2008年08月31日

たまがった

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名称:たまがった
種類:九州
場所:横浜
評価:8/AAC
2008.8.31
コメント:麺は細めで弱くよりが入ったもの。麺硬めで注文したが、普通に腰があってスープの絡みも良い良品。このクラスの麺は九州系ではそれほど珍しくなくなったのも確かだが、かんすい臭さもなく、十分に満足できるもの。

スープはトンコツベースの白湯タイプをしょうゆ味に仕上げたもの。やや塩分が濃いので、薄味が好きな僕には「ちょっとしょっぱいな」という印象だったのだけれど、しょっぱいことにそれ程センシティブでない人にはちょうど良いかも知れない。トンコツライト系の九州ラーメンが多い中にあって、しっかりとこってりトンコツしている点は非常に高く評価できる。

チャーシューは非常にまずいのだが、九州ラーメンなら当たり前。わざわざトッピングするのは間違いなくお金の無駄だが、肉がどうしても食べたい人にちょっと待ったコールをするほどではない。僕なら絶対に頼まないけど。

ということで、横浜地域では貴重な「美味しい」九州ラーメンだと思う。すぐそばに大勝軒があるけれど、そちらに行列して食べるくらいなら絶対こちらをお勧めする。

ただし、二つほどいただけないことがある。

一つ目は、完全食券制で、店の外に券売機があるのだけれど、「替玉を予定している人は食券を先に買ってください」となっていて、食べ終わってから替玉をするためにはわざわざ店の外に出て食券を買わなくてはならない。食べる前に替玉をするかどうかを決められるのは相当の大食漢で店の常連か、あるいは味に全くこだわりがなく、ただただ量を沢山食べたい人だけだと思う。もちろん僕は実物を見る前に替玉をするかどうか決めるなんていうことはしないから、今日は替玉をしなかった。九州系のラーメンは替玉をしたときにスープがどう変化するか、また、変化してしまったスープをどうやってリカバリーするかが一つの評価のポイントなのだが、それは残念ながら確認できなかった。

もう一つは、冷房の風がラーメンのどんぶりを直撃すること。今日はカウンターの道路側、真ん中の椅子に座ったのだけれど、ここの座席はラーメンのスープを物凄い勢いで冷やしてくれる。おかげでラーメンの表面も冷え冷え(笑)。これじゃぁ、折角の美味しいラーメンも台無しである。このあたりについての細かい心遣いが足りないのが残念。

どちらも食べる人間の視点に立てば「これではまずい」とすぐに気がつきそうなもの。そこに思い当たらないのは客として非常に残念である。

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