2008年03月20日

彩未

5aee14dc.JPG名称:彩未
種類:北海道
場所:美園
評価:6/ABB
2008.3.20
コメント:すみれの暖簾わけということでどうしたって期待してしまうわけで、滅多に行列しない僕もついつい行列してしまった。というか、周りに全然お店がないので、ここに食べに行って諦めたら食べる場所がほとんどない。結局店の外に18人が待っていたのだが、実際に食べるまでに1時間も待った。観察していると4人がけのテーブルに2人客を案内して相席にしないなど、オペレーション的にどうなのか、と思うところもないわけではない。

さて、まずは麺だが、森住製麺ということもあって、一級品。中くらいの太さの縮れ麺だが、熱いスープの中にあってもまったくだれることがない。スープの絡みもすこぶる良く、札幌ゴム麺のど真ん中ストレートという感じ。ちょうど今日先発して完封したダルビッシュの剛速球のようである。

スープはとんこつベースでかなり脂っぽいもの。このあたりはすみれを踏襲しているのだが、以前の絶好調だった頃のすみれに比較すると大分マイルド。味噌と醤油を食べてみたのだが、味噌はすみれのにんにくに対して彩未のしょうがという対照になっていた。醤油はすみれと同じようなつくりだが、岩のりが入っているのが新しい。苦味は同じようにあるのだが、すみれに比較すると大分あっさりしている。

チャーシューは味付けは悪くないのだが、肉の質が悪い。東京ならこのレベルだと普通かもしれないが、北海道でこのレベルの肉を使ってしまうとちょっとがっかりされると思う。

全体的にずいぶんとマイルドで、すみれや純連にあったようなとげとげしさがまったく感じられない。正直、電車に乗って札幌から食べに行くほどのラーメンではないし、行列するのも真っ平ゴメンである。喩えて言えば、日本風にアレンジされたタイ料理を食べているような感じで、「わざわざ北海道まで来てこれを食べるのはチョットね」という印象を持たずにはいられない。決してまずいわけではないが、多分もう二度と行かないと思う。

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