2017年02月26日

初体験

生まれて初めて、ぎっくり腰を経験した。

スキーを履いて、準備体操をして、1本目の、1つ目のターンで、ぐきっ。なんか、腰の骨が横ずれを起こすような感じ。もちろん痛い。でも、わざわざ米国から北海道までスキーに来たのである。ぎっくり腰ぐらいでスキーを諦めるわけにはいかない。結局、以後も終日滑ってしまった。意外と、なんとかなるものである。

#追記:なんとかはなるものの、その後約20日を過ぎても腰痛は解消しないでいる。

腰痛ベルトを米国に忘れて来たのがそもそもの間違いで、今後は絶対に忘れてはならないと理解した。頭は若いままのつもりでも、体は正直である。無理をすれば壊れる。

あと、日頃のトレーニングも大事。

とはいえ、写真に撮れば、外見からは腰痛は感じ取れないんだよね。

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2017年02月23日

カリオストロの城 MX4D

アニメ史上に残る名作だと思っているし、DVDディスクを持っていることもあって、ほとんどすべてのセリフが分かっているくらいには何度も観ている作品だが、記憶が確かなら、映画館で観るのはこれが初めて。4Dに大きな期待があったわけではないのだが、2200円というとてつもない高額料金を払って観てみた。

内容については特に語ることもないのだが、あぁ、この場面ではこんな感じで焦点が合わないように演出していたのか、とか、こういうところで手を抜いていたのか、とか、新しい発見がいくつかあった。やはり、映画は大きな画面で楽しまないと、と思った。

作画で粗いところもちらほらあって、これは全部作り直したら、さらに凄い作品になるだろうな、と思った。それか、ディズニーランドかユニバーサルスタジオのアトラクションを作るのでも良い。奇跡的なまでに良質なコンテンツであることは疑いがないので、今の技術で新しいエンターテインメントを創り出せたら良いのに。

MX4Dは、意外なところで効力を発揮した。それは、眠気覚ましである。時差ボケと睡眠不足の合わせ技で、何度か意識が遠のいたのだが、椅子が大きく揺れるたびにこちらの世界に引き戻された。椅子が揺れる以外にも、顔に空気や水蒸気が吹きかけられたり、スクリーンそばで多分水蒸気による白煙が湧き出たり、シートも単に大きく揺れるだけでなく、シートの下からお尻を軽く叩かれたり、いくつかの画像にリンクした動きがあったのだが、特別素晴らしい効果を発揮することはなかった。結局、眠気覚まし以外の効果は何もなかった。映画関連では付加価値を高める手段として色々なものが考案されてきたけれど、このMX4Dは効果的に機能するにはまだまだ時間がかかりそうだ。  
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2017年02月22日

牟田さんのぐい呑に驚きの価格

このところ、ちらほら若手作家の陶芸作品がヤフオクに登場するのだが、牟田陽日さんの「えびす」という彼女の表看板ともいうべき鯨の作品が売りに出ていたので、ちょっと注目していた。安ければ入札しようかな、と思っていたのだけれど、あっというまに僕の中での想定価格を上回ったので、あとは第三者としてのんびり観戦を決め込んでいた。

それで、オークション終了時刻は僕は飛行機の中で、そりゃ、20ドルぐらい払えばリアルタイムでの入札も可能なんだけれど、観戦するだけでそんなにお金を払うのはただの無駄遣いなので、飛行機を降りて、入国手続きを終えてから結果をみて仰天した。なんなんだ、この価格は。

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例えば当代今泉今右衛門のぐい呑でも、普通サイズなら6万円ぐらいで買えるのだ。若手陶芸家としてトップレベルに評価されている見附正康さんでも、ぐい呑でこの価格にはならないだろう。普通に生きている若手作家であれば、今後、同じような作品を描くことは容易に想像できるし、腕は描けば描くほどアップする。普通なら、「そのうち、似たようなのがでてくる」「もっと良いのがでてくる」と考えるものだ。それでいてこの価格はびっくり仰天である。

牟田さんの鯨がずば抜けて高い評価を得ているのは確かだ。僕は牟田さんの鯨、すなわち「えびす」のぐい呑だと「金のえびす」を持っているのだが、それを手に入れるまではそこそこ苦労した。なので、愛好家の中で評価が高いのは理解できるのだが、それにしても・・・である。

数年前から牟田さんに注目している愛好家たちのほとんどはすでに牟田さんの「えびす」を手に入れているはずだ。なぜなら、すでに数年前から牟田さんのえびすは大人気で、牟田さん自身にもその情報は伝わっており、「頑張っても手に入らない人に申し訳ないから」と他のモチーフよりもたくさんの鯨を描いてきている。

今回は「どうしても欲しい」と考えた愛好家が二人いて、どんどん価格を吊り上げたようだ。このふたり、あるいはどちらか一方だけでもいなくなると(あるいは、手に入れると)価格はぐんと下がるので、こんな価格はもう二度とお目にかかれないと思う。

何はともあれ「ぐい呑がヤフオクで20万」というのはちょっとした伝説になるだろう。困るのは、百貨店やギャラリーがこれに気を良くして、必要以上に価格を吊り上げるような事態である。特に百貨店にとっては、作家は商売の道具でしかなく、使い捨ての対象である。人気が落ち着いた時、その面倒を見てくれるわけではない。これはアーティストに限らず、普通のブランドでも同じだが、アーティストは会社に比較して、体力がない。使い捨てられて、食っていけなくなってしまっては困る。

