2015年12月07日

Oyo

もうちょっと汐留方面にあった店のシェフがクラウドファンディングを利用して開いた新店。11月27日オープン。

食べたのは前菜盛り合わせ、パスタ、メインから3品とワイン3杯で5,000円のコース。













味は結構良いと思うのだが、そこそこの味を安く楽しめるラ・ベットラがすぐそばにあることを考えると、先は大変かも知れない。世界パスタチャンピオンの一番弟子らしい店主がつくるパスタは確かに美味しいと思うのだが。ワインの選択肢があまりないのも、これまたすぐそばにポン・デュ・ガールやその関連店が複数あることを考えると、どうなのか。

それより何より、この店の将来が厳しそうに感じるのは非常に狭い店でクラウドファンディングをやってしまったことである。開店から一年間は、投資した人達は5,000円のコースを3,000円で楽しめるそうで、投資した人は200人いたそうだ。この人達は元を取るために店に通うだろう。座席数は9席しかないので、立ち上げ直後の一年は常連さんばかりになってしまい、なかなか新規客が来てくれない。嫌でも客が固定化してしまう。そして、その常連客が慣れ合い空間をつくり上げる。今回も、常連っぽい2グループが食事を楽しんでいたのだが、特にウィンドウ側に座った3人のグループがカウンター越しに大声で店主と雑談をしていて、注文するタイミングが難しい状態だった。フロア係がいるならまた違うと思うのだが、一人で全部やっている店で、常連客とべちゃくちゃ喋っていては、僕のような一見はアウェイ感が半端無く居心地が悪い。この店しかなければ行くけれど、このあたりはイタリアンやスペイン料理屋の激戦区である。

客が誰もいないならまた行っても良いかな、と思うのだが、常連客がいるなら近づきたくない。じゃぁ、時々店の状態を覗いてみるか、といえば、そんなに便利なところにあるわけでもない。ということで、この店に再訪する可能性はかなり低いと思う。

店名 Oyo
TEL 03-3563-6565
住所 東京都中央区銀座1-19-3 銀座NSビル 1F
営業時間 ランチ11:30〜14:00 ディナー18:00〜22:00
定休日 日曜・祝日  

さようなら

sayounara


死んでいく人間と、それを見送る人型ロボットを描いた作品。

ひとことで表すなら「退屈」。ラストだけはちょっと興味深い映像が展開されるので、それに至るまでの100分間を眠らないように頑張らなくてはならない。もちろん制作サイドも無策ではなく、原発や単一民族国家の問題をおかずにしているのだが、料理しきれていない。また、フェルメールの絵のような窓と光の映像は綺麗だと思うけれど、映画は絵画ではない。ということで、とにかく眠くなる。

僕の記憶が確かなら、竹は60-120年ぐらいに一度一斉に開花して、直後に全部枯れてしまう。この知識がないとラストの意味がわからないだろう。それはそれとして、竹の花はあんな花じゃないよね?

2時間ぐらいぽっかり空き時間ができて、どこか静かなところでお昼寝したいな、という人にはぴったり。ただし、いびきがうるさい人は他の人の迷惑になるので、ダメ、ゼッタイ。

全くダメな映画というわけではないので☆半分が妥当だと思うけれど、おっぱいどころか、ミイラになるまでを見せてしまった女優さんの体当たりっぷりに☆半分進呈して、合計で☆1つ。  
Posted by buu2 at 12:05Comments(0)TrackBack(0)映画2015││編集

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東京駅 斑鳩

九段下の本店は15年(笑)ぐらい前に一度食べていて、その時の評価は6点だった(雑誌に掲載できるレベル)。八重洲の地下に支店があったので、食べてみた。

名称:東京駅 斑鳩
種類:東京西部
場所:東京
注文:豚骨魚介
評価:5/ABC
2015.12.6.
コメント:麺は中位の太さのストレート麺。コシ、スープの絡みともに良好。

スープはやや濃厚な豚骨。濃厚なスープなのに、それに合わせた味の調整ができていなくて、味が足りない。おかげで魚介系の酸味が強調されてしまっている。豚骨魚介系にありがちなスープで、七味と胡椒だけでは調整不能な時点で失敗作と言える。

