2009年05月27日

ザ・スピリット

1caa0b44.jpgジェダイの頭領がこんな役を、というのが一番最初に思ったこと(笑)悪役としては悪くないけれど、どうも凄みに欠ける印象。まぁ、もともとがちょっとコミカルな、間抜けなボスキャラなので、こんなものと言えばこんなものなのかも知れないのだけれど。映画の全体的な雰囲気がバットマン的なんだけれど、そういう部分でジョーカーに比較してもう一歩かなぁ、と思わないでもない。この手の映画は結局のところどれだけ悪役が魅力的か、というところにかかってくるわけで、そこが一つ目のマイナスポイント。

映像は彩度を極端に落として、明度も若干落として、さらに白を強調したものがベース。こうした手法によって、漫画っぽさを出しているのかもしれない。それで、場面ごとに時々単色を強調する。ほとんどの場面で強調されるのは赤。この手の、ほぼモノクロの中で赤だけを見せるとか、特定のキャラクターだけをカラーで見せる、みたいなやり方はシンドラーのリストとか、いくつか前例があるわけだけれど、この映画でもそれを多用していた。それはそれで悪くないし、それなりの効果も出していたと思う。が、これは映画の製作サイドの責任ではなく、日本の字幕をつけた会社のせいなんだけれど、字幕がねぇ。林完治さんの字幕がどうのこうのではなく、そのみやすさが非常に低レベル。画面が白を強調しているのである意味仕方がないのだけれど、もう「読めない」というケースまである。まぁ、字幕に頼らずに見ちゃえば良いということはあるのだけれど、冒頭、全体の発音の傾向とか、日常では使わない単語とか、そのあたりがある程度出揃ってからならともかく、最初のほうで見えなかったりすると少しストレスが溜まる。これが二つ目のマイナスポイント。

三つ目のマイナスポイントは、台詞が多いということ。漫画の原作をベースにしているため、台詞が多く、説明的な映画になってしまうところは避けられないかも知れない。しかし、それにしても延々と字幕が続いてしまい、ついつい眠くなってしまう。もうちょっと、台詞に頼らない場面展開にしてくれたらなぁ、と思った。何しろリズムが悪くて、リズムが悪くて。ちょっと前に観たアイアンマンとか、そのあたり素晴らしかったからなぁ。

と、最初からマイナスポイントを並べてしまったけれど、もちろん良かったところもある。まず第一に、女優陣。別に大作という感じでもない本作だけれど、出てくる女優、出てくる女優、どれもこれも良いオンナ。日本でこれだけの女優を揃えて映画を作ろうと思ったら、藤原紀香と、藤原紀香と、藤原紀香と、って、あれ?全然いないじゃん(笑)。いや、もちろんルックスだけ言えばハイレベルな女優さんはいくらでもいるけれど、この映画で画面狭しと活躍していた女優さんに敵う人というとなかなか思い浮かばない。このあたり、米国の映画界というのは懐が深いなぁ、と思う次第。

それから次のプラスポイントだけれど・・・・・・・・あれ?なんだろう?うーーーーん、あんまりないかな?でもまぁ、女優さんたちを観にいくと思えば、ね。ということで、評価は☆1つ。

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