした作品ならこれで問題ないのだが、「おかしくて、かなしい。これは、あなたの物語です。」というキャッチコピーにはフィットしない。

とはいえ、背後に何気ないシーンを盛り込んで、映像自体に奥行き、立体感を持たせる手法はなかなかで、ちょっとわざとらしすぎる部分もあったけれど、映画ならではの見せ方をしていたと思う。

この作品の最大の成果は、まだ小津安二郎の「東京物語」を観ていない人に、観てみようかな、と思わせたことかも知れない。そういうトリガーとしては成立していると思う。

評価は☆1つ。  
Posted by buu2 at 10:47Comments(0)TrackBack(0)映画2012││編集

2014年01月27日

必死剣 鳥刺し



正月にテレビでやっていたので、録画しておいて観てみた。

なるほどねぇ、と思わされるどんでん返しがあったし、池脇千鶴は相変わらず可愛いし、全体の物静かなトーンも雰囲気あるし、殺陣も迫力があるし、脚本も説明的にならず凝っている。それなりに見どころはあったのだが、難点がふたつ。一つ目は肝心の「鳥刺し」がイマイチ良くわからない。大体こういうことなんだろうな、と想像はつくけれど、謎は謎のままで放置されてしまった。だからこそ「秘剣」であって、誰にも理解できない、ということかも知れないが、喉に小骨が刺さったままの気分である。もう一つは三左ェ門と里尾の顛末。ここまでずっと説明や余計なシーンを省いてスリム化してきたのに、ここだけ冗長になってしまった。こういうシーンは何も見せずに終わらせたほうが良かった。どうせ、観る側はラストで「あぁ、そうだったのね」となるのである。

ストーリーが破綻しているわけではなく、むしろスッキリまとまっているだけに、映像化に際しては映像の中で破綻なくまとめて欲しかったし、一箇所だけ説明過多になってしまったのが惜しい。

評価は☆1つ半。  
Posted by buu2 at 15:28Comments(2)TrackBack(0)映画2010││編集

2014年01月26日

小さいおうち

(多分)巨匠、山田洋次監督が描く実に凡庸なドラマ。

宣伝で書かれていた「秘められた意外な真実」とは何なのかに思いを巡らせて、こんな結末だろうか、それともあんな結末だろうか、と期待していたら、何もなかった。というか、全部ストレートに描かれてしまっているので、意外性など皆無である。良くもまぁこんなくだらないストーリーにお金をかけて映画化したなぁ、と感心してしまう。

以下、若干のネタバレを含むけれど、朝日新聞の映画評でもバラされていたことなので書いてしまう。ネタバレが嫌な人はさようなら。




時子(松たか子)と正治(吉岡秀隆)の間にもっと意外なことがあるのだろう、とか、タキ(黒木華)は実は大きな勘違いをしているのだろう、とか、ラストのどんでん返しに期待していた僕が馬鹿だった。帯の一件とか、そんな幼稚でわかりやすいことがあるか、馬鹿、という感じだし、それをラストで種明かしするならまだしも、進行形で登場人物に語らせるとは。「どうせ観客は馬鹿だから、ちゃんとわかりやすく説明してやらなくちゃ」という配慮なのかも知れないが、これでは小説でいうところの「行間を読む」という作業が全くなくなってしまう。「次はどこそこの村に行け」「その次は城に行って王様に話を聞け」と、一々事細かに次にやることを指示してくれるロールプレイングゲームのようで、こういう映画を、『つまらない映画』という。

役者陣はなかなか豪華である。主演は格の違いからなのか、なぜか松たか子ということになっているけれど、実質的には黒木華。去年から映画とドラマに大活躍している和風顔の若手女優がこの映画でもきちんとした演技をみせている。それに食われてしまった感が若干あるものの、松たか子も無難な演技である。「北の国から」の純と蛍の共演も楽しみの一つだし、木村文乃や夏川結衣といった綺麗どころをちょい役で使っているところもなかかな豪勢である。しかし、それもこれも、稚拙な脚本で台無しである。皮肉にも、劇中で大伯母のタキが「頭は良いけれど想像力が貧困な若者」を批判しているけれど、映画の制作サイドは観客のことを同様に想像力が貧困だと思っているのだろう。

したがって、映画を見終わっても、余韻のひとつもない。これが、「ねぇねぇ、気が付いた?帯がさ・・・」とでも話し合えるなら、「ええっ!そうだったの?」とか、「もう一回観てみよう」という気にもなるのだが、そんな部分は何一つない。

日本が置かれている国際的立場の変化を、登場する社長たちの会話を通じて表現している点も同様だ。あまりにも説明的なセリフばかりで辟易とする。セリフで説明するならもっと遠回しにすべきだし、セリフではなく映像で観客に感じさせるのが映画人の役目ではないのか。

想像力が貧困な若者ではなく、136分という長い上映時間の途中にトイレを我慢できなくなるようなお年寄りのために、必要以上に説明的に作ったのかも知れない。そういえば、一桁しかいない観客だったのに、二人も途中でトイレに立ったようだ。しかし、普通の映画ファンには全く楽しめない内容なので、一年後ぐらいに早送りできる環境でざーーーっと観てしまえば良いと思う。

#このレビューを読んで、「うわっ!ネタバレだ!」と思うかも知れないが、天下の朝日新聞ですら「旦那様の部下の青年と奥様のただならぬ仲を、タキが察知するのも奥様の帯から。まだ姦通(かんつう)罪は存在し、勝つはずの戦争は泥沼状態へ」と映画評に書いているのだから安心、安心。

評価は☆ゼロ。年始早々から「この映画はいったい誰が観に行くんだ!?大賞」の候補作の登場である。  
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2014年01月25日

2013年公開映画 ベスト&ワースト 邦画編

1位 かぐや姫の物語 ☆☆☆
ジブリならではの映画で、さすがと言うよりない

2位 四十九日のレシピ ☆☆★
二階堂ふみが素晴らしすぎる

3位 地獄でなぜ悪い ☆☆★
最大の見どころは間違いなく二階堂ふみの胸元

4位 そして父になる ☆☆★
是枝監督は相変わらず子役の使い方が非常にうまい

5位 舟を編む ☆☆★
起伏のない単調なストーリーを見事に料理していた脚本が見事で、途中で眠くなることもなく最後まで楽しめた

6位 麦子さんと ☆☆★
余貴美子の存在感が抜群

7位 横道世之介 ☆☆★
役者に存在感があり、脚本の出来も良い

8位 風たちぬ ☆☆★
宮駿の宮駿による宮駿自身のお葬式映画

9位 俺はまだ本気出してないだけ ☆☆★
大きな仕掛けがあるわけではないけれど、テンポ良く進む脚本が良い

10位 凶悪 ☆☆
もうちょっと上手に料理したら傑作になりそうな素材だけに惜しい

11位 さよなら渓谷 ☆☆
作品の良し悪しよりも、ネタバレの広告が酷かった

12位 利休にたずねよ ☆☆
そこそこ面白かったが、「わび」を描いているために静かすぎて眠くなる

13位 ボクたちの交換日記 ☆☆
展開自体全く新しいものはなく、一言で表現すれば「ベタ」なんだけど、それでもそれなりにジーンとしちゃうのがちょっと悔しい

14位 脳男 ☆★
素材が良く、役者も部分的に良いので、もっと良く出来たんじゃないかな?と、欲張りたくなる

15位 武士の献立 ☆★
主演の上戸彩と監督・脚本がダメ

16位 ガッチャマン ☆★
ダメな映画だけど、ダメ方向にも突き抜けず中途半端

17位 クロユリ団地 ☆★
クライマックスに近づけば近づくほど演出が不自然に過剰になるし、特撮はちゃちくて、全体の雰囲気がおかしくなってしまった

18位 清須会議 ☆
三谷幸喜の「俺って、こんな役者とマブなんだぜ」といういつものアレ

19位 奇跡のリンゴ ☆
背後に妙な思惑が感じられて気持ち悪い

20位 R100 ☆
監督自らが「ヤバイかな?」と怯んでしまっては、観る側も「ヤバイだろ」となる

21位 キャプテン・ハーロック ☆
福井晴敏って脚本の才能ないなぁ、というのが良く分かる(1)

ワースト10位 県庁おもてなし課 ☆
脚本や演出がダメなら、役者を観るか、と思えば、主役の錦戸亮が異常なまでに下手くそでびっくりした

ワースト9位 藁の楯 ☆
「何が起きても不思議じゃなかったけれど、結局それかよ」という感じで、広げた風呂敷を畳みきれなかった

ワースト8位 真夏の方程式 ★
物理学者の湯川の知識がほとんど活用されない、意味不明な映画

ワースト7位 千年の愉楽 ★
言葉足らずの印象が強く、せめて前後編ぐらいにして、もうちょっと丁寧にそれぞれの登場人物たちを描くべきだったのではないか

ワースト6位 二流小説家 ★
特にツッコミどころもなく、単にダメなだけの三流映画だった

ワースト5位 人類資金 ★
福井晴敏って脚本の才能ないなぁ、というのが良く分かる(2)

ワースト4位 謝罪の王様 無☆
設定は良かったがすぐに息切れ、予告編だけで終了

ワースト3位 探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点 無☆
一つ目が大ヒットしてしまい、慌てて作ったのは良いけれど、ストーリーがなかった(^^; カッコ良いヒーローが大活躍するでもなし、すげぇ可愛いヒロインが愛想を振りまくでもなし、眼を見張るようなアクションがあるわけでもなし、引き込まれてしまうストーリーが展開されるでもない

ワースト2位 タイガーマスク 無☆
哀川翔の呂律がまわっていないのが印象的、予想通りのクソ映画

ワースト1位 永遠のゼロ 無☆
三浦春馬と吹石一恵のダブル大根役者、ダメな脚本、特撮もダメ、の三拍子揃ったダメ映画


2013年の最大の収穫は、福井晴敏が脚本家として全く才能がないということがわかったことです。  
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2014年01月24日

高血圧対策には何が有効か?