チャーシューは肉質がもう一歩。

立地が良いので、この味でも客は入るのだろう。だけど、今となってはいくらでも見つけることができるようなラーメンで、ここで食べる必要性は全く感じられない。他の店が全部満席で、ここしかすぐに食べることのできる店がなく、急いで何か食べる必要があるという三拍子が揃った時にだけ、食べるのが良い。

店名 東京駅 斑鳩 (いかるが)
TEL 03-3286-3586
住所 東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街 B1F
営業時間 10:00〜23:00(L.O.22:30)
定休日 無休  

2015年12月06日

うえだの肉つけ

いつも行列しているので前を通るだけで寄ることのない志木のうえだだけれど、今日は時間が変だったからか、すいていたので久しぶりに寄ってみた。このところずっと欠番だった肉つけが復活していたので、これを注文。







サービス満点なのは良いけれど、ちょっとつけダレが多すぎて、麺が少ない。普通は逆だろ、と思わないでもない。でもまぁ、満足。

おばちゃんはいなくなって、お兄さん二人でやっていた。味はそこそこで、おばちゃんの魅力で集客していたところがある店なので、今後は少しずつ人気を落としていくだろうな。  

2015年12月05日

肉煮干中華そば 鈴木ラーメン店




名称:肉煮干中華そば 鈴木ラーメン店
種類:東京西部
場所:相模大野
注文:チャーシューメン
評価:2/BCB
2015.12.1.
コメント:麺はやや太め。茹で過ぎで表面がヌルヌルしていて、食感が悪い。コシはまぁまぁ。

スープはダシが薄く味も薄い。スッカスカな感じで、最近では珍しい不出来なもの。

チャーシューも特に見るべきところはない。

相模大野では評価が高い店と聞いて訪問してみたのだが、このレベルで高評価なら、町田まででかけて食べたほうが良いだろう。

店名 肉煮干中華そば 鈴木ラーメン店
TEL 042-854-3333
住所 神奈川県相模原市南区相模大野3-18-3
営業時間 11:00〜24:00
定休日 年中無休  

篝 Echika fit 銀座店(再訪)

半年前に評価はこんな感じで、決して良かったわけではない。

篝 Echika fit 銀座店
http://buu.blog.jp/archives/51499653.html




今日食べても、やっぱりダメ。まず麺が臭い。これは麺方の茹で方の問題。それとスープがぬるすぎるのも相変わらず。評価すれば4/BB-という感じ。

この店、本当に直営の支店なんだろうか?あるいは、もうすでに劣化が進んでしまったのだろうか。ともあれ、行列がないとしても、わざわざ食べるレベルにはない。  

2015年12月04日

林美佳里さんの「赤絵「花舞い」盃」

林さんの酒器大人買いシリーズの最後は盃。

これも凄い。花がきれいだし、内側を見ると風車みたい。盃の形状を上手に利用したデザインで、見ていて飽きない。



















ということで、「これが一番」とか書いてはみたものの、全部がそれぞれ魅力的でひとつを選ぶとか、ひとつをやめるとか、不可能。仕方なく、全部買ってしまった(笑)。  
Posted by buu2 at 17:24Comments(0)TrackBack(0)林美佳里││編集

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林美佳里さんの「赤絵春秋文ぐい呑」

今回大人買いした作品の中では一番のお気に入りがこれ。




側面は網目文と桜、楓。桜や楓の線も、全然迷いがなくて勢いがある。それでいて、収まるところにピタッと収まっている。










そして、内側はびっしりと網目文。




どうやって書くんだ、と思ってしまうのが、側面の網目文。




凄い技だ。  
Posted by buu2 at 17:13Comments(0)TrackBack(0)林美佳里││編集

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林美佳里さんの「赤絵蔦文猪口」

側面は蔦の葉と青海波文、麻の葉文、内側の底には名称不明の文様が描かれている。これ、写真で見ると大きく見えるかもですが、実物は猪口という位なのでかなり小さいです。














  
Posted by buu2 at 16:56Comments(0)TrackBack(0)林美佳里││編集

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林美佳里さんの「赤絵櫻文ぐい呑」

とても綺麗な桜模様のぐい呑。線も点描もきれい。








  
Posted by buu2 at 16:39Comments(0)TrackBack(0)林美佳里││編集

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あさが来た 12月初旬の感想

前作の「まれ」があまりにも糞だった朝ドラだが、今の「あさが来た」はなかなかのできである。そのあたりは分析を待たずしても視聴率に反映されているようだ。

「あさが来た」自己最高25・8% ついに「マッサン」超え
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151204-00000086-spnannex-ent

