2014年04月10日

超訳!昨日の記者会見

STAP細胞って何なの?生物なんて高校卒業以来やってないから、何が何だかわかんないよ、という生物音痴の人でも理解可能なように、昨日の会見を超訳してみました。


UFO目撃問題でNASDAに不服を申し立てた小保方氏が行った会見の主なやりとりは次のとおり。

 ―UFOは存在するのか?
存在する。私は目撃するコツを知っているので、今度、新聞で発表したい。

 ―これまで何回目撃したのか?
200回以上目撃している。

 ―UFOの写真は何枚持っているのか?
大量にあり、何百枚という単位だ。

 ―環境が整えば、UFOをテレビカメラの前に呼び出すことができるのか?
私の判断では何一つ決めることができない。協力はしたい。

 ―UFOの画像をフォトショップで加工した経緯は?
フォトショップでの加工は良くやっていたので、今回の画像が加工したものだとは気が付かなかった。

 ―調査委員会の報告書では、UFO目撃日記はたったの2冊とのことだが?
実際には他に4、5冊ある。

 ―NASDAの仲間たちへの思いは?
こんなことになって申し訳ない。

 ―NASDAは今回のUFO目撃レポートの撤回に小保方さんが同意したと伝えているが?
同意していない。

 ―気球や飛行船の写真が混入していた可能性は?
そんなものは一目見ればわかる。

 ―不服申立ての経緯は?
弁明の機会が少なかった。

 ―捏造指摘後はどう過ごし、体調はどうか?
外出もままならず、絶不調だった。

 ―他にUFOを目撃した人はいるのか?
第三者が独立して目撃しているが、ここで個人名を発表することはできない。

この記事は、時事通信社「小保方氏会見の一問一答」をもとに作成

関連エントリー
総統閣下はお怒りです「ノーベル賞の使者」
http://buu.blog.jp/archives/51432975.html  

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ウォルト・ディズニーの約束

savingmrbanks


ウォルト・ディズニーがどうしても欲しかった「メリー・ポピンズ」の映画化権。これを持っているのが原作者のトラヴァース。ところがそのトラヴァースの偏屈っぷりがとんでもなく、その難攻不落の城をどうやって落としていくのか、というストーリー。

彼女を口説いて映画化を進めたいウォルトが大苦戦する、という内容だが、彼女の人生に長い間影を落とし続けている過去の数々のトラウマを上手にクロスさせて見せていく脚本が良い。1900年代はじめと、1900年代半ばを行ったり来たりしていくのだが、脚本だけでなく演出も良いので、観る側が混乱しないように配慮されている。

びっくりするような仕掛けがあるわけでもなく、子どもでも楽しめるような作りになっているけれど、しみじみと良い映画だと思う。特に女性は共感するところが多いのではないか。

映画の中ではあちこちにメリー・ポピンズにオーバーラップする描写が出てくるので、事前にメリー・ポピンズを観ておいた方が良いし、その時間がないなら、ウィキペディアあたりでストーリーを読んでおくと良いだろう。タイトルを含め、メリー・ポピンズを知っていることが大前提になっている。その点は、もちろんウォルト・ディズニーについても同様なので、子どもを連れて観に行く場合は、大人にとっては常識である知識もレクチャーしておく必要があるだろう。

例によって残念なのは「ウォルト・ディズニーの約束」という邦題。原題のSaving Mr. Banksはストレートすぎる感じはあるけれど、ウォルトの約束では映画の本質を何も表していない。どうしてこういう酷いタイトルにできるのか、謎である。タイトルだけで評価を落としたくなるのだが、さすがにそれは映画製作者に失礼かと思い、☆は2つ半。字幕松浦美奈。  
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2014年04月09日

yelpを見てみた

食べログが糞なので新しいプラットフォームを探し続けているのだが、今日、日本でもオープンしたYelpを見てみた。

yelp
http://www.yelp.co.jp/

最初にチェックするのはもちろん利用規約。

ユーザーは、ユーザーコンテンツに関する著作者人格権または帰属に関連した、Yelpおよびそのユーザーに対する賠償要求および主張を取消不能な形で放棄し、また放棄させるものとします。

