2008年12月05日

ニュース斜め読み

ホンダが来季F1撤退へ 米CNNなど報じる

ありゃ。本当なら残念。FIAも相当迷走しているしね。

波紋呼ぶ橋下大阪府知事の「ケータイ校内禁止令」

学校は勉強の場だからね。携帯禁止でも良いんじゃないの?僕も大学の教壇で学生が携帯メールとかやっているのを見つけたら「外に行ってやれ」って追い出すし。

<酒気帯び運転>一発退場 呼気0.25mgで免許取り消し

まぁ、妥当なところかと。問題は、前日深酒して翌日大丈夫なのか、とか、そういう事態。自分の呼気にどのくらいアルコールが含まれているのか、正確に把握することができないからね。「あぁ、これなら駄目だ」というのがわからないと、きちんとした対策を講ずることができない。僕の場合は翌日スキーとか釣りに行くときは飲まないことにしているけど。

<雇用対策費>2兆円に倍増…一般財源から1兆円 自公合意

いつまで経っても対症療法的なことばかり続けているから、いつまで経っても自立的回復に至らず、米国の動向に右往左往。半年ほど前に格差の話でも触れたけど、有期雇用労働者の権利が弱いんじゃない。無期雇用労働者の権利が強すぎる。でも、無期雇用労働者は「有期雇用にしてくれ」とは言わないし、有期雇用労働者は「無期雇用をやめろ」ではなく、「無期雇用にしてくれ」である。ま、きっとトップダウンではいつまで経っても変わらないでしょうね、この国は。

と言っていたらこんな記事もあるわけですが、

「派遣切るな」2千人 怒りと不安、東京・日比谷

政治の要請も、景気低迷から身を守る経営の論理にのみ込まれた格好だ。


って、当たり前だよなぁ。経営者が会社を守らないでどうする。無期雇用社員は切りにくいから有期雇用で雇うんだし、有期雇用社員に次がないのはこんな状態なら仕方ない。問題なのは、有期雇用にも無期雇用にも有能な人と無能な人がいるわけで、本来は有能な人が残り、無能な人が切られるべき。切られちゃいそうな人は切られないようにスキルアップに励めば良いわけで。ところが今は有能なのか、無能なのかで判断されていない。たまたま就職する時期が氷河期だったという不運な生まれの人はずっと苦労するし、バブルの頃に就職できた人たちはずっと無期雇用労働者として会社に所属していることができる。こうしたところに日本の社会の駄目なところがあるわけで、さっさと無期雇用も有期雇用並みに切りやすくなれば良いのに、と思うのだけれど、あぁ、いつも言っていることは一緒(笑)。

「非正規切り」の失業手当、正社員と同等に 厚労省方針

当面のお金も必要かもしれないけれど、次の仕事が見つかりやすくなるような訓練とかがあっても良い。たとえばうちの会社とか、社員はいつでも募集しているけれど、ワード、エクセル、パワーポイントの基本的な使い方ぐらいはわかってないと困る。UMPCとか、今は凄い安いんだから、こういったものを配ってくれたりすると良いんだけどね。でもまぁ、世間一般でこの手の技術がどの程度要求されているのかは良くわかりませんが。

東京・杉並区割りばし死亡事故 医師を無罪とした高裁判決について、検察側が上告断念

亡くなった子供は可哀想だけれど、医者は神様じゃないからできないことはできないしわからないことはわからない。裁判をやって、その結果医師に過失がないということになったんだから、そのとおりなんでしょう。患者は医者がブラック・ジャックやスーパードクターKやゴッドハンド・輝みたいだと思っているけど、別にそんなことないし。それに大抵の医者は手抜きなどせずベストを尽くしているとも思うのですが。いや、もちろん、裁判をやるのは良いと思います。これまでこうした手段で国民的合意が形成されてきていないのが問題だと思う。積み重ねていけば「こんなもんだ」ということになってくるでしょう。

それとは別に医者不足というのは深刻だと思うのだけれど、お金があるうちに医者の奨学金システムでも作って、誰でもなりたけりゃ医者になれるような環境を整備すれば良い。金持ちの子供だけが私立大学の医学部に行って医者になる、というのは不健全。奨学金貰って医者になったら、20年ぐらいは医者を続けてお金を返す、医者を辞めるならお金を一括して返す、その前に死んじゃったらチャラ、ぐらいのルールにして、どんどん医者を量産する。やりたい人はきっとたくさんいるでしょう。それで、医者はちゃんと評価するし、その評価データはディスクローズする。内部や第三者機関で評価できないなら・・・・って、ここにはビジネスチャンスがありそうだなぁ。ということで、仕事に戻ろう。

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