2018年05月31日

SIBLEY MEMORIAL HOSPITAL 二日目

僕が産むわけではないので、基本的にやることがない。仕方ないので、メモを取ることにする。

午前10時、無痛分娩のための硬膜外麻酔の注射針を背中に入れる。これは僕も膝の前十字靭帯を切った時にリハビリで使ったので、大体のことはわかる。

日本ではなぜか無痛分娩が一般的でないらしいが、全く意味不明である。親知らずを抜く時に麻酔をしないようなものだ。妊婦に無用に苦痛を与える意味がどこにあるのか、1時間ほど問いただしたくなる。

午後1時30分ごろ、医者と看護師が部屋に来て、作業開始。何をしているのだろう。

午後1時35分ごろ、破水。どうやら医者が破水させたようだ。そのあと、ベッド周りを二人で掃除して、退室。特にこれといった説明はない。

午後6時、医者が来て、子宮口が7センチ開いていると説明。10センチになると出産になるらしい。陣痛の痛みは全くないそうで、ベッドの脇にあるモニターのグラフを見て判断する。5分おきぐらいに陣痛がきているようだ。

午後7時、特にやることがないので、夜ご飯を食べる。といっても、持参したスナック菓子である。今日生まれると5−3−1で覚えやすかったのだが、どうやら6月になりそうだ。


リンク集
SIBLEY MEMORIAL HOSPITAL 一日目
http://buu.blog.jp/archives/51566930.html

SIBLEY MEMORIAL HOSPITAL 二日目
http://buu.blog.jp/archives/51566934.html

SIBLEY MEMORIAL HOSPITAL 三日目
http://buu.blog.jp/archives/51566935.html

SIBLEY MEMORIAL HOSPITAL 四日目
http://buu.blog.jp/archives/51566953.html

SIBLEY MEMORIAL HOSPITAL 五日目
http://buu.blog.jp/archives/cat_10033273.html
  

Posted by buu2 at 23:30Comments(0)Holtby隊員││編集

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2018年05月30日

Stanley Cup Final WSH-VGK Game2

今日は初戦の敗退を受けての大事な第二戦。ここで負けるとプレッシャーが大きくなる。

今日はスポーツバーではなく、病室での観戦。

IMG_4296


試合は3−1とリードしてからが凄かった。1点差に詰め寄られてからHoltbyがファイン・セーブ連発。特に驚いたのがこれ。


地球上のほぼ全人類がゴールだと思ったに違いない。スローで見て初めて、Holtbyのスーパープレイを認識した。

このプレイで士気が高まったのか、以後完璧にゴールデン・ナイツを封じて、3−2で勝利。この勝ちは大きい。  
Posted by buu2 at 23:30Comments(0)アイスホッケー││編集

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SIBLEY MEMORIAL HOSPITAL 一日目

嫁さんが出産で、付き添いで入院。

この病院の設備がすごい。日本もこんなものなのかな?個室で、自分の部屋で出産する。












付き添い用のベッド。こちらはさすがに簡素。



16時、病院到着。

17時、陣痛促進剤の点滴開始。

20時、テレビでアイスホッケー観戦。

夜中からなんとなく陣痛なのかな?という鈍痛が出てきたようだが、痛いというほどではないらしい。


リンク集
SIBLEY MEMORIAL HOSPITAL 一日目
http://buu.blog.jp/archives/51566930.html

SIBLEY MEMORIAL HOSPITAL 二日目
http://buu.blog.jp/archives/51566934.html

SIBLEY MEMORIAL HOSPITAL 三日目
http://buu.blog.jp/archives/51566935.html

SIBLEY MEMORIAL HOSPITAL 四日目
http://buu.blog.jp/archives/51566953.html

SIBLEY MEMORIAL HOSPITAL 五日目
http://buu.blog.jp/archives/cat_10033273.html
  
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Bangkok Joe’s 再訪

まだ「シンハー1つ」すら通じなかった頃に一度行っているタイ・レストラン。久しぶりに再訪してみた。















メニューはこんな感じ。















辛い印が3つのを注文したのに全然辛くなくて、ちょっと消化不良気味。

Bangkok Joe’s
3000 K St NW
Washington, DC 20007
(202) 333-4422  

2018年05月29日

Solo: A Star Wars Story(ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー) 二度目

成績不振と言われるSoloだけど、いくつかわからないところがあったので、もう一度観てきた。今度はIMAX。

IMG_2405


わかりにくかった点は意識して観たので、ほぼ解消。やはりこの作品はエピソード3の後の話のようだ。

続きを観たい気もするし、なくても良いかな、とも思うし、どうにも微妙な内容である(笑)。なお、米国ではIMAXだと1000円ぐらい。  
Posted by buu2 at 21:30Comments(0)スター・ウォーズ││編集

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2018年05月28日

Stanley Cup Final WSH-VGK Game1

いよいよ、スタンレイ・カップのファイナルである。この試合を見届けずして、今シーズンを語ることは不可能。この目に焼き付けるべく、キャピタル・ワン・アリーナに向かうことにした。

ちなみにチケットはファイナルともなると馬鹿高い。一番後ろでも785ドル、最前列ともなると、4000ドル越えである。
スクリーンショット 2018-05-29 15.55.51


