2021年03月31日

エリックサウス 南インド風チキンカレー

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自分でS&Bのケララカレーを作った方が百倍ぐらい美味しいのは間違いないけれど、レトルトでここまで頑張れば、また買っても良いかな、と思う。でも、中村屋のスパイシーチキンに比較すると、僕は中村屋の方が好み。

評価は☆2つ。  

花束みたいな恋をした

似たもの同士が知り合って同棲するという、良くあるタイプのラブストーリー。特に酷い脚本ということもなく、監督の腕も悪くはない。ただ、凄く良い脚本で次の展開が気になるとか、演出や撮影が新鮮で画面から目が離せないということはない。

退屈しない程度にイベントがあり、かと言ってこれといった伏線もなく、すーーーっと進んでいく。

これって、面白いのかな?

多くの恋愛はスタートの時点でまぁまぁ相性が良くてスタートする。この映画の主人公たちはその相性が異常にぴったりだった。なので、進んでいけばどんどんズレが生じてくる。スタートがクライマックスだったのだ。そして、人間はどうしたって変わっていく。カップルなら、同じ方向へ変わっていく努力をしなければ、子供でもいない限りズレていくだけだ。恋愛経験があれば、こんなことは多くの人が分かっているはず。その、当たり前のことを比較的丁寧に描いている。「まぁ、そうだよね」とは思うが、意外性は全くない。

脚本上で感じたのは、冒頭の2020年から、2015年に遡る手法。こうした時間軸の倒置を使う作品は珍しくないけれど、この作品で有効だったかというと、正直微妙だと思う。結末がわかっていて、単にそのゴールに至る筋道を確認するのはそれほど面白くない。これが、実はラストはみんなが思っていたのとは違って、というなら面白いと思うのだが。

演出で感じたのは、同棲先の本棚に工夫が欲しかったということ。「アキラ」が全巻揃っていたけれど、僕ならああいう目立つ本を2冊ずつ並べると思う。それで、観た人は「あ、この二人は別々にアキラを買って、それぞれ家に持ってきたんだな」と理解する。

京王線界隈からみなとみらいへ結婚式に行くのは結構たいへんだっただろうな

評価は星1つ。  
Posted by buu2 at 01:24Comments(0)映画2021││編集

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2021年03月30日

プティフ・ア・ラ・カンパーニュ 欧風ビーフカレー

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どんなに頑張ってもビーフで美味しいレトルトカレーは作れないというのが今のところの僕の考えなんだけれど、新しいレトルトビーフカレーを見つければ食べてしまう。

そこそこ辛さがあるので多少はごまかせているものの、やはりそこはビーフカレー。美味しいとは言えない。やはり、チキンやポークと同じ価格帯でビーフカレーを作ろうと思うと、肉の質を下げざるをえないのだろう。

評価は☆1つ。  

2021年03月27日

A LONG VACATION VOX (完全生産限定盤) (特典なし)

虚血性心疾患で急逝した大瀧詠一の名盤の40周年バージョン。もちろん、完全生産限定盤を購入。

って、amazonにリンクを貼ろうと思ったらもう完売で、プレミア価格で販売中。ソニーも、山野楽器も、どこも完売。すごいね。23000円もするんだよ。

https://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/LV40/

懐かしく思いながら聴いていて、ナイアガラトライアングルvol.2も聴きたくなったけれど、多分来年あたりに40周年バージョンが出るよね。それまで我慢しておくかな。  
Posted by buu2 at 01:58Comments(0)音楽││編集

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2021年03月26日

2021年03月25日

ミヅマアートギャラリー「堀浩哉 触れながら開いて」

展示の詳細はミヅマの公式サイトで見ることができる。

https://mizuma-art.co.jp/exhibitions/2102_hori/

別件でサイトにアクセスしてみたらなかなか良くできたサイトで展示を紹介していて、見に行きたくなった。この辺はさすがである。

作品は和紙に描かれていて、海から襲いかかる怪獣(に見える絵)、夕焼けに飛び跳ねるフナムシ(に見える絵)、青空に群れて飛ぶバッタ(に見える絵)、水中を泳ぐアヒル(に見える絵)など。