ヤフオクでどんなに高額で落札されても、作家には一銭も入らない。その分は通常の販売価格に反映しよう、というのも商売としては普通の考え方である。とはいえ、そこには作家対客の、一対一の付き合いがある。普通の商売とはちょっと違うのだ。一度高くしてしまって、売れないからと今度は価格を下げてしまうと、古くから応援していた客から「俺の時は高く売ったのに」と恨まれる可能性もある。「あの人は価格を下げる」という評判が立つのは作家としても好ましくない。

でもまぁ、ファンの裾野が広がって、価格がアップするのは基本的には良いことである。僕は、ぐい呑に10万は出さないと思うけど。今右衛門のぐい呑が僕のコレクションでは最高価格で、これ以上を出すことはよっぽどである。今右衛門さん、人間国宝だからね。  
Posted by buu2 at 09:16Comments(0)TrackBack(0)牟田陽日││編集

2017年02月21日

日本到着

日本到着。バスも電車も人が多くて嫌になる。電車に座れないって、異常。よくみんな我慢しているよ。

他に思ったことを箇条書きで。

花粉が飛んでいて目がかゆい。DCでは飛んでない
寒い
チップが要らないのは楽
食費が非常に安い
道が明るい
新幹線が速い
  
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2017年02月20日

トランプグッズ、絶賛叩き売り中

会社の年度末なので、今日からちょっと日本に行かなくてはならない。

それで、ダレス国際空港から出国したんだけど、売店で売っていたトランプの大統領就任式グッズが75%引きで叩き売られていて心が温かくなった。

もちろん、買わなかった。  
Posted by buu2 at 13:00Comments(0)TrackBack(0)日記││編集

2017年02月19日

金曜日のイステート・セールに再挑戦

金曜日に絵を買ったイステート・セールにもう一度行ってみた。というのは、日曜日は50%オフというお知らせがあったからである。

イステート・セールでは、土曜日2割引、日曜日5割引という売り方をよくやる。今回もやるかな、と思ってチェックしていたら、やっぱりやった。

実は先週のイステート・セールでも狙っていた絵があったのだが、先週は日曜日の5割引を期待して日曜日に行ったところ、完売だった。本当にどうしても欲しいものだったら、2割引とか5割引とかケチなことを言っている場合ではないのだが、「ちょっと良いな」ぐらいだと判断が難しくなってくる。面白いのは、買い手も結構見る目があるということで、本当に良いものは、全部金曜日のうちに売れていく。

ということで、残り物に福があるかチェックしてみたのだが、結構良いものが残っていた。ところが、どうしようかなぁ、と考えているうちに、中国人が爆買いを始めて、結局、良さそうなものは全部彼がお買い上げになった。馬鹿でかい絵も含めて、8点ぐらいあったと思う。

資本家、おそるべし。こっちは、残りの壁面積との兼ね合いを含め、たった一枚を買うべきか、買わざるべきか、悩んでいたというのに、である。  
Posted by buu2 at 12:30Comments(0)TrackBack(0)買い物││編集

2017年02月18日

VISA申請の写真

毎年苦労するので、自分のためのメモ。

背景は真っ白
顔にあたるライトは正面から
服装はなんでもいい

特に背景の明るさが重要で、「ここまで明るくすると目が痛いぞ」というレベルが要求される。写真加工の常識は適用できないので要注意。  
Posted by buu2 at 22:00Comments(0)TrackBack(0)日記││編集

2017年02月17日

今日のイステート・セール

先週に続いて、今週もイステート・セールに行ってきた。今回は一ヶ月ほど前から目をつけていた油絵が目的だった。比較的新しそうな作品で、おそらく現代アーティストの絵だと想像した。なぜなら、描かれている少女の瞳が非常に大きいからだ。これはちょっと古い画家の作品には見られない特徴だと思う。大きさと価格がわからなかったのだが、だいたい300ドル程度と想定しておいた。

初日の今日は10時オープンで、9:45から整理券を配布すると告知されていたのだが、9時に到着しておいた。こういうのは細かいところで手を抜くとあとで後悔する。僕は8番目だったが、結局10時には40人以上が並んだ。これは僕が参加したものの中では2番目に多い人数だ。今日のイステート・セールはみんなが目をつけていたのである。

定刻になってドアが開かれたので、僕は目的の絵を探したのだが、すぐ目の前の階段の手前にかけられていた。思ったよりもふたまわりほど大きく、価格は350ドルだった。一瞬迷いかけたのだが、前回と前々回、この日のために我慢した絵があったので、思い切って買ってしまった。

そのあと、数人のお客さんが売約済みの札が貼られた絵の前で色々喋っていたので、躊躇していたら他の人の手に渡っていたかもしれない。

他にも色々と面白そうな絵や家具があったのだが、今日はこれで打ち止め。目的のものを手に入れたら、あとは余計なことを考えないほうが良い。


  
Posted by buu2 at 14:00Comments(0)TrackBack(0)買い物││編集

2017年02月16日

奈良美智 NY個展 2017




こんなにすぐなのに、まだ詳細が決まらないのか。とりあえずPACEギャラリーに決めうちして予定を立てようと思うのだが、せめてオープニングの日だけでも決まって欲しい。  
Posted by buu2 at 19:07Comments(0)TrackBack(0)美術││編集

