2005年11月14日

勝手にやるぞ!ブロガー新聞 「米国産牛肉、どうすんのよ?」第1号

なんか、年内にも米国産牛肉の輸入解禁となりそうな勢いですが、こんなことで良いんですか?ということで、このブログでは色々とBSE関連情報を発信してきたわけですが、その一環として「週刊!木村剛」さんにBSEをテーマとして現在休刊状態のブロガー新聞を再起動してくれとオーダーをだしたんですね。でも、特に返事がありません。まぁ、何かの事情があるんでしょう。ということで、勝手に「ブロガー新聞」という名前だけ借りて「米国産牛肉、どうすんのよ?」というテーマで展開します(^^; でも、今回はトラックバックを募集していないので、自主的にテクノラティで漁ってきました。

現状認識とかは姉妹ブログの「米国産牛肉輸入解禁に関するブログ」あたりを参考にしてもらうか、またはこのブログの過去記事(こちら)を参照してもらうってことで手を抜かさせていただきます。

さて、まず「GTA」さんの「おかしいぞ!牛肉輸入再開」では、
結局輸入されても別に安全性に問題ないよって
思う人は買えばいいし
やっぱやばいでしょって思う人は買わなければいい。
とのこと。これ、正論。正論なんですが、スーパーの棚で牛肉として売っているものは良いんですが、ほっかほっか弁当の牛肉はどうとか、吉野家の牛肉はどうとか、デニーズの牛肉はどうとか、どこそこの焼肉はどうとか、全部チェックするのは大変ですね。僕なんか、絶対米国産の牛肉は食べたくありませんが、一々チェックするのは大変だし、また「これは国産です」とか書いてあったって、「本当か?」と疑いたくなります。そんな話、今までにも沢山ありましたよね。となると、「本当に信用ができる肉しか食べない」ってことになります。そういう人間がどの程度いるのかはわかりませんが、結果として国内産業としての畜産業は間違いなくダメージを受けるでしょうね。問題はそのダメージが大きいか、小さいか。こればっかりは実際に輸入を解禁してみないとわからないですけどね。きちんとした全頭検査をやっていない米国産牛肉を輸入することによって、きちんとした全頭検査をやっている国内の畜産業者がとばっちりを食うのはどうなんですかね?

ま、それ以前に、牛由来の加工品というのは牛肉以外にも山ほどあるわけです。ヨーグルトとか、プリンとかも関係あるかもしれませんよ。ということで、汚染の可能性のある製品は例えば「狂牛病で危険な食品早見表」あたりを参照していただくとして、「自己責任で」というのはなかなか難しくないですか?

さて、続いては「ぴーすくんと愉快な仲間達」さんの「またかよ。 うわわ、いつの間に・・。」というエントリーから。
米、小泉にゴリ押し…牛肉輸入基準緩和をさらに要求
 BSEの原因となる異常プリオンの発見で、ノーベル生理学・医学賞を受賞した米カリフォルニア大学の
スタンリー・プルシナー教授は「ある月齢以上なら(BSE)検査が必要で、それ以下なら異常プリオンがなく検査なしで食用できる? そんな月齢を決めるなんて私には理解できない」と語っている。
ZAKZAK 2005/11/04
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_11/t2005110439.html

アチャー。 国民を騙す気ですか?
生放送にしない政府ネットTVは、大本営発表の為のプロパガンダ放送かよ。ちゃんと報告汁!!!

んもぉ、、
すくなくともBSE牛は、肉骨粉を食っている牛がなっている事は確かなようだし、とすると、未だに肉骨粉を使っているというアメリカの肉なんか食えるかああああああ。
ZAKZAKの記事を引用しつつ怒り爆発ですが、当然ですね。僕も概ね同感。大体ね、20ヶ月齢以上だとか以下だとかっていうのは検出できるかどうか、っていう話。検出限界以下だってBSEに汚染されていて、それを食べたらvCJDに感染する可能性だってあるんです。なぜ「安全かどうか」の議論が「検出できるかどうか」の議論にすりかわっているのか。不思議ですね。

ただ、このエントリーでちょっとどうなのかな、というのは「未だに肉骨粉を使っている」と書いている点。一応、米国は牛に対しては肉骨粉の利用を禁止しています。ただ、それが遵守されているかどうかはわかりませんけど。全頭検査していれば禁止しているのに違反している、ということがわかる可能性がありますが、米国ではこれをやっていないので、守っているかどうかすらわからないわけですね。で、「全頭検査をやれよ」と言うと、「たくさんいるし、面倒だからやりたくない」と言っているわけ。おいおい、そんな奴等が飼育している牛なんか、食べたいですか?