利用規約 5.コンテンツ B.ユーザーコンテンツを利用する当社の権利から引用

やーめた。  

2014年04月08日

ローン・サバイバー

lonesurvivor


米国の特殊部隊ネイビー・シールズがアフガニスタンで展開したレッド・ウィング作戦の顛末を、実話を元に映画化した作品。基本的に非常に痛い映画なので、出血や苦痛に関する描写が苦手な人には向いていない作品である。

冒頭、まず10分程度の映像でネイビー・シールズがどのような精鋭部隊なのかが紹介される。このあたりでちょっと国威発揚的な雰囲気が出てくるのは残念なところだが、米国海軍の協力を得るためには仕方のないところかも知れない。

ちょっと困ったのは、同じ制服で同じようなトレーニングをしていることによって、登場人物たちの描き分けが十分でなかったこと。ネイビー・シールズの宣伝をする時間を割いて、もうちょっと主要人物たちの個性を観せてくれたら良かったのに、と思う。結果、肝心の戦闘場面では誰が誰なのか良くわからない状態となってしまい、あぁ、この人ね、と個体認識したところではお亡くなりになって画面から退場、という事態になってしまった。

しかし、全然面白くないのかと言えば、そんなこともない。山岳地帯を舞台にした大量のタリバーンと4名の精鋭の戦闘シーンは迫力満点である。ただ、ひとりひとりの兵士に対する感情移入がないので、単調なのだ。

戦闘映画が大好きなら、面白いのかも。僕はそういう傾向が希薄なので、評価は☆1つ半。  
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2014年04月07日

PARM(パルム) カスタード

今、イチオシのアイスクリームはガリガリ君でもなければ、ハーゲンダッツでもない。森永のPARM(パルム) カスタードである。




チョコの苦味が苦手な僕でも美味しく食べることができる。価格も、カロリーも、ハーゲンダッツのバニラより下なのが嬉しい。  

このサイトでこの冬(2013年12月〜2014年2月)に売れたものランキング ベスト5

1位 ビジュアル版 調理以前の料理の常識
クックパッドがなぜ料理上達の障害になるのか」というエントリーのおかげで爆発的に売れたのがこの本。「料理の常識」というワンポイントアドバイスがほとんど全ての料理に書いてあって、これを覚えるだけでも料理の腕は間違いなく上達する。ビギナーはもちろんだが、これまで自己流でやってきたけれど、どうも伸び悩んでいる、という人にも重宝するはず。この手のちょっと古い本は、時間の中で淘汰されて生き残った本なので、買って間違いがない。うちにも二冊ある(濡らしてしまって、ボロボロになったから買い増した)。


2位 「こつ」の科学−調理の疑問に答える
1位の本と同じエントリーで紹介した書籍。内容はちょっと高度で文字が多いので、理屈っぽい人じゃないと読むのが辛いかもしれない。その理屈っぽさこそが「理系」なのである。つまり、理系で料理に興味がある人にはうってつけ。料理は、化学や生物の実験に良く似ている(ちなみにお菓子作りはちょっと異質で、有機化学の実験に似ている)。全部読み切ろうとすると挫折するかも知れないので、興味があるところを抜き出して読むのでも良い。


3位 総統閣下はお怒りです
日の出テレビで同名の放送を続けているからか、あるいは時々ブログでエントリーをあげているからか、引き続き思い出したように売れている。中古だとかなり安い価格で買えるようなので、僕は全然儲からないけれど、ちょっと読んでみたいという人には古本もおすすめ。もちろん、一番のおすすめは新品(笑)。Kindle版もあります。


