副題は「日本人は、なぜUFOを見なくなったのか」。んなもん、はじめから飛んでないからだろ、と一言の元に却下せず、ちゃんと一冊の本に仕上げて、売っちゃうところがさすがにプロの作家である。
UFOに関する雑学が一通り盛り込まれているので、飲み会の席で「最近、UFO見た?」みたいな話をするときには事前に一読しておくことをお勧めする。
第9章あたりで突然説教臭く論を展開するあたりでちょっと鼻白んでしまったのだけれど、まぁ、本の構成上仕方ないところか。
でもさ、UFOが飛ばなくなった理由なんてはっきりしているよね。UFOが飛ぶと思っていた人たちは、今は細木数子や江原啓之に説教されて喜んでいるんでしょう?UFOというネタが使い古されて、占いとかスピリチュアルに移っただけでは。
あ、ちなみに僕、小学校4年生の頃だったかな、横浜でUFOを目撃しています。馬鹿でかい凧をあげていたときに。一緒に見たのは、当時近所に住んでいた永仮君です。