2008年01月22日

魍魎の匣

e69b2b5c.jpg「魍魎の匣」を観てきた。

なんかさー、どうしてあの原作がこうなっちゃうわけ?みたいなのはあるし、前半のかったるい展開は正直寝ちゃったんですけど(笑)、まぁ、邦画だし、こんなもんかなぁ。シリアスな仮面ライダーみたいな感じ(^^;?

ハンニバルを観にいく人が脳みそを食べるシーンを楽しみに行くように、この映画の場合は箱入り娘を観にいく人がほとんどなわけで、そういう意味ではある程度はそれを満足させてくれたかなぁ、という気はする。気はしますけど、うーーーーん、やっぱ、全体で言えば大分満足度は低いかなぁ。

でも、一つだけ凄く満足したところがあって、それは昭和25年ぐらいの町並みを凄く良い感じで再現していたこと。三丁目の夕日とかに比較したら全然こっちの方がリアリティがある。ここは見所の一つだと思う。

原作を読んである程度予備知識があれば特に問題もなく観ることができると思うけれど、そういう人たちは原作とは全然違う内容、人物設定に「ありゃりゃ」と思うんじゃないか。それで、予備知識がない白紙の人は楽しめるかといえばさにあらず。恐らく前半は何がなんだかわからないと思う。ちょっと時系列をいじりすぎ。誰が主人公なのかが良くわからないし、縦軸がなんなのかも理解しにくいと思う。静かに進んで行くので、多分眠くなるはず(笑)。鑑賞前に食事をしたりお酒を飲んだりするのはお勧めできません。

評価は☆1つ。

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