2006年05月22日

ダ・ヴィンチコード

cd369389.jpg最近、「これ観たいなぁ」と思う映画がなくて、映画の日とかもパスしまくっていたわけですが(って、ナルニアは観たけど)、なんか世の中的にダ・ヴィンチコードで盛り上がっている様子なのでちょっと観てきました。

ちなみに原作は「恐ろしいほどくだらない」という噂だったし、長いので読んでません。まぁ、映画の方もカンヌでは「失笑もの。誰もコメントしていない」ということだったのでそれほど期待していなかったのですが、以下、追記にネタばれ感想です。
いや、もうね、例えば僕が絶体絶命のピンチに陥ったとして、絶対に「神様〜」とか「仏様〜」とか言わないわけですよ。そういう人間には、同じような境遇で「ジーザス」とかいう人間の心の機微みたいなものは到底わからないな、と。例えばラストでヒロインが池に足を乗せたときに外国人からは笑いが漏れていたわけですが、そういう状況があって初めて「あぁ、ここは笑うべきところなのね」とわかった次第。

ただ、逆にそういう立場だからこそなのか、非常に客観的にストーリーを追えたわけで、なんていうのかな、インディ・ジョーンズからアクションとユーモアを除いたような映画というか、007からアクションとユーモアを除いたような映画というか、まぁ、そんな映画でした。あ、でも一応米国の映画だからお決まりのカーチェイス(?)はありました。何で米国人ってカーチェイスが好きなんだろうね。アイランドでも意味不明なカーチェイスがあったけど。やっぱ、車をがんがん走らせてこそ米国って感じですか?

ま、良いんですが、こちらの国は織田信長の子孫がスケートやっていたり、藤原氏とかの子孫は苗字を見ればすぐわかるような国だから、彼の国にキリストの子孫がいたとしても別に良いんじゃないの?と思うわけですが、どうなんですかね?やっぱり一大事ですか?

それにしても天晴れなのはおじいさん。ピストルで撃たれて青息吐息の状態でルーブルツアーを敢行して、あちらこちらにダイイングメッセージを残すわけです。普通だったら、「お前はキリストの末裔だ」ぐらいが精一杯じゃないかと。アナグラムをやっている途中で出血多量で死んじゃったらどうするつもりだったの?

ということで、うーーーん、評価は☆1.5ですね。レイトショウ価格なら納得。

ところでダビデの星の由来って、本当に映画のとおりなんですか?知りませんでしたけど。

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この記事へのコメント
> 原作は「恐ろしいほどくだらない」という噂だったし・・・
異端、聖書外伝、十字軍・・・などに興味ない人たち、もしくは自己チュウキリスト教徒の感想ではないでしょうか?  私は大いに興味ある内容なので、それなりに評価しています。

よくあることですが、原作に出てくるいくつかの出来事をこの映画でも割愛しているので、話の展開がややもすると容易になりすぎと感じられました。

天晴れなおじいさんは、小説では撃たれてから15〜20分は生きていたそうです。 お腹を撃たれたので直ぐには死ねなかったっていうことですね。
Posted by まーどんな at 2006年05月24日 01:59