このエントリーの最後に内閣府のパブコメについての記述がありますが、みなさん、パブコメ、どんどん送りましょう。それでね、ついでだからどんな内容を送ったのか、ブログをやっている人はそこに公開しちゃいましょう。「ちゃんとこういう意見を送りましたよ」ということをネットを使って公表しちゃうんです。まぁ、そういう行動がどこまで効果を発揮するかはわかりませんが、何もしないよりはマシなはず。その際、主張すべきは全頭検査云々とか、20月齢の目視による診断云々ではありません。「米国では何らかの形でBSE汚染飼料が牛に与えられているのではないか」ということです。本来議論されるべきはここ一点。汚染されている飼料さえ与えなければ基本的にBSE牛は発生しないんだから。それでも日本でも米国でもBSE牛が発生しているのはなぜか。そして、それ以前の問題として米国ではBSEの発生をきちんとモニタリングできているのか、ということです。

パブコメの送信はこちらからどうぞ。

さて、次です。「hidelog」さんの「タミフルとゼロリスクを望む日本人」というエントリーです。この中で、
世界一厳密な輸血・臓器移植制限、世界一厳しいBSE全頭検査を要求する「ゼロリスク探求症候群」患者の日本国民はいったい、どう反応して何を求めるんでしょうね? 
という記述があります。確かに食品に対してゼロリスクを求めるのはナンセンスですね。しかし、努力によってリスクを減らすことが出来るのであれば、またその努力が決してむちゃくちゃな努力でないなら、そりゃ要求したいのが普通じゃないですかね。牛に異常プリオンが含まれている飼料を与えない、って、そんな無茶な注文ですかね?

米国では「もったいないから鶏には食べさせちゃおう」って牛の肉骨粉を食べさせておいて、その鶏の排泄物を牛に食べさせているわけです(詳細は「BSE&食と感染症 つぶやきブログ」さんの「【牛に鶏糞】鶏糞への肉骨粉混入率を30%程度とFDA要官見積(=年間30万トン?)」というエントリーを参照願います)。でね、それが安全なのかどうなのか。さっぱりわからないわけですよ。異常プリオンは加熱しても変性しないわけで、また牛に食べさせたって変性しないわけです。鶏に異常プリオンを食べさせても、鶏にはそれが蓄積されない可能性が高いようですが(って、これだって検出できないだけでしょうが)、それがそのまま排泄されていない保証は何もないですね。万一その中に異常プリオンが含まれていれば、当然それを食べた牛はBSE発症リスクを持つわけです。

僕個人について言えば、ゼロリスクなんて求めてないんです。さっさと牛の肉骨粉の使用を全面的に禁止してくれれば良いだけ。これって、そんなに無茶ですかね?

どんどん行きます。「本当にあったオカシイお話(笑)、きれいな空、学生時代からタッキー」さんの「あなたも僕も狂牛病になるかも知れない。視界は最悪?」というエントリーから。
なんてことになったら、どう責任をとるのかと聞きたいです。
短い引用ですが、この部分も議論されるべき大きな問題点の1つです。

vCJDは潜伏期間が長く、また感染した場合の原因物質を特定することが非常に困難です。日常的に牛肉を食べているわけですから、何年何月何日に食べた牛が原因、なんていうことを決めるのは凄く難しいわけですね。もし発病者がいて、その人が海外生活がちょっとでもあれば、「○○で生活していたので、そこで感染した可能性が高い」なんていうことにされてオシマイ。誰も責任の取りようがないわけです。vCJDになっちまえば、なり損。で、どうなるか。残念ながら死ぬしかないわけです。「あの時輸入解禁に賛成した小泉内閣が悪い」なんてことにはまず間違いなくなりませんし、なったときには関係者は皆死んでるか、ボケてるか、vCJDになっているか。薬害エイズで同じような話がありましたねぇ。