4位 遺伝子組み換え食品との付き合いかた
GMOに関する最低限の知識をまとめた本。こちらものんびりと売れ続けている。GMOやモンサントを批判したい人は、まず読んでおいて欲しい一冊。別にGMOやモンサントが正しいということではなく、それらのどこが悪いのかを正確に批判するための予備知識をまとめてある。悪くないところを悪いと指摘していては、クレーマーの烙印を押されてしまう。こちらもKindle版あり。


5位 日本の知らない風力発電の実力
僕が書いた本ではないけれど、GMO本を出版していただいたオーム社から出版された本。風力発電で良くある批判は「風まかせで安定しない」というものだが、その批判が正しくないことを論理的に説明している。それは出力が安定しない風力発電をメインにし、足りない電力を、正確に制御できるその他の発電で賄う、という方法である。その他、なるほどなぁ、と思わされることがてんこ盛りなので、原発や地球温暖化などに興味がある人は、教養として読んでおいた方が良いと思う。この本が多少なりとも僕のブログで売れているのは喜ばしいことである。

  
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2014年04月06日

ディ・チェコ No.11 スパゲッティーニの価格

消費増税後になぜまとめ買い、という感じだが、パスタが切れてしまったので価格調査。個人的なメモ。

Amazon
500*24
価格 5016円
送料 無料
500あたり 209円


楽天 よろずやマルシェ
500*24
価格 4872円
送料 1080円
500あたり 248円

楽天 ドリンクキング
500*24
価格 4690円
送料 515円
500あたり 216円

ぐるなび食市場 リカーBOSS(多分最安値だが、商品写真が変)
500
価格 174円
送料 不明
http://shop.gnavi.co.jp/l-boss/7399b/

カルディコーヒーファーム
500*24
価格(送料込み) 6328円
500あたり 263円

ケンコーコム
1000
価格 516円
送料 1900円以上で無料
500あたり 258円
  
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2014年04月05日

恥ずかしながら、大河ドラマを観ていてこの歳になって知ったこと

軍帥(ぐんすい)
一軍を統率する総大将。

軍師(ぐんし)
1 大将のもとで、作戦・計略を考えめぐらす人。軍の参謀。
2 策略の巧みな人。策士。「彼はなかなかの―だ」

以上、出典はgoo辞書

余談だけど、このドラマは軍師勘兵衛よりも軍師半兵衛の方がずっとカッコイイのが困りモノである。  
Posted by buu2 at 12:23Comments(0)TrackBack(0)テレビ番組││編集

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PIATTO 予約でいっぱいの店の蟹のトマトクリームリゾット

ちょこっとずつマイナーチェンジをしつつ今に至るピアットのトマトクリームリゾット。今は蟹が売りである。




しかし、この手の商品では、ウニやらカニやらの高級食材を使うよりも、チーズとか挽肉といったありきたりな食材を使ったほうが美味しくなると思う。この商品も同じで、以前あったボロネーゼリゾットのほうがずっと美味しい。そもそも、高級とは美味ということではなく、手に入りにくいとか、保存が難しいといった理由が主なので、この手の、カロリーとか、お手軽感とか、価格とかを種目的に購入される商品にはフィットしないと思うのだよ。まぁ、別にどうでも良いけど、多分二度と買わない。評価は☆半分。  

2014年04月04日

弾発股(バネ股)発症の件

一ヶ月ぐらい前から、股関節に違和感があった。症状は大体こんな感じ。

場所は右脚の付け根の外側部分
日常生活には問題なし
スキーも問題なし
脚を外側に外旋させるとひっかかるような違和感があった
ときどき「コキっ」となって痛みが出る
徐々に痛みが強くなってきた
キックターンで左脚支点で右脚を180度回転させると痛い


ということで知人の整形外科医に相談したところ、弾発股について記載してあるウェブサイトを紹介してもらった。

弾発股とは   Snapping HIp Coxa Saltan
http://blog.livedoor.jp/soshi_sports/archives/1718413.html

なるほど、見事にぴったりはまる(笑)。さて、どうしようかなぁ、と思っていたら、マーフィーの法則よろしく、症状が改善してきてしまった。どうやら、春スキーで股関節を強制的に何度も動かしたのが良かったらしい。

