もうスキー経験が長すぎて、晴れか、頑張っても曇りじゃないと体が動かない。それで、朝起きた時点で天候をチェック。大丈夫、曇りだ。今日は金曜日にある大会のための貴重な練習日なので、ちょっと天気が悪いくらいなら行かないとならない。
ところが東北道を走っていたら、矢板のあたりですでに雪。西那須野の手前ではおしゃれに180度向きを変えて中央分離帯に突っ込んだと思われる車もあった。インターチェンジを降りて山を登り始めたら、道路は完全に積雪。
雪がなければ40分ぐらいで着くのに、今日は全行程スノードライブなので、かなり時間がかかる。いつもならここで帰るのだけど、やはり試合前の練習は大事だ。頑張って登らないと。
で、ハンターマウンテンに着いたら雪。でも、天気予報は曇りと言い張る。
曇りのわけねぇーだろ。雪だ、雪!ライブカメラも真っ白じゃないか!
それでも、仕方ない。四日後に試合なのだ。
ゴンドラに乗って、山頂へ。山麓も結構寒かったけど、まぁ、スキーはやっても良いかな、試合が近いしな、という感じだった。でも、山頂は猛吹雪でホワイトアウト。2メートルぐらい先しか見えない。「おかしいな、ゴーグルが曇ったかな?」と思ってゴーグルを外して様子を見たら、その瞬間にゴーグルもおじゃん。別にゴーグルは悪くなくて、吹雪で見えなかっただけ。
山頂からはそこそこ急斜面で、つるつるのアイスバーンの上に10センチぐらいパウダースノーがパックしていて、それが表層雪崩みたいに崩れていく。そのせいで、競技用の板でも足を取られる。最初の100メートルぐらいはマジでやばかった。僕はゴーグルがやられちゃったので、かなり下まで横滑りで降りてきた。下から吹き上げてくる吹雪で目を開いていられない。これでは、どんなにスキーがうまくてもどうしようもない。時々厳冬期の富士山に登ってスキーをしようと考えるおっちょこちょいがいるけれど、まじ危険。
ほうほうのていで下まで降りて来て、レストハウスへ(笑)。
ゴーグルを解凍して、オフィシャルとは別のサイトで天気をチェック。
うん。これは正しい。山頂はもっと強風で地獄だけど。そして、今日は終日回復しないこともわかった。念の為、下の方で2本滑ってみたけれど、ほとんどてれんてれんの緩斜面で練習にならないし、寒い。これ以上いても意味ないので、帰ることにした。
ハンターマウンテンと嘘の天気予報恐るべし。ここは冬に来るスキー場ではないかも。それか、絶対に晴れという自信があるときだけ。