2009年03月15日

最低限

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一本目が終わった時点で4位。このままではメダルももらえないのだけれど、3位まではコンマ03差。2位までもコンマ3差なので、十分に射程圏内。しかし、5位、6位もコンマ02とかしか差がないので、ひとつ間違えると入賞さえ危うくなるという、ちょっと緊張する展開。

二本目のセットは一本目とはうってかわって、物凄く振ったセット。で、緩斜面で振ってあるというのは、今シーズン唯一調子が良い状況。これは負けるわけには行かない。

スタートはフリップ15で、12番スタート。といっても、年齢別に分けたクラス別なので、スタートはかなり後ろのほう。コースはかなり荒れている。しかしまぁ、きれいに掘れてくれるなら、荒れていても別に気にならないんだよね。

スタートしてすぐにわかったのは、結構素直な掘れ方をしているということ。これならいける。ゴール前のヘアピン&ロイヤルストレートフラッシュがかなりトリッキーな感じだったんだけれど、実際に滑ってみたらそれほど違和感がない。無事ゴールして、自分のタイムを聞いて、さて、あと3人、どのくらいのタイムで来るかなー、とゴールで待っていた。特にラップの選手には心の中で位置ターンごとに「転べ」「転べ」と邪念を送ったんだけれど、無事ゴール(笑)。でも、タイムがコールされない。どうしたんだろうなーと思っていたら、「159番、タイム取れなかったので再レースです」とか僕のゼッケンを言う。あれれ?と思い、「でも、さっきタイム、コールされましたよ」と係りの人に言うと、「あ、すいません、159はオッケーでした。それ以後の3人がタイム取れていません」だそうで。ラッキー(笑)。いや、二度滑ったほうがコースは良くわかるけれど、ワックスが落ちちゃうし、体力も消耗するし、二度目の方がタイムが良いなんていうことは滅多にない。じゃぁ、ウェアを着て、上で見ていようかな、と思ってスタートに上がると、再レースの3選手はもうスタート台に。ところが、スキー場の人が気を利かせて、「再レースのために、きちんとコース整備するから、気持ちよく滑ってください」と言って、5分間のコース整備を始めた。あはは、この状況でコース整備なんかしたら、余計タイムが出なくなるじゃん。緩斜面では板が滑ることが重要。そして、板が滑るのは、コース整備をした直後じゃなくて、何人かが滑ってアイスバーンが出てきている状態。これじゃ、最初の一人は全然タイムが出ないよな、気の毒だけれど。僕なら「いや、整備は良いです、このまま行きます」というところだけれど。

ということで、たっぷりコース整備して、見た目は滑りやすくなったわけです。さて、スタート。まずは僕とコンマ差だった人。普通に滑って、さて、タイムは、と思って注目していたら、僕より5秒近く遅い。あぁ、気の毒。で、次の選手。こちらはもう一人滑っているので、とんでもないコースを滑らない限りタイムが出るはず。どのくらいかなーと思っていたら、僕よりコンマ3ぐらい遅い。うわ、僅差だ、合計タイムはどっちが上だろう、と思っていたら、コンマ02負けていてずっこけた(^^; 最後の選手はラップタイムで、コンマ3ぐらい負けてしまった。ということで、完敗。まだまだ練習が足りませんね。

でも、今回の前走を見ていて、あぁ、なるほど、ああやって滑らなくちゃいけないんだ、というのがわかったので、練習で色々試してみようと思った次第。収穫はあった。

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