2008年02月01日

銀色のシーズン

7a3ff064.JPG久しぶりに「☆ゼロ」の映画を観た。日本沈没以来かなぁ。

生まれてはじめてぐらいに、途中で外に出たくなった。もう、あらゆるところが駄目。アホらしいストーリー、スキーシーンは凡庸、そして突っ込みどころ満載。

物凄い吹雪の翌日だっていうのに何で雪不足のゲレンデなんだよ。あちらこちらに山肌が見えてるじゃん(笑)。

セッピが出来るような場所の直下にパラグライダーで降りれるもんか。

だいたい、ビラをばら撒いているときにビラが下に落ちていくってことは気流が下降。そんな危険なところをパラで降りたらすぐに墜落するって。

あんな緩斜面をボーゲンで滑るのに三日も練習するような脚力の奴が雪山に登れるかっつーの。

意識失っていたのに、顔に全く雪がかぶらないのは何でよ。

っていうか、どんなときでも田中麗奈の髪はさらさら、お化粧は全く崩れないって、凄すぎ。

バズーカを山頂付近に撃ち込んで、そのすぐ下に教会があったの?バズーカは最初の一発が教会直撃?そりゃ、随分近くないか?

「自殺はしないだろう」って、なぜ?

3年(ふらふらしていた期間をあわせれば5年?)もブランクがある奴がモーグルであの技はないんじゃないの?

転んだあとのこぶ斜面を降りる姿が下手すぎ。あれなら僕の方が間違いなくうまい。

っていうか、スキーシーンはほとんどがへたくそ。フィクションなんだから、トップのスタントをちゃんと使ってよ。

すねを複雑骨折で全治8ヶ月はともかく、リハビリ2年はないだろ。膝をやったんじゃないんだから。

スキー業界が色々盛り上げようと思って頑張ったんだろうけど、こりゃ逆効果でしょう。スキーに行きたくなくなるよ。

なんかね、もう、観ていてイライラしてくるんです。早く終わらないかなーって。何を観れば良かったんですかね?映像?だって、後半はもっぱら曇天ですよ(笑)。田中麗奈ちゃんが日焼けしないように配慮したんですかね?山の景色だって、岩岳の上の方に行けばいつでも拝めるような景色だし。スキークロスで競争するのだって、実際のレースの方がずっと面白いし、モーグルも同じ。こぶ斜面の作りも随分と浅いし、どれもこれも映画よりも現実の方がずっとエキサイティング。これじゃぁフィクションを作る意味がない。ダウジングのエピソードとか、時間が短くなりすぎて無理やり挿入したんですか?という感じだし、そもそも三人組である必然性がさっぱりわからない。北海道の方はまだ過去のメンバーとの確執とかが多少描かれていたけれど、大阪の方は何もなし。

観るべきものは何もなく、お金と時間を浪費しただけだった。

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