地下鉄の中は、半分以上がキャプスのファン。



キャピタル・ワン・アリーナはキャプスの勇姿を一目見ようという客でいっぱいだ。






そして、ほどなくして試合開始。ゴールデン・ナイツの先制でちょっと盛り下がったスタンドだったのだが、以後は目が離せないシーソー・ゲーム。



スタンドの熱狂は凄まじかった。



全く先が読めない展開。












最前列はこんな感じ。



しかし、勝負所の第3ピリオド、一度はリードしたものの、逆転を許し、最後はエンプティ・ネットの猛攻も及ばず、初戦は4−6でゴールデン・ナイツの勝利となった。残念。

試合終了後はレッド・ラインも終了していて、寂しくオケラ街道である。






なお、第1戦はベガスのTモバイル・アリーナで開催された。第2戦も同様である。キャピタル・ワン・アリーナでの観戦は無料、19時開場だった。最前列は結構寒いから、油断して向かうと後悔するぞ。あと、ほとんど全員、赤いウェアだから、間違っても黒い服なんか着ていかないように。

  
Posted by buu2 at 23:30Comments(0)アイスホッケー││編集

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2018年05月27日

movie passを買ってみた件

米国にはmovie passという、一ヶ月10ドルで映画観放題のすげぇパスがあると聞いたので、さっそく買ってみた。

まず、ネットで注文。約一週間でカード到着。

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自分のスマホにアプリをインストール。なお、このアプリ、iPhoneの場合、米国在住者設定じゃないとアップルストアに表示されないので要注意。

アプリを起動すると周辺(たとえばDC周辺)の映画館を教えてくれるので、それらでやっている映画を探して、チェック。アプリ上で登録しても良いし、映画館に行って、カードを渡すのでも良いようだ。これだけ。

3DとIMAXは対象外。1日1本だけ、それと、同じ映画は再度観ることができない。なので、毎日繰り返し同じ映画を観ることは不可。これはかなり残念。

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でもまぁ、毎月10ドルで、公開されている作品をほぼ全て鑑賞できるのは素晴らしい。  
Posted by buu2 at 03:06Comments(0)映画││編集

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2018年05月26日

Solo: A Star Wars Story(ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー)

本日公開ということで、さっそく観てきた。とはいえ日本公開はまだ先のようなので、ネタバレを避けてぼんやりレビューしておく。

映画そのもののできは悪くないと思う。ただ、スターウォーズの一部としては少々物足りない。確かにスターウォーズの世界観は表現できているし、ソロやカルリシアンのちょっとした癖なども取り入れていた。細かいところは良いと思うのだが、大枠の部分で、どうもスターウォーズらしさがない。原因はフォースを使う登場人物がほとんど出てこないとか(でも、それはローグ・ワンも同じ)、ソロがハリソン・フォードよりはデカプリオに印象が近いとか、宇宙のシーンが少ないとか、色々考えられるのだが、壮大なスケール感に欠けているからかもしれない。冒頭の30分はスターウォーズというよりは「AKIRA」みたいな雰囲気。ローグ・ワンに比較するとちょっとこじんまりとした映画だった。あと、冒頭の説明で登場したHyper Fuelという物質の設定もちょっと安直なような。

#でも、ザ・フォース・アウェイクンズで太陽エネルギーを吸収していたのよりはトンデモじゃないかな?

真ん中辺で登場したシークエンスはそのままディズニーランドのライドで採用されそうな場面だった。意識しているんだろうなぁ。

ミレニアム・ファルコンは初期型で、エピソード4で登場する形状とはちょっと違っていた。これでレゴ社はまた一儲けできるはずだ。

観る前はエピソード3とエピソード4の間ぐらいの設定と聞いていたのだが、もしかしてエピソード1と同時並行?と思うシーンもあった。でも、タイ・ファイターはエピソード1よりずっと後期の型だったようなので、ちょっと謎が残った。良く考えてみると、あの下半身も・・・・って、これ、興行成績次第ではシリーズ化するのかな??

評価は☆1つ半。  
Posted by buu2 at 12:19Comments(0)映画2018││編集

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2018年05月25日

ワシントン・キャピタルズのにわかファンが不思議に思ったこと

昨日はNHLのイースタン・カンファレンス決勝の第7戦があって、我がキャピタルズはパンタに乗り込んで、見事に4−0の完封勝ちを納めた。この試合は序盤の早い段階でエース・オヴェチキンの見事なシュートが決まり、途中危ない場面が数回あったものの、終わってみれば二試合連続の完封勝ちで、終盤は安心して見ていることができた。

それで、他のことにも気をまわす余裕があったのだけれど、不思議だったのは試合中に起きた大喧嘩のことだった。小競り合いがあったキャプスの43番と、ライトニングの55番がペナルティになり、試合に復帰した途端にスティックとグローブを投げ出して殴り合いの喧嘩を始めたのだ。審判はなぜかそれを傍観していて、二人がリンクに倒れこんだ時にようやく上から折り重なって喧嘩を止めた。


43番のウィルソンは血の気が多くて、いつも小競り合いをしている。キャプスはパワープレイでの失点が多いので、もうちょっとおとなしくしていてくれよ、と思うのだが、この試合でもやっぱりである。

