2006年11月21日

■開放タイプのSNS

さて、まとめる前にSNSの定義の項目でも少し触れた、「開放型のSNS」についてちょっと記述してみたいと思います。このタイプのSNSは当然ながら一つの会社の社内イントラとしては利用しにくい部分があります。このタイプの設置に価値が出るのは、一つには例えばオールジャパンで何かの知識を共有したい場合、あるいは特定の業界内などで緩やかな連携を保ちたい場合、さらには会社の製品やサービスなどを中心としてファンサイトを構築したいときなどに有効です。

例えば今構想中のものとして、バイオインダストリー分野の情報共有プラットフォームとしてのSNSがあります。現在、バイオインダストリー協会が設置、運営しているSNSがあるのですが、このSNSは現在完全紹介制で、内部情報は会員にならなくては見ることができません。このSNSは設置されてからすでに1年を経ており、その中で設立された「RNA研究会」は内部のボランタリーな調査によって世界中のRNA技術を調査し、「蛋白質・核酸・酵素」という雑誌にその成果を発表するまでになりました。現在も首都圏バイオ・ゲノムベンチャーネットワークのバイオ人材に関する研究会などを運用しており、ポテンシャルは非常に高いと考えています。しかし、まだその潜在能力を十分に生かせているとは思えません。この最大の要因は共有されている情報の公開先が非常に限定されているということです。折角良い情報がそこでやり取りされていてもそれがきちんと多くの人に発信されなければ役に立ちません。SNSでは、情報の公開先を選択することができますから、誰もがアクセスできる情報、会員だけがアクセスできる情報、会員のうち管理人に許可された人だけがアクセスできる情報、と、情報にいくつかのランクを設定できます。この機能を利用し、大勢で共有する方が好ましい情報については大勢で共有する、といった体制に移行することを検討中です。


この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/buu2/50285138