2015年07月31日

東茶屋街周辺の夜景

満月



そして、川面に映った満月のつもりだったのだが、これじゃぁ解説がないとわからないね(笑)







  

Posted by buu2 at 21:30Comments(0)TrackBack(0)石川││編集

金沢(正確には野々市)のギャラリーがダメダメな件 ルンパルンパ編

牟田陽日さんの個展開催ということで早起きして金沢までやってきた。金沢までは順調だったのだけれど、そこから西金沢までの電車が約30分待ち。そこから電車を乗り継ごうと思ったら、またまた電車が20分待ち。これじゃぁ開店に間に合わないよ、ということで、タクシー乗り場へ。すると、今度はタクシーが全然来ない。駅前というのに10分程度タクシー待ちして、ようやく乗車。そこから車で約10分。ようやくルンパルンパへ到着である。時間は10:50ぐらい。すると、店の前に紙がはってあって、記名順に入店らしい。しかもその紙は前日の夜中からはってあって、名前を書きさえすればあとは開店直前に来れば良かったそうだ。そういうシステムなら先に連絡しておいて欲しいのだが、とりあえず5番目ぐらいに記名。程なく11:00で開店。すると今度は、入店順に無制限(笑)で購入ときた。5番目でどのくらい残っているのかなーと心配していたら、案の定ぐい呑や茶碗などで質の高いものは全て完売である。

バカにしてんのか?

まず、事前に販売方法について一切の告知がないことがおかしい。それ以上におかしいのが購入数に制限がないこと。最初の客が全部買い占めたらどうするんだよ。

ずっと前から楽しみにしていて、お金も貯めてきたのにこの仕打ちである。金沢のギャラリーは5月に来たアルトラのクソっぷりが酷かったのだが、ルンパルンパも本当にクソな店である。牟田作品は欲しいけれど、こんな店で買うのは二度と御免である。仲間内だけで楽しくやりたいなら、こっちにまで案内状とか送るなよ。片道4時間かけてやってきて、他人が良い作品を買っているのを指をくわえて見るとか、どんだけ悲しいことか理解できないのかね。わかんないんだろうなぁ。

今回ルンパルンパがやった方法は考えうる中で一番悪いやり方。これなら、ばっと全員入れちゃった方がずっと良かったし、それじゃぁ混乱するというなら抽選だって良かった。順番を決めるなら購入数に制限をつけて、それを超える数を買いたい人はもう一度並ぶようにするという手もあったはず。また、今回のように並んだ順番で早い方からいくらでも好きなだけ買って良いというやり方もありだけど、それならその旨、きちんと告知すべき。招待状だけ送っておいて、それ以外には何の告知もなく、店に来たら早い者勝ちで、しかも先に来た人に無制限に権利が付与されていて、開店前に来ていたのにめぼしい作品は全て売約済みって、お話になってないでしょ。大体、前日の夜中に名前を書いた人がいるってことは、なんらかの情報を一部だけに事前リークしたってことじゃないの?やれやれ。どんだけ不公平なのよ。そりゃぁ何十万円も買ってくれている一部のお得意様をえこひいきするのもわからなくはないけれど、こっちだって過去にこの店で10万円以上は買ってるんだし、かかった時間や費用を考えれば、手ぶらで帰らなくちゃならない道理はない。

あ、もちろん、個展に出ていた作品は高品質でしたよ。店がクソなだけで。気に入っている作家さんが何人もルンパルンパで扱われているけれど、この店では絶対に買わない。アルトラよりもこっちの方がずっとクソ。知り合いの作家さんたちには、ぜひともこの店での出品を見合わせていただきたい。あくまでも個人的な希望ですが。  
Posted by buu2 at 18:19Comments(7)TrackBack(0)美術││編集

乙女寿司 再訪

金沢に来る機会が増えてきたので、食べに行く店もリピート店が出てきた。今日はちょうど一年前に食べに行ってとても印象が良かった乙女寿司に行ってみた。やはり、ハイレベルで大満足。





































参考エントリー:乙女寿司
http://buu.blog.jp/archives/51449525.html  
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2015年07月30日

"ジャパンクタニ" ふたたび 〜赤絵は傍流にあらず〜

北陸朝日放送で5月30日に放送された「"ジャパンクタニ" ふたたび 〜赤絵は傍流にあらず〜」を観ることができた。地方ローカルだけでの放送ではもったいない内容。というか、むしろ北陸以外で放送しなくちゃ、という内容だった。

武山さん、年齢を考えたら凄くスキーが上手でびっくりした。

もちろん、絵の描き方とか、色々参考になった。もっと色々知りたいなぁ。  
Posted by buu2 at 23:10Comments(0)TrackBack(0)テレビ番組││編集

−九谷赤絵− 福島武山展

日本橋三越で開催中の福島武山展を見てきた。

いやぁ、「さすが」のひとこと。

特に気に入ったのは細長い馬上杯で、内面にもびっちり網目紋が描かれている。底に描くのは理解できるんだけど、内側の側面に描くのは凄く難しいはず。しかも、普通のぐい呑の形状ではなく、細長い馬上杯なので、側面の部分が大きい。にも関わらず、そこにびっちり網目紋が描かれていて、しかもほとんど乱れがない。これは凄い。が、午後には売れてしまった(笑)。

今回、色々な作品を見て感じたのは、武山さんの描く女性の表情が柔らかくて上品なこと。ひとつ欲しいなぁ、と後ろ髪を引かれつつ帰ってきた。弁財天などを描いてもらうなら陶額や大皿が普通なんだろうが、平たいぐい呑もありなのかな????

#いや、本当はもっと凄いものも色々あったんだけど、100万円超えていると手が出ないから(笑)。  
Posted by buu2 at 17:18Comments(0)TrackBack(0)福島武山││編集

菜な コレド室町店

コレド室町の菜なでランチ。注文したのは国産牛リブロース石焼ご膳。







肉料理だし、2,000円近いのは仕方のないところ。味はまぁまぁ。先日食べたタイ料理屋さんよりはこちらの方が美味しいと思う。

店名 菜な コレド室町店
TEL 03-3548-0977
住所 東京都中央区日本橋室町2-2-1 コレド室町 3F
営業時間 [月〜金]11:00〜15:00(L.O.14:30) 17:00〜23:30(L.O.22:30) [土]11:00〜16:00(L.O.15:30) 17:00〜23:30(L.O.22:30) [日・祝]11:00〜16:00(L.O.15:30) 17:00〜23:00(L.O.22:00)
定休日 不定休  
Posted by buu2 at 17:06Comments(0)TrackBack(0)グルメ−和食││編集

今日の一福鮨

朝霞市民の間でいつも大人気の一福鮨である。

凄いちらし寿司



凄いにぎり寿司

  
Posted by buu2 at 16:39Comments(0)TrackBack(0)グルメー寿司││編集

東京五輪エンブレムについて

リエージュ劇場のエンブレムにそっくりと話題の東京五輪エンブレムですが、

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確かに似ていますね。そして、似ている上に、この部分に

orz


なんか、「orz」が隠されているような。リエージュ劇場プラス土下座?  
Posted by buu2 at 10:59Comments(0)TrackBack(0)ニュース││編集

2015年07月29日

Bottarga(カラスミ)のパスタソース

カルディで売っていたカラスミのパスタソースを試してみた。




味、うすーーーーい。

これ、自分で一手間加えないと、薄味すぎる。  

ヨーグルト&マウイゴールドスワークルの「写真はイメージです」に騙された件

マクドの「写真はイメージです」には過去に良く騙されたのだけれど、

参考:マクドに騙される馬鹿 クォーターパウンダー報告編
http://buu.blog.jp/archives/50772474.html

今日はタリーズに騙された。イメージはこちら。

tarizu

(タリーズのサイトから引用)

それで、実物はこちら。




まぁ、騙されたって言っても、見た目の話ですけどね。味は普通に美味しかったです。  

今日の朝日

朝日って言っても、朝日新聞じゃないよ。




夕焼けや夜景は時々撮るけど、朝日は珍しい。

昨晩、あまりに暑くて全く寝ることができず、そのまま朝になってしまったのだよ。  
Posted by buu2 at 07:50Comments(0)TrackBack(0)Nikon D7000││編集

