2008年06月16日

ザ・マジックアワー

bcf060be.JPG三谷幸喜脚本・監督の最新作、ザ・マジックアワーを見てきた。

三谷作品らしい一流の役者を配した映画なので、つまらないわけはないのだが、いつもの三谷作品らしい欠点のある映画だった。

何が欠点って、有頂天ホテルでもそうだったのだが、コメディのテンションが最後まで続かないのだ。折角中盤のどたばたで笑わせてくれるのに、それが途中で途絶えてしまう。「あれ?もう笑わせてくれないの?」と思っているうちにラストになってしまい、あらあらあら。振り上げたこぶしを振り下ろす場がないような、そんな気分にさせられる。

とにかく一番面白いのが佐藤浩市と西田敏行の出会いの場面で、それ以上に面白い場面がその後出てこない。これは正直致命的と言っても良いと思う。良い感じで風呂敷を広げていって、さぁ、これをどうやって畳んで見せてくれるんですか、というところで拍子抜け。しかしまぁ、これはいつもの三谷作品と一緒なので、もしかしたらこういう展開を僕以外の人たちは期待しているのかもしれない。

佐藤浩市、深津絵理の二人はなかなか良い演技をしていたと思うし、綾瀬はるかとかも普通に可愛かった。唐沢寿明、中井貴一、天海祐希、香取慎吾といったちょい役が豪華なのはさすが。でも、やっぱ、もうちょっと脚本を練りこんで欲しい。こういった映画のお手本は「スティング」なわけで、でも残念ながらそのレベルには遠く及ばない。

確かに笑えたけど、評価は☆1つ。

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