2006年07月14日

旅とはブログであり、ブログとは旅である

〜2006年6月15日 - 2006年7月14日〜

僕が「ドイツ旅行ブログ製作」という旅に出てからおよそ30日の時間が経った。
6月15日の成田空港の、85番ゲートからその旅は始まった。

ドイツに着くと写真を撮り、ブログの記事を書き、
必死でアップロードすることだけを目指した。
そして、ひたすらデジカメで写真を撮った。
パソコンは常に傍らにあった。

この記事作成がこんなに長くなるとは僕自身思いも寄らなかった。
成田からパリ、ミュンヘン、ニュルンブルク、ヴュルツブルク、ケルン、ドルトムント、そしてデュッセルドルフから再び成田へ。
その後、積み残した作業の大半を処理するため我が家にこもった。

フォトショップCS2も導入し
1700枚を超える写真をどんどん画像加工した。

ブログはどんなときも僕の心の中心にあった。
ブログは本当に多くのものを授けてくれた。
徹夜、腰痛、眼精疲労、全部試練だった。

もちろんつらい事ばかりだ。
それ故に、与えられたことすべてが僕にとって“修行”となり、
“疲労”となり、時差ぼけを解消してくれた。

2時間ほど前から中田選手の記事にインスパイアされた記事を最後に
掲載しようと心に決めていた。

何か特別な出来事があったからではない。折角ここまで頑張ったんだから、最後までこのサイトらしくしようと思ったのだ。
今言えることは、「中田さん、勝手にインスパイアされちゃってごめんなさい。このサイトは非営利なので、「記事を削除しろ」なんて言わないでください」ということだ。

ブログはいまやネット最大のコンテンツ。
それだけに、多くのファンがいて、また多くのブロガーがいる。
ワールドカップを見に行ったブロガーは多くの期待や注目を集め、そして現地の状況をみんなに伝える責任を負う。
時には、有名人の写真を載せてしまって「肖像権について文句を言われないかな」と心配し
時には、他人の文章をパロディしてしまって「著作権について文句を言われないかな」と心配する。

ブロガーになって以来、「ブログ書くの、大変じゃないですか?」と問われても
「平気ですよ」と素直にいえない自分がいた。
肖像権や著作権ももちろんだが、とにかく目と腰が疲れるのだ。
毎日簡単な記事をエントリーしていれば良かった先月までが懐かしい。

けれど、ドイツ旅行記の最後のエントリーになった「ドイツを発って成田へ」の記事をアップした後
旅行ブログを愛して止まない自分が確かにいることが分かった。
自分でも予想していなかったほどに、心の底からこみ上げてきた大きな感情。

それは、「折角作ったんだから、みんなちゃんと読んでよ!」という思い。
腰痛や眼精疲労との戦の末にでてきた気持ちだった。

これまでは、ブログが未完成だった為
ある時はまるで何もできて無いかのように文章を隠し、またある時には写真を非掲載にした。
しかし最後の最後、「これだけはやっておかなくてはならない」という気持ちが一気に溢れ出した。

記事をすべてアップロードした後、「更新完了」の画面から広告を削除する作業をしつつ
込み上げてきた気持ちを落ち着かせたのだが、最後にやっぱりやっておかなくてはならない
その感情が噴き上がってきた。

そして思った。

どうせならいまや国民の誰もが知っているこの文章をパロってしまえ。
ちょっと長くて全部を書き換えるのは大変だけど――。
でも、今まで書いてきた旅行記の分量に比べれば大したことは無い――。
本当にみてくれるみんながいたからこそ、1ヶ月もの長い旅を続けてこられたんだ、と…。

ブログという旅のなかでも「ドイツ旅行ブログ」は、僕にとって特別なエントリーだった。

最後の最後となるエントリーでは、読者のみんなに
「僕は一体何を伝えられることが出来るのだろうか」(本文ママ。僕としては「何を伝えることが出来るのだろうか」あるいは「何を伝えられるのだろうか」としたい)、それだけを考えて文章を書いてきた。

僕はこの「ドイツ旅行ブログ」で伝えられることはかなり多いと感じていた。
今回の記事は写真が超大量で、その上文章もかなりの分量だ。
ただひとつ残念だったのは、ドイツのインターネット環境が悪く、リアルタイムで更新できなかったこと。
それをなんとかしたいと思って僕なりに頑張ったところでどうにもならないので、帰国してから作業することにした。
ドイツでは時にはネットカフェを探し、時にはG-JAMPSのパソコンを使い、G-JAMPSでは「利用時間は5分までですよ」と後ろに並んでいる人を怒らせてしまったこともあった。
やっぱり、ドイツのネット環境は僕の力ではどうにもならなかったのだ。

この記事がワールドカップの終了にすら間に合わず、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
僕がこれまでこのブログを通じてみんなに何を見せられたのか、
何を感じされられたのか、この文章を書きながらいろいろと考えている。
正直、僕が少しでも何かを伝えることが出来たのか…
今でも自信がない。