大喜 再再訪

先日、「この店は過大評価」と結論づけた大喜なのでもう行かないと思っていたのだけれど、今日は別の店で食べようと思って東大に行った帰りに湯島に行ったら定休日だったので、大喜で最終確認をしてみた。食べたのは中華そば。




麺はやや細めでちょっと茹で過ぎな感じ。スープの絡みも今ひとつ。

スープは鶏ベースの醤油味で、脂が多め。脂が多めのスープで醤油味の店だと、多くの場合で、

脂が多め > 味がボケ気味 > 味を濃い目に調整 > 醤油の量が増える > 醤油の塩気と同時に苦味が強調される

という悲しい進化を遂げるのだが、この店の場合は最終段階の「苦味が残る」という状態になっていた。食べ終わってから水を一杯飲んだのだが、本郷三丁目まで歩く間も苦味が口の中から抜けなかった。

チャーシューは普通に美味しかった。

醤油だけで評価すれば、4/BBBとなるが、これは「塩」の評価よりはマシ。

参考:大喜 再訪
http://buu.blog.jp/archives/51498743.html

とはいえ、過大評価という感想は同じ。塩も醤油も食べたので、この店で食べることは二度とないだろう。

余談だが、やはり脂が多すぎるのだろう、食べ終わってから約3時間でお腹を壊した。  

2015年07月28日

松竹創業120周年 七月大歌舞伎「一谷嫩軍記」「怪談 牡丹燈籠」




歌舞伎で一番見たかった怪談をようやく観ることができた。その前に90分ほどの「一谷嫩軍記」も鑑賞。源平合戦のさなかの一エピソードを描いているのだけれど、話としては「なぜそうなる」というちょっと合点のいかないストーリーだったので、ちょっと乗りきれなかった。主役の海老蔵は声は届くものの、ちょっと滑舌が悪く、何を言っているのか良くわからないシーンが多かった。

そして、期待の牡丹燈篭である。セリフが平易で、役者の発声も良いので、聞き取りやすくわかりやすい。ただ、ここでも海老蔵だけは滑舌が悪くて聞き取りにくかった。全体としては面白かったし、何より玉三郎の演技が素晴らしかった。中車も玉三郎ほどではないものの、いい味を出していたと思う。というか、現代劇に近い演出にして、中車が違和感なく溶け込めるように配慮していた気がする。おかげで、歌舞伎初心者の僕にも優しい舞台になっていたと思う。三遊亭円朝を演じて落語を見せた猿之助も無難だったと思う。

ちょっと残念だったのは仕上げ。「え?これで終わっちゃうの?」というラストで、一部だけを抜き出して上演するのが歌舞伎のスタイルと思っていても、この芝居で、構造的な歌舞伎らしさを主張しなくても良かったのでは、と思った。このラストなら、一幕で終了でも良かったんじゃないのかなぁ。何のために二幕があったのかって、因果応報をきちんと見せるためだと思うので、それならちゃんと風呂敷を畳んだほうが良かったと思う。

さて、以下は芝居とは関係なく、松竹に対して。今日は一等席18,000円で観たのだが、2階の中央5列目ぐらいだった。とても見やすかったのだが、牡丹灯籠が客席上を舞うときや、花道で演技をする際に容赦なく見切れてしまう。この席を1階の7〜9列目あたりと同じ価格で販売するセンスを疑う。

それと、今日は隣の隣に、肺に疾患を抱えた人が座っていたのだが、公演中ずっと酸素吸入の「しゅこー、しゅこー」という音が鳴り響いていた。おかげで隣に座っていた人は途中で出て行ってしまう始末。一度歌舞伎座に対して苦情を述べたようで、一度係の人が件の人と何やら話し合っていたけれど、何も改善されなかった。年寄りの観客が多く、こういう事態も良くあるのかも知れないが、公演中ずっとしゅこー、しゅこーと鳴っていたのではたまったものではない。同じ客として「迷惑だから観るな」とは言えないのだから、歌舞伎座として何か対策が必要なのではないか。車いすで観るとかとは話が違うのだ。  
Posted by buu2 at 13:49Comments(0)TrackBack(0)演劇││編集

第七回 豪華蕎麦打ち会のご案内

今年で7回目になりますが、今年も「鹿島槍蕎麦打ち会」を開催します。日程は11月7日、8日です。皆さんのご参加、心よりお待ち申し上げます。

概要:
まだ雪が積もっていないはずの鹿島槍スキー場で蕎麦打ちしよう!

今年白馬で取れたばかりの蕎麦粉を使っての蕎麦打ち会です。「ちゃんと打てるのかなぁ?」という方も安心。例年、大人から子供まで、美味しいそばを打つことができています。山椒や唐辛子を入れた変わりそば、十割そばなども試せちゃいます。白馬の家庭で一般的な「おしぼりそば」(辛味大根のおろし汁でそばを食べます)など、食べ方も一工夫します。

去年の様子はこちら:
http://buu.blog.jp/archives/51459152.html
http://buu.blog.jp/archives/51459154.html

費用:
鹿島槍のゲストハウス宿泊(8人程度の相部屋、スキーヤーズベッドの大部屋、小さな子供連れの方には先着1組のみ、家族部屋が用意できます)で、一泊二食(到着夜の晩御飯、翌日の朝ごはん)つき、新そば粉による蕎麦打ち体験(もう食べられない、という状態まで食べられます)、前日はキャンプファイヤーをやりながらの花火大会や、3時までの飲み会、お風呂は24時間好きなときに!という内容で、大人10,000円、子供(高校生以下、小学生まで)5,000円、未就学児童は無料!
土曜日の早朝着でベッドが必要な場合は1名に付き2,000円、朝食は準備できないので、お弁当をご持参下さい。土曜日、あるいは日曜日の日帰り参加の場合は大人3,000円、子供1,000円、未就学児童は無料となります。
せっかく白馬まで行くんだから、気がおけない仲間と夜中までどんちゃん騒ぎで盛り上がりたい、という方には、八方の宿を紹介します。
なお、10月15日以降のキャンセル料は100%となります。あと、交通費は含みません。
パーティ用の食べ物、飲み物、ぜひ持ち込んでください。特にお酒、歓迎。

公式イベント:
土曜日:蕎麦打ち、キャンプファイヤー、花火
日曜日:蕎麦打ち

準公式イベント:
土曜日:釣り(釣ってきた魚に補助あり)、サイクリング、ハイキング、飲み会、温泉ツアー

現地までのアクセス:
現地集合、現地解散が基本ですが、「それじゃー、行きたくても行けなよ!!」という方の為に、頑張って配車します。調整がつかなかったら、バスを借りることも考えます。でも、できればバスを借りずになんとかしたいです。長野まで新幹線で来てもらえれば、長野、鹿島槍間をピストン輸送することも考えます(片道多分1時間ぐらい)。

近郊でのあそび:
土曜日の昼間は白馬のジャンプ台や青鬼地区の古い町並みを楽しんだり、栂池や白馬の散策とか、ちょっと足を延ばすなら、上高地とかに行ってみるのも楽しそう。善光寺に行っても良いし、温泉ツアーもあり。夜は白馬の美味しいお店に繰り出すも良し、大町の全然知られていないお店を紹介してもらえるかも?ゴルフ場とかも近所にあるようです。天候や気温次第ですが、お楽しみは色々。地元のプロのお店で蕎麦を食べてみるという手もあります。
ただし、結構寒いので注意してください。去年は、そば打ちの翌日から大雪になりました。

そばアレルギー:
「家族に蕎麦アレルギーがいるのよ!」という人がいたら、蕎麦打ち隊は放っておいて餃子パーティで!なお、蕎麦アレルギーの人は早めにご連絡ください。

集合:
8日土曜日に流れ集合。午前中に到着していただければ、初日からたっぷり蕎麦を打っていただけます。どんなに遅くとも、夜ご飯までに鹿島槍スキー場のセンターハウスまで来てください!繰り返しですが、お酒やおつまみ持参熱烈歓迎。

解散:
9日日曜日に流れ解散。大体10時ぐらいから蕎麦打ちの準備を始めて、蕎麦打ち1サイクルが1時間程度です。八割蕎麦をまず試して、余力があったら変わり蕎麦や十割蕎麦にチャレンジ。打って、茹でて、食べて、14時にはお腹一杯死にそうだー、と言いながら後片付け、という展開と思われます。

定員:
40名

備考:
最少催行人数20人

ペット:
すいません、施設内はペット連れ込み禁止となっております。あしからずご了承ください。

催行決定:
やるかやらないか、決定は10月31日の夜!