次は「ひなたで飲酒」さんの「アメリカン・ビーフ礼賛」というエントリー。いや、なるほど一つの見識ですね。頭が固い「米国産牛肉輸入解禁反対論者」はもちろん、「さっさと輸入解禁しろ」という人たちにも一読をお勧めしたいエントリーです。細かく引用して論じるのはそもそも野暮というもの。是非、全文をお楽しみ下さい。

お次は「安全農産ブログ」さんの「BSEリスクコミュニケーション」というエントリー。このエントリーは意見や感想ではなく情報提供ですが、
近畿農政局より、食品安全委員会主催の「食品に関するリスクコミュニケーション−米国・カナダ産牛肉等に係わる食品健康影響評価案に関する意見交換会」の案内が来た。輸入再開を急ぐ国による、国民の意見を広く聞きました、というアリバイ作りなのだろうが、全国で7ヶ所しか開催されないようなので早速申し込んだ。
とのこと。じゃぁ、そのリスクコミュニケーションはどこでいつやるのさ、ということですが、それはこちらをどうぞ→内閣府「「食品に関するリスクコミュニケーション−日本における牛海綿状脳症(BSE)対策に関する意見交換会−」の開催と参加者の募集について(お知らせ)

応募は先着順です。関係者なら誰でも良いみたいですね。もちろん、牛肉を食べるだけの人も立派な関係者ですよ。

とりあえず、次が今回のラスト。「セツナサ記念日 別館」さんの「」というエントリーから。
 偉い人は、「自己責任で食べてね」って言ってました。

 ふーん。

 自己責任って、じゃ、給食とかはどうなんでしょう。
 給食は、牛、出ないんでしょうか。
 判断能力のない子どもは、どうすればいいんでしょう。
 少なくともある程度大きくならないと、判んないでしょう、子どもは。
 それも自己責任なんでしようか。
なるほど。僕は子供がいないのでこういう視点で考えたことがありませんでしたが、確かに給食で牛肉を出されたらアウツですね。まぁ、当分給食から牛肉を除くしかないでしょうね。ところで、最近は給食で牛肉って出るんですか?僕が子供の時は哺乳類の肉は鯨だけだったなぁ。

さて、今回の企画は別に輸入解禁推進派のブログを避けたわけではなく、単純にテクノラティで検索して最近の記事から順番に掲載してきました。恣意的に何かやったわけではないです。コメント、トラックバック、いつでも歓迎。というか、本来のブロガー新聞は投稿が中心になるべきなので、是非積極的にトラックバック投稿していただければ幸いです。特にテーマを絞るなら、1.米国の畜産業は本当に信用できるのか? 2.輸入解禁したときの国内産業への影響は? 3.個人が自己防衛可能なのか? 4.万一vCJD患者が発生したときの責任の所在は? あたりについてということでよろしくお願いします。

#末筆ながら、勝手に「ブロガー新聞」の名称をタイトルに使ってしまいました。もしまずかったら言って下さい。>木村剛さま

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どうやって「個人の選択」?豪州産に別産地の牛脂を針で注入【BSE&食と感染症 つぶやきブログ】at 2005年11月16日 14:11
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BSE狂牛病; 世論調査 - 米国産牛肉輸入再開【ニュース - ウェスタン東京 by 東京都西部、埼玉県西部地域をカバーするネット・ゼロヨンニ】at 2005年12月08日 15:27
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このまま米国産牛肉の輸入を再開して本当にいいのか(論座5月号寄稿原稿)【ビデオジャーナリスト神保哲生のブログ】at 2006年01月24日 02:53
この記事へのコメント
Return of the まにあな日記さま、TBとご紹介ありがとうございます。
いやまじで、やばすぎますよ。「牛がどのように育てられているか」についても報道されなすぎですし(肉骨粉入り鶏糞を食べてるなんて知らない人が殆どかと)、それ以前に、皆、ヤコブ病というものがどういうものか知らない。だから、たとえばヒトの組織をヒトの体内に直接注射する(これもひとつのクールーかと。)ヒトの胎盤(プラセンタ)注射の女性誌の広告の現状など、本日調べてみたんですが、あまりの酷さに、眠れなくなってしまいました(^^;