過去に、「高血圧にトクホとか、どうなの?」というエントリーで、

http://buu.blog.jp/archives/51289947.html

こうやって高血圧対策をしてみて思うのは、

1.食餌制限、健康食品などは全く効果がない
2.運動などは全く効果がない
3.薬は効く


と書いたのだが、最近の自分の体験で、これは正しくないと思うことがあったので、追記訂正しておく。

この記事を書いた後、起きたことをざっとまとめると、次のようになる。

1.体調を崩し(一昨年の9月)、運動が思うようにできなくなって体重が増えた(70キロが78キロ)
2.血圧が上がった(120-80程度だったものが、145-100ぐらいになった)
3.薬を変えたが、効果はなかった(カルブロック、オルメテックをやめてアジルバにした。ナトリックスは継続して服用)
4.体調が戻ったので運動を再開したところ、体重が減少した(現在、74キロまで減量。ダイエット続行中)
5.血圧が下がった(105-75程度)

ダイエットを開始したのは1月15日頃からで、血圧の低下はそれからすぐに起きた。まだ、今後の推移に注目すべきだが、体重の減少だけでは効果がなくても、降圧剤を服用している場合は効果があるようだ。僕の場合はそれが顕著だった。そこで、当面は

1.食餌制限、健康食品は、それだけでは全く効果がない
2.運動は、それだけでは全く効果がない
3.薬は効くが、それに頼り切るのは良くない
4.体重の減少、薬の服用を複合した場合、大きな効果が期待できる

と変更しようと思う。  
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2014年01月23日

総統閣下はお怒りです「金のエンゼルを探せ!」

モリタック:総統!日本テレビの調査によれば、森永のチョコボールでは金のエンゼルが当たる確率はたったの0.04%らしいですよ!

閣下:ちょっと、大きいのか小さいのか、わからない数字だな。

ヒロッコ:でも、どうやって調べたのかしら?

モリタック:日テレのサイトに載ってましたよ。


ザ・確率 第2弾
http://www.ntv.co.jp/zip/onair/hatenavi/404456.html

閣下:なんだこれ。日テレって、馬鹿の集団なのか?恥ずかしくもなく、こんな文章を載せておくとは。あとで削除されたら困るので、問題の箇所を抜粋しておこう。

合計1000個のチョコボールを用意しました。
ちなみに、1000個で59,576円。

しかし、1000個のチョコボールを開けたのに『金のエンゼル』は1枚も出ませんでした。
これでは確率を出すことができません!ということで、さらに購入し調査再開です!
2443個目を開けたところで、『金のエンゼル』を引き当てることができました!!!

ということで森永のチョコボールで
『金のエンゼル』が出る、ザ・確率は2443分の1。
確率はおよそ0.04%でした!


モリタック:これのどこが馬鹿なんですか??

閣下:お前、わからないの?

モリタック:もちろん・・・

ヒロッコ:わからないのよね?

モリタック:わかりません

閣下:我が国の教育は一体どうなっておるのだ?

ヒロッコ:申し訳ありませんm(_ _)m

閣下:問題点の1つは、金のエンゼルを当てたところで調査を終了したことだな。

モリタック:これだと、何がまずいんですか?

閣下:もしもう一個買ってみて、やはりハズレだったらどうなる?

モリタック:確率は、2444分の1になります。

閣下:じゃぁ、あと1000個買ったら?

モリタック:えーっと、最初に1000個買っても当たらなかったんだから、次の1000個も当たらないはずです。

閣下:なるほど。じゃぁ、当選確率は3444分の1になるんじゃないのか?

モリタック:うーーーーーん????

閣下:じゃぁ、そのあと3000個買ったらどうだ。

モリタック:えーと、今度は1つは当たるはずです。

閣下:それなら、当選確率は6444分の2になるはずだな。

モリタック:その通り!

閣下:結局、当選確率はいくつなんだよ?2443分の1なのか、2444分の1なのか、3444分の1なのか、それとも6444分の2、すなわち、3222分の1なのか。

モリタック:でも、あとの3つは、総統閣下の脳内調査ですよね??

閣下:そうだよ。

モリタック:それは何かおかしい気がします。実際に買ったのは2443個だから。

閣下:じゃぁ、話を変えてみよう。ヒロッコ、サイコロを用意してくれ。

ヒロッコ:はい、どうぞ。

閣下:ここにサイコロがある。目は1から6まである。1の目が出る確率はいくつだ?

モリタック:6分の1ですよ、当たり前です。

閣下:では、調べてみよう。

(コロコロコロ・・・・、目は3だった)

閣下:ふむ。じゃぁ、もう一度振ってみるぞ。

(コロコロコロ・・・・、目は1だった)

閣下:なんだ、二回振ったら1が出たぞ。確率は2分の1じゃないか。

モリタック:あれれ???

ヒロッコ:ほら、6分の1じゃないじゃない。どうなっているの?

モリタック:いや、今のはたまたま1が出ただけですよ。ここで終了じゃなくて、もっと何度も振っていればだんだん6分の1に近づくはずです。

閣下:その通りだな。モリタックにしては珍しく正論だ。

ヒロッコ:それで、金のエンゼルについては不思議に思わないのかしら(笑)

モリタック:あれ???えーーーっと・・・・

閣下:この、日テレの調査は、当たりが出るまで調べて、そこで調査を終了して、確率を論じている。これは2回目で1が出たから確率が2分の1と言っているのと全く同じなんだよ。本当はもっとサンプル数を増やす必要がある。一個当たったのはたまたまであって、仮にそれが一個目だったら、「当選確率は100%」になってしまう。

ヒロッコ:サンプル数が少ないというのが第一の問題点、当たりが出たところでやめてしまったというのが第二の問題点ね。

閣下:この程度のオツムで「ザ・確率」とか言っているところが馬鹿丸出しだな(笑)

モリタック:テレビ関係者は馬鹿しかいない、ということですね!

ヒロッコ:最初に見かけた奴が馬鹿だから、全部馬鹿というのは、この金のエンゼル理論と一緒よ?

閣下:とはいえ、関係者の誰ひとりとしてこの間違いに気が付かずにネットに掲載して放置しているのだから、あながち間違いとも言い切れないな(笑)

モリタック:じゃぁ、結局、金のエンゼルが当たる確率はどのくらいなんですか?

閣下:さぁ?10万個ぐらい買ってみれば見当がつくんじゃないのか?多分。

モリタック:そんなに買えませんよ!大体、そんなにたくさんのチョコをどうするんですか!!大体、10万個ぐらいっていい加減すぎです!

閣下:そりゃそうだが、厳密には、誤差と信頼水準をきちんと設定して、どのくらいの標本数が必要なのかを計算する必要があるんだよ。

モリタック:全然わかりません。突然、難しい言葉がたくさん出てきて・・・

閣下:そうだと思ったから、適当に答えたんだよ。もっと詳しく知りたければ、統計の勉強をするんだな。

モリタック:えぇぇぇぇーー

ヒロッコ:モリタックはその程度でも良いけれど、内閣の支持率とかを調査するようなマスコミが、この程度の知識しかないというのは嘆かわしいことよね。

閣下:どうせ適当に調べて、その数字をべらべら喋っているんだろう。この記事を読んだだけで、底が知れるというものだ。

ヒロッコ:まったく。でも、モリタックはどうして金のエンゼルの当選確率が知りたいの?

モリタック:おもちゃのカンヅメが欲しいんです!