喧嘩からひきはがされると、選手のこぶしと顔は血だらけである。当然のように二人は退場となり、控え室へ消えたのだが、なんと、数分ののちに戻ってきて、何事もなかったかのように普通にプレイしていた。「あれ??退場じゃないの???裏で治療していただけ????」と不思議に思っていたのだけれど、試合が終わったら、ウィルソンの紹介に「今日の実績 1アシスト、1ペナルティ、1喧嘩」と書かれていた。喧嘩って実績なの??と思って調べたら、こんな記事を発見。

アイスホッケーでは、なぜ殴り合いが許されるのか? 驚きの「ファイティング」ルールについて
https://victorysportsnews.com/articles/4337/original

ポイントをまとめると、

1 喧嘩もあり
2 喧嘩には、素手でとか、1対1とか、ルールがある
3 喧嘩の後は5分間退場
4 喧嘩は戦術の1つ
5 チームには喧嘩要員がいる

という感じ。なるほど、見ていて疑問に思ったことは全部解決した。

喧嘩まで織り込み済みとは、すごいスポーツである。そして、ウィルソン氏はただの血の気の多い馬鹿ものではなく、エース達を鼓舞する汚れ役だったのね。お疲れ様。  
Posted by buu2 at 02:18Comments(0)アイスホッケー││編集

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2018年05月24日

新しい日本語「安倍」のガイドライン(類語:米倉久邦)

立憲民主党枝野代表が「安倍化」という耳慣れない言葉を使っていたので、新しい日本語「安倍」について解説します。なお、昨日より話題になっている「米倉久邦」についても解説します。

「色々なところで『安倍化』が進んでいる」立憲・枝野氏
https://www.asahi.com/articles/ASL5S5FCDL5SUTFK012.html

安倍

安倍[名・形動]
1 事実でないこと。また、人をだますために言う、事実とは違う言葉。「答弁で―をつく」

2 知能が劣り愚かなこと。また、その人や、そのさま。人をののしっていう時にも用いる。「この―野郎」「立法府の長を自称するとは、お前は―だな」「あんなもの飾りです。―にはそれが分からんのです」

3 社会的な常識にひどく欠けていること。また、その人。「『云々』も読めないなんて、お前は―に違いない」

[補説]似た言葉に『馬鹿』があるが、『馬鹿』は相手に対する思いやり、親しみの気持ちを込めて用いることがある。一方、安倍は単にののしる、否定する、批判する意味で用いられる。


安倍る[動ラ五(四)]
1 嘘をつく。だます。「総理大臣は国会答弁でも平気で―・る」

2 事実を捻じ曲げる。「加計学園の話は聞いてないと―・る」

3 人の所在、事の真相などを故意に覆い隠すこと。「首相官邸への入室記録を―・る」「戦闘記録を―・る」

4 事実でないことを事実のようにこしらえること。でっちあげること。「議事録を―・る」

5 無理に受け入れさせようとする。おしつける。「コーチに責任を―・る」「谷氏に責任を―・る」

6 人を人とも思わない、ずうずうしい態度や言動をする。「国民を―・る答弁だ」

7 はっきりと指示せず、責任を回避する。「日大アメフト部の元監督はすぐに―・ることで有名だった」

8 人を馬鹿にする。「凄く怒っていても、時間が経てば忘れると国民を―・る」


類語
米倉久邦[名・形動]
1 公平な立場と横柄な態度を履き違えること。また、その人。「記者会見での態度は―そのものだ」

2 求められていないのに、自らの意見を述べること。また、その人。「ここで発言するなんて―そのものだ」

3 強制的に他者の発言を終わらせること。また、その人。「監督に質問しているのに、お前は―か?」

4 所属する組織のブランドを著しく毀損させること。また、その人。「日大のブランドは真っ逆さまだよ。お前もそれに一役買っているんだぞ、―」

5 関係ないのに、自分まで入院して行方をくらますこと。また、その人。「監督が入院したら、なぜか司会の―まで入院した」  
Posted by buu2 at 11:40Comments(2)日記││編集

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2018年05月23日

NHL Playoffs Conference Finals Game7 WSH-TBL

終わってみれば4−0の完封勝ちだけど、2ndピリオドの真ん中ぐらいまでは相当やばい展開だった。ちょっとしたことで、逆転されていても全く不思議ではなかった。

ともかく、スタンレィカップ・ファイナルへ進出したのはめでたい。

ファイナルは来週の月曜日にベガスで開幕。第7戦まで長引くと13日に決着する。3、4、6戦がキャピタルワン・アリーナなので、この辺で決めて欲しい。ともあれ、最後まで楽しませてくれるキャピタルズには感謝である。そして、最高のエンディングを迎えて欲しい。  
Posted by buu2 at 23:54Comments(0)アイスホッケー││編集

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2018年05月22日

恥ずかしい人間、内田正人と、恥ずかしい大学、日本大学(安倍晋三そっくり)

スポーツにとどまらず、たとえば勉強や音楽でも同じだが、人間は自分が好きでやっているときに一番上達すると思う。その点で、アメフトを楽しんで、日本代表にまでなるほどだった選手に、「楽しくない」「続けたくない」と感じさせるような監督の手腕が評価されているのはおかしくないか?この監督のもとで日本一になれるチームなら、他の監督ならもっと上を目指せそうだ。

