2008年04月08日

マイ・ブルーベリー・ナイツ

0288d485.JPG桜もそろそろ見頃を過ぎて、ようやく時間が取れるようになってきた。それで、積み残してある映画を片っ端から見ようと思っているのだけれど、最初に観てきたのが「マイ・ブルーベリー・ナイツ」である。

なぜこの映画を最初に観たかといえば、「凄く面白そうだから」ではなく、「ノラ・ジョーンズを観たかったから」でもなく、もちろん「ジュード・ロウの演技を観てみたかったから」でもない。

以前から個人的に注目してたウォン・カーウァイ監督の最新作であり、かつカンヌ映画祭のオープニングを飾った注目作だったからである。わかっているとは思うが、もちろんこれは嘘で、単にナタリー・ポートマンが出ているからである。基本的に、僕が観にいく映画はナタリー・ポートマンが出ているか、キーラ・ナイトレイが出ているか、堀北真希が出ているか、で決まっているのだ。ということで、優先順位が非常に高かったこの映画である。

さて、観終わって最初の感想は「まぁ、どうということのない映画だけれど、普通に時間が潰れた」という感じ。何か、素晴らしいメッセージがあったわけではない。あえて言えば「世界に一つだけの花」みたいな感じなのかも知れないけれど、僕はこの偽善の固まりのような歌が大嫌いなので(笑)、そのあたりはなんとも思わない。主人公のノラ・ジョーンズ以外の二人の脇役女性はノラ・ジョーンズに比較すると段違いに美人で段違いに演技力があり段違いに魅力的で、これじゃぁちょっとノラ・ジョーンズの立場がないんじゃないのかなぁ、と思わないでもないのだけれど、じゃぁ他の女優だったら良かったのかということになるとそれはそれでまた別の話で、それじゃぁ誰もこの映画を観にいってくれなくなってしまう。つまり、それほどストーリーが素晴らしいわけでもなく、主演の女優が魅力的だったわけでもなく、映像的に素晴らしいかといわれれば、それもどうかと思う(なんか、監督の自己満足的なブルーベリーパイのアイスがけ映像や夜の街を走る電車の映像、ガラス越しのロングショットなどが色々散りばめられていたけれど、どうも無駄な演出と言うか、蛇足と言うか、「キャシャーン」みたいな感じだった)。では見所は、といえば、やはりジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、レイチェル・ワイズあたりになるのだろう。個人的なことを言わせて貰えればナタリー・ポートマンはこの間観た「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」よりもずっと魅力的だったと思う。出番はもちろん格段に少なかったけれど。

結局のところ「ブルーベリーパイが売れ残るのはブルーベリーパイのせいじゃない。君に彼氏ができないのも君のせいじゃない」ということで、最終的にノラ・ジョーンズのように別に美人でもない女性でもジュード・ロウのようなイケメンを捕まえることが出来るかもしれないし、出来ないかもしれないけれど、まぁそんなことは知ったことではない、というような映画(笑)。大体、一年間の自分探しの後、彼氏の家を見に行っちゃ駄目でしょ(笑)。ジュード・ロウは保険ですか?って、そういえば一方的に思わせぶりな手紙を書き続けて、相手からの連絡は一切拒絶、みたいな自分勝手具合だしなぁ。女性の目から見たら色々共感できるのかも知れないけれど、客観的に観たらかなりのトンデモ女のような気もする。

しかし、時間が短いこともあって、軽いのりで観ることができた。付き合い始めて間もないカップルがデートで観にいくにはちょうど良い感じ。ちなみに、その際は、男は絶対に「あの女はすげぇ自己チューだね」なんてこと言っちゃだめなのは言わずもがな。もちろん、「君はブルーベリー・パイのような女性だね」も駄目。「僕も、いつでも君が戻ってくるのを待っていてあげるよ」ぐらいかな。

評価は☆1つ半。

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