2007年11月01日

展望 その3

昨日の試合は予想通り吉川−小笠原の先発。予想通りではなかったのは吉川のでき。フォアボール連発で自滅することを予想していたのだけれど、それほどの数でもなく、攻めあぐねてしまった。サード小谷野の二つのエラー(ひとつは記録上はヒット)が絡んで2点、さらにバッテリーエラーで1点をプレゼントされたが、ヒットでは思ったように点が入らなかった。しかし、「一発が出ればいつでも状況が変る」という中、小笠原も粘り強く投げたと思う。バッテリーはセギノールとの勝負を徹底して回避。ランナーなしの場面でもフォアボールもやむなし、という姿勢である。1、2塁でセギノールという場面などがあれば困ってしまうところだが、稲葉をほぼ完全に抑えているのが大きい。

試合の分岐点になったのは5回表から6回表にかけて。この間、試合の流れは行ったり来たりしていたのだが、最終的には選手層の薄さがヒルマンの決断を鈍らせたと思う。5回表、ツーアウトランナーなしからセギノールの2塁打が出て、試合が動き出した。日本シリーズになって比較的調子が良い日ハム下位打線を警戒した小笠原はフォアボールと内野安打で満塁のピンチを作ってしまう。リリーフした鈴木はボールが高めに浮いてしまい、あっさりストレートのフォアボールで押し出し、同点。鈴木は続く鶴岡を打ち取ってなんとか同点どまりで済ませた。この時点では流れは日ハムだったのだが、鶴岡に対して良い代打が出ていれば一気に逆転されていたかもしれない。また、同点になったことによって吉川が続投できることになったことも大きかった。ところが今度はその吉川がフォアボールを連発。さらに森野にヒットを打たれ、満塁のピンチ。ここでサイン違いのバッテリーエラー。一人相撲で勝ち越し点をプレゼントしてしまった。そして、6回の表。勝ち越された日ハムは先頭の吉川に当然代打だと思ったのだが、なぜかそのまま打席に送り出す不可解な采配。中継ぎへの不信感というものが大きかったと思うのだが、指名打者制がない試合に慣れていないというのもあったのかもしれない。試合の趨勢はこの采配ミスでほぼ決まってしまった。

さて、第五戦である。岩瀬の抜群の出来をみてしまったヒルマンは、とにかく7回裏までにリードされていたらオシマイという感覚だと思う。どうやってそこまでにリードするかが勝負だが、グリンを投入するのではかなりの不安がある。札幌に戻れば地元ファンの後押しもあるということを考えれば、ここは間違いなく中四日でダルビッシュを投入してくるだろう。問題は中日の先発である。普通に行けば山井の先発が濃厚だが、ここでゲームを落として札幌に乗り込むのは若干の不安が残る。もちろん川上、中田の二枚エースを土日に投入するのだから有利なのは間違いないが、勝負に絶対はない。一気に名古屋で決めてしまいたいと思うなら、シーズン中も一度もなかった川上の中四日登板も考えられなくはない。正直どちらが来るのかは読みづらいのだが、やはりここは先発山井、そしてもし序盤で2、3点のリードを奪えたなら川上に準備をさせ、中継ぎで川上、そして日ハムの左打者に打順がまわるなら8回途中から、まわらないなら9回から岩瀬というのが試合のプランになると思う。ポイントは山井が5回程度までの日ハム打線2まわりを抑えられるか、特にセギノールの前の稲葉を2回抑えることができるか、そして攻撃では中四日のダルビッシュから序盤に点を取れるか、の2つだと思う。ダルビッシュは立ち上がりに不安が残るので、特に1回の攻防は大事になる。5回終わって2−0で中日リードぐらいであれば、名古屋胴上げの確率は非常に高い。

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