内田正人という前監督は、有能か、無能か以前に、醜悪である。問題が起きてもなかなか表に出てこず、自分の言葉で語らない。コーチや大学当局と相談して、裏で自己保身のための小細工をする。責任を取ると言いつつ、「監督をやめれば良いんでしょ」という、不誠実な態度に終始している。そして、大学の役職について問われれば「それは別の話」とはぐらかす。これは、今の内閣総理大臣の安倍晋三のやり方にそっくりである。もっと言えば、鉄砲玉を敵対組織に突入させる暴力団の親分や、ゼロ戦で特攻させる旧日本軍の上層部の態度と同じだ。

百歩譲って監督の話が本当だったとしても、一度目のタックルで交代させるべきだったのにそれをしなかった罪は大きい。

安倍晋三絡みでも、少なくない人間が告発サイドにまわった。彼らは最初から安倍晋三の敵だったわけではない。蜥蜴のしっぽ切りよろしく、自分を切り捨てていく姿を見て「冗談じゃない」と考えたのだろう。

今回の問題も同じで、タックルをした学生が謝罪会見を開いて、監督、コーチ、大学を告発した。じゃぁ、彼はそれをやりたくてやったのか。もちろん違うはずだ。事実を捻じ曲げて、逃げ回り、自分に責任を押し付けようとする大人たちを見て、「私の責任はこれ」と線引きせざるを得なくなったのだろう。

まだまだ将来がある、タックルをした選手と、タックルを受けた選手を尻目に、逃げ回り、自己正当化に走っている姿は滑稽ですらある。特に、タックルをせざるを得なかった選手の態度とは対照的である。

また、その内田正人と一緒になって事態を悪化させている日大も情けない。大学が一番守らなくてはならない人間は、最も弱い立場の、タックルせざるを得なかった学生である。しかし、実際に彼らが守っているのは一番権力者に近い内田正人である。卒業生や在学生はどうしようもないだろうが、来年以降大学を受験する人たちはこの姿を良く覚えておいた方が良い。こんな大学でまともな勉強ができるのか、良く考えた方が良い。幸いにして、大学は他にも山ほどある。  
Posted by buu2 at 09:29Comments(0)ニュース││編集

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2018年05月21日

かぐや姫の物語 二度目

劇場での鑑賞に続いて、自宅で二度目の鑑賞。

一度目ではちょっと明確でないように感じたかぐや姫の罪と罰はちゃんと明確だった。4年前の自分に「お前は何を観ていたんだ?」と言ってやりたい。地球に生きる地球人と、月に生きる月の人との対比によって、地球、特に日本に生きている素晴らしさを浮き彫りにすると同時に、その地球人にも汚いところがあることを描き、それゆえに罰を受けることとなるかぐや姫を静かに、ときに激しく描いていた。

自然に生きたいだけのかぐや姫は、やがて人間たち、特に日本人たちの古いしきたりによって、矯正されていく。さらには、虚栄、虚言、虚勢、さまざまな嘘を見せつけられる。最後には強大な権力によってねじ伏せられそうになる。そして、その結果、地球人として生きることを捨てる。喜怒哀楽のない、しかし安定した月の世界の住民であることを願ってしまう。

全体を俯瞰すると、ほとんどの男性は悪で、ほとんどの女性は善として描かれているのが印象的だった。平安時代はもちろんとして、現在の日本社会も例えば米国と比較すると女性差別が酷い社会なので、それを指摘したい部分もあったのかもしれない。

とはいえ、最後にかぐや姫は地球への愛着を示す。そうすることによって、地球の生活を肯定している。地球で、喜怒哀楽がありながら、自然と親しんで、思うように生きられたら、それが一番素晴らしいということかもしれない。それは、ナウシカやラピュタを含め、ジブリが一貫して提示してきた価値観だろう。

何にしても、僕たちは全てを忘れてしまう便利な月の衣を持っていない。となれば、どう生きたら良いのか、その選択肢は3つしかない。所属している社会を変えるか、住んでいる場所を変えるか、諦めて現状を受けいれるかである。

僕が米国に来て2年。わかったのは、日本が年齢、性別、人種などによる差別が氾濫する社会だということだ。高畑勲監督は、この社会をどうしたかったのだろうか。かぐや姫は、周囲の人間たちの圧力に負けて、自由を捨て、最後は記憶までを含めて全てを忘れて月へ行ってしまった。彼女を社会が排除したのではない。社会が彼女に捨てられたのだ。

楽しいおとぎ話で終わる宮崎アニメとは違った世界がここには存在する。アニメーションに、ピクサーでは絶対にできない表現を持ち込んだ。これだけでも素晴らしいが、これは手段の一つでしかない。そこで表現されていることを過去のおとぎ話としてではなく、現実の問題としてとらえる想像力が必要なのだと思う。

