2008年12月16日

うえだの杭州飯店

ef7c38ab.JPG志木のうえだでやっていた「杭州飯店」を食べてみた。

要は、「杭州飯店を真似してみました」というラーメンなんだと思うのだけれど、何も聞かずに食べれば良くある東京とんこつ系。背脂の臭みがちょっと気になるところだが、花月とかの質の悪い東京とんこつに比較すればずっと美味しい。このスープで背脂をもっと少なめにすれば随分上質の東京とんこつラーメンに仕上がると思う。ただ、ひとつ思うのは、麺が太すぎるということ。麺が太ければ、当然スープの味に濃さが求められてしまう。スープの絡みが悪くなるし、麺そのものの味が占める割合が高くなるのだから、麺が太くなるとスープの味が濃くなるのは必然。そういうわけで、れんげで一口飲んだスープは「しょっぱいなぁ」というものだけれど、麺を食べさせるスープとしては非常にバランスの良いものになっている。食べ物としてはこれで何の問題もないのだが、健康上のことを考えると、もうちょっと塩分控えめの方が嬉しい。なので、麺がもうちょっと細くて、スープの味が薄いのが良いかな、と思う。

いや、杭州飯店のラーメンがこういうものなんだ、ということなんだから、別に文句を言う筋合いではないのです。インスパイアされてそれに独自のアレンジを加えるなら、こうしたらどうかな、ぐらいのもので。

ちなみにチャーシューは上質の煮豚で結構好み。一方、じゃかじゃか入っていたたまねぎはスープに苦味を与えてしまうので、ちょっと入れすぎな感じ。あるいは、ちょっと加熱してみたらどうなのかなぁ、と思わないでもない。

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