2009年02月04日

就位式で考えたこと

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ブログでつながった縁が元で、将棋関連の知人が数名いる。そのおかげもあってか、こうして「就位式」などというものに呼んでいただけたりする。

僕は一年中ネクタイをしないし、ほぼ完全にスーツを着ることもない。スーツ、ネクタイの出番は法事と知人のお祝いの席だけである。もちろん自分のお祝いなどはスーツを着たりしないし、他の出席者にも「絶対スーツで来るな」とお達しを出すわけだけれど、知人のお祝いではそういうわけにもいかない。また、主役である知人に恥をかかせるわけにもいかないので、スーツを着てでかけることになる。まぁ、「元木だから仕方がない」で通してきた人間でも、そのくらいの常識はあるわけだ。

ということで、今日はスーツにネクタイで各種打ち合わせに登場。そのたびに「あれれ?今日は一体どうしたんですか?」と聞かれてしまうわけだけれど、これまた仕方なし。

さて、そんなこんなで打ち合わせの合間を縫って、日比谷公園松本楼での石橋女流王位の就位式である。招待状をいただいたのでもちろん参加したわけだけれど、もともとがブログつながりの人間だから、知り合いがたくさんいるわけでもない。大勢の関係者の中で、「こんにちは」と挨拶できる人は片手ぐらいである。また、今回は食べ物もあっという間になくなってしまったので、やることがない。仕方がないので、つらつらと将棋のことを考えてみた。将棋の、公益法人化問題である。

なんか良くわからないのだけれど、将棋連盟は公益法人格が欲しくて色々勉強会を開いたり、対応を練ったりしているようだ。でも、将棋連盟が公益法人格を取るのって、そんなに難しいんだろうか。たとえば、棋士の資格をなしにしてしまったらどうなんだろう。強ければ誰でも棋士になれて、各種トーナメントにも参加できる。そこで成績を残せばお金がもらえる。連盟はそのハンドリングをするだけ。これなら公益っぽい。「棋士」なんていう既得権者の権利を確保しようとするから公益っぽくなくなるだけなんじゃないだろうか。

でも、もちろん大量の棋士希望者が「俺も」「俺も」と竜王戦トーナメントに殺到してしまったら、それはそれで困る。そこで登場するのがPCソフトである。これならPCさえあれば大量に希望者を捌くことができる。事前に「○○のソフトの最強レベルに勝てない人はご遠慮ください」としておいて、応募してきた人はまず連盟のPCと勝負させる。勝負の前に供託金として10万円を提出して、負けたら没収とかにすればかなりのところまでフィルタリングできるはずだ。その上で、各種タイトル戦はすべてオープン制にしてしまう。うーーーーん、これなら凄く公益っぽい。構成員に利益の分配をしてないし、そもそも棋士は将棋連盟の構成員である必要がない。

将棋連盟という組織は棋士という既得権者で少ないパイを分けていくために存在している組織に見える。「最も成功した社会主義社会」と称された頃の日本ならこれでも存在できたわけだが、今はそういう時代ではない。そろそろ根本的なところで考え方を変えたらどうなんだろう。日本の社会は既得権者をどうやって退場させるか、ノンワーキングリッチをどうやって退場させるかで頭を悩ませている。将棋連盟が抱えている問題も結構似ているような気もする、と、そんなことを考えていたら、松本楼の看板のカレーのルーがなくなってしまい、ライスだけになってしまった。下手に考えるよりも、さっさと目の前にあるカレーライスを食べてしまうべきだった。

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