3月27日まで。  
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2021年03月24日

NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』庵野秀明

録画してあった庵野氏の特集を観てみた。

なるほど、面白い。取り巻きが振り回されているのが。

要すれば、庵野氏というのは「たたき台」を叩いてアウトプットの質を高めるタイプのクリエイターなのだ。だから、叩くものがないと困ってしまうし、叩くものが供給されればいつまでも叩く。そういう作業がずっと続いていたことがわかった。

一連のエヴァの作品は、まずテレビシリーズができて、それを叩いて旧劇場版ができて、旧劇場版と他の過去の関連作を含めて叩くことによって、新劇場版ができた。新劇場版だけ見ても、まず取り巻きの皆さんが最初の叩き台を作って、それをもとにブラッシュアップを進めていた。時には「もう全部なしで、やり直そう」となるのだが、実際には破棄された前バージョンはきちんと叩き台にされていたはずだ。少なくともまっさらな更地に全く新しい家を建てたわけではない。

僕がときどきいうことに、「60点のものを作るのと、それを80点にするのと、90点にするのと、95点にするのと、98点にするのはどれも同じくらいの労力を必要として、100点に近づけるのはすごく大変」というのがあるのだが、庵野氏は、時間が許すなら、延々とブラッシュアップを繰り返さずにはいられないようだった。おかげで、とてもマニアックな、煮詰まった完成品を観ることができた。ただ、取り巻きの苦労はさぞかし大きかったことだろう。

本当は、新劇場版も叩きたいのだと思う。でも、それを自分ではやらないと宣言した。とても個人的な作品だったエヴァから手を放す。これはとても勇気のいることだと思う。そして、果たして成功するのか。  
Posted by buu2 at 01:33Comments(0)テレビ番組││編集

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2021年03月23日

渡良瀬川の菜の花

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桜より先に咲いて、桜よりあとまで残っている。  
Posted by buu2 at 15:30Comments(0)栃木││編集

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織姫公園の桜 #足利

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まだ少し早い。なぜか、山の上の方が開花が早い。日照が良いからかな?  
Posted by buu2 at 13:00Comments(0)栃木││編集

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2021年03月22日

外食5チェーン共同作戦 エヴァクリアファイルをゲット 第陸話 ビッグボーイ2

まだ続きがあったの?

ええ、ええ、ありましたとも。
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この手のメニューは辛口のものを選んでおけば間違いない。これも普通に食べることができた。  

2021年03月20日

鳥やき ボンボチ

桐生、足利界隈は鳥丼の店が多く、焼き鳥屋もいっぱいある。今日は足利を走っていて美味しそうな店を見つけたので、適当に見繕って、テイクアウトしてみた。

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あーーーー、これは当たりだ。

焼き鳥だけでは栄養のバランスが悪いので、かき菜のおひたしも。
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Posted by buu2 at 20:00Comments(0)グルメ−焼き鳥││編集

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今年の菜の花

どういうわけか、利根川の河川敷は菜の花が多い。

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真っ黄色なので、撮るのが難しい。  
Posted by buu2 at 15:00Comments(0)Nikon D850││編集

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外食5チェーン共同作戦 エヴァクリアファイルをゲット 第伍話 はま寿司

エヴァのクリアファイルに釣られて食べたくもないファストフードを食べ歩くのもこれが最後。

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うむ。うーーーーーむ。紫の方がまだマシ(汗)。

こんな企画でもないと食べに来ることがないので、念の為他のメニューもいくつか食べてみた。
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一番安い青魚がなぜか一番まずかった(笑)。  
Posted by buu2 at 14:00Comments(0)グルメー寿司││編集

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2021年03月19日

肉処樹の神戸ビーフ牝牛限定シャトーブリアンステーキ

ふるさと納税で神戸牛のシャトーブリアンを注文してみた。

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おいしい。ただ、おまけでついてきたわさびはいまいち。自分でわさびを用意しておいたので問題なかった。ステーキは自分のところで焼いて食べるのが一番。  

万画廊 「松本侑也 -通りすがり遺産-」

緊急事態宣言が解除されるということなので、その前に東京へ行くことにした。目的は万画廊で開催中の松本侑也さんの個展を見に行くこと。実は、我が家に飾ってある絵画で二番目に多い作家さんが松本さんなのだ。

