2009年04月08日

社員募集中、ただし、能力のある人だけ

社長をやっていると駄目な奴を目にする機会が物凄く増える。

たとえばうちの会社とか、入社にあたっては、「能力主義ですよ。能力のない人には凄く厳しい世界ですよ。それでも大丈夫ですか?」と物凄く念を押す。だって、本当に、能力のない人はついて来れないんだもの。それで辞めていく人が何人もいる。ぱっと指を折っても、ここ1年ぐらいで東大大学院2人、東工大大学院1人が逃げ出すようにして辞めていっている。まぁ、大学とかの看板は全く信用がならないけれど、日本人には看板を提示してあげたほうがわかりやすいようなので、参考までに書いてみるとこんな状態。

一度会社に入ってしまえば、こちらも時間を割いて、その人の活動を支援しなくちゃならない。入り口から出口まで全てをやれる人なんていないから、新しい人が入ってくれば、それにあわせてフォローする体制も作らなくちゃならない。そんなこんなで、物凄く時間と労働力を投入しなくちゃならない。お互い、無駄なことはしたくないわけで、入社の段階で「本当に大丈夫?」というところは物凄く慎重に質問することになる。ということで、今年になってからもすでに面接を3人ほどやっているのだけれど、3人ともあちらから「ちょっと無理っぽいので辞めておきます」と、お断りの連絡が来た。でも、それは非常に正しいこと。自分の能力をきちんと客観的に分析して、「これは無理だな」と判断しているのだから。

しかし、それでも、である。間違って入ってきちゃうんだよね(^^; おかげで、社内は大混乱する。ところが本人にはその自覚が全然ない。辞めるにあたって、「元木さんたちが優秀すぎてついていけませんでした」って、お前は馬鹿かと。一番最初に言ってるんだよ、うちの会社は厳しい、って。イマイチ能力のない人は公務員になるとか、あるいは大企業にでも行って、終身雇用の年功序列でのんびり人生を過ごせば良い。でも、うちの会社はそういう会社じゃない。

僕は色々なところで言っているけれど、ベンチャーというのは一番優秀な人間が来るところであって、能力のない人間には絶対につとまらない。そのあたりがどうにもこうにも、日本人には理解できないんだよなぁ、多分。

僕たちの会社はやる気のある人なら誰でも歓迎するんだけど、能力がないと非常に辛いのも間違いがない。途中でやめちゃうくらいなら、最初から来ないほうが良い。それはお互いにとって。だから、本当に自信のある人だけ、応募してきてください。ということで、新入社員は常時募集中です。色々なプロジェクトがどんどん進行しているので、人が足りなくて足りなくてどうしようもありません。

「大企業なんて馬鹿らしくて行ってられるか」という方がいたら是非どうぞ。

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