本作は、まず主題歌の歌い出しが良い。普段はランニングの時ですら中島みゆきしか聴かない僕が聴いても「マッサン」の麦の唄の歌い出しは朝ドラとしてはイマイチだったし、「まれ」に至っては最悪だったのだが、「あさが来た」の「365日の紙飛行機」は歌い出しがとても良い(歌い出しだけだが、どうせ以後は早送りしてしまうので問題ない)。

そして、脚本。本作を書いている大森美香さんはここ10年ぐらいでは一番面白かった朝ドラの「風のハルカ」を書いていた人。

風のハルカ最終回
http://buu.blog.jp/archives/50191311.html

結局朝ドラは脚本力なので、ちゃんとした人が書いていれば、面白くなる。その点で、大森さんを起用した時点で大外れはなかったわけだ。

主演の波瑠の演技力が欠如しているところは姉役の宮崎あおいがきちんと補っているし、登場直後はいくらなんでも年齢離れすぎだろ、と感じた玉木宏も少しずつフィットしてきた気がする。演出面では特定の人物が登場するとBGMがロックになるとか、ベタすぎるところもあるのだが、許せる範囲である。

聴くだけで不愉快になる主題歌と、支離滅裂なストーリー展開で唖然とした「まれ」とは雲泥の差である。

ただ、「ちりとてちん」を越えるような名作になる予感はない。僕の中では、ここ10年ぐらいの朝ドラのランクは

ちりとてちん>>>>風のハルカ>あまちゃん>>>>>>まれ

といった感じなのだが、「あさが来た」は「風のハルカ」や「あまちゃん」の近辺に落ち着きそうだ。  
Posted by buu2 at 11:48Comments(0)TrackBack(0)テレビ番組││編集

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2015年12月03日

007 スペクター

spectre


ダニエル・クレイグの007シリーズに共通の、緊迫感の強い演出である。本作では特にユーモアが控え目で、緊張感が途切れない。おかげで、観ていてかなり疲れる仕上がりになっている。

機械よりは肉体を重視したアクションで、かなり痛そう、苦しそうにみえるところが多々ある。このあたりは小心者には辛いかも知れない。

これまでのクレイグ・ボンド作品をきちんと覚えていないとわからない場面がいくつかあって、記憶力が試される。「ちゃんと、事前にDVDで復習しておけよ?」という、最新のDVD売り込み戦術なのかも知れない。

良く出来た映画でちゃんと楽しめるのだが、「ローグネイション」のように見終わってすっきり、気分爽快という感じではない。「女王陛下の007」みたいな終わり方なので、なんかもやもやする。評価は☆2つのところ、ボンドガールが美人なので☆半分おまけして2つ半。

余談だが、IMAXで観た。さすがに良い音だが、ムビチケで予約できないのは何とかして欲しい。3Dでもないのに。  
Posted by buu2 at 19:54Comments(0)TrackBack(0)映画2015││編集

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林美佳里さんの「赤絵花ちらし文 猪口」

伊勢丹相模原店本館5階でやっていた「お正月迎えの器」展に行ってきた。目的は有生礼子さんと林美佳里さんの赤絵。先月は能美の陶磁器やさんで、先日はナゴドの陶器市で探したのだけれど、なかなか気に入るものが見つからずにいた。選択のポイントは、「複数の紋様を描いてある」「器の内側にも描いてある」「作家のカラーが色濃い」「まだ持っていない」といったところ。

それで、初日に行ってみたのだけれど、林美佳里さんの酒器がお手頃感もあり、まだ持っていないということもあって全部欲しくなる有様(笑)。そこで、滅多に使わない小皿、箸置き、茶碗、香炉などは選択肢から除外した。それでもまだ、酒器が5つもあったので、仕方なしに全部大人買いした(笑)。今日は時間がなくて、そのうちの一つだけを写真で紹介。