閣下:それなら、ヤフオクで落札しろよ。「おもちゃのカンヅメ」で調べれば山ほど出てくるぞ。50個ぐらい買うお金を出せばすぐに落札できるぞ。それならデブる心配もなくて、お前にはピッタリだよ。

  

2014年01月22日

初心者向けガンダム・コンクエストにおける戦争のコツ

ガンダム・コンクエスト(以下ガンコン)はなかなか面白いゲームだと思うのだが、残念ながらマニュアルが良くない。導入直後ということもあって、ネットにもノウハウ情報が十分に蓄積されておらず、試行錯誤の上で「あぁ、そういうことか」と理解するよりない。そういうわけで、「ちょっとやってみたけれど、良くわかんないからやーめた」という人が続出している気配である。そこで、別にバンダイから何かもらったわけでもないのだけれど、ガンコンの主力要素「戦争」についての初心者向けTIPSをまとめておく。なお、戦争はある程度のクエストを処理しないと参加できない。

1.どこかの同盟に入るべし
同盟に入ると、報酬が増える。強い同盟だと、さらに増える。しかし、同盟には参加者数に制限があって、どこの同盟も貢献度が高い人を参加させたがる。なので、いきなり強い同盟に入るのは難しい。どこでも良いので、まずはそこそこに人数が多そうな同盟に入るべし。

2.参戦は、なるべく端のほう
真ん中は主戦場になって、課金プレイヤーが物凄い兵力で戦っている。ここに初心者が飛び込むと、あっという間に攻撃されて全滅、やることがなくなる。そこで、最初のうちは、極力、端の方で戦うに限る。

3.ビンゴカードの完成を目指す
対人戦闘は無理なので、空き地の占拠とNPCとの戦闘をやる。キラキラ光っている場所のそばの空き地を占拠し、そこに戦艦を配置、レーダーで索敵し、エース機を見つけたら、弱そうなエースなら戦闘、強そうなら放置する。これを繰り返して、ビンゴカードの完成を目指す。

4.参戦直後にやること
自分の拠点の近所に低レベルの小規模拠点を見つけたら、参戦直後に最強のユニットを派遣し、これを叩く。低レベル小規模拠点は開戦直後に奪い合いになるので、ソッコーでやっておく必要がある。レベル1なら白で表示されているので、すぐにわかる。

5.ユニットの構成
強いユニットも、弱いユニットも、3回も出陣したら燃料切れで回復待ちになる。そこで、強いユニットを2つ、弱いユニットを3つ用意し、低レベルの空き地の占拠には低レベルユニットを派遣する。低レベル小規模拠点や、低レベルエース機を見つけた場合にのみ、強いユニットを派遣する。なお、戦艦の移動には時間がかかるけれど、一度戦艦を配置してしまえば、戦艦間や自分の前哨基地の間でのユニット移動はなぜか瞬時に行える。これを多用すべし。また、ユニットは3機構成を基本とし、HPの高い機体を前衛に置くのが良い。

6.ぶっ壊れたモビルスーツの修理
戦争中にもやろうと思えばやれるけれど、時間がかかるので、次から次へと別のモビルスーツを使ったほうが良い。パイロットも同じ。疲労したら、次のパイロットを使う。使えるモビルスーツやパイロットがいなくなったら、あとは終戦後の報告と報酬を楽しみにしつつ、放置。逆に言えば、モビルスーツの整備は戦争参加前にやっておく必要がある。

7.整備すべきモビルスーツ
バランス良く、が基本。強いモビルスーツばかり整備しても、ユニット内のコスト制限に引っかかって使えない。低コストモビルスーツの整備も重要。  
Posted by buu2 at 12:02Comments(0)TrackBack(0)ゲーム││編集

2014年01月21日

かつ銀のカキフライ

かつ銀で夕食となったのだが、ダイエット中につきとんかつは自粛してカキフライのみを食べた。




過去の評価はこちら。

かつ銀  
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2014年01月20日

維新商店

横浜駅でマイ・ベストだった「維新」がいつの間にか店の名前が変わっていたので、食べてみた。




名称:維新商店
種類:東京
場所:横浜
注文:中華そば
評価:6/ABB
2014.1.20
コメント:麺は平打ちの縮れ麺。平打ちタイプとしてはかなり細くて薄い。平打ちなのでやや太めとも言えるけれど、食感などは細麺と言って良い。以前と同様、若干柔らかめに感じるけれど、ギリギリで許容範囲。そして、その麺の心許なさと引き換えに手に入れたのがスープの絡み。スープの絡みだけで言うなら最高レベルと言って良いだろう。

スープはトンコツ鶏ガラブレンドの醤油味。スープの上層にかなり厚めに脂が浮いている。これによって味がぼけそうなところ、かなり濃口の味付けでそれをクリアしている。おかげで味がないと感じることはないのだが、醤油からと思われる苦味まで強調されてしまっているのが残念。とはいえ、生姜が効いたスープは横浜駅周辺では一番美味しいと思う。

チャーシューは豚のモモ肉の煮豚。これといった味付けがあるわけではないが、肉質がまぁまぁなので普通に美味しい。ただ、追加でトッピングするだけの魅力はない。

以前から横浜駅周辺では一番美味しいラーメン屋だと思っていたが、店名が変わってもその評価は変わらなかった。

店名 維新商店
TEL 045-324-0767
住所 神奈川県横浜市西区北幸2-10-21 横浜太陽ビル 1F
営業時間 11:00〜15:00 18:00〜22:00(L.O.21:45)
定休日 日曜日  

2014年01月19日

月島ロック




名称:月島ロック
種類:東京
場所:月島
注文:月島ロック
評価:6/ABB
2014.1.18
コメント:麺は細めのストレート。小麦にこだわっている店は麺の臭みが気になる店が少なくないのだが、この店は余計な臭みがなく、上質な麺を楽しめる。コシ、スープの絡みともに良好。

スープは豚骨ベースの醤油味で、生姜が前面に出ている。その存在感はかつて神保町で僕たちを楽しませてくれた立ち食いラーメンの名店、「ピカ一」を思い出させる。ピカ一が閉店してから10年以上経ち、その間相当数のラーメンを食べてきているが、食べている最中にあの店の味を思い出したのはこれが初めてである。豚骨中心のスープは脂が前面に出てしまって味がボケがちだが、この店はそこもギリギリでクリアしている。ただ、非常に惜しいことに、スープに苦味がある。このルーツが生姜にあるのか、醤油などの他の食材にあるのかは不明だが、スープの質をわずかに落としてしまっている。

チャーシューは普通に美味しい。

評価は6点だが、個人的には好みの味なので、魚介や鶏など、他のスープも試してみたい。

店名 月島ロック
TEL 03-3532-3172
住所 東京都中央区佃2-16-7
営業時間 [月〜土]11:30〜14:00 (L.O13:50) 18:00〜25:00 (L.O24:30) [祝] 11:30-15:00 (L.O14:50) *ラーメンスープがなくなり次第終了
定休日 日曜  

ほとりの朔子

二階堂ふみの最新作ということで、舞台挨拶つきの初日公開を観てきた。

正直に言えば、評価はハズレ。多分、こういう映画が好きな人もいるんだと思うが、僕には合わなかった。方向で言えば、「めがね」のような作品で、大きな展開がないままに淡々と進んでいく。長回しを多用した撮影手法、灰色の空に灰色の海といった日本らしい海岸の描写、BGMを極力使わない演出、これらの全てが、少しずつ僕の好みからはズレていた。おかげで映画はかなり長めに感じたし、眠気も強かった。

大人と子供の境界領域にいる女の子を描いたという主旨はわかるんだけど、あまりにも遠回しで、隔靴掻痒な感じがする。こういう表現手法がありだということもわかった上で、もうちょっと良い作品にできるんじゃないかな、と思う。特に感じたのがややわざとらしく感じられてしまう会話シーンの演出で、おばさん数名による会話のシーンがことごとく不自然に感じられた。

二階堂ふみを目当てに行ったので、他の俳優についての事前情報は何もなかったのだが、あれ?この人、最近どこかで見た記憶が・・・と引っかかる役者さんがいて、頑張って思い出したら、ごちそうさんに出てきた詐欺師のおじさんだった。

「いちだんらく」を「ひとだんらく」と喋っているシーンが修正されていないのもちょっと残念だった。どうして最近の表現者はこうやって日本語に対して杜撰なんだろう?「ひとだんらく」と言ってしまうのは「ひとあんしん」とか、「ひとくろう」との混同なんだろうが、この作品の関係者が誰一人として気が付かないというのは困ったものだ。

評価は☆1つ半。


以下、写真撮影不可だった舞台挨拶の概略。

挨拶
深田監督:本日はたくさんの映画が公開される中、この映画に来ていただきありがとうございました。素晴らしい俳優さんたちが出ているので、その演技を楽しんでいただきたいです。少しでも面白いと感じたら、友達などに「こんな映画がある」と知らせて欲しい。

鶴田:今日は寒い中ありがとうございました。私も観て、「良い映画だったな」と思った。お気に召したら、宣伝お手伝いよろしくお願いします。

二階堂:今日は劇場まで足を運んでいただきありがとうございます。ようやく皆さんに観ていただける日を迎えることができて嬉しいです。これを観て、黒執事も観ていただければと思います。マイナスイオンたっぷりの映画なので、癒やされて帰っていただければと思います。

太賀:今日はありがとうございました。これからみるんですよね。どう受け取ってもらえるか、どきどきしている。楽しんでもらえたら・・・すいません、何言ってるんだろう。パニクってます。自分にとって、この作品は素敵な出会いがあって、僕にとっても特別な映画になっていて、自分が出ていながらも、胸を張ってこれは面白いなと言えます。

杉野:初日に来ていただきありがとうございます。この作品は一昨年の夏に撮った作品ですが、夏に撮った作品が真冬に公開され、ちょっと季節外れな感じですが、夏を恋しがって観ていただければと思います。プロデューサーとしてはベストな配役ができたと言えるほど、皆さんはまり役なので、演技もちゃんと観ていただけると嬉しいです。

