2007年09月07日

セカンドライフが空回りしている理由

セカンドライフの空転ぶりが相変わらずほほえましいのですが、なんかまじめに分析している方もいますね。


Second Life「企業が続々参入」の舞台裏 (1/3)


セカンドライフがつまらないのは誰でも知っていることのようだし、実際にやっている人でも、ビジネスサイドじゃない人間は大抵の場合「何が面白いんだ」というトーン。セカンドライフに関わっている人間は主に、

1.もしかしたら儲かるかも、と思ってはじめた感度の高い人間
2.メディアに取り上げられるのを見て興味を持った人間
3.商売がうまくいってなくて、藁をもつかみたい人間
4.暇人

ぐらいで、1.はほとんど撤退気味のようだ。今頑張っているのは2.や3.が中心なのだろうが、これらも元を正せば電通が「次はコレが来るよ!」と思ってひろげちゃったふろしきに騙されてしまったクチ。つまらないものはつまらない(^^;つまらないものを面白いと勘違いさせるには相応のエネルギーが必要だけれど、残念ながら電通には今のところそこまでの力はないようだ。

情報鎖国を進める日本でこの手のビジネスがうまく行く可能性はあまり高くないと思うのだけれど、ここからどう巻き返すか、そこが見ものである。まぁ、ディズニーランドも最初は閑古鳥が鳴いていたしね。

あ、で空回りしている理由はそれはセカンドライフがつまらないからだけど、じゃぁなぜ空回り感が強いのかといえば、それは電通が必死になっているからでしょう(^^; 本を出したり、雑誌に特集を組んだり。おかげで一層、「なんでこんなにムキになってんの?」と、クエスチョンマークがぐるぐる飛び回っちゃうわけです(^^; そろそろ電通さんも諦めた方が良いんじゃないの?と思うんだけど、大手クライアントに「次はこれが来ますよ」と言ってしまった手前、引っ込みがつかないのかしら。

なんか、大阪の世界陸上と構造は似ている気もします。結果なんて出ないし、メダルだって全然期待できないとわかっているのにハイテンションで無理やり盛り上げようとする織田裕二と、大きな紙面を割いてセカンドライフを特集する雑誌。どちらも表面に出てしまうので道化色が濃いけど、両方とも背後には読み間違えた広告代理店がいますよね。あ、セカンドライフも世界陸上も電通か・・・。

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