つづく
Posted by Mariko at 2005年11月14日 03:30
取り急ぎ笹山さんの掲示板にご紹介[2192] させていただいたので、ごらんになってください。
http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi
患者の発生が少ないといえど、受け皿の医療機関がこの状態ですから。他にも歯科の衛生管理など、いろいろ問題はありますが、ここに潜伏期の患者さんの組織が入ったらどうなるのか?恐ろしすぎます。

プラセンタ注射の問題については下記に情報が集まってます。
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/seikei/1114833596/
Posted by Mariko at 2005年11月14日 03:31
まにあな日記さま、ちなみに、現在も反芻動物が反芻動物を食べてるか?については、FDAが違反企業への警告文書を送ってる通知が下記にあることを教えていただきましたので、ご紹介まで。。。

★FDAの反芻動物に関する飼料違反企業への警告文書
”Animal Proteins Prohibited in Ruminant Feed”という言葉に注目
http://www.accessdata.fda.gov/scripts/wlcfm/subject.cfm?FL=A
http://www.accessdata.fda.gov/scripts/wlcfm/subject_archive.cfm?FL=A
http://www.accessdata.fda.gov/scripts/wlcfm/sindex.cfm
Posted by Mariko at 2005年11月14日 03:34
Return of the まにあな日記さま。TBありがとうございます。
給食に牛肉がそのまま出るということは少ないと思います。でも、安い肉がどんどん輸入されたら、どうでしょう。そして加工肉は。現場の方々の良心と知識だけが頼りになってしまいそうです。
あと、主旨とははずれるかもしれませんが、怖い話をひとつ。
ゼリーの原料は動物(主に豚や牛)の皮膚や骨髄で、ゼリーは薬のカプセルの元でもあるわけです。現在はまさか危険な動物のものは使用していないだろうと思いますが、過去に遡って考えると、ちょっと怖いでね。
偉い人たちは、それも自己責任って……言うんでしょうか、やっぱり。
Posted by 萩原みさき at 2005年11月14日 10:25
引用ありがとうございます.
別の方からも同じような意見をいただきましたが,肉骨粉の使用禁止と特定危険部位使用の全面禁止に関しては絶対に譲るべきではないと私も考えます.ただし膨大な費用と手間がかかる割にその検出率に疑問の持たれる全頭検査に関しては??です.このへんの話は同じ神経内科医の池田先生のHP,著書に詳しく記載されています.
http://square.umin.ac.jp/massie-tmd/bse.html
どの程度の検査をするか,対応をするかというのはそのときの手間,科学的信憑性などを背景にして決定が行われ,程度問題でもあるので非常に難しい問題であるとは思います.ただできることはなんでもやってくれ,危険なことは全部排除してくれ,という日本国民の姿勢に?を示してみたかったのです.
Posted by hide at 2005年11月14日 11:04
ブロガー新聞企画につきましてはトラックバックに対してはトラックバック、コメントに対してはコメントで応対することにします。

>Marikoさま

本当に、米国の畜産業に関しての情報は全然行き渡っていませんね。まぁ、かく言う僕自身も実際に米国を視察してきたわけではないのですが、国の代表として税金を使って視察に行っている人間がいるはずなんですけどね。米国政府関係者に、彼らにとって都合の良い場所だけ連れて行かれてるんですかね?
Posted by buu* at 2005年11月14日 11:29
>萩原みさきさま

加工品が多岐に渡るというのは非常に大きな問題です。拒否したいと思っても、知らない間に口に入れさせられてしまうかもしれません。

以前、僕が役人をやっていたときに、遺伝子組換え食品についてある大臣が「一番良いのはみんなが気がつかないうちに食べてしまっていることだ」と発言した議事録がまわってきたことがありました。僕自身はGMOについてはどんどん普及させた方が良いという考えですが、もちろんこの大臣のような考え方には全く同調できません。しかし、偉い人たちの考えというのはこんなものなんでしょう。「どうせ馬鹿なんだから、知らないうちに食べさせちゃえ」みたいな、ね。
Posted by buu* at 2005年11月14日 11:34
>hideさま

>膨大な費用と手間がかかる

手間は費用に転換されて計上されますから、「膨大な費用と手間」というのはダブルカウントです。また、膨大な費用というのはどのデータから出た言葉ですか?例えば川内博史衆議院議員のブログでは「全頭検査の費用は31億円」「1圓△燭10円」と記述されていますが、これが「膨大な費用」ですか?