注意:ただ、これはあくまでも、僕の場合は、です。実際には温存療法での治療が普通のようなので、僕がやったことは全く逆のことです。他の人がやると症状が悪化する可能性が高いので、同じような違和感がある人は、ぜひ、医者に相談してください。  
Posted by buu2 at 07:34Comments(0)TrackBack(0)日記││編集

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2014年04月03日

ハーゲンダッツ クリスピーサンド マンゴー

何やら、みるみるうちに小さくなっていった感があるハーゲンダッツのクリスピーサンドである。ここまで小さくするためには、色々なラインのリニューアルが必要だったはずで、それならおとなしく値上げすれば良いものを、と思わないでもない。




クリスピーサンドとマンゴーはちょっと合わないような気もしたのだが、食べてみればそれほど気にならない。でも、バニラ系のアイスのほうが合うのは間違いないと思う。あと、小さいのが残念。

一度食べたら十分、というレベル。評価は☆1つ半。  

山口晃さんからの詫び状

1月に館林に観に行った「山口晃展 画業ほぼ総覧−お絵描きから現在まで」の図録がようやく到着した。




今度、サインしてもらおう。ところであやうく気が付かずに捨ててしまうところだったのだが、丁寧な、詫び状つき(ただし、コピー)だった。

yamaguchi


ところで、いつのまにやら、山口さんは「超」がつく人気画家になっていたらしい。

超人気画家・山口晃、織部を描く!! 『へうげもの』連載200回記念コラボ表紙をとくとご覧あれ。
http://morning.moae.jp/news/1042

素晴らしいことである。ただ、図録は、できれば送料無料にして欲しかった(笑)。  
Posted by buu2 at 15:07Comments(0)TrackBack(0)美術││編集

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総統閣下はお怒りです「ノーベル賞の使者」

モリタック:閣下は、今話題の理研で働いていたことがあるんですよね?

ヒロッコ:しかも、広報室よ(笑)

モリタック:おお、じゃぁ、まさに今批判されている部署に所属していたのですね!

閣下:そういうことになるな。

モリタック:閣下は、今度のSTAP細胞問題は、どう感じているのですか?

閣下:もうすでに、いくつか茶化すエントリーを書いたから、それでも見ておけ。

ヒロッコ:これとか、

なんか、STAP細胞はこんな感じになってきてしまいました
http://buu.blog.jp/archives/51430685.html


ヒロッコ:これとかですね。

ネイチャーに掲載されて有名人になるためのガイドライン
http://buu.blog.jp/archives/51430988.html


モリタック:なるほど!これを読むだけでネイチャーに掲載されるんですね!!

ヒロッコ:あんたね、閣下がこれを書いたのは、あんたの論文をネイチャーに載せるためじゃないのよ?

モリタック:やはり、私は一生ここで下っ端生活なんですね・・・

ヒロッコ:そういう意味じゃないわよ。

ノブポン:それにしても、閣下はどのように感じていらっしゃるのか、理研と産総研の両方の組織に通じている、すなわち文科省と経産省の両方に通じている立場から、ぜひご意見を拝聴させていただきたく、よろしくお願い致します。

モリタック:(ノブポン、久しぶりの登場だな・・・)

閣下:実際のところ、小保方さんの研究者としてのレベルはひどいと思うが、別に珍しいことでもないだろう。博士のレベルについては過去にこんなことを紹介したことがある。

ちょっと見かけた博士
http://buu.blog.jp/archives/50363925.html


モリタック:ははぁ、酷いものですね。

ヒロッコ:あんたにわかるの?

モリタック:もちろん・・・

ヒロッコ:わからないのよね?

モリタック:ご明察。

閣下:今回は理研、ネイチャー、記者会見と色々な要素が合わさって、大きな騒ぎになったけれど、あくまでも氷山の一角だろう。

モリタック:そうなんですね。

閣下:そんなことよりも、今回の問題の背後には大きな問題があるから、俺達はそれを共有しておく必要がある。

モリタック:やはり、色恋の戯言ですかっ!?