2017年02月15日

二重国籍をあえて放棄する話

米国にはmeetupというアプリがあって、このアプリを通じて全く見ず知らずの人同士が集まってスポーツをやったり、文芸の趣味をやったり、飲み会をやったりする。それで、僕の場合はこのアプリの飲み会グループに所属しているのだけれど、なかなか面白い人がいるので侮れない。今日も、「えーーーー、それはないだろ」という話を聞くことができて面白かった。出色だったのは、DCに半年間限定で単身赴任している男性の話で、母国に嫁さんと小さい子供を残して来たらしい。そして、その嫁さんがもうすぐ出産とのことだった。「それなら、こちらで産んだら、米国の国籍も取れて便利ですよ」とアドバイスしたところ、「みんなにそれを言われるのだけれど、僕は母国が大好きなので、母国と米国の二重国籍にはしたくない」とのことだった。

うーーーーむ。

彼の子供が国籍を選ぶとしたら20年後で、20年後に世界がどうなっているかは誰にもわからない。今から20年前といえば、やっと一部の人の間でインターネットが使えるようになった頃で、家庭用にボンダイ・マックが発売されたぐらいの時期である。その時点で、今のような社会は誰も描けなかったわけで、同じように、20年後にどういう社会があるのかは誰にもわからない。そうしたとき、好きな方の国籍を自分の意思で選ぶことができるというのは(別に選ばなくても良いのだが)、大きなメリットだと思う。あえてそのメリットを捨てる意味が僕にはわからないのだが、人生いろいろである。生まれる前から千尋の谷に突き落としてみる感じだろうか?

二次会が終わったのが1時過ぎだったのでUbarで帰宅したのだけれど、費用はたったの10ドル。本当にUbarは便利である。これが日本に本格導入されたら、日本のタクシー会社は壊滅するかもしれない。そのタクシー会社に便宜を図るために、国民は凄く不便な生活を強いられているのだけれど、そもそもUbarの存在を知らない人が大勢いそう。鎖国しているようなものだよね。もうちょっと世界に目を広げた方が良いのに。  
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2017年02月14日

DMM英会話で100人と会話してみた感想とか、分析とか

DMM英会話を始めて二ヶ月とちょっとが経過した。受講した講師も100人を超えたので、ここでちょっと感想を書いておく。

講師について
これまでの100人の講師についてまとめておくと、

(1)国籍
セルビア 56
ボスニア・ヘルツェゴビナ 24
フィリピン 15
ルーマニア 2
モンテネグロ 2
リトアニア 1

(2)性別
女性100
男性0

という内訳である。講師が全員女性というわけではなく、女性の声の方が高くて聞き取りやすいから、というのは嘘で、どうせ会話するなら男より女だろう、という本能的な要因である。国籍は、当初はフィリピンの講師を選んでいたのだが、最近は必ずヨーロッパ諸国の講師を選ぶようにしている。フリートークをしていると欧州の講師の方がちょっとだけ国際感覚に優れているような気がするのと、フィリピンの講師はちょっと発音に訛りがありがちな気がするからである。もちろん僕よりはみんな英語が上手なので、気分の問題かもしれない。ちなみに旧ユーゴ圏の講師の発音はネイティブよりクリアで聞き取りやすい傾向がある。中には曖昧に発音する人もいて、上級者はそういう講師を選ぶと良いと思う。

講師のクオリティにはかなりの差がある。会話が弾んでとても楽しく話せるけれど、ただそれだけの人とか、あるいはテキストに沿ってほぼ完璧に授業を進めてくれるけれど、なんか、フィーリングが合わないというか、単に話していて楽しくない講師もいる。中には超面倒臭そうにやる講師もいて、さまざまである。また、同じ講師でも、日によって質が異なることもある。この辺が、本当のプロの講師ではないということなのだろう。

講師を選ぶときは、5段階の評価順でソートして候補を選ぶのだが、ほとんどの講師は4点以上なので、僕の場合は4.8以上を目安にしている。4.5ぐらいだと驚くほどやる気のない講師だったりするので要注意である。要は小数点前の4は無視して、その下の数値で考えるのが良い。他に、経験年数と評価数が重要で、確実に良い講師を指定したい場合は経験年数3年以上、評価数300件以上、評価4.9以上程度を目安にすると良いと思う。

効果について
スピーキング能力は明らかに向上したと思う。DCのネイティブと会話しているときに「僕の英語はどう?」と質問すると、「ゆっくりだけど、発音は非常に聞き取りやすい。RとL、THとSなどの使い分けも問題ない。ただ、長文になると、息継ぎのポイントや強弱に問題がある。ただ、この程度の問題は全く気にならない。文法的にもほぼ正しく、実用上は何の問題もない」といった答えがくる。これはネット英会話の成果だろう。一方で、リスニングはまだまだで、日常でも相手が何を言っているのかわからないことが良くある。電車やバスのアナウンスはほぼ問題なく聞き取れるので、聞く側の能力に配慮した話し方をしてくれれば、そこそこ聞き取れるんだと思う。ちなみに映画を数本観てみたが、ファンタスティック・ビーストはほとんどわからなかった。アライバルあたりは8割方理解できたので、前者はブリティッシュ・イングリッシュだったのと、造語が多かったのが問題だったのかもしれない。でも、ローグ・ワンやラ・ラ・ランドも正直かなり厳しかった。特にラ・ラ・ランドの歌はやばかった。なお、リスニングはDMM英会話だけでは足りないので、Netflixやニュースなどでも練習している。

システムについて
旧ユーゴ圏のセルビアやボスニアは時々スピードが怪しくなる。そういう場合は、
○自分の動画を切る
○講師の動画を切ってもらう
といった対応を試してみると改善することがある。

Skypeという、DMMとは無関係の会社のシステムを利用している関係上、どうしても不具合が生じることがあって、これまでに3回程度、急に講義がキャンセルになった。その場合、一ヶ月有効なチケットをもらえる。せっかく時間を空けておいたのに、という思いはあるのだが、こればっかりは仕方ない。

