2008年04月12日

かもめ食堂

かもめ食堂ここ数日、風邪をひいたのか、花粉症(スギ以外)なのか、とにかくどうも鼻と喉の調子が悪い。外に出るのもなんだかなぁ、ということで引きこもって仕事をしたりゲームをしたりサッカーを見たり野球を見たり本を読んだりしているのだけれど、「ブラックサイト」を観にいくのをキャンセルしてビデオにとっておいた「かもめ食堂」を観てみた。

まぁ、なんとものんびりした短編で、見終わったときの印象が非常に良い。こういう癒し系の映画は今の日本人にはかなり前向きに受け止められると思う。日本になくなりつつあるのんびりした生活をフィンランドに見出したのだろうか。

物語の舞台はフィンランドの和食レストラン「かもめ食堂」。ここを一人でオープンした女性のところに、一人、また一人と人が集まってくる。最初はガラガラだったお店に仲間が出来て、お客さんが増えていく、という、それだけのストーリー。その中でちょっとした不思議なことや、ちょっとした悲しい話や、ちょっとした面白い話が少しずつ盛り込まれて映画にアクセントを与えていく。

魅力的な主人公を小林聡美が上手に演じているのが印象的。人に対しても、料理に対しても、「かくありたい」という接し方をしている。誰もがそう思っていてもなかなかできないことをきちんと表現している。それが映画のラストにもつながっていく。

ミニシアターで軽く楽しむ、そんな感じの映画。評価は☆2つ半。


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