連絡先:
buu@mac.com
090-3439-6900
担当:僕(元木)

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申し込みフォーム(適当に整形してください)

1.参加 (します しません)
2.参加人数(大人  人、子供  人、幼児  人)
3.到着予定(土曜日朝、昼、夜)
4.蕎麦打ち希望日(土曜午前、午後、日曜午前) *複数可能
5.交通手段(自分でなんとかします 誰かなんとかしてください 誰かもなん
とかします(  人)長野まで行くから、そこからなんとかしてください)
6.そばアレルギー(あり なし)
7.その他連絡事項
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2015年07月27日

久しぶりの22 (トゥ・トゥ)

この店の照明はホワイトバランスが取りやすくて好き。補正なしでこの色が出る。

















  

安倍内閣には逆らうな

  

2015年07月26日

東京都現代美術館と会田誠さんの戦いを外野の前列で観ること

以下は昨日の夜に書いたものなんだけど、その後、こんなニュースがあるのを見つけて「あれ?」という感じである。

美術館「子ども向け表現を議論」 会田さん作品改変要請
http://www.asahi.com/articles/ASH7T62T2H7TUCVL00B.html
館側は、撤去は要請していないと話している。また、観客からはクレームではなく展示趣旨についての質問が寄せられたとした。


でもまぁ、良いや、そのまま載せちゃえ。
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僕は理研で3年ほど働いていたことがあって、それは松坂がまだ高校生で、甲子園の決勝戦でノーヒッターとなるかどうかが注目されたぐらいに昔のことだ。理研で感じたのは、現場に近い事務方ほど、研究者よりの考えを持っていて、一方で文科省からの天下りを筆頭に、現場から遠い事務方ほど、研究者に対して冷たい考え方をしていたことだ。ただ、その中には微妙な偉い人や、微妙な下っ端がいて、例えばテクニカルスタッフに冷淡で東大卒を厚遇するプロジェクトリーダーや、文科省の威光を借りて業者に居丈高に命令する奴などがいたりしたのだけれど、これらは例外だった。

それで、理研の事務方というのは研究者が自由にやりたいことができる環境を整備するというのが仕事で、基本的には、「研究者と一般社会の間の接着剤や緩衝材となること」である。例えば研究の内容をわかりやすく伝えるとか、動物実験に対する反対運動が起きた時にその対応にあたるなんていうのがわかりやすい例だ。

#だから、小保方氏の一件のように守っているはずの研究者がおかしなことをやってしまうと、その広報や防壁となっている立場の人間ははしごを外されて困ったことになる。

##ちなみに小保方案件における理研の対応は酷いものだったので、理研事務方の役割は重要だけど、能力は低いと思っている。

同じような役を果たす組織として、美術館がある。理研が科学者に自由に研究できる土壌を提供するのと同様、美術館は芸術家に自由に創作できる土壌を提供するのが仕事のはず。特に現代アートにおいては、一般生活者に対して作品を展示すると同時に、現在進行形で作家活動をしている人間を支援するのが重要な機能となっているはずだ。その点において、東京都現代美術館が「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」展で会田誠一家が出品した「檄」という作品に対して改変を要求し、それを拒否されると今度は撤去しようとしている問題は、美術館の自殺行為に見える。

この件については会田誠氏が自身のサイトで詳細に経緯を書いているので、それを読んでもらうのが一番である。

東京都現代美術館の「子供展」における会田家の作品撤去問題について
http://m-aida.tumblr.com/

本来であれば東京都現代美術館からのコメントも紹介すべきなのだが、これを書いている時点では発信された情報が見当たらないので、会田氏からの見解のみになってしまう。

東京都現代美術館の事務方の構成は知らないのだが、上層部に東京都や文科省からの天下りがいて、一件の馬鹿によるクレームを我田引水する形で文句をつけたのかな?というのが個人的予測なのだが、得てして役人がトップ近くに幹部として天下りしてきた組織ではこういうことが良く起きる。奴らは、大勢がデモを展開しても無視するくせに、自分に都合の良い匿名クレームはさも民意のように取り上げて喧伝する人種である。

理研の理事クラスだと、天下りは他の法人に渡ることはあっても、文科省に戻ることはない。彼らにとっては給料と退職金がもらえること、すなわち文科省から睨まれないことが重要な役割となる。こういう奴は、よっぽど骨のある人間でなければ、文科省の傀儡となる。現代美術館でも、同じことが起きたんだろうなぁ、と推察されるのである。

かように想像する理由は簡単で、現場レベルは、会田誠氏に制作を要請した時点で、それなりにインパクトのある作品ができてくることが容易に想像できたはずだからだ。それを百も承知で要請し、思った通りの作品ができてきた。予想外だったのは、どこかの馬鹿からのクレームがあったことと(やらせかも知れないけど)、それを理由に改変・撤去を要請するようなお偉方がいたことである。現代美術館は瀕死の状態である。

#なんか、3.11以後、特に安倍内閣以後、政治家や役人は自分に都合の悪いことはなるべく排除して見えなくしちゃうという志向が強いと感じてしまう。前からかも知れないけど。一件の苦情で作品の改変要求、それが無理なら撤去って、どう考えても美術館のやることじゃないでしょ。どこかの馬鹿が手本を示して、潜在的に存在した馬鹿まで「あぁ、自分に都合が悪いことはなかったことにしちゃえば良いんだ」と考えるようになったんじゃないかな。

さて、現状分析だけでは評論家なので、現時点で、僕達には何ができるのか考えてみた。おおよそ、こんな感じでどうだろうか。

1.まず、問い合わせ
「まだ展示してますか?」と電話で質問してみる(TEL:03-5245-4111(代表) / 03-5777-8600(ハローダイヤル))。ついでに、「いつまで展示してますか?」と聞いてみる。「もう撤去されました」と言われたら、「では、行きませんから良いです」と伝えて電話を切る。まだ展示されていた場合は2以下へ。

2.行ってみる
朝の時点で撤去されていないことを確認したら、現代美術館に行ってみる。

3.友の会について問い合わせる
敵は友の会のたったひとりである。ならば、数で勝負である。友の会の会費は個人で1,500円、家族で3,000円と、他の美術館に比較してもかなり安い(サントリー美術館のメンバーズは5,000円、三菱一号館美術館サポーターとトーハク友の会は10,000円程度)。なので、「友の会に入ろうかと思ったのですが、会田さんの作品が撤去されるなら入りたくありません」と聞いてみる。

4.観てくる
撤去方針継続なら友の会に入会せず、撤去方針撤回なら友の会に入会して、展示を観てくる。なお、「ここはだれの場所?」展は1,000円。友の会に入会すると50%オフで入会金と合わせて2,000円。

#ちなみに会田氏とは面識がないのだが、ずっと昔から山口晃さんを応援していて、会田氏との合同展覧会が良くあったので、彼の作品は昔から観ているし、ミヅマが飯田橋に移ってからは「劇団☆死期」の芝居を観たり、もちろんこれも大問題になった森美術館の「天才でごめんなさい」も観ている。「ジューサーミキサー」や「大山椒魚」などは大好きな作品である。

「えーーー、そんなの、面倒臭いよ」という人とか、「行きたいけど、遠距離だから無理」という人は、プランBとして、メールしてみるという手もありそう。

東京都現代美術館 お問い合わせ
http://www.mot-art-museum.jp/museuminfo/contact.html

この手の苦情メールはプリントアウトされて偉い人の机の上に置かれ、出勤してきた偉い人がそのまま読まずに下っ端に「どこかにファイルしておいて」手渡して終了、なんてことになりそうだけどね。

これは、会田誠と東京都現代美術館の対決じゃなくて、東京都現代美術館のお偉方(ただし、馬鹿)と、美術館の現場の対決だと想像する。僕達にも、心ある、だけど、上司にはどうしたって反発しきれない現場を支援することができるかも知れない。今回の騒動がずっと上の方からの圧力ならあまり意味がないかも知れないが、美術館の偉い人の個人的見解で起きているなら、撤去や改変については撤回となるかも知れない。

