2008年12月04日

ハッピーフライト

68cfa413.jpg素晴らしいの一言。最初から最後までANAのプロモーションビデオのよう。ANAの会社説明会に来てしまったのかと思いましたが、明るくなって周囲を見渡したらちゃんと映画館でした。

「裏ではこんな大変な思いをしているんです。だから飛行機がちょっとくらい遅れても文句言わないで下さいね」

と言うANAの思いがひしひしと伝わってきます。

ストーリーとか、ドラマ性などは皆無。飛行機運行マニュアルの映画化ですから、内容は飛行機が出発して、トラブルが発生して戻ってくるだけ。そんなつまらない内容を頑張って見せようと、細かいエピソード・コネタでつないでいるところがすさまじく涙ぐましい。たとえばグランドホステスのエピソードとか、整備士のエピソードとか、本筋に全然絡んでこない。どこかで似たようなものをみたことがあるなーと思ったら、免許証の書き換えのときに警察で見させられるビデオだった。

小学生の社会科見学の代わりにも最適と言う素晴らしい映画です。この映画を見て「私もCAになりたい」と思う子供が増えたらANAもホクホクでしょう。

役者さんでは、操縦席の二人とグランドホステス1名だけはそれなりに存在感があった。でも、彼らにしても、何が言いたいのって、何も伝わってこない。

映画のあおり文句では「コメディ」とか言っているけれど、三谷作品でもイマイチの昨今、日本の映画で笑わせてもらおうなんて贅沢な注文です。3回ぐらい「クスっ」となれれば元は取ったと思わなくてはいけません。

ということで、「飛行機の飛ばし方 初級編」とか、「ANA会社説明会」とか、「あなたも航空業界に就職できる」とか、そういうタイトルなら☆3つ。ただしこれは一応エンターテイメント作品らしいので、☆ゼロ。

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