一問一答
「今回、若い女の子を描いた背景は何ですか?」
監督:2012年に二階堂さんが私の映画を観てくれて、気に入ってくれたということを耳にした。その後、多摩映画祭でお会いした際に「じゃぁ撮りましょう」ということからスタートした。二階堂さんで何か作ろうというところからスタートして、じゃぁ、バカンス映画でどうか、とみんなで話し合った。バカンス映画はヨーロッパには良くあるし、ジャンルがあるけれど、日本でバカンス映画というのは矛盾があって、そもそも日本にはバカンスがないじゃん、というのが面白かった。日本でバカンス映画というと、フリーターとか、30代、40代でも成長できないとか、精神的に成長できないダメな大人に行き着いちゃうんだけど、私としてはそうはしたくないな、と。それで、浪人生という設定を借りて、限られた時間の中で何でもできるけど何もできないという、いわば自由なバカンスの時間を描けたんじゃないかと思う。

「大変だったエピソードなど、ありましたら教えて下さい」
鶴田:大変だった思い出が残っていない。夏休みの思い出という感じ。ふみちゃんのおばという役だったが、その立ち位置が物凄く良くて、娘のようだけど、親ほど責任がなくて、ある種友達のようにも接しられるし、でも、人生の先輩としてアドバイスもできるし、おばと姪という関係が楽しかった。

二階堂:苦労は何もなかった。夏休みに川に遊びに行った感じ。他の作品と掛け持ちしていて忙しい時期だったこともあり、もう一本やっていた作品が激しい役だったので(「地獄でなぜ悪い」のこと)、そこで戦って、こちらでのんびりボケーとして、鶴田さんとおしゃべりして一日が終わる感じだった。海に入って、川に入って、大賀君と遊んで、そんな現場だった。

太賀:バカンスに行ったという感じで撮影のことを覚えている。この映画自体も凄く記憶の肌触りみたいなものと似ていて、それが・・・あれ?何の話でしたっけ?あの、そんな映画だと思っていて、自分も思い出してみるとそこにいただけという、出会い頭の物語みたいだった。たまに、記憶の片隅にあるものを引っ張りだすことができるような作品だった。観た人がどう思うのか、楽しみ。

杉野:最近の日本映画にはない雰囲気になっている。何も考えずに観ても楽しめるし、あのセリフってここにつながっていたのかな、と、良く考えても楽しい。疲れているなら、眠っているような気分で観てもらえたら。五年前に太賀君と一緒に仕事をしたいと言ったのに、彼はそれを忘れていて、(太賀:覚えてます)覚えてます?まぁ、いいや。皆さんのことは人間としても大好きだし、役者としても尊敬している方々なので、そういう方々と一緒にやれて良かった。

最後に監督から
監督:とにかく、2時間5分、ちょっと長めですが、楽しんで下さい。もし良かったら、感想など教えてください。  
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2014年01月18日

総統閣下はお怒りです 20140117 ゲスト:立体作家 吉島信広氏

今日の「総統閣下はお怒りです」は銀座の万画廊から、立体作家吉島信広氏をゲストに迎えての放送でした。2014年新作展の全作品について吉島さん自ら解説をしてくれました。

下記で録画をみることができます。

  

2014年01月17日

麦子さんと

ほとんど生き別れ状態だった母親と娘を描いた作品。過去の母親のシーンで兄が全く登場しないという不自然な描写があったり、ボーリングの投球シーンでカットの前後に不整合があったり、田舎の景色が明らかに山の街なのに何故かすぐそばに海があったりと、ツメの甘い部分もいくつかあったのだが、基本的にはほとんどの役者がそつなく演じていて、良い感じに仕上がっている。

普通、小説でも映画でも、描かれるのは「喪失と再生」で、大抵の作品では何かを失った悲しみから立ち直るところで終了する。顕著な例が村上春樹の「ノルウェイの森」だが、この作品の主人公にはそもそも「喪失感」がない点が新しくもあり、今どきでもある。これ以上は映画のラストにも関係するのでここには書かないけれど、良いストーリーだったと思う。

一番良かった役者は余貴美子で、脇役ながらも絶大な存在感だった。他の役者も健闘していて、「ちょっとねぇ」というのはガダルカナル・タカぐらいだろう。堀北真希は、以前はただ可愛いだけ(とはいえ、尋常ではない美少女だったが)の女優だったけれど、「白夜行」あたりからだいぶ女優っぽくなってきていて、本作ではほとんど違和感がなかった。

それにしても、海無し県の山梨県でほとんどの場面を撮影しておいて、なぜ海の場面を無理やり挿入したのか、意図不明である。富士山を除いて、海を追加することに寄って、設定されている地域を不明確にしたかったのだろうか??

評価は堀北真希の可愛さに☆半分おまけして☆2つ半。  
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2014年01月16日

武士の献立

「南極料理人」など、料理映画は邦画、洋画を問わずなかなか良い作品が多いので、期待していた。

江戸時代、将軍家の料理を担当した武士を描いている。

最初のうちは上戸彩演じる料理上手の女性を中心にまわって行くが、途中から高良健吾演じる包丁侍の物語になってしまう。この辺りの構成に一貫性がないのが残念。また、所々で独白形式のストーリー解説が入ってしまうのも脚本力の低さを感じる。加えて、それを語る役者の声の演技力にも問題があるので、どうにもB級感が拭えない。

料理のうんちくを目一杯盛り込むのかと思えばそんなこともなく、人間模様に注力するのかと思えばそんなこともない。料理の腕で出世する話にはなっているものの、なぜ料理に興味のない武家の人間が料理の腕を振るえるようになったのかもわからなければ、部下の確保、養成をどうやったのかもわからない。一事が万事中途半端で、素材は面白そうなのに、凡庸なできになっていて非常にもったいない。

これ、主役を上戸彩ではなく黒木華がやっていれば、それだけで1ランクアップしただろうし、監督・脚本が別の人ならさらに良い作品になっていたと思う。これは「武士の家計簿」の脚本と仲間由紀恵がダメだったのと全く一緒である。

あと、タイトルもイマイチ。

評価は☆1つ半。  
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2014年01月15日

Waterlogue作品集

iPadで購入したWaterlogueという写真加工ソフトの出来がなかなか良い。以下、そのソフトで加工した水彩画集。

スカイツリーの展望台



スカイツリー



キュベレイ



空港



脳みそのMRI



生牡蠣



カエルの焼き物



古い農村の風景

  
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2014年01月14日

蓬莱屋

大正初期の屋台をルーツにして、昭和初期に現在の場所に店を構えた老舗。戦争で一度リセットがかかったようだが、今の建物は戦後すぐに建てられたそうだ。とんかつ界ではヒレかつのルーツと言われていて、今もヒレ肉のみの扱いである。




メニューはひれかつのみ。揚げてから切るひれかつと、切ってから揚げる一口カツの2種類が主力。







肉は厚みがあって、ジューシー。また、下処理がきちんとしているので、ソースは不要なくらいに下味が付いていて、スジ切りも完璧である。肉そのものの品質もかなり高く、おかげで、柔らかくて美味しい豚肉を満喫できる。

衣はかなり細かめでしっかりしたタイプ。揚げ油はラードとヘットのブレンドで、先に高温で1分ほど揚げて旨味を閉じ込め、そのあと低温で10分程度じっくり火を通している。このあたりは先代の技をきちんと踏襲している様子である。薄めで硬めの衣が剥がれてしまうことはなく、肉との一体感は最後まで失われない。

ソースと3種類の塩が用意されているが、どれを使っても、あるいは何も使わなくても、きちんととんかつを楽しめる。また、辛子も美味しい。







ご飯、漬物、キャベツは標準的だが、味噌汁はかなり見劣りがする。










以前は純和風な店だったが、今は中国語などの外国語が飛び交う多国籍な感じの店になった。後継不足で代替わりに失敗する老舗とんかつ屋が多い中、この店は外人に暖簾を引き継ぐことによって、その味を残すことに成功したのだろう。ともすると「外人の揚げるとんかつなんて」と偏見を持ってしまいそうだが、先入観抜きにして食べれば、多くの名店から大きく見劣りすることはない。むしろ、誠実に調理にあたっているようで、今後もさらなる成長が期待できそうだ。




店名 蓬莱屋 (ほうらいや)
TEL 03-3831-5783
住所 東京都台東区上野3-28-5
営業時間 [月〜金]11:30〜14:00(L.O13:30) 17:00〜20:00(L.O19:30) [土・日・祝]11:30〜14:30(L.O14:00) 17:00〜20:00(L.O19:30)
定休日 水曜日(祝日の場合には、翌木曜日が定休日)  

2014年01月13日

ジャックポット 品川店

最近はすっかり珍しくなくなったオイスターバーだけど、熊本にはないらしい。ということで、知人が熊本に帰る際の飛行機に乗る直前に、品川のオイスターバーへ。

東京や池袋のジャックポットはいつも大混雑なんだけれど、休日の品川店はガラガラで非常に居心地が良い。ここよりも良い立地にグランド・セントラルがあるせいなのかも知れないけれど、これだけすいているなら、グランド・セントラルではなくジャックポットに来ても良いかな、と思う。






















