2006年05月09日

ナルニア

32998f64.jpg早くしないと終わっちゃう、ということで、あわててみてきました、ナルニア国物語。しかし、原題って「NARNIA」だよね?なんでナルニア国物語なんて長ったらしいものにしたんだろう。短くて良いじゃん。って、これは日本の問題だし翻訳本先行だからどうでも良いけど。以下、ネタばれ感想です。

映画の感想を結論から言えば、レイトショウ価格(1200円)なら損はなかったかな、という出来。雪の山を歩くところはロード・オブ・ザ・リングをスケールダウンした感じだし、対決シーンはエピソード1で見たことあるよなぁという感じだし、まぁその他もろもろ、LOTR、スターウォーズ、ハリポタあたりを足して5で割ったような感じ。クリーチャー達はそれなりにうまく動いていて、特にしゃべっているときの口の動かし方などは「上手だなぁ」と感心した。しかし、その一方でわざとざらつかせて表現しているサーフェイスはどうも好きになれない。スカイキャプテンならありだろうけど、ナルニアでやるのは良くわからん。まぁ良いんだけど。

それでね、見ていて何が一番いやーんな感じだったかというと、人間の役をやっている人達に魅力がないんですね。4兄弟は長男以外どうも不細工だし、雪の女王もちょっと年増過ぎてイケてない。魔法使いなんだからいつも若々しくてしかるべきで、あと10歳ぐらい若い人を使ったら良かったんじゃないかなぁ。ライオンやらビーバーやら狼やらが良い意味で存在感があるのに、人間達がどうもねぇ。日本の子役って、そうしてみるとレベルが高いんだろうか。

まぁ、「ナルニア」が異常に狭い世界だとか、両国とも色々なクリーチャーがいるくせに総数は少ないとか、トレーニングしてない長男がすぐに剣の達人になっちゃうとか、そもそも妙に話のスケールが小さくてどちらかというと「ナルニア村物語」みたいな感じに思えちゃう(特に次男と雪の女王の遭遇場面はひどくない?でも、原題が「NARNIA」ってことを考えると、やっぱ「国」をつけて仰々しくした日本人が悪いのかな?)のもいかがなものかと思うけど、ザスーラよりは大分面白かったかな。パート2には全く期待しないし、どこまでやってもLOTRを超えることは絶対出来ないと思うけど、評価は☆1つ半ってことで。

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