DMMのシステムはそこそこ良くできていて、比較的ストレスは軽い。ただし、過去のレッスン内容の閲覧性についてはやや難ありなので、僕の場合はファイルメーカーを使って自分でデータベース化している。参考までにデータベースの項目を書くと、「ナンバー、名前、国籍、日時(1〜10まで)、評価(同左)、内容(同左)」である。

教材
この教材がDMM英会話の最大の売りだと思う。僕は今のところデイリーニュースライトという教材をよく使っている。ときどきデイリーニュースを使うこともあるけれど、デイリーニュースはレベルがちょっと高いので、僕の場合は予習が不可欠になる。この教材、毎日新しいニュースにアップデートされて、内容は多岐にわたる。おかげで、時々知らない単語が出てきて勉強になる。

雑感
フィリピンやセルビアの看護師資格を持っている人が時給200円ぐらいでアルバイトしていて、世界レベルで見ると日本はまだ経済大国なんだな、と思う。  
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2017年02月13日

禁煙にすべきは屋内か、屋外か、両方か

「日本の喫煙事情」というはてな匿名ダイアリー記事があったのだが、

日本の喫煙事情
http://anond.hatelabo.jp/20170210112714

要約するとこんな感じ。

フランスやドイツの道路は灰皿みたい
繁華街では副流煙のシャワーを浴びることになる
海外は屋内禁煙だが、屋外は緩い
日本は屋外を厳しくして、屋内を緩くするべき
屋内・屋外ともに禁煙にするには時間が短すぎる
海外は禁煙先進国ではない


さて、ここでワシントンDCに限定した話になるけれど、まずレストラン内でこれまでに他人のタバコの煙が気になったことは10ヶ月の生活の中で一度もない。タバコの煙については三菱総研時代に会社の上層部と大げんかを繰り広げたことがあるくらいにはセンシティブだが、本当に、一度もない。なぜかと言えば、2006年1月に法律ができて、DCのレストランは全面禁煙になり、バーやナイトクラブも2007年1月から全面禁煙になったからである。

一方で屋外だが、確かに路上喫煙をしている人を見かけることはある。しかし、これは一日外を出歩いて、一人見かけるか、見かけないか、といった程度。僕はチャイナタウンやジョージタウンあたりの繁華街には週に一度か二度ぐらいしか出かけないので、そのせいもあるかもしれない。家の近所で歩きタバコを吸っている人は、週に一度出くわすか出くわさないか、といった程度である。ニューヨークはこれまで4回出かけている程度なので、全く詳しくないのだが、タバコの煙が迷惑に感じたことはない。歩きタバコを吸っている人よりもスタバのカップを手にして歩いている人の方がずっと多い。

一方、日本の屋内は相変わらずひどい印象だ。店に入ってはみたものの、煙がひどくて注文する前に店を出てしまうこともある。分煙と称していても単に場所を分けているだけだったり、一応部屋を物理的に分けてはあっても、そこから人が出てくると、タバコ臭さが撒き散らされたり、といった状況だ。加えて、ファミマの前などに灰皿を置いてあったりするので、その周辺を通るときは息を止めなくてはならなかったりする。

少なくとも、日本とワシントンDCの状況を比較するなら、副流煙による非喫煙者の被害は日本の方が格段に大きい。ちょっと海外出張してみた経験で、「海外」と一般化するセンスを疑う。

#もちろん、僕が書いているのはあくまでも日本とDCについてだけである。

この記事は「時間的に、屋内禁煙を実現するのは無理」という論調だが、全くそんなことはない。設備などは一切不要なのだから、法律をひとつ通せば良いだけの話である。実際、ワシントンDCではそれを10年前に実現した。百歩譲ってそれが無理なら、喫煙可能な店は店頭に馬鹿でかいポスターを貼っておくべきだ。それなら、最初から近づかないのだから。

また、屋外禁煙と屋内禁煙の比較においても、一般論として、空気交換の少ない屋内の方が、自然に拡散して希釈される屋外よりも副流煙の被害が大きいのは当然と予想される。

色々おかしなことが書かれているので、こんなアホ情報に惑わされないように。  

2017年02月12日

逃げるは恥だが役に立つ 第3話〜最終話

勢いで最終話まで全部観てしまった。これ、面白いの?新垣結衣は可愛いけど。

たとえば、頻繁に使われる「独白を交互に聞かせる」脚本が稚拙すぎる。映像作品なんだから、独白は最低限にとどめるべき。他のテレビ番組のパロディもこの瞬間には面白くても、将来はどうなんだろう。自ら、作品の価値を下げてしまう演出で、もったいなく感じる。新垣結衣は可愛いけど。

だいたい、新垣結衣みたいな可愛い子に彼氏がいないという設定がおかしいんじゃないか。どうも現実離れしている。

星野源はどうなの?僕としてはLIFEの嘘太郎の方がずっとはまり役だと思うんだけど。一方で新垣結衣は可愛い。これは認めざるをえない。

藤井隆とか古田新太といった野田地図周辺の俳優は使い勝手が良いせいか、良いように使われているけれど、特に藤井隆はちょっともったいない使われ方をしていたと思う。とはいえ、新垣結衣は可愛かった。

エンディングの恋ダンスも、なぜ流行ったのか米国からは理解できなかった。でも、ケネディさんですら参入していたので、日本ではそういう雰囲気だったのかもしれない。新垣結衣の恋ダンスが結局一番良いと思うけど。