アートフェア東京のために東京へ行くことはないのだが、松本さんの個展は見逃せない。

今回の展示の最大の特徴は、うちに飾ってある絵とは全く異なるタイプの絵が複数出展されていたことである。









アクリルでべたべた塗って、上からペンで描いているようだ。面白い。

もちろん、昔ながらの芸風も健在。








健在というか、コロナで引きこもっていたせいで密度がさらにアップした感じ。これは良い。麒麟ビルというタイトルも良い。

数年前の、家に飾ってある作品と比較すると、曲線がとても上手になっていると感じた。見にきた甲斐があった。
3月28日まで、銀座の万画廊。
http://www.yawoyorozu.com  
Posted by buu2 at 17:21Comments(0)美術││編集

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2021年03月18日

外食5チェーン共同作戦 エヴァクリアファイルをゲット 第肆話 なか卯

なか卯に来るのはこれが人生で二度めだと思う。注文は親子丼。

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親子丼になぜか生卵が一個追加されている。親子プラス養子だろうか。親子丼は「もう二度と食べない」というほどまずくはないけれど、スープと漬物がまずかった。  

行道山浄因寺

栃木に北斎が描いた寺があって、栃木県最初の名勝に指定されたらしい。ということで、行ってみた。

山道を車で向かって、駐車場に車を停めて、そこからは徒歩。

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結構のぼる。
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やっと門。
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まだ登る(笑)。

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そして、北斎が描いたのはこの橋。
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うーーーん。さすがは北斎。この橋を見てあの絵を描いちゃうのか。まぁ、神奈川沖浪裏だって、あんな景色は世界中どこを探しても見つからないけどね。  
Posted by buu2 at 14:30Comments(0)栃木││編集

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2021年03月17日

外食5チェーン共同作戦 エヴァクリアファイルをゲット 第参話 ビッグボーイ

生まれて初めてきた。しっかりエヴァに踊らされている。

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手ごねハンバーグ&カットステーキを注文。

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ステーキもハンバーグもまずいけれど、ココスよりはマシな気がする。  

2021年03月16日

外食5チェーン共同作戦 エヴァクリアファイルをゲット 第弐話 ココス

今日はココスのテイクアウト、「初号機ハンバーグプレートテイクアウト」に挑戦。ココスのものを食べるのはこれが初めて。

例によって量が多いので、Holtby隊員にお裾分け。
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ハンバーグは完食、ごはんは一口食べて吐き出して、アボカドは手を付けなかった。仕方なし。  

2021年03月13日

かわうそ画廊 「春はあけぼの Elegance展」

ここ1、2年、なんか世の中は美人画のブームが来ているようだけれど、その美人画の中では、僕の好みは世の中の流れとはちょっと異なるようで、購入する側としてはありがたい。世の中の評価より、自分が好きな絵を買うのが一番である。

#ちなみに一番好きなのは晩年の上村松園なので、異端というわけではない。もうちょっと最近だと森本草介が好き。

#焼き物だけど、ぐい飲みが2万円しなかった作家さんが数年でお茶碗ひとつで40万円とかになったりするので、アートの世界はなかなか大変である。

これまでに買う機会が多かったのは木原和敏さんで4枚ほど持っているのだけれど、今、気に入っているのは岡啓介さんという作家さん。特に最近の作品には好みの絵が多い。

ということで、早めにチェック。今回の企画展で出品された作品は二つだけだったけれど、そのうちの一枚がとても良かった。買うかどうか、一日悩んでみる。

なお、かわうそ画廊は周辺の道路が合法駐車しやすくてありがたい。

3/19まで。  
Posted by buu2 at 17:41Comments(0)美術││編集

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2021年03月10日

2021年3月前半のとらや

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Posted by buu2 at 10:00Comments(0)グルメ−スィーツ││編集

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シン・エヴァンゲリオン劇場版:

人間はいつも同じところに居続けることはできず、常に変わっていくものだ。恋愛を考えてみればすぐに想像がつく。多くのカップルにとって、付き合いを始めた瞬間は最高の相性である。しかし、人間はそれぞれ変わっていく。徐々にズレが生じてきて、やがて別れる。

変わっていくという点では、創作者も同じである。例えば中島みゆき。彼女はそれぞれの時代で名曲を書いてきたが、「時代」も、「悪女」も、「ファイト!」も、その年齢の彼女にしか書けない曲だった。どんな作家も、どんな陶芸家も、どんなラーメン屋も、人間の中身が変わっていくのだから、その表現型である作品も変わっていく。創作者は、その時にしか作れないものを作る。だから、価値がある。14歳でも、30歳でも、60歳でも同じ作品を創れるなら、価値は激減するだろう。