店名 ジャックポット 品川
TEL 03-5780-6955
住所 東京都港区港南2-16-3 品川グランドセントラルビル B1F
営業時間 [平日]11:30〜14:30(L.O.14:00) 17:00〜23:00(L.O.22:00) [土日祝]11:30〜23:00(L.O.22:00)
定休日 無休  

グスタヴォ

神楽坂で新年会ということで行ってみたのがこのお店。水天宮にある店の二号店のようだが、西麻布と並んで出店が困難と言われる神楽坂に店を出すのだから、それだけでレベルが高そうだ。食べたのは看板の生ハムとチーズフォンデュなど。ちょっと残念なのは年始来からの暴飲暴食ですっかり体調不良となっていたことで、ワインを一杯飲んでからはずっとソフトドリンクを飲んでいた。これでは店の実力はさっぱりわからない(^^;

やはり、腹も身の内である。



















店名 グスタヴォ 神楽坂店
TEL 
03-6228-1073
住所 東京都新宿区神楽坂3-2 木村屋ビル 3F
営業時間 [火〜金]17:00〜23:30 [土]16:00〜23:30 [日]16:00〜22:00
定休日 月曜・第3火曜  

2014年01月12日

日の出テレビ 半蔵門スタジオ

今日の放送は半蔵門スタジオからの生放送。

FM東京の隣、半蔵門の真上。皇居の隣という言い方もできる。スタジオの窓から東京駅を撮ってみたのがこの写真。




手前の真っ暗闇が皇居。東京駅は中央のちょっとへこんでいるところ。  
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カフィアライム 再訪

熊本から遊びに来た知人が「熊本にはまともなタイ料理屋がない」という。

それでは、ということで、タイ料理三昧である。年末に食べに行った表参道のカフィアライムに行ってみた。今回は昼に食べに行ったのだが、店内は程よく日が差していて明るい。この店は、明るい時間に行くべきだと思った。

前回、食べることができなかった色々なメニューを注文してみた。辛さは若干控えめ。本気で辛い料理を食べようと思ったら、激辛指定が必須だと思う。ただ、今回はどこまで辛くして良いのかわからなかったので、ちょっと自重してみた。次は全部を激辛指定で注文してみようと思う。

一階のアジア料理の店やそのとなりの餃子屋さんは物凄い行列なんだけれど、この店は二階ということもあって、席に余裕がある様子。行列は大嫌いなので、また次にこのあたりで食事ということになれば、またこの店を使うと思う。






















店名 カフィアライム (KAFFIR LIME)
TEL 03-3400-2918
住所 東京都渋谷区神宮前6-1-5 2F
営業時間 11:30 - 15:00(LO 14:40)/17:30 - 23:00(LO 22:00)
定休日 無休  

日本の知らない風力発電の実力

以前、「遺伝子組み換え食品との付き合いかた」を出版してもらったオーム社から出た風力発電に関する本である。

「風力発電って、日本では色々駄目だしされているけれど、実際は結構いけてるよ」という内容。以前、僕も自著「総統閣下はお怒りです」の中で「原子力で発電している分を全部風力発電にすると、海岸線が風車だらけになって大変なことになる」という主旨のことを書いたんだけれど、この本はそういう考え方にも明確に反論している。

要は、「全部」と考えることがナンセンス、ということ。出来る範囲でやれば良い。比率を高めていくことを考えれば良く、いきなり全部代替しようとなど思わなければ良いのである。ただ、重要な事は、そこにファーストプライオリティを置くことである。「まぁいいや」と考えてしまうと、「ぜひとも原子力で」と考えている既得権者たちにつけこまれる。

海外の国々も、海がないとか、山がないとか、島国であるとか、様々な自然環境にあって、でも、それぞれがきちんと風力発電への依存率をアップさせてきている。そうした中、日本は完全に風力発電後進国になっている。なぜかって、それは原発があったからである。

しかし、原爆を二発も落とされ、深刻な原発事故まで起こしている国が、主要国の中で最も原発導入に熱心というのもいかがなものかと思う。日本人は、もう少し風力発電の実力を知っておくべきだろう。海外の動向を知り、風力発電のメリット、デメリットを知った上で、それでもなお原子力で、というのなら、それも一つの見識ではある。しかし、多くの人は、この本を読むだけで、「あれ?日本の発電のあり方は、ちょっと遅れているんじゃないの?」と思うに違いない。

風力発電が万能というわけではないし、何から何まで風力発電で、というのはナンセンスである。しかし、もっと大幅に導入されてもおかしくないし、たくさんの風力発電所が設置されることによって発生するメリットも少なくない。大事なのはバランスだ。

原発容認派の人たちも、その多くは「とはいえ、できれば原発はない方が良い。徐々に減らしていくことができるなら、それに越したことはない」と思っているに違いない。ただ、じゃぁどうしたら良いのか、という具体的な案を持っておらず、強硬に原発を推進しようとしている人たちに対しては反論する術を持たないケースがほとんどだと思う。そういう人たちは、まずこの本を読んで、知識を持っておくと良いと思う。

例えば、「風力発電なんて、風が吹かなければ役に立たないじゃん」と言われた時、どう反論するのか。答えは簡単。「全国的に無風なんてありえない。風が吹いている場所で発電すれば良い」である。これは、「一つの風力発電所で常時安定して発電し続ける必要性は、必ずしもない。多くの風力発電機が存在すれば、発電量の凸凹は平準化される」ということである。こういった、言われてみればなるほど、という話がたくさん書かれている。風力発電の今を知っておくことは、多くの日本人、選挙権を持っていて、今後の電力行政の方向について意思表示しなくてはならない人たちにとって必要なことのはず。現代の日本人の基礎知識として、まずはこの本を一読しておくべきだろう。

#本書はオーム社より献本されたものです。

    
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トラットリア ドゥ タスク

万画廊のある新富町界隈はラ・ベットラを筆頭に、有名店や人気店がひしめきあっている。今日は吉島さんの個展のあと、オープニングパーティがあって、それから二次会に繰り出したのだが、当然のようにほとんどの店が満席。こちらが5人とちょっと大勢だったこともあり、2店ほど入店を断られた。ということで、ちょっと路地に入ってみると、ちょうど6人分のテーブルが空いているイタリアンを発見。このあたりはコースでの注文オンリーの店もあるので「ア・ラ・カルトでも大丈夫ですか?」と聞いてみると、「もちろん大丈夫ですよ」との回答。ということで、みんなで入店。

もうすでに万画廊で美味しいワインを飲んでいたので、注文は食べ物、ワイン共に各国を渡り歩いている藤澤くんに任せて、僕たちは飲んで食べることに専念した。



















料理はどれもなかなか素晴らしく、良い店だなぁ、と思った。東京は、こういうちょっとした路地にも良い店があるところが素晴らしい。まだ新しい店なのか、近所の有名店の陰に隠れているのか、たまたま運良くすいていたのか、さっぱりわからないのだけど、今度は一次会で行ってみようと思った。

店名 トラットリア ドゥ タスク
TEL 03-6228-3306
住所 東京都中央区新富2-3-14 萬光ビル 1F
営業時間 [月〜金] 11:30〜14:00 17:45〜22:00(L.O.21:30)  [土] 17:30〜21:00
定休日 日曜日・祝日  

2014年01月11日

吉島 信広 個展

吉島さんの個展が万画廊で始まったので、見てきた。

今回は額装の焼き物が新しく登場。どうしても置き場所を選ぶので、こういった額装タイプは飾りやすそう。



















また、立体作品には新しい趣向で甲冑を身にまとった動物たちが何体か展示されていた。




一方でフレーム内に吊るされた人形タイプと、遊園地っぽい装飾の動物たちが姿を消していた。このあたりは吉島さんの中でも流行り廃りがあるのだろう。

もちろん、今までの作品にあった動物たちも健在。
















以前からちらほらあったチェスシリーズの作品は今回も数点展示されていたけれど、チェスの駒と馬を大胆にミックスした大作が最も目を引いた。




また、動物と建物をミックスさせた作品も数点展示されていたが、どれもこれも評判が良いようで、すでに完売だった。







個人的には爬虫類、鳥類、両生類あたりの毒をミックスさせている作品が好きだったので、新しくペンギンとハシビロコウが登場したのが良かった。次はぜひ、トキに登場してもらいたい。







初日にして半分以上の作品に売約済みの赤丸シールが貼られていたけれど、まだ数点、嫁ぎ先が決まっていないようだったので、興味がある人は急いだほうが良い。買わないまでも、ちょっと見てみたい、という人は、銀座の万画廊へ。19日まで。

#もしかしたら、金曜日の「総統閣下はお怒りです」に吉島さんが登場するかも???