ところで、ロケは横浜だったみたいだけど、みなとみらいまで走って行ける坂道って紅葉坂界隈ぐらいだよね。あのマンションは紅葉坂っぽいかなぁ?でも、仮に紅葉坂としても、みなとみらいへは走っていかないよね。っていうか、走ってみなとみらいへ行くって、いくら新垣結衣が可愛くてもありえないだろう。

家からは海も見えないし、かといって、横浜近辺の山、たとえば反町とか東白楽、白楽、六角橋あたりの雑然とした感じもない。もちろん、山手方面のユーミン的な雰囲気もない。行ったことはあまりないけど、戸塚とかなのかな?それか、新横浜とか、三ツ沢とか、内陸の雰囲気。まぁ、ちょっと内陸に行けば山はたくさんあるのが横浜だけど、残念ながら新垣結衣の可愛さには合わない。やはり、山じゃなくて、港のそばに住んで欲しかった。

個人的なことを言えば、異常だったのは新垣結衣の可愛さだけで、あとは凡庸な出来栄えだったと思う。

ところで本題だけど、新垣結衣が今何かと話題のレプロエンタテインメント所属なので、そっちが心配だ。

関連エントリー:『逃げるは恥だが役に立つ』が米国でも放送開始
http://buu.blog.jp/archives/51540220.html  
Posted by buu2 at 17:21Comments(1)TrackBack(0)テレビ番組││編集

2017年02月11日

今日のピザ

知人宅でブラジル料理を食べる会があるというので、参加することにした。手ぶらでいくのもなんなので、ピザを一枚焼いてみた。オニオン、サーディン、オリーブのピザ。




オーブンって、本当に便利。  
Posted by buu2 at 18:00Comments(0)TrackBack(0)料理││編集

2017年02月10日

Martin’s Tavern

ジョージタウンでランチタイムになったので、宿題になっていたMartin’s Tavernに行ってみた。ケネディやニクソンといった有名大統領たちが常連だったことで有名なアメリカン・レストランである。注文したのはミート・ローフとクラブ・ケーキ・サンド、デザートにクレーム・ブリュレとチョコレート・ケーキ。













ミート・ローフは肉、ソースともに今一歩。クラブ・サンドイッチはなかなか美味しかった。ここまでで十分お腹いっぱいだったのに、デザートまで食べてしまって後悔したのだが、ブリュレの味は良かった。

ちなみに今日座った座席はニクソンが一人でランチを食べていた席だったらしい。



外に出ると、うろこ雲。今日は安倍晋三がDCまでトランプのゴマをすりに来るようだが、誰一人として言及する奴はいなくて、非常にどうでも良い話となっていた。



Martin’s Tavern
1264 Wisconsin Ave NW
Washington, DC 20007
(202) 333-7370  

2017年02月09日

ことわざアップデート「馬鹿と鋏は使いよう」

オリジナルの意味
切れないハサミでも、使い方によっては何かの役に立つように、愚かな者でも上手に使えば役に立つものだということから、人を使うときは、その人の能力をいかせるように、うまく使うべきであるという教え。(出典:故事ことわざ辞典

アップデート
「稲田ともみは使いよう」
官僚が政治家にろくでもない答弁書を渡した際、その政治家が愚かだと、内容に疑いを持たずそのまま国会で読んでくれる。これによって、非常識な答弁が社会からどのような受け止められ方をするか、試すことができる。2017年2月8日、稲田朋美防衛相が衆院予算委員会で、南スーダンにおける陸上自衛隊の「戦闘行為」の有無について、「事実行為としての殺傷行為はあったが、憲法9条上の問題になる言葉は使うべきではないことから、武力衝突という言葉を使っている」と述べたことによる。  
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2017年02月08日

酒器なのか、茶道具なのか

吉村茉莉さんの盃(?)がヤフオクに出ているのだけれど、

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出品者によれば、これは茶道具らしい。茶道には詳しくないのだが、色々なギャラリーや百貨店の展示を見て周っていると、陶磁器の茶道具としては茶碗、水指、振り出し、香合あたりを時々見かける。しかし、茶道具としての盃は見たことがない。もしかしたらこれは盃ではなく茶碗なのかも?と思ったのだが、サイズは最大径8.3センチと小さいし、吉村さんは上絵作家なので、描かれている絵は当然上絵である。茶碗の内部に剥げ落ちやすい上絵をびっしり描いてしまうとも思えない。

また、「ここから流れたんだろうな」と思われるブログ記事があって、

吉村茉莉・盃を買入れました。
http://ameblo.jp/houkan-art/entry-12162231579.html
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記事のタイトルには「盃」と明記されている。

陶磁器は、なぜか茶器だけが高く、粘土の量や描かれている絵のサイズから考えると、同じ作者でもかなり割高になることが多い。茶道具ではないとわかっていてあえて茶道具と記載したのかもしれない。

ちなみに吉村さんの酒器は現在のところ、大きめで4万円、小さめで3万5千円程度。この作品は1、2年前のものと思われ、販売当時の価格で3万〜3万5千円程度と想像する。

  

2017年02月07日

超久しぶりにソニー製品を買ってみた

中島みゆきのBlu-rayを見たくて、ソニーのBDプレイヤーを買った。



これ、こっちでは1万円しないんだけど、並行輸入でも3万円もするんだね。

早速設置したら、超快適。NetflixにもWi-Fiで直結できるので、僕の環境ではとても便利である。ソニーはどうしてこれを国内で販売しないのだろう。何か、大人の事情があるんだろうね。

それにしても、ソニー製品を買ったのはすごく久し振りな気がする。プレステ2以来かな?  
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2017年02月06日