今更だが、高畑勲監督を失ったことが残念でならない。  
Posted by buu2 at 10:21Comments(0)映画2013││編集

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2018年05月20日

是枝裕和監督がカンヌでパルムドール

是枝監督の「万引き家族」がカンヌ映画祭でパルムドールの快挙。長期上映して欲しい。多分、今後数ヶ月は日本へ行くことはないと思うので。

少し前に




と書いたけれど、安藤サクラが出演しているのも嬉しい限り。

是枝監督のことは、個人的にはとても高く評価している。同じく大好きな西川美和監督と「分福」を主宰している映画監督という点でも注目し続けてきた。園子温、タナダユキ(最近は監督業を休業中?)の二人を含め、日本の映画界を引っ張っていって欲しい監督たちだと思っている。以前から子供の撮り方には定評がある監督だったのだが、得意な部分を活かしつつ、良い映画を撮っていって欲しい。

以下、参考としてこれまでの是枝作品の僕の評価。
海街diary(評価☆☆☆、2015年のマイベスト邦画)
http://buu.blog.jp/archives/51495662.html

そして父になる(評価☆☆★、2013年の邦画4位)
http://buu.blog.jp/archives/51412111.html

奇跡(試写会で鑑賞。映画は良かったのだが、笠井というクソアナウンサーの司会で台無し、2012年の邦画7位)
http://buu.blog.jp/archives/51257778.html

空気人形(評価☆☆)
http://buu.blog.jp/archives/51025349.html  
Posted by buu2 at 04:24Comments(0)映画││編集

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2018年05月19日

久しぶりのイステート・セール

今日のイステート・セールはジョージタウンの一軒家。

9時開場だったのだけれど、雨だし、あまり参加者はいないんじゃないかと予想して9時5分に到着。すると、順番待ちのカードは47番。ありゃりゃ。ただ、今日はどうしてもこれが欲しい、ということはなく、「ル・クルーゼの鍋が状態が良くて安ければ買おうかな」といった程度の真剣さだったので、気楽である。



家の前で1時間ほど待って、入室。部屋の中はこんな感じ。



今日の家は3階建て。主にアートとカメラが充実していた。カメラはニコンユーザーで、何本か良いレンズを売っていたし、本体もF-4があったのだが、D-850を買った直後の僕の心を動かすまでにはならなかった。レンズも、試し撮りしてみないことには怖くて買えない。ル・クルーゼは、ちょうど良いサイズは全部売れていて、馬鹿でかいのと、すごく小さいのしか残っていなかった。

かわりに買ったのはこれら。









テディベアは、メジャーリーグのものだった。別にオリオールズには愛着ないのだが、1966年製というのが良かった。あと、状態が良く、価格もそれほど高くなかった。

DVDは英語の勉強用。

スターウォーズばかり見ていると飽きちゃうから。  
Posted by buu2 at 22:33Comments(0)買い物││編集

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2018年05月18日

スポーツ界いろいろ雑感

テニス
錦織が調子を戻して来たのは良いニュース。ジョコビッチやナダルに負けるのは仕方ない。あとは怪我が心配。
大坂なおみはメンタルにムラがあって、成績の波が激しい。それが魅力でもあり、欠点でもある。今年はDCのシティ・オープンに来て欲しい。

サッカー
ハリルホジッチはサッカー協会を提訴するらしい。ぜひやって欲しい。
西野の選んだ代表はハリルホジッチの代表とほとんど変わりがない。一層、ハリルホジッチをクビにした理由がわからない。西野の方がマシとは思えない。
それにしても、本当に神戸にイニエスタが来るの?スキラッチ以来の衝撃なんだが。楽天は金持ってるなー。三木谷さんが米国からスペインへ向かったのは聞いていた。

アメリカンフットボール
スーパーボウルぐらいしか観ない素人だが、日大の対応、特に内田正人監督の対応は全くいただけない。責任者にも関わらず表に出てこず、責任を他者に押し付けている。こういうの、最悪。

野球
中日は相変わらずパッとしないので、日本の野球にはあまり興味がない。
メジャーは、やっぱり大谷がすごすぎる。ただ、DC界隈の米国人の友人たちの口から大谷、イチローなどの日本人メジャーリーガーの話を聞いたことはない。ほとんど興味がないようだ。大谷がつぎに世界を驚かせるには、左で投げるとか、右で打つとかだろうか。リアル星飛雄馬だな。

相撲
男女差別をするので興味ない。  
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2018年05月17日

NHL Playoffs Conference Finals Game4 WSH-TBL

ホームであっさり連敗。やはり、スタンレィカップファイナルへの進出は簡単ではない。

もう一試合楽しめると前向きに考えるしかない。

それにしても、第3ピリオドの終盤で勝ち越し点を奪われたのは残念極まりない。あと、パワープレイでの失点が多すぎる。  
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2018年05月16日

土屋光逸 弁慶橋


  
Posted by buu2 at 12:56Comments(0)土屋光逸││編集

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2018年05月15日

NHL Playoffs Conference Finals Game3 WSH-TBL

カンファレンス決勝の第3戦。

タンパベイでのアウェイ2連戦を無難に連勝でまとめて、ホームでの2連戦の初戦である。ここで勝っておけば木曜日のホームで4連勝を決めて、スタンレィカップファイナルへ進出できるという一戦だった。

試合開始直後は4連勝への期待からか、キャピタルワンアリーナはざわついた雰囲気だった。しかし、その熱気と期待は徐々に薄れていった。パワープレイのたびに失点を重ね、反撃したと思えば追加点を取られるという嫌な展開。最後は捨て身のエンプティネット攻撃でなんとか一矢を報いたものの、結局は2−4で残念な敗戦となった。これで流れが変わらなければ良いのだが、木曜日にキャピタルワンで一試合の後、土曜日は再び移動してアウェイの一戦となることが確定した。