吉島 信広 個展
NOBUHIRO YOSHIJIMA
-Ceramic Sculptures Exhibition-

会期:2014年1月11日(土)− 1月19日(日)
開廊時間:11:30−19:30
最終日は17:00終了/会期中無休  
Posted by buu2 at 15:32Comments(0)TrackBack(0)美術││編集

サイアム

わりと最近食べに行った日比谷のサイアムに再訪。

以前の記事はこちら

サイアム

今回食べたのはこちら。

























なんか、同じようなものを食べているなぁ(笑)  

2014年01月10日

米屋

このブログの「日本一◯◯なラーメン屋」コーナーに登場確実なお店である。

何しろ、見た目が凄い。










もう、店構えが客の入店を拒否している。一体、誰がこの店で食べようと思うのか。誰も思わないだろう。と、思ったらさにあらず。僕が入店した時はほぼ満席。僕が食べている間にもひっきりなしに客が入ってくる。立派な繁盛店なのだ。館林、恐るべし。ちなみに凄いのは外観だけではないです。店内も凄い。理由は不明だけど、ペン立てが置いてあって、中には爪切りが入っている。ゴルフのクラブが無造作に何本も立てかけてある。お店の人は、普段ここで生活しているんだろうか?カウンターのテーブルは傾いていて、スープがこぼれてしまいそうだ。



この奇妙な見た目のラーメン屋、以下、評価です。

名称:米屋
種類:塩
場所:渡瀬
注文:塩、麺硬め
評価:8/AAC
2014.1.10
コメント:麺は細めのストレート。硬めで頼むとコシ、スープの絡みともに良好。余計な雑味が一切感じられない良品である。

スープは鶏ベースの塩味。やや魚介系のダシが強い気もするが、塩ラーメンとしてはかなりハイレベル。

チャーシューはちょっとスジが残っているのが気になるが、味や味付けは良い。

店の見た目からは想像もできないような完成度の高さである。

店名 米屋 (よねや)
TEL 0276-75-1815
住所 群馬県館林市大新田町345-6
営業時間 12:00〜13:30 18:00〜21:00
定休日 火曜・第1日曜  

山口晃展 画業ほぼ総覧−お絵描きから現在まで

たまには顔を見せておかないと忘れられてしまいそうなので、群馬まで行ってきた。群馬と行っても、高崎とか前橋じゃなくて、館林。ここ、初めて来た。ここに立派な群馬県立館林美術館がある。




いや、立派。さすが県立。群馬県、侮れない。池の鯉も馬鹿でかい。




さすが群馬だ。さて、展覧会。ここでやっているのが「山口晃展 画業ほぼ総覧−お絵描きから現在まで」。今度の月曜日まで、という、ぎりぎりのタイミング。




相変わらず忙しそうで、ほんのちょっと言葉を交わしただけになってしまったけれど、一応人脈のメインテナンスは完了した。

展示は、これまでに見たことがある作品が9割以上だったと思うけれど、えっ?こんな昔の作品まで展示されちゃうの?っていうものまであった。こどもの頃のお絵描きとか。なんか、近所のおばさんが出てきて『昔ねぇ、晃君はおねしょがなおらなくてねぇ』などと得意満面で喋ってしまうような恥ずかしさがあるような、ないような。自分だったらちょっと嫌だけど、山口さんは大丈夫なのかな??

今回の展覧会は「画業 ほぼ総覧」となっていて、「ほぼ」の但し書きが必要になった要因の一つが、僕がプロデュースを手伝った科学技術館の「氣呑漫談」 (2001年制作)。あれは門外不出なんだろうか?一度たりとも、科学技術館から外に出たのを見たことがない。  
Posted by buu2 at 16:11Comments(0)TrackBack(0)美術││編集

恵三(めぐみ)

山口晃さんが館林市にある群馬県立美術館で展覧会をやっているので、車で館林まで行ってみた。ここまで来ていい加減な店で食事にするのもナンセンスなので、寿司を食べることにした。寄ってみたのは前日までに予約しなくてはならない「恵三」というお店。食べたのはおまかせランチ、5,500円である。

まず白魚。




次につぶ貝、ヒラメ、ブリのお造り。













次からが握りで、まずはキス、マグロ、カワハギ、キンメ。













続いてウニとお椀。







次が車海老、サヨリ、赤貝。













最後に巻物と玉子。










デザートにアイス。




なかなか来ることがない場所だけど、次にまた来ることがあれば、ここは絶対予約する。




店名 鮨 恵三
TEL 0276-73-9199
住所 群馬県館林市緑町1-12-10
営業時間 11:30〜14:00 前日迄の完全予約制 最終入店13時 17:00〜22:00
定休日 月曜 火曜の昼  
Posted by buu2 at 14:09Comments(0)TrackBack(0)グルメー寿司││編集

利休にたずねよ

信長、秀吉、千利休などの実在の人物たちを登場させたフィクション小説の映画化作品。

実際の利休は70歳で死んでいるが、この映画の中の利休は40〜50歳ぐらいに見える。つまり、あまり史実と重ねて鑑賞しないほうが良いのだと思う。

役者たちはなかなか芸達者で、観ていてがっかりすることがない。海老蔵の演出はちょっと過剰で「これは歌舞伎じゃないのに」と思う場面もあるにはあったが、それも映画の雰囲気を壊してしまうほどではない。むしろ、実際の歌舞伎では高い声が遠くに届かないのが気になる海老蔵だが、映画ではそういった心配がないので、安心してみることができる。声の問題さえクリアされるなら、海老蔵は決して悪い役者ではないと思う。また、大森南朋が久しぶりにちゃんとした役で使われているのも嬉しい限り。

脚本もなかなか。ちょっと技に走りすぎている感はあるものの、嫌味に感じるほどではない。

違和感がある背景が時々使われていたのは気になったけれど、映画を壊してしまうほどではなかった。一方で、一人の役者で数十年の経過を描いているのだが、肌の質感などのメイクや特殊効果が見事で、役者の演技も加わって、違和感のない映像になっていた。ときどき、「何年も経過しているのに顔にも、所作にも、全然変化がないじゃないか!」という作品があるけれど、この映画はそのあたりちゃんとしていた。

ストーリー的には、ええっ?わびの原点ってここだったの?とびっくりさせられるのだが、そのあたりのファンタジーにも目をつぶろう。

最大の問題点は「わび」を描いているため、とても静かで、眠くなること。「切腹まで◯◯年」という字幕がなくなってからはスピードアップして眠気を感じなくなるのだが、そこまでがちょっとつらい。寝不足での鑑賞はおすすめできない。

全く期待せずに観に行ったのだが、意外と面白かった。評価は☆2つ。  
Posted by buu2 at 00:26Comments(0)TrackBack(0)映画2013││編集

2014年01月09日

しばらく




名称:しばらく
種類:福岡
場所:水天宮前
注文:らーめん 麺硬め
評価:5/ABC
2014.1.9
コメント:麺は細めのストレート。麺硬め指定で注文すればコシ、スープの絡みともに良好。余計な臭みも感じられず、文句のつけようがない。

スープはとんこつベースの白湯塩味。九州系としてはあっさりしたスープで、野菜の風味まで感じられるデリケートさである。普通に食べる分には、なかなか見事な仕上がりだと思う。しかし、替玉をすると様子は一変してしまう。もともと豚骨にしてはかなり繊細に仕上げてあるので、替玉によってそのバランスは一気に崩壊してしまう。テーブルには替玉用の旨味汁が用意されているが、これを使ってアレンジしたぐらいでは全く改善されない。福岡系のラーメンは替玉してナンボのもの、と考えている人には全くオススメできない。

チャーシューはあまり質の良くない豚肉なので、トッピングはお金の無駄。

替玉をしないという前提なら、かなりレベルが高い。しかし、福岡系のラーメンでその前提はナシだろう。

店名 しばらく 日本橋店
TEL 03-3665-0088
住所 東京都中央区日本橋蛎殻町2-14-4
営業時間 [月〜土]11:00〜翌1:00 [日・祝]11:00〜20:00
定休日 無休  

2014年01月08日

なすとベーコンのポモドーロリゾット

S&Bのポモドーロリゾットは、最初が「ポモドーロリゾット」、次が「完熟ポモドーロリゾット」、そして今度のリニューアルで「なすとベーコンのポモドーロリゾット」になった。




出来からいうと、今回のが一番悪い。まず、ナスという食材がわざわざリゾットで食べたいと思わされるものではない。また、ベーコンもレンジグルメ化にはあまりマッチしないようで、美味しい、まずいというよりも邪魔な存在でしかない。

以前のポモドーロはヘビーローテーション入りしていたのだが、今回のでローテーションから外した。評価は☆半分。  

朝日新聞の高橋真理子氏がミイラを取りに行ってミイラになっていた件

朝日新聞に「エセ科学 見分けるための七つの基準」という記名記事が掲載された。

(記者有論)エセ科学 見分けるための七つの基準 高橋真理子
http://www.asahi.com/articles/DA3S10914033.html

この記事で書かれている七つの基準は、インドネシアの環境ジャーナリストの言葉を借りる形で次のように書かれている。

(科学 ⇔ エセ科学)
「新しい証拠があれば喜んで考えを変える⇔考えを変えない」
「同僚(同じ分野の研究者)同士で情け容赦のない評価をする⇔同僚同士の評価はなし」
「すべての新発見を考慮に入れる⇔都合の良い発見だけ選ぶ」
「批判を歓迎⇔批判を陰謀とみなす」
「証明可能な結果⇔再現性がない」
「限定された有用性を主張⇔幅広い有用性を主張」
「正確な測定⇔おおよその測定」


さっと読むとおおよそのところでは間違っていない印象だが、詳細に見ていくと「はて?」と思ってしまうところが少なくない。そして、この「おおよその部分では正しいが、その中にインチキを混ぜる」ことこそが、エセ科学の常套手段である。そもそも、「これのいくつかに当てはまればエセ科学の可能性大」と書いてしまうのは、まさに「幅広い有用性を主張」していることに他ならない。