第51回スーパーボウル

友達に誘われて、スーパーボウルを観て来た。

前半は完全にアトランタペースで、史上最大の凡戦、みどころはハーフタイムのコンサートぐらい、という内容だった。










ところが、第3クオーター後半あたりから様子が変わって来て、第4クオーターではまさかの同点劇。電車が心配になって来たところで延長戦に突入してしまった。結局、最後はニューイングランドが勢いそのままに試合を制して終了。スタンドは大盛り上がりだった。

ジンジャエール一杯だけでこんな名試合を最前列で堪能できるとは。

DCのスポーツバーだけど。  
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2017年02月05日

Genji Ramen

ホールフーズの惣菜売り場でいつのまにかラーメンを売るようになっていたので、食べてみた。お姉さんがマニュアル通りにやっている感じで、全く期待感がない。













しばらく待っていると無事完成。5分ぐらいかな。




ここで食べていく?それとも持ち帰る?と聞かれたので、迷わずここで食べていくと回答。もしかしたら、家で食べるというとスープと麺を別々にしてくれるのかも知れないけれど、怖くて注文できない。

普通に会計の列に並んでお支払い。レジ・コーナーの裏にイート・イン専用のテーブルと椅子があるので、そこまでいって食べてみた。

麺はやや細めの縮れ麺。それほど悪くはないけれど、別に美味しくもない。多少伸びている感じもあるのだが、そりゃ、会計の間に5分ぐらい経っているので当たり前。

スープは鶏ベースの塩味。やや薄味で、麺を食べさせるにはちょっと厳しい。

チャーシューは鶏肉だったので無評価。

ということで、1/CC-という、当然の評価になった。もう食べない。


Genji Ramen
4420 Willard Ave
Chevy Chase, MD 20815
(301) 657-1520  

2017年02月04日

顔のある店、顔のない店

先日、有名とんかつ店かつ吉の経営母体である株式会社菩提樹の代表取締役、吉田恵助さんとFacebook上で簡単なやり取りをした。僕はラーメンにしても、とんかつにしても、あるいは映画にしても、評論家が特定の店や作品の関係者と懇意になってしまっては、評論はできても評価はできないと思っている。それで、ほとんどのラーメン屋、とんかつ屋と独立した立場を取っているのだが、とんかつに関していうと吉田恵助さんはほぼ唯一の例外である。

吉田さんにコメントしたきっかけは、吉田さんが転載した信濃毎日新聞の記事である。この記事はかつ吉のブログに掲載されている

信濃毎日新聞掲載記事(2017.1.22)
http://www.bodaijyu.co.jp/museum/yoshida-bunko/7641/

記事は読んでもらえればわかるが、かつ吉の初代、吉田吉之助氏にスポットライトを当てたコラムである。

#やや話が逸れるのだが、このコラムに登場する松本の有名とんかつ店かつ玄については、けっこう辛口で紹介したことがある。吉田さんと知り合いであってもバイアスなしにコメントすることは、僕の評論家としての矜持でもある。

かつ玄
http://buu.blog.jp/archives/51511723.html

僕はFacebookで吉田さんの引用に次のようにコメントした。

もともとは日本橋だったんですね。ちゃんと取材したら、一冊本が書けそうです(^^。それぞれのお店の味の特徴はもちろん、店ごとに、ここにはこんな食器を使っているとか、こんな骨董品が置いてあるとか、この席は文豪の誰それが好きだった席とか、味以外の見所を紹介したり。

店舗数が増えてくると、味は変わらなくてもどうしても大衆化してしまい、ブランド力が落ちてきてしまうところが悩ましいですが、かつ吉さんには長い歴史があって、その中心には、成蔵とか、あげづきとか、豚組とかでは絶対になり得ないですからね。


これを書いたのは一週間ほど前だったのだが、今日になってふと「それにしても、ラーメンなら一風堂、とんかつならかつ吉、店舗数が増えると、どうしてブランド力が落ちたような気になってしまうのだろう」と不思議に思った。そして、ざっと自分の行動を振り返ってみた。東京で、とんかつを食べようと思った時、最初に思いつくのはあげづきか成蔵である。味で言えば丸五は東京で三指に数えることができると思うし、かつ吉のとんかつも大きく見劣りすることもない。しかし、僕が丸五やかつ吉に行くのは、何かの用事で店の近くにいて食事時になった場合で、わざわざ行くことはない。秋葉原なら近くに「すぎ田」もあるので、特に丸五に行く機会は限られる。

どうしてかな、と思ったのだが、答えに行き着くまでにそれほど長い時間はかからなかった。かつ吉は、店主の顔が見えないからあまりリピートする気にならないのである。

複数の店を構えるようになると、店は料理人の顔が見えなくなる。一風堂も、博多の本店とラーメン博物館店だけのときは店主の顔が見えていたのだが、やがて見えなくなって、僕が行く頻度も激減した。「顔が見える」というのは僕にとってはかなり重要で、四川飯店永田町の陳建一さんや、トゥランドットの脇谷友詞さんなどが時々厨房からフロアに出て来て挨拶して回っていたことも記憶している。その時に重要な「顔」はシェフであることが望ましいけれど、別にスーシェフだろうが、フロア係だろうが、オーナーだろうが構わない。とにかく個体認識している知った顔が存在していて欲しいのだ。そういえば、池袋の楊も、一番良く通っていたのは馴染みのバイトのお姉さんがフロア係だったときで、彼女が海外へ行ってしまったあとは、足が遠のいてしまった。