山口晃さんはだいぶ前に「あの人についていっても何もない」と笑っていたけれど、結構色々あるので、外野の前の方で観ているのは面白い。  
Posted by buu2 at 14:37Comments(0)TrackBack(0)美術││編集

2015年07月25日

ナスの豚肉巻き

以前は時々載せていた料理だけど、最近はすっかり日常なので全く載せていなかった。たまには載せてみよう。

ナスの豚肉巻き
材料
豚バラ肉の薄切り
ナス
タレ
 みりん大さじ1/2
 酒大さじ1/2
 砂糖大さじ1/2
 酢大さじ1
 しょうゆ大さじ1
1.ナスのヘタを取り、水洗いして、ピーラーで適当に皮をむく。縦に四つ切にして、水に数分浸けてアク抜きする。

2.ナスの水を拭きとって、ばら肉薄切りを巻きつける。軽く小麦粉を振る。

3.フライパンで豚肉の色が変わるまで焼く。

4.タレを絡める。




ちょっと薄味だった。  
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2015年07月24日

愛を積むひと

aiwotsumuhito


北海道を舞台に家族ものを展開というとすぐに倉本聰を思い出してしまうのだが、そのマンネリを許容してしまうだけのパワーがあるから驚く。やっていることは丸太小屋を作るか、石垣を作るかの違いなので、全くの焼き直しなのだが(笑)、米国人にとっての西部劇のようなもので、自然がたくさん残っている北海道に行って、時間をかけてdo it yourselfするのは日本人にとって非常に魅力的な素材なのかも知れない。またかとは思うのだが、それでもなぜか許してしまう。

起承転結の「転」によってストーリーは色々と転換していくのだが、そのひとつひとつのエピソードがなかなか良く出来ていて、不本意ながら(笑)、一々感動してしまうのが悔しい。

個人的には「青春の門で杉田かおるの裸を見た役者」というカラーが抜けない佐藤浩市だが、すっかり老け役が板についてきたことに驚く。まだ50代半ばだよね?個人的にはタコとやった女優というカラーが抜けない樋口可南子が好演していた。HEROでようやく顔を覚えた北川景子はもうちょっと頑張って欲しかったけれど、その分柄本明が大活躍していたのでそれほど気にならなかった。役者がなかなか頑張って見えたので、監督の腕が良いんだと思うのだが、誰なんだろうなぁと思ったら、良い素材だったはずの「武士の献立」をありきたりな作品に仕上げてしまった朝原雄三だった。武士の献立に比較したら、演出、脚本ともにずいぶんと腕をあげたと思う。ただ、「今度捕まったら警察だ」というセリフはおかしいし(笑)、脚本自体は凡庸だと思う。

エンドロールで佐戸井けん太の名前があったけれど、どこで出てきたっけ?

事前予習なしで観たほうが良い。

期待していなかったけど、十分楽しめた。評価は☆2つ半。  
Posted by buu2 at 23:53Comments(0)TrackBack(0)映画2015││編集

鰻 伊勢定

日本橋の鰻伊勢定の鰻をおみやげに貰ったので、うな丼。




美味しい。  

2015年07月23日

マッドマックス 怒りのデス・ロード

madmax


第一作が公開されたのは僕が中学生の時。まだコマーシャルは覚えているけれど、詳しい内容はすっかり忘れてしまった。核戦争後の荒廃したオーストラリア(?)が舞台、ぐらいしか覚えていない。その新作が公開ということで、どうせ、うるさい音楽をBGMにしてカーアクションを繰り広げるだけのほとんど内容のない映画でしょ、と思いつつ観に行った。事前の予想はほとんど100%的中していた。しかし想定外のことがあって、それはその内容のないくだらない映画が、抜群に面白かったことである。

何の教訓もなく、ストーリーにひねりもなく、脚本に特段の工夫があるわけでもない。ただ、設定が非常に良い。そして、設定にフィットした演出が見事。6つのタイコと前面に吊るされたエレキギター、そして大量のスピーカーによる大音響で迫ってくるトラックを見ただけで1800円の価値があろうというもの。他にも「血液袋」とか馬鹿馬鹿しいアイデアがてんこ盛りで、その度に笑ってしまう。「何やってんだ、こいつら(笑)」と。

バカ映画も突き抜ければ十分に楽しめるということをアピールした点で、非常に高く評価できる。

全編ハイテンションで、普通なら途中で慣れてしまうところなのだが、どういうわけか、飽きずに最後まで一気に楽しめてしまう。こういう映画を撮りたいと思っている人は沢山いそうだけど、実際にはなかなかお目にかかれないんだよねぇ。

いや、本当に楽しい映画だった。評価は☆3つ。もっと早く観ておけば良かった。  
Posted by buu2 at 12:45Comments(0)TrackBack(0)映画2015││編集

龍神

ときわ台の龍神に行ってみた。以下、評価。




名称:龍神
種類:味噌
場所:ときわ台
注文:味噌ラーメン
評価:1/BCC
2015.7.21.
コメント:ふらっと食べに行ったら、火曜日は味噌ラーメンのみだったのであまり気が進まなかったのだが、味噌ラーメンを食べてみた。

麺は極太平打ち麺。コシは十分だが、麺を食べさせるのに十分な量のスープは絡まない。つけ麺ならありかもしれない麺だが、ラーメンに使うにはかなりの工夫が要求されるし、この店はそれに見合った工夫がない。

スープは豚骨ベースと思われるダシでモヤシや玉ねぎなどの野菜を炒めて味噌を加えたと推測されるもの。脂が多くて味がボケ気味で、おまけに苦味が残る残念なもの。これでテーブルに七味か一味でも置いてあれば救いがあるのだが、置いてあるのは添加剤たっぷりのゲロマズおろしニンニクだけというのだから拷問である。

チャーシューは肉質がイマイチなところまではわかったが、味まではわからなかった。少なくともトッピングするほどの価値はない。

店名 龍神
TEL 03-3530-0740
住所 東京都板橋区南常盤台1-27-4
営業時間 11:30〜14:00 18:00〜24:00 日曜夜 17:00〜23:00 (材料無くなり次第終了)
定休日 水曜日  

白木千華さんのうを茶碗が箱入りになった件

先日の陶ISMで購入した白木千華さんの茶碗が箱入りになったので、改めて撮影しておいた。













茶碗の価値は「見た目重厚、持って軽いが一番」と教えてもらったことがあるんだけれど(それは正しいんだと思う)、その価値観とは全く別のベクトルで作られているところが良い。こういう、自分の想いを可能な限り詰め込みました、というアートは、たとえば黒田陶苑で扱われることは絶対にないと思うのだけれど、若さや勢いがそのまま反映されていて清々しい。陶芸の世界は比較的似通った方向にあるので、こういう才能がきちんと育っていったら良いなぁ、と思う。  
Posted by buu2 at 11:58Comments(0)TrackBack(0)白木千華││編集

2015年07月22日

鶏響

京都のお店らしいのだが、池袋西武の期間限定店舗で食べてみた。







親子丼、焼き鳥重ともに味は普通。親子丼はダシでご飯がベチャベチャになっていてイマイチ。

価格を考えると、神田あたりの老舗で食べたほうが幸福度が高いと思う。  
Posted by buu2 at 16:51Comments(0)TrackBack(0)グルメ−丼物││編集

2015年07月21日

茶寮 伊勢藤次郎

昨今はかき氷ブームらしく、どこへ行っても大行列で、ブームには関係なく冬でもかき氷を食べていた人間としてはちょっと悲しい。

ところが、今日は全然行列していない店をヒカリエで発見したので食べてみた。本来はうどん屋さんのようである。注文したのはマンゴーのかき氷、1300円ぐらい。







店員の教育が全然できてないのが凄い。先日ラーメンを食べた篝もそうだったけど、全くトレーニングされていない人間に調理を担当させちゃうのはどうなんだろう?