この記事を書いている高橋真理子( @marikotkhs)というお姉さんとは面識がないのだが、折角だから情け容赦のない批判をしてみれば、まず、エセ科学を論じるのに必要なはずの「科学」の定義が存在しない。定義とは土俵の設定で、これがなければ相撲を取ることができない。

例えば、

「科学とは、多くの科学者の議論によって、『現時点ではおおよそ正しいと合意できる』と結論づけられたもので、その目的は真理の追求である。議論のためにも、基本的には『再現性』が強く要求される」

といった定義が大前提として存在するなら、

自説を否定するような証拠が存在すれば、自説を検証し、真理に近づく努力をする
より正しい真理に向けて、当事者同士が実験を基に厳しく議論する
真理の追求に向けて、あらゆる可能性を検討する
「現時点」の正しさを追求するために、常に検証を続ける
議論・検証のために再現性が非常に重要視される
実験の結果、考察は不用意に拡大解釈せず、拡大する場合は新たな実験を実施する
実験の精度は常にその時点での最善を尽くす

ぐらいの文章に変わってくるはずだ。定義をしたら、次はその中でどう考えるのかを提示する必要があるが、その肝心の部分は全部他人の言説の引用である。その曖昧な内容をそのまま転載した上で、「「だまされないための七つの判定基準」、使ってみていただけませんか」と、幅広い適用を要望するに至っては、これはギャグですか?と質問したくなる。

きちんとした定義を行わず、自身の説ではなくインドネシアのジャーナリストの言葉を引用し、その上でその中に書かれている「エセ科学」に該当するような判定方法を主張するとは、さすがは大新聞社の編集委員。恐らく、会社の中には彼女を情け容赦なく評価してくれる同僚がいないのだろう。

件の記事を読んで「へぇ」と思ってしまったおっちょこちょいは、まずは一年前に僕が書いた次の記事を読んでおくべきだと思う。

総統閣下はお怒りです「「科学コンプレックスを倒せ」
http://buu.blog.jp/archives/51317446.html  
Posted by buu2 at 13:33Comments(0)TrackBack(0)ニュース││編集

2014年01月07日

ガンダム・コンクエストで良いカードを入手するコツ

年末に「パズドラにはもう飽きたので、これからはガンコンをやる」という主旨の記事を書いたのだけれど、

キングダムラッシュ発、パズドラ、クラクラ経由でガンコンへ
http://buu.blog.jp/archives/51422858.html

あれからしばらく経って、大分ガンコンがわかってきた。ゲームの概要は以前書いたとおりだけれど、結局のところ、くじびきゲームなのだ。ガシャで良いモビルスーツを引くと、ゲームが楽しくなる。じゃぁ、ガシャをたくさんひくにはどうしたら良いのかって、課金すれば手っ取り早いけれど、なんか、ちょっとどうかと思う。パズドラも無課金でやってきたんだし、できればガンコンも無課金で行きたい。

とすると、一番確実なのは「戦争」に参加することだ。ところが、これはいつも午後6時からとか、8時からとかに2時間、端末につきっきりになる必要がある。真夜中ならともかく、「まともな社会人には無理だろ」ということになる。そこで出てくるのが、アクションゲームである。アクションゲームをやると、時々ガシャを引かせてもらえる。

しかし、普通にアクションゲームをやっていても、あまり効果的ではない。時々現れる「特別指令書」というのをやる必要がある。逆に言えば、これをやっていると、結構な頻度でガシャを引くことができる。およそ1時間に1ポイント貯まるエネルギーを5ポイント貯めると、この特別指令書を実施することができる。どこかの親切な人が主催する戦闘で、早い者勝ちで4名参加(1名は主催者なので、参加できるのは3名まで)が可能になっている。参加するのに特定の資格は不要で、パーティメンバーを募集しているところに参加表明すれば良い(時々、参加者を限定している指令書もあるけれど、頻度は高くない)。この指令書、自分のところに回ってくる機会はあまりないが、他人が主催している指令書には結構簡単に参加できるし、そこで普通に戦って、相手を倒せば、かなりの頻度でガシャのくじびき権利を得ることができる。

カードにはSR(スーパーレア?)、HR(ハイレア?)といったランクが5段階に設定されていて、このうち上位のSRとHRは滅多にお目にかかることができない。当選確率は一番優遇されているゴールドガシャでもSRで1%、HRで5%に設定されていて非常に低い。特別指令書でも引けるのはシルバーガシャなので、もっと確率は低いはずだ。ちなみに今はお年玉福袋ガシャなんていう有料ガシャがあるんだけど、この当選確率はそれぞれ1.5%、6.5%で、体感的にはほとんど変わらない。これなら、お金をかけてハズレを引くより、マメにくじを引いたほうが良い。

ちなみに一番の当たりはSRシャアザクかSRギャンと言われている。僕はさっき当たった。

gancon


単に運が良いだけだが、これまでに100枚以上引いているので、こんなもんかも知れない。ちなみにHRも一枚だけ当てている。時間に余裕がある人はバンバン戦争に参加すれば良いのだが、それは無理、という人は、とりあえずアクションゲームで特別指令書をこなすのが良いだろう。そして、数撃ちゃ当たるのである。

特別指令書の他に、毎日ログインしているとときどきゴールドガシャを引かせてもらえるので、とりあえず一日一回ログインだけしておくと良い。

このガンコン、戦争に参加していると色々と良い物がもらえるようで、富める人は一層富むという感じ。貧富の差がどんどん開いていく可能性があって、それをどうやってコントロールするのか、つまり貧富の差をなくすのか、あるいはショボイ戦力でもきちんと楽しめるようにするのか、運営サイドで考える必要がある(例えば戦争の際には一定量以上の低レベル者がいないと上級者が参加できないとか、そういった低レベルの参加者がやられてしまうと上級者にペナルティが発生するとか)。それができないと、非常にハードルの高い、暇人だけが遊ぶゲームになってしまう可能性がある。現時点ではどう成長していくのか、まだ良く分からないのだが、とりあえず暇な時にログインしてカードを充実させておこうかな、と思っている。

ちなみにこれから始める人は、以下の招待コードを使うと無条件に一度、ゴールドガシャという一番確率の高いガシャを引けるので、どうぞご利用ください。

招待コード:EX1DPYU8  
Posted by buu2 at 12:01Comments(0)TrackBack(0)ゲーム││編集

2014年01月06日

幻六

一本気がなくなってからなかなか「これは!」という店が現れない朝霞台だが、唐揚げ屋が撤退した場所を増築してラーメン屋ができた。5日開店ということで、早速食べてみた。



名称:幻六
種類:東京
場所:朝霞台
注文:醤油そば
評価:4/BBB
2014.1.6
コメント:麺は中くらいの太さで弱く縮れたもの。自家製とのことだが、コシは普通に楽しめる。しかし、スープの絡みは今一歩。麺の太さに対して縮れ具合が弱いこと、湯切りが完全でないことなどが原因だと思われる。あっさりスープなので、スープの絡みが悪いのはちょっと残念。

スープはトンコツ鶏ガラブレンドの醤油味。最近あまり見かけることがなくなった東京ラーメンタイプ。スープ単体で飲むとなかなか美味しいのだが、ラーメンの麺を食べさせるにはちょっとパワー不足である。

チャーシューはこの店の売りのようだが、残念ながらそれほど高品質とは言えない。トッピングするのはお金の無駄だろう。

ちょっと珍しいのが薬味に刻みわさびを置いていることだが、水飴などで味を調整したわさびなので、目先は変わるものの、むしろ味を損ねてしまう。ちょっと変わったことをやりたかったのかも知れないが、残念ながら失敗に終わっていると思う。柚子胡椒などのほうがこの店のスープには合っていると思う。

悪い店とは思わないが、この近所のラーメン屋なら「山猫軒」の方がレベルは上。もっと言うなら、すぐ近所にあるうどん屋の「おはな」のカレーうどんの方が数段美味しいので、この近所に住んでいるなら、この店の出番はなかなかまわってこないと思う。あと、営業時間がスープ切れまで、定休日が不定にも関わらず電話番号が非公開というのは、客商売としていかがなものかと思う。

店名 中華そば 幻六
電話番号 不明
住所 埼玉県朝霞市東弁財1-3-9
営業時間 11:00〜15:00/17:00〜スープ切れまで
定休日 不定

    

めん処 昇龍

熊本ラーメン取材三店目はなんとスープ切れで閉店していた。閉店時間よりも1時間以上早く店を閉めてしまうとは、プロ意識が感じられない。ということで、プランBへと向かったら、こちらは正月でお休み。これは仕方がない。さらに、プランCの店も閉店していて、八方ふさがりである。もうやっている店なら何でも良い、というノリになって、飛び込んだのがこの店。ラーメンの他にうどんや蕎麦もあって著しく不安だったのだが、以下、評価。



