2007年08月29日

ベクシル 2077 日本鎖国

0f43618b.JPGネットで特に話題になるわけでもなく、おそらくこのままいつの間にか終了してしまう映画なのだけれど、ちょうど今観たい映画もなく、たまたまちょっと時間もあったので、観て来た。結論から言うと、アタリ。

まぁ、映画に何を求めるかによって色々評価は異なるんだと思うけれど、僕の場合はとにかく「観たことがない映像」を観たいわけで、そのニーズにはピッタリはまった。まず何よりも映像が良かった。透過光の処理とか、すごくきれいだし、火とか、煙とか、雪とか、今までのアニメではちょっと雑に処理していたものがものすごく丁寧に描かれていて「おーーーーー」という感じ。

スター・ウォーズの中で目にした技術を代表例にして、「リアルな絵」を実写の中にそれらしく埋め込む技術は行き着くところまで行きつつあるわけで、じゃぁ普通のアニメと、あの手のマットペインティングや実写映画の中のアニメとの境界というか、より実写寄りの映像表現というのがどうしてなかなか出てこないのかな、と思っていたのだけれど、ようやくそういうものが現れた、と思う。

映像のほかにも音響などもきちんとしていたし、俳優を起用した声優もそれなり。びっくりするほど上手いわけではないけれど、無難にこなしていたと思う。ちょっと音声を故意に加工したところなどは聞きづらいところもあったけれど、その辺はご愛嬌。

一番問題になるのはストーリー。世界観、物語の設定は面白いのだけれど、そこに乗ったストーリーが割りと平板で、悪役が小悪党。そして、僕が一番嫌いな玉砕があちこちで見られたのもちょっとなぁ、という感じ。細かいことを言い出せば何でみんな日本語よ、とか、みんな顔つきがあんまり外人っぽくないよね、とか、10年間難攻不落だった割には簡単に潜入したよね、とか、日本がどうして全部平地になっちゃったの、とか、ワイヤーがあれば良いだけならミサイルにワイヤーをつけて打ち込めとか、あそこでアメリカに送り込まれたやつはどうなったの、とか、50年経ってもケータイにキーボードですか、とか、それはまぁ色々あるんですが、まぁ良いじゃないですか。

そういう細かな難点を全部吹っ飛ばしてしまう映像が良かった。これは観ておく価値がある。しかも、映画館じゃないとだめ。絶対。ハリポタは次を観るために観なくちゃならないけど、トランスフォーマー観るくらいなら、僕は絶対こちらをお勧め。評価は☆2つ半で。

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