メニューと全然違うのはもちろん、同じものを注文したのに全然違うものが出てきてびっくりした。メニューは凄くゴージャスな感じだったのに、実際に来たのは潰れちゃったかき氷。最近、ここまで貧相なかき氷は滅多にお目にかかれない。それで1300円という強気な設定がさすがヒカリエである。

少ない氷、少ないマンゴー、そしてなぜかソフトクリームで底上げされているのが悲しい。

二度と行かないが、他にも被害者が現れないことを祈るばかりである。

店名 茶寮 伊勢藤次郎 (さりょう ・ いせとうじろう )
TEL 03-6434-1483
住所 東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ 7F
営業時間 11:00〜23:00
定休日 なし

  
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有生礼子さんの赤絵細描からこ文九谷焼麦酒杯が箱入りになった件

有生さんのビアマグも無事箱入りになったので、記念に写真で再度紹介しておきます。





























  
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AFURI 六本木ヒルズ

武蔵系列と並んで、どこで食べてもそこそこのレベルが期待できるのがAFURI。だけど、新味はないので、あまり食べたい気持ちにならず、存在は知っていてもなかなか食べる機会がないのも事実。今回は目当ての店が終了していたので、プランBで訪問してみた。




名称:AFURI 六本木ヒルズ
種類:塩
場所:六本木
注文:柚子塩淡麗
評価:6/ABB
2015.7.17
コメント:麺は細めのストレート。コシ、スープの絡みともに良好。例の、全粒粉配合タイプである。

スープは鶏ベースの塩味。チャーシューの脂の焦げた風味が支配的。これも他の店と一緒。塩分も、旨味も控えめで、柚子胡椒を投入したくなるのだが、残念ながらテーブルの上に柚子胡椒はなかった。

チャーシューは普通に美味しいレベル。ただし、トッピングするとスープが一層崩壊すると思うので、やめておいたほうが無難だろう。

店名 AFURI 六本木ヒルズ (アフリ)
TEL 03-3408-1880
住所 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズノースタワー B1F
営業時間 11:00〜23:00
定休日 不定休(六本木ヒルズノースタワーに準ずる)  

OVER THE RIIIIIIINBOW

ミッドタウンで風鈴を山ほど吊り下げてりんりん鳴らしていたので。































8月30日まで。  
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小林昂平さんのぐい呑

日本橋三越で個展をやっていた小林昂平さんのぐい呑。ガラスは守備範囲外なので購入しなかったけれど、良い色で凄く欲しかった。二色あったけれど、ブルーの方が良いかな。両方欲しいけど。

ということで、写真でコレクション。

ルリ被せアンバーぐい呑






緑被せアンバーぐい呑



価格は税込みで23,760円。  
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お好み焼 きじ 丸の内店

安定のきじである。

スジモダン焼きと豚しめじのお好み焼きを食べた。この店はモダン焼きよりお好み焼きのほうが美味しいと思う。







店名 お好み焼 きじ 丸の内店
TEL 03-3216-3123
住所 東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビルTOKIA B1F
営業時間 11:00〜15:30(15:00L.O) 17:00〜23:00(22:00L.O)
定休日 不定休  

グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札

graceofmonaco


レンタルBlu-rayで鑑賞。

モナコとフランスの関係が悪化した数年、グレース・ケリーがどう行動したのかを描いた作品。事実に基づいているとのことだが、演出のせいなのか、どうもストーリーに重みがない。ハリポタのスネイプみたいなキャラがいて、いかにもという感じの結末を迎えるあたりもちょっと観客を馬鹿にした感じ。

ただ、最後の演説はなかなか興味深かった。あと、ニコール・キッドマンの演技はなかなかだったと思う。

映画館で観たら後悔するところだったのだが、100円なのでまぁこんなものかな。腹が立つこともないし、時間を無駄にした感じもしない。あと1本借りると割引なんだけど、借りたいビデオがない、という時には良いかも知れない。評価は☆1つ半。


  
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2015年07月20日

8月の家族たち



TSUTAYAの準新作100円にのせられてレンタル。

予備知識なしで鑑賞したんだけれど、なかなか面白かった。登場人物のほとんどの女性は口が悪く、仲が悪い。一方で男性たちはみんなおとなしくて、優しい。フェミニストが観たら激怒しそうな話なんだけれど、米国で作られた映画なので意外と文句は出ないのかも知れない。

冒頭、おじいさんの独白で始まるので、この人が狂言回しなのかな、と思ったら、あっという間に失踪して舞台上から退場してしまう(笑)。メリル・ストリープが演じているおばあさんがとにかく毒舌で、娘たちも毒舌、さらに、おばあさんのお母さんがまた酷い奴だったというネタまで出てきて、なんとも気分が悪くなる。この映画、家族が円満な人が観たら「えーーーー」という感じなのかも知れないけれど、僕は家族とは何年も話をしていないくらいに仲が悪いので、そうそう、と力強く頷いてしまう場面が少なくなかった。僕は大学生の時、苦労してさだまさしのコンサートチケットを手に入れて(当時のチケットぴあは公衆電話から延々と電話をかけ続けなくてはならず、本当に大変だった)母親にプレゼントしたところ「席が悪い」と文句を言われて、以後、彼女には一切のプレゼントをしなかったのだが、すると今度は「母の日にも何ももらえない」と他人に文句をいう。意地の悪い人間が家族に存在すると、本当に息苦しいものだ。そんな息苦しい家族の会話劇が延々と続いていくのだが、最初は気分が悪くても、途中からそれを通り越して笑ってしまう。その、徹底した演出が見事。よくもまぁ、ここまで嫌な家族を描いたな、と。

一服の清涼剤と思っていた登場人物にも隠された過去があったりして、最後まで一筋縄ではいかない。いやぁ、メリル・ストリープ出演と聞いて何気なく借りたけど、面白かった。でも、誰が観ても面白いわけではなく、むしろ不快に思う人のほうが多いかも知れない。特に若いカップルにはお勧めできない(笑)。

評価は☆2つ。  
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2015年07月19日

河端理恵子さんの赫焉赤絵奇花文九谷焼ビアマグが箱入りになった件

石川から日本橋まで届いていた箱がようやく我が家までやってきた。無事、赫焉赤絵奇花文九谷焼ビアマグが箱入りビアマグになった。







箱にも絵が描いてあって嬉しい。
(裏・表なだけで、ひとつのビアマグだよ)  
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画鬼・暁斎―KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル

kyosai


三菱一号館美術館で河鍋暁斎展。ここに前回来たのは去年の夏のヴァロットン展なので、一年ぶり。サポーター会員になろうかというアイデアが一瞬頭をかすめたのだが、10,000円という年会費を天秤にかけて廃案とした。トーハクやサントリーの条件と比較してあまりにも不利なので、今回も普通にお金を払って観た次第。

今回の展示は前半と後半で主要な展示の一部が入れ替えられるのだが、小さい美術館だからある程度は仕方ないと納得すべきところかも知れない。この、サントリーやトーハクが収入倍増を狙って鳥獣戯画をネタとして導入した悪習がこれ以上広がらないと良いのだけれど・・・。入れ替えるなら、二度来なくちゃならない。首都圏在住ならそれでも良いけど、地方在住ならたまんないよね。どうしてももっとお儲けたいなら、料金を高くすれば良いだけのこと。ま、近所に住んでいるなら前半でざーーっと観て、本で色々勉強して、後半でしっかり観る、みたいなのもありなんだろうけど。

さて、そんな前後半一部入れ替え制の前半である。生物たちをきっちり観察して描写しているところがまず凄い。今ならデジカメとフォトショップがあるのである程度写実的な絵を描くのはそれほど難しくないけど。それを擬人化して表現している絵も凄い。この辺は鳥獣戯画の昔から日本人のお家芸的なところがあると思うのだが、その伝統を究極まで突き詰めた感じ。そして、その延長で描いている化け物達も異常に魅力的。うまい人は何でもできちゃうんだなぁと感心する。ってか、基礎がしっかりしていて、それを応用する想像力がないとできないよなぁ。

自分で描くときの参考にしようと思ってみていくと、柳の表現なんかも面白かった。本当なら暗くなっているはずの箱の奥を白にして、それでも違和感ないあたりの発想の転換とかもすげぇなぁ、と。

なんか、色々凄かった。

「画鬼・暁斎—KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル」
2015年6月27日(土)〜9月6日(日)
月曜休館(但し、7月20日と8月31日は開館)
#前期:8月2日(日)まで/後期:8月4日(火)から
三菱一号館美術館  
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2015年07月18日