けれどみんなからのコメントをすべて読んで…
と、ここまで書いて、ドイツ旅行ブログに対するコメントがあまりないことに気がついた。
折角ここまでパロったのに、このあたりから急激にインスパイアされるのが難しくなったと知った。
それが分かった今、こんな長い文章のパロディのエントリーをあげようとした僕の“姿勢”は
もしかしたら大失敗だったんじゃないかと思えてくる。

中田さん、文章が長すぎます。もうちょっと短くしてくれれば、パロディの記事を書くのも
こんなには辛くなかったと思います。しかし、僕の気持ちを分かってくれる読者が
きっと何人かはいて、コメントを残してくれると信じている。

だから今、僕は、安心してこの記事を公開できる。

最後にこれだけは伝えたい。

これまで書き続けてきた“エントリー”は、
これからも僕のブログの名物コーナーになるだろうし、アクセス増にもつながると思う。
でもこれは、みんなからの“コメント”があったからこそ
完成することができなんだと思う。

みんなのコメントを胸に、ブログの更新を続けていく。

そう思えればこそ、この先の新たな特集記事でどんな困難なことがあろうと
乗り越えていけると信じられる。

「まにあな日記」はこれからも続く。

今後、ブロガーとしてドイツの地に立つことは当分無いだろうけれど
ドイツに絶対に行かないということもないだろう。
北京で、スイス&オーストリア(ユーロ開催地)で、バンクーバーで、南アフリカで、誰かと言葉を交わす代わりに写真を撮るかもしれないし、お金がないからいけないかもしれない。まぁ先のことはわからない。

とにかく、これまでこのドイツ旅行ブログの完成を待っていてくれたすべての人々、
そして最後まで信じ応援し続けてくてくれたみんなに、心の底から一言を。

“お待たせしました”

じゃぁ

ミュンヘンからこんばんは!

ミュンヘンはまっ黄色に染まりつつある

ワールドカップドイツ大会写真集 番外編その1「ドイツの人々」

晴れときどき曇りときどき雨

日曜日、クロアチア戦直前までの日記

熱戦!(気温が)クロアチア対日本

灼熱のスタジアムからヴュルツブルクへ

ヴュルツの鐘に始まり、イングランドサポの馬鹿騒ぎに終わる

ケルンのVIP席でイングランド対スウェーデン

ケルンからボン経由でエッセンへ

エッセンから戦いの場、ドルトムントへ

運命のブラジル戦

デュッセルドルフのラーメンとライン川下り

ドイツを発って成田へ

ワールドカップドイツ大会写真集 番外編その1「ドイツの人々」

おまけ
サポーターの歌


こちらもどうぞ! ネットで見つけた他のドイツ観戦ブログ&ウェブサイト(基本的にW杯ネタのカテゴリにリンクしてあります)
サポーターの楽園 (Supporters' Paradise)
「30弱」
きさらぎぽち の食彩浪漫
NOBlog
風に乗ってドイツへ
行間の言葉 ライター淺川俊文のblog
World Cup 2006 Road to Deutschland
【期間限定】WM2006 日記
ビションフリーゼのショーンのひとりごと
J-WAVE GOOD MORNING TOKYO ドイツ特派員 blog
ドイツへ行ってきました
AYU★NAVI 2007
Over Time


#本エントリーのインスパイア元はこちらです。
“人生とは旅であり、旅とは人生である”「nakata.net」

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/buu2/50234130
この記事へのコメント
>けれどみんなからのコメントをすべて読んで…
>と、ここまで書いて、ドイツ旅行ブログに対するコメントがあまりない
>ことに気がついた。

(爆笑)。

サッカーの知識がないので、あんまりコメントできませんが。個人的にはサポソンの発展に期待。オシムジャパーン!

日本の初戦がもちっといい感じだったら、マスターの更新も盛り上がったの
でしょうが、今回は初戦があまりに悪すぎた気がします。あたしだったら、その後のブログ更新はまず放棄だな。(^_^;)
Posted by ラフマニノフ at 2006年07月14日 10:33
超大作の完成、まずはお疲れ様です・・・。
今回のW杯、 国内でのニッポン代表応援熱が冷めるのがとても早かったように思います。 それも惜しいとか悔しいとかいった余韻のある感情でなく、完全に撃沈させられたのごとくに国民の興味が(ニッポン代表から)薄れてしまったようです(少なくとも私の周囲では)。

中田さんの引退もそんな興ざめ状態の最中に発表されたので、聞かされても 「あっ、そう…」 程度の反応。

ただ、buu2さんがドイツで見聞きしてきた事柄は、buu2さんにとっては全てこれからの活力の源(言いすぎかな)、こやしになることは間違いないと思いますし、それらをこうして第三者に披露して下さることには感謝しています。
Posted by ポコ・ア・ポコ at 2006年07月14日 13:53
爆!
今回のワールド杯で、もっとも印象の残ったのは、サムライジャパンの情けなさでも、ジダンの頭突きでもなく、このエントリーでした。

本当にありがとうございした!

サムライジャパン応援歌も素敵でした。これからも応援させていただきたいと思います。がんばってください。
Posted by 諸行無常 at 2006年07月23日 14:05