僕にとって「美味しい料理」と「食べたい料理」は、必ずしも同値ではない。そして、食べたい店の必要条件が、「顔が見える」ことなのだ。

とんかつ店の場合、多店舗展開の店ではかつを揚げている人の顔は不要になってしまうことがほとんどで、コミュニケーションを取ることもない。これこそが、僕が多店舗展開の店に足を運ばない理由である。朝霞の名店「いち川」は僕がもっとも良く行くとんかつ店だが、厨房に立つおじさんと会話したことはなくても、彼の顔を見ることが重要な要素だ。「やまいち」の故松井孝仁さんとは結局一度も会話を交わしたことがなかったけれど、入店した時は「また来たか」、帰り際には「また来いよ」と目で語ってくれていたと思う。「マンジェ」のシェフだと、「こいつ、半年に一回ぐらい、でかい荷物を持って現れるよな」といった感じの怪訝な視線を投げかけてくる。あげづきや成蔵は僕のことを個人認識しているフシはないのだが、カウンター越しに動きをみていることが多いので、一方的ではあるものの、親近感のようなものを持ってしまう。もちろん中には逆にネガティブな印象を持ってしまうオーナーもいたりするのだが、それは稀である。

多店舗展開の店には価値がないのかと言われればそんなこともなく、例えばかつ吉は数多くの雇用を生み出し、同時に数多くの職人を輩出してきている。クオリティは高いところで安定しており、好きな時に複数の候補地で美味しいとんかつを食べることができる。こういった多店舗展開の店は、顔ではなく、誰が揚げているのかも重要ではない。誰が担当者だろうと、いつの時代でもそこに「かつ吉」の味が存在していることが最も重要なはずだ。そこに存在するのは個人の顔ではなく、かつ吉の看板である。

「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。」

かつて上野で御三家と言われたとんかつ屋が、ことごとく代がわりに失敗しているのを見ても、時代を越えて味を引き継いで行くことは非常に難しいとわかる。しかし、かつ吉は、今のスタンスを維持している限り、日本のとんかつ業界の主柱であり続けるだろう。

今度日本に行く時は、久しぶりにかつ吉の特上ひれかつを食べてみたい。
  

2017年02月03日

La La Land

アカデミー賞14部門にノミネートということだったので、映画の日(?)にジョージタウンで観て来た。才能はあるのに運に恵まれず埋もれていたジャズ・ミュージシャンと女優のラブストーリー。ところどころに過去の名画の名シーンのパロディを盛り込んでいる。監督は『セッション』で一躍注目を浴びたデミアン・チャゼル(Damien Chazelle)、主演は良く知らない男優(笑)と、『アメィジング・スパイダーマン』、『マジック・イン・ムーンライト』、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のエマ・ストーン。

冒頭の高速道路のシーンでいきなり「これ、どうやって撮ったんだろう」という絵が展開されるのだが、以後もたびたび良く効果のわからない長回しが出てくる。この辺りは出来上がった作品で表現された効果以上に、役者や編集者に負担がかかったはずで、お疲れ様としか言いようがない。長回しやノーカットは最近の流行りのようだ。

ストーリーは良くある話で、確かにラスト・シーンは良かったと思うのだが、こういう表情ってどこかで観たよな、と思って思い返してみたらトイ・ストーリー3のラストだった。あっちは人間じゃないし、そもそもCGアニメだけど。

決してつまらない映画ではないし、正直、面白かったけれど、アカデミー賞にノミネートされるような作品かと問われると激しく疑問だったりする。一番「これ、どうなんだろう」と思ったのは、多分、映画で観るよりも本で読んだ方が感動しそうだと感じてしまったことである。そりゃ、俳優が演じていた方がリアルだし、音楽があるのも映画ならでは。過去の名画へのオマージュなんかも書籍では無理なんだけど、どうも、何かが足りない感じがした。でも、それは字幕なしで観たからかもしれない。

米国人はこういう映画が好きなのかな。僕は『Arrival』の方が好き。  
Posted by buu2 at 04:57Comments(0)TrackBack(0)映画2017││編集

2017年02月02日

日本はBrexitやトランプを批評している場合ではない

先日、知人の阪大教官がFacebookで「学生のレポートの日本語が酷い」と嘆いていた。

学生の文章が酷い理由は簡単で、子供の頃に良質なインプットを多くしていないからである。「ら抜き」も酷い文章表現の一例で、こうした表現をしてしまうのは、ちゃんとした日本語の感覚が身についていないからだ。これは音楽でいうところの「絶対音感」が欠落していることに該当する。大学生になってこの状態を意識的に改善するのはおそらく非常に難しい作業だろう。それは、第二外国語の感覚を非帰国子女が身につけにくいのと同じである。本来、言語は頭で考えるのではなく、感じて、反射して発せられるものだ。

#ドラゴンも、オビ=ワンも、"Don't think, feel!"と言っている。

文科省の教育方針の問題もあるだろうが、おそらく親がテレビ世代になってきていて、親に読書の習慣がないのだろう。親の背中を見て子供は育つ。幸いなことに、僕たちが子供の時代には、読書が娯楽の王様だった。僕の家にはサトウサンペイ氏に書いていただいた色紙が貼ってあったのだが、そこには「テレビを見るより本を読め」と書かれていた。金言である。

大学で日本語の再教育をするのは馬鹿らしい話だが、まともな日本語もできないのに卒業させてしまっては大学の資格がない。大学教官には気の毒な話だが、大学では、本筋とは異なる『日本語教育』も施される必要があるのだろう。

余談だが、僕の感覚からすると、伊坂幸太郎はリズム感の欠如したプロの代表で、彼の作品を読んでいると気持ち悪くて仕方がない。しかし、この感覚を理解してくれる人は本当にごくごくわずかである。というか、これまでに一人しかいない。それはプロの編集者だった。逆にリズム感の良いプロの代表は宮部みゆきだと思っている。字幕作家の松浦美奈もとても良いと思う。ただ、この辺は僕の感覚が正しいのか、単に好みなのか、正確にはわからない。