閣下:もちろん・・・

ヒロッコ:違いますよね(笑)

閣下:うむ。ネイチャーのサイトのトップを見てみろ。

ヒロッコ:あたたたた・・・・野依さんが頭下げている写真が・・・。

nature

出典:Stem-cell scientist found guilty of misconduct

閣下:でもな、これは仕方ないところだ。野依さんも自業自得なところがある。

ヒロッコ:そうなんですか?とばっちりのようにも見えますが。

閣下:理研の理事長なんていうポストに就いたからだよ。

モリタック:理研の理事長がなぜまずいのですか?

閣下:それを理解するためには、理研という組織を知っておく必要がある。

ヒロッコ:研究者の楽園ではないのですか?

閣下:それはあくまでも表向きだし、研究者サイドからの視点だ。国の視点から見た理研の実態は、文科省の予算消化組織に過ぎない。

モリタック:意味がわかりません。

閣下:これを理解するためには、今度は中央官庁が何をやる組織なのかを知っておく必要がある。

モリタック:何をやるのですか?

閣下:まず、一番偉いのが財務省だ。ここは、集めた税金の使い道を決める組織だ。

モリタック:家族で言うなら、お母さんですね。

閣下:そして、他の官庁は、財務省に頭を下げて、「こんなことをやりたいのです。お金を分けてください」とお願いするんだよ。

モリタック:ええええっ、お小遣いをせびるみたいですね。

ヒロッコ:全くその通りなのよ。

モリタック:そんな仕事なら僕でもできそうです。

ヒロッコ:でも、やっているのは日本の頭脳だからね。ライバルは強力なのよ。

モリタック:しょぼーん。

閣下:みんながみんなそういうことをやっているわけじゃないけれど、キャリア官僚の中でも優秀な奴の仕事はこれだ。予算の確保という。そして、たくさんの予算を確保した官僚が出世する。

モリタック:ほほう・・・

閣下:そして、官僚の仕事はこれで終了だ。

モリタック:なるほど。

ヒロッコ:あんた、わかってないでしょ?

モリタック:え??? わかってますよ。

ヒロッコ:じゃぁ、その確保した予算を誰が使うか、言ってみなさい。

モリタック:あれ?? えーーーと、自分で使うんじゃないんですか?

ヒロッコ:使うのは、官僚の仕事じゃないのよ。

モリタック:あれれれれ?? じゃぁ、お金は誰が使うんですか?

閣下:それを使うのが、理研のような予算消化組織だ。

モリタック:おおぉぉぉ・・・理研って、そんな組織だったんですね。天からお金が降ってくるのですか!!!

閣下:そういうことだな。ただ、寝ていればお金が降ってくるわけじゃない。理研は、官僚に対して「こんなことにお金を使うのはどうでしょうか?」とアイデアを出すんだ。

モリタック:なんだか、複雑ですね。

閣下:官僚も万能じゃないからな。どうやったら財務省から予算を引き出せるのか考えているわけだが、当然、知恵袋が必要だ。

モリタック:なるほど、なるほど。つまり、子供が「プラモデルが欲しい!」と言って、それを聞いたお父さんが、子供の代わりにお母さんに「息子にプラモデルを買ってあげよう。プラモデルを子供の頃から作っていると、良い技術者になるはずだから」とか何とか言って、お母さんを説得するわけですね。

ノブポン:つまり、財務省がお母さん、官僚がお父さん、理研が子供、ということですね。

閣下:そういうことだ。そして、理研という組織は、知恵を出す子供、すなわち研究者をたくさん抱えている。お金を使うアイデアは理研研究者>文科省>財務省と流れ、お金は納税者>財務省>文科省>理研研究者と流れるわけだ。

モリタック:研究費は、もともとは税金だったんですか!