これ、本当に小ぶりの猪口なんだけれど、仕事は凄い。一品物ではなく、ほとんどの作品が複数用意されているのも林さんならでは。「え?一品物の方が価値があるんじゃないの?」という意見もありそうだけれど、同じ意匠で同じように描けてしまうところが工芸家の腕の見せ所なのだ。林さんは、新奇性を追求するというよりは、伝統工芸をきっちりと引き継ぐというスタイルに見える。器の内側にびっしりと乱れなく描かれた網目紋が、福島武山さんから継承した腕前を表現していると思う。

ということで、用意されていた酒器を全種類買ってしまったけれど、まだ4つまで、残っているのでご安心ください。写真の赤絵花ちらし文も、僕が買った時点ではまだ残っていました。

お正月迎えの器
12月2日〜22日
伊勢丹相模原店本館5階 特選和食器コーナー  
Posted by buu2 at 19:13Comments(0)TrackBack(0)林美佳里││編集

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日本を寿(ことほ)ぐ、赤絵細密画 河端理恵子

今日から伊勢丹新宿店5階で河端理恵子さんの作品販売があるということで、開店ダッシュ。

の、つもりが、東武練馬のあたりで人身事故があったらしく朝から東上線が大混乱。まぁ、東上線では良くある奴なので、「またか」なんだけれど。ということで、「あー、今日は良い奴売れちゃってるかなぁ」と思いながら10:20ぐらいに新宿三丁目に行ったら、まだ開店してない。あれ?今、伊勢丹って10:30開店なの?ラッキー。

ということで、ライバルがほとんどいない状況で売り場へ。こういう、のんびりした展開が好き。




今回は陶額が3枚あったのが新しかった。のだけれど、前からもうひとつ欲しいと思っていた玉盃があったので、今回は陶額は見送って、玉盃の赤い奴に赤丸をつけておいた。

お手頃なところから色々と用意されていたので、とりあえずひとつ買ってみたい、と思っている人にも良いかもしれない。でも、個人的にオススメしたいのは汲出2つ(単品でも買えるけれど、茶と赤の2つセットで、ぜひ。1つ27,000円)。僕はお茶をやらないので買わなかったけれど、これはかなり良いと思います。もうちょっとお金を出せるという人には玉盃の黒(51,840円)。

image


一度見てみたい、という人は早めに行ったほうが良いです。赤丸つけるだけで会期中は売り場に残しておいてくれる人もいるけれど、持って帰る人も当然いるので。

運が良ければ河端さんが笑顔で迎えてくれます(^^。作家さんと直接話ができるのもナイス。石川在住の作家さんなので、首都圏の人には良いチャンス。5日、6日はずっといるようで、3日と4日も時々いるみたいです。




12月8日まで、伊勢丹新宿店5階ウェストパークにて。  
Posted by buu2 at 00:05Comments(0)TrackBack(0)河端理恵子││編集

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2015年12月01日

七宝 麻辣湯 赤坂店

赤坂のチーパオマーラータンで忘年会。オーナーのラーメン王・石神さん推薦のすっぽんコース。






















すっぽんを一通り食べたあとはお好みで好きな具を好きなだけ食べることができる。大人5人で、ワインを4、5本あけて、一人12,000円弱。

良く知っている人の店なので評価はしないけれど、すっぽんを食べてみたい、という人にはかなりオススメ。

#久しぶりに石神さんの顔を見ることもできた。  
Posted by buu2 at 23:00Comments(0)TrackBack(0)グルメ−鍋││編集

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今日のPIZZA BORSA

最近、池袋で夕食となると、和なら九州一食堂、洋ならこのPIZZA BORSAを覗く。満席だったら、他を探すのだが、プランAはいつもここ。その位に美味しいピザを食べることができる。

























店名 PIZZA BORSA (ピッツァ ボルサ)
TEL 03-3986-1703
住所 東京都豊島区西池袋3-30-8 渡辺ビル 1F
営業時間 11:30〜14:30 18:00〜22:30
定休日 無休