そして、変わっていくことは、受け取る側も同じである。

エヴァンゲリオンという作品は、今の映画版だけを見ても完成までに10年以上の時間をかけてしまった。その間に、監督も、観る我々も変わってしまった。その変化は、方向も、スピードも、千差万別だった。監督の変化を、観る側が許容できるかどうかで、この作品への評価は変わってくるだろう。

アニメ版、旧劇場版では基本的に孤独な存在だった登場人物たちが、この新劇場版では次々に理解者を見つけていく。「孤独でありつつも、居場所を見つけていく」という流れから、「孤独からの脱却」という流れへの変化。監督の変化は、孤独からの脱却だったようだ。これは、監督自身が、当初のエヴァンゲリオンの監督の立ち位置からいなくなったことを示している。

エヴァンゲリオンという作品は高度に個人的な作品だった。監督のパーソナリティに共感した孤独なファンたちが、少しでも監督の精神世界を理解したいと感じて、議論してきたのだと思う。そして、長い時間が経って、監督はそこにいなくなってしまった。監督とファンの共依存は、「庵野はもうそこにはいない」と宣言されたことで明確に終了したのだろう。

評価はなかなか難しい。これまで散々広げてきた風呂敷を丁寧に畳んで行ったという点では高く評価できる。ただ、ほったらかしになったことや、整合性が取れてないように感じることもあって、満点とは言い難い。⭐︎2つ半かな。  
Posted by buu2 at 09:26Comments(0)映画2021││編集

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2021年03月09日

外食5チェーン共同作戦 エヴァクリアファイルをゲット 第壱話 すき家

とりあえず、すき家に行ってみた。

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うーーーん。どれもあまり美味しそうではないので、無難に牛丼にしてみた。
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こんなたくさんいらない・・・涙。

とりあえず、まず七味。
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で、紅生姜。
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おなかいっぱいすぎる。  

ガンプラ MG サザビーのスペシャルコーティングとメタリックコーティングの違い

前からサザビーのスペシャルコーティングとメタリックコーティングの違いが気になっていたので、ガンダムベースに行ってスペシャルコーティングのサザビーを買ってみた。帰宅後、家に積んであるメタリックコーティングと比べてみた。

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箱は当然違う。

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でも、色だけ見るとどっちが格好良いか、さっぱりわからない。これは組み立ててみないと結論出ないな。  
Posted by buu2 at 11:30Comments(0)買い物││編集

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2021年03月07日

鈴懸 苺大福

この時期に鈴懸に並んでいる人はみんな苺大福を買うのだと思っていたら、そうでもなかった。でも、もちろん苺大福である。

苺大福は、カスタードとはまたちょっと違う方向の「お菓子のホームラン王」である。

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Posted by buu2 at 22:00Comments(0)グルメ−スィーツ││編集

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グリル満天星 麻布十番 新宿店

伊勢丹の食堂フロアはどこも店の前で待っている人がいる。こういう時は、内緒だけど隣の伊勢丹会館へ行くと良い。こちらは大抵すいている。今日は満天星でカキフライ。

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オムレツライスも良い。
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Posted by buu2 at 14:30Comments(0)グルメ−洋食一般││編集

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柿傳ギャラリー「KUTANIの新しい風 供

柿傳ギャラリーで開催中の「KUTANIの新しい風 供廚鮓てきた。

今日は福島武山さんが在廊ということで、久しぶりにご挨拶できて良かった。武山さんの無釉の大きい作品をひとつ欲しいと思っているのだけど、こういう展示ではいつも「僕のではなく若い人のを買ってあげてください」と言われてしまい、なかなか購入できずにいる。

まず、ずっと応援している井上さん。山翡翠の茶碗がなかなか良く描けていて好み。井上さんの芸風はカワセミよりヤマセミである。ただ、この茶碗でお茶をたてると、絵が傷ついてしまう。お皿なら注意して使えば良いのだが、お茶碗の内側の中央近くに掻き落としで絵を描いてしまうと、少々実用性に欠ける。この辺が井上さんの掻き落としという表看板の難しいところである。

