2001年05月30日

片想い

東野圭吾の「片想い」読了。

片想い

例によって、ラストの1ページから書きはじめたような小説。確かに終わり方は非常にきれいである。しかし、どうも後味が良くない。登場人物のそれぞれのラストがどれもこれも好みに合わない。話は殺人事件を中心に、性同一性障害を背景に、そしてアメリカンフットボールを味付けにしながら進む。登場人物も少ないし、紙は厚いし、この前読んだミヤベに比べると凄く楽に読めるのは良いのだが、白夜行のような切れがなくて、どうも無駄読み感が強い。どーなのかなー、この内容で「面白いっ!」っていう人、いるのかなぁ。☆はなし。

この記事へのトラックバックURL