2009年03月16日

クライマーズ・ハイ(映画)

クライマーズ・ハイ デラックス・コレクターズ・エディション [DVD]

ジェネラル・ルージュの凱旋の堺雅人が非常に良かったので、DVDを借りてみた。

原作は大分前に読んで結構面白かった。そのとき、匿名さんから「映画もどうですか?」といわれていたのですが、そのまま忘れていました(^^;

で、DVDで観たわけですが、なるほど、この内容なら映画館で観ても良かったかも。堤真一の暑苦しさが上手に活かされていた。日本人男優って、こういう暑苦しいタイプに良い人が多いんですよね。古くは松田優作。最近では佐藤浩市とか(って、佐藤浩市といえば僕が子供のころ「青春の門」で杉田かおる(今みたいになっちゃう前の、っていうか昔からああだったんだろうけれど、それが全然わからないころの)とラブシーンをやったことが一番印象に残っているのだけれど)。で、堤真一さんといえば僕にとっては「キル」なんですが、最近は映画でもご活躍で、ローレライ、姑獲鳥の夏、ALWAYS三丁目の夕日、魍魎の匣、容疑者Xの献身などなど、物凄い実績なわけです。ま、当たり外れはあるんですが。ということで、その堤真一さんは暑苦しく頑張っているわけですが、それはそれ、僕にとっての見所は堺雅人さんだったので(笑)。いやぁ、なかなか良い味は出してます。でも、彼の本当のところというのは十分に活かされていなかったかな。飄々としている中に鋭さを隠し持っている、能ある鷹タイプのキャラクターがはまるんですよね。そういう意味では篤姫の家定とかははまり役だったわけですが。

原作本に比較すると親子の関係というのが希薄になってしまって、新聞社の中のせめぎあいに焦点が当たっていた感じ。それはそれで構わないのだけれど、そこに重点が置かれてしまうと、圧力隔壁のスクープの顛末というのはちょっと収まりが悪い。結末を知っていても、「あれ?そうなっちゃうの?」という、拍子抜けな感じがあるわけです。

でも、映画化されてより明確になったものもある。一番大きいのは、衝立岩。登山をやらない僕には衝立岩がどんなところなのかさっぱりわからず、それは本を読んでも伝わってこないわけですね。でも、映像で見れば一目瞭然。なるほど、こんなところなのかーと。ただ、逆にデメリットもあるわけで、たとえば打ち込まれたハーケンは、僕が思ったような場面じゃなかった。あれは映像化されないほうが良かったかも知れないなぁ。

まぁ、トータルで観ると、そこそこ上手に料理された、そこそこの映画という感じ。評価は☆1つ半。

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