ヒロッコ:やっとわかったのね。ここでちょっと面白いのは、お金を使うアイデアの方に「納税者」が出てこないところよね(笑)。

閣下:その視点はとても興味深い。これがつまり日本古来から伝わる「由らしむべし知らしむべからず」の精神を反映しているわけだ。ただ、今回のフォーカスはそこにはないのでスルーしておく。話を戻すが、文科省は「お金をください」とお願いするのが仕事だが、取ってきたお金を自分で使うことはできない。それをやってくれる組織の一つが、理研という組織だ。だから、「予算消化組織」なのだよ。

モリタック:ふむふむ。

閣下:さて、次に、なぜ野依さんのようなノーベル賞科学者が理研にいるのか、という話になる。

モリタック:なぜでしょう???

閣下:お金の使い道を決める財務省も、そこにおねだりに行く文科省も、科学については所詮素人だ。何しろ、牛耳っているのは事務官と言われる、東大法学部出身者を中心とした文系の役人たちだからな。その上、彼らは約2年に一度異動があるので、本当の意味での専門性は持っていない。彼らは、お金を要求したり、お金を配ったりする専門家であって、特定の科学分野の専門家ではない。

モリタック:すいません、ガンダムで説明してください。

閣下:ブライトはホワイトベースの指揮官で、「アムロ、ガンダムで出ろ」とか、「ハヤトはガンキャノンだ」とか、指示を出すことはできる。でも、自分でモビルスーツを操縦して、敵を倒すことはできない。つまり、モビルスーツを操縦したことがない素人が、モビルスーツを使った戦略を考えているわけだ。ガンダムのことも、ガンキャノンのことも、書類上では知っているけれど、実際にコックピットに座って戦うことはない。

モリタック:なるほど、わかりやすい!

閣下:そうすると、モビルスーツのパイロットも、ちょっとしたおりに不満を持つことになる。「ブライトさんはモビルスーツを操縦したことがないくせに!僕が一番うまくガンダムを使えるんだ!」とか。

モリタック:それで、「もうやらないからな!誰が二度とガンダムなんかに乗ってやるもんかよっ!!」ってなるんですね!

ヒロッコ:でも、そうするとアムロは仕事がなくなっちゃうのよ。

閣下:さて、そんな不平不満が渦巻くホワイトベースにシャアが指揮官としてやってくるわけだ。

モリタック:えぇっ!ジオンのシャアが連邦の指揮官に?

ヒロッコ:たとえば、の話よ。

閣下:シャアがブライトに代わって指揮を執ることになると、シャアはモビルスーツのパイロットとしても優秀なわけだから、「現場を知らないくせに」という批判は的外れになる。何しろ、シャアは指揮官であると同時に、一流のモビルスーツパイロットだからな。

モリタック:さすがは赤い彗星ですね。

閣下:その赤い彗星が、今の理研では野依さんであり、利根川さんなのだよ。

モリタック:??????

閣下:素人しかいない財務省や文科省に理研が送り込む最終兵器が、ノーベル賞科学者だ。

モリタック:通常の三倍の予算を確保するわけですか!!!やるな!!!

閣下:実際には、こうした一流の科学者をスカウトするのは文科省だから、「財務省・文科省」対「理研」という構図ではなく、「財務省」対「文科省・理研」という構図だがな。文科省と理研は一体で、理研の意思決定組織である理事会にはいつも半分近くの文科省天下り役人がいる。

モリタック:文科省と理研はズブズブの関係ということですねぇ。

閣下:そして、文科省は財務省に対して、「日本の頭脳である野依さんが、この予算が必要だと申しております」とつきつけるわけだ。

モリタック:つまり、財務省と文科省の戦いにおいて、戦闘を有利に運ぶためにスカウトされたのが野依さんということですか!

ヒロッコ:珍しく上手にまとめたじゃないの!!