河端理恵子さんのビアマグ ハコフグ

何が河端さんにハコフグを描かせるのかは不明だが、なんか、好きみたい(笑)。その、ビアマグ。







口元が可愛いのだが、見逃せないのは水。ここもぜーんぶ渦打ち。




ビアマグの全面に一匹のハコフグなので、その面白さを写真で伝えるのは不可能。パーツごとに分解してお楽しみ下さい。







この間、日本橋三越のビアマグ展で買ってあった花と並べてみた。




む、これだと似たもの同士だな。ということで、変化をつけてみた。


  
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河端理恵子さんの赫焉赤絵黒粒花詰九谷焼玉盃

僕は九谷の赤絵が大好きで、武山さんのバルタン星人も、有生さんのカブトムシも持っているのだけれど、赤絵の問題点は個性を出しにくいこと。去年の秋に銀座三越で開催された福島武山一門展でまとめてみた時にはなるほどなー、と個性がわかったのだけれど、そういう風に比較できる機会はあまりない。ぽんと目の前に置かれて「さぁ、だーれだ?」と問われた時に、すぐに「◯◯さん」と出てくるだけの個性があって欲しい。その点で、河端さんの作品は一目瞭然。作品は素晴らしいまでの個性が輝いていて、個人的には赤絵の若手では一番好きな作家さんである。

今回は、まず玉杯を捕獲。

全体像はこんな感じ。



蓋をあけるとこう。



下を上からみるとこう。



アップにするとこう。



大きさがわからないとこの凄さがわかんないかも、と思って、綿棒を置いてみた(僕は非喫煙者なのでマッチ棒がないのである)。



精緻さ、わかりましたか?

さて、横からみるとこう。



下から覗くとこう。



もう、全く手抜きがない。

それで、蓋。ぽんとおくとこう。



黒でのぺっとしているかと思ったら、全部粒が打ってある。もう許して。

180度回転するとこう。



蓋をひっくり返すと、ここにも絵が(笑)。



これ、異常に凄くない?????これひとつ描くのに、どのくらいの時間がかかるんだろう??この作品一つもため息が出るほどに凄いと思うけれど、この表現を可能にした、今までの努力もきっと凄いんだと思う。才能があって、努力があって、先人たちの積み重ねをきちんと理解・消化して、さらにそこに積み重ねたアイデアとオリジナリティがある。それで、この小さい玉杯に、ブラックホールのように詰め込めるだけ詰め込んでる。まさに、傑作。これを買わずして何を買うのか。

  
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牟田陽日さんのぐい呑と徳利

イケヤン★展2015で見つけてびっくりした。僕が持っている網目紋のぐい呑と生き別れになっていたぐい呑と徳利である。これは事件だ。













ロクヒルの店のお姉さんは売れちゃったって言ってたんだけど、どうやらバックヤードに眠っていたようだ。え?え?と思い切り動揺しつつ、即座に捕獲。これで、ばらばらになっていた3つが無事再集結した。めでたし、めでたし、である。




ちなみに網目紋のぐい呑についてはこちらで紹介しているんだけれど、

牟田陽日さんコレクション
http://buu.blog.jp/archives/51489129.html

個人的には、二つのぐい呑の内側の、波紋がいくつも重なるような、それでいてらせんのようなデザインが好き。  
Posted by buu2 at 16:37Comments(0)TrackBack(0)牟田陽日││編集

ピーチ イン ピーチ フラペチーノ

このところ、スタバといえばマンゴーパッションティーフラペチーノのノンティ一本槍だったのだけれど、先日池袋のスタバで仕事をしていたら、店員さんが「新製品なので、試食してみませんか」と小さいカップを持ってきてくれた。そのとき食べたのがピーチインピーチフラペチーノだったのだが、なかなか美味しかったので、食べてみた。




あ、これは美味しい。桃は渋みがあってあまり好きじゃないんだけれど、この桃は渋みがない。単に、桃の缶詰なのかも知れないけど。食感が良くて、味も良い。ただ、問題はホイップ。これ、カロリーが高いので、ダイエット中の僕には大敵。では、とノンホイップにすることも可能だけど、多分それをやってしまうと味が濃すぎる。

カロリーはどのくらいかな、と思って調べたら、トールで328キロカロリー。うーーーん。マンゴーだとトールで128、ベンティでも213しかないんだよねぇ。美味しいけど、バニラクリームと同じで、ちょっと敬遠した方が良いかも知れない。

あ、飲み物としての評価は☆2つ半で。結構いけてる。  

2015年07月17日

IKEYAN★TEN イケヤン★展2015

イケヤン★展2015に行ってきた。

展示のテーマはビアマグだったけれど、ビアマグは半分もなかったんじゃないだろうか(笑)。青木良太さんはビアマグ中心だったけど、他の多くの作家さんは、新作ちょぼちょぼ、売れ残りちょぼちょぼ、ビアマグもちょぼちょぼという感じ。

でも、その売れ残りの中に個人的な掘り出し物を発見。それは、牟田陽日さんのぐい呑と、徳利(全然ビアマグじゃない(笑))。前にも書いたと思うのだけれど、このロクヒルのギャラリーショップで販売されていた徳利1つとぐい呑2つのセットで、僕はその中の網目紋のぐい呑だけを買っていた。これが個人的には結構なお気に入りだったんだけど、ある時、残りの徳利とぐい呑も買ってしまおうと決断し、ロクヒルまで買いに行った。ところが、陳列棚から消えてしまっていた。店のお姉さんに「売れちゃいましたか?」と聞くと、「申し訳ありません・・・」との返事で、縁がなかったなぁ、と諦めていた。のだが、なぜか、今回の展示の「売れ残り」パート(笑)にその2点が。もう、迷わず購入(笑)。くじらのお茶碗とか、トビウオのぐい呑とかあったけど、それよりもこっちが大事(笑)。

それと、河端理恵子さんの玉杯とビアマグを捕獲。他にも山田想さんとか、和田山真央さんとか、何人かすでに持っている作家さんの作品があったんだけど、今回はスルー。買ったものは明日にでも撮影してブログに載せます。

大変親切なことに、買ってないものも写真撮影オッケーだったので、ざっと写真で紹介しておきます。




























IKEYAN★TEN イケヤン★展2015
ROPPONGI HILLS A/D Gallery
六本木ヒルズ ウエストウォーク3F
7/17(金)-8/2(日)
(人気のあるものからどんどん消えていくので、早めに行ったほうが良いですよ)  
Posted by buu2 at 19:49Comments(0)TrackBack(0)陶磁器││編集

着想のマエストロ 乾山見参!

kenzan


タイトルを読んだだけで行きたくなくなるセンスの感じられない展覧会だが、内容に罪はないので頑張って見てきた。

いや、さすがだった。染付の下絵が中心なんだけど、発想が凄い。結局、今ある「面白い発想」の多くはこの頃に開発されていたんだなぁ、と思う。それを取り入れるのは別に恥ずかしいことじゃないので、色々と参考にしたい。  
Posted by buu2 at 16:30Comments(0)TrackBack(0)美術││編集

2015年07月16日

篝 Echika fit 銀座店

地域特化したラーメン本を出そうと思ったら良い店が全然なくて断念したのが銀座である。その中ではかなり健闘しているのが「篝」だが、いつも大行列で食べることができない。もうこの店で食べることもないだろうな、と思っていたら、丸ノ内線の改札近くに支店を出してくれた。本店が10人を超える大行列でも、こちらは並ばずに食べることができたりするので、味さえ同じなら、こちらで食べたいと思い、そこそこ期待して食べてみた。以下、評価。




名称:篝 Echika fit 銀座店
種類:鶏白湯
場所:銀座
注文:鶏白湯SOBA +チャーシュー
評価:4/ACA
2015.7.16
コメント:スープは濃厚な鶏白湯。一口レンゲでスープを飲んでみて、ぬるい。あれ?と思ってまず丼をチェック。丼は熱い。次に麺を食べてみると、やけどしそうなくらいに熱い。食べ進むと、スープも熱い。あれ?面妖な、と思って厨房を観察すると、トッピングの担当がド素人。それで、トッピング作業に時間をかけすぎで、その間にスープの表面が冷めてしまっているのだ。人材不足なのかも知れないが、もうちょっとトレーニングしてから店に立たせるようにしないと、客にも、店の他のスタッフにも失礼だと思う。粘度の高いスープなので、対流によって温度が均一にならないようだ。おかげで、上の方はぬるく、下の方は熱く、ちょうど良いところがないという悲しいスープになってしまった。

