2008年06月12日

僕の彼女はサイボーグ

f143070b.jpg未来からサイボーグがやってきて僕のピンチを救う、という、まぁターミネーターの劣化版という感じの映画。

観ていて違和感を持ったのは、サイボーグの彼女が無銭飲食などを繰り返すところ。悪ふざけの域を超えていて、これでは彼女に対して感情移入などできない。違和感のある登場人物をどうやって消化したら良いのか、と考えているうちにストーリーが進んでしまう。これは、直前に観たキャラメルボックスの芝居にも通じるのだけれど、主要な登場人物に犯罪をさせてしまうのが最近の流行なんだろうか。

それ以外にも、意味不明な場面はいくつかある。彼女が主人公の家に石を投げつけたシーンはあとになってもさっぱり理由がわからないし、田舎に戻ったのが過去になっているのも意味不明だ。宝くじに当たったくらいでサイボーグが作れるとも思えないし、なぜかメインの時間の流れの中では宝くじの話が完全に消えてしまっている。サイボーグの彼女はかなり重いようだが、その影響に関する記述はあったりなかったりで、主として慣性を無視しているケースが多々ある。お母さんは主人公をかなり高齢で産んだようだが、それにしても高齢すぎないか?女子高の人質事件にしても、人質があんなそばにいる状態では絶対に狙撃しないし、おまけにはずしてる。人質に当たったらどうするつもりなんだ。ゴルゴ13ぐらいの腕と自信がなければ引き金は引けないはず。地震の後、車が暴走する場面も何かおかしい。あれだけの被害がでているのに、あんなスピードで車が走れるものだろうか。さらに、地震の直後、人が全くいなくなってしまう。特撮で人を描きこむ余裕がなかったんだろうが、あまりにもリアリティがなさ過ぎ。

しかし、それにしても、ラストまで観てすっきりしないのは、あまりにもタイムパラドックスを無視しているから。詳細はネタバレになるから書かないけれど、おかしいところ満載である。

ということで、全体で評価すると☆1つ、と言いたいところだけど、綾瀬はるかのサイボーグ演技に☆半分追加。あれ?でも、あれってサイボーグですか?ロボット、あるいはアンドロイドじゃない?映画で「ロボットって呼ばないで」って言ってるから、アンドロイドでも良いけど、少なくともサイボーグじゃないよね・・・・。というところが気になるので、やっぱり評価は☆1つ。

あれでねぇ、未来から来たサイボーグが、ターミネーターよろしく、全裸だったらまた評価は違ったんだろうけど。

追記すれば、新宿のTOKYU MILANO2で観たんだけど、音響が微妙。サラウンドの効果がかなり違和感があった。

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