参照:http://blog.goo.ne.jp/kawauchi-sori/e/bb102b06db73fbc879a523001da520a5

ことの本質は全頭検査云々の問題ではなく、米国の畜産の現状をどう評価するかです。畜産の現状の表現型の一つとして「全頭検査すらやる気がない」ということは参考になります。
Posted by buu* at 2005年11月14日 11:46
>buu*さま、お返事をありがとうございます(^^

米加BSE対策調査団は子どもの使いか?
http://hideyukihirakawa.com/blog/archives/200505/210150.php
昨日公表された政府の「米国及びカナダにおけるBSE対策に関する現地調査」の報告を見て、頭を抱える。う〜ん、調査団の人たち、子どもの使いですか??...

平川先生のこのまとめ、ご存じでしょうがご紹介まで。さて、今回も調査団が行くみたいですが同じメンバーが参加しそうな雰囲気ですが、どんな報告書が出て参りますことやら。。。。これも税金なんですよね。。。



Posted by Mariko at 2005年11月14日 12:17
>「全頭検査の費用は31億円」「1圓△燭10円」と記述されていますが、これが「膨大な費用」ですか?
膨大でしょう(^_^;) しかも現在行っているELISA法による検査ではプリオン量の少ない生後約30ヶ月齢未満の牛ではプリオン検出率は低いのが現状です.事実,欧州でも30ヶ月齢未満の牛には検査は行っていません.感染予防のために大切なのは全頭検査より肉骨粉使用禁止と危険部位除去ですから.日本で全頭検査するに至った理由はかつて危険部位の完全除去が困難であったことと,国民感情を鑑みてのことです.31億円かけて完全にBSE感染が検出できるならそれなりに意味のあることかもしれませんが事実はそうではありません.31億円の一部はBSE検出のためでなく国民の安心のために使われています.
Posted by hide at 2005年11月14日 12:58
>Marikoさま

どうせやるならIAEA並に監視カメラぐらいつけてくれば良いんですけどね。

視察に行くなら行くで、何を見てくるのか、誰に話を聞けばきちんとした話が聞けるのか、何が確認できれば良しとするのか、このあたりを事前にきちんと綿密に練っていって欲しいものです。海外旅行じゃないんだから。
Posted by buu* at 2005年11月14日 13:03
>hideさま

なるほど。30億円程度で膨大と考えるわけですね。10人がvCJDで死んだとすると、国が払う慰謝料が大体そのくらいになりますからね。僕自身は30億円など大した額ではないと思いますが、これは個人の主観の問題なので議論しても仕方ないのでやめておきましょう。

感染予防のためには肉骨粉の使用禁止というのは全面的に同意しますが、米国畜産業はそれすらをやっていません。これが一番簡単なことだと思うのですが。

また、危険部位の除去を肉骨粉の使用禁止と同列に扱うというのにも個人的には同意しません。感染・発症メカニズムが明確でない以上、「危険部位を除去すれば安全」とは言い切れないはず。

ちなみに僕も専門は分子生物学ですから、検出限界等については十分理解しています。
Posted by buu* at 2005年11月14日 13:14
buu*さん,お返事をありがとうございます.
>10人がvCJDで死んだとすると
現在まで日本でたった1人しか発症していないvCJDが今後,海外渡航歴のない人から発症する可能性はかなり低いでしょう.それよりも私たちが日常診療で時々診ることのあるspporadic CJD(年間100万人に1人発症)の解明の方が重要だと考えます.ちなみにvCVDで世界でも200例以下でそのほとんどは英国人あるいは渡航歴のある人です.
>僕自身は30億円など大した額ではないと思いますが
それでBSEが検出できれば多額でないのかもしれないですがよいのですが実際は検出できていない可能性が高いことが問題であると思います.vCJDで患者さんがお亡くなりになってもおそらく感染経路の特定は困難であり厚労省は慰謝料を払わなくてよい状況である可能性が高いでしょう.
Posted by hide at 2005年11月14日 16:10
>現在まで日本でたった1人しか発症していないvCJD

これを証明するのは非常に難しいのではないですか?他の疾病として処理されている可能性はないんでしょうか?