とりあえず、木曜日は何としても王手をかけて欲しい。  
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2018年05月14日

ヤフオク・ウォッチング 河鍋暁斎「鍾馗図」

本気で落としに行ったんだけど、いつもの3Y0さんとCDDさんの競争になって、100万越え。まぁ、山本茜さんのガラスで慣れていたけれど、ここまで出すなら、また別のものを手に入れた方が良さそうと思って撤退した。

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うちにある河鍋暁翠の「鍾馗図」と親娘一対で持っておきたかったのだが。

河鍋暁翠「鍾馗図」

  

2018年05月13日

丸美屋 鯛釜めしの素

日本へ帰国する人の置き土産で丸美屋の鯛釜めしの素を手に入れたので、さっそく作ってみた。




ル・クルーゼで3合。






味が薄いし、鯛が少ないし、野菜ももっと欲しいと思うのだが、インスタントだからこんなものかもしれない。自分でもうちょっとみりんと醤油を足せばいいんだと思うけれど、いちいち条件検討するのも面倒くさい。ここが米国だということを考え合わせれば、このレベルで満足すべきだろう。

日本だったら食べないかもな〜。  

2018年05月12日

Penang Malaysian Cuisine 再訪

NIHのそばで何か食べようと思うと、必然的にベテスダで食べることになる。その際、良く使われるのがタイ料理のバンコックガーデンと、このペナンである。他にもインド料理屋などがあるのだが、この2店はキャパも十分で近所に大きな駐車スペースもあるので、頻度が高くなる。

今日は辛い食べ物が苦手な人がいたので、マイルドな料理を中心に注文。































日本人の口には合うと思う。























  

2018年05月11日

Alfio's Cucina Italiana

隣のアパートの1階にあるイタリアンだが、ここに住んで2年以上になるのに行ったことがなかったので、ランチを食べに行ってみた。
















多分柔らかいだろうな、と思っていたのだが、予想通り柔らかめのパスタ。これは文化の違いとして受け入れるしかない。

バイキング形式の取り放題料理は味はまぁまぁ。悪くはないけれど、お代わりしたくなるほどではない。

米国のイタリアンとしては標準的だろう。

Alfio's Cucina Italiana
4515 Willard Ave
Chevy Chase, MD 20815
(301) 657-9133  

2018年05月10日

Akira Ramen & Izakaya

ツインブルックに新しいラーメン屋ができたということだったので、食べに行ってみた。ニューヨークにある店の支店らしい。DC周辺の日本人からはそれほど高い評判を聞かなかったのだが、百聞は一見にしかず。

メニューはこんな感じ。



全てに細麺と縮れ麺が用意されているところ、味噌、醤油、タンメン(ベジタブルラーメン)、辛味ラーメンがあるところなどは米国における典型的ラーメン屋のスタイル。




今日のところは無難にシグネチャー・モデルであるAkira RamenをCurly Noodle(縮れ麺)で注文してみた。



麺は中くらいの太さの縮れ麺。コシはまぁまぁ。スープの絡みは良い。これなら納得の質である。

スープは豚骨ベースの塩味で、マー油で風味づけしたもの。マー油を使っているために熊本系の味わいだが、他に熊本を感じさせる要素はあまりなく、米国人に向けてアレンジしたらこうなりました、ということかもしれない。素晴らしい味ではないものの、これも無難に美味しいレベルである。

チャーシューはなかなか美味しかった。ただ、部位によっては筋があって、食べづらかった。肉が好きならトッピングしても損はないレベルだった。

評価は7/ABAといったところ。DCのトップレベルではないけれど、たまに食べに来ても良いくらいにはよくできていたと思う。

同行者がお好み焼きを注文していたのだが、


味は普通だったらしい。広島出身で自分でもお好み焼きを作る人なので、「普通」ならそこそこだろう。僕は食べないけど。

1800 Rockville Pike
Unit H1
Rockville, MD 20852
(240) 242-3669  

2018年05月09日

Mai Thai

ジョージタウンはタイ大使館があるせいか、たくさんのタイレストランが点在している。その中でも比較的評価の高いMai Thaiに行ってみた。この店はデュポン・サークルにもあるので、そこそこ繁盛しているのだろう。













なぜか寿司も提供しているのだが、こういう店で寿司を食べてみて美味しかった試しがないので、寿司はスルー。

まずはシンハー。



それから、チャーハンとカニのカレー。無難な選択。

決して悪くはないのだが、「これはうまい」と感動するほどでもなく、近所に来てももう一回行くかどうかは微妙なところ。

Mai Thai
3251 Prospect St NW
Washington, DC 20007
(202) 337-2424  
Posted by buu2 at 17:41Comments(0)ワシントンDC││編集

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2018年05月08日

NHL Playoffs 2nd Round Game6 WSH-PIT

いやぁ、熱い試合だった。双方に惜しいシュートがあったけれど、なかなか点が入らない展開。1−1で延長戦に入ったんだけど、最後はクズネッツォ(日本でのカナ表記だとクズネツォフだけど、米国人の発音を聞いているとクズネッツォ)の決勝点で勝利。