田畑さんは最近は河端さんとタッグを組んでいくつか作品を出してきている。二人とも技術があって評価も高いので、コラボだとどうしても高くなってしまう。高い価格の分の相乗効果があると良いのだが、今のところ二人のコラボによって新しい価値が創出できているかは疑問である。もう少し、熟成するのを待つ必要がありそうだ。

ここ2、3年、茶碗は「今後10年はその作家の代表的意匠になる」と考えられる作品だけを買うようにしている。そういう意味で、今回、吉村さんが投入してきた茶碗は、吉村さんのここ数年の代表作となっている「口吸い」に並ぶ表看板になりそうな作品だった。

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造形を調整することで貫入の入り方を調節しているのだろうか。実物をじっくり触って検証してみたくなる。貫入にも色がついていて、この辺の手法も興味深い。成形段階から完成形をイメージして、そこに近づいていくように作業していると想像される。そして、透明釉をかけて焼いたのち、吉村さんの看板である赤絵を施している。焼き物を見た時の一つの評価軸として、「自分でも真似できるかどうか」ということがあるのだが、今回の吉村さんの茶碗はいくつもの「真似できない技術」を積み重ねていて、異次元の存在感を放っていた。

このところ購入することの多い澤谷さんは、いっちんの技術の高度化と、色のバリエーションが見所になっていた。例によってほぼ完売状態だったのだが、ほぼ唯一売れ残っていた濃紺の茶碗も、とても良くできていた。色から見て、土の段階でかなりの量のコバルトを混ぜているはずで、「焼いてみたら割れていた」という陶芸家泣かせの、歩留まりのわるい作品と想像できる。この茶碗が売れ残っているということは、おそらくそういう「難しさ」が理解されていないのだろう。これは仕方のないことだが、作るのが難しいということは希少性が高いということで、こういう隠れた名品は良い目利きのところに買われていくに違いない。

今川朋美さんという作家さんはあまりじっくり見たことがなかったのだが、とても可愛らしい漫画、イラスト系の絵付けをする作家さんで、作品には味があった。あの画風が好みの人なら、セットで食器を揃えても良いかもしれない。

今回、もう一人作品を見るのが楽しみだったのが早助千晴さんという作家さん。どうも、今回は一番最初に売約となった作家さんのようだ。方向性としては福島武山一門や上端伸也さんのような対称性のあるデザインを描いていた。技術があってセンスが良さそうなので、今後の活躍が楽しみである。

実は、武山さんの作品にも欲しいものがいくつもあったのだが、今回は若手の作品を購入することにした。以前からずっと欲しいと思っている図柄があって、今回は珍しくその作品があったのだが。いつか、縁があると良いと思う。  
Posted by buu2 at 12:30Comments(0)陶磁器││編集

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2021年03月05日

今日のオズバーガー

足利のハンバーガー屋さん、オズバーガーでテリヤキバーガー。

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2021年03月02日

日本で国産ワクチンが作れない理由

簡単にいえば、国産で開発できる会社、研究施設がないからである。

ワクチンに対する潜在的な忌避感情も存在するが、そもそも、開発できる場所がない。では、場所を作れば良いという話になるのだが、これは簡単な話ではない。まず、現在主流になりつつあるmRNAワクチンの製造はすでに特許で雁字搦めになっていて、簡単に事業者が利益を得られる構造にはなっていない。古い技術はmRNAワクチンに取って代わられる立場で、今更研究してもそれほどうまみがない。では、mRNAワクチンよりも先進的なワクチンなり、治療法なりを研究してはどうか、ということになる。それはもっともだが、日本には金がない。これはバブルがはじけて以降、ずっと続いている現象で、景気回復以外に手はないのだが、安倍晋三や菅義偉には無理だ。残念ながら手遅れとしか言いようがないのだが、では、そういった状況を生み出した原因はどのあたりにあるのか。

一丁目一番地に挙げられるのは、歴代の日本政府の無理解である。特にバブルとバブル直後の時代に、日本政府は生命科学に対する投資を怠ってきた。その時代に何をやってきたかといえば、新幹線を作り、高速道路を整備し、立派な建物を作って見栄えの良い都市を作ってきた。今は東京金沢が2時間で、東京から長野へ行くのも高速道路で2ルートあり(1995年頃は藤岡インターで関越道を降りて、あとは18号で碓氷峠を越えて一般道を延々走ったのである)、都庁をはじめ立派な高層ビルが建ち並んでいる。研究開発ではなく、こうした都市インフラを整備したのは政府と国民の選択で、その延長線上に今がある。