名称:昇龍
種類:熊本
場所:松橋
注文:チャーシューめんとんこつ
評価:1/BCC
2014.1.5
コメント:麺は細めのストレート。コシはそこそこだが、茹で方が雑で臭みが残っている。細い麺はスープの絡みを心配する必要はないが、きちんと扱わないと臭みが残る。この店も、御多分にもれず、刺激臭が残っている。

スープは豚骨ベースの塩味白湯タイプだが、ベースのスープがきちんと作られておらず、かなり弱い。そこに各種調味料を加えて味を整えた感じで、スープに奥行きが感じられない。最近はインスタントラーメンでもこのレベルの味は出せると思う。

チャーシューはマズいわけではないけれど、美味しいわけでもなく、あくまでも普通レベルなので、トッピングする価値はない。

やはり、夜遅くに「やっているところならどこでも良い」という感じで飛び込んで美味しいラーメンを食べようというのが無謀だった。

店名 めん処 昇龍
TEL 0964-33-1980
住所 熊本県宇城市松橋町曲野2317-10
営業時間 19:00〜翌3:00
定休日 月曜日(月曜祝日の場合は翌日)

    

2014年01月05日

八千代座

山鹿の八千代座に来てみた。




















  
Posted by buu2 at 17:00Comments(0)TrackBack(0)熊本││編集

天琴

熊本ラーメン取材二軒目は天琴。熊本ラーメンの老舗である。以下、評価。




名称:天琴
種類:熊本
場所:山鹿
注文:ラーメン
評価:6/BAB
2014.1.5
コメント:熊本には3つの天琴がある。それらは玉名、山鹿、人吉にある。もともと、久留米にあった三九ラーメンをルーツとし、そこから暖簾分けしたのが玉名店、その兄弟の店が山鹿店、そして、玉名店で働いていた人が暖簾分けしたのが人吉店とのこと。これが熊本ラーメンのルーツとも言われている。

麺は細めのストレートで、このあたりが熊本よりも福岡の気配を感じさせる。かなり柔らかめだが、黙々と調理しているご主人と、テキパキと客をさばくフロアの年配女性は非常に話しかけづらく、麺硬めで注文できる雰囲気ではない。スープの絡みは良好だが、コシが弱いのはちょっと残念。少なくとも最近はやりの麺ではない。

スープは豚骨ベースの白湯塩味。しっかり煮出されたスープでコクが楽しめる。こういうスープを飲むと、全く味がないスープの九州ラーメン店に行列している人に飲ませたくなる。豚骨ラーメンのお手本のようなスープである。

チャーシューは普通に美味しいレベルの煮豚。かなり薄切りで量的には少量だが、600円のラーメンに過度な要求は野暮というものだろう。

老舗のラーメン専門店らしく、世間の流行とは無関係に自分の道を突き進んでいる感じである。

店名 天琴ラーメン
TEL 0968-43-2696
住所 熊本県山鹿市山鹿1509
営業時間 11:30〜15:00 16:00〜19:30
定休日 水曜日

    

2014年01月04日

新春蕎麦打ち修行

毎年白馬で蕎麦打ち会を主催しているくせに、去年の蕎麦打ち会では不出来な蕎麦を打ってしまったので、今年はそんなことにならないように、蕎麦打ち名人のもとで修行することにした。

今回わかった最大のポイントは打ち粉の重要性。蕎麦同士がくっついてしまわないようにするためにも重要だが、水分量が多すぎた場合の調整にも利用できる。水回しで8割方決まってしまう、というのがこれまでの知見だったのだが、決しておろそかにできないのが打ち粉だとわかった。今年の蕎麦打ち会ではたくさんの打ち粉を用意することにした。

ちなみに今回の蕎麦は、かなり出来が良かった。今年はこの調子を維持したい。



























































  

2014年01月03日

豚骨伝説テル

熊本のラーメン絨毯爆撃出版のための取材一軒目は豚骨伝説テルというお店。最近、流行っているという情報を得たので、行ってみた。以下、評価。



名称:豚骨伝説テル
種類:熊本
場所:八丁馬場
注文:やみつきラーメン、こってり、チャーシュートッピング、麺硬め指定
評価:3/ACB
2014.1.3
コメント:麺は細めのストレート。硬め指定で注文したが、コシ、スープの絡みともに良好。

スープは豚骨ベースの塩味。マー油がかけてあって、東京人が考える典型的な熊本ラーメンといった見た目である。一口スープを飲んでみると、脂の膜ができていることもあって、味がボケ気味である。それなら、ということで高菜、ゴマなどの無料トッピングで味の調整を試みたのだが、改善されなかった。

チャーシューは標準的な煮豚。不味いわけではないけれど、わざわざトッピングする必要はない。

各種セットが充実していて子供には受けそうな店だが、スープは本格的とは言いがたい。ラーメンオタクにはヒットしないと思うが、安いし、サイドメニューも充実している。お腹をすかせた子供を連れていて、味はともかく量を期待するような家族連れなら良いかもしれない。

店名 豚骨伝説 テル
TEL 096-202-4457
住所 熊本県熊本市南区田迎町大字田井島249-1
営業時間 11:00〜24:00
定休日 無休

    

2014年01月02日

ハーブ&スパイス

うちの営業部長が1月から札幌で二年間の武者修行に出るので、壮行会。が、正月の2日からやっているところなど限られているわけで、あちこち走り回って見つけたのが新座の「ハーブ&スパイス」。さすが、無休の店である。

辛口で注文したけれど、それほど辛くなかった。にも関わらず、お店の人は「辛さは大丈夫ですか?」と心配そうに聞きにくる。次からは激辛指定での注文に切り替える必要がありそう。










店名 ハーブ&スパイス (HERBS&SPICE )
TEL 048-481-0668
住所 埼玉県新座市野火止1-9-44
営業時間 ランチ  11:00〜17:00 ディナー17:00〜22:00
定休日 無休  

2014年01月01日

マリノス、天皇杯優勝

天皇杯決勝は正月にしては穏やかな天候に恵まれた。加えてバックスタンド上方という常に陽に照らされている座席だったこともあり、非常に快適な観戦になった。そして、試合は観戦環境以上に快適な内容だった。

序盤はDFの前にボランチで中村を置く4-1-4-1のようなフォーメーションで、相手の攻撃を受けて立つような戦術だった。前線で中村にボールを捌かせるスピーディなサッカーではなく、ポゼッションを高めつつ後方からパスを供給するサッカーを企図したのだろう。これだと試合は落ち着くが、攻め手にも欠くことになる。

ところが、広島は準決勝でPK戦まで戦って疲労していたのか、思ったよりも動きが悪く、マルキーニョス、藤田不在にも関わらず攻勢に出ることができ、嬉しい誤算となった。俊輔を後方に控えさせておいても試合の主導権を握れたのは非常に大きかった。もともと、広島のようなディフェンシブなサッカーには相性が良いのだが、それが一層引き立つ序盤だった。

俊輔を後方にまわしたフォーメーションにおいて活性化したのは、普段はあまり目立たない右サイドだった。代表チームが長友、本田、香川のサイドに偏りがちなのと同様、マリノスの攻撃はドゥトラ、中村、学のサイドに偏りがちだ。ところが、今日は右サイドがポイントになった。小林が右サイド深く切れこんでそのまま前線に残り、ゴリゴリとペナルティエリアに切れ込んだ際に、ボールがこぼれたのがマリノスサイドだったのが最初のラッキー。このチャンスボールを端戸、兵藤と細かくつないで、中央でどフリーになった学があっさりとこれを決めた。この試合は通常の試合よりも先取点のウェートが大きかったので、この時点でマリノスの優勝確率は一気に上昇した。

そして、そのすぐあとにマリノスに追加点が生まれた。今度はコーナーキックからの中町のヘッドを広島のキーパーがはじくと、ボールは中澤の真ん前に飛んでいった。これがこの試合二度目のラッキーである。今度は学以上のどフリーで中澤が頭に合わせることに成功したのだから、ゴールマウスを外すわけがない。

バタバタっと2点をリードしたマリノスは、この時点で優勝をほぼ手中にした。スタンドで観ていた僕はその時点で「試合は終了、マリノスの優勝。あとは70分、写真でも撮っていれば良い」と断言した。

序盤で2点という望外のリードを奪ったマリノスは中村を前線にあげて、フォーメーションを4-2-3-1に変更した。これによって攻撃の起点が前線に移ったので、広島は思うように攻撃に人数を割くことができなくなり、マリノスの思惑通り、試合は膠着した。このとき、大きな役割を果たしたのがワントップの端戸だった。彼は、俊輔が前線に顔を出すたびに後方に下がってバランスを取り、広島のチャンスの芽を摘んでいた。体力を温存していたこともあるのだろう、その運動量はチームに大きな力を与えていた。予想通り、試合はそのまま終了。途中、何度か危ない場面はあったものの、完勝と言っていい内容だった。

大晦日のプレビューで「マリノスに幸運を」と書いたが、まさにその通りの内容になった。もちろんその「運」は何もしないで転がってきたのではなく、きちんと人事を尽くしたからに他ならない。「リーグ優勝を逃したから」というモチベーションも大きかったのだろう。ともかく、現国立競技場での最後の天皇杯をきちんと優勝で終わらせたことを祝福したい。

  
Posted by buu2 at 22:26Comments(0)TrackBack(0)サッカー││編集