これでセカンド・ラウンドを4勝2敗として、タンパベイ・ライトニングとのカンファレンス東地区決勝へ進出した。ワシントン・キャピタルズはこれまでの40年以上の歴史の中で、8回リーグ優勝しているのに、カンファレンス決勝へ進出するのはこれが約20年ぶり2回目。みんなが「君には失望したよ」と言い続けているだけに、今年こそはスタンレイ・カップで優勝して欲しい。そのために、まずはカンファレンスで優勝しないと。

東地区決勝は金曜日から開幕。

スクリーンショット 2018-05-09 16.45.02

Source: https://www.nhl.com  
Posted by buu2 at 00:30Comments(0)アイスホッケー││編集

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2018年05月07日

花を撮る練習

米国は土地がいくらでもあるので、広い庭を持っている家が多い。みんなちゃんと手入れをしているので、数分歩いただけで色々な花を見つけることができる。そこで、ふらっと写真を撮って歩いてみた。




























やはり、雌しべにフォーカスを合わせるのが基本なのだろう。  
Posted by buu2 at 00:30Comments(0)Nikon D850││編集

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2018年05月06日

NHL Playoffs 2nd Round Game5 WSH-PIT

究極のにわかファンだが、NHLの観戦がとても楽しい。今日はDC界隈の友人たち10人近くと一緒にベテスダのスポーツバーで観戦。ペンギンズのファンも3人だけいたけれど、残りは全員キャピタルズの応援なので、一体感が凄くて楽しい。




1点リードされたあと2点取って逆転。第一ピリオドは2−1。しかし、第二ピリオドに2失点して2−3。ちょっと雰囲気が悪くなって第三ピリオドを迎えた。負けている時間が長かったのだが、第三ピリオドの中盤で同点に追いつき、終了3分前に勝ち越し点を奪取。以後、ペンギンズの、キーパーを空にしての攻撃に対してカウンターで2点取って、6−3で終了。




これで、第二ラウンドは3勝2敗である。最低でも、ホームでの決定戦に臨むことができる。ともあれ、月曜日のアウェイ戦で決めて欲しいところである。  
Posted by buu2 at 00:30Comments(0)アイスホッケー││編集

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2018年05月05日

知らないトマト

米国で売っている野菜の種類は色々と日本と違っていて、たとえば長ネギ、大根、カブあたりは慣れていないと探すのに苦労する。一方でジャガイモ、玉ねぎ、トマト、きのこあたりは品種がものすごく多様化していて、何種類あるのかさっぱりわからないほどに色々な種類が並んでいる。今日見つけたのはそんなトマトのひとつ。みんながこれを買っている。







パッと見たときはピーマンかパプリカかと思った。

家に帰って食べてみたら、柔らかいトマト。味は普通のトマトとそれほど変わりがない。

ちなみにりんごやぶどうなどの果物も種類が多い。  
Posted by buu2 at 21:19Comments(0)ワシントンDC││編集

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Washington D.C. Open Houses 2018 Thailand

中国に続いてタイの大使館へ行ってみた。タイの大使館はジョージタウンのど真ん中にあって、映画を観に行く時に良く前を通る。










あまり写真を撮らなかったけれど、部屋や装飾が豪勢というわけではなく、しかし、お客さんを歓迎する心意気が素晴らしかった。イベントが充実していて、食べ物もとても良かった。特にデザート。安価で、美味しいデザートを売っていて、お腹をすかせてくれば良かったと大後悔。オープンハウスのアジア・デイは、この大使館は外せない。特にお昼時。  

Washington D.C. Open Houses 2018 China

今年のオープンハウス、前半のアジアは中国とタイに行ってみた。まずは大人気の中国。去年はオープンしてなかったからか、今年はすごい行列。しかも、東洋人は台湾人に疑われて、異常に厳密なパスポート・チェックがあった。飲み屋でもパスポートの写真が掲載されているページを撮影した写真で済むのに、今日は現物じゃないとダメだった。えーーーー、ここまで並んだのに、ひどいよ、と言っていたら入れてくれたけど(苦笑)。




























日本と違ってすごく豪華な大使館だった。
  

2018年05月04日

羽生結弦パレードの実行委員会が無能すぎる件

日本人の頭の悪いところが良く出ている記事である(もちろん、すべての日本人が、ではないが)。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180504-00010000-khbv-l04

記事では、羽生結弦のパレードのスタッフジャンパーがネットで高値で落札されていることを問題視しているのだが、実行委員会が「道義的に問題がある」って、バカ丸出しである。経済が活性化して良いことだし、どんな道義に反するのか理解不能だ。

僕からすれば、こんなことを問題視するくらいなら、そもそもボランティアに協力を仰ぐ方がおかしい。ユニフォーム代など、どこかから予算を捻出する余裕はあるのだから、そんなジャンパーなど作らず安価なリボンや腕章を使って、スタッフは有料で雇用しろよ、という話である。ボランティアこそ、何の経済効果も生まず、労働力を搾取している悪行である。ジャンパーなども、「スタッフの記念になるし、自分たちも嬉しいから作ろう」というよこしまな考えが透けて見える。本当にくだらないもので、耐久性も低ければ、例えば紙で作った名刺を既製のフォルダに入れて使うなら、個人名も書かれていて転売の可能性などほとんどないのである。そして、役割は十分に果たすことができる。「感謝の意味」を品物に含めて、その気になっているからこんなことになる。感謝の意味は金で払うのが一番簡単だ。