二つ目に挙げられるのは、生命科学への国民理解の低さである。僕が1992年に三菱総研に入社したときは、面接で「これからは必ず生命科学の時代がくるので、そのパブリックアクセプタンスに関わる仕事をしたい」と抱負を語ったのだが、結局その後の約5年で、社会はおろか会社の上司すら説得できず、約3年の理研出向ののちに転職した。今になってみれば「ほらみろ」だが、生命科学の重要性を論理的に説明できなかった自分の能力不足でもある。当時「バイオ」は口に出すだけで嫌われる、今でいうと放射能みたいな存在で、生化学を利用した洗剤のマーケティングでも「バイオ」という単語を使うのはタブーだった。

僕は東工大の理学部に生命理学科という新しい学科ができたときに、一期生として所属した。当時の学内でも、化学科の中で生命科学関連の教授たちは冷や飯を食っていて、化学科から飛び出すような形で生化学関連の学科を作ったと聞いた。この国ではずっと生命科学は主流ではなかったのである。

バブル期は生命科学に対して「予算」も「国民の理解」もない時代だったが、バブルがはじけてから状況は一層難しくなった。PCRの有効性が確認された1990年ごろから、生命科学はあっという間に「ゲノム」という巨大情報を扱う学問になり、ほんの5年か10年で、資本力がものをいう時代になった。研究室にはPCR、DNAシークエンサー、DNA合成機などが並んでいることが普通になった。お金がなければこうした機器は買い揃えることができない。1998年ごろに僕は理研でヒトゲノム計画を分担していた榊主任研究員を支援していたのだが、当時日本の最先端にいた研究施設では、ゲノム情報を保存する1テラのハードディスクの予算をどうやって工面するのかで頭を悩ませていた。

その後、僕は経産省で2年間バイオ行政を担当したのだが、この頃になると日本の敗戦はかなり明らかになっていて、「どうやって一矢報いるか」という状態だった。僕は事業化支援の担当者だったので、あちこちで「日本にはシーズはある。ないのは人と会社なので、経産省はそこを金銭面からサポートして行く」と話した。僕は2年目にバイオ人材育成の予算を確保して、経産省を退職した。これが2003年である。その後、約20年が経ったのだが、日本で素晴らしいバイオ企業が育ったという印象はない。

今、日本で国産ワクチンが作れないのは、1990〜2000年ごろの政策がまずかったからである。つまり、20年、30年のスパンで科学技術政策を考えることができなかったということだ。仮に、今から日本経済が奇跡的なV字回復をしたとしても、その果実を収穫できるのは2030年ごろだろう。今は、きれいになった街並みを見て、便利になった交通網を利用し、海外からワクチンを買うよりない。

「残念でした、手遅れです」では悲しいだけなので、1990年に2020年を想像した僕から、次の20年の展望を書いておく。次の20年はAIの時代だ。多くの仕事がAIに取って代わられる。特に過去の知識の蓄積の上に存在する頭脳労働は、どんどんAIが担当することになるだろう。医師、税理士、会計士、弁護士など現在高収入を得ている仕事の多くはAI任せになるだろう。こういう事態になると、日本では既得権者たちが「それはまかりならん」と立ち塞がるのだが、これこそが日本を立ち遅れさせる原因である。日本が立ち止まっている間に、海外ではどんどん研究が進み、気がつくと、海外から技術を買うしかなくなっている。ちょうど今、ワクチンを輸入せざるを得ないのと同じだ。

既得権者は「AIが誤診をしたら誰が責任を取るんだ」と言い出しそうだが、そこで思考停止せず、どうしたら誤診が減るか、誤診が起きたらどうするかを考えなくてはならない。そのうち、こうしたこともAIが考えてくれるようになるだろうが、それまでは人間が考える必要がある。

科学に対していかに謙虚に向き合うか、技術に対していかにして素直に向き合うか。次の20年は、日本人の姿勢次第だと思う。  
Posted by buu2 at 13:18Comments(0)バイオ││編集

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