2001年08月07日

名探偵の掟

東野圭吾「名探偵の掟」読了。

97年のこのミスで非常に高く評価されている作品である。様々な雑誌で紹介された短編を集めたものだが、それぞれ、本格推理小説の作者、作品、読者等を笑いにくるんだ針でちくりちくりと刺すような、ブラックユーモア作品集である。密室、アリバイ崩し、ダイイングメッセージといった推理小説の代表的な手法を揶揄することによって、作者の本格推理小説に対するシニカルな視点を垣間見ることができる。小品ばかりで、読みごたえという点ではイマイチだが、通 勤の際に軽く読むことのできる好著である。☆半。

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