麺は細めのほぼストレート。こちらはコシ、スープの絡みともに特に問題は感じられない。

鶏肉チャーシューはそこそこ美味しいと思うのだが、ちょっと高い。銀座価格と思えば仕方ないのだが、わざわざトッピングするほどでもないと思う。

もうちょっとまじめにクオリティコントロールしてくれないと困ってしまう。これじゃぁ、すぐそばの本店が大行列で、支店はガラガラでも納得。

店名 銀座 篝 Echika fit 銀座店 (ギンザ カガリ)
TEL 03-3561-0717
住所 東京都中央区銀座4-1-2 Echika fit 銀座
営業時間 10:00〜23:00(L.O.22:30)
定休日 不定休(Echika fit 銀座に準ずる)

参考:銀座 篝
http://buu.blog.jp/archives/51404127.html  

今日のおはな

今日は喫煙者が一人しかいなかったので、それほど空気が悪くならなくて良かった。あの店は多分15平米ぐらいだと思うんだけど、喫煙者が二人いると、かなりやばい感じになる。三人いたら、入店しないほうが良い。

















  

障子の国のティンカーベル 再演




前回観た時の感想はこちら。
http://buu.blog.jp/archives/51428046.html

多分、世の中的にはほとんどの観客が「面白かった」というんだと思う。でも、それは予定調和じゃないだろうか。僕も一度目の鑑賞の時は楽しめた。しかし、再演でもう一度観て、「あ、一回で十分だったな」と感じてしまった。

一番大きいのは戯曲の完成度の問題なんだろう。一度は楽しめても、二度楽しめるほどの完成度ではなかった。野田秀樹の戯曲は難解なだけに、「良くわからないけど頑張って聞き逃さないようにしよう」という努力が必要とされる。それを助けてくれるのが「笑い」なんだけど、この芝居にはそれがほとんど存在しない。ずっと同じような緊張感が続くので、集中力が持続しない。

あと、歌のシーンがあるからかも知れないが、マイクを併用していたのも違和感があった。

演じている毬谷友子さんは相変わらず出突っ張りで凄く大変そうだけど、なんというか、毬谷さんの思いが舞台上で空回りしていて、それが客席まで届いてこないような。「わかって、わかって、どうしてわかってくれないの?」と問いかけ続けられているような。

もちろん、パーツごとに見ていけば、舞台芸術も、音楽も、黒衣も、毬谷さんも、頑張っている。だから、ストレートに「つまらなかった」と言いにくい。でも、あえて言うけど、つまんなかった。なんだろうね?脚本かな。演出かな。それでも、3,500円なら安いと思うけど。  
Posted by buu2 at 19:25Comments(0)TrackBack(0)演劇││編集

「九谷焼諸江屋〜堀川十喜・中井理節・西野美香」展〜九谷焼 女流作家三人三様展〜

銀座の金沢で九谷焼諸江屋〜堀川十喜・中井理節・西野美香」展が始まったので、見てきた。

赤絵、染付、色絵の3つの代表的作家を集めての展示。赤絵の玉杯と龍のぐい呑、染付のスープ皿などが良かったのだが、色々と出費が見込まれる時期なので赤絵はスルー。スープ皿は買って買えない額ではなかったのだが、非常に上品で、家の雰囲気、僕の雰囲気に合わないのでやめておいた(笑)。色絵は、普段使いとしては悪くないのだけれど、家の中に焼き物が溢れつつある状況では無理して買うこともないかな、ということで、これまたスルー。各種イベントが終了しても資金に余裕があって、まだ残っていたら購入を考えるかも知れないのだが、赤絵って、差別化が難しいというか、描く対象の大きさ、何を描くか、描写の細かさと正確さ、あとは何に描くか、ぐらいが個人的な判断ポイントで、誰が描いたのかがぱっと見てわかるだけの個性を主張してくれないと、財布の紐が緩まらない。

2015年7月16日(木)から28日(火)まで  
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2015年07月15日

安保法案についての雑感

僕は役人時代にベンチャー企業の育成を担当していたので、今でも時々ベンチャーとか、ベンチャー人材の育成について書いたり、講義をしたりすることがあるのですが、その時、起業にあたって一番大事なのは「企業の理念を明確化し、関係者でそれを共有すること」だと言っています。このブログにも過去に書いたかも知れませんが、その「理念」がなぜ必要かというと、経営していく中で生じる様々な問題について議論するとき、立ち返るべき基本だからです。その理念に反した経営方針は否定されるべきで、「理念」とは、会社にとってのまさに憲法であるわけです。

さて、今日、衆議院の特別委員会で強行採決が行われた安保関連法案です。この法案がなぜ筋悪かというと、上のベンチャー企業の例でたとえるなら、「新商品Aの扱いを開始したいのだが、その商品は会社の経営理念にはあわないので、経営理念の読み方を変えよう」というものだからです。本当なら、まずその商品を扱うかどうかを検討すべきなのに、最初から扱うことを前提としているのです。仮に検討すれば、扱えないのは明白なのです。もうちょっと具体的に書いてみましょう。

「子供たちに、科学についてもっとしっかり勉強してもらおう」という会社を作ったとします。このセンテンスがそのまま会社の基本理念です。会社設立後色々な活動を続けているうちに、資金繰りが苦しくなったとします。そのとき、外部から「うちの会社が開発した『何にでも効く健康食品』を販売しませんか?」と持ちかけられたとします。ここで、まっとうな会社なら、「うちに会社は、そういう『何にでも効く』などといった商品、すなわち何の役にも立たない健康食品についてきちんと科学的に検証できる人間を育てる教育を目指している。いくら儲かりそうでも理念に反しているので、これはだめだ」となるはずです。しかし、そうは言っても、このままでは会社が倒産してしまうかもしれません。それは困る、背に腹はかえられない、ということであれば、仕方なく、基本理念を変更することになるでしょう。「子供たちを応援する」ならどうだ、健康食品の販売を通じて、社会の仕組みを知ってもらうのは、きっとプラスになるはずだ、などという理屈は立つかも知れません。しかし、それだと、今度は社員の合意が得られるかどうかわかりません。多くの社員は、会社の理念に共感して入社したはずです。基本理念の変更は、会社を実質的に潰してしまうことになるかも知れません。

そこで出てくる最後の手段は、理念の文言はそのままに、怪しい健康食品を販売する方法を探すことになります。これはいわば理念を骨抜きにすることです。形式だけを取り繕って、実際は理念を形骸化するわけです。「そうだ、その健康食品の有効性をでっち上げてしまえば良いんだ。今なら、査読なしでも掲載してくれる論文誌がいくらでもある。適当に実験して、必要ならデータをいじって論文を載せ、特許を申請して、俺達が白衣を来て「何にでも効きます」と語れば良いんだ!」となるわけです。まさに、インチキです。

さて、話を安保法案に戻します。今、安倍政権が進めているやり口は一番最後のインチキで、これが一番筋悪なのは猿以外なら分かりそうなものです。やるべきことは基本理念を貫くこと、すなわち憲法を厳密に運用することです。もちろん、憲法が長年にわたる内外の情勢変化から、時代に合わなくなってしまう可能性もあります。その場合は、きちんと憲法を改正する手段があって、その権利は日本国民にあるのですから、その手続きに従って憲法を改正するべきです。

非武装中立という基本理念はとても立派だと思いますが、現実問題として、自衛隊や米軍の支援なしに日本の平和を維持できる、領海や領空の侵犯を牽制できると考えている人は少ないと思います。そうした現実に直面して、憲法に固執するも良し、改正するも良し。しかし、憲法解釈を政治的に変更して、憲法を骨抜きにするのはダメなはずです。

これまでもすでに骨抜きにされ形骸化していた平和憲法ですが、今の国会では、さらにこの解釈を一部の政治家達が捻じ曲げようとしています。とはいえ、その最初の一歩は今回ではありません。今回の議論では「解釈変更がエスカレートすると歯止めが効かなくなる」という主旨の主張が聞こえてくるのですが、最初の一歩は自衛隊を合憲としたことです。このステップは、実は今回のステップよりもずっとドラスティックなものでした。そして、その自衛隊を合憲とするやり方の延長線上に今の安倍内閣があるということを国民は認識しておくべきです。この意味では、共産党以外の全ての政治家、そしてその背後にいる国民に責任があるのです。ものごとを曖昧なままにしてなぁなぁで進めていくのは良くも悪くも日本人の特質ですが、それが許される場面は限定的であるべきです。国のありようを規定するのが憲法ですから、その内容が政府の解釈によって実質的に変わってしまうのでは困ります。

