2008年09月20日

幸せの1ページ

069a8884.jpg最近忙しくてなかなか映画館で映画を観る時間がなかったのだけれど、今日はトレーニングが早めに終わったので、そのまま映画館へ。意外と混雑していてびっくりした。

さて、この映画、対人恐怖症で引きこもりの人気作家が、読者の子供が住む無人島(正確には無人ではないか、南海の孤島)まで行く、という話(随分すっ飛ばしましたが)。

予告編を見て、結構シリアスなドラマなのかな、と思っていたのだけれど、さにあらず。大人のための童話という感じでもなく、子供のための童話でした。まぁ、原作が児童小説なんだから当たり前か(笑)。「アイ・アム・レジェンド」とは違った意味で「全然予告編と違うじゃーーん」という感じ。

色々つじつまがあわなかったり、ご都合主義だったり、おいおい、って感じの突っ込みどころが一杯なんだけれど、子供のための映画だから仕方がない。セリフの英語とかも物凄く簡単な単語ばかり使っているし。

#でも、子供が自分で「物心ついたときにはここにいた」なんて難しい言い回しをしていて、さすがは戸田奈津子、空気を読めない、などと思ってしまいましたが(笑)。どうして「小さいときからここにいた」「気がついたらここにいた」ぐらいにならないのか不思議。

最初からそういう映画だって思って観に行けば、結構楽しめると思う。ただ、僕はそういうつもりで観に行ってなかったので、ちょっと退屈しちゃった。なんというか、滑りまくるどたばた劇を映画館で観た、みたいな。あと、ラスト。そういう落ちですか、という感じ。わざわざ南海の孤島まで出かけて行って、それですか、というか。

せめて「幸せの1ページ」なんていう恋愛映画っぽいタイトルじゃなくて、「ニムの島訪問記」ぐらいにしておいてくれればある程度イメージできたんだけど。あるいは予告編で「子供のころ想像した秘密の島へ招待します」ぐらい言ってくれればねぇ。

別に子供の心を忘れたわけではないと思うのだけれど、評価は☆1つ。

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