>今後,海外渡航歴のない人から発症する可能性はかなり低い

これはあくまでも希望的観測ではないですか?米国産牛肉の輸入を解禁したとして、本当に保証できますか?また、もし発症した場合、誰が責任を取るんですか?

>spporadic CJD(年間100万人に1人発症)の解明の方が重要

プライオリティの問題はここで論ずべき話ではありません。それを言うなら「整備新幹線を作るくらいならspporadic CJDの解明の方が重要」かもしれません。

>おそらく感染経路の特定は困難であり厚労省は慰謝料を払わなくてよい

だからこそ問題なんです。
Posted by buu* at 2005年11月14日 16:27
Return of the まにあな日記さま

TBと引用ありがとうございました。

子供の給食というのは盲点でした。
大きくなっても学生食堂なんてのもありますよね。

結局「自己責任」というならば、
やはり徹底的に食べないしか、自衛策が無いですよね。

国民の安全保障って国家の最低限の仕事の一つであり、
防衛も自己責任、警察も自己責任とか言い出したら
変な話なので、「自分で食うものは自分で考えろ!」ていう態度は
国家不在だと思うなぁ。やっぱり。

「ここまで話題になってそれでも自衛できない鈍感な国民は
いずれ早くに死ぬか、役立たずだから寿命が縮まるほうが国益になる」
って話でしょうか?
Posted by タッキー at 2005年11月14日 18:29
(続き)

結局、食べるな、と言っているのに等しい話で、
本当の意味では米国の為にもなっていない刹那的な政策って話ですね。(^^;

本当は「日本国民は、これこれしないと、米国産牛肉を信頼しないから、
ここまでやるべき。それで安くて美味しければ絶対に需要は伸びて結果的に
米国牛肉産業の為にもなる!」と主張すべきでしょう。

ではでは。(^^)
Posted by タッキー at 2005年11月14日 18:29
結局米国産牛肉が余ってぶーさん(あ、buu*さんではありませんぞ)のエサに加工されてしまったりして...
今年の暮れが安心してスキヤキを食べられる最後の年になるのかなぁ(生卵はbird-fluが心配)。
Posted by e- at 2005年11月14日 18:34
>これを証明するのは非常に難しいのではないですか?
専門家(=神経内科)であれば,非常に難しいことはないです.基本的にCJDは死後剖検でしか診断がつきませんが比較的特徴的なMRI所見,髄液所見がありますので世界で200例以下しかありませんが診断できます.
>これはあくまでも希望的観測ではないですか?
もちろん希望的観測です(笑).90年代に大量発生したイギリスを中心とした欧州でもでも処置後(全頭検査はしていない!)に激減していますので.
僕は輸入解禁派ではありません.肉骨粉禁止や危険部位除去も怪しいままに輸出再開しようとするあの国は言語道断と思いますが,世界でたった100数十例しかない病気に対するこの国民の反応に??と思うところはあります.
>だからこそ問題なんです。
まぁ,そうですね.
Posted by hide at 2005年11月14日 20:18
>タッキーさま

>やはり徹底的に食べないしか、自衛策が無いですよね。

ところが、各種加工品が沢山あるので、本当に自衛できるのか、という問題が生じます。

>「日本国民は、これこれしないと、米国産牛肉を信頼しないから、
>ここまでやるべき。それで安くて美味しければ絶対に需要は伸びて結果的に
>米国牛肉産業の為にもなる!」と主張すべきでしょう。

確かにその通りですが、現実はそうなりそうにないわけです。さて、どうしたら良いんでしょうか。
Posted by buu* at 2005年11月14日 20:42
> Maser e-

考え方によっては、すき焼きの肉よりもゼラチンのほうがよっぽど危険かも知れません。
Posted by buu* at 2005年11月14日 20:44
>hideさま

>非常に難しいことはないです

診断が難しいか簡単か、ということを言っているのではありません。これまでに本当に1例しかないのか、日本全国においてここ10年間ぐらいの間に、本当はvCJDだったのに他の疾病として診断、処理されてしまった可能性は全くないのか、ということです。「そんなことはあり得ない」と断言できるんでしょうか?

つづく
Posted by buu* at 2005年11月14日 20:53
>(全頭検査はしていない!)

