伝説となる一局がある。
そして、昨日、また新しい伝説が生まれた。
その主役はプロ棋士の豊川孝弘六段。
1967年生まれ、東京都出身で2002年に六段となっている。
彼にとって、そして多くの将棋ファンにとって、6月20日という日付は永遠に忘れられないものとなるだろう(実際の対局は別の日のはずだが)。
以下、対局の文字実況
解説者(塚田)「結構やっぱり大きいですよね、あのー」
読み上げ「後手、3七同じく桂成る」
解説者「角がね、これで行き場ないですし、ちょっとこれ攻めがないんですよね、5二歩があったんですよ。5二歩打てるような感じならまた違うんですけど。先手もかなりもつ形なんですよね。なんですけど手がないんです」
読み上げ「20秒、1、2、3、・・・・」
聞き手(千葉)「香車取って・・・・」
解説「香車取るしかないんじゃないですかね、一回」
読み上げ「5、6、7、8」
「びしっ、ぐりぐり」(滅茶苦茶気合を入れて将棋盤に駒を押し付けている)
解説者「あ、打っちゃったよ、打っちゃったぁ・・」
聞き手「あぁ〜」
読み上げ「先手2九歩・・・」
聞き手の千葉涼子の「あぁ〜」もおかしいが、読み上げの「先手2九歩・・・」の、「・・・」のあたりにもおかしさが満載である(^^;ハプニングに動じず、きちんと放送したNHKも偉い。こういうことを続けていれば将棋の人気も回復するに違いない・・・・・かな?
それにしても、人生いろいろ、サッカーのゴールキーパーも色々、プロの将棋指しも色々である。