モリタック:いつものことですヨ。

閣下:そういうわけで、理研は常にノーベル賞科学者という英雄を求めているのだ。これは理研に限った話ではないけれどな。日本人がノーベル賞を取ると、そのたびに、誰が一番最初に挨拶に行くかというレースが勃発する。

モリタック:プロ野球のスカウト合戦と同じようなことが起きているのですね。

閣下:パプティマス・シロッコにしても、ハマーン・カーンにしても、一年戦争以後に登場する優秀な指揮官は例外なく一流のモビルスーツパイロットでもある。だから、理研の理事長を野依さんがやっていてもおかしいわけではない。しかし、理研にしても、あるいは文科省にしても、あくまでも国の一組織であって、日本そのものではない。

モリタック:また話が難しくなりつつありますね。私にはわかります。

閣下:野依さんがやっているのは、研究開発予算の取り合いだ。彼の敵は経産省や厚労省だ。さらにややこしいのは、文科省の中でも予算の取り合いがあることだ。理研の敵は、文科省内部にもいる。それが東大とか、京大といった一流大学だ。

モリタック:敵だらけじゃないですか!!

閣下:そうだな。そういう敵だらけのなかで、野依さんは戦っている。だが、彼は本当は研究費という名のパイの取り合いではなく、研究費そのものを増やすという戦いをするべきなんだ。

モリタック:今の日本でそんなことができるんですか?

閣下:できない。それこそが、日本の科学技術政策が抱えている大きな問題なのだ。日本を代表する頭脳が、日本のためではなく、文科省や理研といった一組織のために働いていることこそが問題なのだよ。STAP細胞問題では、理研としては「しめしめ、これで、京大・山中グループに持って行かれている莫大な予算を切り崩すことができるぞ」と思ったに違いない。彼らは、ノーベル賞科学者に加えて、「若手」とか、「女性」といったキーワードで対財務省の戦闘を有利に運ぼうとしていたフシがある。

ヒロッコ:日本国民が好きそうなフレーズですよね。

閣下:おかげで、ネイチャーのサイトのトップで、頭を下げているというみっともない姿を晒してしまうことになったわけだ。これは日本にとっての損失でもある。

ヒロッコ:では本日のまとめに入りましょう。「野依さんは、理研じゃなくて、日本のために知恵を出して欲しい」でよろしいですか?

閣下:そうだな。モリタックにわかるように説明したら、こんなに長くなってしまったよ。それにしてもこのネタ、もうすでに消費されてしまったようで、「あぁ、そんなこともあったね」という雰囲気だ。理研としても、さっさと小保方さんを処分して、忘れてしまいたいと思っているに違いない。この国民の無反省体質こそが、この国のダメなところの本質なんだろうな。

ヒロッコ:ここにも、真の意味での科学技術立国へのきっかけがあったのに、ということですね。

閣下:所詮、日本という国では、人はノーベル賞科学者を予算取りの道具にしか使えんのさ。

ヒロッコ:あと、謝罪ですね(苦笑)。

「総統閣下はお怒りです」はKindle版も発売中!「イオナ」の澤井健さんの漫画もあってお得ですよ!
  

2014年04月02日

桜は思ったほどにはピンクじゃないし、この頃の空は青というよりは灰色に近い。なので、桜を撮ってもあまりいい写真にならないことが多い。じゃぁ、写真じゃなくて、目で見て楽しもう、と思うと、今度は意外と肌寒かったりするのだ。桜は難しい。


  
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2014年04月01日

豚組 再訪

今月中にKindle版を出版予定のとんかつ本も最後の詰めの段階である。昔食べたお店を再訪して現在のレベルを確認しているフェイズなのだが、今日は10年近く前に訪問してあまり良い印象を持たなかった「豚組」に行ってみた。

以前の評価:豚組
http://buu.blog.jp/archives/50062491.html

この店、何が気に入らないって、味云々以前に、まずとんかつとしては異例とも言える価格設定が嫌いなのだ。豚は完全に管理された家畜なので、肉の質と価格はほぼ完全に比例する。高い肉は美味しいし、安い肉はそれなりだ。もちろん高いくせにまずい店もありうるのだが、市場が機能していれば、そういう店は自然に淘汰される。だから、2,000円以下のとんかつが美味しい可能性は非常に低いし、逆に3,000円も出せば、それなりのレベルのとんかつを食べることができる。淘汰されない例外は大規模チェーン店で、廉価版で稼いでおいて、味のわからない金持ちからぼったくるような店だ。

