2007年11月06日

ALWAYS 続・三丁目の夕日

283aa26d.JPG「ALWAYS 続・三丁目の夕日」を観てきた。

「ALWAYS 三丁目の夕日」の感想ってどうだったっけかなぁ、とチェックしてみたら、こんな感じだった。

ALWAYS 三丁目の夕日

わりとあっさりとした感想を書いてますね。今から思い返すと、小雪さんと堀北真希さんの演技が印象的で、特に堀北真希さんというのは洗練された役よりも田舎娘の方があっているなぁ、という感じだった。

以下、ネタばれ感想。
さて、本作。まず、観るにあたっては第一作を観ておくこと、必須。これを観ているのと観ていないのでは受ける印象は全然違ってしまうはず。特に物語のメインストリームである茶川(吉岡秀隆)とヒロミ(小雪)の関係は予備知識について全く語られないので、一作目を観ずにこれを観てしまうと何がなんだかわからないというか、泣き所でも泣けなくなってしまう。

細かいエピソードを羅列しながらラストまで行ってしまうのだけれど、それぞれのエピソードはどれもそれなりに味がある。しかし、トモエ(薬師丸ひろ子)と初恋の人(上川隆也)のエピソードは流行の俳優を使いたいという無理やり感があって、違和感ありまくりだったけれど、このあたりは商業映画だから仕方がないところか。それから戦友牛島とのエピソードもどうにもフィットしない。テレビで30分ぐらいの連続ドラマをやるならこのエピソードを取り上げても良いと思うのだが、映画の中に入れてしまうのはどうなんだろう。

設定の面では、一度は片がついたはずの淳之介(須賀健太)の件を蒸し返したのもやや安直な感じがする。

また、脚本としてはラストの盛り上げ方がちょっとどうかなと思わないでもない。クライマックスはやはり「幸福の黄色いハンカチ」のように、映画のラストに持ってきて欲しかった。小説をヒロミが語りながら徐々に茶川の語りにして、その語りが終わるあたりで電車を乗り換えるヒロミ、そして役者の声はないままに主題歌をバックに三丁目のシーン。茶川と淳之介が何かを語っているところに現れるヒロミ。そして、家に入っていくところで暗転。主題歌が流れ続けているところで他の登場人物の色々なその後を短く映しつつエンドロール、みたいな終わり方だったら個人的には泣いてただろうな。

あと、映像。冒頭のシークエンスはともかくとして、羽田空港、日本橋、東京駅といった特撮がややショボイ。「飛行機はこんなにスムーズに離陸しないよ」と思ってしまったり。今だからこの程度の特撮でも満足できるけど、10年たったら「これは酷い」って感じかもしれない。そうそう、8ミリ(?)の映像はあんなにスムーズじゃなかったですよ、昔は。もっとパラパラでした(^^;

と、最初の方に難点を並べてみたけれど、役者の面ではほとんど難点が見当たらない。子役はみんな芸達者だし、医者をやろうが作家をやろうが、とにかく『吉岡秀隆』(=純)になってしまう吉岡秀隆はそれはそれでぴったりとはまっている。前作に比較するとやや出番が減った小雪もちゃんと存在感がある。薬師丸ひろ子と堤真一の夫婦は相変わらず良い味を出しているし、チョイ役で出てくる浅野和之や渡辺いっけいといった僕の贔屓の役者たちもナイス。そして、近作で一番アピールしているのが冒頭にも書いた堀北真希。青森弁は正直なところあんなにわかりやすくないけれど、でもまぁなんとなくそれっぽい(いや、秋田や青森の人同士の言葉は、あの位の年代の人のものだったら字幕が必要です)。それで、田舎娘を良い感じで見せているんですね。「手紙」のときの沢尻エリカも「こんな役もできるんだ」と感心したけれど、今作の彼女もへぇ、という感じで、日本の若手女優さんもなかなかやるなぁ、と思った。

素材としては、もっと泣かせる、もっと良い映画にも出来たと思うけれど、このレベルでも満足というのも正直なところ。評価は☆2つ半、と思ったけれど、堀北真希の可愛さで☆3つ。

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