さて、話を元に戻す。先日、新聞に言語学者金田一秀穂さんのら抜き言葉に対する見解が載った時、

論点 「ら抜き」言葉、多数派に
http://mainichi.jp/articles/20170113/ddm/004/070/010000c

僕ははてブでこういうコメントをつけた。
日本人の過半数がバカになったってことじゃないの?特に、日本が、日本が、と連呼している自民党の政治家が使っていると、本当にバカだな、と思うよ。

この記事に対してつけられたはてブのコメントは、当然のようにら抜きを肯定するものが主流だったのだが、英国のEU離脱にしても、米国のトランプ選出やイスラム圏7カ国の入国禁止に関するExecutive Orderに対する反応にしても、韓国の釜山日本領事館前に設置された慰安婦像に対する姿勢にしても、過半数だからそれが正しいということではない。

#そもそも「正しさ」とは相対的なものなので、判断する人の立ち位置で変わってきてしまうものだが。

ら抜きを使わないということは、日本人に関する一つの指標なのだ。それは、「きちんと良質のインプットを重ねている」という指標である。小学生から中学生ぐらいまでに芥川や漱石や太宰や藤村といった作家たちの作品をかたっぱしから読んでいれば、少なくとも書き言葉としてら抜きを使う頻度は激減するはずだ。それをしていないから、ら抜きを書いても感覚的に問題ないのであって、つまりは教養が足りないということになる。

教養の足りない社会がどうなるかは、上に挙げた各国の状況を見れば明らかだ。今、米国に関して良く言われているのは、社会の分断がトランプ大統領を生み出したという話である。そして、NYやDCに住む知識層が、労働者層を無視してきたことが問題の根源にあると言われている。なぜ彼らは国内にも目を向けて、対話してこなかったのだ、と。日本も状況は米国や英国と五十歩百歩である。それは、何も中身のないアベノミクスを歓迎しているあたりからも容易に推察できる。この先に、明るい未来は多分存在しない。

「ら抜きを使うな」とは、文化の流動性を否定しているのではない。それでも、「ら抜きを使うな」という主張には反論が多い。その理由は、簡単に言ってしまえば、その反論の主の多くが、自らら抜きを使っていて、違和感を持たないからだと想像する。

では、こんな記事を読んだらどう思うのだろうか?

「Alexは女性名Alexandraの愛称である。ではAlexandraの愛称は何か?」4択問題で中学生の正答率45% その理由は?
https://togetter.com/li/1078386

このまとめの元記事は読売プレミアムに掲載されていて、有料記事なので一般の人は読むことができない。ざっくりとポイントになる部分を抜粋すると次のようになる。

戸田市立中6校の生徒計340人の基礎的な読解力を測るテストを実施した結果、4人に1人は問題文を正確に読めていなかった

問題によっては正答率が半分程度やそれ以下のケースもあった

普段のテストでも答えを何も書かない子たちから「問題で何を聞かれているか分からない」という声が出ていた

音真司氏が講師を務めた私大では、読書をする学生は少数で、3年でゼミに入るまで図書館に行ったことがない学生もいた

音氏は「試験やリポートではSNSや日記のような文章を書いてくる。文の構造を理解せず、考えも整理できない」と話す

(出典:2017年1月30日 読売新聞朝刊 読解力が危ない 問題文が理解できない)

多くの人は、「今時の中高生はこの程度のことも読解できないのか」と嘆くだろう。しかし、それは多くの人が、この問題を理解できる程度には教養を身につけたからに過ぎない。その「この程度のこともできないのか」は、僕からすればら抜きを書く人にも同じように適用される。

ら抜きを使っても平気な人は、「ら抜きで何が悪い」と開き直っている暇があるなら、もっと本を読んで、教養を身につけた方が良い。僕は、教養をベースにした見識こそが、各々が抱えている諸問題を越えて、彼らを明るい未来へ導くと信じている。日本語すらまともに使えないなら、それは無教養である。「無教養だって過半数ならそれが文化だ」と強弁するなら、英国のBrexitや米国のトランプ選出を全く笑えないのである。もちろん、未来も、英国や米国のそれと同じく、真っ暗闇である。  
Posted by buu2 at 14:38Comments(0)TrackBack(0)ニュース││編集

2017年02月01日

豚のスペアリブ

ホール・フーズで豚のスペアリブをお手頃価格で売っていたので、買ってきて焼いてみた。







このサイズで10ドルちょっとだから、米国の肉は安いよなぁ。ちゃんと美味しいし。肉食の人には天国だろうね。僕はもうちょっと魚が欲しいけど。  
Posted by buu2 at 22:30Comments(0)TrackBack(0)料理││編集

The Capital Grille

今週はワシントンDCのレストラン・ウィーク。参加したレストランはどこでも35ドルでディナーを食べることができる。店によっては30%オフとか、50%オフとかになるので、海外からのお客さんでもないと行けないような店に行くチャンスである。ということで、キャピタル・グリルに来てみた。




























念のため書いておくと、これはふたり分。さすがにこの分量全てで35ドルというわけにはいかない。もちろん、大満足。

このレストラン・ウィーク、場所ごとにちょっと時期をずらして開催してくれるので、今週はDC、来週はベテスダ、といった具合に食べ歩くことができて素晴らしい。

The Capital Grille
5310 Western Ave
Chevy Chase, MD 20815
(301) 718-7812