2008年04月11日

野田地図 NODA・MAP ウェブサイトリニューアル

あたり、はずれはもちろんあるものの、結局自分はここに戻ってきちゃうんだよな、という野田ワールド。考えてみれば、なんとなくぴあの優先予約で夢の遊眠社を見つけて、どうという理由もなくフラッとチケットを取ろうと思い立ち、電話をしてみたらなぜかワンコールでつながってしまい、そこで取ったチケットが一列目のど真ん中。そこでど迫力の芝居を観てしまったのが僕の演劇鑑賞の一番最初だった。昔はチケットが取りやすかった、などということはきっとなかっただろうから、やはり運命の出会いみたいなものなんだろう。通い続けているうちに贔屓の役者さんができて、どういうわけか役者さんから連絡をもらい、どういうわけか良い席のチケットを売ってもらえるようになり、劇団が解散してからも元劇団員の人の芝居はつらつら観に行ったりしているわけだ。

さて、そんな野田地図が北村プロデューサーの手から離れたのが今年。どういう活躍を見せてくれるのかな、と楽しみにしているのだけれど、その第一弾というか、なんというか、野田地図のウェブサイトがリニューアルした。このサイト、デザインやシステム面はともかくとしてコンテンツが良い。特にポイントが高いのはコラムの「当日パンフレット」というコンテンツ。野田氏が書いてきたコラムが掲載されている。僕はここ数年、パンフレットと言うものを買わなくなってしまった。コラムは読みたいのだけれど、コラムだけのためにお金を払うのはちょっと、という気分だったのだ。写真には別に興味がないし、役者さんにも特段の興味はない。芝居を観てもその余韻はパンフレットに頼らずとも楽しむことができる。じゃぁ、いらないじゃん、と思っていたのである。

そういうわけで、しばらく野田氏の演劇関連コラムは読む機会がなかったのだ。ありがたや、ありがたや。

野田地図

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