繰り返しますが、僕は全頭検査の良し悪しを述べているのではありません(第2号にも書きましたが)。米国の畜産業体質が信頼に足るかどうか、を論点にしています。

5年後に、世界中で米国と日本だけがvCJD患者が頻発する、という状況になれば、苦しむのは自分達です。vCJDになった人間だけが苦しむわけではありません。家族も当然苦しみますし、また肉を食べた人間は誰もが「いつ発症するかもしれない」と心配しながら生きることになります。

それでも良いんでしょうか?

#そもそもの部分で、hideさまが「全頭検査というゼロリスクを要求する国民」と書いているところに対して、論点をずらしてトラックバックしてしまったのが混乱の一因となってしまいました。この点についてはお詫びします。
Posted by buu* at 2005年11月14日 20:54
TBありがとうございました。世の中ほんとにこういう”むちゃくちゃだな、おい”って事が多いので、結局自分の身を守るには自分で食べないようにするしかないと思ってました。が、加工品や給食には原産地の表示義務がないとなると選んで食べないようにするのも難しいですね。
政府が決めた事ってあまり覆ることがないし、アメリカの良心も期待できないしということで、加工品や給食に原産地表示を義務づけるのは現実的でないですかね。そうすればアメリカの面子も立つし、政府も面子が立つし、こっちも選べるし。
でもそれもまた信用できるか不安ですね・・・。
Posted by GTA at 2005年11月14日 23:16
>hideさま

アルツハイマーとCJDの誤診に関係する論文などをまとめたサイトがあります。近所の籔を見ていると診断が怪しすぎと思う病院は、世に少なからずあると存じます。

Alzheimer's and CJD
http://www.cyber-dyne.com/~tom/Alzheimer_cjd.html
More Evidence Mad Cow Same
As CJD And Alzheimer's
http://www.rense.com/general34/cjmd.htm
CJD buried in Alzheimer
http://www.mad-cow.org/~tom/alz_cjd.html

http://www.alzheimer.ca/english/disease/dementias-creutzfeldt.htm
Alzheimer's And CJD Scientifically Linked
http://www.rense.com/general46/alz.html
Alzheimer's and CJD 'similar'
http://news.bbc.co.uk/1/hi/health/892819.stm
Posted by Mariko at 2005年11月15日 15:53
>hideさま 続きです。
米国の第一号の患者(元英国在住)は、診断がつかず誤診が続き、結局心配したご家族が英国に連れていって、そこで初めてvCJDと診断されました。
日本でも以下のような具合です。また、日本の初めての患者さんはWHOの診断基準に合致しない脳波が出ていて、当初は弧発性CJDと診断されていたという報道がありました。

国内ヤコブ病30〜40代の患者7人、病理解剖されずに診断
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/bf58155f355fa3244ffea45ab06bb98d

ちなみに、新型のBASEやCWDが感染するということになれば、症状がまた違うでしょうし、これら疾病は要注意で見守らなければならないと先日の食安委意見交換会でフランスの研究者のコリーヌ先生が言われてました。

BSE意見交換で仏学者「米国状況は非常に劇的かも・あまりよくないかも」
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/232173555f4f3768bc4a077b307e042e
Posted by Mariko at 2005年11月15日 15:56
>hideさま 続きです。
>今後,海外渡航歴のない人から発症する可能性はかなり低い
これはまだ不明ですね。まず英国(第三国経由含む)からの加工食品などや世界からの輸入食品の曝露リスクは食安委の計算には入ってませんし、ヒトプラセンタの美容目的の濫用や化粧品からのリスクも含まれておらず、海外旅行でのリスクも一切含まれてません。医薬品はどうだったかな?手術の縫い糸などにはウシの小腸からできたものもありましたし、出産時などでも使われていたようですし、
それから、日本は2年間死亡ウシを検査してきませんでしたから、その間大量のウシが未検査淘汰されました。怪しいウシは死亡ウシにという話を意見交換会などでいくつか聞きました。BSEが出たら生産農家はやっていけませんから当然と思いますし、北海道の十勝ではウシを生きたまま大量レンダリングという告発も意見交換会でなされていました。
Posted by Mariko at 2005年11月15日 16:04
希望的観測で、みなさんがおっしゃるように患者が少ないことを願っております。対策ができないのに心配してもしょうがありませんし。