このように、暴走する安倍内閣を生んだのは我々国民自身です。だからこそ、私達には彼らを葬る責任があります。

国の形を最終的に決めるのは国民自身であって、政治家ではありません。ましてや、今の安倍政権は安保法案を成立させるために実施された選挙で選ばれた人達ではありません。個別の法律について一々選挙をやるわけにはいきませんが、今回の安保法案に対して国民の支持があるとは到底思えませんし、国のありようを決めるとても大事な案件なのです。

安倍首相は今日の答弁で

残念ながらまだ国民の理解が進んでいる状況ではない。国民の理解が進むようにしていきたい。


と述べていましたが、実際には、理解は進んでいると思います。安倍首相の思い通りの結論に至らないことを「理解が進んでいない」と述べているわけで、「理解されれば賛成してもらえる」と考えているなら、それは重大な勘違いです。実際には話せば話すほど、議論すればするほど、反対されてしまう状況だと思います。

とはいえ、今回の衆議院での強行採決は違法行為ではありません。正当な選挙で選ばれた政治家達が、正当な手続きによって実施したのです。強行採決が絶対悪ということではないですし、実際、民主党政権化では鳩山、菅、野田政権で合計21回の強行採決をしています。問題なのは、強行採決ではなく、何を採決したかです。大多数の憲法学者達がこぞって違憲と判断した法案に賛成したことこそが問題なのです。

安保法案に反対だった国民にできることは、第一に、今回の強行採決を次の選挙まで忘れないこと、第二に、安保法案に賛成した政治家に投票しないことです。

安倍首相の今日の答弁で国民の理解が十分ではないとの認識を示しましたが、その状況においての強行採決の裏には、「きちんと判断できるのは我々で、国民はそれに従っておけば良い」「どうせ、すぐに忘れてしまう」という考えがあると思います。日の出テレビで3年間、自民党の政治家たちと一緒に活動していた僕には彼らの思惑がわかります。「どうせ忘れちゃうから大丈夫」です。実際、原発への対応を見ていても、秘密保護法への対応を見ていても、日本国民は喉元過ぎれば熱さを忘れるところがあるので、放っておけば安倍首相の思い通りになるでしょう。だから、反対派は、絶対に今日の強行採決を忘れてはなりません。

ただ、ここでもうひとつ、大きな問題があります。それは、自民党の対抗となりうる「まともな政党」がなかなか見当たらないことです。今の自公連立政権も、この「他にいない」という理屈から成立しました。それでも、ほとんどの憲法学者が違憲とするような法案を強行採決するような政党よりはマシでしょう。目くそ鼻くそではありません。民主や維新が目くそや鼻くそであれば、自民党と公明党は、ウンコか、もしくは放射性廃棄物のような政治家の集団です。

憲法について真剣に議論していきましょう。でも、その前にまずは安倍内閣を葬り去りましょう。そのためには、次の選挙まで、絶対に忘れてはいけません。

参考動画
  

LINEクリエイターズスタンプ、本当に審査してんのか?? @NAVER_LINE

もうすぐ「審査中」になって8ヶ月だぞ。

line

  

2015年07月14日

バケモノの子

bakemono


ポスト宮駿の呼び声も高い細田守の新作。

例によって、キャラの顔や服にまで陰影をつけないのっぺりした絵がちょっと気持ち悪い。ただ、これは好みの問題なんだろうし、個性だし、確信犯的に表現しているので、嫌なら観るな、ということ。そこまで気持ち悪いわけではない。多くの人は、あまり気にならないのかもしれない。

本作は、ストーリーがちょっと乗り切れない。身寄りのなくなった9歳の男子が渋谷でバケモノの格闘家にスカウトされ、修行を続けるといった内容なのだが、中心の軸になっている、師匠たちの「宗師」の跡目争いも今ひとつピンと来ないし、主人公が何を目指して修行するのかも良くわからない。何もなしに、ただただ10年も修行に明け暮れることが可能なんだろうか?こういった具合に色々な動機付けが不明確なので、登場人物たちの行動原理が明らかになってこない。だから、誰にも感情移入できない。このあたりは脚本というよりはストーリーに問題があると思う。

いつの間にか現実世界とバケモノの世界を行ったり来たりできるようになったり、超能力をどうやって修得するのかなど、設定の部分も曖昧なところが多い。全てにわたって論理的である必要はないが、曖昧なばかりだと観客が置いてきぼりになる。バケモノの世界だけで完結しているなら問題ないと思うのだが、登場人物たちが現実世界でも同じような挙動を示すというなら、ある程度説得力のある説明が欲しくなる。

結局、何が言いたいのかも良くわからなかった。

ナウシカのテトみたいな小動物が出てきたり(ナウシカでは、ちゃんとテトの性格付けもされていたし、テトとナウシカのエピソードによってナウシカの性格付けもなされていたけれど、この作品ではただ出てきただけで何の必然性もなく、ぬいぐるみ商売をしたいのかなぁ、と思ってしまう)、千と千尋みたいに異世界へ足を踏み入れたり、カオナシのようなキャラクターが出てきたりと、どこかで観たことのあるようなシーンも多い。

「サマーウォーズ」や「おおかみこどもの雨と雪」では見事な手腕を見せつけた細田守だが、本作ではそのキレを見ることができず残念だった。評価は☆半分。

参考エントリー
おおかみこどもの雨と雪 ☆☆☆
http://buu.blog.jp/archives/51351019.html

サマーウォーズ ☆☆☆
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Posted by buu2 at 23:30Comments(0)TrackBack(0)映画2015││編集

2015年07月13日

千房 Esola池袋店

お好み焼きって、ソースの味が支配的なので、いまひとつ、良し悪しが分からない。凄くまずい店も見当たらないけど、凄くうまい店も見当たらない、というのが正直な感想。なので、この店も「この程度だろうな」と思って食べてみて、やっぱり想定の範囲内におさまった感じ。










お好み焼きのほうがモダン焼きより美味しかった。焼きそばも普通に美味しかったけど、ちょっと高いんじゃない?

評価は☆1つ半ぐらいかな。まずいラーメンを食べるよりはずいぶんとマシ。

店名 千房 Esola池袋支店
TEL 03-3986-0070
住所 東京都豊島区西池袋1-12-1 エソラ 7F
営業時間 11:00〜23:00(L.O.22:00)
定休日 1月1日〜1月3日  

一福鮨 夜編

以前、朝霞台中央総合病院の内科にかかっていたときには時々ランチで食べに行くことがあったんだけど、夜は行ったことがなかった。ということで、夜も一度は食べてみようと思って出かけてみた。食べたのはカワハギの造り1,500円と「すごいおすし」3,000円。










いや、味も量も十分満足。よそから電車に乗って食べに来るような店ではないけれど、地元の人達に愛されて賑わっている。こういう地域密着の店は大切。

店名 一福鮨 (いちふくすし)
TEL 048-465-3749
住所 埼玉県朝霞市西弁財1-5-13 岳尾ビル 1F
営業時間 12:00〜14:00 17:00〜23:00
定休日 月曜日  
Posted by buu2 at 17:03Comments(0)TrackBack(0)グルメー寿司││編集

2015年07月12日

天皇の料理番

鈴木亮平のダイエットはいささかやり過ぎだが、佐藤健の包丁さばきは素晴らしかった。

「ごちそうさん」はイマイチだったが、本作は安定していた森下佳子の脚本。とにかく、日本のドラマにありがちな語りすぎになっていないところが良かった。

何度かドラマ化されているせいもあってか、毎回見せ場があって、それぞれに感動させる作りになっていたのは見事。

ラスト近くの数回は駆け足になってしまいもったいなかったが、最終回は戦争も絡んでちょっと失速気味だった。

半生記ということもあって、若者から中高年までをひとりの役者が演じていたのだが、ここだけはさすがに無理があったと思う。

評価は90点。この一年ぐらいのテレビドラマの中では一番良かった。って、たくさん観ているわけじゃないけど。  
Posted by buu2 at 23:54Comments(0)TrackBack(0)テレビ番組││編集