日本人には、商売や金が汚いものという意識が根強いと感じる。チケットの転売でも同じだが、「楽して儲けるのはけしからん」という考え方なのだろう。しかし、楽して儲かるなら結構なことだ。汗水垂らして働かなくて良いなら、それに越したことはない。「そんなことになったらみんな働かなくなる」なんていうことは杞憂で、誰かがやらなくてはならない、でもみんながやりたくない仕事は給料が上がるだけのことだ。労働者のスキルアップにつながらない、それでいて負荷の高い仕事は高給なのが当たり前で、少なくないケースでそうならないことの背景には、「苦労することは美徳」というマゾヒスティックな思想があるのだろう。

チケットの転売問題の時にはこう書いたのだが、

ネットダフ屋を法規制することの愚と、まずやるべきこと
http://buu.blog.jp/archives/51557746.html

今回のケースも同じで、悪いのは売った人たちではなく、売ることができる状態を作った実行委員会である。自分たちが悪いのに困惑しているって、お前らはどれだけ無能なんだ、という話である。本当に困るなら、スタッフは普通に雇用して、賃金を支払い、ジャンパーは回収すれば良い。

この記事を読んで溜飲を下げている人間たちもずれている。ユニフォームが高く売れて羨ましければ、お前らもボランティアやって、同じように転売すれば良いだろ、という話である。日本人は、少数が幸福になるくらいなら、多数が公平に少しずつ不幸を分け合いましょうと考えがちである。そのおかげで社会全体が少しずつ不幸になってきている。いつまで経ってもUberが本格導入できないなど、海外では当たり前のことがさっぱり実現しない。島国で、外がどうなっているか気がつかないのだろう。

だいたい、ジャンパーが高値で売れて、誰が困るのだ。「誰かが楽して大儲けしている」というのが不満なだけ、ただの嫉妬である。そいつらは、ジャンパーが不要な人が「こんなのいらない」とゴミ箱に捨ててくれれば嬉しいのだろう。

こういう社会主義的な思想がテレビで垂れ流されて、同じような人間が再生産される。外部からの指摘は期待できず、改善の望みもあまりなさそうだ。この風土が肌に合わない人間は、さっさと海外へ逃亡するしかない。  
Posted by buu2 at 21:25Comments(0)ニュース││編集

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2018年05月03日

Daikaya Vegetable Ramen

米国にはベジタリアンがそこそこ高い頻度で存在する。彼らから数回、「ベジタブルラーメンは美味しいのか」と質問されることがあったので、DC界隈でレベルの高い店についてはvegan向けのベジタブルラーメンも評価しておくことにした。

まず手始めに、DCで最高の評価をしている大鍋家のベジタブルラーメンを食べてみた。













麺は西山の麺で、調理も同じである。コシがあってスープの絡みも良い良品。

スープは野菜を中華鍋で炒めて、その時に使ったスープを利用している。日本で言えばタンメン。野菜だけでもきちんとダシが取れていて、なかなか美味しい。

チャーシューは当然ながら無評価。

スープを作る際に炒めた野菜がごっそりトッピングされているのだが、芽キャベツがちょっと火の通りが悪く、歯ごたえがありすぎたのがマイナスポイント。その辺の問題点は自覚しているようで、人参を薄くスライスしているのと同じく、芽キャベツも1/4にカットされていて火が通りやすくされていたのだが、それでもちょっと不足していた。

ダイエット目的でこのメニューを注文してもちょっと量が多すぎる気はするのだが、非ベジタリアンであってもタンメン気分でちゃんと楽しめるはずだ。  

2018年05月02日

Hank’s Oyster Bar Capitol Hill店 再訪

以前一度食べたことがあるHank’s Oyster Bar Capitol Hill店にもう一度行ってみた。




























生牡蠣、カキフライ、クラブサンドを食べてみた。まぁ、普通。というか、特に食べにくるほどの味ではない。前に来た時はまだ米国にきて半年だったので、このくらいでも満足したのだろう、と思ったのだが、過去の自分のレビューに

結論だが、牡蠣はどこで食べても、日本が一番うまい。


と書いてあった。単に、前に食べたときの感想を忘れていただけだったようだ。なお、その後であちこちで牡蠣を食べてきたのだが、まだ日本の牡蠣が一番美味しいと思う。ニューオーリンズの牡蠣は、圧倒的に安くてそこそこ美味しいので、決して悪くはないのだが。ここは1個2.5ドルもして、美味しいのは6種類中1種類だけで、しかもそれですら厚岸の牡蠣などには及ばない質だった。  

2018年05月01日

今日のフェルメール

NGAは中央玄関のすぐそばにフェルメールやダ・ヴィンチが置いてあるので、ついつい、観にきてしまう。365日、いつでも無料でこういった名画を観ることができるのが、DCに住んでいる人間の最大の贅沢だろう。貧乏人でも金持ちでも、平等に機会が与えられているところが素晴らしい。



































  
Posted by buu2 at 12:00Comments(0)美術││編集

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