ただ私はそういった現実を見ないで、リスクは低いとやみくもに主張する学者がいることで、現実のヒトプラセンタ使いまくりの方からの献血規制が行われないなどの影響が出ていることに非常に腹が立つのです。

リスクは低い、ではなく、「リスクは不明」これが正しい科学的判断かと存じます。
Posted by Mariko at 2005年11月15日 16:06
>buu* さま お知らせです。

BSE:国会で食安委の”科学根拠”に疑問続々 でも報道されず
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/26465737f0866b47c55ab28b7c393d2c
で、質問をされていた川内博史議員が政府に対して
BSE問題に関する質問主意書を提出されまして、

衆議院のHPに主意書がUPされました。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a163043.htm 
21日に農水省より回答があるとのことです。
回答がUPされるサイト(43番目)
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_shitsumon.htm

>hideさまもぜひご覧いただけましたら幸いです(^^
Posted by Mariko at 2005年11月15日 16:11
>GTAさま

最終的に自己防衛しなくてはならないのはそのとおりですが、国としての防衛がすかすかでは話になりません。とにかく国民の6割が輸入解禁に反対しているというのであれば、それをきちんと目に見える形でぶつけていく必要があるでしょうね。

偉い人に任せておけば、米国の言いなりになるだけかもしれません。
Posted by buu* at 2005年11月15日 22:58
>Marikoさま

livedoor、コメントに文字数制限があって、面倒をかけちゃってすいません。記事をMarikoさんのブログにアップして、トラックバックするという形でも構いません。

で、川内議員の質問状はなかなかまとまっていて良くできていると思います。言葉も比較的平易でわかりやすいので、あちこちで引用して広めるといいかもしれませんね。
Posted by buu* at 2005年11月15日 23:02
こちらを拝見して、今更ながらに自分がどれだけこの問題に関心を払ってなかったか知りました。いやはや、偉い人が考えることって、よく判りません。払ってなくても出てくるような疑問に回答が出てない、というのも凄いです。
どんな食べ物だって完璧に安全と言うことは有り得ないし、危険かもしれないと判っていても、購入する方はいらっしゃると思います。原産地表示をしても出荷の時点で混ざるだろうし(お米は混ざってます。というか、絶対混ぜるなと言うのは無理です。同じ機械でいっきに刈り取るので)。
それに危ない牛肉以前に、安いの輸入したら国内の生産者がますます大変な目に合うと思います。自給率どんどん下がってもオッケーなのでしょうか。
Posted by 萩原みさき at 2005年11月15日 23:36
>安いの輸入したら国内の生産者がますます大変な目に合うと思います。
>自給率どんどん下がってもオッケーなのでしょうか。

まぁ、これはWTOマターなので全然別の話ですね。
Posted by buu* at 2005年11月16日 12:12
そもそもマスコミが米国産のBSEの危険を煽りすぎ。ダイオキシン騒ぎの時もそうだったが、今回はそれに反米風味が加わってるので感情論ばっかりw。

本当に危ないのは間違いなく中国産牛。日常的に食い続けてたら米国産どころの騒ぎじゃあありません。
Posted by x at 2005年11月17日 08:09
中国は確か米国から肉骨粉なども輸入してたと思うし、今も米国のカーぎる社が配合飼料?を売り込みかけているそうですね。
私も中国は心配です。中国の環境汚染情報はいろいろ入ってきてますよね。
でも、肉骨粉の入った鶏糞を牛に食べさせる米国もやっていることは変わらないと思いますが。
Posted by Mariko at 2005年11月19日 00:16
スーパーで売っているアサリ、北朝鮮産がまぎれてるとTVで何回か
みましたよ。どれが、北朝鮮産だか、だれもわからないとか。
つまり、牛肉もまぎれてわからなくなる可能性がありますよね?
松坂牛とかも、安い肉を偽装して販売したり。
要は、選択できないものを「選択すればいい」とか言われても困ります
って話じゃないですか?
Posted by ふじぽん at 2005年11月25日 10:34
buuさま、BSE質問主意書の答弁ついに出ました!
取り急ぎご連絡まで。。

http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_shitsumon.htm
Posted by Mariko at 2005年11月28日 23:28