この店は、以前訪問したときには5,000円程度もするとんかつを出していた。この価格は、当時も、今も、とんかつの価格としてはハイエンドといえる。加えて、オーナーのネット利用手法が気に入らない。ラーメンで言えば「武蔵」の山田氏のような感じのいけすかなさがある。とはいえ、ずっと昔に食べたきり確認もせずに評価するのはフェアではない。本にこの店を掲載するか否かに関わらず、食べないわけにはいかないので、ちょこっと食べに行ってきた。ちなみにオーナーの中村氏からは「銘柄豚よりもむしろ普通のメニューを試して欲しい」と言われていたのだが、もちろんそんなオーダーは無視して、一番高かった梅山豚のヒレを食べてみた。

まず、ミニトマトのマリネ。




普通なら漬物が出てくるタイミングで、軽く一皿。次にご飯、味噌汁、キャベツ、漬物など。













以前はこのタイミングで店員が頼みもしないのにしたり顔で「食べ方、わかりますか?」などと余計なことを言ってきたので「あんた、馬鹿ぁ?」などと思ったものだが、今回は「下味はしっかりついていますので、そのままでも美味しく召し上がれます。塩は肉の表面に少量振ってください」ぐらいのコメントで、それほど嫌味ではなかった。もちろん、余計なお世話なのは変わりないのだが。このあたりが「俺達のとんかつは普通じゃないんだぜ」という気配を感じさせる。やるなら、相手の顔を見てやれ、と言いたくなる。

#余談だが、先日褒めた神保町の「蘭奢待」は、客が左利きだとわかった時点で、全て左利き用のサービスに変更する。こういう気配りこそが一流どころであって、この店のサービスはそのレベルにない。




そして、ワンテンポ遅れて、網の上にのせられたかつの登場である。




衣はやや粗めで、しっかりしている。針が尖っているように感じられ、食べ終わる頃には口の中が荒れたように感じるほどだ。揚げている温度は標準程度だと思うのだが、火の通りは最低限なので、揚げている時間はやや短めなのではないか。肉の中心部は赤味が残る程度でジューシー。そして、この肉汁が非常に美味しい。これは肉の質の高さゆえであろう。肉本来が持つ旨味と適度な下味で、ソースや塩は一切不要である。辛子だけは風味が広がるので、好みで利用すると良いと思う。今回は半分をそのままで、残りを辛子で食べた。以前は「これだけ出して、このレベルかぁ」と思ったものだが、それも一昔前。今のレベルなら3,800円でも文句はない。

ご飯はやや硬めの炊き上がりで、水気が不足気味。個人的には好みではないが、食べた時間が12:45頃とちょっと遅めだった影響があったかもしれない。

シジミの赤だしは美味しい。キャベツはちょっと繊細すぎる印象。漬物は特にコメントする必要がないレベルだと思う。

以前と比較すると、味の印象は格段に良くなった。一方で、価格は1,000円ぐらい安くなっているのではないか。コストパフォーマンスが良いとまでは言えないが、不当に悪いとも思えず、このレベルなら一年に数回くらいは来ても良いかな、と思う。

同行者が注文した「なっとく豚」(2,600円)のヒレを一切れ食べさせてもらったが、こちらは肉の旨味にやや欠ける印象だった。やはり、肉の質は価格なりである。美味いとんかつを食べたいなら、店で一番高いメニューを注文するに限るという思いを強くした。




店名 豚組 (ぶたぐみ)
TEL 03-5466-6775
住所 東京都港区西麻布2-24-9
営業時間 ランチ 11:30〜15:00(L.O14:00) ディナー 18:00〜23:00(L.O22:00)
定休日 月曜日